JPH0631723U - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
- Publication number
- JPH0631723U JPH0631723U JP6987492U JP6987492U JPH0631723U JP H0631723 U JPH0631723 U JP H0631723U JP 6987492 U JP6987492 U JP 6987492U JP 6987492 U JP6987492 U JP 6987492U JP H0631723 U JPH0631723 U JP H0631723U
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- JP
- Japan
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- diaper
- hole
- absorber
- stool
- separator
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大便を受容するための凹部を吸収体の吸収容
量を低下させることなく設ける。 【構成】 使い捨ておむつ1の表面シート2に多数の開
孔15を設け、表面シート2と吸収体4との間には大き
な貫通孔16を有する発泡シートからなる隔離片5を介
在させる。隔離片5は気泡性の柔軟な材料でつくりその
貫通孔16は開孔15の下に位置させる。
量を低下させることなく設ける。 【構成】 使い捨ておむつ1の表面シート2に多数の開
孔15を設け、表面シート2と吸収体4との間には大き
な貫通孔16を有する発泡シートからなる隔離片5を介
在させる。隔離片5は気泡性の柔軟な材料でつくりその
貫通孔16は開孔15の下に位置させる。
Description
【0001】
この考案は、大便を肌から隔離することが可能な使い捨ておむつに関する。
【0002】
従来、排泄された大便、殊に水分の多い軟便や下痢便が肌とおむつとの間に広 がって不快感を生じることがないように、臀部が位置する吸収体の部位に凹部を 設け、この凹部内に大便を受容するようにしたおむつが知られている。
【0003】
この種おむつでは、表面シートを凹部形状に倣ってくぼませたものと、表面シ ートを凹部の底から浮かせておき、表面シートに設けた比較的大きな開孔を通過 した大便を凹部が形成する空洞に受容しようとするものとがある。これらの凹部 では、大便の広がりを抑えることはできるが、その凹部を設けるのに、吸収体の 一部の材料を除去したり圧縮したりする必要があるうえ、そうすることで吸収体 の吸収容量を低下させ、凹部及びその周囲が水分で飽和状態になり易く、着用者 に不快な湿潤感を与えるという問題は解消することができない。
【0004】 そこで、この考案は、気泡性の隔離片に、表面シートに設けた開孔よりも大き な貫通孔を設け、このシートを表面シートと吸収体との間に介在させて、その貫 通孔部分に大便を受容するとともに、その部位における吸収容量を低下させない ようにすることにより、前記従来技術の問題を解決することを課題にしている。
【0005】
前記課題を解決するために、この考案では、透液性表面シートと不透液性裏面 シートとの間に吸収体を介在させた使い捨ておむつを前提とし、かかるおむつに おいて、その臀部が位置する部位の表面シートに開孔面積25〜100mm2の 開孔を多数設けるとともに、前記部位の表面シートと吸収体との間に、一つの開 孔面積が300mm2以上であって総面積が1000mm2以上となる貫通孔を有 し、厚さが3mm以上である気泡性で柔軟な発泡シートからなる隔離片を介在さ せてあることが特徴である。
【0006】
このように構成したおむつでは、大便を表面シートに設けた多数の開孔から、 発泡シートに設けた大きな貫通孔が形成する空洞の中へと受容する。大便中の水 分は、空洞においてその底部を形成している吸収体に吸収される。
【0007】
この考案に係る使い捨ておむつの詳細を添付の図に基づいて説明すると、以下 のとおりである。
【0008】 図1、2は、おむつ1の部分破断斜視図とそのA−A線断面図である。おむつ 1は透液性表面シート2と不透液性裏面シート3との間に吸収体4が介在すると ともに、吸収体4と表面シート2との間には発泡シートからなる隔離片5が設け てある。おむつ1の両側縁と、両端縁とには伸長した糸ゴム6,7を貼着し、伸 縮性をもたせてあり、後身頃部分の両側縁にはテープファスナ10が取り付けて ある。表裏面シート2,3は吸収体4から延出した外周部分において密に接着し てある。
【0009】 表面シート2には、その幅方向中央部において、股下部分から後身頃にかけて の臀部が位置する部位に開孔面積が25〜100mm2の多数の開孔15が設け てある。また、隔離片5は、3mm以上の厚みを有する発泡性の柔軟なシート素 材でできており、そのシート中央域には、開孔面積1000mm2以上の大きな 貫通孔16があり、その周囲は、少なくとも幅5mm以上、好ましくは10mm 以上を有する周壁17である。なお、この貫通孔16は、一つの開孔面積が30 0mm2以上で総和が1000mm2以上となる複数の貫通孔にすることもできる 。かかる隔離片5は、貫通孔16がおむつ1の幅方向中央で、かつ、表面シート 2の多数の開孔15の下に位置するようにして表面シート2および/または吸収 体4に間欠的に接着するか、または隔離片5の周囲で表面シート2と吸収体4と を間欠的に接着してその位置が動かないようにする。貫通孔16では吸収体4が 底になり、表面シート2は隔離片5の上側にあって貫通孔16を塞ぎ、貫通孔1 6が空洞になる。
【0010】 このように構成したおむつ1では、排泄された大便、殊に水分の多い軟便や下 痢便を開孔15を通して空洞である貫通孔16に受容すると、大便が肌とおむつ の間に広がるのを防止できるとともに、その大便を肌から隔離しておくことがで きる。また、貫通孔16とその近傍において、隔離片5によりその上面の表面シ ート2は吸収体4から浮き上るから、湿り気が少なく、乾燥した状態にある。大 便中の水分は、貫通孔16の下から吸収体4に吸収される。なお、大便が硬めで ある場合には、周壁17が圧縮されて変形し、それとともに表面シート2が貫通 孔16の中へくぼみ、そこに大便を受け容れることができる。
【0011】 かかるおむつ1において、隔離片5は、その輪郭や厚み方向断面を臀部や股間 部におさまり易いように適宜の形状にすることができるものであるが、吸収体4 に比べてなるべく小さ目に、しかも独立気泡性材料からつくることが好ましい。 かかる隔離片5が吸収体4をあまり広く覆うと、おむつ1の通気性を阻害するこ とがあるからである。表面シート2には不織布や開孔プラスチックフィルム、裏 面シート3にはプラスチックフィルム、吸収体4には粉砕パルプや粉砕パルプと 高吸水性ポリマーとの混合物、隔離片5には連続または独立気泡性の軟質ウレタ ンスポンジなどを利用することができる。また、この考案における接着には、接 着剤、粘着剤、および熱融着による素材の各種接合が含まれる。
【0012】
この考案に係るおむつでは、大便、殊に水分の多い軟便の類を肌から隔離して 空洞部分に受容することができるから、かかる大便が肌とおむつとの間に広がる ことがなく、しかも、その空洞部分およびその周囲は比較的乾燥した状態に保つ ことができるとともに、その部位における吸収容量を低下させて着用者に不快な 湿潤感を与えることがない。さらに空洞部分を設けるのに、貫通孔を有する隔離 片を吸収体と表面シートとの間に介在させるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る使い捨ておむつの部分破断斜視
図。
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
1 おむつ 2 表面シート 3 裏面シート 4 吸収体 5 隔離片 15 開孔 16 貫通孔
Claims (1)
- 【請求項1】透液性表面シートと不透液性裏面シートと
の間に吸収体を介在させた使い捨ておむつにおいて、 前記おむつの臀部が位置する部位の表面シートに開孔面
積25〜100mm2の開孔を多数設けるとともに、前
記部位の表面シートと吸収体との間に、一つの開孔面積
が300mm2以上であって総面積が1000mm2以上
となる貫通孔を有し、厚さが3mm以上である気泡性で
柔軟な発泡シートからなる隔離片を介在させてあること
を特徴とする前記おむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6987492U JP2565074Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6987492U JP2565074Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631723U true JPH0631723U (ja) | 1994-04-26 |
JP2565074Y2 JP2565074Y2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13415371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6987492U Expired - Lifetime JP2565074Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565074Y2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002528173A (ja) * | 1998-10-28 | 2002-09-03 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 糞、おりものなどを受けるための、肌接着剤により整列された開口を備えた介護用品 |
WO2006041227A1 (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-20 | Daio Paper Corporation | 吸収性物品 |
JP2006116045A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2006204761A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2008512148A (ja) * | 2004-09-13 | 2008-04-24 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 改善した獲得速度を持つ吸収性物品 |
JP2008220524A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Oji Nepia Kk | 水様便漏れ防止シート及びこれを用いた吸収性物品 |
JP4727041B2 (ja) * | 1998-10-23 | 2011-07-20 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 選択的開閉自在開口を含むトップシートを有する吸収体 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP6987492U patent/JP2565074Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
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---|---|---|---|---|
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JP2008220524A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Oji Nepia Kk | 水様便漏れ防止シート及びこれを用いた吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2565074Y2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
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