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JPH06242469A - 光弁用半導体装置とその製造方法 - Google Patents

光弁用半導体装置とその製造方法

Info

Publication number
JPH06242469A
JPH06242469A JP2948993A JP2948993A JPH06242469A JP H06242469 A JPH06242469 A JP H06242469A JP 2948993 A JP2948993 A JP 2948993A JP 2948993 A JP2948993 A JP 2948993A JP H06242469 A JPH06242469 A JP H06242469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light valve
crystal silicon
single crystal
semiconductor device
silicon substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2948993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takasu
博昭 鷹巣
Yoshikazu Kojima
芳和 小島
Kunihiro Takahashi
邦博 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2948993A priority Critical patent/JPH06242469A/ja
Publication of JPH06242469A publication Critical patent/JPH06242469A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作可能な駆動回路を内蔵した小型の光
弁装置を形成できる光弁用半導体装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。 【構成】 単結晶シリコン基板101上に形成された画
素領域104と駆動回路103を同一チップ内に内蔵し
た光弁用半導体装置において、画素領域下の単結晶シリ
コン基板のみを除去し、光透過を可能としたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光弁装置、特にアクティ
ブマトリクス型及び単純マトリクス型の光弁用半導体装
置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光弁装置としては、ポリシリコン
またはアモルファスシリコンをスイッチトランジスタと
したものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光弁装置では駆動回路が内蔵されておらず、別に製造し
た駆動用ICと外部で接続する必要があった。このた
め、システムとしては実装コストが上乗せされ、また接
続部は、100μm以上のピッチでパッド部を形成しな
ければならないため、装置の小型化ができないという問
題点があった。
【0004】また、一部ポリシリコンを材料に駆動回路
内蔵型の光弁装置も知られているが駆動回路もポリシリ
コンで形成されているため、高速、高駆動力の回路が形
成できないという問題点があった。本発明は、上記課題
を解消して高速動作可能な駆動回路を内蔵した小型の光
弁装置を形成できる光弁用半導体装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置が上
記目的を達成するために採用した主な手段は、単結晶シ
リコン基板上に形成された画素領域と駆動回路を同一チ
ップ内に内蔵した光弁用半導体装置において、画素領域
下の単結晶シリコン基板のみを駆動回路及び画素領域を
ICプロセスを用いて形成した後に除去し、光透過を可
能としたことを特徴とする。
【0006】製造方法としては、ICプロセスにより単
結晶シリコン基板上に駆動回路と画素領域を形成した
後、透明な支持基板と接着する工程と、画素領域下の単
結晶シリコン基板をあらかじめ形成されたエッチングス
トップ層を残してエッチング除去する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の半導体装置は、従来のポリシリコンま
たはアモルファスシリコンをスイッチトランジスタとし
た光弁装置に比べて高速動作可能な駆動回路を内蔵した
小型の光弁装置を形成できる光弁用半導体装置を得るこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を説明する。図1は本発明の光弁用半導体装置による光
弁装置の一実施例を示す模式的断面図である。単結晶シ
リコン基板101上に駆動回路103と画素領域104
とが形成され、画素領域104にはシリコン酸化膜より
なるエッチングストップ層102が形成されている。ま
た単結晶シリコン基板101は保護絶縁膜108及び透
明な接着剤層105を介して支持基板106に固着され
ている。支持基板106は透明性絶縁物、例えばガラス
石英サファイア等よりなる、さらに画素領域104下の
単結晶シリコン基板101は除去され、配向膜201が
エッチングストップ層102下に形成されている。そし
て対向電極204及び配向膜201を有する対向基板2
05との間に液晶層203をシール202により挟持す
る構造をとる。
【0009】なお本実施例では、アクティブマトリクス
型を例にしており、各画素ごとにアモルファスシリコ
ン、ポリシリコンあるいは単結晶シリコンよりなるスイ
ッチトランジスタ501を有し、スイッチトランジスタ
501のドレイン領域に連続して同一材料の画素電極5
02が形成されている。そして、配線302は駆動回路
103と接続されており、供給された信号に従いスイッ
チトランジスタ501のON・OFFを行う。図示しな
いが、単純マトリクス型の場合にはスイッチ素子を持た
ない構造となる。
【0010】図1の実施例によれば、駆動回路103は
単結晶シリコン基板101上に形成されているため高速
動作が可能である。また駆動回路103と画素領域10
4とはICプロセス中に互いに配線されているので、数
μmピッチでの接続が可能であり、従来は光弁装置と別
に製造した駆動用ICとを外部で接続するために100
μm以上のピッチが必要であることに比べると、著しい
微細化が可能であり、接続部が無いので信頼性も向上す
る。
【0011】なお、エッチングストップ層102は、シ
リコン酸化膜に代えて、シリコン窒化膜あるいは、これ
らの複合膜としてもよい。図2(a)〜(c)は、本発
明の光弁用半導体装置の製造方法の工程順断面図であ
る。簡単のため、駆動回路103及び画素領域104内
の構造は、詳細図1を参照するとして省略する。
【0012】図2(a)に示したように、通常のICプ
ロセスを用いて単結晶シリコン基板101上に駆動回路
103と画素領域104とを形成する。画素領域104
にはシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜あるいはそ
の複合膜よりなるエッチングストップ層102が形成さ
れている。またICプロセス中、適当な工程で単結晶シ
リコン基板101の裏面にシリコン窒化膜107を形成
し、両面アライナー等を用いてパターニングし、画素領
域104に相当する部分のシリコン窒化膜107をエッ
チング除去しておく。図示しないが、画素領域104に
はアクティブマトリクス型の場合、各画素ごとにスイッ
チトランジスタを有し、単純マトリクス型の場合にはス
イッチ素子を持たない構造となる。
【0013】また、単結晶シリコン基板101にSOI
(Silicon On Insulator)基板を
用いると、画素のスイッチトランジスタが単結晶シリコ
ンにより形成されたアクティブマトリクス型の光弁用半
導体装置を得ることができる。このとき、駆動回路は、
画素領域のスイッチトランジスタと同一のSOI単結晶
シリコン薄膜上に形成しても良いし、又は、駆動回路部
のみSOI単結晶シリコン薄膜及びSiO2 等よりなる
埋込み絶縁膜を除去し、SOI基板の支持側の厚い単結
晶シリコン基板上に形成してもよい。SOI基板として
は、2枚の単結晶シリコン基板を絶縁層を介して、貼り
合わせ、熱処理により強固に接着した後、一方の単結晶
シリコン基板を所要の膜厚まで薄膜化して得られる、い
わゆる貼り合わせウェハが通常の単結晶と等しい高品質
(結晶欠陥が少ない)を有しているので望ましい。
【0014】次に、図2(b)に示したように、単結晶
シリコン基板101を接着剤層105を介して支持基板
106を接着する。 ここで接着剤層105と支持基板
106は透明材料であるため光透過型の装置、例えば光
弁用基板を作製できる。次に、図2(c)に示すよう
に、シリコン窒化膜107をマスクとして画素領域10
4下の単結晶シリコン基板101をエッチング除去す
る。このエッチングはエッチャントにKOH溶液やヒド
ラジン溶液を用いることにより行われ、シリコン酸化膜
あるいはシリコン窒化膜あるいはその複合膜よりなるエ
ッチングストップ層102が露出した時点で進行が止ま
る。なお、シリコン窒化膜に代えて、図2(b)に示し
た工程の後、単結晶シリコン基板101の裏面にKOH
溶液等のエッチャントマスクとなる樹脂を塗布し、両面
アライナー等を用いて画素領域104に相当する部分の
みをパターニングし、除去しても良く、この場合は図2
(a)におけるICプロセス中に単結晶シリコン基板1
01裏面にシリコン窒化膜を形成する必要はなくなる。
【0015】以上により本発明の光弁用半導体装置が完
成する。さらに液晶セル組工程を加えると図1に示した
光弁装置を形成することが可能である。また液晶セル組
工程の容易化を目的として、図2(c)の工程の後、バ
ックラップ(研磨)等により残った単結晶シリコン基板
を駆動回路の特性を害さない範囲まで薄膜化してもよ
い。
【0016】図3は、図1に示した本発明の光弁用半導
体装置の外部との接続端子部付近を拡大した模式的断面
図である。アルミニウム等より成る接続端子301上に
は支持基板106の凹部が整合され、接続端子301上
には空隙401が形成されている。単結晶シリコン基板
101の他の部分においては接着剤層105を介して支
持基板106と接着されている。
【0017】図3の実施例によれば、ウェハ状態からチ
ップに切り出す際に、支持基板106を接続端子301
に及ばないようにハーフカットすることにより接続端子
301上にかかる支持基板106をはじき飛ばすことが
可能である。これにより本発明の光弁用半導体装置と外
部との電気的接続が簡単に行える。また、図2(c)に
示した製造工程において、エッチャントにKOH溶液や
ヒドラジン溶液を用い、画素領域104下の単結晶シリ
コン基板101をエッチング除去する際に、単結晶シリ
コン基板101の表面側の接続端子301は支持基板1
06によって完全に覆うことができるためエッチング工
程による表面側の損傷を完全にに防止することができ
る。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、駆動回
路は通常のICに用いられる高品質の単結晶シリコン基
板上に形成されているため高速動作が可能である。また
駆動回路と画素領域とはICプロセス中に互いに配線さ
れているので、数μmピッチでの接続が可能であり、従
来は光弁装置と別に製造した駆動用ICとを外部で接続
するために100μm以上のピッチが必要であることに
比べると、著しい微細化が可能であり、接続部が無いの
で信頼性も向上する。このように従来のポリシリコンま
たはアモルファスシリコンをスイッチトランジスタとし
たアクティブマトリクス型の光弁装置やスイッチ素子を
持たない単純マトリクス型の光弁装置に比べて高速動作
可能な駆動回路を内蔵した小型の光弁装置を形成できる
光弁用半導体装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光弁用半導体装置による光弁装置の一
実施例を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の光弁用半導体装置の製造方法の工程順
断面図である。
【図3】本発明の光弁用半導体装置の外部との接続端子
部付近の模式的断面図である。
【符号の説明】
101 単結晶シリコン基板 102 エッチングストップ層 103 駆動回路 104 画素領域 105 接着剤層 106 支持基板 107 シリコン窒化膜 108 保護絶縁膜 201 配向膜 202 シール 203 液晶層 204 対向電極 205 対向基板 301 接続端子 401 空隙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶シリコン基板上に形成された画素
    領域と駆動回路を同一チップ内に内蔵した光弁用半導体
    装置において、画素領域下の該単結晶シリコン基板は除
    去され、光透過を可能としたことを特徴とする光弁用半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 該画素領域は各画素ごとにスイッチトラ
    ンジスタを有するアクティブマトリクス型であることを
    特徴とする請求項1記載の光弁用半導体装置。
  3. 【請求項3】 該画素領域はスイッチ素子を持たない単
    純マトリクス型であることを特徴とする請求項1記載の
    光弁用半導体装置。
  4. 【請求項4】 該エッチングストップ層は、シリコン酸
    化膜、シリコン窒化膜、または、シリコン酸化膜とシリ
    コン窒化膜との複合膜のいずれか一つからなることを特
    徴とする請求項1ないし4記載の光弁用半導体装置。
  5. 【請求項5】 外部と電気的接続を行うための接続端子
    部が、該駆動回路に接近して該単結晶シリコン基板上に
    形成され、該単結晶シリコン基板上には支持基板が接着
    された光弁用半導体装置であって、該単結晶シリコン基
    板上の該接続端子部は該支持基板と接着されていないこ
    とを特徴とする請求項1記載の光弁用半導体装置。
  6. 【請求項6】 エッチングストップ層が形成された単結
    晶シリコン基板上に駆動回路と画素領域を形成する工程
    と、該駆動回路と画素領域上に透明な支持基板を接着す
    る工程と、該画素領域の下方の該単結晶シリコン基板を
    該エッチングストップ層を残して、エッチング除去する
    工程とからなる光弁用半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 該エッチングストップ層は、シリコン酸
    化膜、シリコン窒化膜、またはシリコン酸化膜とシリコ
    ン窒化膜との複合膜のいずれか一つからなることを特徴
    とする請求項6記載の光弁用半導体装置の製造方法。
JP2948993A 1993-02-18 1993-02-18 光弁用半導体装置とその製造方法 Pending JPH06242469A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042559A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Citizen Finetech Miyota Co Ltd 透過型液晶表示素子の製造方法、透過型液晶表示素子及び液晶プロジェクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042559A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Citizen Finetech Miyota Co Ltd 透過型液晶表示素子の製造方法、透過型液晶表示素子及び液晶プロジェクタ

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