JPH06295024A - 遮光部材の切断装置及び打抜き装置 - Google Patents
遮光部材の切断装置及び打抜き装置Info
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- JPH06295024A JPH06295024A JP8211993A JP8211993A JPH06295024A JP H06295024 A JPH06295024 A JP H06295024A JP 8211993 A JP8211993 A JP 8211993A JP 8211993 A JP8211993 A JP 8211993A JP H06295024 A JPH06295024 A JP H06295024A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮光部材を巻いたロールの付け替え回数を少
なくして、生産性を高める。 【構成】 幅長がフイルム通路の幅と同じパイル織物1
3は供給リール20から送り出される。送り出されたパ
イル織物13は多数の吸着ユニット29を設けた吸着ド
ラム24の外周面に吸着される。この吸着ドラム24の
外周には、パイル織物13を切断するレザー25が接線
方向と直交する方向に沿って、移動可能に配置されてい
る。
なくして、生産性を高める。 【構成】 幅長がフイルム通路の幅と同じパイル織物1
3は供給リール20から送り出される。送り出されたパ
イル織物13は多数の吸着ユニット29を設けた吸着ド
ラム24の外周面に吸着される。この吸着ドラム24の
外周には、パイル織物13を切断するレザー25が接線
方向と直交する方向に沿って、移動可能に配置されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広幅の遮光部材を切断も
しくは打ち抜きして、写真フイルムパトローネ等に用い
る帯状の遮光片とする遮光部材の切断装置及び打抜き装
置に関するものである。
しくは打ち抜きして、写真フイルムパトローネ等に用い
る帯状の遮光片とする遮光部材の切断装置及び打抜き装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムを収納する写真フイルムパ
トローネでは、パトローネ本体に形成されたフイルム通
路から写真フイルムを出し入れしている。このフイルム
通路には、パトローネ本体内に外光が進入しないように
遮光部材例えばテレンプが設けられている。このような
テレンプは、特開昭63−74869号公報や実開昭6
3−74638号公報に記載されたテレンプ貼着装置に
より、フイルム通路の内壁に貼着される。何れのテレン
プ貼着装置も、それぞれ切断装置を備えており、リボン
状のパイル織物をフイルム通路の幅と同じ長さに切断し
て、前記テレンプとしている。
トローネでは、パトローネ本体に形成されたフイルム通
路から写真フイルムを出し入れしている。このフイルム
通路には、パトローネ本体内に外光が進入しないように
遮光部材例えばテレンプが設けられている。このような
テレンプは、特開昭63−74869号公報や実開昭6
3−74638号公報に記載されたテレンプ貼着装置に
より、フイルム通路の内壁に貼着される。何れのテレン
プ貼着装置も、それぞれ切断装置を備えており、リボン
状のパイル織物をフイルム通路の幅と同じ長さに切断し
て、前記テレンプとしている。
【0003】ところで、前記パイル織物は反物のように
ロール状に巻かれて保管されるが、ロール径を大きくす
るとパイルが押し潰されて遮光性が悪くなるため、1個
のロール長を長くできない。このため、上述した従来の
テレンプ貼着装置ではロールの付け替え頻度が多くな
り、生産性が悪いという問題があった。
ロール状に巻かれて保管されるが、ロール径を大きくす
るとパイルが押し潰されて遮光性が悪くなるため、1個
のロール長を長くできない。このため、上述した従来の
テレンプ貼着装置ではロールの付け替え頻度が多くな
り、生産性が悪いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は遮光部材を巻
いたロールの付け替え頻度を少なくして、生産性を高め
た遮光部材の切断装置や打抜き装置を提供することを目
的とする。
いたロールの付け替え頻度を少なくして、生産性を高め
た遮光部材の切断装置や打抜き装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の遮光部材の切断装置では、円周面に
沿って多数の吸着ユニットを設けた吸着ドラムと切断刃
とを具備し、写真フイルムパトローネのフイルム送出口
の幅と同じ幅か、多くても同じ幅より1mm短い幅の遮光
部材を、遮光部材の幅方向に切断して前記帯状の遮光片
を得るようにしたものである。また請求項2記載の打抜
き装置では、上下一対の打抜き刃と、昇降自在にかつ水
平方向に移動自在な吸着ユニットとを具備し、写真フイ
ルムパトローネのフイルム送出口の幅より長い幅の遮光
部材から、長手方向が遮光部材の幅方向となるように打
ち抜きして、帯状の遮光片を得るようにしている。
に、請求項1記載の遮光部材の切断装置では、円周面に
沿って多数の吸着ユニットを設けた吸着ドラムと切断刃
とを具備し、写真フイルムパトローネのフイルム送出口
の幅と同じ幅か、多くても同じ幅より1mm短い幅の遮光
部材を、遮光部材の幅方向に切断して前記帯状の遮光片
を得るようにしたものである。また請求項2記載の打抜
き装置では、上下一対の打抜き刃と、昇降自在にかつ水
平方向に移動自在な吸着ユニットとを具備し、写真フイ
ルムパトローネのフイルム送出口の幅より長い幅の遮光
部材から、長手方向が遮光部材の幅方向となるように打
ち抜きして、帯状の遮光片を得るようにしている。
【0006】本発明の遮光部材の切断装置でカットされ
た帯状の遮光片例えばテレンプを貼着した写真フイルム
パトローネを示す図4及び図5において、写真フイルム
パトローネ2はパトローネ本体3と、この内部に収納さ
れるスプール4と、スプール4に一端を係止されロール
状に巻かれる写真フイルム5とからなる。パトローネ本
体3の外周面には、長手方向に沿って、写真フイルム5
を送り出すフイルム通路6を内部に形成したポート部7
が設けられている。
た帯状の遮光片例えばテレンプを貼着した写真フイルム
パトローネを示す図4及び図5において、写真フイルム
パトローネ2はパトローネ本体3と、この内部に収納さ
れるスプール4と、スプール4に一端を係止されロール
状に巻かれる写真フイルム5とからなる。パトローネ本
体3の外周面には、長手方向に沿って、写真フイルム5
を送り出すフイルム通路6を内部に形成したポート部7
が設けられている。
【0007】前記パトローネ本体3は長手方向に沿っ
て、ポート部7を二分するように分割された一対の樹脂
製のケーシング8,9で構成されている。ケーシング
8,9ではポート部7に対応する部分の内壁をコの字型
にしており、コの字型内壁を嵌合させると、前記フイル
ム通路6が形成される。このフイルム通路6の上下内壁
には、遮光用のテレンプ10,11がホットメルト接着
剤12でそれぞれ貼着される。このテレンプ10,11
は図6に示すように、幅L1のパイル織物13を、これ
の幅方向に沿ってレザーでカットしたものである。な
お、この幅L1は前記フイルム通路6の幅L2に準じて
設定され、L1とL2との関係は以下の式で表される。
て、ポート部7を二分するように分割された一対の樹脂
製のケーシング8,9で構成されている。ケーシング
8,9ではポート部7に対応する部分の内壁をコの字型
にしており、コの字型内壁を嵌合させると、前記フイル
ム通路6が形成される。このフイルム通路6の上下内壁
には、遮光用のテレンプ10,11がホットメルト接着
剤12でそれぞれ貼着される。このテレンプ10,11
は図6に示すように、幅L1のパイル織物13を、これ
の幅方向に沿ってレザーでカットしたものである。な
お、この幅L1は前記フイルム通路6の幅L2に準じて
設定され、L1とL2との関係は以下の式で表される。
【数1】L2≧L1≧L2−1 〔単位:mm 〕 なお、好ましくは
【数2】L2≧L1≧L2−0.5 〔単位:mm 〕
【0008】フイルム通路6の内壁奥側には、一対のガ
イド部材13,14が設けられており、更にガイド部材
13の奥側先端には、フイルムロールから写真フイルム
5の先端を剥離する分離爪13aが形成されている。な
お、このガイド部材13,14は、フイルム通路6の両
側側壁とテレンプ11の両端部との隙間を通過した外光
が内部に進入するのを阻止する。このようなガイド部材
はケーシング8の奥側内壁にも形成されている。
イド部材13,14が設けられており、更にガイド部材
13の奥側先端には、フイルムロールから写真フイルム
5の先端を剥離する分離爪13aが形成されている。な
お、このガイド部材13,14は、フイルム通路6の両
側側壁とテレンプ11の両端部との隙間を通過した外光
が内部に進入するのを阻止する。このようなガイド部材
はケーシング8の奥側内壁にも形成されている。
【0009】図1に本発明の切断装置を用いた遮光部材
の貼着装置の一例を概略的に示す。供給リール20に巻
かれた前記パイル織物13はローラ21〜23を介し
て、パイル織物13をパイル側から吸着する吸着ドラム
24で移動される。この吸着ドラム24は図示しないモ
ータにより、間欠的に一定角度ずつ回動される。この吸
着ドラム24の外周には、パイル織物13を切断するレ
ザー25を備えた切断装置が配置されている。なお、こ
の実施例では、レザー25でパイル織物13を切断する
が、ロータリカッタによる切断,シャーカット,スコア
カット,レーザーカット,ウォータージェット,超音波
切断等の方法を用いてもよい。
の貼着装置の一例を概略的に示す。供給リール20に巻
かれた前記パイル織物13はローラ21〜23を介し
て、パイル織物13をパイル側から吸着する吸着ドラム
24で移動される。この吸着ドラム24は図示しないモ
ータにより、間欠的に一定角度ずつ回動される。この吸
着ドラム24の外周には、パイル織物13を切断するレ
ザー25を備えた切断装置が配置されている。なお、こ
の実施例では、レザー25でパイル織物13を切断する
が、ロータリカッタによる切断,シャーカット,スコア
カット,レーザーカット,ウォータージェット,超音波
切断等の方法を用いてもよい。
【0010】前記切断装置は吸着ドラム24に同期して
駆動され、吸着ドラム24の回動が停止したときに、こ
れの接線方向と直角に前記レザー25をスライドさせ
る。なお、前記供給リール20も図示しないモータで間
欠的に回動され、パイル織物13がローラ21,22と
の間で形成するループ量が一定となるようにしている。
駆動され、吸着ドラム24の回動が停止したときに、こ
れの接線方向と直角に前記レザー25をスライドさせ
る。なお、前記供給リール20も図示しないモータで間
欠的に回動され、パイル織物13がローラ21,22と
の間で形成するループ量が一定となるようにしている。
【0011】この吸着ドラム24は図2に示すように、
軸受27に回動自在に軸支されたドラム本体28と、こ
のドラム本体28の半径方向にスライドする複数の吸着
ユニット29とからなる。前記ドラム本体28にはその
周縁部に、吸着ユニット29のスライドをガイドするガ
イド部30が形成されている。
軸受27に回動自在に軸支されたドラム本体28と、こ
のドラム本体28の半径方向にスライドする複数の吸着
ユニット29とからなる。前記ドラム本体28にはその
周縁部に、吸着ユニット29のスライドをガイドするガ
イド部30が形成されている。
【0012】この吸着ユニット29の一端側には、内部
の通気孔31に連なる吸着用開口32が図3に示すよう
に形成されている。この通気孔31はパイプ33を介し
て、ドラム本体26の内部に形成された通気孔34に接
続されている。通気孔34の他端には図示しない吸引ポ
ンプが接続されており、吸引ポンプが駆動されると、吸
着ユニット29はパイルを押し潰さないようにテレンプ
11を吸着用開口32で吸着して保持する。この吸着ユ
ニット29の側端にはカムフォロワ35が設けられてお
り、このカムフォロワ35は図1に一点鎖線で示すカム
板36のカム溝37に嵌入される。これにより、ドラム
本体28が回動されると、前記吸着ユニット29はカム
溝37の形状に応じてドラムの半径方向にスライドす
る。
の通気孔31に連なる吸着用開口32が図3に示すよう
に形成されている。この通気孔31はパイプ33を介し
て、ドラム本体26の内部に形成された通気孔34に接
続されている。通気孔34の他端には図示しない吸引ポ
ンプが接続されており、吸引ポンプが駆動されると、吸
着ユニット29はパイルを押し潰さないようにテレンプ
11を吸着用開口32で吸着して保持する。この吸着ユ
ニット29の側端にはカムフォロワ35が設けられてお
り、このカムフォロワ35は図1に一点鎖線で示すカム
板36のカム溝37に嵌入される。これにより、ドラム
本体28が回動されると、前記吸着ユニット29はカム
溝37の形状に応じてドラムの半径方向にスライドす
る。
【0013】前記吸着ドラム24の下側には、ケーシン
グ9が載置される保持ステーション40を搬送する搬送
ユニット41が配置されている。この搬送ユニット41
は、吸着ドラム24の回動に同期して駆動され、ケーシ
ング9を図中矢線方向に給送する。保持ステーション4
0が吸着ドラム24の真下に移動されて、吸着ドラム2
4の回動,搬送ユニット41の駆動がそれぞれ停止され
ると、下方に移動された吸着ユニット29はテレンプ1
1をケーシング9に圧接する。この圧接により、テレン
プ11は熱風等で溶融された前記ホットメルト接着剤1
2を介してケーシング9に固着される。
グ9が載置される保持ステーション40を搬送する搬送
ユニット41が配置されている。この搬送ユニット41
は、吸着ドラム24の回動に同期して駆動され、ケーシ
ング9を図中矢線方向に給送する。保持ステーション4
0が吸着ドラム24の真下に移動されて、吸着ドラム2
4の回動,搬送ユニット41の駆動がそれぞれ停止され
ると、下方に移動された吸着ユニット29はテレンプ1
1をケーシング9に圧接する。この圧接により、テレン
プ11は熱風等で溶融された前記ホットメルト接着剤1
2を介してケーシング9に固着される。
【0014】このように構成された遮光部材の切断装置
の作用について説明する。供給リール20からパイル織
物13を引き出し、その先端を吸引モータを作動させた
吸着ドラム24に図1に示すようにセットする。この
後、吸着ドラム24が一定角度回動されると、パイル織
物13は図中矢線方向に移動される。パイル織物13が
カット幅分移動されると、吸着ドラム24は回動を停止
する。この後、切断装置が作動し、レザー25をスライ
ドして、パイル織物13からテレンプ11がカットされ
る。
の作用について説明する。供給リール20からパイル織
物13を引き出し、その先端を吸引モータを作動させた
吸着ドラム24に図1に示すようにセットする。この
後、吸着ドラム24が一定角度回動されると、パイル織
物13は図中矢線方向に移動される。パイル織物13が
カット幅分移動されると、吸着ドラム24は回動を停止
する。この後、切断装置が作動し、レザー25をスライ
ドして、パイル織物13からテレンプ11がカットされ
る。
【0015】前記パイル織物13は、図7に示すような
リボン状のパイル織物13bに比べ、吸着ドラムに接触
する面積を大きくすることができるから、パイル織物1
3と吸着ドラム24と間に生じる滑りを防止して、パイ
ル織物13の搬送を確実に行うことができる。このた
め、本発明の遮光部材の切断装置では、カット幅のばら
つきを抑えることができ、幅精度の高いテレンプ11を
切断することができる。また、本発明の遮光部材の切断
装置はカット幅を、リボン状のパイル織物のカット幅に
比べ小さくすることができるから、供給リール52に巻
きつけたパイル織物13の巻き径が同じ場合には、より
多くのテレンプ11を得ることができる。したがって、
パイル織物13からテレンプ11を切断する工程におい
て、供給リール20の付け替え回数を少なくできるか
ら、生産性を高めることができる。
リボン状のパイル織物13bに比べ、吸着ドラムに接触
する面積を大きくすることができるから、パイル織物1
3と吸着ドラム24と間に生じる滑りを防止して、パイ
ル織物13の搬送を確実に行うことができる。このた
め、本発明の遮光部材の切断装置では、カット幅のばら
つきを抑えることができ、幅精度の高いテレンプ11を
切断することができる。また、本発明の遮光部材の切断
装置はカット幅を、リボン状のパイル織物のカット幅に
比べ小さくすることができるから、供給リール52に巻
きつけたパイル織物13の巻き径が同じ場合には、より
多くのテレンプ11を得ることができる。したがって、
パイル織物13からテレンプ11を切断する工程におい
て、供給リール20の付け替え回数を少なくできるか
ら、生産性を高めることができる。
【0016】カット後、吸着ドラム24が再び回動され
ると、カムフォロワ35がカム溝37にガイドされて、
テレンプ11を保持した吸着ユニット29を下方に移動
する。これにより、テレンプ11はホットメルト接着剤
12に押し付けられて、ケーシング9に固着される。こ
のように固着されたテレンプ11のパイル有効幅をカッ
ト幅と同じにすることができるから、フイルム通路6で
の確実な遮光を行うことができる。更にまた、テレンプ
11の端部とフイルム通路6の両側内壁との隙間を通過
した光がガイド部材13,14に沿って、内部に回り込
むのを確実に防止することができる。
ると、カムフォロワ35がカム溝37にガイドされて、
テレンプ11を保持した吸着ユニット29を下方に移動
する。これにより、テレンプ11はホットメルト接着剤
12に押し付けられて、ケーシング9に固着される。こ
のように固着されたテレンプ11のパイル有効幅をカッ
ト幅と同じにすることができるから、フイルム通路6で
の確実な遮光を行うことができる。更にまた、テレンプ
11の端部とフイルム通路6の両側内壁との隙間を通過
した光がガイド部材13,14に沿って、内部に回り込
むのを確実に防止することができる。
【0017】なお、上記では遮光部材に、パイル織物か
らなるテレンプを用いたが、スポンジや不織布等からな
る遮光部材を、本発明の遮光部材の切断装置でカットし
ても同様な効果を得ることができる。また、前記パイル
織物の素材例には、レーヨン,ナイロン,アクリル,ポ
リエステル,ビニロン,塩化ビニル,ビニリデン共重合
体,ポリプロピレン,ポリエチレンポリカーボネート繊
維のような合成繊維や、キュプラアセテート,木綿,絹
等の天然、再生繊維等が用いられる。
らなるテレンプを用いたが、スポンジや不織布等からな
る遮光部材を、本発明の遮光部材の切断装置でカットし
ても同様な効果を得ることができる。また、前記パイル
織物の素材例には、レーヨン,ナイロン,アクリル,ポ
リエステル,ビニロン,塩化ビニル,ビニリデン共重合
体,ポリプロピレン,ポリエチレンポリカーボネート繊
維のような合成繊維や、キュプラアセテート,木綿,絹
等の天然、再生繊維等が用いられる。
【0018】図8は本発明の打抜き装置を概略的に示す
ものである。この打抜き装置50はパイル織物51を供
給する供給リール52と、打ち抜いた後のパイル織物5
1を巻き取る巻取リール53との間に配置され、図中矢
線方向に間欠的に移動されるパイル織物51から、テレ
ンプ54を打ち抜く。供給リール52及び巻取りリール
53は上記同様に、パイル織物51のループ量が一定に
なるように図示しないモータでそれぞれ回動を制御され
る。
ものである。この打抜き装置50はパイル織物51を供
給する供給リール52と、打ち抜いた後のパイル織物5
1を巻き取る巻取リール53との間に配置され、図中矢
線方向に間欠的に移動されるパイル織物51から、テレ
ンプ54を打ち抜く。供給リール52及び巻取りリール
53は上記同様に、パイル織物51のループ量が一定に
なるように図示しないモータでそれぞれ回動を制御され
る。
【0019】この打抜き装置50には、昇降自在かつ水
平方向に移動自在な吸着ユニット55と、上述した保持
ステーション40をパイル織物51の給送方向に沿っ
て、間欠的に移送する搬送ユニット41とからなるテレ
ンプの貼着装置56が図9に示すように配置されてい
る。
平方向に移動自在な吸着ユニット55と、上述した保持
ステーション40をパイル織物51の給送方向に沿っ
て、間欠的に移送する搬送ユニット41とからなるテレ
ンプの貼着装置56が図9に示すように配置されてい
る。
【0020】このように構成された打抜き装置50及び
貼着装置56の作用について説明する。巻取りリール5
3が回動されて、パイル織物51が一定量送られると、
打抜き装置50が作動して、パイル織物51からテレン
プ54が打ち抜かれる。吸着ユニット55が下降して、
打ち抜かれたテレンプ54を吸着保持する。この後、吸
着ユニット55は上昇され、更に水平方向に移動され
る。
貼着装置56の作用について説明する。巻取りリール5
3が回動されて、パイル織物51が一定量送られると、
打抜き装置50が作動して、パイル織物51からテレン
プ54が打ち抜かれる。吸着ユニット55が下降して、
打ち抜かれたテレンプ54を吸着保持する。この後、吸
着ユニット55は上昇され、更に水平方向に移動され
る。
【0021】吸着ユニット55が、保持ステーション4
0の真上に移動されると、下降して保持するテレンプ5
4をケーシング9に圧接する。ケーシンク9には熱風当
により溶融されたホットメルト接着剤12が塗布されて
おり、前記テレンプ54はケーシング9に接着される。
この実施例でも供給リール52に巻き付けるパイル織物
51の幅をフイルム通路6の幅より広くして、テレンプ
54の長手方向が給送方向と直交するように、テレンプ
54を打抜いている。このため、カット幅はリボン状の
パイル織物のカット幅に比べ小さくなるから、供給リー
ル52に巻きつけたパイル織物の巻き径が同じ場合に
は、より多くのテレンプ11を得ることができる。した
がって、パイル織物51からテレンプ54を切断する工
程において、供給リール52の付け替え回数を少なくで
きるから、生産性を高めることができる。
0の真上に移動されると、下降して保持するテレンプ5
4をケーシング9に圧接する。ケーシンク9には熱風当
により溶融されたホットメルト接着剤12が塗布されて
おり、前記テレンプ54はケーシング9に接着される。
この実施例でも供給リール52に巻き付けるパイル織物
51の幅をフイルム通路6の幅より広くして、テレンプ
54の長手方向が給送方向と直交するように、テレンプ
54を打抜いている。このため、カット幅はリボン状の
パイル織物のカット幅に比べ小さくなるから、供給リー
ル52に巻きつけたパイル織物の巻き径が同じ場合に
は、より多くのテレンプ11を得ることができる。した
がって、パイル織物51からテレンプ54を切断する工
程において、供給リール52の付け替え回数を少なくで
きるから、生産性を高めることができる。
【0022】なお、上記何れの場合でも、サクションフ
ィードによりパイル織物を給送したが、グリップフィー
ドによりパイル織物を給送してもよい。更に巻取りドラ
ム,フィードローラやベルト間搬送により、パイル織物
を給送することも可能である。
ィードによりパイル織物を給送したが、グリップフィー
ドによりパイル織物を給送してもよい。更に巻取りドラ
ム,フィードローラやベルト間搬送により、パイル織物
を給送することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
記載の遮光部材の切断装置では、帯状の遮光片を得るた
めに、写真フイルムパトローネのフイルム送出口の幅と
同じ幅か、多くても同じ幅より1mm短い幅の遮光部材
を、遮光部材の幅方向に切断したから、ロール径が同じ
遮光部材からより多く遮光片を得ることができる。した
がって、この切断装置ではリールの付け替え頻度を少な
くすることができるので、その生産性を高めることがで
きる。
記載の遮光部材の切断装置では、帯状の遮光片を得るた
めに、写真フイルムパトローネのフイルム送出口の幅と
同じ幅か、多くても同じ幅より1mm短い幅の遮光部材
を、遮光部材の幅方向に切断したから、ロール径が同じ
遮光部材からより多く遮光片を得ることができる。した
がって、この切断装置ではリールの付け替え頻度を少な
くすることができるので、その生産性を高めることがで
きる。
【0024】また請求項2記載の打抜き装置では、帯状
の遮光片を得るために、写真フイルムパトローネのフイ
ルム送出口の幅より長い幅の遮光部材を、遮光片の長手
方向が遮光部材の幅方向となるように打ち抜きしたか
ら、ロール径が同じ遮光部材からより多く遮光片を得る
ことができる。したがって、この切断装置ではリールの
付け替え頻度を少なくすることができるので、その生産
性を高めることができる。
の遮光片を得るために、写真フイルムパトローネのフイ
ルム送出口の幅より長い幅の遮光部材を、遮光片の長手
方向が遮光部材の幅方向となるように打ち抜きしたか
ら、ロール径が同じ遮光部材からより多く遮光片を得る
ことができる。したがって、この切断装置ではリールの
付け替え頻度を少なくすることができるので、その生産
性を高めることができる。
【図1】本発明の切断装置を組み込んだテレンプの貼着
装置の概略的構成を示す図である。
装置の概略的構成を示す図である。
【図2】吸着ドラムの内部を示す断面図である。
【図3】吸着ユニットを拡大して示す斜視図である。
【図4】本発明の切断装置でカットされたテレンプを用
いた写真フイルムパトローネを分解して示す斜視図であ
る。
いた写真フイルムパトローネを分解して示す斜視図であ
る。
【図5】図4の写真フイルムパトローネを一部破断して
示す図である。
示す図である。
【図6】フイルム通路より幅の広いパイル織物及びこれ
からカットされたテレンプを示す斜視図である。
からカットされたテレンプを示す斜視図である。
【図7】リボン状のパイル織物を示す斜視図である。
【図8】本発明の遮光部材の打抜き装置の概略的構成を
示す図である。
示す図である。
【図9】図8に示す打抜き装置及びこれに同期してテレ
ンプを貼着する貼着装置を示す斜視図である。
ンプを貼着する貼着装置を示す斜視図である。
2 写真フイルムパトローネ 3 パトローネ本体 6 フイルム通路 8,9 ケーシング 10,11,54 テレンプ 13,51 パイル織物 13b リボン状のパイル織物 20,52 供給リール 24 吸着ドラム 25 レザー 29,54 吸着ユニット 32 吸着用開口 50 打抜き装置 53 巻取りリール
Claims (2)
- 【請求項1】 長手方向に給送される遮光部材を、給送
方向と直交する方向に沿って切断して、写真フイルムパ
トローネのフイルム通路に固着される帯状の遮光片とす
る遮光部材の切断装置において、 円周面に沿って多数の吸着ユニットを設けた吸着ドラム
と切断刃とを具備し、前記遮光片は、幅が前記フイルム
通路の幅と同じか、多くても同じ幅より1mm短い帯状の
遮光部材から切断され、前記吸着ユニットにより排出さ
れることを特徴とする遮光部材の切断装置。 - 【請求項2】 上下一対の打抜き刃と、昇降自在にかつ
水平方向に移動自在な吸着ユニットとを具備し、幅が写
真フイルムパトローネのフイルム通路の幅より長い遮光
部材から、長手方向が遮光部材の幅方向となるように打
ち抜きして、フイルム通路に固着する帯状の遮光片を製
造することを特徴とする遮光部材の打抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211993A JPH06295024A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 遮光部材の切断装置及び打抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211993A JPH06295024A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 遮光部材の切断装置及び打抜き装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06295024A true JPH06295024A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13765531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211993A Pending JPH06295024A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 遮光部材の切断装置及び打抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06295024A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082441A1 (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-22 | ヤマハファインテック株式会社 | フィルム貼り合わせ装置、小片部材の移載定置装置及びそのヘッド装置 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP8211993A patent/JPH06295024A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010082441A1 (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-22 | ヤマハファインテック株式会社 | フィルム貼り合わせ装置、小片部材の移載定置装置及びそのヘッド装置 |
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