JPH06274042A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH06274042A JPH06274042A JP5085403A JP8540393A JPH06274042A JP H06274042 A JPH06274042 A JP H06274042A JP 5085403 A JP5085403 A JP 5085403A JP 8540393 A JP8540393 A JP 8540393A JP H06274042 A JPH06274042 A JP H06274042A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/065—Arrangements for controlling the potential of the developing electrode
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/385—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
Landscapes
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 2成分現像剤或は非磁性1成分現像剤を用い
る現像装置を使用した場合において、ベタ部における画
像濃度を高く保ち、更にハイライト部においては現像剤
ブラシの接触ムラに起因されるドットの欠落等によるが
さつきを生じることがなく、滑らかな画像を得ることの
できる画像形成装置を提供する。 【構成】 現像スリーブ11に対して、 ここで、Vpp(v):現像剤担持体にかかる交番電圧
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイア
スの直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電
位との電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加する。
る現像装置を使用した場合において、ベタ部における画
像濃度を高く保ち、更にハイライト部においては現像剤
ブラシの接触ムラに起因されるドットの欠落等によるが
さつきを生じることがなく、滑らかな画像を得ることの
できる画像形成装置を提供する。 【構成】 現像スリーブ11に対して、 ここで、Vpp(v):現像剤担持体にかかる交番電圧
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイア
スの直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電
位との電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写装置、情報記
録装置などの画像形成装置に関するものであり、例え
ば、レーザー光を走査し、このレーザー光のON、OF
Fにより潜像担持体上に潜像を形成して所望の画像を記
録するレーザービームプリンター、複写機などに好適に
具現化される。
録装置などの画像形成装置に関するものであり、例え
ば、レーザー光を走査し、このレーザー光のON、OF
Fにより潜像担持体上に潜像を形成して所望の画像を記
録するレーザービームプリンター、複写機などに好適に
具現化される。
【0002】
【従来の技術】最近、フルカラー化、システム化に伴な
って複写機、プリンターのデジタル化が進んでいる。例
えば、レーザー光を走査し、このレーザー光のON、O
FFにより感光ドラムなどの潜像担持体上に潜像を形成
して所望の画像を記録するレーザービームプリンターな
どが広く知られるようになってきた。
って複写機、プリンターのデジタル化が進んでいる。例
えば、レーザー光を走査し、このレーザー光のON、O
FFにより感光ドラムなどの潜像担持体上に潜像を形成
して所望の画像を記録するレーザービームプリンターな
どが広く知られるようになってきた。
【0003】このようなレーザービームプリンターの代
表的な用途は、文字、図形等の二値記録である。この場
合、点、文字、図形等の記録は、中間調(ハーフトー
ン)を必要としないので、プリンターの構造が簡単とな
る。
表的な用途は、文字、図形等の二値記録である。この場
合、点、文字、図形等の記録は、中間調(ハーフトー
ン)を必要としないので、プリンターの構造が簡単とな
る。
【0004】一方、このような二値記録方式であっても
中間調形成が可能なプリンターがある。斯かるプリンタ
ーとしては、ディザ法、濃度パターン法等を採用したも
のがよく知られている。しかし、周知の如く、ディザ
法、濃度パターン法を採用したプリンターでは、高解像
が得られない。
中間調形成が可能なプリンターがある。斯かるプリンタ
ーとしては、ディザ法、濃度パターン法等を採用したも
のがよく知られている。しかし、周知の如く、ディザ
法、濃度パターン法を採用したプリンターでは、高解像
が得られない。
【0005】そこで、近年、高記録密度を低下させずに
各画素において中間調画素を形成する方法が提案されて
いる。これは、レーザービームを画像信号でパルス幅
(PWM)変調することにより中間調形成を行うもの
で、この方式によれば、高解像度且つ高階調性の画像を
形成し得る。
各画素において中間調画素を形成する方法が提案されて
いる。これは、レーザービームを画像信号でパルス幅
(PWM)変調することにより中間調形成を行うもの
で、この方式によれば、高解像度且つ高階調性の画像を
形成し得る。
【0006】ここで、図3を参照して、レーザービーム
露光装置を用いた電子写真複写機の一例を簡単に説明す
る。
露光装置を用いた電子写真複写機の一例を簡単に説明す
る。
【0007】先ず、原稿台10上に原稿Gを複写すべき
面を下側にしてセットする。次に、コピーボタンを押す
ことにより複写が開始される。原稿Gは、原稿照射用ラ
ンプ、短焦点レンズアレイ、CCDセンサーが一体とさ
れるユニット9によって、照射しながら走査される。ユ
ニット9では、その照明走査光の原稿反射光が、短焦点
レンズアレイによって結像されてCCDセンサーに入射
される。CCDセンサーは受光部、転送部、出力部より
構成されている。CCD受光部において光信号が電気信
号に変えられ、転送部でクロックパルスに同期して順次
出力部へ転送され、出力部において電荷信号を電圧信号
に変換し、増幅、低インピーダンス化して出力する。こ
のようにして得られたアナログ信号を周知の画像処理を
行なってデジタル信号に変換してプリンター部に送られ
る。
面を下側にしてセットする。次に、コピーボタンを押す
ことにより複写が開始される。原稿Gは、原稿照射用ラ
ンプ、短焦点レンズアレイ、CCDセンサーが一体とさ
れるユニット9によって、照射しながら走査される。ユ
ニット9では、その照明走査光の原稿反射光が、短焦点
レンズアレイによって結像されてCCDセンサーに入射
される。CCDセンサーは受光部、転送部、出力部より
構成されている。CCD受光部において光信号が電気信
号に変えられ、転送部でクロックパルスに同期して順次
出力部へ転送され、出力部において電荷信号を電圧信号
に変換し、増幅、低インピーダンス化して出力する。こ
のようにして得られたアナログ信号を周知の画像処理を
行なってデジタル信号に変換してプリンター部に送られ
る。
【0008】プリンター部においては、前記の画像信号
を受けて以下のようにして静電潜像を形成する。
を受けて以下のようにして静電潜像を形成する。
【0009】つまり、潜像担持体としてのドラム状電子
写真感光体、即ち、感光ドラム1は、中心支軸を中心に
所定の周速度で回転駆動され、帯電器3により正極性又
は負極性の一様な帯電処理を受ける。次いで、感光ドラ
ム1の一様帯電面には、レーザー走査部100を介して
画像信号に対応したレーザー光が走査され、感光ドラム
1には、原稿画像に対応した静電潜像が順次に形成され
ていく。
写真感光体、即ち、感光ドラム1は、中心支軸を中心に
所定の周速度で回転駆動され、帯電器3により正極性又
は負極性の一様な帯電処理を受ける。次いで、感光ドラ
ム1の一様帯電面には、レーザー走査部100を介して
画像信号に対応したレーザー光が走査され、感光ドラム
1には、原稿画像に対応した静電潜像が順次に形成され
ていく。
【0010】図4は、レーザー走査部100の概略構成
を示すものである。このレーザー走査部100によりレ
ーザー光を走査する場合には、まず入力された画像信号
に基づき発光信号発生器101により、固体レーザー素
子102を所定タイミングで明滅させる。そして、固体
レーザー素子102から放射されたレーザー光は、コリ
メーターレンズ系103により略平行な光束に変換さ
れ、更に矢印b方向に回転する回転多面鏡104により
矢印C方向に走査されると共にfθレンズ群105a、
105b、105c、により感光ドラム1の被走査面1
06にスポット状に結像される。
を示すものである。このレーザー走査部100によりレ
ーザー光を走査する場合には、まず入力された画像信号
に基づき発光信号発生器101により、固体レーザー素
子102を所定タイミングで明滅させる。そして、固体
レーザー素子102から放射されたレーザー光は、コリ
メーターレンズ系103により略平行な光束に変換さ
れ、更に矢印b方向に回転する回転多面鏡104により
矢印C方向に走査されると共にfθレンズ群105a、
105b、105c、により感光ドラム1の被走査面1
06にスポット状に結像される。
【0011】このようなレーザー光の走査により、感光
ドラム1の被走査面106上には画像一走査分の露光分
布が形成され、更に各走査毎に被走査面106を前記走
査方向とは垂直に所定量だけスクロールさせることによ
り、該被走査面106上に画像信号に応じた露光分布が
得られる。
ドラム1の被走査面106上には画像一走査分の露光分
布が形成され、更に各走査毎に被走査面106を前記走
査方向とは垂直に所定量だけスクロールさせることによ
り、該被走査面106上に画像信号に応じた露光分布が
得られる。
【0012】このようにして感光ドラム1上に形成され
た静電潜像は、次いで、現像装置4により顕像化、即
ち、トナー像とされる。
た静電潜像は、次いで、現像装置4により顕像化、即
ち、トナー像とされる。
【0013】図1に、現像剤として、トナー粒子及び磁
性粒子を有する2成分現像剤を使用した現像装置4の一
例を示す。現像装置4は、現像容器16を備え、この現
像容器16の感光ドラム1と対面する側に現像スリーブ
11が回転自在に配置される。現像スリーブ11内に
は、磁界発生手段としての複数の磁極を有したマグネッ
トローラ12が固定配置される。又、現像容器16内に
は、撹拌スクリュー13、14、及び現像剤を現像スリ
ーブ表面に薄層形成するための規制ブレード15が配置
される。
性粒子を有する2成分現像剤を使用した現像装置4の一
例を示す。現像装置4は、現像容器16を備え、この現
像容器16の感光ドラム1と対面する側に現像スリーブ
11が回転自在に配置される。現像スリーブ11内に
は、磁界発生手段としての複数の磁極を有したマグネッ
トローラ12が固定配置される。又、現像容器16内に
は、撹拌スクリュー13、14、及び現像剤を現像スリ
ーブ表面に薄層形成するための規制ブレード15が配置
される。
【0014】ここで、前記静電潜像を、前記の現像装置
4を用いて2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工
程と現像剤の循環系について説明する。
4を用いて2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工
程と現像剤の循環系について説明する。
【0015】先ず、現像スリーブ11の回転に伴い、マ
グネットローラ12のN2 極で汲み上げられた現像剤1
9は、S2 極からN1 極へと搬送される過程において、
現像スリーブ11に対して垂直に配置された規制ブレー
ド15によって規制され、現像スリーブ11上に薄層形
成される。この薄層形成された現像剤が、現像主極S1
極に搬送されてくると磁気力によって穂立ちが形成され
る。この穂状に形成された現像剤によって前記静電潜像
を現像する。その後、現像スリーブ11上の現像剤は、
N3 極及びN2 極の反発磁界によって現像容器16内に
戻される。
グネットローラ12のN2 極で汲み上げられた現像剤1
9は、S2 極からN1 極へと搬送される過程において、
現像スリーブ11に対して垂直に配置された規制ブレー
ド15によって規制され、現像スリーブ11上に薄層形
成される。この薄層形成された現像剤が、現像主極S1
極に搬送されてくると磁気力によって穂立ちが形成され
る。この穂状に形成された現像剤によって前記静電潜像
を現像する。その後、現像スリーブ11上の現像剤は、
N3 極及びN2 極の反発磁界によって現像容器16内に
戻される。
【0016】感光ドラム1上に形成された静電潜像は、
上述のように、2成分現像剤を使用した現像装置4によ
り顕像化することができるが、一方、現像剤として非磁
性1成分現像剤を有する現像装置にても顕像化すること
ができる。
上述のように、2成分現像剤を使用した現像装置4によ
り顕像化することができるが、一方、現像剤として非磁
性1成分現像剤を有する現像装置にても顕像化すること
ができる。
【0017】図2に、現像剤として非磁性1成分現像剤
を使用した現像装置4の一例を示す。この現像装置4
は、先に説明した2成分現像剤を使用する現像装置に比
較して、現像装置の小型化、延いては画像形成装置自体
の小型化にとって有利である。又、現像剤としては磁性
1成分現像剤を使用する現像装置もあるが、磁性現像剤
は、磁性を持たせるために磁性体を内添しなければなら
ず、転写紙に転写したトナー像を熱定着する際の定着性
の悪さ、現像剤自身に磁性体(磁性体は通常黒である)
を内添するために、フルカラー化を進める上でカラー再
現の悪いことなどの問題点がある。
を使用した現像装置4の一例を示す。この現像装置4
は、先に説明した2成分現像剤を使用する現像装置に比
較して、現像装置の小型化、延いては画像形成装置自体
の小型化にとって有利である。又、現像剤としては磁性
1成分現像剤を使用する現像装置もあるが、磁性現像剤
は、磁性を持たせるために磁性体を内添しなければなら
ず、転写紙に転写したトナー像を熱定着する際の定着性
の悪さ、現像剤自身に磁性体(磁性体は通常黒である)
を内添するために、フルカラー化を進める上でカラー再
現の悪いことなどの問題点がある。
【0018】図2を参照すると、現像装置4は現像容器
16を備え、非磁性トナー粒子を有する非磁性1成分現
像剤19が収容されている。この現像容器16の感光ド
ラム1と対面する側に、現像剤担持体としての現像ロー
ラ11が回転自在に配置される。この現像ローラ11
は、非磁性スリーブ、例えばアルミニウム、ステンレス
鋼からなる円筒体にて作製される。本実施例で、現像ロ
ーラ11は、図示しない駆動源により矢印a方向に回転
される。この現像ローラ11の表面にはトナーの保持を
確実にするために2〜5μmの凹凸が形成されている、
非磁性トナー12は、現像容器16の下方、即ち、現像
ローラ11の下方位置に貯留され、汲み上げローラ14
によって現像ローラ11上へ供給される。なお汲み上げ
ローラ14は、現像容器内のトナー19及び現像後の現
像ローラ11上のトナーの撹拌も行っている。汲み上げ
られた現像ローラ上のトナーは、ゴムブレード15の端
部によって摩擦帯電されながら規制されて、現像ローラ
11上に塗布される。
16を備え、非磁性トナー粒子を有する非磁性1成分現
像剤19が収容されている。この現像容器16の感光ド
ラム1と対面する側に、現像剤担持体としての現像ロー
ラ11が回転自在に配置される。この現像ローラ11
は、非磁性スリーブ、例えばアルミニウム、ステンレス
鋼からなる円筒体にて作製される。本実施例で、現像ロ
ーラ11は、図示しない駆動源により矢印a方向に回転
される。この現像ローラ11の表面にはトナーの保持を
確実にするために2〜5μmの凹凸が形成されている、
非磁性トナー12は、現像容器16の下方、即ち、現像
ローラ11の下方位置に貯留され、汲み上げローラ14
によって現像ローラ11上へ供給される。なお汲み上げ
ローラ14は、現像容器内のトナー19及び現像後の現
像ローラ11上のトナーの撹拌も行っている。汲み上げ
られた現像ローラ上のトナーは、ゴムブレード15の端
部によって摩擦帯電されながら規制されて、現像ローラ
11上に塗布される。
【0019】このように塗布されたトナーを、通常、交
番電圧に直流電圧を重畳した現像バイアスを印加するこ
とによって、現像ローラ11から感光ドラム1へとトナ
ーを移動させて現像する。
番電圧に直流電圧を重畳した現像バイアスを印加するこ
とによって、現像ローラ11から感光ドラム1へとトナ
ーを移動させて現像する。
【0020】上述のようにして、感光ドラム1上に形成
されたトナー像は、図3に示すように、転写帯電器7に
よって転写材上に静電転写される。その後、転写材は、
分離帯電器8によって静電分離されて定着器6へと搬送
され、熱定着されて画像が出力される。
されたトナー像は、図3に示すように、転写帯電器7に
よって転写材上に静電転写される。その後、転写材は、
分離帯電器8によって静電分離されて定着器6へと搬送
され、熱定着されて画像が出力される。
【0021】一方、トナー像転写後の感光ドラム1の面
は、クリーナ5によって転写残りトナー等の付着汚染物
が除去され、繰り返し画像形成に使用される。
は、クリーナ5によって転写残りトナー等の付着汚染物
が除去され、繰り返し画像形成に使用される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のような複写機により、2成分現像剤及び非磁性1
成分現像剤を使用して画像を形成したところ、いずれの
場合においても、反射濃度にして0.3以下のハーフト
ーン領域において、がさつき、白スジなどが生じてしま
った。このがさつきなどの画像欠陥は、文字原稿等にお
いてはあまり発生せず、写真画像等の濃度の薄い領域に
て多く発生した。
来例のような複写機により、2成分現像剤及び非磁性1
成分現像剤を使用して画像を形成したところ、いずれの
場合においても、反射濃度にして0.3以下のハーフト
ーン領域において、がさつき、白スジなどが生じてしま
った。このがさつきなどの画像欠陥は、文字原稿等にお
いてはあまり発生せず、写真画像等の濃度の薄い領域に
て多く発生した。
【0023】そこで、がさつきの発生原因について検討
を行ったところ以下のことが分かった。 ・2成分現像剤を使用した場合:通常、ドット潜像によ
りハイライト部の潜像を形成する場合、ミクロに見ると
感光体上の潜像は、アナログ潜像のようなブロードな潜
像ではなく局所的な潜像となっている。更により低濃度
を再現しようとすると、感光体の膜厚の影響から潜像が
なまり、図5に示すように、最大コントラスト電位V0
が徐々に小さくなってしまう。例えば、反射濃度0.2
程度の画像を再現しようとすると、そのときの潜像のV
0 は、150〜200V程度となってしまう。また、反
転現像の場合、かぶりをとるために非画像部の表面電位
は、現像バイアスの直流(DC)成分よりも100〜2
00V高く設定されているため、V0 が150〜250
Vの場合の現像バイアスのDC成分との電位差Vcont
は、0〜100V程度になってしまう。この、Vcontが
0〜100Vというのは、トナーが感光体側につくか、
現像スリーブ側につくか非常に不安定なコントラストで
ある。そのために、2成分現像剤によって前記潜像を現
像する際、磁気ブラシの接触状態が現像効率に大きく寄
与し磁気ブラシの穂のムラに対応したドットの欠落等に
よるがさつきが発生し易くなる。 ・非磁性1成分現像剤を使用した場合:2成分現像剤の
代わりに非磁性1成分現像剤を使用した時も、上述のよ
うに、トナーが感光体側につくか現像ローラ側につくか
非常に不安定なコントラストであるVcontが0〜100
V程度とされるような、ドット潜像によるハイライト部
の潜像を現像するような場合には、現像ローラ上のトナ
ーの塗布状態が現像効率に大きく寄与し、現像ローラ上
のトナーの塗布ムラに対応したドットの欠落等による白
スジ及びがさつきが発生し易くなる。
を行ったところ以下のことが分かった。 ・2成分現像剤を使用した場合:通常、ドット潜像によ
りハイライト部の潜像を形成する場合、ミクロに見ると
感光体上の潜像は、アナログ潜像のようなブロードな潜
像ではなく局所的な潜像となっている。更により低濃度
を再現しようとすると、感光体の膜厚の影響から潜像が
なまり、図5に示すように、最大コントラスト電位V0
が徐々に小さくなってしまう。例えば、反射濃度0.2
程度の画像を再現しようとすると、そのときの潜像のV
0 は、150〜200V程度となってしまう。また、反
転現像の場合、かぶりをとるために非画像部の表面電位
は、現像バイアスの直流(DC)成分よりも100〜2
00V高く設定されているため、V0 が150〜250
Vの場合の現像バイアスのDC成分との電位差Vcont
は、0〜100V程度になってしまう。この、Vcontが
0〜100Vというのは、トナーが感光体側につくか、
現像スリーブ側につくか非常に不安定なコントラストで
ある。そのために、2成分現像剤によって前記潜像を現
像する際、磁気ブラシの接触状態が現像効率に大きく寄
与し磁気ブラシの穂のムラに対応したドットの欠落等に
よるがさつきが発生し易くなる。 ・非磁性1成分現像剤を使用した場合:2成分現像剤の
代わりに非磁性1成分現像剤を使用した時も、上述のよ
うに、トナーが感光体側につくか現像ローラ側につくか
非常に不安定なコントラストであるVcontが0〜100
V程度とされるような、ドット潜像によるハイライト部
の潜像を現像するような場合には、現像ローラ上のトナ
ーの塗布状態が現像効率に大きく寄与し、現像ローラ上
のトナーの塗布ムラに対応したドットの欠落等による白
スジ及びがさつきが発生し易くなる。
【0024】非磁性1成分現像装置としては、図2に示
す上記従来例における現像装置のほかに、各種装置が提
案され又実用化されている。しかし、いずれの現像方式
においてもこのような現像ローラ上の塗布ムラは、完全
には解決されていないのが現状である。
す上記従来例における現像装置のほかに、各種装置が提
案され又実用化されている。しかし、いずれの現像方式
においてもこのような現像ローラ上の塗布ムラは、完全
には解決されていないのが現状である。
【0025】又、更に、上記のような非磁性1成分現像
剤を使用した現像装置では、通常の使用状態でも、感光
ドラムの非画像部へのトナーの付着、所謂「かぶり」が
生じやすく、従来の非磁性1成分現像の欠点となってい
た。
剤を使用した現像装置では、通常の使用状態でも、感光
ドラムの非画像部へのトナーの付着、所謂「かぶり」が
生じやすく、従来の非磁性1成分現像の欠点となってい
た。
【0026】従って、本発明の目的は、2成分現像剤を
用いる現像装置を使用した場合において、ベタ部におけ
る画像濃度を高く保ち、更にハイライト部においては現
像剤ブラシの接触ムラに起因されるドットの欠落等によ
るがさつきを生じることがなく、滑らかな画像を得るこ
とのできる画像形成装置を提供することである。
用いる現像装置を使用した場合において、ベタ部におけ
る画像濃度を高く保ち、更にハイライト部においては現
像剤ブラシの接触ムラに起因されるドットの欠落等によ
るがさつきを生じることがなく、滑らかな画像を得るこ
とのできる画像形成装置を提供することである。
【0027】本発明の他の目的は、非磁性1成分現像剤
を用いる現像装置を使用した場合において、かぶりが発
生することなく、ベタ部における画像濃度を高く保ち、
更にハイライト部においては現像剤担持体への現像剤の
塗布ムラに起因される画像の欠落等による白スジやがさ
つきを生じることがなく、高品質の画像を得ることので
きる画像形成装置を提供することである。
を用いる現像装置を使用した場合において、かぶりが発
生することなく、ベタ部における画像濃度を高く保ち、
更にハイライト部においては現像剤担持体への現像剤の
塗布ムラに起因される画像の欠落等による白スジやがさ
つきを生じることがなく、高品質の画像を得ることので
きる画像形成装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第
1の態様によれば、潜像が形成される潜像担持体と、ト
ナー粒子及び磁性粒子を有する現像剤を、内部に磁界発
生手段を有した現像剤担持体にて、前記潜像担持体と対
向した現像部へと担持搬送して前記潜像担持体上の潜像
を顕像化する現像装置とを有する画像形成装置におい
て、前記現像剤担持体に対し、
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第
1の態様によれば、潜像が形成される潜像担持体と、ト
ナー粒子及び磁性粒子を有する現像剤を、内部に磁界発
生手段を有した現像剤担持体にて、前記潜像担持体と対
向した現像部へと担持搬送して前記潜像担持体上の潜像
を顕像化する現像装置とを有する画像形成装置におい
て、前記現像剤担持体に対し、
【0029】
【数3】 ここで、Vpp(v):現像剤担持体にかかる交番電圧
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイアスの
直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電位と
の電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加することを特徴とする画
像形成装置が提供される。
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイアスの
直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電位と
の電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加することを特徴とする画
像形成装置が提供される。
【0030】このような本発明の第1の態様に係る画像
形成装置では、上記のような現像バイアスによって現像
を行うことにより、がさつきのない良好なハイライト画
像を得ることができる。以下その理由について説明す
る。
形成装置では、上記のような現像バイアスによって現像
を行うことにより、がさつきのない良好なハイライト画
像を得ることができる。以下その理由について説明す
る。
【0031】上記の条件の現像バイアスと、それ以外の
ある一例の現像バイアス(がさつきが発生しやすい場
合)のそれぞれの場合について、アナログ潜像を顕像化
した場合のV−Dカーブ(コントラストと濃度曲線)を
図6に示す。図6から理解されるように、上記の条件の
現像バイアスでアナログ潜像を顕像化すると、かぶりは
殆ど発生せずに現像効率が大幅に良くなる。このことか
ら上記のような現像バイアスで現像を行うと、現像効率
がよくなるためドットの欠落等は発生しにくくなること
が分かる。
ある一例の現像バイアス(がさつきが発生しやすい場
合)のそれぞれの場合について、アナログ潜像を顕像化
した場合のV−Dカーブ(コントラストと濃度曲線)を
図6に示す。図6から理解されるように、上記の条件の
現像バイアスでアナログ潜像を顕像化すると、かぶりは
殆ど発生せずに現像効率が大幅に良くなる。このことか
ら上記のような現像バイアスで現像を行うと、現像効率
がよくなるためドットの欠落等は発生しにくくなること
が分かる。
【0032】更に、上記の条件式は、1パルスでトナー
が往復しない条件を示したものである。つまり、このよ
うな条件下の現像バイアスにおいて、トナーは、現像剤
担持体即ち現像スリーブ11と、像担持体即ち感光ドラ
ム1との間隙(S−D間)を往復しきらないような振動
運動をする。感光ドラム1の表面電位と現像バイアスの
DC成分との電位差VcontがVcont<0 の場合には、
DC成分が現像スリーブ側にトナーを引きつけるように
働き、トナーが現像スリーブ側に偏り、VcontがVcont
>0 の場合においては、DC成分が潜像電位に応じ
て、感光ドラム側にトナーを引きつけるように働き、潜
像電位に見合った量のトナーが感光ドラム側に偏る。こ
の傾向は、交番電圧を断続的に印加することにより更に
顕著になる。
が往復しない条件を示したものである。つまり、このよ
うな条件下の現像バイアスにおいて、トナーは、現像剤
担持体即ち現像スリーブ11と、像担持体即ち感光ドラ
ム1との間隙(S−D間)を往復しきらないような振動
運動をする。感光ドラム1の表面電位と現像バイアスの
DC成分との電位差VcontがVcont<0 の場合には、
DC成分が現像スリーブ側にトナーを引きつけるように
働き、トナーが現像スリーブ側に偏り、VcontがVcont
>0 の場合においては、DC成分が潜像電位に応じ
て、感光ドラム側にトナーを引きつけるように働き、潜
像電位に見合った量のトナーが感光ドラム側に偏る。こ
の傾向は、交番電圧を断続的に印加することにより更に
顕著になる。
【0033】又、このような条件下で現像すると、感光
ドラム上に到達したトナーは感光ドラム上で振動を繰り
返し、潜像部へ集中してくる。このため、ドット形状が
均一化されてムラのない良好な画像を得ることができ
る。
ドラム上に到達したトナーは感光ドラム上で振動を繰り
返し、潜像部へ集中してくる。このため、ドット形状が
均一化されてムラのない良好な画像を得ることができ
る。
【0034】以上のことから、上記のような条件の現像
バイアスで潜像を顕像化すると、VO が150〜250
V(Vcontが0〜100V程度)となってしまうような
ハイライト潜像の場合においても、ドットの欠落が発生
しなくなる。更に、感光ドラム上において振動を繰り返
すことにより潜像部にトナーが集中し、1つ1つのドッ
トが忠実に再現され、磁気ブラシの穂の接触状態による
ムラのない均一なハーフトーン画像が出力できるように
なる。
バイアスで潜像を顕像化すると、VO が150〜250
V(Vcontが0〜100V程度)となってしまうような
ハイライト潜像の場合においても、ドットの欠落が発生
しなくなる。更に、感光ドラム上において振動を繰り返
すことにより潜像部にトナーが集中し、1つ1つのドッ
トが忠実に再現され、磁気ブラシの穂の接触状態による
ムラのない均一なハーフトーン画像が出力できるように
なる。
【0035】更に又、本発明の第2の態様によると、潜
像が形成される潜像担持体と、非磁性トナー粒子を有す
る現像剤を現像剤担持体にて、前記潜像担持体と対向し
た現像部へと担持搬送して前記潜像担持体上の潜像を顕
像化する現像装置とを有する画像形成装置において、前
記現像剤担持体に対し、
像が形成される潜像担持体と、非磁性トナー粒子を有す
る現像剤を現像剤担持体にて、前記潜像担持体と対向し
た現像部へと担持搬送して前記潜像担持体上の潜像を顕
像化する現像装置とを有する画像形成装置において、前
記現像剤担持体に対し、
【0036】
【数4】 ここで、Vpp(v):現像剤担持体にかかる交番電圧
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイアスの
直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電位と
の電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加することを特徴とする画
像形成装置が提供される。
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイアスの
直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電位と
の電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加することを特徴とする画
像形成装置が提供される。
【0037】斯る本発明の第2の態様の画像形成装置で
は、上記のような現像バイアスによって現像を行うこと
により、白スジ及びがさつきのない良好なハイライト画
像を得ることができる。以下その理由について説明す
る。
は、上記のような現像バイアスによって現像を行うこと
により、白スジ及びがさつきのない良好なハイライト画
像を得ることができる。以下その理由について説明す
る。
【0038】上記の条件式は、1パルスでトナーが往復
しない条件を示したものである。つまり、このような条
件下の現像バイアスにおいて、トナーはS−D間を往復
しきらないような振動運動をする。像担持体即ち感光ド
ラムの表面電位と現像バイアスのDC成分との電位差V
contがVcont<0の場合には、DC成分が現像剤担持
体、即ち、現像ローラ側にトナーを引きつけるように働
き、トナーが現像ローラ側に偏り、VcontがVcont>0
の場合においては、DC成分が潜像電位に応じて、感光
ドラム側にトナーを引きつけるように働き、潜像電位に
応じた量のトナーが感光ドラム側に偏るようになる。こ
の傾向は、交番電圧を断続的に印加することにより更に
顕著に現れ、現像ガンマが緩やかなものとなる。
しない条件を示したものである。つまり、このような条
件下の現像バイアスにおいて、トナーはS−D間を往復
しきらないような振動運動をする。像担持体即ち感光ド
ラムの表面電位と現像バイアスのDC成分との電位差V
contがVcont<0の場合には、DC成分が現像剤担持
体、即ち、現像ローラ側にトナーを引きつけるように働
き、トナーが現像ローラ側に偏り、VcontがVcont>0
の場合においては、DC成分が潜像電位に応じて、感光
ドラム側にトナーを引きつけるように働き、潜像電位に
応じた量のトナーが感光ドラム側に偏るようになる。こ
の傾向は、交番電圧を断続的に印加することにより更に
顕著に現れ、現像ガンマが緩やかなものとなる。
【0039】又、このような条件下で現像すると、感光
ドラム上に到達したトナーは感光ドラム上で振動を繰り
返し潜像部へ均一に分散していくため、現像ローラ上の
トナーの塗布ムラ部に対向した潜像部にもトナーが移動
し均一化されて、ムラのない良好な画像を得ることが出
来る。
ドラム上に到達したトナーは感光ドラム上で振動を繰り
返し潜像部へ均一に分散していくため、現像ローラ上の
トナーの塗布ムラ部に対向した潜像部にもトナーが移動
し均一化されて、ムラのない良好な画像を得ることが出
来る。
【0040】以上のことから、上記のような条件の現像
バイアスで潜像を顕像化すると、V0 が150〜250
V(Vcontが0〜100V程度)となってしまうような
ハイライト潜像の場合においても、ドットの欠落が発生
しなくなる。更に、感光ドラム上において振動を繰り返
すことにより潜像部にトナーが集中し、1つ1つのドッ
トが忠実に再現され、現像ローラ上のトナーの塗布ムラ
の影響のない均一なハーフトーン画像が出力できるよう
になる。
バイアスで潜像を顕像化すると、V0 が150〜250
V(Vcontが0〜100V程度)となってしまうような
ハイライト潜像の場合においても、ドットの欠落が発生
しなくなる。更に、感光ドラム上において振動を繰り返
すことにより潜像部にトナーが集中し、1つ1つのドッ
トが忠実に再現され、現像ローラ上のトナーの塗布ムラ
の影響のない均一なハーフトーン画像が出力できるよう
になる。
【0041】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。以下の実施例において、本発
明は、先に図3にて説明した電子複写機に具現化され、
又2成分現像剤を使用した図1の現像装置、或は非磁性
1成分現像剤を使用した図2に示す現像装置4を使用す
るものとする。従って、電子複写機及び現像装置の全体
構成及び各部材の作用についての詳しい説明は省略す
る。
して更に詳しく説明する。以下の実施例において、本発
明は、先に図3にて説明した電子複写機に具現化され、
又2成分現像剤を使用した図1の現像装置、或は非磁性
1成分現像剤を使用した図2に示す現像装置4を使用す
るものとする。従って、電子複写機及び現像装置の全体
構成及び各部材の作用についての詳しい説明は省略す
る。
【0042】次に、現像装置として図1に示す2成分現
像剤を用いる現像装置を使用した画像形成装置を実施例
1〜6について説明し、又、現像装置として図2に示す
非磁性1成分現像剤を用いる現像装置を使用した画像形
成装置を実施例7及び8について説明する。
像剤を用いる現像装置を使用した画像形成装置を実施例
1〜6について説明し、又、現像装置として図2に示す
非磁性1成分現像剤を用いる現像装置を使用した画像形
成装置を実施例7及び8について説明する。
【0043】実施例1 本実施例にて、潜像担持体としての感光ドラム1は、そ
の外径が80mmであった。又、現像装置4にて、現像
容器16の内部は、隔壁17によって現像室(第1室)
R1 と撹拌室(第2室)R2 とに区画され、撹拌室R2
の上方には隔壁17を隔ててトナー貯蔵室R3 が形成さ
れている。現像室R1 及び撹拌室R2 内には現像剤19
が収容されており、トナー貯蔵室R3 内には補給用トナ
ー(非磁性トナー)18が収容されている。なお、トナ
ー貯蔵室R3 には補給口20が設けられ、補給口20を
経て消費されたトナーに見合った量の補給用トナー18
が撹拌室R2 内に落下補給される。
の外径が80mmであった。又、現像装置4にて、現像
容器16の内部は、隔壁17によって現像室(第1室)
R1 と撹拌室(第2室)R2 とに区画され、撹拌室R2
の上方には隔壁17を隔ててトナー貯蔵室R3 が形成さ
れている。現像室R1 及び撹拌室R2 内には現像剤19
が収容されており、トナー貯蔵室R3 内には補給用トナ
ー(非磁性トナー)18が収容されている。なお、トナ
ー貯蔵室R3 には補給口20が設けられ、補給口20を
経て消費されたトナーに見合った量の補給用トナー18
が撹拌室R2 内に落下補給される。
【0044】現像室R1 内には搬送スクリュー13が設
けられており、この搬送スクリュー13の回転駆動によ
って現像室R1 内の現像剤19は、現像スリーブ11の
長手方向に向けて搬送される。同様に、貯蔵室R2 内に
は搬送スクリュー14が設けられ、搬送スクリュー14
の回転によって、補給口20から撹拌室R2 内に落下し
たトナーを現像スリーブ11の長手方向に沿って搬送す
る。
けられており、この搬送スクリュー13の回転駆動によ
って現像室R1 内の現像剤19は、現像スリーブ11の
長手方向に向けて搬送される。同様に、貯蔵室R2 内に
は搬送スクリュー14が設けられ、搬送スクリュー14
の回転によって、補給口20から撹拌室R2 内に落下し
たトナーを現像スリーブ11の長手方向に沿って搬送す
る。
【0045】本実施例で、現像剤19は、非磁性トナー
と磁性粒子(キャリア)とを有した2成分現像剤であ
る。非磁性トナーと磁性粒子との混合比は、重量比で非
磁性トナーが約5%になるようにした。ここで、非磁性
トナーは約8μmの体積平均粒径を有する。また、磁性
粒子は、樹脂コーティングされているフェライト粒子
(最大磁化60emu/g )からなり、その重量平均粒径は
50μmであり、その抵抗値は108 Ωcm以上の値を
示す。また、磁性粒子の透磁率は約5.0である。
と磁性粒子(キャリア)とを有した2成分現像剤であ
る。非磁性トナーと磁性粒子との混合比は、重量比で非
磁性トナーが約5%になるようにした。ここで、非磁性
トナーは約8μmの体積平均粒径を有する。また、磁性
粒子は、樹脂コーティングされているフェライト粒子
(最大磁化60emu/g )からなり、その重量平均粒径は
50μmであり、その抵抗値は108 Ωcm以上の値を
示す。また、磁性粒子の透磁率は約5.0である。
【0046】現像容器16の感光ドラム1に近接する部
位には開口部が設けられ、該開口部から現像スリーブ1
1が外部に突出し、現像スリーブ11と感光ドラム1と
の間隙が500μmになるように配置された。本実施例
で、非磁性材にて形成される現像スリーブ11の外径は
32mmであり、その周速は280mm/sとした。
位には開口部が設けられ、該開口部から現像スリーブ1
1が外部に突出し、現像スリーブ11と感光ドラム1と
の間隙が500μmになるように配置された。本実施例
で、非磁性材にて形成される現像スリーブ11の外径は
32mmであり、その周速は280mm/sとした。
【0047】現像スリーブ11内に固定された磁界発生
手段としてのマグネットローラ、即ち磁石12は、上述
したように、現像磁極S1 とその下流に位置する磁極N
3 と、現像剤19を搬送するための磁極N2 、S2 、N
1 とを有する。磁石12は、現像磁極S1 が感光ドラム
1に対向するように現像スリーブ11内に配置されてい
る。現像磁極S1 は、現像スリーブ11と感光ドラム1
との間の現像部の近傍に磁界を形成し、該磁界によって
磁気ブラシが形成される。
手段としてのマグネットローラ、即ち磁石12は、上述
したように、現像磁極S1 とその下流に位置する磁極N
3 と、現像剤19を搬送するための磁極N2 、S2 、N
1 とを有する。磁石12は、現像磁極S1 が感光ドラム
1に対向するように現像スリーブ11内に配置されてい
る。現像磁極S1 は、現像スリーブ11と感光ドラム1
との間の現像部の近傍に磁界を形成し、該磁界によって
磁気ブラシが形成される。
【0048】現像スリーブ11の上方に配置され、現像
スリーブ11上の現像剤19の層厚を規制する規制ブレ
ード15は、アルミニウム、SUS316、などの非磁
性材にて作製される。本実施例で、規制ブレード15と
現像スリーブ11との間隔は800μmとした。
スリーブ11上の現像剤19の層厚を規制する規制ブレ
ード15は、アルミニウム、SUS316、などの非磁
性材にて作製される。本実施例で、規制ブレード15と
現像スリーブ11との間隔は800μmとした。
【0049】今回用いたトナーは、摩擦帯電量が約2.
0×10-2C/kgのものと約3.0×10-2C/kg
のものの二種類を用いた。
0×10-2C/kgのものと約3.0×10-2C/kg
のものの二種類を用いた。
【0050】以下に、トナーの摩擦帯電量(2成分現像
剤)の測定方法について、図7を参照して説明する。
剤)の測定方法について、図7を参照して説明する。
【0051】帯電量測定装置は、底に500メッシュの
導電性スクリーン43を有する金属製の測定容器32を
備えている。摩擦帯電量を測定しようとする2成分現像
剤を50〜100ml容量のポリエチレン製のビンに入
れ、約10〜40秒間手で振盪してから、その現像剤を
0.5〜1.5g、測定容器42内に入れ、その上に蓋
44をする。このときの測定容器42全体の重量を計
り、これをW1 (kg)とする。次に、測定容器42を
装置の吸引機41(少なくとも測定容器42と接する部
分は絶縁体である)上にセットして、その吸引口47か
ら吸引し、風量調節弁36を調整して真空計45の圧力
を250mmAqとする。この状態で十分、好ましくは
2分間の吸引を行ない、トナーの樹脂を吸引除去する。
そしてこのとき、測定容器42とアースとの間にコンデ
ンサー(容量C(F))48と並列に接続された電位計
49の電位を読んで、その読みをV(ボルト)とする。
又、吸引後の測定容器42全体の重量を計り、これをW
2 (kg)とする。このときのトナーの摩擦帯電量は、
下記の式の如く計算される。
導電性スクリーン43を有する金属製の測定容器32を
備えている。摩擦帯電量を測定しようとする2成分現像
剤を50〜100ml容量のポリエチレン製のビンに入
れ、約10〜40秒間手で振盪してから、その現像剤を
0.5〜1.5g、測定容器42内に入れ、その上に蓋
44をする。このときの測定容器42全体の重量を計
り、これをW1 (kg)とする。次に、測定容器42を
装置の吸引機41(少なくとも測定容器42と接する部
分は絶縁体である)上にセットして、その吸引口47か
ら吸引し、風量調節弁36を調整して真空計45の圧力
を250mmAqとする。この状態で十分、好ましくは
2分間の吸引を行ない、トナーの樹脂を吸引除去する。
そしてこのとき、測定容器42とアースとの間にコンデ
ンサー(容量C(F))48と並列に接続された電位計
49の電位を読んで、その読みをV(ボルト)とする。
又、吸引後の測定容器42全体の重量を計り、これをW
2 (kg)とする。このときのトナーの摩擦帯電量は、
下記の式の如く計算される。
【0052】トナーの摩擦帯電量(C/kg)=C・V
・10-3/(W1 −W2 )
・10-3/(W1 −W2 )
【0053】本実施例においては、画像濃度約0.2程
度のハイライトハーフトーン画像とベタ画像を出力し、
ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、ベタ画像の
濃度で評価した。ここで、このような画像を出力するた
めの静電潜像形成は次の通りであった。
度のハイライトハーフトーン画像とベタ画像を出力し、
ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、ベタ画像の
濃度で評価した。ここで、このような画像を出力するた
めの静電潜像形成は次の通りであった。
【0054】先ず、感光ドラム1を、帯電器3で650
Vに一様帯電する。ハイライトハーフトーン画像を出力
する場合には半導体レーザーによってPWM露光(パル
ス幅変調)を行い表面電位を約450Vまで落とし、一
方、ベタ画像を出力する場合には約100Vまで落とし
た(Vcont=400V)。本実施例にて、潜像の顕像化
は反転現像で行なった。次に、現像工程について説明す
る。
Vに一様帯電する。ハイライトハーフトーン画像を出力
する場合には半導体レーザーによってPWM露光(パル
ス幅変調)を行い表面電位を約450Vまで落とし、一
方、ベタ画像を出力する場合には約100Vまで落とし
た(Vcont=400V)。本実施例にて、潜像の顕像化
は反転現像で行なった。次に、現像工程について説明す
る。
【0055】図1に示す上記構成とされる現像装置4に
て、現像スリーブ11は磁極N2 近傍の位置で現像剤1
9を担持し、現像スリーブ11の回転に伴い現像剤19
は現像部に向けて搬送される。現像剤19が現像部近傍
に到達すると、現像剤19の磁性粒子が磁極S1 の磁気
力で連なりながら現像スリーブ11から立ち上がり、現
像剤19の磁気ブラシが形成される。磁気ブラシの先端
は感光ドラム1表面を摺擦し、現像スリーブ11と感光
ドラム1との間に直流電圧500Vに交番電圧を重畳さ
せた電圧を印加することによって磁気ブラシ上のトナー
は感光ドラム1上の潜像部位に付着される。
て、現像スリーブ11は磁極N2 近傍の位置で現像剤1
9を担持し、現像スリーブ11の回転に伴い現像剤19
は現像部に向けて搬送される。現像剤19が現像部近傍
に到達すると、現像剤19の磁性粒子が磁極S1 の磁気
力で連なりながら現像スリーブ11から立ち上がり、現
像剤19の磁気ブラシが形成される。磁気ブラシの先端
は感光ドラム1表面を摺擦し、現像スリーブ11と感光
ドラム1との間に直流電圧500Vに交番電圧を重畳さ
せた電圧を印加することによって磁気ブラシ上のトナー
は感光ドラム1上の潜像部位に付着される。
【0056】ここで、本実施例においては、交番電圧の
振幅Vppを2000Vに固定し周波数Vfを変化さ
せ、トナートリボ約2.0×10-2C/kgのものと約
3.0×10-2C/kgのものの二種類において上記の
ような潜像条件での出力画像を画質評価をした。
振幅Vppを2000Vに固定し周波数Vfを変化さ
せ、トナートリボ約2.0×10-2C/kgのものと約
3.0×10-2C/kgのものの二種類において上記の
ような潜像条件での出力画像を画質評価をした。
【0057】その結果、表1からもわかるように、Aと
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部において高濃
度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好であっ
た。
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部において高濃
度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好であっ
た。
【0058】
【表1】
【0059】ここで、このA<Bが意味することを説明
する。図8は、現像スリーブ11上のトナー1個にかか
る力を示した図である。図中、qは電荷量、mは質量、
aは加速度、△Vは感光ドラム1と現像スリーブ11間
の電位差、dは感光ドラム1と現像スリーブ11間のギ
ャップを示す。
する。図8は、現像スリーブ11上のトナー1個にかか
る力を示した図である。図中、qは電荷量、mは質量、
aは加速度、△Vは感光ドラム1と現像スリーブ11間
の電位差、dは感光ドラム1と現像スリーブ11間のギ
ャップを示す。
【0060】トナーに対して、現像スリーブ11より交
番電圧が一周期毎に1/(2Vf)秒間印加される。こ
の間にトナーが移動できる距離Xは、
番電圧が一周期毎に1/(2Vf)秒間印加される。こ
の間にトナーが移動できる距離Xは、
【0061】
【数5】 現像スリーブ11から感光ドラム1方向への移動できる
距離Xは、
距離Xは、
【0062】
【数6】 一方、感光ドラム1から現像スリーブ11方向への移動
できる距離Xは、
できる距離Xは、
【0063】
【数7】 で与えられる。
【0064】ここで、感光ドラム11上に現像されたト
ナーは、剥ぎ取り電圧が一周期分だけ印加された場合の
移動距離X- では、現像スリーブ11に戻されない条件
を設定してやることにより、X+ >X- となり、トナー
は感光ドラム1上に偏り振動を繰り返す。このときの条
件は、X- が感光ドラム1と現像スリーブ11間のギャ
ップdよりも小さくなる以下のような条件である。
ナーは、剥ぎ取り電圧が一周期分だけ印加された場合の
移動距離X- では、現像スリーブ11に戻されない条件
を設定してやることにより、X+ >X- となり、トナー
は感光ドラム1上に偏り振動を繰り返す。このときの条
件は、X- が感光ドラム1と現像スリーブ11間のギャ
ップdよりも小さくなる以下のような条件である。
【0065】
【数8】
【0066】このような条件下において現像を行なうと
V0 が150〜250V程度となってしまった場合にお
いても、ドットの欠落が発生しなくなる、また感光ドラ
ム11上において振動を繰り返すことにより潜像部にト
ナーが集中して、1つ1つのドットが忠実に再現され、
磁気ブラシの穂の接触状態によるムラのない均一なハー
フトーン画像が出力できるようになる。
V0 が150〜250V程度となってしまった場合にお
いても、ドットの欠落が発生しなくなる、また感光ドラ
ム11上において振動を繰り返すことにより潜像部にト
ナーが集中して、1つ1つのドットが忠実に再現され、
磁気ブラシの穂の接触状態によるムラのない均一なハー
フトーン画像が出力できるようになる。
【0067】又、非画像部については、その表面電位
が、通常かぶりを取るため本実施例のように現像バイア
スのDC成分よりも高めに設定している。このため、非
画像部においては、式(2)、(3)におけるVcontが
マイナスになるため、X+ <X- となる。よって、トナ
ーは現像スリーブ側に偏り感光ドラムへのかぶりがほと
んど発生しなくなる。
が、通常かぶりを取るため本実施例のように現像バイア
スのDC成分よりも高めに設定している。このため、非
画像部においては、式(2)、(3)におけるVcontが
マイナスになるため、X+ <X- となる。よって、トナ
ーは現像スリーブ側に偏り感光ドラムへのかぶりがほと
んど発生しなくなる。
【0068】実施例2 実施例1においては、現像剤として非磁性トナーの平均
粒径が約8μm、磁性粒子には、樹脂コーティングされ
ているフェライト粒子(最大磁化60emu/g)で重
量平均粒径50μmのものを用い、重量比5:95で混
合したが、本実施例においては、非磁性トナーの平均粒
径が約5μm、磁性粒子には、樹脂コーティングされて
いるフェライト粒子(最大磁化60emu/g)で重量
平均粒径30μmのものを用い、重量比4.5:95.
5で混合したものを現像剤とした。摩擦帯電量として
は、外添剤の外添量を変化させることにより、実施例1
と同様に約2.0×10-2c/kgのものと約3.0×
10-2c/kgのものの二種類を用いた。
粒径が約8μm、磁性粒子には、樹脂コーティングされ
ているフェライト粒子(最大磁化60emu/g)で重
量平均粒径50μmのものを用い、重量比5:95で混
合したが、本実施例においては、非磁性トナーの平均粒
径が約5μm、磁性粒子には、樹脂コーティングされて
いるフェライト粒子(最大磁化60emu/g)で重量
平均粒径30μmのものを用い、重量比4.5:95.
5で混合したものを現像剤とした。摩擦帯電量として
は、外添剤の外添量を変化させることにより、実施例1
と同様に約2.0×10-2c/kgのものと約3.0×
10-2c/kgのものの二種類を用いた。
【0069】本実施例においては、上記のように現像剤
を変更した以外は実施例1と同様の条件において検討し
た。
を変更した以外は実施例1と同様の条件において検討し
た。
【0070】評価方法は実施例1と同様に、画像濃度約
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。
【0071】その結果、実施例1と同様に、AとBの関
係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部において高濃度を維
持し、更にハイライト部の再現性が良好であった。表2
を参照されたい。このとき、特にハイライト部について
は、トナー粒径を小さくすることにより、より滑らかな
画像が出力できた。
係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部において高濃度を維
持し、更にハイライト部の再現性が良好であった。表2
を参照されたい。このとき、特にハイライト部について
は、トナー粒径を小さくすることにより、より滑らかな
画像が出力できた。
【0072】
【表2】
【0073】実施例3 本実施例にては、実施例1と異なり、非磁性トナーの平
均粒径が約8μm、磁性粒子には、樹脂コーティングさ
れているフェライト粒子(最大磁化60emu/g)で
重量平均粒径30μmのものを用い、重量比7:93で
混合したものを現像剤とした。摩擦帯電量としては、外
添剤の外添量を変化させることにより、実施例1と同様
に約2.0×10-2c/kgのものと約3.0×10-2
c/kgのものの二種類を用いた。
均粒径が約8μm、磁性粒子には、樹脂コーティングさ
れているフェライト粒子(最大磁化60emu/g)で
重量平均粒径30μmのものを用い、重量比7:93で
混合したものを現像剤とした。摩擦帯電量としては、外
添剤の外添量を変化させることにより、実施例1と同様
に約2.0×10-2c/kgのものと約3.0×10-2
c/kgのものの二種類を用いた。
【0074】本実施例においては、実施例1に比べてト
ナー量比率を上げることができ、現像効率が向上したた
め、Vcontを350Vとして検討した。即ち、一次帯電
電位を600V、Vdc( 現像バイアスのDC成分)を
450Vとした。上記以外の条件については、実施例1
と同様の条件において検討した。
ナー量比率を上げることができ、現像効率が向上したた
め、Vcontを350Vとして検討した。即ち、一次帯電
電位を600V、Vdc( 現像バイアスのDC成分)を
450Vとした。上記以外の条件については、実施例1
と同様の条件において検討した。
【0075】評価方法は実施例1と同様に、画像濃度約
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。その結果、実施例1と同様
に、AとBの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部にお
いて高濃度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好
であった。表3を参照されたい。このとき、現像スリー
ブに存在するトナーの量が多くなるため、現像剤の穂の
接触ムラが生じにくく、ハイライト部については、より
滑らかな画像が出力できた。
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。その結果、実施例1と同様
に、AとBの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部にお
いて高濃度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好
であった。表3を参照されたい。このとき、現像スリー
ブに存在するトナーの量が多くなるため、現像剤の穂の
接触ムラが生じにくく、ハイライト部については、より
滑らかな画像が出力できた。
【0076】
【表3】
【0077】実施例4 実施例1〜3においては、現像スリーブ11と感光ドラ
ム1との間に、直流電圧に連続的に交番電圧を重畳させ
た電圧を印加することによって、磁気ブラシ上のトナー
を感光ドラム1上の潜像部位に付着させたが、本実施例
においては、断続的に交番電圧を重畳させた電圧を印加
することによって、磁気ブラシ上のトナーを感光ドラム
1上の潜像部位に付着させた。現像剤としては、実施例
1と同様に、非磁性トナーの平均粒形が約8μm、磁性
粒子には、樹脂コーティングされているフェライト粒子
(最大磁化60emu/g)で重量平均粒径50μmの
ものを用い、重量比5:95で混合したものを使用し
た。
ム1との間に、直流電圧に連続的に交番電圧を重畳させ
た電圧を印加することによって、磁気ブラシ上のトナー
を感光ドラム1上の潜像部位に付着させたが、本実施例
においては、断続的に交番電圧を重畳させた電圧を印加
することによって、磁気ブラシ上のトナーを感光ドラム
1上の潜像部位に付着させた。現像剤としては、実施例
1と同様に、非磁性トナーの平均粒形が約8μm、磁性
粒子には、樹脂コーティングされているフェライト粒子
(最大磁化60emu/g)で重量平均粒径50μmの
ものを用い、重量比5:95で混合したものを使用し
た。
【0078】本実施例においては、直流電圧を500V
に設定し、断続的に与える交番電圧の振幅Vppを20
00Vに固定し、周波数Vfを変化させ、トナートリボ
約2.0×10-2c/kgのものと約3.0×10-2c
/kgのものの二種類において上記のような潜像条件で
の出力画像を画質評価した。このとき、交番電圧を断つ
時間は、図9(A)に示すように、交番電圧1周期毎
に、1周期分とした。
に設定し、断続的に与える交番電圧の振幅Vppを20
00Vに固定し、周波数Vfを変化させ、トナートリボ
約2.0×10-2c/kgのものと約3.0×10-2c
/kgのものの二種類において上記のような潜像条件で
の出力画像を画質評価した。このとき、交番電圧を断つ
時間は、図9(A)に示すように、交番電圧1周期毎
に、1周期分とした。
【0079】その結果、表4からも分かるように、Aと
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ画像において高
濃度を維持し、更に、ハイライトの再現性が良好であっ
た。
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ画像において高
濃度を維持し、更に、ハイライトの再現性が良好であっ
た。
【0080】
【表4】
【0081】このA<Bが意味することは、実施例1に
て、図8を参照して説明した通りである。又、本実施例
にて、上記式(1)〜(4)にて示すような条件下にお
いて現像を行なうと、V0 が150〜250V程度とな
ってしまった場合においても、1周期の交番電圧によっ
てS−D間を十分に往復運動することが出来ない上に、
交番電圧が断たれる時に、DC成分が潜像電位に見合っ
た量のトナーを感光ドラムに引き付けるように働くた
め、ドットの欠落が発生しなくなる。このような現象
は、この実施例によれば、交番電圧を実施例1のように
連続的に印加した場合よりも顕著になる。
て、図8を参照して説明した通りである。又、本実施例
にて、上記式(1)〜(4)にて示すような条件下にお
いて現像を行なうと、V0 が150〜250V程度とな
ってしまった場合においても、1周期の交番電圧によっ
てS−D間を十分に往復運動することが出来ない上に、
交番電圧が断たれる時に、DC成分が潜像電位に見合っ
た量のトナーを感光ドラムに引き付けるように働くた
め、ドットの欠落が発生しなくなる。このような現象
は、この実施例によれば、交番電圧を実施例1のように
連続的に印加した場合よりも顕著になる。
【0082】又、感光ドラム上において、断続的に振動
を繰り返すことにより、潜像部にトナーが集中し、1つ
1つのドットが忠実に再現され、磁気ブラシの穂の接触
状態によるムラのない均一なハーフトーン画像が出力で
きるようになる。このようにして出力された画像は、実
施例1において出力された画像よりも良好なものであっ
た。
を繰り返すことにより、潜像部にトナーが集中し、1つ
1つのドットが忠実に再現され、磁気ブラシの穂の接触
状態によるムラのない均一なハーフトーン画像が出力で
きるようになる。このようにして出力された画像は、実
施例1において出力された画像よりも良好なものであっ
た。
【0083】又、非画像部については、その表面電位
が、通常かぶりを取るため本実施例のように現像バイア
スのDC成分よりも高めに設定している。このため、非
画像部においては、前記式(2)、(3)におけるVco
ntがマイナスになるため、X+<X- となる。又、交番
電圧が断たれるため、DC成分がトナーを現像スリーブ
側に引き寄せるように働き、更に、トナーは現像スリー
ブ側に偏り、感光ドラムへのかぶりが発生しなくなる。
が、通常かぶりを取るため本実施例のように現像バイア
スのDC成分よりも高めに設定している。このため、非
画像部においては、前記式(2)、(3)におけるVco
ntがマイナスになるため、X+<X- となる。又、交番
電圧が断たれるため、DC成分がトナーを現像スリーブ
側に引き寄せるように働き、更に、トナーは現像スリー
ブ側に偏り、感光ドラムへのかぶりが発生しなくなる。
【0084】本実施例においては、印加する交互電圧を
図9(A)に示すようにしたが、本発明はこれに限られ
るものではない。例えば、図9(B)に示すように2波
長印加、5波長休止、或いは図9(C)に示すように1
波長印加、10波長休止としても良い。更に、この実施
例では矩形波を用いたが、三角波或いはサイン波など様
々での印加が可能である。複写速度や現像条件に応じて
最も適切な印加法を選ぶことができる。
図9(A)に示すようにしたが、本発明はこれに限られ
るものではない。例えば、図9(B)に示すように2波
長印加、5波長休止、或いは図9(C)に示すように1
波長印加、10波長休止としても良い。更に、この実施
例では矩形波を用いたが、三角波或いはサイン波など様
々での印加が可能である。複写速度や現像条件に応じて
最も適切な印加法を選ぶことができる。
【0085】又、バイアス印加時間と休止時間の比は
1:1/2〜1:15の時、好ましい結果が得られた。
1:1/2〜1:15の時、好ましい結果が得られた。
【0086】実施例5 本実施例においては、実施例4と異なり、現像剤として
非磁性トナーの平均粒径が約5μm、磁性粒子には、樹
脂コーティングされているフェライト粒子(最大磁化6
0emu/g)で重量平均粒径30μmのものを用い、
重量比4.5:95.5で混合したものを現像剤とし
た。摩擦帯電量としては、外添剤の外添量を変化させる
ことにより、実施例4と同様に約2.0×10-2c/k
gのものと約3.0×10-2c/kgのものの二種類を
用いた。
非磁性トナーの平均粒径が約5μm、磁性粒子には、樹
脂コーティングされているフェライト粒子(最大磁化6
0emu/g)で重量平均粒径30μmのものを用い、
重量比4.5:95.5で混合したものを現像剤とし
た。摩擦帯電量としては、外添剤の外添量を変化させる
ことにより、実施例4と同様に約2.0×10-2c/k
gのものと約3.0×10-2c/kgのものの二種類を
用いた。
【0087】本実施例においては、上記のように現像剤
を変更した以外については、実施例4と同様の条件にお
いて検討した。
を変更した以外については、実施例4と同様の条件にお
いて検討した。
【0088】評価方法は実施例4と同様に、画像濃度約
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。その結果、実施例4と同様
に、AとBの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部にお
いて高濃度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好
であった。表5を参照されたい。このとき、特にハイラ
イト部については、トナー粒径を小さくすることによ
り、実施例4に比べより滑らかな画像が出力できた。
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。その結果、実施例4と同様
に、AとBの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部にお
いて高濃度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好
であった。表5を参照されたい。このとき、特にハイラ
イト部については、トナー粒径を小さくすることによ
り、実施例4に比べより滑らかな画像が出力できた。
【0089】
【表5】
【0090】実施例6 本実施例においては、実施例4と異なり、非磁性トナー
の平均粒径が約8μm、磁性粒子には、樹脂コーティン
グされているフェライト粒子(最大磁化60emu/
g)で重量平均粒径30μmのものを用い、重量比7:
93で混合したものを現像剤とした。摩擦帯電量として
は、外添剤の外添量を変化させることにより、実施例1
と同様に約2.0×10-2C/kgのものと約3.0×
10-2C/kgのものの二種類を用いた。
の平均粒径が約8μm、磁性粒子には、樹脂コーティン
グされているフェライト粒子(最大磁化60emu/
g)で重量平均粒径30μmのものを用い、重量比7:
93で混合したものを現像剤とした。摩擦帯電量として
は、外添剤の外添量を変化させることにより、実施例1
と同様に約2.0×10-2C/kgのものと約3.0×
10-2C/kgのものの二種類を用いた。
【0091】本実施例においては、実施例4に比べてト
ナー量比率を上げることができ、現像効率が向上したた
め、Vcontを350Vとして検討した。一次帯電電位を
600V、Vdc(現像バイアスのDC成分)を450
Vとした。上記以外の条件については、実施例4と同様
の条件において検討した。
ナー量比率を上げることができ、現像効率が向上したた
め、Vcontを350Vとして検討した。一次帯電電位を
600V、Vdc(現像バイアスのDC成分)を450
Vとした。上記以外の条件については、実施例4と同様
の条件において検討した。
【0092】評価方法は実施例4と同様に、画像濃度約
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。その結果、実施例4と同様
に、AとBの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部にお
いて高濃度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好
であった。表6を参照されたい。このとき、現像スリー
ブに存在するトナーの量が多くなるため、現像剤の穂の
接触ムラが生じにくく、ハイライト部については、実施
例5に比べより滑らかな画像が出力できた。
0.2程度のハイライトハーフトーン画像と、ベタ画像
を出力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、
ベタ画像の濃度で評価した。その結果、実施例4と同様
に、AとBの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部にお
いて高濃度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好
であった。表6を参照されたい。このとき、現像スリー
ブに存在するトナーの量が多くなるため、現像剤の穂の
接触ムラが生じにくく、ハイライト部については、実施
例5に比べより滑らかな画像が出力できた。
【0093】
【表6】
【0094】実施例7 実施例7においては、先に図3にて説明した電子複写機
に具現化され、そして非磁性1成分現像剤を収容した図
2に示す現像装置4を使用し、現像バイアスは本発明に
従って印加した。
に具現化され、そして非磁性1成分現像剤を収容した図
2に示す現像装置4を使用し、現像バイアスは本発明に
従って印加した。
【0095】本実施例において、非磁性1成分現像剤と
しては、摩擦帯電量が約2.0×10-2C/kgの非磁
性トナー粒子と、約3.0×10-2C/kgの非磁性ト
ナー粒子の二種類を用いた。
しては、摩擦帯電量が約2.0×10-2C/kgの非磁
性トナー粒子と、約3.0×10-2C/kgの非磁性ト
ナー粒子の二種類を用いた。
【0096】又、本実施例においては、画像濃度約0.
2程度のハイライトハーフトーン画像とベタ画像とを出
力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、ベタ
画像の濃度で評価した。ここで、上記の画像を出力する
ための静電潜像形成は次の通りであった。
2程度のハイライトハーフトーン画像とベタ画像とを出
力し、ハイライトハーフトーン画像の滑らかさと、ベタ
画像の濃度で評価した。ここで、上記の画像を出力する
ための静電潜像形成は次の通りであった。
【0097】先ず、感光ドラム1を帯電器3にて650
Vに一様帯電する。ハイライトハーフトーン画像を出力
する場合には半導体レーザーによってPWM露光(パル
ス幅変調)を行い表面電位を約450Vまで落とし、一
方、ベタ画像を出力する場合には約300Vまで落とし
た(Vcont=200V)。本実施例で現像は、反転現像
方式を用いた。次に、現像工程について説明する。
Vに一様帯電する。ハイライトハーフトーン画像を出力
する場合には半導体レーザーによってPWM露光(パル
ス幅変調)を行い表面電位を約450Vまで落とし、一
方、ベタ画像を出力する場合には約300Vまで落とし
た(Vcont=200V)。本実施例で現像は、反転現像
方式を用いた。次に、現像工程について説明する。
【0098】図2に示す上記構成とされる現像装置に
て、現像ローラ11と感光ドラム1との間に、直流電圧
500Vに交番電圧を重畳させた現像バイアス電圧を印
加することによって、現像ローラ11上のトナーは感光
ドラム1上の潜像部位に付着される。本実施例において
は、交番電圧の振幅Vppを2000Vに固定し、周波
数Vfを変化させ、トナートリボ約2.0×10-2C/
kgのものと、約3.0×10-2C/kgのものの二種
類において上記のような潜像条件での出力画像を画質評
価した。
て、現像ローラ11と感光ドラム1との間に、直流電圧
500Vに交番電圧を重畳させた現像バイアス電圧を印
加することによって、現像ローラ11上のトナーは感光
ドラム1上の潜像部位に付着される。本実施例において
は、交番電圧の振幅Vppを2000Vに固定し、周波
数Vfを変化させ、トナートリボ約2.0×10-2C/
kgのものと、約3.0×10-2C/kgのものの二種
類において上記のような潜像条件での出力画像を画質評
価した。
【0099】その結果、表7からも分かるように、Aと
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部において高濃
度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好であっ
た。
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ部において高濃
度を維持し、更にハイライト部の再現性が良好であっ
た。
【0100】
【表7】
【0101】ここでこのA<Bが意味することを説明す
る。図10は、現像スリーブ上のトナー1個にかかる力
を示した図である。図中、qは電荷量、mは質量、aは
加速度、△Vは感光ドラム1と現像ローラ11間の電位
差、dは感光ドラム1と現像ローラ11間のギャップを
示す。
る。図10は、現像スリーブ上のトナー1個にかかる力
を示した図である。図中、qは電荷量、mは質量、aは
加速度、△Vは感光ドラム1と現像ローラ11間の電位
差、dは感光ドラム1と現像ローラ11間のギャップを
示す。
【0102】トナーに対して、現像ローラ11より交番
電圧が一周期毎に1/(2Vf)秒間印加される。この
間にトナーが移動できる距離Xは、
電圧が一周期毎に1/(2Vf)秒間印加される。この
間にトナーが移動できる距離Xは、
【0103】
【数9】 現像ローラ11から感光ドラム1方向への移動できる距
離Xは、
離Xは、
【0104】
【数10】 一方、感光ドラム1から現像ローラ11方向への移動で
きる距離Xは、
きる距離Xは、
【0105】
【数11】 で与えられる。
【0106】ここで、感光ドラム11上に現像されたト
ナーは、剥ぎ取り電圧が一周期分だけ印加された場合の
移動距離X- では、現像ローラ11に戻されない条件を
設定してやることにより、X+ >X- となり、トナーは
感光ドラム1上に偏り振動を繰り返す。このときの条件
は、X- が感光ドラム1と現像ローラ11間のギャップ
dよりも小さくなる以下のような条件である。
ナーは、剥ぎ取り電圧が一周期分だけ印加された場合の
移動距離X- では、現像ローラ11に戻されない条件を
設定してやることにより、X+ >X- となり、トナーは
感光ドラム1上に偏り振動を繰り返す。このときの条件
は、X- が感光ドラム1と現像ローラ11間のギャップ
dよりも小さくなる以下のような条件である。
【0107】
【数12】
【0108】このような条件下において現像を行なうと
V0 が150〜250V程度となってしまった場合にお
いても、ドットの欠落が発生しなくなる。また、感光ド
ラム上において、振動を繰り返すことにより、潜像部に
トナーが集中して、1つ1つのドットが忠実に再現さ
れ、現像ローラからのトナーの供給が不足した部分で
も、ムラのない均一なハーフトーン画像が出力できるよ
うになる。
V0 が150〜250V程度となってしまった場合にお
いても、ドットの欠落が発生しなくなる。また、感光ド
ラム上において、振動を繰り返すことにより、潜像部に
トナーが集中して、1つ1つのドットが忠実に再現さ
れ、現像ローラからのトナーの供給が不足した部分で
も、ムラのない均一なハーフトーン画像が出力できるよ
うになる。
【0109】又、非画像部については、通常かぶりを取
るため本実施例のように現像バイアスのDC成分よりも
高めに設定している。このため、非画像部においては、
式(6)、(7)におけるVcontがマイナスになるた
め、X+ <X- となる。よって、トナーは現像ローラ側
に偏り、感光ドラムへのかぶりが発生しなくなる。
るため本実施例のように現像バイアスのDC成分よりも
高めに設定している。このため、非画像部においては、
式(6)、(7)におけるVcontがマイナスになるた
め、X+ <X- となる。よって、トナーは現像ローラ側
に偏り、感光ドラムへのかぶりが発生しなくなる。
【0110】実施例8 実施例7においては、現像ローラ11と感光ドラム1と
の間に、直流電圧に連続的に交番電圧を重畳させた電圧
を印加することによって、現像ローラ11上のトナーを
感光ドラム1上に付着させたが、本実施例においては、
断続的に交番電圧を重畳させた電圧を印加することによ
って、現像ローラ11上のトナーを感光ドラム上の潜像
部位に付着させた。
の間に、直流電圧に連続的に交番電圧を重畳させた電圧
を印加することによって、現像ローラ11上のトナーを
感光ドラム1上に付着させたが、本実施例においては、
断続的に交番電圧を重畳させた電圧を印加することによ
って、現像ローラ11上のトナーを感光ドラム上の潜像
部位に付着させた。
【0111】本実施例においては、直流電圧を500V
に設定し、断続的に与える交番電圧の振幅Vppを20
00Vに固定し、周波数Vfを変化させ、トナートリボ
約2.0×10-2C/kgのものと約3.0×10-2C
/kgのものの二種類において上記のような潜像条件で
の出力画像を画質評価をした。このとき、交番電圧を断
つ時間は、先に図9(A)に示すように、交番電界一周
期毎に、一周期分とした。
に設定し、断続的に与える交番電圧の振幅Vppを20
00Vに固定し、周波数Vfを変化させ、トナートリボ
約2.0×10-2C/kgのものと約3.0×10-2C
/kgのものの二種類において上記のような潜像条件で
の出力画像を画質評価をした。このとき、交番電圧を断
つ時間は、先に図9(A)に示すように、交番電界一周
期毎に、一周期分とした。
【0112】その結果、表8からも分かるように、Aと
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ画像において高
濃度を維持し、更にハイライトの再現性が良好であっ
た。
Bの関係がA<Bとなる場合のみ、ベタ画像において高
濃度を維持し、更にハイライトの再現性が良好であっ
た。
【0113】
【表8】
【0114】上記A<Bが意味することは、実施例7に
て、図10を参照して説明した通りである。又、本実施
例にて、上記式(5)〜(8)にて示すような条件下に
おいて現像を行なうと、V0 が150〜250V程度と
なってしまった場合においても、1周期の交番電圧によ
ってS−D間を十分に往復運動することが出来ない上
に、交番電圧が断たれる時に、DC成分が潜像電位に見
合った量のトナーを感光ドラムに引き付けるように働く
ため、ドットの欠落が発生しなくなる。
て、図10を参照して説明した通りである。又、本実施
例にて、上記式(5)〜(8)にて示すような条件下に
おいて現像を行なうと、V0 が150〜250V程度と
なってしまった場合においても、1周期の交番電圧によ
ってS−D間を十分に往復運動することが出来ない上
に、交番電圧が断たれる時に、DC成分が潜像電位に見
合った量のトナーを感光ドラムに引き付けるように働く
ため、ドットの欠落が発生しなくなる。
【0115】又、感光ドラム上において、断続的に振動
を繰り返すことにより、潜像部にトナーが集中し、1つ
1つのドットが忠実に再現され、現像ローラ11からの
トナーの供給が不足した部分でも、ムラのない均一なハ
ーフトーン画像が出力できるようになる。このようにし
て、出力された画像は、実施例7において出力された画
像よりも良好なものであった。
を繰り返すことにより、潜像部にトナーが集中し、1つ
1つのドットが忠実に再現され、現像ローラ11からの
トナーの供給が不足した部分でも、ムラのない均一なハ
ーフトーン画像が出力できるようになる。このようにし
て、出力された画像は、実施例7において出力された画
像よりも良好なものであった。
【0116】又、非画像部については、その表面電位
が、通常かぶりを取るため本実施例のように現像バイア
スのDC成分よりも高めに設定している。このため、非
画像部においては、前記式(6)、(7)におけるVco
ntがマイナスになるため、X+<X- となる。又、交番
電圧が断たれるため、DC成分がトナーを現像ローラ側
に引き寄せるように働き、更に、トナーは現像スリーブ
側に偏り、感光ドラムへのかぶりが発生しなくなる。
が、通常かぶりを取るため本実施例のように現像バイア
スのDC成分よりも高めに設定している。このため、非
画像部においては、前記式(6)、(7)におけるVco
ntがマイナスになるため、X+<X- となる。又、交番
電圧が断たれるため、DC成分がトナーを現像ローラ側
に引き寄せるように働き、更に、トナーは現像スリーブ
側に偏り、感光ドラムへのかぶりが発生しなくなる。
【0117】本実施例においては、印加する交互電圧を
図9(A)に示すようにしたが、本発明はこれに限られ
るものではない。例えば、図9(B)に示すように2波
長印加、5波長休止、或いは図9(C)に示すように1
波長印加、10波長休止としても良い。更に、この実施
例では矩形波を用いたが、三角波或いはサイン波など様
々での印加が可能である。複写速度や現像条件に応じて
最も適切な印加法を選ぶことができる。
図9(A)に示すようにしたが、本発明はこれに限られ
るものではない。例えば、図9(B)に示すように2波
長印加、5波長休止、或いは図9(C)に示すように1
波長印加、10波長休止としても良い。更に、この実施
例では矩形波を用いたが、三角波或いはサイン波など様
々での印加が可能である。複写速度や現像条件に応じて
最も適切な印加法を選ぶことができる。
【0118】又、バイアス印加時間と休止時間の比は
1:1/2〜1:15の時、好ましい結果が得られた。
1:1/2〜1:15の時、好ましい結果が得られた。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、現像剤担持体と現像剤担持体に対し、
装置は、現像剤担持体と現像剤担持体に対し、
【0120】
【数13】 の条件を満たす交番電圧が、好ましくは断続的に印加さ
れる構成とされるので、、現像剤として2成分現像剤を
使用した場合には、ベタ部における画像濃度を高く保
ち、更にハイライト部においては現像剤ブラシの接触ム
ラに起因されるドットの欠落等によるムラが発生しない
極めて良好な画像を得ることができ、更に、非磁性1成
分現像剤を使用した場合においても、かぶりが発生する
ことなく、ベタ部における画像濃度を高く保ち、更にハ
イライト部においては現像剤担持体のトナーの塗布ムラ
に起因される画像の欠落等による白スジやがさつき等が
発生しない極めて良好な画像を得ることができる。
れる構成とされるので、、現像剤として2成分現像剤を
使用した場合には、ベタ部における画像濃度を高く保
ち、更にハイライト部においては現像剤ブラシの接触ム
ラに起因されるドットの欠落等によるムラが発生しない
極めて良好な画像を得ることができ、更に、非磁性1成
分現像剤を使用した場合においても、かぶりが発生する
ことなく、ベタ部における画像濃度を高く保ち、更にハ
イライト部においては現像剤担持体のトナーの塗布ムラ
に起因される画像の欠落等による白スジやがさつき等が
発生しない極めて良好な画像を得ることができる。
【図1】本発明の画像形成装置に使用される2成分現像
剤を用いた現像装置の構成断面図である。
剤を用いた現像装置の構成断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置に使用される非磁性1成
分現像剤を用いた現像装置の構成断面図である。
分現像剤を用いた現像装置の構成断面図である。
【図3】本発明を実施することのできるデジタル方式の
電子写真複写装置の構成図である。
電子写真複写装置の構成図である。
【図4】図3の装置に使用されるレーザー走査部の概略
図である。
図である。
【図5】ベタ部及びハイライト部の潜像を表した表面電
位図である。
位図である。
【図6】従来の現像バイアスと本発明の条件の現像バイ
アスにおける、アナログ潜像の場合の、Vcontと画像濃
度の関係を示したグラフである。
アスにおける、アナログ潜像の場合の、Vcontと画像濃
度の関係を示したグラフである。
【図7】二成分現像剤の摩擦帯電量を測定するための装
置の斜視図である。
置の斜視図である。
【図8】2成分現像剤におけるトナーに作用する力を示
した図である。
した図である。
【図9】本発明に従った現像バイアス電圧の波形を示す
図である。
図である。
【図10】非磁性1成分現像剤におけるトナーに作用す
る力を示した図である。
る力を示した図である。
1 潜像担持体(感光ドラム) 4 現像装置 11 現像剤担持体(現像スリーブ、現像
ローラ) 12 磁界発生手段(マグネットローラ)
ローラ) 12 磁界発生手段(マグネットローラ)
Claims (6)
- 【請求項1】 潜像が形成される潜像担持体と、トナー
粒子及び磁性粒子を有する現像剤を、内部に磁界発生手
段を有した現像剤担持体にて、前記潜像担持体と対向し
た現像部へと担持搬送して前記潜像担持体上の潜像を顕
像化する現像装置とを有する画像形成装置において、前
記現像剤担持体に対し、 【数1】 ここで、Vpp(v):現像剤担持体にかかる交番電圧
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイアスの
直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電位と
の電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項2】 前記現像剤担持体と前記潜像担持体との
間に形成される前記交番電圧は断続的に印加される請求
項1の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記潜像担持体に形成される潜像はドッ
ト潜像である請求項1又は2の画像形成装置。 - 【請求項4】 潜像が形成される潜像担持体と、非磁性
トナー粒子を有する現像剤を現像剤担持体にて、前記潜
像担持体と対向した現像部へと担持搬送して前記潜像担
持体上の潜像を顕像化する現像装置とを有する画像形成
装置において、前記現像剤担持体に対し、 【数2】 ここで、Vpp(v):現像剤担持体にかかる交番電圧
(ピークツウピーク) Vf(Hz):現像剤担持体にかかる交番電圧の周波数 Vcont(v):画像コントラスト電位(現像バイアスの
直流電圧から最大画像濃度を出力する場合の潜像電位と
の電位差) Q(c/kg):トナーの平均トリボ d(m):現像剤担持体と潜像担持体との間の距離 の条件を満たす交番電圧を印加することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項5】 前記現像剤担持体と前記潜像担持体との
間に形成される前記交番電圧は断続的に印加される請求
項1の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記潜像担持体に形成される潜像はドッ
ト潜像である請求項4又は6の画像形成装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08540393A JP3423348B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 画像形成装置 |
US08/214,213 US5424812A (en) | 1993-03-19 | 1994-03-17 | Image forming apparatus having developer carrying member supplied with oscillating voltage |
DE69408183T DE69408183T2 (de) | 1993-03-19 | 1994-03-18 | Bilderzeugungsgerät mit einem Trägerelement für den Entwickler, das mit einer Wechselspannung versorgt wird |
ES94301973T ES2111849T3 (es) | 1993-03-19 | 1994-03-18 | Aparato para la formacion de imagenes que tiene un elemento portador del revelador alimentado con voltaje oscilante. |
CN94105265A CN1036296C (zh) | 1993-03-19 | 1994-03-18 | 带有供给振荡电压的显影剂载体的成像装置 |
EP94301973A EP0616267B1 (en) | 1993-03-19 | 1994-03-18 | Image forming apparatus having developer carrying member supplied with oscillating voltage |
KR1019940005558A KR0130735B1 (ko) | 1993-03-19 | 1994-03-19 | 발진 전압이 공급되는 현상제 운송 부재를 갖는 화상 형성 장치 |
US08/396,705 US5610696A (en) | 1993-03-19 | 1995-03-01 | Image forming apparatus having developer carrying member supplied with oscillating voltage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08540393A JP3423348B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06274042A true JPH06274042A (ja) | 1994-09-30 |
JP3423348B2 JP3423348B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=13857828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08540393A Expired - Lifetime JP3423348B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 画像形成装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5424812A (ja) |
EP (1) | EP0616267B1 (ja) |
JP (1) | JP3423348B2 (ja) |
KR (1) | KR0130735B1 (ja) |
CN (1) | CN1036296C (ja) |
DE (1) | DE69408183T2 (ja) |
ES (1) | ES2111849T3 (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
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JP2017173639A (ja) | 2016-03-24 | 2017-09-28 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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