JPH0632170A - コーナリング・ランプの点灯回路 - Google Patents
コーナリング・ランプの点灯回路Info
- Publication number
- JPH0632170A JPH0632170A JP17298692A JP17298692A JPH0632170A JP H0632170 A JPH0632170 A JP H0632170A JP 17298692 A JP17298692 A JP 17298692A JP 17298692 A JP17298692 A JP 17298692A JP H0632170 A JPH0632170 A JP H0632170A
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- JP
- Japan
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- direction indicator
- cornering
- lamp
- operation switch
- cornering lamp
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステアリング操作に伴い、自動的に復帰する
方向指示器用操作スイッチが中立位置に復帰するが、そ
れから方向指示器灯およびコーナリング・ランプの滅灯
までの時間を遅らせ、車両の進行方向の表示および前方
確認をより確実にできるようにする。 【構成】 方向指示器用操作スイッチの操作と連動して
コーナリング・ランプを点灯するコーナリング・ランプ
の点灯回路において、方向指示器用操作スイッチが操作
状態から中立点に復帰したときから数秒間にわたり方向
指示器灯およびコーナリング・ランプの点灯状態を継続
保持させる遅延回路を設ける。操作スイッチが運転者の
操作により復帰されたときにはこの遅延動作を禁止す
る。
方向指示器用操作スイッチが中立位置に復帰するが、そ
れから方向指示器灯およびコーナリング・ランプの滅灯
までの時間を遅らせ、車両の進行方向の表示および前方
確認をより確実にできるようにする。 【構成】 方向指示器用操作スイッチの操作と連動して
コーナリング・ランプを点灯するコーナリング・ランプ
の点灯回路において、方向指示器用操作スイッチが操作
状態から中立点に復帰したときから数秒間にわたり方向
指示器灯およびコーナリング・ランプの点灯状態を継続
保持させる遅延回路を設ける。操作スイッチが運転者の
操作により復帰されたときにはこの遅延動作を禁止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のコーナリング・
ランプに利用する。コーナリング・ランプとは、一般の
ヘッドランプとは別に設けられその照射方向が自動車の
走行軸方向よりいくらか左およびまたは右に設定された
前照灯である。本発明はそのコーナリング・ランプを方
向指示器用操作スイッチと連動して点灯させる回路に関
する。
ランプに利用する。コーナリング・ランプとは、一般の
ヘッドランプとは別に設けられその照射方向が自動車の
走行軸方向よりいくらか左およびまたは右に設定された
前照灯である。本発明はそのコーナリング・ランプを方
向指示器用操作スイッチと連動して点灯させる回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車のコーナリング・ランプの点灯回
路は、一般のヘッドランプが点灯している状態で、かつ
方向指示器用操作スイッチが操作されたときに、その操
作方向のコーナリング・ランプが連動して自動的に点灯
するように構成されている。すなわち夜間走行状態であ
って一般のヘッドランプが点灯されている状態で、方向
指示器用操作スイッチが左に操作されると、特別の操作
をしなくとも、照射方向が左に設定されたコーナリング
・ランプが点灯し、右に操作されると同じく照射方向が
右に設定されたコーナリング・ランプが点灯するように
構成されている。そして従来装置では、方向指示器用操
作スイッチが中立点に復帰すると、コーナリング・ラン
プも自動的に滅灯するようになっている。方向指示器用
操作スイッチがステアリング操作に連動して復帰する構
造のものでは、方向指示器用操作スイッチの復帰は原則
的に操作しないで中立点に復帰するので、コーナリング
・ランプも特別に操作をしなくてもこれに連動して自動
的に滅灯するように構成されている。また、コーナリン
グ・ランプは左側のみ(左側通行の国用の自動車)また
は右側のみ(右側通行の国用の自動車)設置する場合も
あり、本発明はそのような場合も含む。
路は、一般のヘッドランプが点灯している状態で、かつ
方向指示器用操作スイッチが操作されたときに、その操
作方向のコーナリング・ランプが連動して自動的に点灯
するように構成されている。すなわち夜間走行状態であ
って一般のヘッドランプが点灯されている状態で、方向
指示器用操作スイッチが左に操作されると、特別の操作
をしなくとも、照射方向が左に設定されたコーナリング
・ランプが点灯し、右に操作されると同じく照射方向が
右に設定されたコーナリング・ランプが点灯するように
構成されている。そして従来装置では、方向指示器用操
作スイッチが中立点に復帰すると、コーナリング・ラン
プも自動的に滅灯するようになっている。方向指示器用
操作スイッチがステアリング操作に連動して復帰する構
造のものでは、方向指示器用操作スイッチの復帰は原則
的に操作しないで中立点に復帰するので、コーナリング
・ランプも特別に操作をしなくてもこれに連動して自動
的に滅灯するように構成されている。また、コーナリン
グ・ランプは左側のみ(左側通行の国用の自動車)また
は右側のみ(右側通行の国用の自動車)設置する場合も
あり、本発明はそのような場合も含む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置では、ス
テアリング操作が戻し状態になると、方向指示器用操作
スイッチがすぐに中立点に復帰し方向指示器灯が滅灯す
るから、コーナリング・ランプももう少し継続的に点灯
しつづけてほしいと考える場合にも自動的に滅灯してし
まうことになる。一般にステアリング操作が戻し状態に
入ったときには、車両はまだ転回をつづけている状態で
あり、方向指示器操作スイッチは中立点に復帰しても、
他の車両の運転者や歩行者に車両の進行方向を知らせる
方向指示器灯や回転方向を照射するコーナリング・ラン
プはさらにしばらくの間点灯状態にあった方が望まし
い。このような場合には、運転者は車両の転回中にさら
にもう一度方向指示器用スイッチを操作することにな
る。
テアリング操作が戻し状態になると、方向指示器用操作
スイッチがすぐに中立点に復帰し方向指示器灯が滅灯す
るから、コーナリング・ランプももう少し継続的に点灯
しつづけてほしいと考える場合にも自動的に滅灯してし
まうことになる。一般にステアリング操作が戻し状態に
入ったときには、車両はまだ転回をつづけている状態で
あり、方向指示器操作スイッチは中立点に復帰しても、
他の車両の運転者や歩行者に車両の進行方向を知らせる
方向指示器灯や回転方向を照射するコーナリング・ラン
プはさらにしばらくの間点灯状態にあった方が望まし
い。このような場合には、運転者は車両の転回中にさら
にもう一度方向指示器用スイッチを操作することにな
る。
【0004】一方、直線走行中の走行車線の変更や前方
走行車両の追越し完了などの場合に、ステアリング操作
の量がわずかであって、方向指示器用操作スイッチが自
動的に復帰しない場合があり、このような場合に運転者
は操作により方向指示器用操作スイッチを中立位置に強
制的に復帰させる。この場合には、復帰後にしばらくの
間、方向指示器灯およびコーナリング・ランプの点灯を
続ける必要はない。
走行車両の追越し完了などの場合に、ステアリング操作
の量がわずかであって、方向指示器用操作スイッチが自
動的に復帰しない場合があり、このような場合に運転者
は操作により方向指示器用操作スイッチを中立位置に強
制的に復帰させる。この場合には、復帰後にしばらくの
間、方向指示器灯およびコーナリング・ランプの点灯を
続ける必要はない。
【0005】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、方向指示器灯およびコーナリング・ランプの滅
灯を方向指示器用操作スイッチが自動的に復帰した後し
ばらく遅らせる便利な装置を提供することを目的とす
る。
あって、方向指示器灯およびコーナリング・ランプの滅
灯を方向指示器用操作スイッチが自動的に復帰した後し
ばらく遅らせる便利な装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、方向指示器用
操作スイッチの操作と連動してコーナリング・ランプを
点灯するコーナリング・ランプの点灯回路において、前
記操作スイッチが左または右の操作状態からその中立点
に復帰したときに起動し数秒間にわたり方向指示器灯お
よび前記コーナリング・ランプの点灯状態を保持させる
遅延回路を備えたことを特徴とする。前記操作スイッチ
が操作により中立点に復帰したときには前記遅延回路の
出力送出を禁止する手段を含むことが望ましい。
操作スイッチの操作と連動してコーナリング・ランプを
点灯するコーナリング・ランプの点灯回路において、前
記操作スイッチが左または右の操作状態からその中立点
に復帰したときに起動し数秒間にわたり方向指示器灯お
よび前記コーナリング・ランプの点灯状態を保持させる
遅延回路を備えたことを特徴とする。前記操作スイッチ
が操作により中立点に復帰したときには前記遅延回路の
出力送出を禁止する手段を含むことが望ましい。
【0007】
【作用】方向指示器用操作スイッチが中立点に復帰して
も数秒間だけ、遅延回路が作動して実質的に方向指示器
灯およびコーナリング・ランプの点灯が継続される。こ
の数秒間は車両のホイールベースの長さつまり転回性能
や、車両の走行速度により違うが、実用的には2〜5秒
程度である。方向指示器用操作スイッチをステアリング
操作に同期することなく、運転者が操作により強制的に
中立位置に復帰させる場合は、例えば前車両の追越しが
完了した場合や車線変更が完了した場合など、ステアリ
ング操作角度が小さい場合であって、そのような場合に
は遅延回路による延長点灯は原則的に不要である。
も数秒間だけ、遅延回路が作動して実質的に方向指示器
灯およびコーナリング・ランプの点灯が継続される。こ
の数秒間は車両のホイールベースの長さつまり転回性能
や、車両の走行速度により違うが、実用的には2〜5秒
程度である。方向指示器用操作スイッチをステアリング
操作に同期することなく、運転者が操作により強制的に
中立位置に復帰させる場合は、例えば前車両の追越しが
完了した場合や車線変更が完了した場合など、ステアリ
ング操作角度が小さい場合であって、そのような場合に
は遅延回路による延長点灯は原則的に不要である。
【0008】本発明の点灯回路は方向指示器灯およびコ
ーナリング・ランプを従来より長時間にわたり点灯させ
る回路であるから、車両の右左折が完全に終了するまで
点灯が確保される。
ーナリング・ランプを従来より長時間にわたり点灯させ
る回路であるから、車両の右左折が完全に終了するまで
点灯が確保される。
【0009】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例の要部の構成を示すブロック
図、図2は本発明実施例のコーナリング・ランプの照射
方向を示す図、図3は本発明実施例の回路構成を示す
図、図4は本発明実施例に係わる方向指示器用操作スイ
ッチの要部の構成を示す図、図5は本発明実施例に係わ
る方向指示器用操作スイッチの右左折検出スイッチの構
成を示す図である。
る。図1は本発明実施例の要部の構成を示すブロック
図、図2は本発明実施例のコーナリング・ランプの照射
方向を示す図、図3は本発明実施例の回路構成を示す
図、図4は本発明実施例に係わる方向指示器用操作スイ
ッチの要部の構成を示す図、図5は本発明実施例に係わ
る方向指示器用操作スイッチの右左折検出スイッチの構
成を示す図である。
【0010】本発明実施例は、図1に示すように、方向
指示器用操作スイッチ1に接続され、この方向指示器用
操作スイッチ1がステアリング操作に連動して復帰した
のか、運転者の操作により強制的に復帰したのかを検出
するセルフ・リターン検出器2と、方向指示器用操作ス
イッチ1に接続され、この方向指示器用操作スイッチ1
が左または右に操作されたときに、左または右の方向指
示器灯7aまたは7bおよびコーナリング・ランプ3a
または3bを点灯させる信号を送出する方向指示器リレ
ー4と、この方向指示器リレー4からの左または右の点
灯信号を受けたときに、コーナリング・ランプ3aまた
は3bを点灯させるコーナリング・ランプ・リレー5と
を備え、さらに本発明の特徴として、方向指示器用操作
スイッチ1が左または右の操作状態からその中立点に復
帰したときに起動し、数秒間にわたり左または右の方向
指示器灯7aまたは7bおよびコーナリング・ランプ3
aまたは3bの点灯状態を保持させる遅延回路6を備え
る。この回路には、方向指示器用操作スイッチ1が運転
者の操作により中立点に復帰したときには、遅延回路6
の動作を禁止する手段が含まれる。
指示器用操作スイッチ1に接続され、この方向指示器用
操作スイッチ1がステアリング操作に連動して復帰した
のか、運転者の操作により強制的に復帰したのかを検出
するセルフ・リターン検出器2と、方向指示器用操作ス
イッチ1に接続され、この方向指示器用操作スイッチ1
が左または右に操作されたときに、左または右の方向指
示器灯7aまたは7bおよびコーナリング・ランプ3a
または3bを点灯させる信号を送出する方向指示器リレ
ー4と、この方向指示器リレー4からの左または右の点
灯信号を受けたときに、コーナリング・ランプ3aまた
は3bを点灯させるコーナリング・ランプ・リレー5と
を備え、さらに本発明の特徴として、方向指示器用操作
スイッチ1が左または右の操作状態からその中立点に復
帰したときに起動し、数秒間にわたり左または右の方向
指示器灯7aまたは7bおよびコーナリング・ランプ3
aまたは3bの点灯状態を保持させる遅延回路6を備え
る。この回路には、方向指示器用操作スイッチ1が運転
者の操作により中立点に復帰したときには、遅延回路6
の動作を禁止する手段が含まれる。
【0011】方向指示器用操作スイッチ1およびセルフ
・リターン検出器2は、図4に示すように突起8aを有
するハンドル軸8の外周に設けられセルフ・リターン検
出器2にはスイッチ2aおよび2bを備える。コーナリ
ング・ランプ用の右左折検出スイッチ11aおよび11
bは図5に示すように、レバー1aに連動して移動する
ピン11gを摺動自在に挿通する長孔が形成された導電
性の移動接触子11cと、この移動接触子11cが移動
できる空間を有する絶縁性の外枠11hとにより構成さ
れる。また、外枠11hには移動接触子11cに接触す
る電気接点11d、11e、および11fが設けられ
る。
・リターン検出器2は、図4に示すように突起8aを有
するハンドル軸8の外周に設けられセルフ・リターン検
出器2にはスイッチ2aおよび2bを備える。コーナリ
ング・ランプ用の右左折検出スイッチ11aおよび11
bは図5に示すように、レバー1aに連動して移動する
ピン11gを摺動自在に挿通する長孔が形成された導電
性の移動接触子11cと、この移動接触子11cが移動
できる空間を有する絶縁性の外枠11hとにより構成さ
れる。また、外枠11hには移動接触子11cに接触す
る電気接点11d、11e、および11fが設けられ
る。
【0012】次に、このように構成された本発明実施例
の要部の動作について説明する。
の要部の動作について説明する。
【0013】図1において、方向指示器用操作スイッチ
1が左または右に操作されると、方向指示器リレー4が
その操作信号をコーナリング・ランプ・リレー5に送出
して、左または右の方向指示器灯7aまたは7bおよび
コーナリング・ランプ3aまたは3bを点灯させる。方
向指示器用操作スイッチ1が中立点に復帰すると、セル
フ・リターン検出器2がステアリング操作に伴って復帰
したのか、運転者の操作によって強制的に復帰したのか
を判定する。ステアリング操作にしたがって自動的に復
帰したものと判定したときは、道路の屈曲状態に対応し
てステアリング操作が行われたものとして、方向指示器
リレー4を介して遅延回路6にトリガ信号を送信する。
このトリガ信号により遅延回路6は、2〜5秒程度にわ
たり方向指示器灯7aまたは7bおよびコーナリング・
ランプ3aまたは3bの点灯状態を保持させる信号を送
出する。
1が左または右に操作されると、方向指示器リレー4が
その操作信号をコーナリング・ランプ・リレー5に送出
して、左または右の方向指示器灯7aまたは7bおよび
コーナリング・ランプ3aまたは3bを点灯させる。方
向指示器用操作スイッチ1が中立点に復帰すると、セル
フ・リターン検出器2がステアリング操作に伴って復帰
したのか、運転者の操作によって強制的に復帰したのか
を判定する。ステアリング操作にしたがって自動的に復
帰したものと判定したときは、道路の屈曲状態に対応し
てステアリング操作が行われたものとして、方向指示器
リレー4を介して遅延回路6にトリガ信号を送信する。
このトリガ信号により遅延回路6は、2〜5秒程度にわ
たり方向指示器灯7aまたは7bおよびコーナリング・
ランプ3aまたは3bの点灯状態を保持させる信号を送
出する。
【0014】方向指示器用操作スイッチ1が運転者の操
作により強制的に復帰したものと判定した場合は、走行
方向をコーナリング・ランプ3aまたは3bによって照
射する必要のない追越しや車線変更が完了したものとし
て、遅延回路6による照射遅延動作を禁止する。
作により強制的に復帰したものと判定した場合は、走行
方向をコーナリング・ランプ3aまたは3bによって照
射する必要のない追越しや車線変更が完了したものとし
て、遅延回路6による照射遅延動作を禁止する。
【0015】このように、方向指示器用操作スイッチ1
の操作内容を区分し、ステアリング操作時にはコーナリ
ング・ランプ3aまたは3bによる路面照射時間を長く
して前方の確認を確実に行えるようにすることができ
る。
の操作内容を区分し、ステアリング操作時にはコーナリ
ング・ランプ3aまたは3bによる路面照射時間を長く
して前方の確認を確実に行えるようにすることができ
る。
【0016】上記例では、方向指示器用操作スイッチ1
が運転者の操作により強制的に復帰されたときに、遅延
回路6を無効にする回路を説明したが、昼間であってラ
イトスイッチ(ヘッドライト)が点灯されていない場合
に遅延回路6を無効にするように構成することもでき
る。その場合には、本発明による遅延動作は夜間にライ
トスイッチが点灯されているときのみに有効になる。ま
た、遅延回路6を運転者の操作により一時的に無効にす
るスイッチ回路を設け、遅延動作の有無を運転者の判断
に応じて選択的に利用できる構成とすることができる。
が運転者の操作により強制的に復帰されたときに、遅延
回路6を無効にする回路を説明したが、昼間であってラ
イトスイッチ(ヘッドライト)が点灯されていない場合
に遅延回路6を無効にするように構成することもでき
る。その場合には、本発明による遅延動作は夜間にライ
トスイッチが点灯されているときのみに有効になる。ま
た、遅延回路6を運転者の操作により一時的に無効にす
るスイッチ回路を設け、遅延動作の有無を運転者の判断
に応じて選択的に利用できる構成とすることができる。
【0017】ここで、図3、図6、および図7を参照し
て本発明実施例におけるコーナリング・ランプ点灯の遅
延動作について詳しく説明する。図6は本発明実施例に
おける右折動作からハンドルを左に戻したときのハンド
ル軸とレバーとの関係を示す図、図7(a)、(b)お
よび(c)は本発明実施例における右左折検出スイッチ
の動作を説明する図である。
て本発明実施例におけるコーナリング・ランプ点灯の遅
延動作について詳しく説明する。図6は本発明実施例に
おける右折動作からハンドルを左に戻したときのハンド
ル軸とレバーとの関係を示す図、図7(a)、(b)お
よび(c)は本発明実施例における右左折検出スイッチ
の動作を説明する図である。
【0018】ライト回路9は夜間走行時にオン状態に操
作される。方向指示器用操作スイッチ1が右折方向を指
示する位置に設定されると、コーナリング・ランプ3a
および3bの右左折検出スイッチ11aおよび11bと
方向指示器の右左折検出スイッチ12aおよび12bが
図3に示す矢印方向に移動する。
作される。方向指示器用操作スイッチ1が右折方向を指
示する位置に設定されると、コーナリング・ランプ3a
および3bの右左折検出スイッチ11aおよび11bと
方向指示器の右左折検出スイッチ12aおよび12bが
図3に示す矢印方向に移動する。
【0019】このとき、右左折検出スイッチ11aおよ
び11bは、図7(a)に示す位置からピン11gの移
動に伴って移動接触子11cを同図(b)に示す位置に
移動し、電気接点11dと電気接点11eとを電気的に
接続する。
び11bは、図7(a)に示す位置からピン11gの移
動に伴って移動接触子11cを同図(b)に示す位置に
移動し、電気接点11dと電気接点11eとを電気的に
接続する。
【0020】この移動によってライト回路9がオン状態
であると、コーナリング・ランプ3bおよび方向指示器
灯7bが共に点灯するとともに、右左折検出スイッチ1
1aおよび11bの電気接点11dおよび11eは移動
接触子11cを介して電気的に接続される。
であると、コーナリング・ランプ3bおよび方向指示器
灯7bが共に点灯するとともに、右左折検出スイッチ1
1aおよび11bの電気接点11dおよび11eは移動
接触子11cを介して電気的に接続される。
【0021】スイッチ2a、2bはレバー1aのセルフ
・リターン検出器2に設けられていて、ハンドル軸8が
回転してこのレバー1aが戻される場合には、突起8a
がこのスイッチ2aまたは2bに当たり、電気回路がで
きる。一方、レバー1aがハンドルではなく手動操作に
より強制的に戻されたときには、突起8aはスイッチ2
a、2bのいずれにも当たらない。
・リターン検出器2に設けられていて、ハンドル軸8が
回転してこのレバー1aが戻される場合には、突起8a
がこのスイッチ2aまたは2bに当たり、電気回路がで
きる。一方、レバー1aがハンドルではなく手動操作に
より強制的に戻されたときには、突起8aはスイッチ2
a、2bのいずれにも当たらない。
【0022】スイッチ2a、2bが閉じて電気回路がで
きると、遅延回路6が作動を開始し所定時間(数秒間)
だけ方向指示器リレー4およびコーナリング・ランプ・
リレー5に電流を供給する。
きると、遅延回路6が作動を開始し所定時間(数秒間)
だけ方向指示器リレー4およびコーナリング・ランプ・
リレー5に電流を供給する。
【0023】方向指示器用操作スイッチ1が中立位置に
戻ると、右左折検出スイッチ11aおよび11bは、図
7(c)に示すようにピン11gは中央に移動するもの
の、移動接触子11cはそのままの位置にとり残され、
電気接点11dおよび11eと移動接触子11cとの電
気的接続はそのまま維持される。このときコーナリング
・ランプ・リレー5および方向指示器リレー4が動作し
ていない状態では、コーナリング・ランプ3bおよび方
向指示器灯7bは滅灯している。
戻ると、右左折検出スイッチ11aおよび11bは、図
7(c)に示すようにピン11gは中央に移動するもの
の、移動接触子11cはそのままの位置にとり残され、
電気接点11dおよび11eと移動接触子11cとの電
気的接続はそのまま維持される。このときコーナリング
・ランプ・リレー5および方向指示器リレー4が動作し
ていない状態では、コーナリング・ランプ3bおよび方
向指示器灯7bは滅灯している。
【0024】方向指示器用操作スイッチ1が手動により
強制的に中立位置に戻されるのは、例えば追越が完了し
たときなど、これから運転者が右折(または左折)の操
作を行わないことを意味するもので、コーナリング・ラ
ンプ3bおよび方向指示器灯7bが直ちに滅灯しても運
転操作上何ら差支えない。
強制的に中立位置に戻されるのは、例えば追越が完了し
たときなど、これから運転者が右折(または左折)の操
作を行わないことを意味するもので、コーナリング・ラ
ンプ3bおよび方向指示器灯7bが直ちに滅灯しても運
転操作上何ら差支えない。
【0025】方向指示器用操作スイッチ1を右折の方向
に設定して右折動作を行った後にハンドルを左に戻した
ときには、図6に示すようにハンドル軸8に設けられた
突起8aがスイッチ2aに当たり、方向指示器用操作ス
イッチ1のレバー1aを中立位置に戻そうとする。その
ときセルフ・リターン検出器2がオン状態となり、遅延
回路6にスイッチ2aを介して電流が供給される。
に設定して右折動作を行った後にハンドルを左に戻した
ときには、図6に示すようにハンドル軸8に設けられた
突起8aがスイッチ2aに当たり、方向指示器用操作ス
イッチ1のレバー1aを中立位置に戻そうとする。その
ときセルフ・リターン検出器2がオン状態となり、遅延
回路6にスイッチ2aを介して電流が供給される。
【0026】遅延回路6は電流の供給を受けると、内蔵
されたタイマにより所定時間動作し、コーナリング・ラ
ンプ・リレー5および方向指示器リレー4に励磁電流を
供給して内蔵されたスイッチをオン状態にする。このと
き右左折検出スイッチ11aおよび11bはレバー1a
が中立位置に戻されても図7(c)に示す状態にあるた
めに、電気接点11dおよび11eは移動接触子11c
を介して電気的接続状態が継続される。したがって、レ
バー1aが中立位置に戻されたことにより右左折検出ス
イッチ12aおよび12bがオフ状態になっても、右左
折検出スイッチ11aおよび11bとコーナリング・ラ
ンプ・リレー5および方向指示器リレー4とを介してコ
ーナリング・ランプ3bおよび方向指示器灯7bに電流
が供給され、レバー1aが中立位置に戻された後も遅延
回路6により所定時間だけ点灯を継続し、その後に自動
的に滅灯する。
されたタイマにより所定時間動作し、コーナリング・ラ
ンプ・リレー5および方向指示器リレー4に励磁電流を
供給して内蔵されたスイッチをオン状態にする。このと
き右左折検出スイッチ11aおよび11bはレバー1a
が中立位置に戻されても図7(c)に示す状態にあるた
めに、電気接点11dおよび11eは移動接触子11c
を介して電気的接続状態が継続される。したがって、レ
バー1aが中立位置に戻されたことにより右左折検出ス
イッチ12aおよび12bがオフ状態になっても、右左
折検出スイッチ11aおよび11bとコーナリング・ラ
ンプ・リレー5および方向指示器リレー4とを介してコ
ーナリング・ランプ3bおよび方向指示器灯7bに電流
が供給され、レバー1aが中立位置に戻された後も遅延
回路6により所定時間だけ点灯を継続し、その後に自動
的に滅灯する。
【0027】左折の場合も右左折検出スイッチ11aお
よび11bの移動接触子11cが逆方向に移動し、以降
は右折の場合と全く同様に動作し、レバー1aが中立位
置に戻された後の所定時間コーナリング・ランプ3aお
よび方向指示器灯7aを点灯させる。
よび11bの移動接触子11cが逆方向に移動し、以降
は右折の場合と全く同様に動作し、レバー1aが中立位
置に戻された後の所定時間コーナリング・ランプ3aお
よび方向指示器灯7aを点灯させる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テアリング操作時のコーナリング・ランプおよび方向指
示器灯の滅灯を方向指示器用操作スイッチが機械的に復
帰した後まで遅延させることにより、車両が転回を続け
ている状態にあるときには進行方向の照射を継続させる
とともに、方向指示灯の点灯を継続させて、前方確認お
よび進行方向の表示を確実に行うことができる効果があ
る。
テアリング操作時のコーナリング・ランプおよび方向指
示器灯の滅灯を方向指示器用操作スイッチが機械的に復
帰した後まで遅延させることにより、車両が転回を続け
ている状態にあるときには進行方向の照射を継続させる
とともに、方向指示灯の点灯を継続させて、前方確認お
よび進行方向の表示を確実に行うことができる効果があ
る。
【図1】本発明実施例の要部の構成を示すブロック図。
【図2】本発明実施例のコーナリング・ランプの照射方
向を示す図。
向を示す図。
【図3】本発明実施例の回路構成を示す図。
【図4】本発明実施例に係わる方向指示器用操作スイッ
チの要部の構成を示す図。
チの要部の構成を示す図。
【図5】本発明実施例に係わる方向指示器用操作スイッ
チの右左折検出スイッチの構成を示す図。
チの右左折検出スイッチの構成を示す図。
【図6】本発明実施例における右折動作からハンドルを
左に戻したときのハンドル軸とレバーとの関係を示す
図。
左に戻したときのハンドル軸とレバーとの関係を示す
図。
【図7】(a)、(b)、および(c)は本発明実施例
における右左折検出スイッチの動作を説明する図。
における右左折検出スイッチの動作を説明する図。
1 方向指示器用操作スイッチ 2 セルフ・リターン検出器 2a、2b スイッチ 3a、3b コーナリング・ランプ 4 方向指示器リレー 5 コーナリング・ランプ・リレー 6 遅延回路 7a、7b 方向指示器灯 8 ハンドル軸 8a 突起 9 ライト回路 11a、11b、12a、12b 右左折検出スイッチ 11c 移動接触子 11d、11e、11f 電気接点 11g ピン
Claims (2)
- 【請求項1】 方向指示器用操作スイッチの操作と連動
してコーナリング・ランプを点灯するコーナリング・ラ
ンプの点灯回路において、 前記操作スイッチが左または右の操作状態からその中立
点に復帰したときに起動し数秒間にわたり方向指示器灯
および前記コーナリング・ランプの点灯状態を保持させ
る遅延回路を備えたことを特徴とするコーナリング・ラ
ンプの点灯回路。 - 【請求項2】 前記操作スイッチが操作により中立点に
復帰したときには前記遅延回路の出力送出を禁止する手
段を含む請求項1記載のコーナリング・ランプの点灯回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17298692A JPH0632170A (ja) | 1992-05-19 | 1992-06-30 | コーナリング・ランプの点灯回路 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12624992 | 1992-05-19 | ||
JP4-126249 | 1992-05-19 | ||
JP17298692A JPH0632170A (ja) | 1992-05-19 | 1992-06-30 | コーナリング・ランプの点灯回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632170A true JPH0632170A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=26462469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17298692A Pending JPH0632170A (ja) | 1992-05-19 | 1992-06-30 | コーナリング・ランプの点灯回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0632170A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008120346A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
WO2010079716A1 (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Honda Yoshitomo | 表示装置 |
WO2014010695A1 (ja) | 2012-07-13 | 2014-01-16 | 矢崎総業株式会社 | 方向指示装置 |
WO2014017453A1 (ja) | 2012-07-23 | 2014-01-30 | 矢崎総業株式会社 | 方向指示装置 |
US20190061607A1 (en) * | 2015-12-23 | 2019-02-28 | SMR Patents S.à.r.l. | Control and monitoring circuit for controlling lighting system |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17298692A patent/JPH0632170A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008120346A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具 |
WO2010079716A1 (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Honda Yoshitomo | 表示装置 |
WO2014010695A1 (ja) | 2012-07-13 | 2014-01-16 | 矢崎総業株式会社 | 方向指示装置 |
US9399426B2 (en) | 2012-07-13 | 2016-07-26 | Yazaki Corporation | Turning direction indicator |
WO2014017453A1 (ja) | 2012-07-23 | 2014-01-30 | 矢崎総業株式会社 | 方向指示装置 |
US9073480B2 (en) | 2012-07-23 | 2015-07-07 | Yazaki Corporation | Turning direction indicator |
US20190061607A1 (en) * | 2015-12-23 | 2019-02-28 | SMR Patents S.à.r.l. | Control and monitoring circuit for controlling lighting system |
US10744932B2 (en) * | 2015-12-23 | 2020-08-18 | SMR Patents S.à.r.l. | Control and monitoring circuit for controlling lighting system |
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