JPH06339017A - カラー画像の彩度強調方法及び装置 - Google Patents
カラー画像の彩度強調方法及び装置Info
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- JPH06339017A JPH06339017A JP5128570A JP12857093A JPH06339017A JP H06339017 A JPH06339017 A JP H06339017A JP 5128570 A JP5128570 A JP 5128570A JP 12857093 A JP12857093 A JP 12857093A JP H06339017 A JPH06339017 A JP H06339017A
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Abstract
を図るための彩度強調を自動的に行う。 【構成】 入力画像メモリ1から各画素ごとにRGBの
最大値Iを算出する最大値算出手段2と強調係数aを入
力する係数入力手段5と、各画素ごとにIと各RGB値
との差に強調係数aを乗じ、その結果をIから減算した
ものを新しいRGB値とする演算を施すRGB画素演算
手段とからなる。
Description
ナ、ファクシミリ等において、画像の色の彩度を調節す
る技術に関する。
は、RGBのデータを明度、彩度、色相の3つの成分に
分解し、彩度の成分だけをルックアップテーブル(LU
T)を用いて変換し、その後RGBの逆変換するという
手法がとられていた。
メモリ41のRGBデータを、色座標変換手段42で例
えばL* C* H* 座標に変換し、彩度C* を彩度変換手
段46で変換した後、色座標逆変換手段47でRGBに
逆変換する。彩度変換手段46の例としては、図6の彩
度変換関数49のような特性をもつルックアップテーブ
ルを参照して彩度を変換する方法がある。RGBからL
* C* H* への変換式は、文献JIS−Z8729など
に詳しい。
度強調装置は、RGB信号から明度、彩度、色相の成分
に分解する変換処理が必要であり、計算時間やメモリが
多く必要であるという欠点があった。
は、彩度成分を変換するLUTを最適に決定しなければ
ならないが、従来これをマニュアルによって調節しなけ
ればならないという欠点があった。
常に高速で、メモリが少なくて済む彩度強調装置を提供
することである。さらに、高画質化を図るための彩度強
調を自動的に行うことができる彩度強調装置を提供する
ことである。
の彩度強調方法は、カラー画像の各画素のR,G,B値
の最大値をIとし、Iと各R,G,B値との差に強調係
数を乗じ、その結果をIから減算したものを新しいR,
G,B値とすることによって、画像の彩度を強調するこ
とを特徴とする。
は、第1の発明において、カラー画像の各画素のR,
G,B値の最大値をI、最小値をiとし、Iとiの差を
Iで除した値である彩度を各画素ごとに計算し、画像内
での彩度最大値あるいは画像内の明度の高い領域での彩
度最大値を求め、彩度最大値の関数として前記強調係数
を決定することを特徴とする。
は、第1の発明において、カラー画像の各画素のR,
G,B値の最大値をI、最小値をiとし、Iとiの差を
Iで除した値である彩度を各画素ごとに計算し、求めら
れた彩度の画像データに低域濾過作用を施した画像内で
の彩度最大値あるいは画像内の明度の高い領域での彩度
最大値を求め、彩度最大値の関数として前記強調係数を
決定することを特徴とする。
は、入力カラー画像メモリから、各画素ごとに、R,
G,Bの最大値Iを算出する最大値算出手段と、強調係
数aを入力する係数入力手段と、各画素ごとにIと各R
GB値との差に強調係数aを乗じ、その結果をIから減
算したものを新しいR,G,B値とする演算を施すRG
B画素演算手段とからなることを特徴とする。
は、第4の発明において、係数入力手段の代わりに、入
力カラー画像メモリから各画素のR,G,Bの最大値I
と最小値iを算出し、最大値Iと最小値iの差を最大値
Iで除算する演算を施すことによって彩度を算出する彩
度算出手段と、彩度算出手段の出力をストアする彩度画
像メモリと、彩度画像メモリ内での最大値として彩度最
大値を抽出する彩度最大値抽出手段と、彩度最大値の関
数として強調係数aを算出する強調係数算出手段とをも
つことを特徴とする。
は、第4の発明において、係数入力手段の代わりに、入
力カラー画像メモリから各画素4のR,G,Bの最大値
Iと最小値iを算出し、最大値Iと最小値iの差を最大
値Iで除算する演算を施すことによって彩度を算出する
彩度算出手段と、彩度算出手段の出力をストアする彩度
画像メモリと、入力カラー画像メモリから各画素の明度
を算出する明度算出手段と、明度算出手段の出力をスト
アする明度画像メモリと、明度画像メモリと彩度画像メ
モリの値を参照し、明度が一定範囲にある画素での彩度
の最大値として、彩度最大値を抽出する彩度最大値抽出
手段と、彩度最大値の関数として強調係数aを算出する
強調係数算出手段とをもつことを特徴とする。
は、第5又は第6の発明において、彩度画像メモリの後
段に彩度画像データに低域濾過作用を施す濾過作用手段
をもつことを特徴とする。
は、第5,第6又は第7の発明における強調係数算出手
段が、彩度最大値Sm a x の関数として、a=1/S
m a x の演算によって強調係数aを算出することを特徴
とする。
調方法の原理について説明する。
するための図であり、彩度強調前後のR,G,B値の変
化を示す。強調前のRGBの最大値51をI、強調前の
RGBの中間値52m、強調前のRGBの最小値53を
iとすると強調前のこの画素の白色成分は、図7のWで
表される白色成分55となる。白色成分55はR,G,
Bのそれぞれに、iと同じ値で含まれる。よってこの画
素の色成分58は、白色成分55をRGBからそれぞれ
減算した残りの成分である。
成分の割合を増加させるために白色成分55の割合を低
下させる処理を行う。
代表するものであると考え、強調の前後で最大値51は
変化しないものとする。また、強調の前後で色相を保存
するため、色成分58内の2つの成分の割合は変化しな
いものとする。つまり最大値と中間値の差56と中間値
と最小値の差57の比は、強調前後で一定である。
メータとして強調係数59(記号はaとする)を用い
る。強調後の最大値61(I’)と強調後の最小値63
(i’)と強調後の中間値62(m’)は次式の演算に
よって得られる。
の白色成分65は強調前の白色成分55よりも少なくな
り、彩度が強調される。強調係数59が1.0より小さ
いときは強調後の白色成分65は強調前の白色成分55
よりも大きくなり、彩度が低下する。強調係数59が
1.0のときは強調前後で色の変化はない。強調係数5
9が0.0のときは強調後の画素は無彩色となる。また
強調後の、最大値と中間値の差66と中間値と最小値の
差67の比は、強調前と同じであり、色相が保存される
ことが分かる。
度強調方法の原理について説明する。
強調方法において強調係数を決定するための方法を付加
したものである。
最大値をI、最小値をiとすると、Iとiの差をIで除
した値を、その画素の彩度Sとする。
色成分55を除いた部分の割合を示すものであり、彩度
の定義として妥当である。この彩度は0.0から1.0
までの範囲で定義される。
の彩度の最大値Sm a x を求める。そして彩度の最大値
Sm a x の関数として強調係数59を得る。
示す。横軸のSm a x は彩度の最大値であり、縦軸は強
調係数である。関数としては第一の関数71や、第二の
関数72のような例がある。実際の装置では関数をルッ
クアップテーブルとして記憶しておき、必要に応じて参
照する方法をとることができる。
Sをとり、縦軸に出力画像の彩度S’をとると、図6の
強調係数59は、図9のグラフにおいて、原点を通る直
線の傾きを表すことになる。そこで、入力画像の彩度が
Sm a x である画素を、出力では彩度1.0にしようと
すると、図9の彩度変換関数81のように傾きが1/S
m a x の直線となるから、強調係数aは、次式で表せ
る。
形になる。
入力画像の画面全体の彩度の最大値を求めるのではな
く、画像の明度の高い部分における彩度の最大値を求め
る方法がある。式(2)による彩度の定義を用いると、
明度が低いところでは彩度がいくら大きくなっても色は
あざやかにならない。よって明度の高いところだけを、
対象にしてSm a x を求めることで、人間の色知覚に適
応した強調係数aの決定ができる。
の値をもとに第1の発明の彩度強調方法によって彩度を
強調する。
方法の原理について説明する。本発明は、第2の発明の
画像の彩度強調方法において強調係数を決定するための
方法を変更したものである。
た後に、低域濾過作用を施す。その出力である低域彩度
画像から、彩度の最大値Sm a x を求める。以下の処理
は、第2の発明の彩度強調方法と同じである。
彩度については、低周波成分の影響が高周波成分に比べ
て非常に大きいことが分かっている。よって低周波を濾
過しても、彩度に関する影響はほとんどなく、逆に、入
力画像にノイズ成分が含まれるときには、それらの影響
を取り除くことが可能となる。
調装置を図面を用いて説明する。
置の一実施例を示す。入力画像メモリ1のR,G,Bデ
ータから、最大値算出手段2によって、各画素ごとに、
R,G,Bの最大値Iを算出する。
数aを入力しておく。
力画像メモリ1の各画素ごとに最大値Iと各RGB値と
の差に強調係数aを乗じ、その結果をIから減算する演
算を施す。そしてRGB画素演算手段3の出力を新しい
R,G,B値として出力画像メモリ4にストアする。
置の一実施例を示す。前記第4の発明の画像の彩度強調
装置において、係数入力手段5の代わりに、以下の係数
算出手段14を持つ。
ら、彩度算出手段11によって彩度を算出し、彩度画像
メモリ12に出力をストアする。彩度の算出手段11
は、入力画像メモリ1の画素毎に、RGBの最大値Iと
最小値iを算出し、(I−i)/Iの演算を行って彩度
を算出する。次に彩度最大値抽出手段13によって、彩
度画像メモリ12の中の最大値として彩度最大値S
m a x を抽出する。
15によって彩度最大値Sm a x の関数として得られ
る。彩度最大値変換手段15の例としては、図8の第一
の関数71や第二の関数72のような関数を、プログラ
ムされた数学式によって変換する装置や、あらかじめデ
ータを記憶しておき、ルックアップテーブルとして参照
する装置などがある。
の画像の彩度強調装置と同じ方法によって各画素に演算
を施し、彩度を強調する。
の一実施例を示す。前記第4の発明の画像の彩度強調装
置において、係数入力手段5の代わりに、以下の係数算
出手段24を持つ。
ら、彩度算出手段11によって彩度を算出し、彩度画像
メモリ12に出力をストアする。また、同時に入力画像
メモリ1から明度算出手段21によって各画素のRGB
の最大値Iを明度画像メモリ22にストアする。最大値
Iがその画素の明度を代表するものであると考えること
は、作用の項でのべた。
の画素毎に、RGBの最大値Iと最小値iを算出し、
(I−i)/Iの演算を行って彩度を算出する。
度画像メモリ22を参照しながら、明度の高い領域にお
ける彩度の最大値として彩度最大値Sm a x を求める。
明度を考慮する理由は、作用の項に述べた。
15によって彩度最大値Sm a x の関数として得られ
る。彩度最大値変換手段15の例は第5の発明の彩度強
調装置の項で述べた。
の画像の彩度強調装置と同じ方法によって各画素に演算
を施し、彩度を強調する。
の一実施例を示す。図4は図2の係数算出手段14を置
き換えたものである。本発明は前記第5、第6の発明の
画像の彩度強調装置において、彩度画像メモリ12のデ
ータに対し、低域濾過手段31によって低域濾過作用を
施す。
装置と同様にして強調係数aを得る。そして得られた強
調係数aをもとに、第4の発明の画像の彩度強調装置と
同じ方法によって各画素に演算を施し、彩度を強調す
る。
には、図3の彩度画像メモリ12と彩度最大値抽出手段
23との間に低域濾過手段31を置く。
度強調装置の実施例を示す。前記第5、第6、第7の画
像の彩度強調装置において、強調係数算出手段15とし
て、次の関数を作用させる手段を実装する。
したものや、あらかじめデータを記憶しておき、ルック
アップテーブルとして参照する手段がある。
力画像の彩度が高いということで、強調係数aは低くな
り、Smaxが小さい時は強調係数aは大きくなる。S
maxが0のときは適当な値をaとして決めておく。
変換することなく色相を変化させずに、彩度の強調がで
きる。また、処理時間が短くてすむ。強調係数が1.0
より大きいときは彩度を強調するが、1.0よりも小さ
いと逆に彩度を低下させることもでき、0.0で完全に
無彩色となる。また1.0のときは全く原画像は変化し
ない。よって無彩色から彩やかな色まで広い範囲の彩度
の調整ができる。
装置は、画像の彩度を見た目に高画質になるように自動
的に強調できる。
係数を計算する際に、原画像のノイズ成分に左右されず
人間の主観にあった補正が可能。
施例を示すブロック図
施例を示すブロック図
施例を示すブロック図
施例を示すブロック図
示すブロック図
関数の例
めの図
Claims (8)
- 【請求項1】 カラー画像の各画素のR,G,B値の最
大値をIとし、Iと各R,G,B値との差に強調係数を
乗じ、その結果をIから減算したものを新しいR,G,
B値とすることによって、画像の彩度を強調することを
特徴とするカラー画像の彩度強調方法。 - 【請求項2】 カラー画像の各画素のR,G,B値の最
大値をI、最小値をiとし、Iとiの差をIで除した値
である彩度を各画素ごとに計算し、画像内での彩度最大
値あるいは画像内の明度の高い領域での彩度最大値を求
め、彩度最大値の関数として前記強調係数を決定するこ
とを特徴とする請求項1記載のカラー画像の彩度強調方
法。 - 【請求項3】 カラー画像の各画素のR,G,B値の最
大値をI、最小値をiとし、Iとiの差をIで除した値
である彩度を各画素ごとに計算し、求められた彩度の画
像データに低域濾過作用を施した画像内での彩度最大値
あるいは画像内の明度の高い領域での彩度最大値を求
め、彩度最大値の関数として前記強調係数を決定するこ
とを特徴とする請求項1記載のカラー画像の彩度強調方
法。 - 【請求項4】 入力カラー画像メモリから、各画素ごと
に、R,G,Bの最大値Iを算出する最大値算出手段
と、強調係数aを入力する係数入力手段と、各画素ごと
にIと各RGB値との差に強調係数aを乗じ、その結果
をIから減算したものを新しいR,G,B値とする演算
を施すRGB画素演算手段とからなることを特徴とする
カラー画像の彩度強調装置。 - 【請求項5】 前記係数入力手段の代わりに、入力カラ
ー画像メモリから各画素のR,G,Bの最大値Iと最小
値iを算出し、最大値Iと最小値iの差を最大値Iで除
算する演算を施すことによって彩度を算出する彩度算出
手段と、前記彩度計算手段の出力をストアする彩度画像
メモリと、前記彩度画像メモリ内での最大値として彩度
最大値を抽出する彩度最大値抽出手段と、彩度最大値の
関数として強調係数aを算出する強調係数算出手段とを
もつことを特徴とする請求項4記載のカラー画像の彩度
強調装置。 - 【請求項6】 前記係数入力手段の代わりに、入力カラ
ー画像メモリから各画素のR,G,Bの最大値Iと最小
値iを算出し、最大値Iと最小値iの差を最大値Iで除
算する演算を施すことによって彩度を算出する彩度算出
手段と、前記彩度算出手段の出力をストアする彩度画像
メモリと、前記入力カラー画像メモリから各画素の明度
を算出する明度算出手段と、前記明度算出手段の出力を
ストアする明度画像メモリと、前記明度画像メモリと前
記彩度画像メモリの値を参照し、明度が一定範囲にある
画素での彩度の最大値として、彩度最大値を抽出する彩
度最大値抽出手段と、彩度最大値の関数として強調係数
aを算出する強調係数算出手段とをもつことを特徴とす
る請求項4記載のカラー画像の彩度強調装置。 - 【請求項7】 前記彩度画像メモリの後段に彩度画像デ
ータに低域濾過作用を施す低域濾過作用手段をもつこと
を特徴とする請求項5又は6記載のカラー画像の彩度強
調装置。 - 【請求項8】 前記強調係数算出手段は、彩度最大値S
m a x の関数として、a=1/Sm a x の演算によって
強調係数aを算出することを特徴とする請求項5、6又
は7記載のカラー画像の彩度強調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128570A JP2600573B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | カラー画像の彩度強調方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5128570A JP2600573B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | カラー画像の彩度強調方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06339017A true JPH06339017A (ja) | 1994-12-06 |
JP2600573B2 JP2600573B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=14988026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128570A Expired - Lifetime JP2600573B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | カラー画像の彩度強調方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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