JPH062971A - スターリング機関一体型圧縮機 - Google Patents
スターリング機関一体型圧縮機Info
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- JPH062971A JPH062971A JP4162767A JP16276792A JPH062971A JP H062971 A JPH062971 A JP H062971A JP 4162767 A JP4162767 A JP 4162767A JP 16276792 A JP16276792 A JP 16276792A JP H062971 A JPH062971 A JP H062971A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- pressure chambers
- chambers
- stirling engine
- compressor
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02G—HOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02G1/00—Hot gas positive-displacement engine plants
- F02G1/04—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
- F02G1/043—Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B45/00—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids
- F04B45/02—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids having bellows
- F04B45/022—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids having bellows with two or more bellows in parallel
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B45/00—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids
- F04B45/02—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids having bellows
- F04B45/033—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids having bellows having fluid drive
- F04B45/0333—Pumps or pumping installations having flexible working members and specially adapted for elastic fluids having bellows having fluid drive the fluid being actuated directly by a piston
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、スターリング機関一体型圧縮機に
おいて圧縮機の効率向上を目的とする。 【構成】 スターリング機関の圧縮空間と圧縮機の第1
圧力室を連通させ、この第1圧力室と隔壁を介して区画
されオリフィスを介して連通する第2圧力室を形成す
る。そして、隔壁の両面に対向してベローズおよび封止
部材から形成される第3,第4圧力室を、第1,第2圧
力室内にそれぞれ配設し、第3,第4圧力室の各封止部
材を互いにロッドで連結した。また、第3,第4圧力室
には、それぞれ吸込,吐出弁を配設した。この結果、第
1圧力室と第2圧力室との相対圧力変動に基づいて、第
3,第4圧力室が流体圧縮部として作用する。
おいて圧縮機の効率向上を目的とする。 【構成】 スターリング機関の圧縮空間と圧縮機の第1
圧力室を連通させ、この第1圧力室と隔壁を介して区画
されオリフィスを介して連通する第2圧力室を形成す
る。そして、隔壁の両面に対向してベローズおよび封止
部材から形成される第3,第4圧力室を、第1,第2圧
力室内にそれぞれ配設し、第3,第4圧力室の各封止部
材を互いにロッドで連結した。また、第3,第4圧力室
には、それぞれ吸込,吐出弁を配設した。この結果、第
1圧力室と第2圧力室との相対圧力変動に基づいて、第
3,第4圧力室が流体圧縮部として作用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スターリング機関一体
型圧縮機に関するものである。
型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スターリング機関一体型圧縮機の従来技
術として、例えば特開平3−271551号公報に開示
された「スターリング機関一体型圧縮機」がある。この
従来技術を図3に基づいて説明すると、スターリング機
関101の図示しない圧縮空間は配管102を介して圧
縮機103の第1圧力室104,105と連通してい
る。また、第1圧力室104,105と隔壁106,1
07を介して区画されている第1中間圧室108,10
9は、スターリング機関101の圧縮空間と配管102
およびオリフィス110,111を介して連通してい
る。従って、第1圧力室104,105にはスターリン
グ機関101の圧縮空間の圧力変動が略そのまま現れ、
第1中間圧室108,109にはスターリング機関10
1の圧縮空間の圧力変動の中間圧が現れる。
術として、例えば特開平3−271551号公報に開示
された「スターリング機関一体型圧縮機」がある。この
従来技術を図3に基づいて説明すると、スターリング機
関101の図示しない圧縮空間は配管102を介して圧
縮機103の第1圧力室104,105と連通してい
る。また、第1圧力室104,105と隔壁106,1
07を介して区画されている第1中間圧室108,10
9は、スターリング機関101の圧縮空間と配管102
およびオリフィス110,111を介して連通してい
る。従って、第1圧力室104,105にはスターリン
グ機関101の圧縮空間の圧力変動が略そのまま現れ、
第1中間圧室108,109にはスターリング機関10
1の圧縮空間の圧力変動の中間圧が現れる。
【0003】一方、第1圧力室104,105とはダイ
アフラム112,113を介して区画されている第2圧
力室114,115は、冷媒が適量封入されたヒートポ
ンプ回路116内に挿設されている。また、第1中間圧
室108,109とダイアフラム117,118を介し
て区画されている第2中間圧室119は、オリフィス1
20,121を介して第2圧力室114,115と連通
している。従って、後述するとおり第2圧力室114,
115は圧力変動を生じるが、第2中間圧室119はそ
の圧力変動の中間圧が現れる。
アフラム112,113を介して区画されている第2圧
力室114,115は、冷媒が適量封入されたヒートポ
ンプ回路116内に挿設されている。また、第1中間圧
室108,109とダイアフラム117,118を介し
て区画されている第2中間圧室119は、オリフィス1
20,121を介して第2圧力室114,115と連通
している。従って、後述するとおり第2圧力室114,
115は圧力変動を生じるが、第2中間圧室119はそ
の圧力変動の中間圧が現れる。
【0004】そして、ダイアフラム112の中央に配設
されたリテーナ122とダイアフラム117の中央に配
設されたリテーナ123とはロッド124を介して接続
され、ダイアフラム113の中央に配設されたリテーナ
125とダイアフラム118の中央に配設されたリテー
ナ126とはロッド127を介して接続される。更に、
圧縮機103のハウジング128とリテーナ122との
間にはスプリング129が、ハウジング128とリテー
ナ125との間にはスプリング130が、リテーナ12
3ととリテーナ126との間にはスプリング131がそ
れぞれ配設される。これらのスプリング129,13
0,131によって、スターリング機関101および圧
縮機103の静止時にて、圧縮機103が図3に示すよ
うな中立状態に保持される。
されたリテーナ122とダイアフラム117の中央に配
設されたリテーナ123とはロッド124を介して接続
され、ダイアフラム113の中央に配設されたリテーナ
125とダイアフラム118の中央に配設されたリテー
ナ126とはロッド127を介して接続される。更に、
圧縮機103のハウジング128とリテーナ122との
間にはスプリング129が、ハウジング128とリテー
ナ125との間にはスプリング130が、リテーナ12
3ととリテーナ126との間にはスプリング131がそ
れぞれ配設される。これらのスプリング129,13
0,131によって、スターリング機関101および圧
縮機103の静止時にて、圧縮機103が図3に示すよ
うな中立状態に保持される。
【0005】また、第2圧力室114,115には吸込
弁132,133および吐出弁134,135がそれぞ
れ配設されている。
弁132,133および吐出弁134,135がそれぞ
れ配設されている。
【0006】以上の構成において、スターリング機関1
01が運転され、第1圧力室104,105の圧力が第
1中間圧室108,109の中間圧よりも高くなると、
図示の状態からダイアフラム112は右方向へ、ダイア
フラム113は左方向へと移動し、第1圧力室104,
105の各容積が拡大する。この結果、図示する状態か
ら第2圧力室114,115の各容積は縮小して、第2
圧力室114,115内の冷媒が圧縮されて吐出弁13
4,135からヒートポンプ回路116の圧縮機103
下流側へと排出される。
01が運転され、第1圧力室104,105の圧力が第
1中間圧室108,109の中間圧よりも高くなると、
図示の状態からダイアフラム112は右方向へ、ダイア
フラム113は左方向へと移動し、第1圧力室104,
105の各容積が拡大する。この結果、図示する状態か
ら第2圧力室114,115の各容積は縮小して、第2
圧力室114,115内の冷媒が圧縮されて吐出弁13
4,135からヒートポンプ回路116の圧縮機103
下流側へと排出される。
【0007】一方、第1圧力室104,105の圧力が
第1中間圧室108,109の中間圧よりも低くなる
と、図示の状態からダイアフラム112は左方向へ、ダ
イアフラム113は右方向へと移動し、第1圧力室10
4,105の各容積が縮小する。この結果、図示する状
態から第2圧力室114,115の各容積は拡大して、
ヒートポンプ回路116の圧縮機103上流側から吸込
弁132,133を介して第2圧力室114,115内
へ冷媒が吸入される。
第1中間圧室108,109の中間圧よりも低くなる
と、図示の状態からダイアフラム112は左方向へ、ダ
イアフラム113は右方向へと移動し、第1圧力室10
4,105の各容積が縮小する。この結果、図示する状
態から第2圧力室114,115の各容積は拡大して、
ヒートポンプ回路116の圧縮機103上流側から吸込
弁132,133を介して第2圧力室114,115内
へ冷媒が吸入される。
【0008】このような第2圧力室114,115の各
容積の拡大・縮小に応じて、冷媒がが第2圧力室11
4,115に吸入,圧縮されて吐出されるため、圧縮機
103はヒートポンプ回路116の圧縮手段として作用
する。
容積の拡大・縮小に応じて、冷媒がが第2圧力室11
4,115に吸入,圧縮されて吐出されるため、圧縮機
103はヒートポンプ回路116の圧縮手段として作用
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術のスターリング機関一体型圧縮機では、圧縮機10
3の安定的な作動のために第2中間圧室119が不可欠
であり、しかし、第2中間圧室119はヒートポンプ回
路116中の圧縮機103の死容積として作用するた
め、圧縮機103の効率が低下するといった不具合を有
している。
技術のスターリング機関一体型圧縮機では、圧縮機10
3の安定的な作動のために第2中間圧室119が不可欠
であり、しかし、第2中間圧室119はヒートポンプ回
路116中の圧縮機103の死容積として作用するた
め、圧縮機103の効率が低下するといった不具合を有
している。
【0010】そこで、本発明では、スターリング機関一
体型圧縮機において圧縮機の効率向上を、その技術的課
題とする。
体型圧縮機において圧縮機の効率向上を、その技術的課
題とする。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ハ
ウジングと、ハウジング内に形成され、スターリング機
関の圧縮空間と連通する第1圧力室と、ハウジング内に
形成され、隔壁を介して第1圧力室と分離されると共
に、オリフィスを介して第1圧力室と連通する第2圧力
室と、ベローズおよび封止部材から形成され、隔壁の両
面に対向して第1,第2圧力室内にそれぞれ配設される
第3,第4圧力室と、第3,第4圧力室の各封止部材を
互いに連結するロッドと、第3,第4圧力室にそれぞれ
配設される吸込,吐出弁とからスターリング機関一体型
圧縮機を構成したことである。
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ハ
ウジングと、ハウジング内に形成され、スターリング機
関の圧縮空間と連通する第1圧力室と、ハウジング内に
形成され、隔壁を介して第1圧力室と分離されると共
に、オリフィスを介して第1圧力室と連通する第2圧力
室と、ベローズおよび封止部材から形成され、隔壁の両
面に対向して第1,第2圧力室内にそれぞれ配設される
第3,第4圧力室と、第3,第4圧力室の各封止部材を
互いに連結するロッドと、第3,第4圧力室にそれぞれ
配設される吸込,吐出弁とからスターリング機関一体型
圧縮機を構成したことである。
【0013】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、第1圧
力室と第2圧力室との相対圧力変動に基づいて、第3,
第4圧力室が流体圧縮部として作用する。
力室と第2圧力室との相対圧力変動に基づいて、第3,
第4圧力室が流体圧縮部として作用する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
例について添付図面に基づいて説明する。
【0015】図1に示すスターリング機関一体型圧縮機
10において、スターリング機関11はシリンダ12内
を摺動するピストン13を備え、シリンダ12内のピス
トン13上方に膨張空間14が、ピストン13下方に圧
縮空間15がそれぞれ形成されている。シリンダ12の
外周には冷却器16および蓄熱器17が配設され、膨張
空間14は複数のヒータチューブ18、蓄熱器17およ
び冷却器16を介して圧縮空間15と連通している。ヒ
ータチューブ18はシリンダ12上方に配置された加熱
器19内に面し、加熱器19内での燃焼熱によって加熱
される。また、膨張空間14〜圧縮空間15内にはヘリ
ウムガス等の作動ガスが封入されている。シリンダ11
下方にはクランクケース20が固設され、クランクケー
ス20内に配設された駆動機構21により、ロッド22
を介してピストン13が上下方向に往復駆動される。
10において、スターリング機関11はシリンダ12内
を摺動するピストン13を備え、シリンダ12内のピス
トン13上方に膨張空間14が、ピストン13下方に圧
縮空間15がそれぞれ形成されている。シリンダ12の
外周には冷却器16および蓄熱器17が配設され、膨張
空間14は複数のヒータチューブ18、蓄熱器17およ
び冷却器16を介して圧縮空間15と連通している。ヒ
ータチューブ18はシリンダ12上方に配置された加熱
器19内に面し、加熱器19内での燃焼熱によって加熱
される。また、膨張空間14〜圧縮空間15内にはヘリ
ウムガス等の作動ガスが封入されている。シリンダ11
下方にはクランクケース20が固設され、クランクケー
ス20内に配設された駆動機構21により、ロッド22
を介してピストン13が上下方向に往復駆動される。
【0016】図2に示すように、圧縮機30において、
ハウジング31内にはスターリング機関11の圧縮空間
15と通路23を介して連通する第1圧力室32と、隔
壁33,34を介して第1圧力室32と分離されると共
にオリフィス35,36を介して第1圧力室32と連通
する第2圧力室37,38が形成されている。また、隔
壁33の両面には、ベローズ39,40および封止部材
41,42から構成され、第1,第2圧力室32,37
内にそれぞれ第3,第4圧力室43,44が対向して形
成される。そして、封止部材41,42はロッド45を
介して互いに連結される。同様に、隔壁34の両面に
は、ベローズ46,47および封止部材48,49から
構成され、第1,第2圧力室32,38内にそれぞれ第
3,第4圧力室50,51が対向して形成される。そし
て、封止部材48,49はロッド52を介して互いに連
結される。
ハウジング31内にはスターリング機関11の圧縮空間
15と通路23を介して連通する第1圧力室32と、隔
壁33,34を介して第1圧力室32と分離されると共
にオリフィス35,36を介して第1圧力室32と連通
する第2圧力室37,38が形成されている。また、隔
壁33の両面には、ベローズ39,40および封止部材
41,42から構成され、第1,第2圧力室32,37
内にそれぞれ第3,第4圧力室43,44が対向して形
成される。そして、封止部材41,42はロッド45を
介して互いに連結される。同様に、隔壁34の両面に
は、ベローズ46,47および封止部材48,49から
構成され、第1,第2圧力室32,38内にそれぞれ第
3,第4圧力室50,51が対向して形成される。そし
て、封止部材48,49はロッド52を介して互いに連
結される。
【0017】ここで、隔壁33,34をロッド45,5
2がそれぞれ貫通しているが、その貫通部には図示しな
いシール手段が配設されて、第3,第4圧力室43,4
4間および第3,第4圧力室50,51間の連通を妨げ
ている。
2がそれぞれ貫通しているが、その貫通部には図示しな
いシール手段が配設されて、第3,第4圧力室43,4
4間および第3,第4圧力室50,51間の連通を妨げ
ている。
【0018】隔壁33,34にはそれぞれ吸込路53,
54および吐出路55,56が形成され、吸込路53は
吸込弁57,58を介して第3,第4圧力室43,44
と、吐出路55は吐出弁59,60を介して第3,第4
圧力室43,44と、吸込路54は吸込弁61,62を
介して第3,第4圧力室50,51と、吐出路56は吐
出弁63,64を介して第3,第4圧力室50,51と
それぞれ連通している。そして、吸込路53,54は冷
媒配管70の一端と、吐出路55,56は冷媒配管70
の他端と連通している。図1に示すように、この冷媒配
管70上には、凝縮器71,膨張弁72および蒸発器7
3が配設される。従って、第3,第4圧力室43,4
4,50,51は凝縮器71,膨張弁72および蒸発器
73と共にヒートポンプ回路74を構成する圧縮手段と
して作用する。また、ヒートポンプ回路74には適量の
冷媒が封入される。
54および吐出路55,56が形成され、吸込路53は
吸込弁57,58を介して第3,第4圧力室43,44
と、吐出路55は吐出弁59,60を介して第3,第4
圧力室43,44と、吸込路54は吸込弁61,62を
介して第3,第4圧力室50,51と、吐出路56は吐
出弁63,64を介して第3,第4圧力室50,51と
それぞれ連通している。そして、吸込路53,54は冷
媒配管70の一端と、吐出路55,56は冷媒配管70
の他端と連通している。図1に示すように、この冷媒配
管70上には、凝縮器71,膨張弁72および蒸発器7
3が配設される。従って、第3,第4圧力室43,4
4,50,51は凝縮器71,膨張弁72および蒸発器
73と共にヒートポンプ回路74を構成する圧縮手段と
して作用する。また、ヒートポンプ回路74には適量の
冷媒が封入される。
【0019】以上の構成を有するスターリング機関一体
型圧縮機10の作動について説明する。
型圧縮機10の作動について説明する。
【0020】スターリング機関11の運転により、その
圧縮空間15にはサインカーブのような圧力変動が現れ
る。この圧力変動は通路23を介して第1圧力室32に
も伝達される。ここで、第2圧力室37,38はオリフ
ィス35,36を介して第1圧力室32と連通している
ので、第1圧力室32の圧力変動の中間圧力が常時現れ
ている。
圧縮空間15にはサインカーブのような圧力変動が現れ
る。この圧力変動は通路23を介して第1圧力室32に
も伝達される。ここで、第2圧力室37,38はオリフ
ィス35,36を介して第1圧力室32と連通している
ので、第1圧力室32の圧力変動の中間圧力が常時現れ
ている。
【0021】いま、第1圧力室32の圧力が第2圧力室
37,38の中間圧力よりも高いと、封止部材42,4
8にかかる圧力の方が封止部材41,49にかかる圧力
よりも高く、図1乃至図2に示すようにベローズ40,
46が縮み、ベローズ39,47が伸びる。従って、第
3圧力室43,50の容積が小さく、第4圧力室44,
51の容積が大きい状態となる。この結果、第3圧力室
43,50内の冷媒は圧縮されて、吐出弁59,63お
よび吐出路55,56を介して凝縮器71へと排出され
る。一方、第4圧力室44,51内には、蒸発器73か
ら吸込弁58,62および吸込路53,54を介して冷
媒が吸入される。
37,38の中間圧力よりも高いと、封止部材42,4
8にかかる圧力の方が封止部材41,49にかかる圧力
よりも高く、図1乃至図2に示すようにベローズ40,
46が縮み、ベローズ39,47が伸びる。従って、第
3圧力室43,50の容積が小さく、第4圧力室44,
51の容積が大きい状態となる。この結果、第3圧力室
43,50内の冷媒は圧縮されて、吐出弁59,63お
よび吐出路55,56を介して凝縮器71へと排出され
る。一方、第4圧力室44,51内には、蒸発器73か
ら吸込弁58,62および吸込路53,54を介して冷
媒が吸入される。
【0022】次いで、第1圧力室32の圧力が低下して
いき、第2圧力室37,38の中間圧力よりも低くなる
と、封止部材42,48にかかる圧力の方が封止部材4
1,49にかかる圧力よりも低くなり、図示しないがベ
ローズ40,46が伸び、ベローズ39,47が縮む。
従って、第3圧力室43,50の容積が大きく、第4圧
力室44,51の容積が小さい状態となる。この結果、
第3圧力室43,50内には、蒸発器73から吸込弁5
7,61および吸込路53,54を介して冷媒が吸入さ
れる。一方、第4圧力室44,51内の冷媒は圧縮され
て、吐出弁60,64および吐出路55,56を介して
凝縮器71へと排出される。
いき、第2圧力室37,38の中間圧力よりも低くなる
と、封止部材42,48にかかる圧力の方が封止部材4
1,49にかかる圧力よりも低くなり、図示しないがベ
ローズ40,46が伸び、ベローズ39,47が縮む。
従って、第3圧力室43,50の容積が大きく、第4圧
力室44,51の容積が小さい状態となる。この結果、
第3圧力室43,50内には、蒸発器73から吸込弁5
7,61および吸込路53,54を介して冷媒が吸入さ
れる。一方、第4圧力室44,51内の冷媒は圧縮され
て、吐出弁60,64および吐出路55,56を介して
凝縮器71へと排出される。
【0023】従って、第3圧力室43,50と第4圧力
室44,51が、第1圧力室32の圧力変動に応じて交
互に冷媒の吸入・吐出を繰り返し、ヒートポンプ回路7
4が作動する。なお、ヒートポンプ回路74自体の作動
については公知であり、ここではその説明を省略する。
室44,51が、第1圧力室32の圧力変動に応じて交
互に冷媒の吸入・吐出を繰り返し、ヒートポンプ回路7
4が作動する。なお、ヒートポンプ回路74自体の作動
については公知であり、ここではその説明を省略する。
【0024】ところで、スターリング機関11および圧
縮機30の静止時において、第3圧力室43,50およ
び第4圧力室44,51の各容積は同一である(中立状
態)必要があるので、ベローズ39,40,46,47
がバネ材等によって形成されれば、ベローズ39,4
0,46,47のもつバネ作用によって、第3圧力室4
3,50および第4圧力室44,51が中立状態に保持
される。しかし、ベローズ39,40,46,47の材
質を限定するものではなく、例えば、ベローズ39,4
0,46,47内において、隔壁33と封止部材41,
42の各対向面および隔壁34と封止部材48,49の
各対向面にスプリングを配設してもよい。
縮機30の静止時において、第3圧力室43,50およ
び第4圧力室44,51の各容積は同一である(中立状
態)必要があるので、ベローズ39,40,46,47
がバネ材等によって形成されれば、ベローズ39,4
0,46,47のもつバネ作用によって、第3圧力室4
3,50および第4圧力室44,51が中立状態に保持
される。しかし、ベローズ39,40,46,47の材
質を限定するものではなく、例えば、ベローズ39,4
0,46,47内において、隔壁33と封止部材41,
42の各対向面および隔壁34と封止部材48,49の
各対向面にスプリングを配設してもよい。
【0025】
【発明の効果】上述したように本発明のスターリング機
関一体型圧縮機では、第3,第4圧力室が共に流体圧縮
に関与し、無駄な死容積をもたないので圧縮機の効率が
向上する。また、第3,第4圧力室という2つの圧力室
を駆動するのに、圧力変動を発生する第1圧力室は単一
でよい。更に、第3,第4圧力室という2つの圧力室が
セットで複数あっても、第2圧力室の数を同数にするだ
けでよく、圧力変動を発生する第1圧力室は相変わらず
単一でよい。
関一体型圧縮機では、第3,第4圧力室が共に流体圧縮
に関与し、無駄な死容積をもたないので圧縮機の効率が
向上する。また、第3,第4圧力室という2つの圧力室
を駆動するのに、圧力変動を発生する第1圧力室は単一
でよい。更に、第3,第4圧力室という2つの圧力室が
セットで複数あっても、第2圧力室の数を同数にするだ
けでよく、圧力変動を発生する第1圧力室は相変わらず
単一でよい。
【図1】本発明実施例のスターリング機関一体型圧縮機
の構成図を示す。
の構成図を示す。
【図2】図1における要部拡大構成図を示す。
【図3】従来技術のスターリング機関一体型圧縮機の構
成図を示す。
成図を示す。
10 スターリング機関一体型圧縮機、 11 スターリング機関、 15 圧縮空間、 31 ハウジング、 32 第1圧力室、 33,34 隔壁、 35,36 オリフィス、 37,38 第2圧力室、 39,40,46,47 ベローズ、 41,42,48,49 封止部材、 43,50 第3圧力室、 44,51 第4圧力室、 45,52 ロッド、 57,58,61,62 吸込弁、 59,60,63,64 吐出弁。
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングと、 前記ハウジング内に形成され、スターリング機関の圧縮
空間と連通する第1圧力室と、 前記ハウジング内に形成され、隔壁を介して前記第1圧
力室と分離されると共に、オリフィスを介して前記第1
圧力室と連通する第2圧力室と、 ベローズおよび封止部材から形成され、前記隔壁の両面
に対向して前記第1,第2圧力室内にそれぞれ配設され
る第3,第4圧力室と、 前記第3,第4圧力室の前記各封止部材を互いに連結す
るロッドと、 前記第3,第4圧力室にそれぞれ配設される吸込,吐出
弁とを有するスターリング機関一体型圧縮機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162767A JPH062971A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スターリング機関一体型圧縮機 |
US08/076,639 US5383334A (en) | 1992-06-22 | 1993-06-15 | Compressor integral with stirling engine |
DE4320529A DE4320529C2 (de) | 1992-06-22 | 1993-06-21 | Verdichter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162767A JPH062971A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スターリング機関一体型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062971A true JPH062971A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15760839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162767A Pending JPH062971A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スターリング機関一体型圧縮機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5383334A (ja) |
JP (1) | JPH062971A (ja) |
DE (1) | DE4320529C2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5586639A (en) * | 1994-12-12 | 1996-12-24 | Yazaki Industrial Chemical Co. | Powered roller conveyer for light loads |
JP2014510865A (ja) * | 2011-02-10 | 2014-05-01 | ブーストヒート | ガス状流体圧縮デバイス |
JP2018141623A (ja) * | 2013-06-18 | 2018-09-13 | ブーストヒート | ガス状流体の熱圧縮のためのデバイス |
CN113062842A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-07-02 | 新疆维吾尔自治区寒旱区水资源与生态水利工程研究中心(院士专家工作站) | 单活塞曲线缸压缩空气制冷制热循环装置 |
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US6093504A (en) | 1996-12-03 | 2000-07-25 | Bliesner; Wayne Thomas | Electro-chemical-thermal rechargeable energy storage cell (ECT cell) |
US6526750B2 (en) | 1997-11-15 | 2003-03-04 | Adi Thermal Power Corp. | Regenerator for a heat engine |
US6041598A (en) * | 1997-11-15 | 2000-03-28 | Bliesner; Wayne Thomas | High efficiency dual shell stirling engine |
US6263671B1 (en) | 1997-11-15 | 2001-07-24 | Wayne T Bliesner | High efficiency dual shell stirling engine |
US5993170A (en) * | 1998-04-09 | 1999-11-30 | Applied Materials, Inc. | Apparatus and method for compressing high purity gas |
US7007469B2 (en) * | 2001-07-13 | 2006-03-07 | Bliesner Wayne T | Dual shell Stirling engine with gas backup |
US6701721B1 (en) * | 2003-02-01 | 2004-03-09 | Global Cooling Bv | Stirling engine driven heat pump with fluid interconnection |
JP4547451B2 (ja) * | 2007-11-22 | 2010-09-22 | シグマテクノロジー有限会社 | ベローズポンプおよびベローズポンプの運転方法 |
US8096118B2 (en) * | 2009-01-30 | 2012-01-17 | Williams Jonathan H | Engine for utilizing thermal energy to generate electricity |
US20110314805A1 (en) * | 2009-03-12 | 2011-12-29 | Seale Joseph B | Heat engine with regenerator and timed gas exchange |
DE102009025401A1 (de) * | 2009-06-16 | 2010-12-23 | Michael Krupka | Thermische Antriebsvorrichtung und thermodynamische Verbundmaschine |
DE102014217897A1 (de) * | 2014-09-08 | 2016-03-10 | Pressure Wave Systems Gmbh | Kompressorvorrichtung, eine damit ausgerüstete Kühlvorrichtung und ein Verfahren zum Betreiben der Kompressorvorrichtung und der Kühlvorrichtung |
WO2018143417A1 (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | イーグル工業株式会社 | 液体供給システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4450685A (en) * | 1982-06-02 | 1984-05-29 | Mechanical Technology Incorporated | Dynamically balanced, hydraulically driven compressor/pump apparatus for resonant free piston Stirling engines |
GB2183300B (en) * | 1984-10-19 | 1988-11-16 | Eder Franz X | Energy conversion apparatus including a gas compressor |
JPH03271551A (ja) * | 1990-03-21 | 1991-12-03 | Aisin Seiki Co Ltd | スターリング機関一体型圧縮機 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162767A patent/JPH062971A/ja active Pending
-
1993
- 1993-06-15 US US08/076,639 patent/US5383334A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-21 DE DE4320529A patent/DE4320529C2/de not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5586639A (en) * | 1994-12-12 | 1996-12-24 | Yazaki Industrial Chemical Co. | Powered roller conveyer for light loads |
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CN113062842A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-07-02 | 新疆维吾尔自治区寒旱区水资源与生态水利工程研究中心(院士专家工作站) | 单活塞曲线缸压缩空气制冷制热循环装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4320529A1 (de) | 1993-12-23 |
US5383334A (en) | 1995-01-24 |
DE4320529C2 (de) | 1998-05-20 |
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