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JPH06338148A - 符号化信号復号化装置 - Google Patents

符号化信号復号化装置

Info

Publication number
JPH06338148A
JPH06338148A JP12910193A JP12910193A JPH06338148A JP H06338148 A JPH06338148 A JP H06338148A JP 12910193 A JP12910193 A JP 12910193A JP 12910193 A JP12910193 A JP 12910193A JP H06338148 A JPH06338148 A JP H06338148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronization
signal
frame length
state
length information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12910193A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Ema
則之 江間
Kiyotaka Nagai
清隆 永井
Koji Nakajima
康志 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12910193A priority Critical patent/JPH06338148A/ja
Publication of JPH06338148A publication Critical patent/JPH06338148A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 編集等でフレームが不連続となった際、早く
同期の再引き込みができ、誤復号しない符号化信号復号
化装置を実現する。 【構成】 同期パターン検出部2で符号化信号の同期パ
ターンを検出する。フレーム情報抽出部3で符号化信号
S1からフレーム長情報を抽出する。2つの判定タイミ
ング発生部はフレーム長情報で次の同期位置を予測す
る。2つの同期状態判定部は同期状態を判定し同期状態
情報を出力する。状態遷移制御部7は2つの同期状態判
定部の出力から2つタイミング発生部のうちどちらかを
選択し同期状態情報を出力する。復号化部8は同期状態
情報を利用して復号化を行う。これにより、状態遷移制
御部7によって2つの判定タイミング発生のうちどちら
かを選択することで、同期抜けによる同期外れを保護し
不連続な符号化信号の同期の再引き込みを高速にし不連
続点でノイズを生じないようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号をフレーム単位で
符号化した符号化信号を復号化するための符号化信号復
号化装置に関するものであって、特に符号化信号の同期
検出に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高能率符号化技術の進歩,発達に
伴い、音声,画像等のデジタル信号を高能率符号化する
技術が、その適用分野を拡大していく時期を迎えつつあ
る。
【0003】従来、高能率符号化技術では複数のデジタ
ル信号でフレームを構成し、フレームに対して符号化を
行うことによって高能率な符号化を達成する技術が広く
用いられてきた。
【0004】このような技術を用いて符号化したデータ
をデジタル記録あるいはデジタル回線によって伝送する
場合、符号化したデータに同期パターンとフレーム周期
等のフレーム情報を付加して符号化フレームを構成する
ことが広く行われている。同期パターンを付加すること
により同期情報がデータと共に伝送あるいは記録できる
ため、同期用の別回線や記録領域が不要となる。また、
フレーム周期情報と付加データ情報とを記録することに
より各種フレーム周期に対応することが可能となる。
【0005】付加データ情報は、符号化フレームの転送
ビットレートを調整するために用いられる。符号化の圧
縮率や信号のサンプリング周波数によっては符号化前の
信号の転送ビットレートと符号化信号の転送ビットレー
トとが単純な整数比とならない場合も多い。この様な場
合、例えばフレーム周期情報をサンプリング周波数情報
と兼用してビットを節約して近似的にビットレートを合
わせておき、符号化信号に一定ビット数の付加データを
時々加えることで転送ビットレートを正確に合わせるこ
とが行われる。
【0006】このような符号化信号復号化装置として、
例えば特開平3−24834号公報に示されるようなも
のがある。
【0007】以下に、このような技術を用いた従来の符
号化信号復号化装置の一例について説明する。
【0008】図10は、従来の符号化信号復号化装置の
ブロック図を示すものである。図10において、101
は符号化信号再生部、102は同期パターン検出部、1
03はフレーム情報抽出部、104は同期タイミング発
生部、108は復号化部である。
【0009】以上のように構成された符号化信号復号化
装置について、以下その動作を説明する。符号化信号再
生部101は通信路によって伝達されてきた信号や記録
媒体からの信号を再生する。この場合、記録媒体として
例えば磁気テープを用い、符号化信号を予め記録してお
きこれを再生するものとする。符号化信号再生部101
は記録媒体からの信号に誤り訂正を行ない、符号化信号
S1001と訂正不能信号S1002を出力する。同期
パターン検出部102は符号化信号S1001から同期
パターンを抽出し、同期パターン検出信号S1003を
出力する。訂正不能信号S1002が訂正不能である事
を示す場合には同期パターンでないものと見なす。フレ
ーム情報抽出部103は符号化信号S1001から、同
期パターンに対して予め定められた位置にあるフレーム
長情報S1004を抽出し出力する。
【0010】同期タイミング発生部104は同期パター
ン検出信号S1003とフレーム長情報S1004とか
ら、同期パターン検出時刻を基準にしてフレーム長情報
S1004によって次の同期パターンが来るべき時刻に
予測同期信号S1005を出力する。
【0011】この予測同期信号S1005は同期パター
ン検出信号S1003が1フレーム抜けた時、直前のフ
レーム長情報S1004と予測同期信号S1005とを
使って次の予測を行なう。同期パターン検出信号S10
03が2フレーム連続して抜けた時、予測同期信号S1
005を停止する。いわゆるフライホイール的な動作を
して同期パターンが訂正不能等により歯抜けとなった場
合の保護をしている。復号化部108は符号化信号S1
001を予測同期信号S1005で示されるタイミング
を基準として、直前の1フレームを復号化し、再生信号
S1006を出力する。
【0012】図11は符号化信号の符号化フレーム構成
の一例を示したもので、(a)、および、(b)共に、
符号化フレームの先頭に同期パターンS、続いてフレー
ム長を示すフレーム長情報T、続いて符号化した記録信
号Uという構成をとっている。図11では同期パターン
Sは8つの連続した‘1’で表される。フレーム長情報
Tは同期パターンSに対して一定の位置、この例では直
後の位置に符号化して記録する。この例ではフレーム長
情報Tは付加データ情報を含んでおり、図11(a)で
は付加データ情報が‘0’であり、記録信号Uに付加デ
ータは無い。また、図11(b)では付加データ情報が
‘1’であり、記録信号Uに付加データがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図12は第1の問題点
を説明するための従来の符号化信号復号化装置の動作タ
イミングを示すものである。
【0014】符号化信号S1001として図に示すよう
な信号が出力されるものとする。図の斜線で示した部分
は同期パターンであり、斜線で示す部分から次の斜線で
示す部分の直前までが1フレームである。フレームa〜
フレームgは説明のために付加したフレーム名である。
【0015】フレームdの部分のフレーム周期が短くな
っているのは、図の矢印で示した点で編集を行なったた
めにフレームが切り替わっているためである。また訂正
不能信号S1002は訂正不能時に‘1’となる。この
例ではフレームcの同期パターンの部分で訂正不能とな
り、図に示すような信号が出力される。このような符号
化信号S1001と訂正不能信号S1002とが符号化
信号再生部101から出力される時の従来の符号化信号
復号化装置の動作を説明する。
【0016】同期パターン検出部102は符号化信号S
1001の同期パターンを検出した時に‘1’(ハイレ
ベル)となる同期パターン検出信号S1003を出力す
る。訂正不能信号S1002が‘1’の場合は何も出力
しない。
【0017】フレーム情報抽出部103は符号化信号S
1001から同期パターン検出信号S1003が‘1’
になった直後のフレーム長情報S1004を抽出する。
【0018】先ずはじめに、フレームaの同期パターン
を検出すると同期タイミング発生部104はフレーム情
報抽出部103の出力したフレーム長Ta後に予測同期
信号S1005=‘1’を出力する。以後は各フレーム
のフレーム長情報S1004の示す周期で予測同期信号
S1005を出力する。
【0019】訂正不能等でそのフレームのフレーム長情
報S1004が抽出できない場合は直前のフレーム長情
報S1004を用いる。例えばフレームcでTcが抽出
できない場合Tbを用いる。
【0020】これによってフレームcの訂正不能による
同期抜けを保護できる。即ち、フレーム長情報S100
4で示す周期毎に、同期パターン検出信号S1003=
‘1’をチェックし、同期パターン検出信号S1003
=‘1’を検出した時は次のフレーム長情報S1004
で示される周期後に予測同期信号S1005=‘1’を
出力し、一方、同期パターン検出信号S1003=
‘0’の時は直前のフレーム長情報S1004で示され
る周期後に、再度同期パターン検出信号S1003=
‘1’をチェックし、同期パターン検出信号S1003
=‘1’を検出した時は予測同期信号S1005=
‘1’を出力し、同期パターン検出信号S1003=
‘0’の時には同期パターン検出信号S1003が2回
‘0’となり、予測同期信号S1005を停止する。
例えば、フレームdでは同期パターンが正しいためフレ
ーム長Td後に予測同期信号S1005=‘1’を出力
する。
【0021】しかし、フレームdの途中に編集点(矢
印)があるためフレーム長Td後に同期パターン検出信
号S1003=‘1’は発生しない。ここでは、1回同
期保護をかけてさらにフレーム長Td後に同期パターン
検出信号S1003=‘1’を検出しようとする。図1
2では、2回目のTd後にも同期パターン検出信号S1
003=‘1’が発生せず、予測同期信号S1005を
停止している。
【0022】同期が外れた後、次の同期パターン検出信
号S1003を待ち、フレームaの場合と同様の処理が
行なわれる。復号化部105は予測同期信号S1005
を基準として1フレーム単位で復号化を行なう。図で点
線の矢印で示したように、処理遅延によって符号化信号
S1001に対して1フレーム遅れて再生信号S100
6が出力されるため、符号化信号S1001のフレーム
b,c,dの時刻にはフレームa,b,cの再生信号S
1006が再生される。フレームd、フレームgについ
ても同様である。
【0023】フレームdは同期パターンが正しいため復
号化を行なうが、フレームの途中に編集点がありデータ
が不連続になっているために正しく復号化できない。
【0024】このように従来の符号化信号復号化装置で
は、編集等により不連続になった符号化信号を復号化し
た場合、同期パターンが正しいため同期保護が働き、誤
復号されてしまうという問題点を有していた。また、同
期保護動作が終了後、次の同期引き込み処理を開始する
ため、同期の再引き込みが遅れるという問題点を有して
いた。
【0025】図13は第2の問題点を説明するための従
来の符号化信号復号化装置の動作タイミングを示すもの
である。
【0026】符号化信号S1001として図に示すよう
な信号が出力されるものとする。図の斜線で示した部分
は同期パターンであり、斜線で示す部分から次の斜線で
示す部分の直前までが1フレームである。フレームa〜
フレームgは説明のために付加したフレーム名である。
【0027】フレームa、c、e、gは付加データが有
り、図12のTa、Tc、Te、Tgに相当するフレー
ム長情報がTザとなっており、フレームb、d、fは付
加データが無く、図12のTb、Td、Tfフレーム長
情報がTサとなっている。
【0028】また訂正不能信号S1002は訂正不能時
に‘1’となる。この例ではフレームeの同期パターン
の部分で訂正不能となり、図に示すような信号が出力さ
れる。このような符号化信号S1001と訂正不能信号
S1002とが符号化信号再生部101から出力される
時の従来の符号化信号復号化装置の動作を説明する。
【0029】同期パターン検出部102は符号化信号S
1001の同期パターンを検出した時に‘1’(ハイレ
ベル)となる同期パターン検出信号S1003を出力す
る。訂正不能信号S1002が‘1’の場合は何も出力
しない。
【0030】フレーム情報抽出部103は符号化信号S
1001から同期パターン検出信号S1003が‘1’
になった直後のフレーム長情報S1004を抽出する。
【0031】先ずはじめに、フレームaの同期パターン
を検出すると同期タイミング発生部104はフレーム情
報抽出部103の出力したフレーム長Tザ後に予測同期
信号S1005=‘1’を出力する。以後は各フレーム
のフレーム長情報S1004の示す周期で予測同期信号
S1005を出力する。
【0032】訂正不能等でそのフレームのフレーム長情
報S1004が抽出できない場合は直前のフレーム長情
報S1004を用いる。例えばフレームeでフレーム長
情報が抽出できない場合直前のフレーム長情報Tサを用
いる。
【0033】即ち、フレーム長情報S1004で示す周
期毎に、同期パターン検出信号S1003=‘1’をチ
ェックし、同期パターン検出信号S1003=‘1’を
検出した時は次のフレーム長情報S1004で示される
周期後に予測同期信号S1005=‘1’を出力し、一
方、同期パターン検出信号S1003=‘0’の時は直
前のフレーム長情報S1004で示される周期後に、再
度同期パターン検出信号S1003=‘1’をチェック
し、同期パターン検出信号S1003=‘1’を検出し
た時は予測同期信号S1005=‘1’を出力し、同期
パターン検出信号S1003=‘0’の時には同期パタ
ーン検出信号S1003が2回‘0’となり、予測同期
信号S1005を停止する。
【0034】同期が外れた後、次の同期パターン検出信
号S1003を待ち、フレームaの場合と同様の処理が
行なわれる。復号化部105は予測同期信号S1005
を基準として1フレーム単位で復号化を行なう。
【0035】図で点線の矢印で示したように、処理遅延
によって符号化信号S1001に対して1フレーム遅れ
て再生信号S1006が出力されるため、符号化信号S
1001のフレームb,c,d,eの時刻にはフレーム
a,b,c,dの再生信号S1006が再生される。フ
レームe、フレームgについても同様である。
【0036】フレームeは訂正不能信号S1002=
‘1’のため、直前のフレーム長情報Tザを用いて復号
をする。しかし、フレームeの正しいフレーム長情報は
Tサであり、フレーム長情報が正しくないため、直前の
フレーム長情報S1004=Tザ後に同期パターン検出
信号S1003=‘1’はなく同期パターン検出信号S
1003=‘0’が2回連続し予測同期信号S1005
を停止している。かつ、直前のフレーム長情報Tザと正
しいフレーム長情報Tサとが異なるため、フレームe内
のデータに過不足が発生し正しく復号化できない。
【0037】このように、従来の符号化信号復号装置で
は、符号化前の信号の転送ビットレートと符号化信号の
転送ビットレートとが単純な整数比とならない場合に、
フレーム周期情報をサンプリング周波数情報と兼用して
ビットを節約して近似的にビットレートを合わせてお
き、符号化信号に一定ビット数の付加データを時々加え
ることで転送ビットレートを正確に合わせることが行わ
れた場合、訂正不能信号が同期信号に発生し、フレーム
長情報が正確に読み出せないときには、誤復号されてし
まうという問題点を有していた。また、第1の問題点と
同様に、同期保護動作が終了後、次の同期引き込み処理
を開始するため、同期の再引き込みが遅れるという問題
点を有していた。
【0038】本発明は上記従来の第1および第2の問題
点を解決するもので、同期を早く引き込み、一度引き込
んだ同期が訂正不能等のエラーによって外れにくく、な
おかつ、符号化信号の不連続があっても誤った復号をせ
ず、符号化前の信号の転送ビットレートと符号化信号の
転送ビットレートとが単純な整数比とならないときに時
々付加データが付加されフレーム長情報が可変になるよ
うな場合にも訂正不能等のエラーによって外れない符号
化信号復号化装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、本発明の第1の課題解決手段は、伝送路
や記録媒体からの信号に誤り訂正を行い、符号化信号と
訂正不能信号を出力する符号化信号再生手段と、前記符
号化信号と前記訂正不能信号とから同期パターンを抽出
し、同期パターン検出信号を出力する同期パターン検出
手段と、前記符号化信号と同期パターン検出信号とを入
力して、符号化信号中の同期パターンに対して予め定め
られた位置に記録されている前記フレーム情報からフレ
ーム長情報を抽出し出力するフレーム長情報抽出手段
と、前記フレーム長情報と前記訂正不能信号とを入力し
て、前記訂正不能信号が訂正不能を示す場合には、フレ
ーム長情報の前値を保持してフレーム長情報を記憶し出
力する第1のフレーム長情報記憶手段と、前記同期パタ
ーン検出信号と前記第1のフレーム長情報記憶出力と第
1の同期状態情報とから、前記第1の同期状態情報に従
い、同期パターン検出時刻を時間基準にして、前記第1
のフレーム長情報記憶出力で定められた同期パターン周
期から、次の同期パターンが来るべき時刻に予測同期信
号を出力する第1の判定タイミング発生手段と、前記訂
正不能信号と前記同期パターン検出信号と前記フレーム
長情報と前記第1のフレーム長情報記憶出力と前記第1
の予測同期信号と状態遷移制御信号を入力し、状態遷移
制御信号によって選択されている場合には、現在の同期
状態情報から次の状態を判定し同期アンロック状態及び
同期ロック状態及びその遷移状態とを示す同期状態情報
を出力し、選択されていない場合には、同期ロック状態
と判定可能な場合にも同期アンロック状態を示す同期状
態情報を出力する第1の同期状態判定手段と、前記フレ
ーム長情報と前記訂正不能信号とを入力して、前記訂正
不能信号が訂正不能を示す場合には、フレーム長情報の
前値を保持してフレーム長情報を記憶し出力する第2の
フレーム長情報記憶手段と、前記同期パターン検出信号
と前記第2のフレーム長情報記憶出力と第2の同期状態
情報とから、前記第2の同期状態情報に従い、同期パタ
ーン検出時刻を時間基準にして、前記第2のフレーム長
情報記憶出力で定められた同期パターン周期から、次の
同期パターンが来るべき時刻に予測同期信号を出力する
第2の判定タイミング発生手段と、前記訂正不能信号と
前記同期パターン検出信号と前記フレーム長情報と前記
第2のフレーム長情報記憶出力と前記第2の予測同期信
号と状態遷移制御信号を入力し、状態遷移制御信号によ
って選択されている場合には、現在の同期状態情報から
次の状態を判定し同期アンロック状態及び同期ロック状
態及びその遷移状態とを示す同期状態情報を出力し、選
択されていない場合には、同期ロック状態と判定可能な
場合にも同期アンロック状態を示す同期状態情報を出力
する第2の同期状態判定手段と、前記第1の予測同期信
号と前記第1の同期状態情報と前記第2の予測同期信号
と前記第2の同期状態情報とを入力し、前記第1の同期
状態情報と前記第2の同期状態情報とから前記第1の同
期状態判定手段と第2の同期状態判定手段のいずれかを
選択する状態遷移制御信号を出力し、選択された同期状
態情報と予測同期信号をそれぞれ第3の同期状態情報と
第3の同期状態情報として出力する状態遷移制御手段
と、前記符号化信号と前記第3の予測同期信号と前記第
3の同期状態情報とを入力し、前記符号化信号を前記予
測同期信号で示されるタイミングを基準として、前記同
期状態情報の示す状態に従って再生信号を出力する復号
化手段とを有することを特徴とした符号化信号復号化装
置であり、また、本発明の第2の課題解決手段は、伝送
路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行い、符号化信号
と訂正不能信号を出力する符号化信号再生手段と、前記
符号化信号と前記訂正不能信号とから同期パターンを抽
出し、同期パターン検出信号を出力する同期パターン検
出手段と、前記符号化信号と同期パターン検出信号とを
入力して、符号化信号中の同期パターンに対して予め定
められた位置に記録されている前記フレーム長情報と前
記付加データ情報とを抽出し出力するフレーム長情報抽
出手段と、前記フレーム長情報と前記訂正不能信号とを
入力して、前記訂正不能信号が訂正不能を示す場合に
は、フレーム長情報の前値を保持してフレーム長情報と
前記付加データを記憶し出力するフレーム長情報記憶手
段と、前記フレーム長情報と前記訂正不能信号を入力
し、前記フレーム長情報から前記付加データによって予
め定められたフレーム長情報の特定のパターンを抽出し
てフレーム長情報のパターンを補間する回路の初期化信
号を出力し、訂正不能信号が訂正不能を示す場合は前記
特定のパターンを抽出せずに初期化信号を出力しないフ
レーム長情報補間回路初期化手段と、前記フレーム長情
報補間回路初期化信号を入力し、前記付加データによっ
て予め定められたフレーム長情報パターンを補間するフ
レーム長情報補間信号を発生するフレーム長情報補間信
号発生手段と、前記訂正不能信号と前記フレーム長情報
記憶出力と前記フレーム長情報補間信号とを入力し、前
記訂正不能信号が訂正可能を示す場合には、前記フレー
ム長情報記憶出力を出力し、前記訂正不能信号が訂正不
能を示す場合には、前記フレーム長情報補間信号を出力
するフレーム長情報制御手段と、前記同期パターン検出
信号と前記フレーム長情報制御出力と同期状態情報とか
ら、前記同期状態情報に従って同期パターン検出時刻を
時間基準にして前記フレーム長情報制御出力によって定
められた同期パターン周期から、次の同期パターンが来
るべき時刻に予測同期信号を出力する判定タイミング発
生手段と、前記訂正不能信号と前記同期パターン検出信
号と前記予測同期信号と前記フレーム長情報出力と前記
フレーム長情報制御出力とを入力し、これらの信号によ
って現在の同期状態情報から次の状態を判定し、同期ア
ンロック状態及び同期ロック状態及びその遷移状態とを
示す同期状態情報を出力する同期状態判定手段と、前記
符号化信号と前記予測同期信号と前記同期状態情報とを
入力し、前記符号化信号を前記予測同期信号で示される
タイミングを基準として、前記同期状態情報の示す状態
に従って再生信号を出力する復号化手段とを有すること
を特徴とした符号化信号復号化装置である。
【0040】
【作用】本発明の符号化信号復号化装置は上記した第1
の課題解決手段により、同期状態判定手段によって同期
状態を管理し、予測同期信号と同期状態情報とによって
復号化処理を行うため、同期信号や付加データ情報に訂
正不能誤りがあっても同期が外れにくく、編集等によっ
て符号化フレームの周期が乱れたときにも誤って復号化
することがない。
【0041】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した第1の課題解決手段により、2つの判定タイミン
グ発生手段と2つの同期状態判定手段とを状態遷移制御
手段で管理することを行い、符号化信号中の同期パター
ンチェックを2つ同時に処理できるため、編集点等で符
号化フレームの周期が乱れたときに同期パターンを見逃
すことなく正しい同期に早く引き込むことができる。
【0042】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した第2の課題解決手段により、フレーム長情報補間
手段によって、フレーム長情報にエラーが発生した場合
にフレーム長情報を補間することを行い、正しいフレー
ム長をタイミング発生部に与えてやることを行い、符号
化前の信号の転送ビットレートと符号化信号の転送ビッ
トレートとが単純な整数比とならない場合に、フレーム
周期情報をサンプリング周波数情報と兼用してビットを
節約して近似的にビットレートを合わせておき、符号化
信号に一定ビット数の付加データを時々加えることで転
送ビットレートを正確に合わせることでフレーム長情報
が可変となることが行われた場合に、訂正不能信号が同
期信号に発生し、フレーム長情報が正確に読み出せない
ときにも誤って復号化することがない。
【0043】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0044】図1は本発明の第1の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図1
において、1は符号化信号再生部、2は同期パターン検
出部、3はフレーム長情報抽出部、41は第1のフレー
ム長情報記憶部、51は第1の判定タイミング発生部、
61は第1の同期状態判定部、42は第2のフレーム長
情報記憶部、52は第2の判定タイミング発生部、62
は第2の同期状態判定部、7は状態遷移制御部、8は復
号化部である。
【0045】以上のように構成された第1の実施例の符
号化信号復号化装置について、以下その動作を説明す
る。
【0046】符号化信号再生部1は従来例と同様に記録
媒体からの信号に誤り訂正を行い、符号化信号S1と訂
正不能信号S2を出力する。
【0047】同期パターン検出部2は符号化信号S1か
ら同期パターンを抽出し、同期パターン検出信号S3を
出力する。訂正不能信号S2が訂正不能であることを示
す場合には同期パターンは検出されない。
【0048】フレーム長情報抽出部3は符号化信号S1
から、同期パターンに対して予め定められた位置にある
フレーム長情報S4を抽出し出力する。
【0049】第1のフレーム長情報記憶部41はフレー
ム長情報S4を記憶し、訂正不能信号S2が訂正不能で
ある場合には前値を保持し、第1のフレーム長情報記憶
出力S71を出力する。
【0050】第1の判定タイミング発生部51は第1の
フレーム長情報記憶出力S71と同期パターン検出信号
S3と第1の同期状態判定信号S111とを入力し、第
1の同期状態判定信号S111が非同期状態にある場合
には同期パターン検出信号S3により初期化され、第1
のフレーム長情報記憶出力S71が示す、予め定められ
た次の同期パターンが来るべき時刻に第1の予測同期信
号S81を発生する。
【0051】同期状態判定部61は第1の予測同期信号
S81と同期パターン検出信号S3とフレーム長情報S
4と第1のフレーム長情報記憶出力S71と訂正不能信
号S2とを入力し、第1の予測同期信号S81と同期パ
ターン検出信号S3とを比較し同期パターン検出信号S
3と第1の予測同期信号S81とが一致し、かつ、フレ
ーム長情報S4と第1のフレーム長情報記憶出力S71
とを比較しフレーム長情報S4が第1のフレーム長情報
記憶出力S71と一致した場合に同期状態と判定し、訂
正不能信号S2が訂正不能である場合には、1回目は前
回の状態を保持し2回以上連続する場合には同期状態を
非同期状態にするように、第1の同期状態判定信号S1
11と第1の同期状態情報S91、S101を出力す
る。
【0052】第2のフレーム長情報記憶部42はフレー
ム長情報S4を記憶し、訂正不能信号S2が訂正不能で
ある場合には前値を保持し、第2のフレーム長情報記憶
出力S72を出力する。
【0053】第2の判定タイミング発生部52は第2の
フレーム長情報記憶出力S72と同期パターン検出信号
S3と第2の同期状態判定信号S112とを入力し、第
2の同期状態判定信号S112が非同期状態にある場合
には同期パターン検出信号S3により初期化され、第2
のフレーム長情報記憶出力S72が示す、予め定められ
た次の同期パターンが来るべき時刻に第2の予測同期信
号S82を発生する。
【0054】同期状態判定部62は第2の予測同期信号
S82と同期パターン検出信号S3とフレーム長情報S
4と第2のフレーム長情報記憶出力S72と訂正不能信
号S2とを入力し、第2の予測同期信号S82と同期パ
ターン検出信号S3とを比較し同期パターン検出信号S
3と第2の予測同期信号82とが一致し、かつ、フレー
ム長情報S4と第2のフレーム長情報記憶出力S72と
を比較しフレーム長情報S4が第2のフレーム長情報記
憶出力S72と一致した場合に、同期状態と判定し、訂
正不能信号S2が訂正不能である場合には、1回目は前
回の状態を保持し2回以上連続する場合には同期状態を
非同期状態にするように、第2の同期状態判定信号S1
12と第2の同期状態情報S92、S102を出力す
る。
【0055】状態遷移制御部7は第1の予測同期信号S
81と第1の同期状態情報S91、S101と第2の予
測同期信号S82と第2の同期状態情報S92、S10
2とを入力し、第1の同期状態情報S91、S101と
第2の同期状態情報S92、S102とから第1の同期
状態判定部61と第2の同期状態判定部62のいずれか
を選択する状態遷移制御信号S12を出力し、選択され
た予測同期信号を第3の予測同期信号S5として、ま
た、選択された同期状態情報を第3の同期状態情報S6
として出力する。
【0056】符号化部8は符号化信号S1と第3の予測
同期信号S5と第3の同期状態情報S6とを入力し、符
号化信号S1を第3の予測同期信号S5を基準として第
3の同期状態情報S6の示す状態に従って再生信号出力
S16を出力する。
【0057】図2は状態遷移制御部7の同期状態情報S
6の状態遷移条件の一例を示す図である。同期状態情報
S6にはA,B,C,Dがあり、状態Aは同期パターン
が未検出の状態、状態Bは最初に同期パターンが検出さ
れた状態、状態Cは同期がロックした状態、状態Dはロ
ックした後に1回同期パターンが検出されなかった状態
である。
【0058】すなわち、状態Aは同期が外れているアン
ロック状態、状態Cは同期がロックしている状態、状態
Bと状態Dとはそれらの遷移状態である。
【0059】また、初期状態は状態Aである。訂正不能
信号S2は‘0’のとき符号化信号S1が正しいことを
示し、‘1’のとき訂正不能であることを示す。
【0060】同期パターン検出信号S3は‘0’のとき
符号化信号S1が同期パターンでないことを示し、
‘1’のとき同期パターンであることを示す。
【0061】フレーム長情報S4一致信号は‘0’のと
きフレーム長情報S4がフレーム長情報S4の前値信
号、すなわち、第1のフレーム長情報記憶出力S71、
もしくは、第1のフレーム長情報記憶出力S72と不一
致であったことを示し、‘1’のときフレーム長情報S
4がフレーム長情報S4の前値信号、すなわち、第1の
フレーム長情報記憶出力S71、もしくは、第1のフレ
ーム長情報記憶出力S72と一致したことを示す。
【0062】状態判定のタイミングとしては、状態Aで
は常に状態遷移の判定を行い、状態B,C,Dでは予測
同期信号S81もしくは予測同期信号S82の立ち下が
りエッジで遷移状態の判定を行う。
【0063】いま、状態Aであったとすると、図2から
同期パターン検出信号S3が‘1’の場合にのみ状態B
に遷移する。
【0064】状態Bのとき、同期パターン検出信号S3
が‘1’で、かつ、フレーム長情報S4一致信号が
‘1’の場合に限り状態Cに遷移し、それ以外では状態
Aに戻る。
【0065】状態Cのとき、同期パターン検出信号S3
が‘0’のとき状態Aへ遷移する。同期パターン検出信
号S3が‘1’のときでフレーム長情報S4一致信号が
‘1’のときは状態C3に留まり、同期パターン検出信
号S3が‘1’のときでフレーム長情報S4一致信号が
‘0’のときは状態Aに遷移する。訂正不能信号S2が
‘1’のとき状態Dへ遷移する。
【0066】状態Dのとき、同期パターン検出信号S3
が‘1’で、かつ、フレーム長情報S4一致信号が
‘1’の場合に状態Cに戻り、それ以外では状態Aに遷
移する。
【0067】上記内容の状態遷移図を図3に示す。状態
Cと状態Dは同期がロック状態と判定する。
【0068】図4は本発明の第1の実施例の状態遷移制
御部7において、第1の同期状態判定部61を選択する
か第2の同期状態判定部62を選択するかの状態遷移制
御信号S12の選択条件を示した一例である。
【0069】A1,B1,C1,D1、および、A2,
B2,C2,D2は図2でのA,B,C,Dに相当し、
A1,B1,C1,D1は第1の同期状態判定部の出力
であり、A2,B2,C2,D2は第2の同期状態判定
部の出力である。
【0070】A1,B1,C1,D1は第1の同期状態
情報S91,S101の状態のによって図4に示される
ように決定される。A2,B2,C2,D2は第2の同
期状態情報S92,S102の状態によって図4に示さ
れるように決定される。
【0071】図4において、1は第1の同期状態判定部
61を選択することを示し、2は第2の同期状態判定部
62を選択することを示す。第1の同期状態判定部の出
力A1,B1,C1,D1と第2の同期状態判定部の出
力A2,B2,C2,D2とから図4に示されるように
第1の同期状態判定部61と第2の同期状態判定部62
を選択する。
【0072】初期状態は第1の第1のフレーム長情報記
憶部41、第1の判定タイミング発生51、および、第
1の同期状態判定部61を選択し、同期状態状態は第1
の同期状態判定部61はA1で、第2の同期状態判定部
62はA2である。
【0073】図5は状態遷移図を示す。図5のA1,B
1,C1,D1は第1の同期状態判定部の出力であり、
A2,B2,C2,D2は第2の同期状態判定部の出力
である。2つの判定タイミング発生は、一方がロック状
態にある時は、他方はアンロック状態であり、排他的に
動作する。初期状態は、第1の判定タイミング発生と第
2の判定タイミング発生と共にアンロック状態で始ま
り、第1のフレーム長情報記憶部41、第1の判定タイ
ミング発生51、および、第1の同期状態判定部61が
選択されている。この状態で、符号化信号中の同期パタ
ーンが検出されると、第1の同期状態判定部61はB
1、第2の同期状態判定部62もB2と、同期パターン
が検出された状態になる。さらに、次のフレームで、第
1のフレーム長情報記憶部41で示されるフレーム長情
報によって第1の判定タイミング発生51が発生する判
定タイミングで同期パターンが検出されると、第1の同
期状態判定部61はロック状態を示すC1に移行する。
しかし、第2の同期状態判定部62はB2のままで同期
パターンを検出しているのみの状態を続ける。以下、同
期パターンが検出され続ける間この状態を保持する。第
1の同期状態判定部61がC1、第2の同期状態判定部
62がB2の状態で、訂正不能信号S2が訂正不能の場
合には、第1の同期状態判定部61がD1に移行し、第
2の同期状態判定部は同期がアンロック状態になりA2
に移行する。この状態で再度訂正不能信号S2が訂正不
能の場合には、第1の同期状態判定部61もアンロック
状態となり、初期状態と同様の第1の同期状態判定部6
1がA1、第2の同期状態判定部62がA2の状態とな
る。第1の同期状態判定部61がD1で第2の同期状態
判定部62がA2の状態で、同期パターンが検出された
場合には、再度第1の同期状態判定部61がC1、第2
の同期状態判定部62がB2となり、ロック状態を続け
る。第1の同期状態判定部61がC1で、第2の同期状
態判定部62がB2の状態で、編集等で同期パターンが
第1のフレーム長情報記憶部41が出力するフレーム長
情報で動作する第1の判定タイミング発生51が示す位
置に同期パターンが検出されないが、新たな周期で同期
パターンが存在する場合には、第2の同期状態判定部6
2はB2のままで、第1の同期状態判定部61がアンロ
ック状態となりA1となる。このまま新たな周期で同期
パターンが存在し続ける場合には、第2の同期状態判定
部62がロック状態となりC2に移行する。第1の同期
状態判定部61はB1の状態を続ける。第2の同期状態
判定部62がC2、第1の同期状態判定部61がB1の
状態で、訂正不能信号S2が訂正不能の場合には、第2
の同期状態判定部61がD2に移行し、第1の同期状態
判定部は同期がアンロック状態になりA1に移行する。
この状態で再度訂正不能信号S2が訂正不能の場合に
は、第2の同期状態判定部62もアンロック状態とな
り、初期状態と同様の第1の同期状態判定部61がA
1、第2の同期状態判定部62がA2の状態となる。第
2の同期状態判定部62がD2で、第1の同期状態判定
部61がA1の状態で、同期パターンが検出された場合
には、再度第2の同期状態判定部62がC2、第1の同
期状態判定部61がB1となり、ロック状態を続ける。
第1の同期状態判定部61も第2の同期状態判定部62
も同期パターンが検出されない場合には、初期状態と同
様の第1の同期状態判定部61はA1、第2の同期状態
判定部62はA2となる。
【0074】図6は第1の実施例の同期保護動作を説明
するためのタイミング図である。符号化信号S1として
図に示すような信号が出力されるものとする。図の斜線
で示した部分は同期パターンであり、斜線で示す部分か
ら次の斜線で示す部分の直前までが1フレームである。
a〜hは説明のために付加したフレーム名である。ま
た、訂正不能信号S2はこの例ではフレームcの同期パ
ターンの部分で訂正不能となっている。このような符号
化信号S1と訂正不能信号S2とが符号化信号再生部1
から出力されるときの動作を説明する。
【0075】同期パターン検出部2は符号化信号S1の
同期パターンを検出したときに‘1’となる同期パター
ン検出信号S3を出力する。訂正不能信号S2が‘1’
の場合は何も出力しない。フレーム長情報抽出部3は、
符号化信号S1から同期パターン検出信号S3が‘1’
になった直後のフレーム長情報S4を抽出する。まずは
じめに、フレームaの同期パターンを検出すると、フレ
ーム長情報抽出部3はフレーム長情報S4としてTaを
出力する。第1のフレーム長情報記憶部41は直ちにフ
レーム長情報S4の出力Taをラッチし、第1のフレー
ム長情報記憶出力S71としてTaを出力し、第2のフ
レーム長情報記憶部42も同時にフレーム長情報S4の
出力Taをラッチし、第2のフレーム長情報記憶出力S
72としてTaを出力する。第1の判定タイミング発生
51は同期パターン検出信号S3により初期化され第1
の予測同期信号S81を出力し、第2の判定タイミング
発生52も同時に同期パターン検出信号S3により初期
化され第2の予測同期信号S82を出力する。この時、
第1の同期状態判定部61は、第1の同期状態情報S9
1、S101を出力し、アンロックの状態A1から同期
信号を検出したB1の状態に移行する。同様に、第2の
同期状態判定部62は、第2の同期状態情報S92、S
102を出力し、アンロックの状態A2から同期信号を
検出したB2の状態に移行する。状態遷移制御部7は初
期状態として第1の判定タイミング発生51と第1の同
期状態判定部61を選択しており、同期パターン出力S
5として第1の判定タイミング発生51の出力S81を
選択して出力し、同期状態判定出力S6として第1の同
期状態情報S91、S101を選択して出力し、同期状
態としてBに移行する。
【0076】第1の判定タイミング発生51は同期パタ
ーン検出信号S3を基準として、第1のフレーム長情報
記憶部41の出力S71から第1の予測同期信号S81
=‘1’をTa後に出力する。以後同期パターン検出信
号S3が予め定められた一定の周期で出力し続ける間
は、各フレームで第1のフレーム長情報記憶部41はフ
レーム長情報S4を記憶し、第1の同期状態判定部の出
力S111が同期パターンを検出している間は第1のフ
レーム長情報記憶部41の出力S71で示される周期以
外の同期パターン検出信号S3を無視しフレーム長情報
S4を記憶しないように動作し、その出力S71の示す
周期で予測を行い、第1の予測同期信号S81を出力す
る。第2の判定タイミング発生52は、第1の判定タイ
ミング発生51と同様に、同期パターン検出信号S3を
基準として、第2のフレーム長情報記憶部42の出力S
72から第2の予測同期信号S82=‘1’をTa後に
出力する。第2のフレーム長情報記憶部42は、同期パ
ターン検出信号S3がくる毎に第2のフレーム長情報記
憶出力S72を更新する。従って、同期パターン検出信
号S3=‘1’の時は第2の同期状態判定部62はB2
の状態を出力する。
【0077】図6でフレームcでは訂正不能信号S2=
‘1’が出力され、訂正不能の状態を示している。この
時には、第1のフレーム長情報記憶部41は前値のTb
を保持し、第1の同期状態判定部61はD1の状態を出
力する。第2のフレーム長情報記憶部42も前値Tbを
保持し、第2の同期状態判定部62はアンロック状態と
なりA2を出力する。この時、再生信号S16は正常出
力が得られる。このように、同期状態判定部61もしく
は同期状態判定部62によって同期状態を管理し、予測
同期信号S81もしくは予測同期信号S82と、第1の
同期状態判定部61の同期状態情報出力もしくは第2の
同期状態判定部62の同期状態情報出力とによって復号
化処理を行うため、同期信号や付加データ情報に訂正不
能誤りがあっても同期が外れにくく、編集等によって符
号化フレームの周期が乱れたときにも誤って復号化する
ことがない。
【0078】図6でフレームdの矢印は編集等によりで
きたフレームの不連続点である。そのため、フレームd
のフレーム周期が短くなっている。この時、第1のフレ
ーム長情報記憶部41の出力S71で示されるTd後に
は同期パターン検出信号S3=‘1’は発生しない。そ
のため、第1の同期状態判定部61はTd後にアンロッ
ク状態となり、状態A1を出力し、状態遷移制御部7は
第2の判定タイミング発生52と第2の同期状態判定部
62を選択するように、状態遷移制御信号S12を出力
する。一方、同時に第2のフレーム長情報記憶部42は
フレームeのフレーム長情報Teを記憶し、第2の判定
タイミング発生52でTe後に第2の予測同期信号S8
2=‘1’を出力し、同期パターン検出信号S3=
‘1’を検出して第2の同期状態判定部62はロック状
態を示すC2を出力する。以上ように、図6では、フレ
ームdにおける矢印での不連続点で第1の判定タイミン
グ発生51の同期がはずれても、第2の判定タイミング
発生52は常に同期引き込みを開始しており、1フレー
ム以内に同期が確立し同期はずれの期間を最小に抑えて
いる。
【0079】以後は第2の判定タイミング発生52の予
測同期信号S82=‘1’と同期パターン検出信号s3
=‘1’の一致を検出する第2の同期状態判定部62が
アンロック状態になるまで、状態遷移制御信号S12で
第2の同期状態判定部62を選択し、状態遷移制御部7
は同期パターン出力S5として第2の判定タイミング発
生51の予測同期信号出力S82を選択して出力し、同
期状態判定出力S6として第2の同期状態情報S92、
S102を選択して出力する。このように、2つの判定
タイミング発生手段51、及び、52と2つの同期状態
判定手段61、及び、62とを状態遷移制御部7で管理
することを行い、符号化信号中の同期パターンチェック
を2つ同時に処理できるため、編集点等で符号化フレー
ムの周期が乱れたときに同期パターンを見逃すことなく
正しい同期に早く引き込むことができ、再生信号S16
で正常信号が出力されない期間を最短時間に抑えること
が可能となる。
【0080】以上のように、第1の実施例によれば、同
期状態判定手段によって同期状態を管理し、予測同期信
号と同期状態情報とによって復号化処理を行うため、同
期信号や付加データ情報に訂正不能誤りがあっても同期
が外れにくく、編集等によって符号化フレームの周期が
乱れたときにも誤って復号化することがない。
【0081】また、2つの判定タイミング発生手段と2
つの同期状態判定手段とを状態遷移制御手段で管理する
ことを行い、符号化信号中の同期パターンチェックを2
つ同時に処理できるため、編集点等で符号化フレームの
周期が乱れたときに同期パターンを見逃すことなく正し
い同期に早く引き込むことができる。
【0082】図7は本発明の第2の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図7
において、1は符号化信号再生部、2は同期パターン検
出部、3はフレーム長情報抽出部、4はフレーム長情報
記憶部、5は判定タイミング発生部、6は同期状態判定
部、8は復号化部、9はフレーム長情報補間回路初期化
部、10はフレーム長情報補間信号発生部、11はフレ
ーム長情報制御部である。
【0083】符号化信号再生部1,同期パターン検出部
2,フレーム長情報抽出部3,復号化部8は第1の実施
例と同じものである。また、判定タイミング発生部5と
第1の実施例の第1の判定タイミング発生部51、第2
の判定タイミング発生部52と同じものである。また、
同期状態判定部6と第1の実施例の第1の同期状態判定
部61、第2の同期状態判定部62と同じものである。
【0084】以上のように構成された第2の実施例の符
号化信号復号化装置について、以下その動作を説明す
る。
【0085】符号化信号再生部1は第1の実施例と同様
に符号化信号S1と訂正不能信号S2を出力する。
【0086】同期パターン検出部2は符号化信号S1か
ら同期パターンを抽出し、同期パターン検出信号S3を
出力する。
【0087】フレーム情報抽出部3は符号化信号S1か
ら、同期パターンに対して予め定められた位置にあるフ
レーム長情報と、符号化前の信号の転送ビットレートと
符号化信号の転送ビットレートとが単純な整数比となら
ない場合にフレーム周期情報をサンプリング周波数情報
と兼用してビットを節約して近似的にビットレートを合
わせておき符号化信号に一定ビット数の付加データを時
々加えてフレーム長を可変にすることで転送ビットレー
トを正確に合わせるための付加データ情報とをを抽出し
フレーム長情報S4として出力する。
【0088】フレーム長情報記憶部4はフレーム長情報
S4を記憶し、訂正不能信号S2が訂正不能である場合
には前値を保持し、フレーム長情報補間出力S7を出力
する。
【0089】フレーム長情報補間回路初期化部9はフレ
ーム長情報S4を入力し、付加データの有り無しが予め
定められたNフレーム間で完結する前記フレーム長情報
S4のパターンからフレーム長情報の開始パターンを抽
出し、フレーム長情報補間回路初期化信号S13を発生
する。訂正不能信号S2=‘1’の時は、フレーム長情
報補間回路初期化信号S13を発生しない。
【0090】フレーム長情報補間信号発生部10はフレ
ーム長情報補間回路初期化信号S13を入力し、付加デ
ータの有り無しが予め定められたNフレーム間で完結す
る前記フレーム長情報S4のパターンと同じパターンを
発生し、フレーム長補間情報S14を出力する。
【0091】フレーム長情報制御部11は訂正不能信号
S2=‘1’の時に、フレーム長情報記憶出力S7のか
わりにフレーム長情報制御出力S15としてフレーム長
情報補間情報S14を出力する。訂正不能信号S2=
‘0’のときは、フレーム長情報記憶出力S7を出力す
る。
【0092】判定タイミング発生部5はフレーム長情報
制御出力S15と同期パターン検出信号S3と同期状態
判定信号S11とを入力し、第1の同期状態判定信号S
111が非同期状態にある場合には同期パターン検出信
号S3により初期化され、フレーム長情報制御出力S1
5によって定められた次の同期パターンが来るべき時刻
に予測同期信号S8を発生する。
【0093】同期状態判定部6は予測同期信号S8と同
期パターン検出信号S3とフレーム長情報S4とフレー
ム長情報制御出力S15と訂正不能信号S2とを入力
し、予測同期信号S8と同期パターン検出信号S3とを
比較し同期パターン検出信号S3と予測同期信号8とが
一致し、かつ、フレーム長情報S4とフレーム長情報制
御出力S15とを比較しフレーム長情報S4がフレーム
長情報制御出力S15と一致した場合に、同期状態と判
定し、訂正不能信号S2が訂正不能である場合には、1
回目は前回の状態を保持し2回以上連続する場合には同
期状態をアンロック状態にするように、同期状態判定信
号S11を出力する。
【0094】予測同期信号S8を予測同期信号出力S5
として、また、同期状態情報を同期状態情報出力S6と
して出力する。
【0095】符号化部8は符号化信号S1と予測同期信
号S5と同期状態情報S6とを入力し、符号化信号S1
を予測同期信号S5を基準として同期状態情報S6の示
す状態に従って再生信号出力S16を出力する。
【0096】図8は、予め定められたNフレーム間のフ
レーム長情報のパターンの一例を示すものである。この
例では、符号化前の信号の転送ビットレートと符号化信
号の転送ビットレートとが単純な整数比とならない場合
に符号化信号に一定ビット数の付加データを時々加えて
フレーム長を可変にすることで転送ビットレートを正確
に合わせる動作をTサとTザの2つのフレーム長情報の
繰り返しによって実現している。Tサは付加データが無
く付加データ情報=‘0’の場合であり、Tザは付加デ
ータが有り付加データ情報=‘1’の場合に相当する。
図8では、NフレームでTサから開始し、TサとTザを
交互に繰り返してTサで終了するパターンをNフレーム
毎に繰り返している。図8より、Nフレーム毎の繰り返
しのつなぎ目でTサのフレーム長情報が2回連続してい
る。フレーム長情報補間回路初期化部9では、このフレ
ーム長情報がTサの2回連続することを検出して、フレ
ーム長情報補間信号発生部で次フレーム以下をTザ、T
サ、Tザ、Tサ、Tザ・・・と繰り返しNフレームで図
8と同じパターンを繰り返すようにフレーム長情報補間
回路初期化信号S13を発生させる。
【0097】図9は第2の実施例の動作を説明するため
のタイミング図である。符号化信号S1として図に示す
ような信号が出力されるものとする。図の斜線で示した
部分は同期パターンであり、斜線で示す部分から次の斜
線で示す部分の直前までが1フレームである。図9の中
のa〜g、および、zは説明のために付加したフレーム
名である。フレームa、c、dでは付加データが無く付
加データ情報=‘0’のフレーム長情報Tサとなってい
る。また、フレームb、e、gは付加データが有り付加
データ情報=‘1’のフレーム長情報Tザとなってい
る。フレームzは図9においてフレームaの直前のフレ
ームであり、明記されていないが、付加データが有り付
加データ情報=‘1’のフレーム長情報Tザとなってい
る。フレームfはフレーム長情報のパターンより付加デ
ータが無く付加データ情報=‘0’のフレーム長情報T
サとなっているべきであるが、訂正不能信号S2がフレ
ームfの同期パターンの部分で訂正不能となっているた
め、TサともTザとも異なるフレーム長情報Txをフレ
ーム長情報S4は出力している。また、図中のTサ、T
ザは前記図8中のTサ、Tザに相当する。このような符
号化信号S1と訂正不能信号S2とが符号化信号再生部
1から出力されるときの動作を説明する。
【0098】同期パターン検出部2とフレーム情報抽出
部3の動作とは第1の実施例と全く同じであるので説明
は省略する。また、フレーム長情報記憶部4の動作は第
1の実施例の第1のフレーム長情報記憶部41あるいは
第2のフレーム長情報記憶部42の動作と全く同じであ
り、判定タイミング発生5の動作は第1の実施例の第1
の判定タイミング発生51あるいは第2の判定タイミン
グ発生52の動作と全く同じであるので説明は省略す
る。
【0099】便宜上同期がロック状態にある時から説明
をする。同期が確立している場合に符号化信号S1から
同期パターン検出信号S3を基準として、フレーム長情
報抽出部3でフレーム長情報S4が得られる。訂正不能
信号S2=‘0’で符号化信号S1が正しいデータを表
している場合には、フレーム長情報制御部の出力S15
はフレーム長情報記憶部の出力S7を選択し出力する。
これにより、各々のフレーム長情報のTサ、Tザにした
がって予測同期信号S8=‘1’をTサ、もしくは、T
ザ後に出力し、正しく復号出来た場合は1フレーム分遅
れて再生信号S16が出力される。フレーム長情報がフ
レーム毎に異なるが、正しいフレーム長情報に従って符
号化信号を復号しているので、再生信号S16の出力に
は誤復号がない。
【0100】フレーム長情報補間回路初期化部9はフレ
ーム長情報S4でTサが2回連続するフレームcおよび
フレームdで、このTサが2回連続する事を検出し同期
パターン検出信号S3に同期してフレーム長情報補間回
路初期化信号S13=‘1’を出力する。フレーム長情
報補間回路初期化信号S13によりフレーム長情報補間
信号発生部10を初期化し、フレーム長情報補間回路初
期化信号S13の発生したフレームのフレーム長情報を
Tザとし、以下図8で示されるようなNフレームを1周
期としてフレーム長情報補間出力S14をTサ、Tザと
変化させていく。
【0101】フレームfでは訂正不能信号S2=‘1’
が出力されデータが訂正不能であることを示している。
この時には、フレーム長情報記憶出力S7は前のフレー
ムのフレーム長情報S4=‘Tザ’を保持する。フレー
ム長情報記憶出力S7をそのまま復号に使用すると誤復
号してしまうので、フレーム長情報制御部11はフレー
ム長情報補間出力S14を選択し、正しい期待値である
フレーム長情報=‘Tサ’をフレーム長情報補間信号発
生部10から得てフレーム長情報制御出力S15として
出力する。これにより、予測同期信号S8は正しい期待
位置で‘1’を発生し、次フレームからは再び同期が確
立する。同期状態判定部6は一旦同期待ち状態の同期状
態情報S6=‘D’を保ち、同期はアンロック状態には
ならず誤復号することはない。
【0102】以上のように、第2の実施例によれば、フ
レーム長情報補間手段によって、フレーム長情報にエラ
ーが発生した場合にフレーム長情報を補間することを行
い、正しいフレーム長をタイミング発生部に与えてやる
ことを行い、符号化前の信号の転送ビットレートと符号
化信号の転送ビットレートとが単純な整数比とならない
場合に、フレーム長情報をサンプリング周波数情報と兼
用してビットを節約して近似的にビットレートを合わせ
ておき、符号化信号に一定ビット数の付加データを時々
加えることで転送ビットレートを正確に合わせることが
行われた場合に、訂正不能信号が同期信号に発生し、フ
レーム長情報が正確に読み出せないときにも誤って復号
化することがない。
【0103】
【発明の効果】以上のように本発明の符号化信号復号化
装置は、符号化信号中の正しいフレーム同期を早く確実
に検出することができ、伝送信号の切り換えや、記録媒
体上での編集等によるオーバーライトによって符号化信
号が不連続になった場合にも、誤った復号化によってノ
イズを生ずることがなく、復号化開始時の同期引き込み
やフレーム切り替わり時の追従を早く確実にすることが
できる。
【0104】特に、ディスクやテープ媒体に記録された
信号を早送り再生等の特殊再生をするときのように符号
化信号の不連続が頻繁に発生する場合にその効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例における同期状態情報の
状態遷移条件の一例を示す図。
【図3】本発明の第1の実施例における同期状態を説明
するための状態遷移図。
【図4】本発明の第1の実施例における状態遷移制御信
号の選択条件を示した図
【図5】本発明の第1の実施例における状態遷移図。
【図6】本発明の第1の実施例における同期保護動作を
説明するためのタイミング図。
【図7】本発明の第2の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第2の実施例における予め定められた
Nフレーム間のフレーム長情報のパターンの一例を示し
た図。
【図9】本発明の第2の実施例の動作を説明するための
タイミング図。
【図10】従来の符号化信号復号化装置の構成を示すブ
ロック図。
【図11】符号化信号の符号化フレーム構成の一例を示
した図。
【図12】第1の問題点を説明するための従来の符号化
信号復号化装置の動作タイミングの一例を示した図。
【図13】第2の問題点を説明するための従来の符号化
信号復号化装置の動作タイミングの一例を示す図。
【符号の説明】
1 符号化信号再生部 2 同期パターン検出部 3 フレーム情報抽出部 7 状態遷移制御部 8 復号化部 9 フレーム長情報補間回路初期化部 10 フレーム長情報補間信号発生部 11 フレーム長情報制御部 41 第1のフレーム長情報制御部 42 第2のフレーム長情報制御部 51 第1の判定タイミング発生部 52 第2の判定タイミング発生部 61 第1の同期状態判定部 62 第2の同期状態判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声等の信号をフレーム単位で符号化
    し、これにフレーム同期のためのフレーム同期パターン
    と、フレーム長等の情報を伝えるためのフレーム情報と
    を付加した符号化信号の復号化に用いられる符号化信号
    復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行い、符号化
    信号と訂正不能信号を出力する符号化信号再生手段と、 前記符号化信号と前記訂正不能信号とから同期パターン
    を抽出し、同期パターン検出信号を出力する同期パター
    ン検出手段と、 前記符号化信号と同期パターン検出信号とを入力して、
    符号化信号中の同期パターンに対して予め定められた位
    置に記録されている前記フレーム情報からフレーム長情
    報を抽出し出力するフレーム長情報抽出手段と、 前記フレーム長情報と前記訂正不能信号とを入力して、
    前記訂正不能信号が訂正不能を示す場合には、フレーム
    長情報の前値を保持してフレーム長情報を記憶し出力す
    る第1のフレーム長情報記憶手段と、 前記同期パターン検出信号と前記第1のフレーム長情報
    記憶出力と第1の同期状態情報とから、前記第1の同期
    状態情報に従い、同期パターン検出時刻を時間基準にし
    て、前記第1のフレーム長情報記憶出力で定められた同
    期パターン周期から、次の同期パターンが来るべき時刻
    に予測同期信号を出力する第1の判定タイミング発生手
    段と、 前記訂正不能信号と前記同期パターン検出信号と前記フ
    レーム長情報と前記第1のフレーム長情報記憶出力と前
    記第1の予測同期信号と状態遷移制御信号を入力し、状
    態遷移制御信号によって選択されている場合には、現在
    の同期状態情報から次の状態を判定し同期アンロック状
    態及び同期ロック状態及びその遷移状態とを示す同期状
    態情報を出力し、選択されていない場合には、同期ロッ
    ク状態と判定可能な場合にも同期アンロック状態を示す
    同期状態情報を出力する第1の同期状態判定手段と、 前記フレーム長情報と前記訂正不能信号とを入力して、
    前記訂正不能信号が訂正不能を示す場合には、フレーム
    長情報の前値を保持してフレーム長情報を記憶し出力す
    る第2のフレーム長情報記憶手段と、 前記同期パターン検出信号と前記第2のフレーム長情報
    記憶出力と第2の同期状態情報とから、前記第2の同期
    状態情報に従い、同期パターン検出時刻を時間基準にし
    て、前記第2のフレーム長情報記憶出力で定められた同
    期パターン周期から、次の同期パターンが来るべき時刻
    に予測同期信号を出力する第2の判定タイミング発生手
    段と、 前記訂正不能信号と前記同期パターン検出信号と前記フ
    レーム長情報と前記第2のフレーム長情報記憶出力と前
    記第2の予測同期信号と状態遷移制御信号を入力し、状
    態遷移制御信号によって選択されている場合には、現在
    の同期状態情報から次の状態を判定し同期アンロック状
    態及び同期ロック状態及びその遷移状態とを示す同期状
    態情報を出力し、選択されていない場合には、同期ロッ
    ク状態と判定可能な場合にも同期アンロック状態を示す
    同期状態情報を出力する第2の同期状態判定手段と、 前記第1の予測同期信号と前記第1の同期状態情報と前
    記第2の予測同期信号と前記第2の同期状態情報とを入
    力し、前記第1の同期状態情報と前記第2の同期状態情
    報とから前記第1の同期状態判定手段と第2の同期状態
    判定手段のいずれかを選択する状態遷移制御信号を出力
    し、選択された同期状態情報と予測同期信号をそれぞれ
    第3の同期状態情報と第3の予測同期信号として出力す
    る状態遷移制御手段と、 前記符号化信号と前記第3の予測同期信号と前記第3の
    同期状態情報とを入力し、前記符号化信号を前記予測同
    期信号で示されるタイミングを基準として、前記同期状
    態情報の示す状態に従って再生信号を出力する復号化手
    段とを有することを特徴とする符号化信号復号化装置。
  2. 【請求項2】 音声等の信号をフレーム単位で符号化
    し、これにフレーム同期のためのフレーム同期パターン
    と、フレーム長を示すフレーム長情報と、転送ビットレ
    ートを調整する付加データの有無を示す付加データ情報
    とを付加した符号化信号の復号化に用いられる符号化信
    号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行い、符号化
    信号と訂正不能信号を出力する符号化信号再生手段と、 前記符号化信号と前記訂正不能信号とから同期パターン
    を抽出し、同期パターン検出信号を出力する同期パター
    ン検出手段と、 前記符号化信号と同期パターン検出信号とを入力して、
    符号化信号中の同期パターンに対して予め定められた位
    置に記録されている前記フレーム長情報と前記付加デー
    タ情報とを抽出し出力するフレーム長情報抽出手段と、 前記フレーム長情報と前記訂正不能信号とを入力して、
    前記訂正不能信号が訂正不能を示す場合には、フレーム
    長情報の前値を保持してフレーム長情報と前記付加デー
    タを記憶し出力するフレーム長情報記憶手段と、 前記フレーム長情報と前記訂正不能信号を入力し、前記
    フレーム長情報から前記付加データによって予め定めら
    れたフレーム長情報の特定のパターンを抽出してフレー
    ム長情報のパターンを補間する回路の初期化信号を出力
    し、訂正不能信号が訂正不能を示す場合は前記特定のパ
    ターンを抽出せずに初期化信号を出力しないフレーム長
    情報補間回路初期化手段と、 前記フレーム長情報補間回路初期化信号を入力し、前記
    付加データによって予め定められたフレーム長情報パタ
    ーンを補間するフレーム長情報補間信号を発生するフレ
    ーム長情報補間信号発生手段と、 前記訂正不能信号と前記フレーム長情報記憶出力と前記
    フレーム長情報補間信号とを入力し、前記訂正不能信号
    が訂正可能を示す場合には、前記フレーム長情報記憶出
    力を出力し、前記訂正不能信号が訂正不能を示す場合に
    は、前記フレーム長情報補間信号を出力するフレーム長
    情報制御手段と、 前記同期パターン検出信号と前記フレーム長情報制御出
    力と同期状態情報とから、前記同期状態情報に従って同
    期パターン検出時刻を時間基準にして前記フレーム長情
    報制御出力によって定められた同期パターン周期から、
    次の同期パターンが来るべき時刻に予測同期信号を出力
    する判定タイミング発生手段と、 前記訂正不能信号と前記同期パターン検出信号と前記予
    測同期信号と前記フレーム長情報出力と前記フレーム長
    情報制御出力とを入力し、これらの信号によって現在の
    同期状態情報から次の状態を判定し、同期アンロック状
    態及び同期ロック状態及びその遷移状態とを示す同期状
    態情報を出力する同期状態判定手段と、 前記符号化信号と前記予測同期信号と前記同期状態情報
    とを入力し、前記符号化信号を前記予測同期信号で示さ
    れるタイミングを基準として、前記同期状態情報の示す
    状態に従って再生信号を出力する復号化手段とを有する
    ことを特徴とする符号化信号復号化装置。
JP12910193A 1993-05-31 1993-05-31 符号化信号復号化装置 Pending JPH06338148A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556632B1 (ko) * 1996-07-15 2006-04-21 소니 가부시끼 가이샤 저장매체재생장치및방법

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