JPH06331727A - レーダ信号処理装置 - Google Patents
レーダ信号処理装置Info
- Publication number
- JPH06331727A JPH06331727A JP5121511A JP12151193A JPH06331727A JP H06331727 A JPH06331727 A JP H06331727A JP 5121511 A JP5121511 A JP 5121511A JP 12151193 A JP12151193 A JP 12151193A JP H06331727 A JPH06331727 A JP H06331727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutter
- section
- amplitude
- detection unit
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動目標検出にて注目セルがレンジの端にあ
る場合にも一定誤警報確率で自動目標検出を行う。ま
た、クラッタ抑圧によるクラッタ消え残りに影響されず
に自動目標検出を行う。 【構成】 通常のレーダ信号処理装置にクラッタ情報を
求めるクラッタ検出部6、クラッタの消え残りの有無を
判定するクラッタ抑圧判定部7、リファレンスセル数を
カウントして求めたスレッショルド係数を使用すること
により常に一定誤警報確率で自動目標検出を行う自動目
標検出部5を付加することにより構成される。
る場合にも一定誤警報確率で自動目標検出を行う。ま
た、クラッタ抑圧によるクラッタ消え残りに影響されず
に自動目標検出を行う。 【構成】 通常のレーダ信号処理装置にクラッタ情報を
求めるクラッタ検出部6、クラッタの消え残りの有無を
判定するクラッタ抑圧判定部7、リファレンスセル数を
カウントして求めたスレッショルド係数を使用すること
により常に一定誤警報確率で自動目標検出を行う自動目
標検出部5を付加することにより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地上又は航空機等に
搭載されたレーダにおいてレーダ目標を検出するレーダ
信号処理装置に関するものである。
搭載されたレーダにおいてレーダ目標を検出するレーダ
信号処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えばMerrill I.Sk
olnik著Radar Handbookに示された
従来のレーダ信号処理装置を示す図である。図において
1は受信データ、2は受信データのクラッタ抑圧を行う
クラッタ抑圧部、3はクラッタ抑圧部の出力データのフ
ーリェ変換を行うフーリェ変換部、4はフーリエ変換部
の出力データの振幅を検出する振幅検出部、5は振幅検
出部の出力データから目標を自動検出する自動目標検出
部である。
olnik著Radar Handbookに示された
従来のレーダ信号処理装置を示す図である。図において
1は受信データ、2は受信データのクラッタ抑圧を行う
クラッタ抑圧部、3はクラッタ抑圧部の出力データのフ
ーリェ変換を行うフーリェ変換部、4はフーリエ変換部
の出力データの振幅を検出する振幅検出部、5は振幅検
出部の出力データから目標を自動検出する自動目標検出
部である。
【0003】従来のレーダ信号処理装置は上記のように
構成され以下のように動作する。レーダの受信機からの
データである受信データ1は目標信号の他にクラッタ、
ノイズ信号を含んでいる。目標検出を行うためにまず、
クラッタ抑圧部2においてクラッタの抑圧を行う。クラ
ッタ抑圧フィルタとしては、通常3パルスキャンセラを
使用し主としてメインローブクラッタを抑圧している。
そしてフーリエ変換部3において目標の周波数分析を行
う。このフーリエ変換部3の出力を振幅検出部4にて振
幅値を検出し、自動目標検出部5により通常ドップラ・
ピン毎に目標の自動検出を行う。
構成され以下のように動作する。レーダの受信機からの
データである受信データ1は目標信号の他にクラッタ、
ノイズ信号を含んでいる。目標検出を行うためにまず、
クラッタ抑圧部2においてクラッタの抑圧を行う。クラ
ッタ抑圧フィルタとしては、通常3パルスキャンセラを
使用し主としてメインローブクラッタを抑圧している。
そしてフーリエ変換部3において目標の周波数分析を行
う。このフーリエ変換部3の出力を振幅検出部4にて振
幅値を検出し、自動目標検出部5により通常ドップラ・
ピン毎に目標の自動検出を行う。
【0004】自動目標検出部5について図4に示す。こ
れは、CA CFAR(CellAveraging
Constant False Alarm Rat
e)と呼ばれる自動目標検出のブロック図である。注目
セル10にある信号について、その周辺の信号から求め
たスレッショルドと比較することにより、ノイズ、クラ
ッタなどの不要信号を除去し目標を検出する。9は注目
セル10の周辺信号であるリファレンスセルである。1
1はリファレンスセル9の和を求める加算機であり、こ
の加算機11の出力とスレッショルド係数12をミキサ
ー13でかけあわす。そしてこのミキサー13の出力で
あるスレッショルドと注目セル10についてコンパレー
タ14で比較を行う。
れは、CA CFAR(CellAveraging
Constant False Alarm Rat
e)と呼ばれる自動目標検出のブロック図である。注目
セル10にある信号について、その周辺の信号から求め
たスレッショルドと比較することにより、ノイズ、クラ
ッタなどの不要信号を除去し目標を検出する。9は注目
セル10の周辺信号であるリファレンスセルである。1
1はリファレンスセル9の和を求める加算機であり、こ
の加算機11の出力とスレッショルド係数12をミキサ
ー13でかけあわす。そしてこのミキサー13の出力で
あるスレッショルドと注目セル10についてコンパレー
タ14で比較を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなレーダ信
号処理装置では自動目標検出部にて注目セルがレンジの
端にある場合にはリファレンスセルの数が設定値に満た
ないため、正確な自動目標検出が行われないという問題
点を有していた。また、クラッタ抑圧部にてクラッタを
抑圧し切れず、消え残りがある場合にはクラッタレベル
がスレッショルドより高いため、クラッタを目標として
検出する誤警報が生じるという問題点を有していた。
号処理装置では自動目標検出部にて注目セルがレンジの
端にある場合にはリファレンスセルの数が設定値に満た
ないため、正確な自動目標検出が行われないという問題
点を有していた。また、クラッタ抑圧部にてクラッタを
抑圧し切れず、消え残りがある場合にはクラッタレベル
がスレッショルドより高いため、クラッタを目標として
検出する誤警報が生じるという問題点を有していた。
【0006】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、目標の自動検出における誤警報を
少なくして検出精度を上げることを目的としている。
なされたものであり、目標の自動検出における誤警報を
少なくして検出精度を上げることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーダ信
号処理装置においては通常のクラッタ抑圧部、フーリェ
変換部、振幅検出部に、リファレンスセル数をカウント
して求めたスレッショルド係数を用いて目標自動検出を
行う自動目標検出部を付加したものである。また、クラ
ッタ情報を求めるクラッタ検出部、クラッタの消え残り
の有無を判定するクラッタ抑圧判定部を付加したもので
ある。
号処理装置においては通常のクラッタ抑圧部、フーリェ
変換部、振幅検出部に、リファレンスセル数をカウント
して求めたスレッショルド係数を用いて目標自動検出を
行う自動目標検出部を付加したものである。また、クラ
ッタ情報を求めるクラッタ検出部、クラッタの消え残り
の有無を判定するクラッタ抑圧判定部を付加したもので
ある。
【0008】
【作用】上記のように構成されたレーダ信号処理装置に
おいては注目セルがレンジの端にある場合でも常に一定
の誤警報確率にて自動目標検出を行うことができる。ま
た、振幅検出の出力データとクラッタ検出の出力からク
ラッタの消え残りのある部分については自動目標検出を
行わないのでクラッタの消え残りによる誤警報を防ぐこ
とができるとともに、それによってリファレンスセル数
が設定値に満たない場合でも一定の誤警報確率にて自動
目標検出を行うことができる。
おいては注目セルがレンジの端にある場合でも常に一定
の誤警報確率にて自動目標検出を行うことができる。ま
た、振幅検出の出力データとクラッタ検出の出力からク
ラッタの消え残りのある部分については自動目標検出を
行わないのでクラッタの消え残りによる誤警報を防ぐこ
とができるとともに、それによってリファレンスセル数
が設定値に満たない場合でも一定の誤警報確率にて自動
目標検出を行うことができる。
【0009】
実施例1.図3はこの発明の1実施例の全体構成図であ
る1,2,3,4は上記従来装置と全く同一のものであ
る。5はリファレンスセル数をカウントして求めたスレ
ッショルド係数を用いて自動目標検出処理を行う自動目
標検出部である。また、6はクラッタ情報を求めるクラ
ッタ検出部、7はクラッタの消え残りの有無を判定する
クラッタ抑圧判定部である。
る1,2,3,4は上記従来装置と全く同一のものであ
る。5はリファレンスセル数をカウントして求めたスレ
ッショルド係数を用いて自動目標検出処理を行う自動目
標検出部である。また、6はクラッタ情報を求めるクラ
ッタ検出部、7はクラッタの消え残りの有無を判定する
クラッタ抑圧判定部である。
【0010】自動目標検出部5の構成は図2のようにな
っている。自動目標検出部5では注目セル10の周辺信
号からスレッショルドレベルを決定している。しかし、
注目セル10がレンジの端にある場合、リファレンスセ
ル9の数が設定値に満たない。ところでCA−CFAR
の場合、スレッショルド係数は次式に従う。 K=(P-1/N−1)
っている。自動目標検出部5では注目セル10の周辺信
号からスレッショルドレベルを決定している。しかし、
注目セル10がレンジの端にある場合、リファレンスセ
ル9の数が設定値に満たない。ところでCA−CFAR
の場合、スレッショルド係数は次式に従う。 K=(P-1/N−1)
【0011】式においてKはスレッショルド係数、Nは
リファレンスセル数、Pは誤警報確率である。通常、
N,Pは固定、よってKも固定である。しかし、リファ
レンスセル数カウンタ8によりNを求め、スレッショル
ドを計算することにより、常に一定の誤警報確率で自動
目標検出を行うことができる。
リファレンスセル数、Pは誤警報確率である。通常、
N,Pは固定、よってKも固定である。しかし、リファ
レンスセル数カウンタ8によりNを求め、スレッショル
ドを計算することにより、常に一定の誤警報確率で自動
目標検出を行うことができる。
【0012】また、上記のように構成されたレーダ信号
処理装置はクラッタの消え残りがある場合、この部分に
ついては自動的目標検出処理を行わない。クラッタ検出
部6の出力データであるクラッタの中心周波数、帯域幅
からクラッタの位置がわかる。そして、クラッタ抑圧判
定部7では振幅検出部4の出力データとクラッタ検出部
6の出力データの比較を行いクラッタの消え残りの有無
を判定する。そしてクラッタ抑圧判定部7により、クラ
ッタの消え残りがないと判定されたデータのみが自動目
標検出部5の入力データとなる。これによりクラッタの
消え残りによる誤警報を防ぐことができる。
処理装置はクラッタの消え残りがある場合、この部分に
ついては自動的目標検出処理を行わない。クラッタ検出
部6の出力データであるクラッタの中心周波数、帯域幅
からクラッタの位置がわかる。そして、クラッタ抑圧判
定部7では振幅検出部4の出力データとクラッタ検出部
6の出力データの比較を行いクラッタの消え残りの有無
を判定する。そしてクラッタ抑圧判定部7により、クラ
ッタの消え残りがないと判定されたデータのみが自動目
標検出部5の入力データとなる。これによりクラッタの
消え残りによる誤警報を防ぐことができる。
【0013】さらにこの場合、クラッタの消え残りがあ
ると判定され自動目標検出部5の入力データとならずリ
ファレンスセル数が設定値に満たなくても、リファレン
スセル数カウンタ8よりスレッショルドを計算している
ので常に一定の誤警報確率で自動目標検出を行うことが
できる。
ると判定され自動目標検出部5の入力データとならずリ
ファレンスセル数が設定値に満たなくても、リファレン
スセル数カウンタ8よりスレッショルドを計算している
ので常に一定の誤警報確率で自動目標検出を行うことが
できる。
【0014】ところで上記説明では、この発明をレーダ
受信波を利用した信号処理に関して述べたが、その他の
データの目標検出、例えば、音声、画像データの中の目
標検出にも利用できることは言うまでもない。
受信波を利用した信号処理に関して述べたが、その他の
データの目標検出、例えば、音声、画像データの中の目
標検出にも利用できることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】注目セルがレンジの端にある場合、リファ
レンスセル数をカウントしてスレッショルド係数を求め
ることにより一定の誤警報確率で自動目標検出を行うこ
とができる。
レンスセル数をカウントしてスレッショルド係数を求め
ることにより一定の誤警報確率で自動目標検出を行うこ
とができる。
【0017】クラッタの消え残りのある部分については
自動目標検出を行わないのでクラッタの消え残りにより
誤警報を防ぐと共に、それによってリファレンスセル数
が設定値に満たない場合でも常に一定の誤警報確率で自
動目標検出を行うことができる。
自動目標検出を行わないのでクラッタの消え残りにより
誤警報を防ぐと共に、それによってリファレンスセル数
が設定値に満たない場合でも常に一定の誤警報確率で自
動目標検出を行うことができる。
【図1】この発明の実施例1の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例1の自動目標検出部の構成を
示す図である。
示す図である。
【図3】従来のレーダ信号処理装置の構成を示す図であ
る。
る。
【図4】従来の自動目標検出部の構成を示す図である。
1 受信データ 2 クラッタ抑圧部 3 フーリェ変換部 4 振幅検出部 5 自動目標検出部 6 クラッタ検出部 7 クラッタ抑圧判定部 8 リファレンスセル数カウンタ 9 リファレンスセル 10 注目セル 11 加算器 12 スレッショルド係数 13 ミキサー 14 コンパレータ
Claims (2)
- 【請求項1】 レーダ受信データからクラッタを抑圧す
るクラッタ抑圧部、このクラッタ抑圧部の出力データの
フーリエ変換を行うフーリエ変換部、このフーリエ変換
部の出力データの振幅を検出する振幅検出部、この振幅
検出部の出力データからリファレンスセル数をカウント
して求めたスレッショルド係数を用いて目標検出を行う
自動目標検出部を備えたことを特徴とするレーダ信号処
理装置。 - 【請求項2】 レーダ受信データからクラッタ情報を求
めるクラッタ検出部、このクラッタ検出部の出力データ
と振幅検出部の出力データからクラッタの消え残りの有
無を判定するクラッタ抑圧判定部、このクラッタ抑圧判
定部の出力データと上記の振幅検出部の出力データから
上記の目標検出を行う自動目標検出部を備えたことを特
徴とする請求項1記載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121511A JPH06331727A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | レーダ信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121511A JPH06331727A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | レーダ信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06331727A true JPH06331727A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14813017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5121511A Pending JPH06331727A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | レーダ信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06331727A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6850186B2 (en) * | 2001-05-11 | 2005-02-01 | Totalforsvarets Forskningsinstitut | System for determining position and velocity of targets from signals scattered by the targets |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5121511A patent/JPH06331727A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6850186B2 (en) * | 2001-05-11 | 2005-02-01 | Totalforsvarets Forskningsinstitut | System for determining position and velocity of targets from signals scattered by the targets |
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