JPH06294305A - 排熱回収ボイラ - Google Patents
排熱回収ボイラInfo
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- JPH06294305A JPH06294305A JP8215493A JP8215493A JPH06294305A JP H06294305 A JPH06294305 A JP H06294305A JP 8215493 A JP8215493 A JP 8215493A JP 8215493 A JP8215493 A JP 8215493A JP H06294305 A JPH06294305 A JP H06294305A
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- JP
- Japan
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- reheater
- heat recovery
- recovery boiler
- exhaust heat
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 再熱器付の排熱回収ボイラにおいて、起動時
に再熱器管寄せに過大な熱応力が発生しないようにする
こと。 【構成】 ガスタービン排ガスが排熱回収ボイラの伝熱
面をバイパスしないようにバッフルプレート31を備え
た再熱器付排熱回収ボイラにおいて、再熱器管寄せ32
の管壁面における温度分布の状態に対応してガスタービ
ン2への燃料投入量を制御するようにしたこと。
に再熱器管寄せに過大な熱応力が発生しないようにする
こと。 【構成】 ガスタービン排ガスが排熱回収ボイラの伝熱
面をバイパスしないようにバッフルプレート31を備え
た再熱器付排熱回収ボイラにおいて、再熱器管寄せ32
の管壁面における温度分布の状態に対応してガスタービ
ン2への燃料投入量を制御するようにしたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンからの排
ガスによって蒸気を発生させる再熱器付排熱回収ボイラ
に関する。
ガスによって蒸気を発生させる再熱器付排熱回収ボイラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】排熱回収式コンバインド発電プラントで
は、近年ガスタービン入口ガス温度の高温化に伴ない、
ガスタービン排ガス温度も600℃前後と高くなり、プ
ラント効率を高めるために再熱3圧力形の蒸気サイクル
が採用されつつある。
は、近年ガスタービン入口ガス温度の高温化に伴ない、
ガスタービン排ガス温度も600℃前後と高くなり、プ
ラント効率を高めるために再熱3圧力形の蒸気サイクル
が採用されつつある。
【0003】図5に上記再熱3圧力形排熱回収式コンバ
インドサイクル発電プラントの構成の一例を示す。図中
符号1は空気圧縮機であって、その空気圧縮機1で加圧
された空気が燃焼器2に供給され、その燃焼器2に供給
された燃料の燃焼によって高圧高温となったガスがガス
タービン3に導入される。そして、上記ガスタービン3
で仕事を行なった高温排ガスが排熱回収ボイラ4に導入
される。
インドサイクル発電プラントの構成の一例を示す。図中
符号1は空気圧縮機であって、その空気圧縮機1で加圧
された空気が燃焼器2に供給され、その燃焼器2に供給
された燃料の燃焼によって高圧高温となったガスがガス
タービン3に導入される。そして、上記ガスタービン3
で仕事を行なった高温排ガスが排熱回収ボイラ4に導入
される。
【0004】上記排熱回収ボイラ4内には、高温排ガス
の導入側から順次、高圧第2過熱器5、再熱器6、高圧
第1過熱器7、高圧蒸発器8、中圧過熱器9、低圧過熱
器10、高圧第2節炭器11、中圧蒸発器12、中圧節
炭器13、高圧第1節炭器14、低圧蒸発器12、中圧
節炭器13、高圧第1節炭器14、低圧蒸発器15、及
び低圧節炭器16が配設されており、上記排熱回収ボイ
ラ4に導入された高温排ガスは、上記過熱器等の熱交換
器で順次熱交換した後、煙突(図示せず)から大気中に
放出される。
の導入側から順次、高圧第2過熱器5、再熱器6、高圧
第1過熱器7、高圧蒸発器8、中圧過熱器9、低圧過熱
器10、高圧第2節炭器11、中圧蒸発器12、中圧節
炭器13、高圧第1節炭器14、低圧蒸発器12、中圧
節炭器13、高圧第1節炭器14、低圧蒸発器15、及
び低圧節炭器16が配設されており、上記排熱回収ボイ
ラ4に導入された高温排ガスは、上記過熱器等の熱交換
器で順次熱交換した後、煙突(図示せず)から大気中に
放出される。
【0005】一方、復水器17で復水された復水は、復
水ポンプ18によって排熱回収ボイラ4の低圧節炭器1
6に供給される。低圧節炭器16へ供給された給水は排
ガスとの熱交換により加熱された後、その一部が高圧給
水ポンプ19によって高圧第1節炭器14、高圧第2節
炭器11、高圧蒸発器8、高圧第1過熱器7及び高圧第
2過熱器5で順次加熱され、高温高圧の過熱蒸気となっ
て高圧蒸気タービン20に供給される。そして、上記高
圧蒸気タービン20で仕事を行なった蒸気は再熱器6に
導入される。
水ポンプ18によって排熱回収ボイラ4の低圧節炭器1
6に供給される。低圧節炭器16へ供給された給水は排
ガスとの熱交換により加熱された後、その一部が高圧給
水ポンプ19によって高圧第1節炭器14、高圧第2節
炭器11、高圧蒸発器8、高圧第1過熱器7及び高圧第
2過熱器5で順次加熱され、高温高圧の過熱蒸気となっ
て高圧蒸気タービン20に供給される。そして、上記高
圧蒸気タービン20で仕事を行なった蒸気は再熱器6に
導入される。
【0006】また、前記低圧節炭器16で加熱された給
水の他の一部は中圧給水ポンプ21によって中圧節炭器
13を経て中圧蒸発器12に供給され、そこで発生した
蒸気も中圧過熱器9を経て上記再熱器6に導入される。
そして、この再熱器6で再熱された蒸気が中圧蒸気ター
ビン22に導入され、この中空蒸気タービン22で仕事
を行なった蒸気は低圧蒸気タービン23に供給される。
水の他の一部は中圧給水ポンプ21によって中圧節炭器
13を経て中圧蒸発器12に供給され、そこで発生した
蒸気も中圧過熱器9を経て上記再熱器6に導入される。
そして、この再熱器6で再熱された蒸気が中圧蒸気ター
ビン22に導入され、この中空蒸気タービン22で仕事
を行なった蒸気は低圧蒸気タービン23に供給される。
【0007】また、前記低圧節炭器16に供給されそこ
で排ガスとの熱交換により加熱された給水の一部は、低
圧蒸発器15の低圧ドラム24に流入し、上記低圧蒸発
器15で加熱され、そこで発生した蒸気は低圧ドラム2
4及び低圧加熱器10を経た後、前記中圧蒸気タービン
22からの蒸気とともに低圧蒸気タービン23に供給さ
れる。
で排ガスとの熱交換により加熱された給水の一部は、低
圧蒸発器15の低圧ドラム24に流入し、上記低圧蒸発
器15で加熱され、そこで発生した蒸気は低圧ドラム2
4及び低圧加熱器10を経た後、前記中圧蒸気タービン
22からの蒸気とともに低圧蒸気タービン23に供給さ
れる。
【0008】そして、上記低圧蒸気タービン23に供給
された蒸気はそこで仕事を行ない、高圧蒸気タービン2
0及び中圧蒸気タービン22とともに発電機25を回転
駆動し、低圧蒸気タービン23で仕事を行なった排気は
復水器17に流入しそこで復水される。
された蒸気はそこで仕事を行ない、高圧蒸気タービン2
0及び中圧蒸気タービン22とともに発電機25を回転
駆動し、低圧蒸気タービン23で仕事を行なった排気は
復水器17に流入しそこで復水される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高圧の主蒸
気が蒸気タービンに入れられるまでの蒸気タービン起動
時においては、低圧蒸発器15で発生した蒸気は低圧ド
ラム24から低圧過熱器10を経た後、低圧バイパスラ
イン26を通って復水器17に戻される。また、中圧給
水ポンプ21で昇圧された後中圧節炭器13を経て中圧
蒸発器12の中圧ドラム27に供給された給水は、中圧
蒸発器12で加熱されて蒸発し、そこで発生した蒸気は
中圧ドラム27へ戻った後、高圧第1過熱器7、高圧第
2過熱器5を通り、さらに高圧バイパスライン30を通
って復水器17に戻される。
気が蒸気タービンに入れられるまでの蒸気タービン起動
時においては、低圧蒸発器15で発生した蒸気は低圧ド
ラム24から低圧過熱器10を経た後、低圧バイパスラ
イン26を通って復水器17に戻される。また、中圧給
水ポンプ21で昇圧された後中圧節炭器13を経て中圧
蒸発器12の中圧ドラム27に供給された給水は、中圧
蒸発器12で加熱されて蒸発し、そこで発生した蒸気は
中圧ドラム27へ戻った後、高圧第1過熱器7、高圧第
2過熱器5を通り、さらに高圧バイパスライン30を通
って復水器17に戻される。
【0010】しかして、上記蒸気タービンの起動時に
は、再熱器には蒸気は流れない。このため、再熱器6は
管外の熱伝達が支配的となる。
は、再熱器には蒸気は流れない。このため、再熱器6は
管外の熱伝達が支配的となる。
【0011】ところで、再熱器6は上部管寄せ、下部管
寄せ及び伝熱管パネルより構成されており、また各熱交
換器の外周部にはガスタービン排ガスが排熱回収ボイラ
の伝熱面をバイパスしないようにガス流動域にバッフル
プレート31が設けられているため、上部管寄せでは直
接排ガスに触れる下面とその下面からの熱伝導により温
度が上昇する上面とで温度差が生じ、下に凸に変形しよ
うとする。また下部管寄せでは、直接排ガスが触れると
上面とその上面からの熱伝導により温度が上昇する下面
との間に温度差が生じ、上に凸に変形しようとする。
寄せ及び伝熱管パネルより構成されており、また各熱交
換器の外周部にはガスタービン排ガスが排熱回収ボイラ
の伝熱面をバイパスしないようにガス流動域にバッフル
プレート31が設けられているため、上部管寄せでは直
接排ガスに触れる下面とその下面からの熱伝導により温
度が上昇する上面とで温度差が生じ、下に凸に変形しよ
うとする。また下部管寄せでは、直接排ガスが触れると
上面とその上面からの熱伝導により温度が上昇する下面
との間に温度差が生じ、上に凸に変形しようとする。
【0012】一方、伝熱管を構成する伝熱管群は同一伝
熱管パネルでは熱伸びの差は殆どないため、伝熱管群に
よって上部管寄せ及び下部管寄せの変形は拘束されるこ
とになる。したがって、起動時の排ガス温度上昇が急激
な場合には、上部管寄せ上面及び下部管寄せ下面には過
大な圧縮応力が発生し、また上部管寄せ下面及び下部管
寄せ上面には過大な引張応力が発生する。
熱管パネルでは熱伸びの差は殆どないため、伝熱管群に
よって上部管寄せ及び下部管寄せの変形は拘束されるこ
とになる。したがって、起動時の排ガス温度上昇が急激
な場合には、上部管寄せ上面及び下部管寄せ下面には過
大な圧縮応力が発生し、また上部管寄せ下面及び下部管
寄せ上面には過大な引張応力が発生する。
【0013】図6に、下部管寄せを例に上記起動時にお
ける排熱回収ボイラ入口ガス温度と再熱器管寄せ上下面
の温度差の関係を示す。すなわち、起動時にはガスター
ビン負荷の上昇に伴ない、排熱回収ボイラ入口ガス温度
が上昇し、ガス温度が最大となった後に再熱器下部管寄
せ上下面の温度差が最大となり、再熱器下部管寄せに生
じる熱応力も最大となる。しかして、起動時の排ガス温
度上昇が急激な場合には、再熱器下部管寄せ温度差が過
大となり、再熱器下部管寄せには過大な熱応力が発生す
る。
ける排熱回収ボイラ入口ガス温度と再熱器管寄せ上下面
の温度差の関係を示す。すなわち、起動時にはガスター
ビン負荷の上昇に伴ない、排熱回収ボイラ入口ガス温度
が上昇し、ガス温度が最大となった後に再熱器下部管寄
せ上下面の温度差が最大となり、再熱器下部管寄せに生
じる熱応力も最大となる。しかして、起動時の排ガス温
度上昇が急激な場合には、再熱器下部管寄せ温度差が過
大となり、再熱器下部管寄せには過大な熱応力が発生す
る。
【0014】なお、図6は起動時の排熱回収ボイラ入口
ガス温度と再熱器下部管寄せ上下面の温度差の関係を示
したが、排熱回収ボイラ入口ガス温度と再熱器上部管寄
せ上下面間の温度差の関係についても同様である。
ガス温度と再熱器下部管寄せ上下面の温度差の関係を示
したが、排熱回収ボイラ入口ガス温度と再熱器上部管寄
せ上下面間の温度差の関係についても同様である。
【0015】本発明は、このような点に鑑み、再熱器付
の排熱回収ボイラにおいて、起動時に再熱器管寄せに過
大な熱応力を発生させないようにした排熱回収ボイラを
得ることを目的とする。
の排熱回収ボイラにおいて、起動時に再熱器管寄せに過
大な熱応力を発生させないようにした排熱回収ボイラを
得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ガスター
ビン排ガスが排熱回収ボイラの伝熱面をバイパスしない
ようにガス流動域にバッフルプレートを設けた再熱器付
排熱回収ボイラにおいて、再熱器管寄せの管壁における
温度分布に対応してガスタービンへの燃料投入量を制御
するようにしたことを特徴とする。
ビン排ガスが排熱回収ボイラの伝熱面をバイパスしない
ようにガス流動域にバッフルプレートを設けた再熱器付
排熱回収ボイラにおいて、再熱器管寄せの管壁における
温度分布に対応してガスタービンへの燃料投入量を制御
するようにしたことを特徴とする。
【0017】また第2の発明は、再熱器管寄せの管壁に
おける温度分布に対応して上記再熱器に供給される再熱
器冷却用の蒸気流量を制御するようにしたことを特徴と
する。
おける温度分布に対応して上記再熱器に供給される再熱
器冷却用の蒸気流量を制御するようにしたことを特徴と
する。
【0018】
【作用】起動時にガスタービン排ガス温度が急激に上昇
し、再熱器管寄せの管壁面の温度分布が変わりその上面
及び下面間の温度差が所定以上になると、ガスタービン
燃料投入量が減少するように制御され、或いは再熱器へ
供給される再熱器冷却用の蒸気流量が増加され、再熱器
管寄せに過大な熱応力が生じることが防止される。
し、再熱器管寄せの管壁面の温度分布が変わりその上面
及び下面間の温度差が所定以上になると、ガスタービン
燃料投入量が減少するように制御され、或いは再熱器へ
供給される再熱器冷却用の蒸気流量が増加され、再熱器
管寄せに過大な熱応力が生じることが防止される。
【0019】
【実施例】以下、図1乃至図4を参照して本発明の実施
例について説明する。なお、図中図5と同一部分には同
一符号を付しその詳細な説明は省略する。
例について説明する。なお、図中図5と同一部分には同
一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0020】図1は複圧式の再熱器付排熱回収コンバイ
ンドサイクル発電プラントの構成図であり、図2は図1
の制御装置部の拡大図である。
ンドサイクル発電プラントの構成図であり、図2は図1
の制御装置部の拡大図である。
【0021】ところで、再熱器下部管寄せ32の上面に
は、管寄せ上面のメタル温度を測定する温度検出器33
aが設けられており、また上記下部管寄せ32の下面に
は管寄せ下面のメタル温度を測定する温度検出器33b
が設けられている。上記両温度検出器33a,33bで
検出された温度検出信号はそれぞれ比較器34に入力さ
れ、そこで両温度検出器33a,33bからの温度検出
信号の比較が行なわれ,その差分すなわち下部管寄せ3
2の上下面の温度差が出力される。そして、この比較器
34からの出力は関数発生器35に入力され、この関数
発生器35からの出力が演算器36を介して制御信号と
して、ガスタービンの燃焼器2に燃料を供給するガスタ
ービン燃料供給ライン37に設けられている制御弁38
に入力される。
は、管寄せ上面のメタル温度を測定する温度検出器33
aが設けられており、また上記下部管寄せ32の下面に
は管寄せ下面のメタル温度を測定する温度検出器33b
が設けられている。上記両温度検出器33a,33bで
検出された温度検出信号はそれぞれ比較器34に入力さ
れ、そこで両温度検出器33a,33bからの温度検出
信号の比較が行なわれ,その差分すなわち下部管寄せ3
2の上下面の温度差が出力される。そして、この比較器
34からの出力は関数発生器35に入力され、この関数
発生器35からの出力が演算器36を介して制御信号と
して、ガスタービンの燃焼器2に燃料を供給するガスタ
ービン燃料供給ライン37に設けられている制御弁38
に入力される。
【0022】しかして、プラント起動時に排熱回収ボイ
ラ入口ガス温度が上昇すると、この時点では再熱器下部
管寄せ32には蒸気が流れていないため、上記入口ガス
温度の上昇に伴ない、下部管寄せ32の上下温度差が大
きくなる。
ラ入口ガス温度が上昇すると、この時点では再熱器下部
管寄せ32には蒸気が流れていないため、上記入口ガス
温度の上昇に伴ない、下部管寄せ32の上下温度差が大
きくなる。
【0023】このようにして温度差が大きくなると、比
較器34からの出力が大きくなり、この出力すなわち上
下面の温度差が設定温度に達すると、関数発生器35及
び演算器36を介して制御信号が制御弁38に加えら
れ、制御弁38が閉方向に制御され、ガスタービン燃料
投入量が減少され、再熱器下部管寄せの上下面温度差が
過大とならないようにガスタービン燃料投入量が制御さ
れる。
較器34からの出力が大きくなり、この出力すなわち上
下面の温度差が設定温度に達すると、関数発生器35及
び演算器36を介して制御信号が制御弁38に加えら
れ、制御弁38が閉方向に制御され、ガスタービン燃料
投入量が減少され、再熱器下部管寄せの上下面温度差が
過大とならないようにガスタービン燃料投入量が制御さ
れる。
【0024】したがって、再熱器下部管寄せ32に過大
な熱応力が発生することが防止される。
な熱応力が発生することが防止される。
【0025】なお、上記実施例では下部管寄せの上下面
の温度差により制御するものを示したが、上部管寄せ上
下面の温度差によって制御するようにしてもよい。
の温度差により制御するものを示したが、上部管寄せ上
下面の温度差によって制御するようにしてもよい。
【0026】図3に、排熱回収ボイラ入口ガス温度及び
再熱器下部管寄せの上下面温度差の変化状態を示す。
再熱器下部管寄せの上下面温度差の変化状態を示す。
【0027】図4は本発明の他の実施例を示す図であ
り、再熱器6へ蒸気供給導管40に補助蒸気供給ライン
41が接続されており、その補助蒸気供給ライン41に
設けられている制御弁42の制御により、他軸の排熱回
収ボイラ(図示せず)から供給される再熱器冷却用の補
助蒸気流量が制御されるようにしてある。そして、蒸気
制御弁42が第1実施例と同様に、再熱器下部管寄せ3
2の上下面の温度差によって開閉制御されるように構成
されている。
り、再熱器6へ蒸気供給導管40に補助蒸気供給ライン
41が接続されており、その補助蒸気供給ライン41に
設けられている制御弁42の制御により、他軸の排熱回
収ボイラ(図示せず)から供給される再熱器冷却用の補
助蒸気流量が制御されるようにしてある。そして、蒸気
制御弁42が第1実施例と同様に、再熱器下部管寄せ3
2の上下面の温度差によって開閉制御されるように構成
されている。
【0028】しかして、排熱回収ボイラ入口ガス温度が
上昇し、再熱器下部管寄せ32の上下面の温度差が設定
値以上になると、関数発生器35からの出力信号が演算
器36を介して制御信号として上記制御弁42に加えら
れ、その制御弁42が開方向に制御される。
上昇し、再熱器下部管寄せ32の上下面の温度差が設定
値以上になると、関数発生器35からの出力信号が演算
器36を介して制御信号として上記制御弁42に加えら
れ、その制御弁42が開方向に制御される。
【0029】したがって、他軸の排熱回収ボイラから再
熱器冷却用の補助蒸気が再熱器6に供給開始され、その
補助蒸気の供給によって再熱器下部管寄せの上下面温度
差が過大とならないように制御される。
熱器冷却用の補助蒸気が再熱器6に供給開始され、その
補助蒸気の供給によって再熱器下部管寄せの上下面温度
差が過大とならないように制御される。
【0030】なお、この実施例においても上部管寄せの
上下面の温度差によって制御弁42を制御するようにし
てもよい。また、上記実施例では他軸の排熱回収ボイラ
から再熱器冷却用の補助蒸気を再熱器に供給するように
したものを示したが、適宜補助蒸気ヘッダから再熱器冷
却用の補助蒸気を再熱器に供給するようにしてもよい。
上下面の温度差によって制御弁42を制御するようにし
てもよい。また、上記実施例では他軸の排熱回収ボイラ
から再熱器冷却用の補助蒸気を再熱器に供給するように
したものを示したが、適宜補助蒸気ヘッダから再熱器冷
却用の補助蒸気を再熱器に供給するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明においては
再熱器管寄せの上下面温度差が過大とならないように制
御されるので、再熱器管寄せの熱応力を低く抑えること
ができ、管寄せ寿命を長くすることができる。さらに、
ガスタービン燃料投入量を制御するものにおいては、再
熱器管寄せの熱応力が過大とならない範囲でガスタービ
ン負荷上昇率を極限まで高めることができるので、プラ
ントの起動時間を短縮することができる。また、再熱器
への冷却用補助蒸気を制御するものにおいては、再熱器
管寄せの熱応力によりガスタービン負荷上昇率を制限す
ることなく起動することができる。したがって、プラン
トの急速起動を実現することができる。しかも、再熱器
冷却用蒸気流量を最小に抑えることができ、プラント全
体の効率の低下を防止することができる。
再熱器管寄せの上下面温度差が過大とならないように制
御されるので、再熱器管寄せの熱応力を低く抑えること
ができ、管寄せ寿命を長くすることができる。さらに、
ガスタービン燃料投入量を制御するものにおいては、再
熱器管寄せの熱応力が過大とならない範囲でガスタービ
ン負荷上昇率を極限まで高めることができるので、プラ
ントの起動時間を短縮することができる。また、再熱器
への冷却用補助蒸気を制御するものにおいては、再熱器
管寄せの熱応力によりガスタービン負荷上昇率を制限す
ることなく起動することができる。したがって、プラン
トの急速起動を実現することができる。しかも、再熱器
冷却用蒸気流量を最小に抑えることができ、プラント全
体の効率の低下を防止することができる。
【図1】本発明の排熱回収コンバインドサイクル発電プ
ラントの一実施例を示す構成図。
ラントの一実施例を示す構成図。
【図2】図1に示す制御装置部分を示す拡大図。
【図3】起動時おける排熱回収ボイラ入口ガス温度と再
熱器下部管寄せ上下面の温度差の関係を示す説明図。
熱器下部管寄せ上下面の温度差の関係を示す説明図。
【図4】本発明の他の実施例を示す図。
【図5】従来の排熱回収式コンバインドサイクル発電プ
ラントの構成図。
ラントの構成図。
【図6】従来の装置における起動時の排熱回収ボイラ入
口ガス温度と再熱器下部管寄せ上下面の温度差の関係を
示す説明図。
口ガス温度と再熱器下部管寄せ上下面の温度差の関係を
示す説明図。
1 空気圧縮機 2 燃焼器 3 ガスタービン 4 排熱回収ボイラ 6 再熱器 17 復水器 20 高圧蒸気タービン 22 中圧蒸気タービン 23 低圧蒸気タービン 26 低圧バイパスライン 28 中圧バイパスライン 30 高圧バイパスライン 31 バッフルプレート 32 再熱器下部管寄せ 33a,33b 温度検出器 34 比較器 35 関数発生器 36 演算器 37 ガスタービン燃料供給ライン 38,42 制御弁 41 補助蒸気供給ライン
Claims (2)
- 【請求項1】ガスタービン排ガスが排熱回収ボイラの伝
熱面をバイパスしないようにガス流動域にバッフルプレ
ートを設けた再熱器付排熱回収ボイラにおいて、再熱器
管寄せの管壁面における温度の分布の状態に対応してガ
スタービンへの燃料投入量を制御するようにしたことを
特徴とする排熱回収ボイラ。 - 【請求項2】ガスタービン排ガスが排熱回収ボイラの伝
熱面をバイパスしないようにガス流動域にバッフルプレ
ートを設けた再熱器付排熱回収ボイラにおいて、再熱器
管寄せの管壁面にける温度分布の状態に対応して上記再
熱器に供給される再熱器冷却用の蒸気流量を制御するよ
うにしたことを特徴とする排熱回収ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8215493A JPH06294305A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 排熱回収ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8215493A JPH06294305A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 排熱回収ボイラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294305A true JPH06294305A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13766525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8215493A Pending JPH06294305A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 排熱回収ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06294305A (ja) |
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1993
- 1993-04-08 JP JP8215493A patent/JPH06294305A/ja active Pending
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