JPH0626471A - スクロール式圧縮機 - Google Patents
スクロール式圧縮機Info
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- JPH0626471A JPH0626471A JP18330892A JP18330892A JPH0626471A JP H0626471 A JPH0626471 A JP H0626471A JP 18330892 A JP18330892 A JP 18330892A JP 18330892 A JP18330892 A JP 18330892A JP H0626471 A JPH0626471 A JP H0626471A
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- fixed scroll
- blade
- scroll blade
- axial direction
- back pressure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、固定スクロール翼を軸方向に移動可
能に支持することを前提とし、熱膨張差を軸方向ととも
に径方向においても吸収緩和できるようにして、各部品
における異常応力の発生を阻止し、コンプライアンス機
能を確実に発揮でき、信頼性の向上を図ったスクロール
式圧縮機を提供する。 【構成】通常運転状態で、固定スクロール翼12に背圧
をかけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間aの異常昇圧
時に、固定スクロール翼12の軸方向への移動を許容し
て旋回スクロール翼11とのクリアランスを広げさせ圧
縮空間のガスを逃がす背圧案内手段14と、支持フレー
ム2もしくは別体のガイドリング27と固定スクロール
翼とのそれぞれに、互いに軸方向に摺動自在であり、か
つ径方向に、互いの熱膨張差を吸収して固定スクロール
翼の軸方向への移動に支障のないように掛合するキー部
28およびキー溝部26とからなる支持手段13を備え
た。
能に支持することを前提とし、熱膨張差を軸方向ととも
に径方向においても吸収緩和できるようにして、各部品
における異常応力の発生を阻止し、コンプライアンス機
能を確実に発揮でき、信頼性の向上を図ったスクロール
式圧縮機を提供する。 【構成】通常運転状態で、固定スクロール翼12に背圧
をかけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間aの異常昇圧
時に、固定スクロール翼12の軸方向への移動を許容し
て旋回スクロール翼11とのクリアランスを広げさせ圧
縮空間のガスを逃がす背圧案内手段14と、支持フレー
ム2もしくは別体のガイドリング27と固定スクロール
翼とのそれぞれに、互いに軸方向に摺動自在であり、か
つ径方向に、互いの熱膨張差を吸収して固定スクロール
翼の軸方向への移動に支障のないように掛合するキー部
28およびキー溝部26とからなる支持手段13を備え
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば空気調和機の
冷凍サイクルを構成する圧縮機として用いられるスクロ
ール式圧縮機に関する。
冷凍サイクルを構成する圧縮機として用いられるスクロ
ール式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、空気調和機の冷凍サイクルを
構成する圧縮機においては、通常のロータリ式圧縮機と
比較して、運動騒音が極めて低く、かつ吸込弁や吐出弁
など不要で部品点数が少なくてすみ、しかも圧縮性能の
よいスクロール式圧縮機が多用される傾向にある。
構成する圧縮機においては、通常のロータリ式圧縮機と
比較して、運動騒音が極めて低く、かつ吸込弁や吐出弁
など不要で部品点数が少なくてすみ、しかも圧縮性能の
よいスクロール式圧縮機が多用される傾向にある。
【0003】この種のスクロール式圧縮機は、固定スク
ロール翼の渦巻状の翼部と、旋回スクロール翼の渦巻状
の翼部とを噛合させ、これら翼部と各スクロール翼の鏡
板部とで圧縮空間を形成し、旋回スクロール翼を旋回運
動させて、圧縮空間に被圧縮ガスを吸込み、圧縮して吐
出するようになっている。
ロール翼の渦巻状の翼部と、旋回スクロール翼の渦巻状
の翼部とを噛合させ、これら翼部と各スクロール翼の鏡
板部とで圧縮空間を形成し、旋回スクロール翼を旋回運
動させて、圧縮空間に被圧縮ガスを吸込み、圧縮して吐
出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このスクロ
ール式圧縮機の圧縮空間は、常に正常な圧力状態になっ
ているとは限らない。たとえば、液冷媒を吸い込んで圧
縮する、液バック運転の場合は、圧縮空間が異常昇圧状
態に陥る。この状態が長時間継続すると、各スクロール
翼の翼部に大きなストレスがかかって、ついには破断す
る虞れがある。
ール式圧縮機の圧縮空間は、常に正常な圧力状態になっ
ているとは限らない。たとえば、液冷媒を吸い込んで圧
縮する、液バック運転の場合は、圧縮空間が異常昇圧状
態に陥る。この状態が長時間継続すると、各スクロール
翼の翼部に大きなストレスがかかって、ついには破断す
る虞れがある。
【0005】そこで近時、固定スクロール翼を軸方向に
移動可能に支持し、圧縮空間が異常昇圧状態になった
ら、旋回スクロール翼との間隙を拡大させてガスを逃が
すようにした、いわゆるコンプライアンス機能が採用さ
れるようになった。
移動可能に支持し、圧縮空間が異常昇圧状態になった
ら、旋回スクロール翼との間隙を拡大させてガスを逃が
すようにした、いわゆるコンプライアンス機能が採用さ
れるようになった。
【0006】ただし、通常の運転状態では、固定スクロ
ール翼は旋回スクロール翼と通常のクリアランスの保持
をしなければならないので、固定スクロール翼を軸方向
に移動自在に支持し、かつ固定スクロール翼の背面側に
ガス圧を生じさせる構成が一般的である。
ール翼は旋回スクロール翼と通常のクリアランスの保持
をしなければならないので、固定スクロール翼を軸方向
に移動自在に支持し、かつ固定スクロール翼の背面側に
ガス圧を生じさせる構成が一般的である。
【0007】たとえば、特開昭63−80088号公報
や、特開平3−237283号公報には、コンプライア
ンス機能をなす、固定スクロール翼に対する支持機構の
詳細が開示されている。
や、特開平3−237283号公報には、コンプライア
ンス機能をなす、固定スクロール翼に対する支持機構の
詳細が開示されている。
【0008】これは、固定スクロール翼のフランジ部上
下両面を、一対の板ばねで挟着支持し、これらを支持フ
レームに載設する。上記板ばねは、固定スクロール翼を
軸方向に弾性的に支持することとなり、固定スクロール
翼は、圧縮空間に発生するガス圧の影響を受けて、軸方
向への移動が自由である。
下両面を、一対の板ばねで挟着支持し、これらを支持フ
レームに載設する。上記板ばねは、固定スクロール翼を
軸方向に弾性的に支持することとなり、固定スクロール
翼は、圧縮空間に発生するガス圧の影響を受けて、軸方
向への移動が自由である。
【0009】しかしながら、これらの支持機構による
と、固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持してい
るが、径方向への移動は規制している。そして、各スク
ロール翼および支持フレーム、板ばね等の全ては、ガス
圧縮にともなう高熱発生の影響を受けて熱膨張し易い。
と、固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持してい
るが、径方向への移動は規制している。そして、各スク
ロール翼および支持フレーム、板ばね等の全ては、ガス
圧縮にともなう高熱発生の影響を受けて熱膨張し易い。
【0010】したがって、各部品間において、熱膨張差
による寸法ズレの発生がみられる。熱膨張変形は軸方向
ばかりでなく、径方向へも生じ、各部品に応力(ヒズ
ミ)が発生し易い。
による寸法ズレの発生がみられる。熱膨張変形は軸方向
ばかりでなく、径方向へも生じ、各部品に応力(ヒズ
ミ)が発生し易い。
【0011】特に、薄板である板ばねにその影響が顕著
に現れて、極端な場合は、破断の虞れがある。このよう
な傾向は、固定スクロール翼と支持フレームとが異質材
料、たとえばAl材とFc材では、さらに大きくなっ
て、信頼性や性能面で極めて大きな問題となる。
に現れて、極端な場合は、破断の虞れがある。このよう
な傾向は、固定スクロール翼と支持フレームとが異質材
料、たとえばAl材とFc材では、さらに大きくなっ
て、信頼性や性能面で極めて大きな問題となる。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、固定スクロール翼を
軸方向に移動可能に支持することを前提とし、熱膨張差
を軸方向とともに径方向においても吸収緩和できるよう
にして、各部品における異常応力の発生を阻止し、コン
プライアンス機能を確実に発揮でき、信頼性の向上を図
ったスクロール式圧縮機を提供しようとするものであ
る。
であり、その目的とするところは、固定スクロール翼を
軸方向に移動可能に支持することを前提とし、熱膨張差
を軸方向とともに径方向においても吸収緩和できるよう
にして、各部品における異常応力の発生を阻止し、コン
プライアンス機能を確実に発揮でき、信頼性の向上を図
ったスクロール式圧縮機を提供しようとするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明は、固定スクロール翼の渦巻状の翼部と、旋回ス
クロール翼の渦巻状の翼部とを噛合させ、これら翼部と
各スクロール翼の鏡板部とで圧縮空間を形成し、旋回ス
クロール翼を旋回運動させて、圧縮空間に被圧縮ガスを
吸込み、圧縮して吐出するスクロール式圧縮機であり、
上記固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持する支
持手段と、この固定スクロール翼の背面側にガス圧を作
用させ、通常運転状態では、固定スクロール翼に背圧を
かけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間の異常昇圧時に
は、固定スクロール翼の軸方向への移動を許容して旋回
スクロール翼とのクリアランスを広げさせ圧縮空間のガ
スを逃がす背圧案内手段とを具備し、上記支持手段は、
旋回スクロール翼を旋回自在に支持する支持フレームも
しくは支持フレームとは別体に備えられるリング体と固
定スクロール翼とのそれぞれに、互いに軸方向に摺動自
在であり、かつ径方向に、互いの熱膨張差を吸収する掛
止突部および掛合凹部とからなることを特徴とするスク
ロール式圧縮機である。
本発明は、固定スクロール翼の渦巻状の翼部と、旋回ス
クロール翼の渦巻状の翼部とを噛合させ、これら翼部と
各スクロール翼の鏡板部とで圧縮空間を形成し、旋回ス
クロール翼を旋回運動させて、圧縮空間に被圧縮ガスを
吸込み、圧縮して吐出するスクロール式圧縮機であり、
上記固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持する支
持手段と、この固定スクロール翼の背面側にガス圧を作
用させ、通常運転状態では、固定スクロール翼に背圧を
かけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間の異常昇圧時に
は、固定スクロール翼の軸方向への移動を許容して旋回
スクロール翼とのクリアランスを広げさせ圧縮空間のガ
スを逃がす背圧案内手段とを具備し、上記支持手段は、
旋回スクロール翼を旋回自在に支持する支持フレームも
しくは支持フレームとは別体に備えられるリング体と固
定スクロール翼とのそれぞれに、互いに軸方向に摺動自
在であり、かつ径方向に、互いの熱膨張差を吸収する掛
止突部および掛合凹部とからなることを特徴とするスク
ロール式圧縮機である。
【0014】
【作用】このような構成によれば、運転中における固定
スクロール翼の軸方向への移動を確実になすとともに、
固定スクロール翼と、支持フレームもしくはリング体と
の熱膨張差を、径方向と軸方向とで吸収緩和する。
スクロール翼の軸方向への移動を確実になすとともに、
固定スクロール翼と、支持フレームもしくはリング体と
の熱膨張差を、径方向と軸方向とで吸収緩和する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面にもとづい
て説明する。図1に、たとえば冷凍装置に用いられるス
クロール式圧縮機を示す。図中1は密閉ケースであり、
この密閉ケース1内上部に支持フレーム2が設けられ、
回転軸3を回転自在に枢支している。
て説明する。図1に、たとえば冷凍装置に用いられるス
クロール式圧縮機を示す。図中1は密閉ケースであり、
この密閉ケース1内上部に支持フレーム2が設けられ、
回転軸3を回転自在に枢支している。
【0016】上記回転軸3には、後述する圧縮機構部4
が連結され、下部にはステータ5とロータ6とからなる
電動機部7が設けられる。回転軸3の下端部は電動機部
7から下方に突出していて、上記密閉ケース1に取付け
られる副軸受8に回転自在に枢支される。
が連結され、下部にはステータ5とロータ6とからなる
電動機部7が設けられる。回転軸3の下端部は電動機部
7から下方に突出していて、上記密閉ケース1に取付け
られる副軸受8に回転自在に枢支される。
【0017】また、密閉ケース1の内底部には潤滑油を
集溜する油溜り部9が形成され、ここに上記回転軸3の
下端部が浸漬される。すなわち、回転軸3の回転にとも
なって、油溜り部9の潤滑油が回転軸3に設けられる給
油機構Kに沿って吸い上げられ、上記圧縮機構部4の各
摺動部分への給油がなされるようになっている。上記圧
縮機構部4は、図1および図2に示すようになってい
る。
集溜する油溜り部9が形成され、ここに上記回転軸3の
下端部が浸漬される。すなわち、回転軸3の回転にとも
なって、油溜り部9の潤滑油が回転軸3に設けられる給
油機構Kに沿って吸い上げられ、上記圧縮機構部4の各
摺動部分への給油がなされるようになっている。上記圧
縮機構部4は、図1および図2に示すようになってい
る。
【0018】すなわち、上記支持フレーム2にオルダム
リング10を介して旋回自在に支持される旋回スクロー
ル翼11と、この旋回スクロール翼11と噛合する固定
スクロール翼12と、この固定スクロール翼12を軸方
向に移動可能に支持する支持手段13、および固定スク
ロール翼12の背面側にガス圧を作用させる背圧案内手
段14とから構成される。上記オルダムリング10は、
旋回スクロール翼11の自転を規制し、旋回運動のみ行
わせる。
リング10を介して旋回自在に支持される旋回スクロー
ル翼11と、この旋回スクロール翼11と噛合する固定
スクロール翼12と、この固定スクロール翼12を軸方
向に移動可能に支持する支持手段13、および固定スク
ロール翼12の背面側にガス圧を作用させる背圧案内手
段14とから構成される。上記オルダムリング10は、
旋回スクロール翼11の自転を規制し、旋回運動のみ行
わせる。
【0019】上記旋回スクロール翼11は、上記回転軸
3の上端偏心部3aに掛合するボス部11cを備えた鏡
板部11aと、この鏡板部11aの上面側に一体に突設
される渦巻状の翼部11bとからなる。
3の上端偏心部3aに掛合するボス部11cを備えた鏡
板部11aと、この鏡板部11aの上面側に一体に突設
される渦巻状の翼部11bとからなる。
【0020】上記固定スクロール翼12は、鏡板部12
aと、この鏡板部12aの下面側に一体に突設され旋回
スクロール翼11の翼部11bと噛合する渦巻状の翼部
12bとからなる。
aと、この鏡板部12aの下面側に一体に突設され旋回
スクロール翼11の翼部11bと噛合する渦巻状の翼部
12bとからなる。
【0021】これら旋回,固定スクロール翼11,12
の鏡板部11a,12aと翼部11b,12bとで、一
対の圧縮空間aが形成され、周端部側から被圧縮ガスで
ある冷媒ガスを取り込んで、中心部側に移動するととも
にその容積を縮小させ、圧縮作用を行えるようになって
いる。
の鏡板部11a,12aと翼部11b,12bとで、一
対の圧縮空間aが形成され、周端部側から被圧縮ガスで
ある冷媒ガスを取り込んで、中心部側に移動するととも
にその容積を縮小させ、圧縮作用を行えるようになって
いる。
【0022】上記固定スクロ−ル鏡板部12aの上面部
は凹陥状に形成され、この中央部には、上記圧縮空間a
の渦巻き中心部と連通するよう貫通する吐出ポート15
が設けられる。
は凹陥状に形成され、この中央部には、上記圧縮空間a
の渦巻き中心部と連通するよう貫通する吐出ポート15
が設けられる。
【0023】さらに、固定スクロール鏡板部12a上面
側には、吐出ポート15を中心として、異なる半径の、
2つの突条16a,16bが一体に設けられ、かつこれ
ら互いの突条16a,16b間の鏡板部12a部位に
は、中間圧導入孔17が貫通して設けられる。
側には、吐出ポート15を中心として、異なる半径の、
2つの突条16a,16bが一体に設けられ、かつこれ
ら互いの突条16a,16b間の鏡板部12a部位に
は、中間圧導入孔17が貫通して設けられる。
【0024】このような固定スクロール翼12の上面側
には、密閉ケース1内部を上端部空間と下部空間とに仕
切る背圧板18が、突条16a,16b上端と狭小の間
隙を存して密閉ケース1に取付固定される。
には、密閉ケース1内部を上端部空間と下部空間とに仕
切る背圧板18が、突条16a,16b上端と狭小の間
隙を存して密閉ケース1に取付固定される。
【0025】この背圧板18は、中央部に逆止弁19を
備えた弁座部20が設けられ、上記吐出ポート15と連
通する。換言すれば、上記吐出ポート15は逆止弁19
を備えた弁座部20を介して、背圧板18の上部側空間
と連通する。
備えた弁座部20が設けられ、上記吐出ポート15と連
通する。換言すれば、上記吐出ポート15は逆止弁19
を備えた弁座部20を介して、背圧板18の上部側空間
と連通する。
【0026】上記弁座部20の周囲で、かつ背圧板18
の下面側には、上記固定スクロール翼12に設けられる
突条16a,16bの半径よりも僅かに大きな半径をも
って、突条21aおよび段部21bが設けられる。
の下面側には、上記固定スクロール翼12に設けられる
突条16a,16bの半径よりも僅かに大きな半径をも
って、突条21aおよび段部21bが設けられる。
【0027】隣接する突条16aと21a,16bと2
1b間に、それぞれシールリング22a,22bが介在
される。このことから、固定スクロール翼12が背圧板
18との狭小の間隙の範囲内で軸方向に移動しても、隣
接する突条16aと21a,16bと21b相互間にお
けるシールは完全なものとなっている。
1b間に、それぞれシールリング22a,22bが介在
される。このことから、固定スクロール翼12が背圧板
18との狭小の間隙の範囲内で軸方向に移動しても、隣
接する突条16aと21a,16bと21b相互間にお
けるシールは完全なものとなっている。
【0028】固定スクロール翼12の吐出ポート15周
囲に設けられる凹陥部と背圧板弁座部20とで、圧縮空
間aから吐出される高圧ガスが導かれる高圧吐出室22
が形成され、かつ半径が異り、互いに隣接する突条16
aと21a,16bと21b相互間に形成される空間部
は、上記中間圧導入孔17と連通する中間圧室23とな
り、これらで上記背圧案内手段14が構成される。一
方、上記固定スクロール翼部12b周囲には、特に図2
に示すように、90°間隔を存してフランジ部25…が
設けられ、ここには、全て掛合凹部であるキー溝部26
が設けられる。
囲に設けられる凹陥部と背圧板弁座部20とで、圧縮空
間aから吐出される高圧ガスが導かれる高圧吐出室22
が形成され、かつ半径が異り、互いに隣接する突条16
aと21a,16bと21b相互間に形成される空間部
は、上記中間圧導入孔17と連通する中間圧室23とな
り、これらで上記背圧案内手段14が構成される。一
方、上記固定スクロール翼部12b周囲には、特に図2
に示すように、90°間隔を存してフランジ部25…が
設けられ、ここには、全て掛合凹部であるキー溝部26
が設けられる。
【0029】なお説明すれば、キー溝部26はフランジ
部25の外周面と上下面とに開口するよう、フランジ部
25に上下方向に亘って設けられていて、平面視では略
U字状をなす。
部25の外周面と上下面とに開口するよう、フランジ部
25に上下方向に亘って設けられていて、平面視では略
U字状をなす。
【0030】27はガイドリングであって、この下面側
に、90°間隔を存して掛止突部であるキー部28…が
一体に突設される。それぞれキー部28は、キー溝部2
6の上面側から挿入される。
に、90°間隔を存して掛止突部であるキー部28…が
一体に突設される。それぞれキー部28は、キー溝部2
6の上面側から挿入される。
【0031】上記ガイドリング27は、キー部28の半
径方向寸法と一致する半径のリング体であり、このリン
グ自体は固定スクロールフランジ部25上に載る。キー
部28に対応する上面からキー部28下面に貫通する透
孔29…が設けられ、ここにガイドピン30が挿入され
る。これらガイドピン30は、支持フレーム2に設けら
れるねじ孔31に螺合され、したがってガイドリング2
7を軸方向に変位自在に保持する。
径方向寸法と一致する半径のリング体であり、このリン
グ自体は固定スクロールフランジ部25上に載る。キー
部28に対応する上面からキー部28下面に貫通する透
孔29…が設けられ、ここにガイドピン30が挿入され
る。これらガイドピン30は、支持フレーム2に設けら
れるねじ孔31に螺合され、したがってガイドリング2
7を軸方向に変位自在に保持する。
【0032】さらに、一対のガイドピン30の近傍には
位置決めピン31が貫通していて、固定スクロールフラ
ンジ部25の上面に設けられるピン用孔32に挿入され
る。上記位置決めピン31は、圧縮機構部4の組立時
に、ガイドリング27の位置決めのために用いられるも
のであり、位置決め後は抜き取られる。
位置決めピン31が貫通していて、固定スクロールフラ
ンジ部25の上面に設けられるピン用孔32に挿入され
る。上記位置決めピン31は、圧縮機構部4の組立時
に、ガイドリング27の位置決めのために用いられるも
のであり、位置決め後は抜き取られる。
【0033】このようにして、固定スクロール翼12と
ガイドリング27を互いに軸方向に移動可能に支持する
とともに、後述するように径方向に、互いの熱膨張差を
吸収して支持する上記支持手段13が構成される。
ガイドリング27を互いに軸方向に移動可能に支持する
とともに、後述するように径方向に、互いの熱膨張差を
吸収して支持する上記支持手段13が構成される。
【0034】なお、図1のみに示すように、密閉ケース
1の上部側面には吐出管33が接続されていて、これは
背圧板18によって仕切られる密閉ケース1内の上部空
間と、冷凍装置の図示しない凝縮器とを連通する。
1の上部側面には吐出管33が接続されていて、これは
背圧板18によって仕切られる密閉ケース1内の上部空
間と、冷凍装置の図示しない凝縮器とを連通する。
【0035】上記密閉ケース1の下部側面には吸込管3
4が接続されていて、これは背圧板18によって仕切ら
れる密閉ケース1内の下部空間と、冷凍装置の図示しな
い蒸発器とを連通する。
4が接続されていて、これは背圧板18によって仕切ら
れる密閉ケース1内の下部空間と、冷凍装置の図示しな
い蒸発器とを連通する。
【0036】しかして、このようにして構成されるスク
ロール式圧縮機において、電動機部7に通電して圧縮機
構部4を駆動すると、吸込管34から低圧の冷媒ガスが
密閉ケース1内に導入され、背圧板18より下部空間に
充満する。
ロール式圧縮機において、電動機部7に通電して圧縮機
構部4を駆動すると、吸込管34から低圧の冷媒ガスが
密閉ケース1内に導入され、背圧板18より下部空間に
充満する。
【0037】この冷媒ガスは、旋回スクロール翼11と
固定スクロール翼12とで形成される圧縮空間aの外周
側に吸込まれる。そして、旋回スクロール翼11の旋回
運動にともなって徐々に中心部に移送され、かつ空間容
量が減少することにより圧縮される。
固定スクロール翼12とで形成される圧縮空間aの外周
側に吸込まれる。そして、旋回スクロール翼11の旋回
運動にともなって徐々に中心部に移送され、かつ空間容
量が減少することにより圧縮される。
【0038】所定圧まで上昇したところで、吐出ポート
15から高圧吐出室22を介して背圧板18の上部空間
へ吐出され、さらに吐出管33を介して外部の凝縮器に
導かれる。
15から高圧吐出室22を介して背圧板18の上部空間
へ吐出され、さらに吐出管33を介して外部の凝縮器に
導かれる。
【0039】なお、圧縮空間aでの圧縮作用にともなっ
て、吐出ポート15から吐出される高圧の冷媒ガスが一
旦高圧吐出室22に充満して、固定スクロール翼12の
中央部に高圧の背圧をかける。
て、吐出ポート15から吐出される高圧の冷媒ガスが一
旦高圧吐出室22に充満して、固定スクロール翼12の
中央部に高圧の背圧をかける。
【0040】さらに、圧縮空間aから中間圧のガスが中
間圧導入孔17を介して中間圧室23へ導かれ、ここに
充満して固定スクロール翼12の周端部に中間圧の背圧
をかける。
間圧導入孔17を介して中間圧室23へ導かれ、ここに
充満して固定スクロール翼12の周端部に中間圧の背圧
をかける。
【0041】このようにして、通常の運転状態では、背
圧案内手段14が固定スクロール翼12に効果的な背圧
をかける。固定スクロール翼12は、支持手段13によ
って軸方向へ移動可能に支持されているが、上記背圧案
内手段14の作用によって軸方向への移動を規制され、
旋回スクロール翼11との圧縮空間aを形成するクリア
ランスを最適な状態に保持する。
圧案内手段14が固定スクロール翼12に効果的な背圧
をかける。固定スクロール翼12は、支持手段13によ
って軸方向へ移動可能に支持されているが、上記背圧案
内手段14の作用によって軸方向への移動を規制され、
旋回スクロール翼11との圧縮空間aを形成するクリア
ランスを最適な状態に保持する。
【0042】運転条件によっては、圧縮空間aに液冷媒
を吸い込むことがあり、このときに異常高圧に昇圧す
る。背圧案内手段14の背圧よりも圧縮空間aの圧力が
上回り、固定スクロール翼12は軸方向に移動する。
を吸い込むことがあり、このときに異常高圧に昇圧す
る。背圧案内手段14の背圧よりも圧縮空間aの圧力が
上回り、固定スクロール翼12は軸方向に移動する。
【0043】旋回スクロール翼11とで形成される圧縮
空間aのクリアランスが拡大することとなり、圧縮空間
aの異常高圧ガスを密閉ケース1内へ逃がす。各スクロ
ール翼部11b,12bのストレスが解消され、いわゆ
るコンプライアンス機能を発揮する。
空間aのクリアランスが拡大することとなり、圧縮空間
aの異常高圧ガスを密閉ケース1内へ逃がす。各スクロ
ール翼部11b,12bのストレスが解消され、いわゆ
るコンプライアンス機能を発揮する。
【0044】また、この熱影響を直接的に受ける、旋回
スクロール翼11、固定スクロール翼12、支持フレー
ム2、ガイドリング27などは、熱膨張変形を生じる。
すなわち、各部品は軸方向とともに径方向に熱膨張する
が、各部品の材質および容積が異なるところから、その
膨張変形程度は、当然、異なる。
スクロール翼11、固定スクロール翼12、支持フレー
ム2、ガイドリング27などは、熱膨張変形を生じる。
すなわち、各部品は軸方向とともに径方向に熱膨張する
が、各部品の材質および容積が異なるところから、その
膨張変形程度は、当然、異なる。
【0045】図3は、支持手段13を構成するキー溝部
26とキー部28を平面視で示し、互いの掛合部位にお
ける、径方向の熱膨張変形状態を二点鎖線で示す。した
がって、図中実線が変形前の状態である。
26とキー部28を平面視で示し、互いの掛合部位にお
ける、径方向の熱膨張変形状態を二点鎖線で示す。した
がって、図中実線が変形前の状態である。
【0046】図4は、支持手段13を構成するキー溝部
26とキー部28を縦断面視で示し、互いの掛合部位に
おける、軸方向と径方向の熱膨張変形状態を二点鎖線で
示す。したがって、図中実線が変形前の状態である。
26とキー部28を縦断面視で示し、互いの掛合部位に
おける、軸方向と径方向の熱膨張変形状態を二点鎖線で
示す。したがって、図中実線が変形前の状態である。
【0047】このように、支持手段13に係わり合う固
定スクロール翼12と、支持フレーム2およびガイドリ
ング27が、互いの熱膨張係数の異なる材質から構成さ
れ、熱膨張変形量が相違する。
定スクロール翼12と、支持フレーム2およびガイドリ
ング27が、互いの熱膨張係数の異なる材質から構成さ
れ、熱膨張変形量が相違する。
【0048】特に、キー溝部26は平面視で略U字状に
形成されており、かつ上下面が開放しているので、ここ
に掛合するキー部28は径方向へ熱膨張変形しても、互
いに何らの支障もなく変形自由である。
形成されており、かつ上下面が開放しているので、ここ
に掛合するキー部28は径方向へ熱膨張変形しても、互
いに何らの支障もなく変形自由である。
【0049】換言すれば、固定スクロール翼12とガイ
ドリング27との熱膨張変形の差S1 があっても、これ
を完全に吸収する。同様に、固定スクロール翼12と支
持フレーム2との熱膨張変形の差S2 があっても、これ
を完全に吸収する。
ドリング27との熱膨張変形の差S1 があっても、これ
を完全に吸収する。同様に、固定スクロール翼12と支
持フレーム2との熱膨張変形の差S2 があっても、これ
を完全に吸収する。
【0050】このようにして、支持手段13に係わり合
う固定スクロール翼12と、支持フレーム2およびガイ
ドリング27の径方向への熱膨張変形を吸収できるとと
もに、軸方向への熱膨張変形も吸収でき、コンプライア
ンス機能を確実に発揮できることとなる。
う固定スクロール翼12と、支持フレーム2およびガイ
ドリング27の径方向への熱膨張変形を吸収できるとと
もに、軸方向への熱膨張変形も吸収でき、コンプライア
ンス機能を確実に発揮できることとなる。
【0051】なお、上記実施例の支持手段13において
は、掛合凹部であるキー溝部26を固定スクロール翼1
2に設け、掛止突部であるキー部28をガイドリング2
7に設けたが、これに限定されるものではなく、逆に、
固定スクロール翼12にキー部を、ガイドリング27に
キー溝部を設けることもでき、同様の作用をなす。さら
にまた、上記ガイドリング27を必ず備える必要はな
く、支持フレーム2に上記掛止突部もしくは掛合凹部を
設けるようにしてもよい。
は、掛合凹部であるキー溝部26を固定スクロール翼1
2に設け、掛止突部であるキー部28をガイドリング2
7に設けたが、これに限定されるものではなく、逆に、
固定スクロール翼12にキー部を、ガイドリング27に
キー溝部を設けることもでき、同様の作用をなす。さら
にまた、上記ガイドリング27を必ず備える必要はな
く、支持フレーム2に上記掛止突部もしくは掛合凹部を
設けるようにしてもよい。
【0052】上記スクロール式圧縮機は、必ずしも冷凍
サイクルを構成する機器に備えられるものに限定され
ず、他の種類の被圧縮ガスもしくは空気を圧縮する場合
にも用いることができる。
サイクルを構成する機器に備えられるものに限定され
ず、他の種類の被圧縮ガスもしくは空気を圧縮する場合
にも用いることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
縮空間の異常昇圧時に、固定スクロール翼の軸方向への
移動を許容して旋回スクロール翼とのクリアランスを広
げさせ圧縮空間のガスを逃がす背圧案内手段と、支持フ
レームもしくはリング体と固定スクロール翼とのそれぞ
れに、互いに軸方向に摺動自在であり、かつ径方向に、
互いの熱膨張差を吸収して固定スクロール翼の軸方向へ
の移動に支障のないように掛合する掛止突部および掛合
凹部とからなる支持手段を備えることにより、熱膨張差
を軸方向とともに径方向においても吸収緩和できるよう
にして、各部品における異常応力の発生を阻止し、コン
プライアンス機能を確実に発揮して、信頼性の向上を図
れる効果を奏する。
縮空間の異常昇圧時に、固定スクロール翼の軸方向への
移動を許容して旋回スクロール翼とのクリアランスを広
げさせ圧縮空間のガスを逃がす背圧案内手段と、支持フ
レームもしくはリング体と固定スクロール翼とのそれぞ
れに、互いに軸方向に摺動自在であり、かつ径方向に、
互いの熱膨張差を吸収して固定スクロール翼の軸方向へ
の移動に支障のないように掛合する掛止突部および掛合
凹部とからなる支持手段を備えることにより、熱膨張差
を軸方向とともに径方向においても吸収緩和できるよう
にして、各部品における異常応力の発生を阻止し、コン
プライアンス機能を確実に発揮して、信頼性の向上を図
れる効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す、スクロール式圧縮機
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】同実施例の、圧縮機構部を分解した斜視図。
【図3】同実施例の、支持手段の平面図。
【図4】同実施例の、支持手段の側面図。
12…固定スクロール翼、12a…(固定スクロール翼
の)鏡板部、12b…(固定スクロール翼の)翼部、1
1…旋回スクロール翼、11a…(旋回スクロール翼
の)鏡板部、11b…(旋回スクロール翼の)翼部、a
…圧縮空間、13…支持手段、26…掛合凹部(キー溝
部)、28…掛止突部(キー部)、14…背圧案内手
段。
の)鏡板部、12b…(固定スクロール翼の)翼部、1
1…旋回スクロール翼、11a…(旋回スクロール翼
の)鏡板部、11b…(旋回スクロール翼の)翼部、a
…圧縮空間、13…支持手段、26…掛合凹部(キー溝
部)、28…掛止突部(キー部)、14…背圧案内手
段。
Claims (1)
- 【請求項1】固定スクロール翼の渦巻状の翼部と、旋回
スクロール翼の渦巻状の翼部とを噛合させ、これら翼部
と各スクロール翼の鏡板部とで圧縮空間を形成し、旋回
スクロール翼を旋回運動させて、圧縮空間に被圧縮ガス
を吸込み、圧縮して吐出するスクロール式圧縮機におい
て、上記固定スクロール翼を軸方向に移動可能に支持す
る支持手段を有し、この固定スクロール翼の背面側にガ
ス圧を作用させ、通常運転状態では、固定スクロール翼
に背圧をかけて軸方向の移動を規制し、圧縮空間の異常
昇圧時には、固定スクロール翼の軸方向への移動を許容
して旋回スクロール翼とのクリアランスを広げさせ、圧
縮空間のガスを逃がす背圧案内手段を有し、上記支持手
段は、旋回スクロール翼を旋回自在に支持する支持フレ
ームもしくは支持フレームとは別体に備えられるリング
体と、固定スクロール翼とのそれぞれに、互いに軸方向
に摺動自在であり、かつ径方向に、互いの熱膨張差を吸
収する掛止突部および掛合凹部とからなることを特徴と
するスクロール式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18330892A JPH0626471A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | スクロール式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18330892A JPH0626471A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | スクロール式圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626471A true JPH0626471A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16133417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18330892A Pending JPH0626471A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | スクロール式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626471A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5674061A (en) * | 1995-03-22 | 1997-10-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Scroll compression having a discharge muffler chamber |
US5897306A (en) * | 1997-04-17 | 1999-04-27 | Copeland Corporation | Partition and pilot ring for scroll machine |
US6027321A (en) * | 1996-02-09 | 2000-02-22 | Kyungwon-Century Co. Ltd. | Scroll-type compressor having an axially displaceable scroll plate |
US6056523A (en) * | 1996-02-09 | 2000-05-02 | Kyungwon-Century Co., Ltd. | Scroll-type compressor having securing blocks and multiple discharge ports |
US6280165B1 (en) * | 1998-12-04 | 2001-08-28 | Hitachi, Ltd. | Scroll type fluid machine |
US7275918B2 (en) * | 2004-12-31 | 2007-10-02 | Industrial Technology Research Institute | Scroll apparatus with an axial gap control function |
JP2012154233A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | スクロール式流体機械 |
KR101454251B1 (ko) * | 2013-03-18 | 2014-10-23 | 엘지전자 주식회사 | 고정 스크롤 지지수단을 갖는 스크롤 압축기 |
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CN113217389A (zh) * | 2021-05-09 | 2021-08-06 | 上海齐耀膨胀机有限公司 | 适用于中高压工况的水蒸汽螺杆压缩机 |
WO2022077684A1 (zh) * | 2020-10-13 | 2022-04-21 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 涡旋压缩机 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18330892A patent/JPH0626471A/ja active Pending
Cited By (16)
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US9353745B2 (en) | 2013-03-18 | 2016-05-31 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor having a scroll supporter and/or movement limiter |
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US9752578B2 (en) | 2014-05-02 | 2017-09-05 | Lg Electronics Inc. | Scroll compressor and method for assembling a scroll compressor |
WO2022077684A1 (zh) * | 2020-10-13 | 2022-04-21 | 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 | 涡旋压缩机 |
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