JPH06243316A - 電子的通行料金収受システム - Google Patents
電子的通行料金収受システムInfo
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- JPH06243316A JPH06243316A JP3025093A JP3025093A JPH06243316A JP H06243316 A JPH06243316 A JP H06243316A JP 3025093 A JP3025093 A JP 3025093A JP 3025093 A JP3025093 A JP 3025093A JP H06243316 A JPH06243316 A JP H06243316A
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Landscapes
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
輌を明確に識別して、その車輛に対して、所定の課金値
をノンストップで且つキャッシュレスで課金することが
でき、しかも、不正通行車輌についてはの画像を撮影す
ることができる料金収受システムを提供することにあ
る。 【構成】 車輌にはスマートカードを装着した車載機を
搭載する一方、この車載機と無線通信可能な課金用アン
テナを配設し、この課金用アンテナを経由して、個人的
情報及び車輌情報を受信させるアンテナコントローラ、
それらの情報が正常か、又は、課金対象かを判断するロ
ーカルコントローラ及び不正通行車輌を撮影する手段を
設けたものである。
Description
ステムに関する。
は、料金所で収受員がドライバから現金を直接収受した
り、或いは、ドライバに現金を自動機に投入させて自動
的に料金を収受させる方法が採用されている。この為、
ドライバは、料金所で一旦停止し、現金を用意する必要
があった。これに対して、近未来の料金収受システムと
して、車輌に車輌固有の情報を記録し、外部と無線通信
可能な非接触式ICカード等の車輌側通信装置を利用し
たシステムが開発されている。
23に示すように、車輌07のフロントガラスの内側に
は、車輌側通信装置としてICカード06が装着されて
おり、ICカード06にはアンテナ026が設けられ、
車輌固有の識別番号等の情報が格納されている。一方、
料金所には、各車線毎に送受信用各アンテナ017,0
18を有する路上機01が配置されている。路上機01
は料金所内のデータ処理装置(端末コンピュータ)05
に接続され、更に、このデータ処理装置05は、セント
ラルコンピュータ04に接続している。
7が路上機01の側方を通過する際、アンテナ017,
018の交信可能領域に入ると、路上機01とICカー
ド06との間で、車輌固有の情報等が無線で通信され
る。これらの情報は、路上機01で認識された後、デー
タ処理装置05に伝送されてメモリに蓄えられ、更に、
データ処理装置05からセントラルコンピュータ04に
伝送され、通過した車輌07が登録している銀行口座か
ら自動的に通行料金の精算を行う等の課金処理が行われ
る。このように車輌07のICカード06と路上機01
の間で無線通信により非接触で車輌を識別することによ
り、ノンストップで且つキャッシュレスな料金収受シス
テムの実現が可能となり、ドライバの利便性向上に大き
く寄与する。
解消し、円滑な運行を確保するため、都心部に進入する
車輌に課金し、車輌の進入を制限する区域を設ける計画
がある。斯かる計画を効率よく無人で実現するために、
上記区域にさしかかるすべての道路に制御ポイントを設
け、進入する車輌に対して無線通信手段を用いて電子的
に課金する必要がある。車輌には、個々の車輌固有の情
報を記録し、無線通信手段を備えた車載機の搭載を法律
で義務付け、車載機には運転者の個人的情報を記録した
ICカード等のスマートカードを装着するようにしてお
く。
線からなり、制御ポイントには有料道路の料金所のよう
な車線間の間仕切りを設ける用地の確保が困難である。
この為、制御ポイントに間仕切りを設けることができ
ず、各車輌は車線を並進し、他の車線へと斜行し、或い
は車線間にまたがることや、更には、高速走行(例え
ば、120km/h)或いは渋滞する場合が予想され
る。また、単一車線の場合であっても、単車等の車輌
は、同一車線を平行して走行する場合も予想される。
個々の車輌を明確に識別して、正確に課金するための無
線通信方式、車輌分離方法が必要となる。また、車輌に
搭載すべき車載機が搭載されていない場合、或いはスマ
ートカードが装着されていない場合、車載機或いはスマ
ートカードが不正であった場合、車載機又はスマートカ
ードがブラックリストに乗っている場合、スマートカー
ドの残高が不足する場合等も予想される。
の識別、課金が正常に行えないため、車輌が続進(例え
ば、車間距離約25cm)或いは高速走行する場合で
も、車輌のナンバープレートを含む画像を鮮明に撮影
し、しかも、画質を落とすことなく中央監視所に送信し
て照合できるようにする必要がある。更には、制御ポイ
ントでの車輌識別、課金に誤りがないか否か、確認して
おく必要もある。
ものであり、複数車線よりなる道路を並進、斜行する車
輌であっても正確に車輌を識別して課金することがで
き、且つ、不正車輌の撮影、照合を行え、更に、識別、
課金等の確認を行うことのできる電子的通行料金課金シ
ステムを提供することを目的とする。
発明の構成は1又は2以上の車線を有する道路において
車線間を自由に走行する車輌と、前記車輌に搭載され、
個々の車輌に固有な車輌情報を記憶し、無線通信手段を
有する車載機と、前記車載機に装着され、運転者の個人
的情報を記憶したスマートカードと、前記道路の上方に
おいて各車線毎に少なくとも一つ以上設置された課金用
アンテナと、前記課金用アンテナを経由して前記車載機
との無線通信により、車輌情報及び個人的情報を受信さ
せると共に課金値を送信させるアンテナコントローラ
と、前記課金用アンテナで受信された車輌情報及び個人
的情報により、課金対象とすべきか否か並びに車輌情報
及び個人的情報が正常か否かを判断し、正常に課金対象
とするときには車輌タイプに応じた課金値を前記アンテ
ナコントローラへ出力するローカルコントローラと、前
記道路の上方において各車線毎に少なくとも1台配置さ
れる監視用カメラと、前記監視用カメラの撮影位置にお
ける車輌の車幅方向及び車長方向の位置を検出する車輌
分離器と、前記ローカルコントローラにより車輌情報又
は個人的情報が正常でないと判断された不正通行車輌の
位置を前記車輌分離器により特定し、当該位置に対応す
る前記監視用カメラにより前記不正通行車輌の撮影を行
わせる不正通行車輌撮影手段とを有することを特徴とす
る。
ナから課金値を受信したら、当該課金値を前記スマート
カードの個人的情報のうちの残高から引き去る処理を行
うことができる。また、前記課金用アンテナに対して進
行方向前方に確認用アンテナを配置する一方、前記アン
テナコントローラは、該確認用アンテナを経由して前記
課金用アンテナを通過した後の前記車輌の前記車載機か
ら個人的情報を受信し、個人的情報のうち残高から課金
値が正常に引き去る処理をしてあるか否か確認すること
ができる。
アンテナが複数の場合には、各アンテナ間の干渉を防止
するために各アンテナによる無線通信を時分割的に行わ
せることができる。前記アンテナコントローラは、前記
アンテナからの応答要求信号に対し、複数の前記車載機
が同時に応答信号を出して、前記アンテナで応答信号が
衝突した場合には、正常に受信されるまで前記車載機に
対する応答要求信号を前記アンテナから繰り返して送信
することとし、一方、前記車載機は、当該応答要求信号
に対して、それぞれ乱数により異なる時間だけ遅延して
時分割的に応答信号を出力することができる。
検知器を設け、前記アンテナコントローラは、アンテナ
間の干渉を防止するため当該車輌検知器により検出され
た車線に対応する前記アンテナのみを起動させることが
できる。前記車輌検知器としては、前記道路の上方にお
いて、前記道路の進行方向に対して横方向に配置された
一次元のラインセンサを使用することができる。前記車
輌検知器としては、前記道路の上方において、前記道路
の進行方向に対して横方向に配置された一次元のライン
センサを使用すると共に、該ラインセンサの観察位置に
おける前記道路上に進行方向に対して横方向に周期的に
濃度の変化するマークを敷設することができる。
において、前記道路の進行方向に対して横方向に配置さ
れた一次元のラインセンサを使用することができる。前
記車輌分離器としては、前記道路の上方において、前記
道路の進行方向に対して横方向に配置された一次元のラ
インセンサを使用すると共に、該ラインセンサの観察位
置における前記道路上に進行方向に対して横方向に周期
的に濃度の変化するマークを敷設することができる。
ナコントローラから得た車輌情報及び個人的情報をブラ
ックリストと照合して、ブラックリストに該当する場合
には、当該車輌を正常でないと見做して、前記不正通行
車輌撮影手段により、当該車輌の撮影を行わせることが
できる。前記スマートカードとして、プリペイドカー
ド、クレジットカード又はポストペイドカードを使用す
ることができる。
参照して詳細に説明する。 〔実施例1〕本発明の電子的通行料金収受システム(E
lectronic Road Priceing S
ystem:ERPシステム)の第1の実施例を図1〜
図12に示す。本実施例の電子的通行料金収受システム
は、都心部に進入する車輌に課金し、車輌の進入を制限
する区域を設ける計画に適用されるものであり、いわゆ
るスリーガントリーシステムと呼ばれるものである。
は、機能的には三つのセクションに分けることができ
る。その一つは、複数車線を有する道路を自由に通行す
る車輌を識別して、通行料金を課金するためのシステム
(Automatic Vehicle Identi
fication And Debiting Sys
tem:AVIDシステム)である。他の一つは、不正
通行車輌の画像を撮影して、そのデータを中央の監視室
に送る不正通行車輌撮影手段(Enforcement
Camera System:ECS)である。残り
の一つは、車輌に搭載される車載機(In−Vehic
le unit):IU)に関するものである。
ECSの機能を実現するために、図1に示すようなアウ
トステーション(Outstation)を各地の制御
ポイントに配置する。アウトステーションにおいては、
道路を跨ぐ三つのガントリー(門柱)1,2,3及び道
路の側方に制御室4が設けられている。道路は、三つの
車線から構成され、複数の車輌が自由に走行する。各車
輌には、それぞれ無線通信手段を有する車載機の搭載を
法律で義務付けることとし、車載機は、運転者の個人的
情報を記録したスマートカード(Smart Car
d:SC)を装着できる形態とするが、その詳細は後述
する。
に関して、最初のガントリー(以下、第1ガントリーと
いう)1とその次のガントリー(以下、第2ガントリー
という)2との間隔は約7mであり、第2ガントリー2
とその次のガントリー(以下第3ガントリーと言う)3
との間隔は約5mである。第1ガントリー1には、各車
線に対応して三つの課金用アンテナ5,6,7が横方向
に沿って取り付けられ、また、不正通行車輌を撮影する
ための6台の監視用カメラ8,9,10,11,12,
13が横方向に沿って取り付けられている。
は、第1ガントリー1の約1m前方から更に約3m前方
までの範囲内である。また、隣接する交信エリアは部分
的に重複するものとする。課金用アンテナ5,6,7
は、無線通信をマイクロ波で行うため、特に、雨、雪等
の自然条件による影響を考慮して設計する。監視用カメ
ラ8〜13は、第3ガントリー3を通過直後の位置にお
いて、通過する車輌のナンバープレートを含む画像を撮
影できるように取り付けられている。監視用カメラ8〜
13としては、撮影画像をデジタル的に処理できるよう
に、電子シャッター付白黒CCDカメラを用いる。尚、
図中では省略したが、屋外光による光量が不足する場合
を想定して、照明装置を付設することが望ましい。
2台づつ、合計6台の車輌検知器(Vehicle P
resence Detector:VPD)14,1
5,16,17,18,19が横方向に沿って取り付け
られている。車輌検知器14〜19としては、一次元C
CDカメラを用い、第2ガントリー2の直下を撮影する
ものとし、その位置における道路には、白黒の周期的マ
ーク2aが横方向に沿って敷設されている。従って、一
次元CCDカメラにより周期的マーク2aが撮影される
ときには、周期的マーク2aと等しい周期の矩形波が観
測されるが、車輌が周期的マーク2aを遮った場合に
は、矩形波形が乱れる。これを時系列的に解析して、車
輌の前後方向及び横方向の位置を検出することができ
る。
して一次元CCDカメラを使用すると、路幅方向及び通
行方向に関し、約25cmの間隔で検出可能であり、バ
イクから大型車輌まで車輌分離することができる。本実
施例では、周期的マーク2aとして、白黒よりなる格子
状のものを用いたが、他の周期的模様を用いても良い。
三つの確認用アンテナ20,21,22が横方向に沿っ
て取り付けられ、また、各車線に対応して2台つづ、合
計6台の車輌分離器(Vehicle Separat
or:VS)23,24,25,26,27,28が横
方向に沿って取り付けられている。確認用アンテナ2
0,21,22の交信エリアは、第3ガントリー3の約
1m前方から更に約3m前方までの範囲内である。ま
た、隣接する交信エリアは部分的に重複するものとす
る。確認用アンテナ20,21,22は、無線通信をマ
イクロ波で行うため、特に、雨、雪等の自然条件により
影響を考慮して設計する。
CDカメラを用い、第3ガントリー3の直下を撮影する
ものとし、その位置における道路には、白黒の周期的マ
ーク3aが横方向に沿って敷設されている。従って、一
次元CCDカメラにより周期的マーク3aが撮影される
ときには、周期的マークと等しい周期の矩形波が観測さ
れるが、車輌が周期的マークを遮った場合には、矩形波
形が乱れる。これを時系列的に処理して、車輌の前後方
向及び横方向の位置を検出することができる。
して一次元CCDカメラを使用すると、路幅方向及び通
行方向に関し、約25cmの間隔で検出可能であり、バ
イクから大型車輌まで車輌分離することができる。本実
施例では、周期的マーク2aとして、白黒よりなる格子
状のものを用いたが、他の周期的模様を用いても良い。
尚、一次元CCDカメラ以外、例えば超音波、マイクロ
波でも、車輌を検出することが可能であるが、指向性が
広く、約25cmの分離が不可能である。
用アンテナ20,21,22、車輌検知器14〜19及
び車輌分離器23〜28を制御するため、制御室4に
は、アンテナコントローラ、ローカルコントローラ、V
PDマスターコントローラ、VSマスターコントローラ
及びECS等が設けられている。即ち、図3に示すよう
に、課金用アンテナ5,6,7はアンテナコントローラ
29に接続しており、このアンテナコントローラ29
は、課金用アンテナ5,6,7を経由して車載機との無
線通信により、車輌情報及び個人的情報を受信させると
共に課金値を含む課金情報を送信させるものである。
課金用アンテナ5,6,7の干渉を回避し、複数車輌に
対して確実に課金するため、後述するように、時分割多
重アクセス(Time Division Multi
ple Access:TDMA)方式を採用すること
が望ましい。確認用アンテナ20,21,22はアンテ
ナコントローラ30に接続し、このアンテナコントロー
ラ30は、確認用アンテナ20,21,22を経由して
車載機との無線通信により、車輌情報及び個人的情報を
受信させるものである。
ターコントローラ31に接続し、このVPDマスターコ
ントローラ31は、車輌検知器14〜19により検出さ
れた車輌の前端及び後端位置を、アンテナコントローラ
30へ出力して、特定の確認用アンテナを起動させるも
のである。また、車輌分離器23〜28はVSマスター
コントローラ32に接続しており、このVSマスターコ
ントローラ32は車輌分離器23〜28により検出され
た車輌の後端位置をECSに送信し、不正通行車輌の場
合には、その車輌のナンバープレートを含む画像を監視
用カメラ8〜13で撮影させるものである。
VPDマスターコントローラ31、VSマスターコント
ローラ32はローカルコントローラ33に接続し、この
ローカルコントローラ33は、課金用アンテナ5,6,
7で受信された車輌情報及び個人的情報により、課金対
象とすべきか否か及び車輌情報及び個人的情報が正常か
否かを判断し、正常に課金対象とするときには車輌タイ
プに応じた課金値を前記アンテナコントローラ29へ出
力し、更にはアンテナコントローラ29から得た車輌情
報及び個人的情報をブラックリストと照合して、ブラッ
クリストに該当する場合には、当該車輌を正常でないと
見做して、ECSにより当該車輌の撮影を行わせるもの
である。
り車輌情報又は個人的情報が正常でないと判断され、或
いは、ブラックリストに該当して不正であるとみなされ
た不正通行車輌の位置を車輌分離器23〜28により特
定し、当該位置に対応する監視用カメラ8〜13により
不正通行車輌の撮影を行わせるものである。ECSとロ
ーカルコントローラ33、VSマスターコントローラ3
2との間は、ECSインターフェース34を介して通信
可能となっている。また、ローカルコントローラ33
は、中央演算装置(Central Computer
System:CCS)と接続するISDN等の高速
デジタル通信網(Dignet)とDignetインタ
ーフェース35を介して通信可能となっている。
示す。同図に示すように、車載機36には、スマートカ
ード37が装着できる構造となっており、前面には液晶
表示部36aが設けられている。車載機36には、固有
の車輌情報、例えば、IUコード、IUタイプ、製造年
月日等が記憶されており、また、図示しない無線通信手
段を備えている。スマートカード37は、運転者の個人
的情報、例えば、スマートカードコード、運転免許証番
号、課金履歴等が記憶され、本実施例ではプリペイドカ
ードを用いるものとする。
れたときには、相互確認を行った後に、スマートカード
37の情報を車載機36に送信して記憶し、相互確認に
エラーが発生したときには、その履歴を記録する。ま
た、車載機36からスマートカード37が抜き取られた
ときには、スマートカード37の情報を抹消する。尚、
路線バス、警察、消防のような公共の車輌は、課金を免
除されており、そのようなタイプの車輌は、例えば、I
Uタイプ=4として、車載機36にスマートカード37
を未装着のでも不正通行車輌と判断されないようにす
る。
ド方式を採用する。プリペイド方式の場合には、デジネ
ットを介して接続する車載機登録システム38を設け
る。車載機登録システム38は、車載機番号入力装置3
9、集計処理装置40、プリペイドカードライター4
1、プリンター42から構成され、IUコード、スマー
トカードコード、預金額を車載機番号入力装置39に入
力することにより、プリペイドカードライター41によ
りスマートカードであるICカードにスマートカード、
預金額が記録されると共にそれらの情報が集計処理装置
40を介してCCSへ送信される。
するため、違反者確認システム43を設けることが望ま
しい。更に、スマートカードの支払い形態として、図6
に示すようにクレジットカード方式を採用することもで
きる。クレジットカード方式の場合には、デジネットを
介して接続するクレジットカード管理システム44を設
ける。クレジットカード管理システム44は、中央処理
装置45、カード履歴記憶装置46及びプリンター47
から構成する。支払い方式としては、特に限定するもの
ではなく、ポストペイド方式、デポジット方式を採用し
ても良い。
監視用カメラ、カメラインターフェース部48、画像圧
縮伸長部49、ハードディスク部50、CPU部51、
伝送部52、コントローラインターフェース部53、保
守用インターフェース部54、画像表示部55、その他
インターフェース部56から構成される。CPU部51
は、システムの動作に必要なメモリ、割り込み制御、そ
の他必要な制御回路よりなり、ECS全体の動作を制御
する。
へのシャッタ指令及び画像取り込み、カメラの絞り自動
制御、カメラ画像を保持するための2式のフレームメモ
リを備え、一方のフレームメモリに画像取り込み中に他
方のフレームより読み出し可能なものである。画像圧縮
伸長部49は、所定の方式により、カメラより取り込ま
れた画像の圧縮又は伸長をハードウェアにより行うもの
である。
縮後の画像及び付加情報を格納なものとする。伝送部5
2は、CCSに対して、圧縮後の画像及び画像付加情報
を送信し、また、CCSからの指定画像通信指令及び時
刻その他必要な可変情報、設定情報類を受信するための
伝送インターフェースである。コントローラインターフ
ェース部53は、主にローカルコントローラに対するイ
ンターフェースであり、撮像指令割り込み及び撮像指令
に対応する不正通行車輌情報を受信し、また、撮影処理
状態を送信するものである。
は調整のために、パーソナルコンピュータを接続するた
めのインターフェースである。画像表示部55は、表示
用のフレームメモリ、英数字文字、カーソル、枠線等が
スーパーインポーズ可能な回路を備えるものである。そ
の他インターフェース部56は、必要に応じて外光照度
計用のインターフェース、照明装置制御用のインターフ
ェースを備えるものとする。
撮影するものであるが、例えば、全ての通行車輌を撮影
しておき、正常に通行した車輌のついての画像情報をそ
の後に削除することにより、不正通行車輌の画像情報の
みを残すようにしても良いものである。
いて、図7〜図11に示すフローチャートを参照して説
明する。先ず、図7に示すように第1ガントリー1にお
いて、アンテナコントローラ29は、課金用アンテナ
5,6,7から車載機36に対して、応答要求信号を常
時発信するよう制御している。この応答要求信号は、ア
ンテナ番号、時間、場所、レーンの位置等のデータから
構成される。また、応答要求信号は、不正防止を目的と
して、課金用アンテナ5,6,7と車載機36との相互
確認(Authentication)を行う為の乱数
を含んでいる。
れる車載機36は、応答要求信号を受信し、乱数により
課金用アンテナ5,6,7との相互確認を行い、応答要
求信号を確認した後、課金用アンテナ5,6,7に対し
て応答信号を送信する。車載機36は、通常、スリープ
した状態にあるが、応答要求信号により起動する。この
応答信号は、アンテナ番号、時間、場所、レーンの位
置、IUコード、スマートカードコード、残高(Sto
red value)、エラー情報等のデータを含む。
また、応答信号は、不正防止を目的として、課金用アン
テナ5,6,7と車載機36との相互確認を行うための
新乱数を含む。エラー情報は、車載機36とスマートカ
ード37との相互確認のエラー情報を含む。
に、その課金用アンテナ5,6,7に対して既に応答
(Already responce:二重課金)して
いないか、また、道路を逆行して第1ガントリー1を通
過する前に第2ガントリー2を通過するようなシーケン
スエラーがないか確認する。車載機36からの応答信号
を課金用アンテナ5,6,7を介して受信したアンテナ
コントローラ29は、新乱数により車載機36との相互
確認を行い、そのデータをローカルコントローラ33へ
送信する。本実施例では、車載機36と課金用アンテナ
5〜7との相互確認は、乱数により行うが、不正を完全
に防止するために、何らかの方法で電文を暗号化すると
良い。
からの車載情報及び個人的情報を受信し、図8に示すよ
うに情報確認を以下の処理により行う。 車載機36とアンテナとの相互確認エラー 車載機36とスマートカード37との相互確認エラー IUの有効性 IUタイプ スマートカードの有無 スマートカードの有効性
n)する場合には、不正通行車輌であり課金することが
できない。上記について正常の場合には、正
常に課金対象とする。また、上記においてIUタイプ
=4の場合には、課金が免除されているバス等の公共車
輌であるので、正常に課金対象外とする。これら結果
は、通信結果として記録する。そして、課金対象である
場合には、IUタイプに応じた課金値を読み出し、アン
テナ番号により特定される課金用アンテナ5,6,7を
経由して、課金値及び課金履歴(Transactio
n)を含む課金情報を車載機36に対して送信する。
載機36は、課金値等の課金情報を正常に受信した旨を
受信完了信号として、課金用アンテナ5,6,7に対し
て送信し、更に、この受信完了信号を課金用アンテナ
5,6,7を介して受信したアンテナコントローラ29
は、受信完了信号を正常に受信した旨をローカルコント
ローラ33及び車載機36へ送信する。このときも、上
記と同様に乱数により相互確認を行う。尚、スマートカ
ード37の残高が課金値以下である場合は、課金に耐え
得ないので、課金値を読み出した後、正常に課金できな
い不正通行車輌として処理する。但し、図中では、その
処理を省略している。
に示すように受信完了信号を受信した後、第2ガントリ
ーに車輌が到達するまでに次の処理を行う。 車載機36のブラックリストチェック スマートカードのブラックリストチェック 上記に該当する場合は、正常に課金することができ
ない不正通行車輌と見做す。
おける確認処理のために、通信結果として記録する。ブ
ラックリストとは、過去にIUコード、スマートカード
コード等を不正に改変した経歴があるものを予め登録し
ておいたものをいう。ブラックリストは、全てのアウト
ステーションに保存しておくものとし、定期的にCCS
と交信して更新するものとする。課金方式として後払い
方式を採用する場合には、ブラックリストとして、銀行
口座の預金値から正常に引き去り処理できなかったもの
を含む。
到達するまでに、次の処理を行う。先ず、車載機36が
スマートカード37に対し課金の引き去り指示を送信
し、この引き去り指示を受信したスマートカード37
は、スマートカード内の残高から課金の引き去りを行
い、引き去り完了を車載機36に対して送信する。次
に、引き去り完了を受信した車載機36が、課金履歴の
書き込み指示をスマートカード37へ送信し、この課金
履歴の書き込み指示を受信したスマートカード37は、
課金履歴の書き込みを行い、書き込み完了を車載機36
へ送信する。更に、書き込み完了を受信した車載機36
が、更新した残高の読込指示をスマートカード37へ出
すと、読込指示を受信したスマートカード37は、更新
した残高の読込を行い、更新した残高を車載機36へ送
信する。更新した残高を受信した車載機36は、内部に
残高を記録する。
スターコントローラ31は、第2ガントリー2を通過す
る車輌の先端及び後端を車輌検知器14〜19で検知す
るように制御し、検知した車輌検知情報をローカルコン
トローラ33に送信する。車輌検知情報には、日付、時
間等を含む。また、車幅により、単車と単車以外の識別
情報、同一車線の単車による並進情報を含むようにする
のが望ましい。そして、ローカルコントローラ33は、
車輌検知情報を受信して記録すると共に、第3ガントリ
ー3を通行する車輌の位置により特定される確認用アン
テナ20〜22のみを起動する、つまり、車輌が車線内
を走行する場合には、その車線に対応する確認用アンテ
ナ20〜22を起動するが、車輌が二つの車線を跨がる
場合には、またがる車線に対応する二つの確認用アンテ
ナ20〜22を起動する(尚、フローチャートでは省略
した)。
認用アンテナ20〜22を常時起動させて、車載機36
と無線通信することもできるが、本実施例の場合には、
ローカルコントローラ33により特定されるもののにみ
起動させるものとする。従って、起動された特定の確認
用アンテナ20〜22は、応答要求信号を出力し、第2
ガントリー2を通過する車輌に搭載される車載機36
は、応答要求信号を受信し、相互確認の後、確認用アン
テナ20〜22に対して応答信号を送信する。この際、
二重課金か否か、シーケンスエラーがないか否かも確認
する。応答要求信号、応答信号は、第1ガントリー1を
通過の際のものと同一の内容とする。但し、応答信号に
含まれる残高は既に課金値により引き去り処理された後
の値とする。
ナ20〜22を介して受信したアンテナコントローラ3
0は、相互確認の後、そのデータをローカルコントロー
ラ33へ送信し、ローカルコントローラ33は、車載機
36の情報確認を前述した図8の方法によりに行い、I
Uコードに基づいて、車輌識別に誤りがないか課金用ア
ンテナ5,6,7との通信結果と照合する。更に、課金
対象となる車輌に対しては、課金値により、残高の値が
正常に引き去り処理されているか否か確認する。課金値
が正常に引き去り処理されていない車輌は、不正通行車
輌と判断して通信結果を記録する。
ターコントローラ32は、第3ガントリー3を通過する
車輌の後端を車輌分離器23〜28で検出するように制
御し、検知した車輌検知情報をローカルコントローラ3
3へ送信する。車輌検知情報には、日付、時間等を含
む。また、車幅により、単車と単車以外の識別情報、同
一車線の単車による並進情報を含むようにするのが望ま
しい。ローカルコントローラ33は、車輌分離器23〜
28からの車輌検知信号を受信して記録すると共に、車
輌検知器14〜19からの車輌検知信号とを突き合わせ
て、通過車輌を特定し、その車輌がIU不所持か、交信
に応答しなかったか否か、更に、その車輌についての通
信結果の記録から、その車輌が不正通行車輌であるか判
断し、又はブラックリストに該当して不正通行車輌と見
做すか否か判断する。
単車以外は、車線内を直進走行するものとの前提を置
き、斜行による車線の移動は、最大でも3車線以内とし
て考える。IU不所持、不正通行車輌の場合又はブラッ
クリストに該当して不正通行車輌と見做した場合には、
ECSの撮影条件に適合しているか否か判断する。撮影
条件に適合している場合には、車輌検知信号により特定
される車輌に対応する監視用カメラ8〜13を指定し
て、ECSに対して撮影指令を送信する。
部53を通じて受信した撮影指令により、指定された監
視用カメラ8〜13により、ナンバープレートを含む不
正通行車輌の後方画像を撮影する。撮影された不正通行
車輌についての画像情報は、カメラインターフェース部
48に一時的に保持された後、コントローラインターフ
ェース部53により受信された当該車輌についての車輌
検知情報、時刻、場所等の付加情報がインポーズされて
画像表示部55に表示されると共に画像圧縮伸長部49
で圧縮され、ハードディスク部50に記録される。
2で受信されると、その画像通信指令により指定された
圧縮後の画像情報(付加情報も含む)は伝送部52を経
由してCCSへ送信される。一方、ECSの撮影条件に
適合しない場合には、撮影を中止し、車輌検知器14〜
19及び車輌分離器23〜28により得られた車輌検知
信号及び通信結果をCCSに送信し、CCSの通行履歴
として記録する。CCSに送信した後に、当該車輌検知
信号及び通信結果は抹消する。
通信方法として採用するTDMA方式について、図13
〜図16を参照して説明する。説明の都合上、図13に
示すように、5車線とし、課金用アンテナANT1〜A
NT5の交信エリアは各車線をカバーするように配置さ
れ、隣接する交信エリアは部分的に重複するものとす
る。このように各課金用アンテナの交信エリアか部分的
に重複した状態で、各アンテナANT1〜ANT5から
同時に送信すると、相互の信号が干渉しあい、正常な受
信ができない虞がある。
T1〜ANT5を時分割多重アンテナ起動を行うのであ
る。即ち、図14に示すように、ANT1とLANE1
を通過する車輌のIUとの間で交信を行い、その次に、
ANT2とLANE2を通過する車輌のIUとの間で交
信を行い、更にその後に、ANT3とLANE3を通過
する車輌のIUとの間で交信を行うように、以下同様に
して順に起動して行くのである。そして、全てのアンテ
ナANT1〜ANT5とLANE1〜LANE5を通過
する車輌のIUとの間での交信が終わるまでを1スロッ
トとし、引き続き、ANT1とLANE1を通過する車
輌のIUとの間での交信を順に繰り返すのである。
ナからIUに対して起動すべきとの応答要求信号Eに対
して、IUからアンテナに対して、IUコード、スマー
トカードコード等の車輌情報及び個人的情報よりなる応
答信号Aを応答する。この信号Aに含まれるIUコー
ド、スマートカードコード等に基づいて、アンテナコン
トローラは、課金対象すべきか否か、更には、課金値を
決定する。そして、1スロットの経過後に、課金対象と
すべき場合には、課金値を含む情報を信号Rとしてアン
テナから送信する。これを受信したIUは、正常に受信
した旨の応答完了信号Dを送信する。つまり、アンテナ
とIUとは、応答要求信号Eと応答信号Aの交信を行っ
た後、具体的な送信内容を信号Rとして送り、更に、応
答完了信号Dにより確認を行うのである。
重複する場合でも、時分割多重的に起動することにり、
各アンテナ間の干渉を防止することができる。しかし、
一つのアンテナに対して複数のIUが同時に応答する場
合、例えば、2台の単車が一つの車線内で並進して、そ
れぞれのIUが同時に一つのアンテナに対して応答する
場合には、アンテナで電波が衝突(Collisio
n)する虞がある。勿論、その確率は非常に稀であると
考えられるが、有り得ないとは言い切れない。
割多重アンテナ起動は、任意時間遅延して繰り返して行
う。即ち、図15に示すように、二つのIU1,IU2
がANT2の交信エリア内に併存し、また、IU3がA
NT2とANT3の交信エリアの重複部分に存在する場
合には、ANT2からの応答要求信号Eに対して、IU
1,IU2,IU3が同時に応答信号Aを応答し、AN
T2では、三つの応答信号Aが衝突する。このような電
波の衝突が起こった場合には、アンテナコントローラは
車線内にIUが存在することを認識することができな
い。そこで、アンテナを経由して応答要求信号Eを繰り
返して送信する。
答信号Aを送信した後、所定時間以内に、アンテナから
課金情報についての信号Rが送信されない場合には、電
波の衝突が起こったと推定し、乱数Nにより任意時間遅
延した後に、応答要求信号Eに対して応答信号Aを応答
する。例えば、図16に示すように、IU1で乱数N=
3である場合には、1スロットの時間の3倍時間を遅延
した後に、ANT2からの応答要求信号Eに対して応答
信号Aを応答する。また、IU2で乱数N=2である場
合には、1スロットの時間の2倍時間を遅延した後に、
ANT2からの応答要求信号Eに対して応答信号Aを応
答する。IU3で乱数N=3である場合には、1スロッ
トの時間の3倍時間を遅延した後に、ANT2ではなく
ANT3からの応答要求信号Eに対して応答信号Aを応
答する。
合には、電波の衝突が再度起こることになるが、正常に
交信が完了するまで、更に繰り返して乱数を発生させ
て、任意時間遅延して交信を繰り返すことにより、最終
的には正常に応答することが可能となる。このように、
TDMA方式を採用すると、一つアンテナの交信エリア
内に複数の車輌が並進し、続進した場合でも、或いは、
高速走行し、渋滞した場合であっても、各IUとアンテ
ナとの間で順序良く交信が行えるので、確実に車輌を識
別して、正確に課金することが可能となる。尚、上記説
明では都合上、複数車線の場合について説明したが、単
一車線の場合であっても、単車等の車輌の並進等が予想
されるので、上述したTDMA方式は非常に有効なもの
である。
7、図18に示す。本実施例は、第1の実施例の変形例
であり、車輌分離器23〜28、車輌検知器14〜19
として、一次元CCDカメラに変えて光電管を使用する
ものである。即ち、第2ガントリー2に受光部57が、
第3ガントリー3に受光部58が横方向に沿って多数配
列すると共に、この受光部57,58に対して垂直下方
における道路に発光部59,60が横方向に沿って多数
配列している。その他の構成は、前述した第1の実施例
と同様であり、説明を割愛する。
ントリー3を車輌が通過しないときには、発光部59,
60から垂直上方へ発射した光がそのまま受光部57,
58に到達するが、第2ガントリー2、第3ガントリー
3を車輌が通過する場合には、発光部59,60から垂
直上方へ発射した光が車輌により遮られ、受光部57,
58に到達しない。従って、受光部57,58により検
出された信号を解析することにより、車輌の前後方向及
び左右方向の位置を検出することが可能となる。
検知器として光電管を使用する方法では、一次元CCD
カメラを使用する場合に比較し、死角が発生しにくいた
め、例えば、大型車輌の脇を並進する単車をも確実に検
知することが可能となる。また、車輌分離精度は、光電
管の配置間隔に依存するので、光電管を密に配置すれば
するほど、車輌分離精度を向上させることができる。
尚、車輌の通行に伴い、道路に敷設した発光部59,6
0の表面が汚れることが予想されるので、定期的に洗浄
するなどのメンテナンスが必要である。
9〜図22に示す。本実施例は、第1の実施例におけ
る、第2ガントリー、第3ガントリーの機能を一つのガ
ントリーに集約したいわゆるツーガントリーシステムに
関するものである。即ち、図19に示すようにアウトス
テーションにおいては、主にAVID及びECSの機能
を実現するため、二つのガントリー61,62と制御室
4が設けられている。
して、最初のガントリー(以下、第1ガントリーとい
う)61とその次のガントリー(以下、第2ガントリー
という)62の間隔は約20mであり、第1、第2ガン
トリー61,62の高さは約6mである。第1ガントリ
ー61には、各車線に応じた三つの課金用アンテナ6
3,64,65が横方向に沿って取り付けられ、また、
不正通行車輌を撮影するための6台の監視用カメラ6
6,67,68,69,70,71が横方向に沿って取
り付けられている。
リアは、第1ガントリー61の約1m前方から更に約3
m前方までの範囲(図中、斜線を入れて示す)である。
監視用カメラ66〜71は、第2ガントリー62を通過
直後の位置において、通過する車輌のナンバープレート
を含む画像を撮影できるように取り付けられている。監
視用カメラ66〜71としては、撮影画像をデジタル的
に処理できるように、電子シャッター付白黒CCDカメ
ラを用いる。尚、図中では省略したが、屋外光による光
量が不足する場合を想定して、照明装置を付設すること
が望ましい。
対応して3台の車輌検知器72,73,74として一次
元CCDカメラが横方向に沿って取り付けられ、これら
車輌検知器72,73,74は、課金用アンテナ63,
64,65の交信エリアより更に約0m前方を斜めに撮
影するものとし、その位置における道路には、白黒の周
期的マーク61aが横方向に沿って敷設されている。更
に、この周期的マーク61aの直前には、各車線に対応
してそれぞれループコイル75,76,77が敷設され
ている。これらループコイルは、車輌検知器72,7
3,74と共同してより一層確実に車輌を検知できるよ
うに設けられたものである。
応じた三つの確認用アンテナ78,79,80が横方向
に沿って取り付けられている。確認用アンテナ78,7
9,80の交信エリアは、第2ガントリー62の約1m
前方から更に約3m前方までの範囲(図中、斜線を入れ
て示す)である。第2ガントリー62には、各車線に対
応して3台の車輌分離器81,82,83が横方向に沿
って配置されると共に各車線に対応して3台の車輌検知
器84,85,86が横方向に沿って配設されている。
トリー62の直下を撮影するものとし、その位置におけ
る道路には、白黒の周期的マーク62aが横方向に沿っ
て敷設されている。車輌検知器84,85,86は、確
認用アンテナ78,79,80の交信エリアより更に約
1m前方を斜めに撮影するものとし、その位置における
道路には、白黒の周期的マーク62bが横方向に沿って
敷設されている。
は、各車線に対応してそれぞれループコイル87,8
8,89が敷設されている。これらループコイル87,
88,89は、車輌検知器84,85,86と共同して
より一層確実に車輌を検知できるように設けられたもの
である。本実施例の周期的マーク61a,62a及び6
2bは、市松模様状となっているが、前述した実施例と
同様に、格子状のものでも良い。
5、確認用アンテナ78,79,80、車輌検知器7
2,73,74,84,85,86、車輌分離器81,
82,83及びループコイル75,76,77,87,
88,89を制御するため、制御室4には、アンテナコ
ントローラ、ローカルコントローラ、VPDマスターコ
ントローラ、VSマスターコントローラ及びECS等が
設けられている。即ち、図21に示すように、課金用ア
ンテナ63,64,65はアンテナコントローラ90に
接続しており、このアンテナコントローラ29は、課金
用アンテナ63,64,65を経由して車載機との無線
通信により、車輌情報及び個人的情報を受信させると共
に課金値を送信させるものである。
ープコイル75,76,77はVPDマスターコントロ
ーラ91に接続し、このVPDマスターコントローラ9
1は、車輌検知器63,64,65及びループコイル7
5,76,77により検出された車輌の前端及び後端位
置を、アンテナコントローラ90へ出力して、特定の確
認用アンテナを起動させるものである。車輌検知器6
3,64,65だけでは、車輌以外のもの、例えば、
人、ごみ、木の葉等を誤って検出する虞があるが、ルー
プコイル75,76,77を併用することにより、金属
製以外の場合には車輌ではないとを検出することが可能
となる。ループコイル75,76,77は常時使用して
も良いし、時間的、期間的に制限的に使用しても良い。
ナコントローラ92に接続し、このアンテナコントロー
ラ92は、確認用アンテナ78,79,80を経由して
車載機との無線通信により、車輌情報及び個人的情報を
受信させるものである。更に、車輌検知器84,85,
85及びループコイル87,88,89はVPDマスタ
ーコントローラ93に接続し、このVPDマスターコン
トローラ93は、車輌検知器84,85,85及びルー
プコイル87,88,89はにより検出された車輌の前
端及び後端位置を、アンテナコントローラ92へ出力し
て、特定の確認用アンテナを起動させるものである。
輌以外のもの、例えば、人、ごみ、木の葉等を誤って検
出する虞があるが、ループコイル87,88,89を併
用することにより、金属製以外の場合には車輌ではない
とを検出することが可能となる。ループコイル87,8
8,89は常時使用しても良いし、時間的、期間的に制
限的に使用しても良い。また、車輌分離器81,82,
83はVSマスターコントローラ94に接続しており、
このVSマスターコントローラ94は車輌分離器81,
82,83により検出された車輌の後端位置をECSに
送信し、不正通行車輌の場合には、その車輌のナンバー
プレートを含む画像を監視用カメラ(図示省略)で撮影
させるものである。
VPDマスターコントローラ91,93、VSマスター
コントローラ94はローカルコントローラ95に接続
し、このローカルコントローラ95は、課金用アンテナ
65,66,67で受信された車輌情報及び個人的情報
により、課金対象とすべきか否か及び車輌情報及び個人
的情報が正常か否かを判断し、正常に課金対象とすると
きには車輌タイプに応じた課金値を前記アンテナコント
ローラ90へ出力し、更にはアンテナコントローラ90
から得た車輌情報及び個人的情報をブラックリストと照
合して、ブラックリストに該当する場合には、当該車輌
を正常でないと見做して、ECSにより当該車輌の撮影
を行わせるものである。
り車輌情報又は個人的情報が正常でないと判断され、或
いは、ブラックリストに該当して不正であるとみなされ
た不正通行車輌の位置を車輌分離器83,8485によ
り特定し、当該位置に対応する監視用カメラ66〜71
により不正通行車輌の撮影を行わせるものである。EC
Sとローカルコントローラ95、VSマスターコントロ
ーラ94との間は、ECSインターフェース96を介し
て通信可能となっている。また、ローカルコントローラ
95は、中央演算装置と接続するISDN等の高速デジ
タル通信網とDignetインターフェース97を介し
て通信可能となっている。
は、前述した第1実施例と同様なものを使用することが
できる。本実施例のERPシステムの実施方法について
も、基本的には第1実施例と同様である。但し、課金用
アンテナ65,66,67は、常時起動した状態ではな
く、車輌検知器63,64,65及びループコイル7
5,76,77により検出された車輌をカバーするもの
のみを特定して起動する点が異なる。即ち、第1ガント
リー61に接近した車輌は、車輌検知器63,64,6
5及びループコイル75,76,77によりその車線位
置が検出され、その車線位置がVPDマスターコントロ
ーラ91を介してローカルコントローラ95へ送信され
ると、ローカルコントローラ95は、その車線位置に対
応する課金用アンテナを起動させて、車輌の車載機と交
信させるのである。
が常時起動した状態にないため、経費節減に寄与するこ
とになり、また、ループコイル75,76,77を併用
するため、車輌以外のものを誤って検出する虞もない。
但し、同時に複数の車輌が並進する場合もあり、この場
合には複数の課金用アンテナが同時に起動するので、前
述したように、アンテナ間の干渉を防止するためTDM
A方式を採用することが望ましい。
2に示す。本実施例は、第1の実施例における第1ガン
トリー、第2ガントリー、第3ガントリーの機能を一つ
のガントリーに集約したもの、いわゆるワンガントリー
システムに関するものである。即ち、図22に示すよう
に、一つのガントリーに、各車線に対応して課金用アン
テナ98,99,100、車輌検知器101,102,
103、車輌分離器104,105,106を搭載し、
これらを、アンテナコントローラ107、VPDマスタ
ーコントローラ108、VSマスターコントローラ10
9を介して、ローカルコントローラ110により制御す
るものである。
カード方式(後払い方式)を採用するものとし、スマー
トカードには、残高は記録されず、課金用アンテナはI
Uに対して課金値を送信しない。課金値は、スマートカ
ードの残高からではなく所定の銀行口座の預金値から後
日引き落とされるものとする。この為、本実施例では、
各IUにおいて正常に引き去り処理が行われたか否かを
確認するための確認用アンテナは不要となる。但し、E
CSが、不正通行車輌の後方画像を撮影するためには、
車輌分離器104,105,106から撮影位置までに
到る時間を予想しなければならず、そのためには、車輌
の速度を計測する車速センサが必要がある。
CSによる撮影位置に到るまでに、ブラックリストと照
合する時間的余裕がないので、ECSにより全車輌をと
りあえず撮影させ、ブラックリストと照合した後に、ブ
ラックリストに該当しない車輌については、その画像信
号を削除するようにすると良い。
たように、本発明は、複数の車線よりなる道路を車輌が
自由に通行する場合でも、車輌に搭載した車載機と課金
用アンテナを経由して交信するため、車輌を停止させる
ことなく、運転者の個人的情報、車輌に固有な車輌情報
を得て、車輌タイプに応じた課金値により、キャッシュ
レスで正確に課金することが可能となる。また、複数の
アンテナによる交信方法として、時分割多重アクセス方
式を採用することにより、一つの交信エリアに複数の車
輌が並進し、続進し、高速走行或いは渋滞する場合で
も、確実に複数の車輌を識別することが可能となる。更
に、スマートカード不所持、IU不所持、或いはスマー
トカード、IUが有効でないような不正通行車輌は、車
輌分離器により特定して撮影することができる。特に、
課金方式として、前払い方式のプリペイドカード方式を
採用する場合には、確認用アンテナを設けるようにする
と、正常に課金値が引き去り処理されたか否かを確認す
ることがでる利点がある。
実施例に係るスリーガントリーシステムを示す俯瞰図で
ある。
置図である。
ロックダイアグラムである。
法を示すフローチャートである。
法を示すフローチャートである。
法を示すフローチャートである。
方法を示すフローチャートである。
方法を示すフローチャートである。
る。
置図である。
関係を示す説明図である。
の実施例に係るスリーガントリーシステムの変形例を示
す俯瞰図である。
配置図である。
の実施例に係るツーガントリーシステムを示す俯瞰図で
ある。
配置図である。
ブロックダイアグラムである。
の実施例に係るツーガントリーシステムを示す俯瞰図で
ある。
Claims (12)
- 【請求項1】 1又は2以上の車線を有する道路におい
て車線間を自由に走行する車輌と、前記車輌に搭載さ
れ、個々の車輌に固有な車輌情報を記憶し、無線通信手
段を有する車載機と、前記車載機に装着され、運転者の
個人的情報を記憶したスマートカードと、前記道路の上
方において各車線毎に少なくとも一つ以上設置された課
金用アンテナと、前記課金用アンテナを経由して前記車
載機との無線通信により、車輌情報及び個人的情報を受
信させると共に課金値を含む課金情報を送信させるアン
テナコントローラと、前記課金用アンテナで受信された
車輌情報及び個人的情報により、課金対象とすべきか否
か並びに車輌情報及び個人的情報が正常か否かを判断
し、正常に課金対象とするときには車輌タイプに応じた
課金値を前記アンテナコントローラへ出力するローカル
コントローラと、前記道路の上方において各車線毎に少
なくとも1台以上配置される監視用カメラと、前記監視
用カメラの撮影位置における車輌の車幅方向及び車長方
向の位置を検出する車輌分離器と、前記ローカルコント
ローラにより車輌情報又は個人的情報が正常でないと判
断された不正通行車輌の位置を前記車輌分離器により特
定し、当該位置に対応する前記監視用カメラにより前記
不正通行車輌の撮影を行わせる不正通行車輌撮影手段と
を有することを特徴とする電子的通行料金収受システ
ム。 - 【請求項2】 前記車載機は、前記課金用アンテナから
課金情報を受信したら、前記課金値を前記スマートカー
ドの個人的情報のうちの残高から引き去る処理を行うこ
とを特徴とする請求項1記載の電子的通行料金収受シス
テム。 - 【請求項3】 前記課金用アンテナに対して進行方向前
方に確認用アンテナを配置する一方、前記アンテナコン
トローラは、該確認用アンテナを経由して前記課金用ア
ンテナを通過した後の前記車輌の前記車載機から個人的
情報を受信し、個人的情報のうち残高から課金値が正常
に引き去る処理をしてあるか否か確認することを特徴と
する請求項2記載の電子的通行料金収受システム。 - 【請求項4】 前記アンテナコントローラは、前記アン
テナが複数の場合には、各アンテナ間の干渉を防止する
ために各アンテナによる無線通信を時分割的に行わせる
ことを特徴とする請求項1記載の電子的通行料金収受シ
ステム。 - 【請求項5】 前記アンテナコントローラは、前記課金
用アンテナからの応答要求信号に対し、複数の前記車載
機が同時に応答信号を出して、前記アンテナで応答信号
が衝突した場合には、応答信号が正常に受信されるまで
前記車載機に対して応答要求信号を前記アンテナから繰
り返して送信することとし、一方、前記車載機は、応答
信号を送信した後、所定時間以内に前記課金用アンテナ
から課金情報が受信されないときには、それぞれ乱数に
より異なる時間だけ遅延した後、応答要求信号に対し
て、時分割的に応答信号を再度送信することを特徴とす
る請求項1又は請求項4記載の電子的通行料金収受シス
テム。 - 【請求項6】 前記車輌の車幅方向の位置を検出する車
輌検知器を設け、前記アンテナコントローラは、アンテ
ナ間の干渉を防止するため当該車輌検知器により検出さ
れた車線に対応する前記アンテナのみを起動させること
を特徴とする請求項1又は請求項5記載の電子的通行料
金収受システム。 - 【請求項7】 前記車輌検知器としては、前記道路の上
方において、前記道路の進行方向に対して横方向に配置
された一次元のラインセンサを使用することを特徴とす
る請求項4記載の電子的通行料金収受システム。 - 【請求項8】 前記車輌検知器としては、前記道路の上
方において、前記道路の進行方向に対して横方向に配置
された一次元のラインセンサを使用すると共に、該ライ
ンセンサの観察位置における前記道路上に進行方向に対
して横方向に周期的に濃度の変化するマークを敷設する
ことを特徴とする請求項7記載の電子的通行料金収受シ
ステム。 - 【請求項9】 前記車輌分離器としては、前記道路の上
方において、前記道路の進行方向に対して横方向に配置
された一次元のラインセンサを使用することを特徴とす
る請求項1記載の電子的通行料金収受システム。 - 【請求項10】 前記車輌分離器としては、前記道路の
上方において、前記道路の進行方向に対して横方向に配
置された一次元のラインセンサを使用すると共に、該ラ
インセンサの観察位置における前記道路上に進行方向に
対して横方向に周期的に濃度の変化するマークを敷設す
ることを特徴とする請求項1記載の電子的通行料金収受
システム。 - 【請求項11】 前記ローカルコントローラは、前記ア
ンテナコントローラから得た車輌情報及び個人的情報を
ブラックリストと照合して、ブラックリストに該当する
場合には、当該車輌を正常でないと見做して、前記不正
通行車輌撮影手段により、当該車輌の撮影を行わせるこ
とを特徴とする請求項1記載の電子的通行料金収受シス
テム。 - 【請求項12】 前記スマートカードとして、プリペイ
ドカード、クレジットカード又はポストペイドカードを
使用することを特徴とする請求項1記載の電子的通行料
金収受システム。
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