JPH06288616A - 自動給湯装置 - Google Patents
自動給湯装置Info
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- JPH06288616A JPH06288616A JP4138622A JP13862292A JPH06288616A JP H06288616 A JPH06288616 A JP H06288616A JP 4138622 A JP4138622 A JP 4138622A JP 13862292 A JP13862292 A JP 13862292A JP H06288616 A JPH06288616 A JP H06288616A
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- JP
- Japan
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- hot water
- water supply
- temperature
- automatic
- supply function
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- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動給湯装置において、機能の切替時にカラ
ンからの吐出湯温についてはその湯温の高低変化を少な
くし、使用者の安全確保を図ること。 【構成】 自動給湯機能の実行が終了すると、カランM
Kの使用有無を判定し、使用している場合、現在の目標
湯温T0(自動給湯機能の第2指定湯温T2)が安全温度
T3(やけどの心配のない例えば45℃)よりも高いか
否かを判定し、高いと判定した場合に現在の目標湯温T
0をキャンセルし、今後の目標湯温T0を前記安全温度T
3に設定する。カランMKが使用されなくなると、目標
湯温T0をリモートコントローラ50で設定してある一
般給湯機能の第1指定湯温T1に変更設定する。これに
より、自動給湯機能の実行終了直後にカランMKを使用
してもそれから吐出される湯温の高低変化が少なくな
る。
ンからの吐出湯温についてはその湯温の高低変化を少な
くし、使用者の安全確保を図ること。 【構成】 自動給湯機能の実行が終了すると、カランM
Kの使用有無を判定し、使用している場合、現在の目標
湯温T0(自動給湯機能の第2指定湯温T2)が安全温度
T3(やけどの心配のない例えば45℃)よりも高いか
否かを判定し、高いと判定した場合に現在の目標湯温T
0をキャンセルし、今後の目標湯温T0を前記安全温度T
3に設定する。カランMKが使用されなくなると、目標
湯温T0をリモートコントローラ50で設定してある一
般給湯機能の第1指定湯温T1に変更設定する。これに
より、自動給湯機能の実行終了直後にカランMKを使用
してもそれから吐出される湯温の高低変化が少なくな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂、台所、洗面所等
へカランを通じた給湯や、浴槽へ専用路を通じた落とし
込み給湯ができる構成の自動給湯装置に係り、特にどの
ような状況でもやけどなどの危険から回避できるように
改良したものに関する。
へカランを通じた給湯や、浴槽へ専用路を通じた落とし
込み給湯ができる構成の自動給湯装置に係り、特にどの
ような状況でもやけどなどの危険から回避できるように
改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上水道の水を沸かして、風呂
の洗い場および浴槽や台所または洗面所等へカランを通
じて給湯する一般給湯機能や、浴槽内水を取り出して加
熱追焚きして還流する追焚き機能を備えた自動給湯装置
がある。
の洗い場および浴槽や台所または洗面所等へカランを通
じて給湯する一般給湯機能や、浴槽内水を取り出して加
熱追焚きして還流する追焚き機能を備えた自動給湯装置
がある。
【0003】このような装置では、通常、風呂の洗い
場、台所、洗面所等に手動式または自動式のミキシング
方式のカランを設置することによって、このカランから
の吐出湯温を使用者が好みに応じて適当(例えば30〜
50℃)に調節できるようにしている。このミキシング
方式のカランは、湯と上水道の水(10〜15℃)とを
混合するものであるから、上記装置では、一般給湯機能
を行うときには、目標湯温すなわち熱交換器から出湯さ
れる湯温を例えば50〜65℃といった比較的高温の湯
温になるように設定される。
場、台所、洗面所等に手動式または自動式のミキシング
方式のカランを設置することによって、このカランから
の吐出湯温を使用者が好みに応じて適当(例えば30〜
50℃)に調節できるようにしている。このミキシング
方式のカランは、湯と上水道の水(10〜15℃)とを
混合するものであるから、上記装置では、一般給湯機能
を行うときには、目標湯温すなわち熱交換器から出湯さ
れる湯温を例えば50〜65℃といった比較的高温の湯
温になるように設定される。
【0004】また、前述の装置において浴槽に入浴に適
した温度の湯を満たす自動給湯機能を付加したものが考
えられている。この場合、浴槽に設けられている追焚き
用回路の還流配管を通じて浴槽へ湯を落とし込むように
している。この場合、自動給湯機能の実行においては、
目標湯温を入浴に適した比較的低温の湯温(例えば38
〜45℃)となるように設定し、この自動給湯機能の実
行終了後には目標湯温を前述の一般給湯機能に適した比
較的高温の湯温にと自動的に変更するようにしている。
した温度の湯を満たす自動給湯機能を付加したものが考
えられている。この場合、浴槽に設けられている追焚き
用回路の還流配管を通じて浴槽へ湯を落とし込むように
している。この場合、自動給湯機能の実行においては、
目標湯温を入浴に適した比較的低温の湯温(例えば38
〜45℃)となるように設定し、この自動給湯機能の実
行終了後には目標湯温を前述の一般給湯機能に適した比
較的高温の湯温にと自動的に変更するようにしている。
【0005】このように、両機能を有した装置では、目
標湯温を、一般給湯機能実行時と自動給湯機能実行時と
でそれぞれ変える必要があるために、機能の実行別に指
定湯温をリモートコントローラなどで任意に調節できる
ようにしている。一般的に、一般給湯機能実行時の指定
湯温は50〜65℃と比較的高温の範囲に、また、自動
給湯機能実行時の指定湯温は38〜45℃と比較的低温
の範囲にそれぞれ収まるように設定されることが多い。
標湯温を、一般給湯機能実行時と自動給湯機能実行時と
でそれぞれ変える必要があるために、機能の実行別に指
定湯温をリモートコントローラなどで任意に調節できる
ようにしている。一般的に、一般給湯機能実行時の指定
湯温は50〜65℃と比較的高温の範囲に、また、自動
給湯機能実行時の指定湯温は38〜45℃と比較的低温
の範囲にそれぞれ収まるように設定されることが多い。
【0006】なお、一般給湯機能と自動給湯機能とを並
行して実行する場合、目標湯温としては優先的に自動給
湯機能に関する指定湯温が選択されるようになってい
る。
行して実行する場合、目標湯温としては優先的に自動給
湯機能に関する指定湯温が選択されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置においては、自動給湯機能の実行が終了すると、目標
湯温を自動給湯機能実行時の指定湯温から一般給湯機能
実行時の指定湯温へと自動的に変更するようになってい
るが、この変更処理のタイムラグによって、自動給湯機
能の実行と並行して一般給湯機能を実行していて、自動
給湯機能の実行終了後にも一般給湯機能を実行している
ような場合では、自動給湯機能の指定湯温に設定された
低温の湯がカランへ供給されることになるために、カラ
ンによる通常の混合割合調節操作では吐出湯温が低温に
なってしまう。それに反応して、使用者がカランで「水
供給量小」に絞り操作すると、出湯湯温が前記変更した
目標湯温(一般給湯機能の指定湯温)に達したときに、
カランへ高温の湯が供給されることになるため、カラン
からの吐出湯温が高温になり過ぎてしまう、といった不
具合が発生することがある。
置においては、自動給湯機能の実行が終了すると、目標
湯温を自動給湯機能実行時の指定湯温から一般給湯機能
実行時の指定湯温へと自動的に変更するようになってい
るが、この変更処理のタイムラグによって、自動給湯機
能の実行と並行して一般給湯機能を実行していて、自動
給湯機能の実行終了後にも一般給湯機能を実行している
ような場合では、自動給湯機能の指定湯温に設定された
低温の湯がカランへ供給されることになるために、カラ
ンによる通常の混合割合調節操作では吐出湯温が低温に
なってしまう。それに反応して、使用者がカランで「水
供給量小」に絞り操作すると、出湯湯温が前記変更した
目標湯温(一般給湯機能の指定湯温)に達したときに、
カランへ高温の湯が供給されることになるため、カラン
からの吐出湯温が高温になり過ぎてしまう、といった不
具合が発生することがある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたもので、機能の切替時にカランからの吐出湯温につ
いてはその湯温の高低変化を少なくし、使用者の安全確
保を図ることを目的とする。
れたもので、機能の切替時にカランからの吐出湯温につ
いてはその湯温の高低変化を少なくし、使用者の安全確
保を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、導入される水を熱交換器を通して
カランと、浴槽落とし込み部とに選択的に供給する自動
給湯装置において、次のような構成をとる。
るために、本発明は、導入される水を熱交換器を通して
カランと、浴槽落とし込み部とに選択的に供給する自動
給湯装置において、次のような構成をとる。
【0010】本発明の自動給湯装置は、浴槽へ入浴に適
した湯を満たす自動給湯機能を実行させる指定手段と、
カランを使う一般給湯機能における第1指定湯温と、自
動給湯機能における第2指定湯温とをそれぞれ任意に設
定するための設定手段と、実行する給湯機能に応じて前
記設定手段で設定されたいずれか一方の指定湯温を目標
湯温として設定し、熱交換器の加熱能力を制御する制御
手段とを備える構成であり、さらに、前記制御手段は、
自動給湯機能の実行から一般給湯機能の実行への切替時
に、前記設定手段で設定される第1指定湯温ではない比
較的低い温度を目標湯温として設定する機能を有する構
成である。
した湯を満たす自動給湯機能を実行させる指定手段と、
カランを使う一般給湯機能における第1指定湯温と、自
動給湯機能における第2指定湯温とをそれぞれ任意に設
定するための設定手段と、実行する給湯機能に応じて前
記設定手段で設定されたいずれか一方の指定湯温を目標
湯温として設定し、熱交換器の加熱能力を制御する制御
手段とを備える構成であり、さらに、前記制御手段は、
自動給湯機能の実行から一般給湯機能の実行への切替時
に、前記設定手段で設定される第1指定湯温ではない比
較的低い温度を目標湯温として設定する機能を有する構
成である。
【0011】
【作用】目標湯温が給湯機能個々に応じた指定湯温に自
動的に設定されるから、給湯時の出湯湯温は入浴者の希
望に従って調節される。
動的に設定されるから、給湯時の出湯湯温は入浴者の希
望に従って調節される。
【0012】そして、自動給湯機能の実行と並行して一
般給湯機能を実行していて、自動給湯機能の実行終了後
にも一般給湯機能を実行しているような場合など、自動
給湯機能の実行終了後における目標湯温として、即座に
一般給湯機能の第1指定湯温に設定せずに、例えば熱く
ない安全な温度に設定する。このため、前述のような特
殊な使用状況でも、カランから吐出される湯は人体に危
険を及ぼす温度にならない。
般給湯機能を実行していて、自動給湯機能の実行終了後
にも一般給湯機能を実行しているような場合など、自動
給湯機能の実行終了後における目標湯温として、即座に
一般給湯機能の第1指定湯温に設定せずに、例えば熱く
ない安全な温度に設定する。このため、前述のような特
殊な使用状況でも、カランから吐出される湯は人体に危
険を及ぼす温度にならない。
【0013】
【実施例】図1および図2に本発明の一実施例を示して
いる。図1は自動給湯装置の回路図、図2は動作説明に
供するフローチャートである。図例の自動給湯装置は、
上水道の水を沸かして風呂の洗い場および浴槽や台所ま
たは洗面所等へカランを通じて給湯する一般給湯機能
と、浴槽内水を取り出して加熱追焚きして還流する追焚
き機能と、浴槽に入浴に適した温度の湯を満たす自動給
湯機能とを備える構成になっている。
いる。図1は自動給湯装置の回路図、図2は動作説明に
供するフローチャートである。図例の自動給湯装置は、
上水道の水を沸かして風呂の洗い場および浴槽や台所ま
たは洗面所等へカランを通じて給湯する一般給湯機能
と、浴槽内水を取り出して加熱追焚きして還流する追焚
き機能と、浴槽に入浴に適した温度の湯を満たす自動給
湯機能とを備える構成になっている。
【0014】すなわち、図例の自動給湯装置は、給湯回
路10と、風呂循環回路20と、落とし込み回路30
と、リモートコントローラ40と、シーケンスコントロ
ーラ50(請求項の制御手段に相当)とを備えており、
以下で詳細に説明する。
路10と、風呂循環回路20と、落とし込み回路30
と、リモートコントローラ40と、シーケンスコントロ
ーラ50(請求項の制御手段に相当)とを備えており、
以下で詳細に説明する。
【0015】給湯回路10は、上水道に接続する入水管
11と、給湯用熱交換器12と、給湯用熱交換器12に
対する加熱バーナ13と、台所や洗面所等のミキシング
方式のカランMKに接続する出湯管14と、入水管11
の分岐管11aからの水と出湯管14からの湯とを混合
するミキシングサーボ弁15とを備えている。この回路
途中には、入水量センサ16と、入水温センサ17と、
出湯温センサ18と、水量サーボ弁19とが設けられて
いる。なお、カランMKは、そのミキシング操作に応じ
た割合で湯と水とを混合して吐出する。
11と、給湯用熱交換器12と、給湯用熱交換器12に
対する加熱バーナ13と、台所や洗面所等のミキシング
方式のカランMKに接続する出湯管14と、入水管11
の分岐管11aからの水と出湯管14からの湯とを混合
するミキシングサーボ弁15とを備えている。この回路
途中には、入水量センサ16と、入水温センサ17と、
出湯温センサ18と、水量サーボ弁19とが設けられて
いる。なお、カランMKは、そのミキシング操作に応じ
た割合で湯と水とを混合して吐出する。
【0016】風呂循環回路20は、一端が浴槽BTにそ
れぞれ接続される吸入管21および還流管22と、吸入
管21および還流管22の各他端に接続される風呂用熱
交換器23と、浴槽内水を吸入管21へ取り込んで還流
管22へ送る循環ポンプ24と、風呂用熱交換器23に
対する加熱バーナ25とを備えている。この回路途中に
は、風呂温センサ26と、流水スイッチ27と、浴槽水
位を検出する圧力センサ28とが設けられている。な
お、還流管22が、請求項に記載の浴槽落とし込み部に
相当する。
れぞれ接続される吸入管21および還流管22と、吸入
管21および還流管22の各他端に接続される風呂用熱
交換器23と、浴槽内水を吸入管21へ取り込んで還流
管22へ送る循環ポンプ24と、風呂用熱交換器23に
対する加熱バーナ25とを備えている。この回路途中に
は、風呂温センサ26と、流水スイッチ27と、浴槽水
位を検出する圧力センサ28とが設けられている。な
お、還流管22が、請求項に記載の浴槽落とし込み部に
相当する。
【0017】落とし込み回路30は、給湯回路10と風
呂循環回路20とを接続するものであり、接続配管31
の途中に、落とし込み水量センサ32と、逆止弁33
と、落とし込み電磁弁34と、オーバーフロー室35と
が設けられている。オーバーフロー室35には、給湯回
路10の入水管11の分岐配管11bが給水電磁弁36
を介して接続されており、その流出部が三方切替え弁3
7を介して風呂循環回路20の吸入管21に接続されて
いる。なお、この落とし込み回路30は、浴槽BT内の
湯温が高すぎた場合などに、給水電磁弁36を開けて風
呂循環回路20から浴槽BTへと水を供給できるように
なっている。
呂循環回路20とを接続するものであり、接続配管31
の途中に、落とし込み水量センサ32と、逆止弁33
と、落とし込み電磁弁34と、オーバーフロー室35と
が設けられている。オーバーフロー室35には、給湯回
路10の入水管11の分岐配管11bが給水電磁弁36
を介して接続されており、その流出部が三方切替え弁3
7を介して風呂循環回路20の吸入管21に接続されて
いる。なお、この落とし込み回路30は、浴槽BT内の
湯温が高すぎた場合などに、給水電磁弁36を開けて風
呂循環回路20から浴槽BTへと水を供給できるように
なっている。
【0018】リモートコントローラ40は、少なくと
も、運転スイッチS1、自動給湯スイッチS2、一般給
湯湯温調節スイッチS3、風呂湯温調節スイッチS4、
あったかスイッチS5を備えている。自動給湯スイッチ
S2が請求項の指定手段に相当し、一般給湯湯温調節ス
イッチS3および風呂湯温調節スイッチS4が請求項の
設定手段に相当する。一般給湯湯温および風呂湯温は、
任意に調節できるのであるが、通常、一般給湯時の第1
指定湯温T1は50〜65℃の範囲に、また、自動給湯
時の第2指定湯温T2は38〜45℃の範囲にそれぞれ
設定される。
も、運転スイッチS1、自動給湯スイッチS2、一般給
湯湯温調節スイッチS3、風呂湯温調節スイッチS4、
あったかスイッチS5を備えている。自動給湯スイッチ
S2が請求項の指定手段に相当し、一般給湯湯温調節ス
イッチS3および風呂湯温調節スイッチS4が請求項の
設定手段に相当する。一般給湯湯温および風呂湯温は、
任意に調節できるのであるが、通常、一般給湯時の第1
指定湯温T1は50〜65℃の範囲に、また、自動給湯
時の第2指定湯温T2は38〜45℃の範囲にそれぞれ
設定される。
【0019】シーケンスコントローラ50は、リモート
コントローラ40から入力される操作信号と、各回路1
0,20,30の各種センサやスイッチ(16,17,
18,26,27,28,32)から入力される検出信
号に基づいて、ミキシングサーボ弁15、水量サーボ弁
19、循環ポンプ24、落とし込み電磁弁34、給水電
磁弁36および三方切替え弁37等の可動部の動作を制
御するとともに、各熱交換器12,23の加熱バーナ1
3,25の点火、消火を制御するものである。このシー
ケンスコントローラ50は、一般給湯機能、自動給湯機
能、追焚き機能に加えて、図2のフローチャートに従う
安全機能を実行する。なお、シーケンスコントローラ5
0は、実行する機能に応じて設定される目標湯温T0に
基づいて給湯回路10の加熱バーナ13および風呂循環
回路20の加熱バーナ25の加熱能力を可変制御するよ
うになっている。具体的には、熱交換器側での出湯温度
が〔(1+α)Ts−α・Tc〕になるように加熱バー
ナ13,25に接続されるガス比例弁(図示省略)のガ
ス量をフィードフォワード制御することによって可変設
定される。前述の式において、Tsは設定温度、Tcは
給水温度、αは熱交換器への給水流量とミキシングサー
ボ弁15への入水量との比である。
コントローラ40から入力される操作信号と、各回路1
0,20,30の各種センサやスイッチ(16,17,
18,26,27,28,32)から入力される検出信
号に基づいて、ミキシングサーボ弁15、水量サーボ弁
19、循環ポンプ24、落とし込み電磁弁34、給水電
磁弁36および三方切替え弁37等の可動部の動作を制
御するとともに、各熱交換器12,23の加熱バーナ1
3,25の点火、消火を制御するものである。このシー
ケンスコントローラ50は、一般給湯機能、自動給湯機
能、追焚き機能に加えて、図2のフローチャートに従う
安全機能を実行する。なお、シーケンスコントローラ5
0は、実行する機能に応じて設定される目標湯温T0に
基づいて給湯回路10の加熱バーナ13および風呂循環
回路20の加熱バーナ25の加熱能力を可変制御するよ
うになっている。具体的には、熱交換器側での出湯温度
が〔(1+α)Ts−α・Tc〕になるように加熱バー
ナ13,25に接続されるガス比例弁(図示省略)のガ
ス量をフィードフォワード制御することによって可変設
定される。前述の式において、Tsは設定温度、Tcは
給水温度、αは熱交換器への給水流量とミキシングサー
ボ弁15への入水量との比である。
【0020】次に、動作を簡単に説明する。
【0021】(a) 一般給湯を行う場合、運転スイッ
チS1を操作し、カランMKを開放操作する。これによ
り、一般給湯湯温調節スイッチS3で操作設定してある
第1指定湯温T1が目標湯温T0として設定されることに
なる。そして、カランMKの操作量に応じた量の水が給
湯回路10へ導入されるようになり、これに伴い給湯用
熱交換器12で加熱されてカランMKへと供給されるよ
うになる。この給湯用熱交換器12の加熱能力は、前記
設定された目標湯温T0(T1)に基づいて制御される。
この後、カランMKが閉じ操作されると、水の導入が停
止されるとともに加熱バーナ13が消火されて、給湯動
作が終了する。
チS1を操作し、カランMKを開放操作する。これによ
り、一般給湯湯温調節スイッチS3で操作設定してある
第1指定湯温T1が目標湯温T0として設定されることに
なる。そして、カランMKの操作量に応じた量の水が給
湯回路10へ導入されるようになり、これに伴い給湯用
熱交換器12で加熱されてカランMKへと供給されるよ
うになる。この給湯用熱交換器12の加熱能力は、前記
設定された目標湯温T0(T1)に基づいて制御される。
この後、カランMKが閉じ操作されると、水の導入が停
止されるとともに加熱バーナ13が消火されて、給湯動
作が終了する。
【0022】(b) 自動給湯を行う場合、自動給湯ス
イッチS2を操作する。これにより、風呂湯温調節スイ
ッチS4で操作設定してある第2指定湯温T2が目標湯
温T0として設定されることになる。そして、給湯回路
10へ水が導入されるようになって、給湯用熱交換器1
2で加熱されて落とし込み回路30および風呂循環回路
20の一部を通じて浴槽BTへと落とし込み供給される
ようになる。この給湯用熱交換器12の加熱能力は、前
記設定された目標湯温T0(T2)に基づいて制御され
る。このようにして浴槽BTが落とし込んだ湯で満たさ
れたことを圧力センサ28で検出されると、自動給湯動
作が終了する。
イッチS2を操作する。これにより、風呂湯温調節スイ
ッチS4で操作設定してある第2指定湯温T2が目標湯
温T0として設定されることになる。そして、給湯回路
10へ水が導入されるようになって、給湯用熱交換器1
2で加熱されて落とし込み回路30および風呂循環回路
20の一部を通じて浴槽BTへと落とし込み供給される
ようになる。この給湯用熱交換器12の加熱能力は、前
記設定された目標湯温T0(T2)に基づいて制御され
る。このようにして浴槽BTが落とし込んだ湯で満たさ
れたことを圧力センサ28で検出されると、自動給湯動
作が終了する。
【0023】(c) 浴槽内水を追焚きする場合、あっ
たかスイッチS5を操作すればよい。これにより、風呂
湯温調節スイッチS4で操作設定してある第2指定湯温
T2が目標湯温T0として設定されることになる。そし
て、流水スイッチ27がオンであることを確認して、三
方切替え弁37により風呂循環回路20が閉回路とされ
るとともに、循環ポンプ24が駆動される。これにより
浴槽BTの内水が風呂循環回路20へと吸入されること
になり、風呂用熱交換器23で加熱されてから浴槽BT
へと還流される。この風呂用熱交換器23の加熱能力
は、前記設定された目標湯温T0(T2)に基づいて制御
される。そして、浴槽内水が目標湯温T0になったこと
を風呂温センサ26で検出されると、追焚き動作が終了
する。
たかスイッチS5を操作すればよい。これにより、風呂
湯温調節スイッチS4で操作設定してある第2指定湯温
T2が目標湯温T0として設定されることになる。そし
て、流水スイッチ27がオンであることを確認して、三
方切替え弁37により風呂循環回路20が閉回路とされ
るとともに、循環ポンプ24が駆動される。これにより
浴槽BTの内水が風呂循環回路20へと吸入されること
になり、風呂用熱交換器23で加熱されてから浴槽BT
へと還流される。この風呂用熱交換器23の加熱能力
は、前記設定された目標湯温T0(T2)に基づいて制御
される。そして、浴槽内水が目標湯温T0になったこと
を風呂温センサ26で検出されると、追焚き動作が終了
する。
【0024】ところで、上述した(b)の自動給湯機能
が終了すると、シーケンスコントローラ40は図2に示
す安全機能を実行する。
が終了すると、シーケンスコントローラ40は図2に示
す安全機能を実行する。
【0025】すなわち、まず、カランMKが使用されて
いるか否かを判定する(ステップS1)。この判定は、
給湯回路10の入水量センサ16の検出水量と落とし込
み回路30の落とし込み水量センサ32の検出水量とを
比較することにより行い、例えば比較結果が等しいとき
はカランMKの使用なしと判定する。
いるか否かを判定する(ステップS1)。この判定は、
給湯回路10の入水量センサ16の検出水量と落とし込
み回路30の落とし込み水量センサ32の検出水量とを
比較することにより行い、例えば比較結果が等しいとき
はカランMKの使用なしと判定する。
【0026】ここで、カランMKを使用していない場合
にはステップS6においてリモートコントローラ50で
設定してある一般給湯機能の第1指定湯温T1を目標湯
温T0として設定して終了する一方、使用している場合
にはステップS2において現在設定されている目標湯温
T0(すなわちT2)が安全温度T3(やけどの心配のな
い例えば45℃)よりも高いか否かを判定する。このス
テップS2において高いと判定した場合にはステップS
3において現在の目標湯温T0をキャンセルし、今後の
目標湯温T0を前記安全温度T3に設定する一方、低いと
判定した場合にはステップS4において現在の目標湯温
T0をそのまま今後の目標湯温T0として設定する。そし
て、ステップS5においてカランMKの使用が停止され
るのを待ち、停止されるとステップS6において目標湯
温T0をリモートコントローラ50で設定してある一般
給湯機能の第1指定湯温T1に変更設定して終了する。
にはステップS6においてリモートコントローラ50で
設定してある一般給湯機能の第1指定湯温T1を目標湯
温T0として設定して終了する一方、使用している場合
にはステップS2において現在設定されている目標湯温
T0(すなわちT2)が安全温度T3(やけどの心配のな
い例えば45℃)よりも高いか否かを判定する。このス
テップS2において高いと判定した場合にはステップS
3において現在の目標湯温T0をキャンセルし、今後の
目標湯温T0を前記安全温度T3に設定する一方、低いと
判定した場合にはステップS4において現在の目標湯温
T0をそのまま今後の目標湯温T0として設定する。そし
て、ステップS5においてカランMKの使用が停止され
るのを待ち、停止されるとステップS6において目標湯
温T0をリモートコントローラ50で設定してある一般
給湯機能の第1指定湯温T1に変更設定して終了する。
【0027】このように、本実施例では、自動給湯機能
の実行終了後、カランMKが使用されていると、自動給
湯機能の第2指定湯温T2からそれよりも高めに設定さ
れる一般給湯機能の第1指定湯温T1へと即座に変更せ
ずに、自動給湯機能実行時に実際に設定してある第2指
定湯温T2が安全温度T3よりも低いか高いかを確認し
て、カランMKから吐出される湯が急激に高低変化する
のを防止するという安全機能を有している。このため、
従来例で説明したような入浴者に対する万一の危険を避
けることができる。
の実行終了後、カランMKが使用されていると、自動給
湯機能の第2指定湯温T2からそれよりも高めに設定さ
れる一般給湯機能の第1指定湯温T1へと即座に変更せ
ずに、自動給湯機能実行時に実際に設定してある第2指
定湯温T2が安全温度T3よりも低いか高いかを確認し
て、カランMKから吐出される湯が急激に高低変化する
のを防止するという安全機能を有している。このため、
従来例で説明したような入浴者に対する万一の危険を避
けることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば自動給湯機能の実行と並行して一般給湯機能を実
行していて、自動給湯機能の実行終了後にも一般給湯機
能を実行しているような場合などといった特殊な状況で
も、カランから吐出される湯の温度が急激に高くならな
いようにできるので、カランから吐出する湯で使用者に
熱い思いをさせるといった万一の危険を回避できるよう
になる。このように、安全性を確保した自動給湯装置を
提供することができる。
例えば自動給湯機能の実行と並行して一般給湯機能を実
行していて、自動給湯機能の実行終了後にも一般給湯機
能を実行しているような場合などといった特殊な状況で
も、カランから吐出される湯の温度が急激に高くならな
いようにできるので、カランから吐出する湯で使用者に
熱い思いをさせるといった万一の危険を回避できるよう
になる。このように、安全性を確保した自動給湯装置を
提供することができる。
【図1】本発明の自動給湯装置の一実施例の回路図。
【図2】上記実施例における動作説明に供するフローチ
ャート。
ャート。
BT 浴槽 10 給湯回路 12 給湯用熱交換器 13 加熱バーナ 20 風呂循環回路 30 落とし込み回路 40 リモートコントローラ 50 シーケンスコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 実 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 羽藤 佐一郎 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 辰村 俊也 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 橘 俊喜 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 菅原 康城 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 野村 秀樹 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内
Claims (1)
- 【請求項1】 導入される水を熱交換器を通してカラン
と浴槽落とし込み部とに選択的に供給する自動給湯装置
であって、 浴槽へ入浴に適した湯を満たす自動給湯機能を実行させ
る指定手段と、 カランを使う一般給湯機能における第1指定湯温と、自
動給湯機能における第2指定湯温とをそれぞれ任意に設
定するための設定手段と、 実行する給湯機能に応じて前記設定手段で設定されたい
ずれか一方の指定湯温を目標湯温として設定し、熱交換
器の加熱能力を制御する制御手段とを備え、 かつ、前記制御手段は、自動給湯機能の実行から一般給
湯機能の実行への切替時に、前記設定手段で設定される
第1指定湯温ではない比較的低い温度を目標湯温として
設定する機能を有している、ことを特徴とする自動給湯
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4138622A JPH06288616A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4138622A JPH06288616A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動給湯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288616A true JPH06288616A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=15226373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4138622A Pending JPH06288616A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06288616A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101499543B1 (ko) * | 2013-07-26 | 2015-03-09 | 린나이코리아 주식회사 | 보일러의 온도조절기 이상 검지시 온수온도 제어방법 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4138622A patent/JPH06288616A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101499543B1 (ko) * | 2013-07-26 | 2015-03-09 | 린나이코리아 주식회사 | 보일러의 온도조절기 이상 검지시 온수온도 제어방법 |
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