JPH06241538A - 空調システムの運転制御方法 - Google Patents
空調システムの運転制御方法Info
- Publication number
- JPH06241538A JPH06241538A JP5054632A JP5463293A JPH06241538A JP H06241538 A JPH06241538 A JP H06241538A JP 5054632 A JP5054632 A JP 5054632A JP 5463293 A JP5463293 A JP 5463293A JP H06241538 A JPH06241538 A JP H06241538A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- heat source
- conditioning system
- heat
- air conditioner
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価な方法で無駄な運転を防止し、省エネル
ギー運転をすることのできる空調システムの運転制御方
法を提供する。 【構成】 室内の空気調和を行う空調機２、３とこの空
調装置に冷水又は温水を供給する熱源機１とこれらを制
御する中央制御装置５とを有する空調システムにおい
て、前記中央制御装置５で各空調機のスケジュールから
必要熱量を積算し、この積算値をもとに熱源機の運転停
止の時期を制御することを特徴とする空調システムの運
転制御方法であり、また、複数台の熱源機を持つ場合、
最初の１台目の運転時には、冷水又は温水の配管保有水
量をもとに立ち上げまでに要する熱量を求め、この分運
転時期を早めるように制御する。
ギー運転をすることのできる空調システムの運転制御方
法を提供する。 【構成】 室内の空気調和を行う空調機２、３とこの空
調装置に冷水又は温水を供給する熱源機１とこれらを制
御する中央制御装置５とを有する空調システムにおい
て、前記中央制御装置５で各空調機のスケジュールから
必要熱量を積算し、この積算値をもとに熱源機の運転停
止の時期を制御することを特徴とする空調システムの運
転制御方法であり、また、複数台の熱源機を持つ場合、
最初の１台目の運転時には、冷水又は温水の配管保有水
量をもとに立ち上げまでに要する熱量を求め、この分運
転時期を早めるように制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空調システムの運転制
御方法に係り、特に、一般の建物の空調設備に使用され
る空調機と熱源機（冷温水機など）の運転制御方法に関
するものである。
御方法に係り、特に、一般の建物の空調設備に使用され
る空調機と熱源機（冷温水機など）の運転制御方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、空調システムにおいて、熱源機の
運転はスケジュールで行っていたり、熱源機の冷温水出
入口温度及び流量を計測して負荷熱量を演算して熱源機
の運転台数を決めていた。しかし、こうした制御では、
余分な機械を運転して省エネルギーに反したり、流量計
などのセンサーを取り付ける必要があった。
運転はスケジュールで行っていたり、熱源機の冷温水出
入口温度及び流量を計測して負荷熱量を演算して熱源機
の運転台数を決めていた。しかし、こうした制御では、
余分な機械を運転して省エネルギーに反したり、流量計
などのセンサーを取り付ける必要があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためなされたものであって、空調機側のス
ケジュールから熱源機の運転停止を制御することにより
安価な方法で、無駄な運転を防止し、省エネルギー運転
をすることのできる空調システムの運転制御方法を提供
することを課題とするものである。
点を解決するためなされたものであって、空調機側のス
ケジュールから熱源機の運転停止を制御することにより
安価な方法で、無駄な運転を防止し、省エネルギー運転
をすることのできる空調システムの運転制御方法を提供
することを課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、室内の空気調和を行う空調機とこの空
調装置に冷水又は温水を供給する熱源機とこれらを制御
する中央制御装置とを有する空調システムにおいて、前
記中央制御装置で各空調機のスケジュールから必要熱量
を積算し、この積算値をもとに熱源機の運転停止の時期
を制御することを特徴とする空調システムの運転制御方
法としたものである。上記の運転制御方法において、複
数台の熱源機を持つ場合、最初の１台目の運転時には、
冷水又は温水の配管保有水量をもとに立ち上げまでに要
する熱量を求め、この分運転時期を早めるように制御す
るのがよい。
に、本発明では、室内の空気調和を行う空調機とこの空
調装置に冷水又は温水を供給する熱源機とこれらを制御
する中央制御装置とを有する空調システムにおいて、前
記中央制御装置で各空調機のスケジュールから必要熱量
を積算し、この積算値をもとに熱源機の運転停止の時期
を制御することを特徴とする空調システムの運転制御方
法としたものである。上記の運転制御方法において、複
数台の熱源機を持つ場合、最初の１台目の運転時には、
冷水又は温水の配管保有水量をもとに立ち上げまでに要
する熱量を求め、この分運転時期を早めるように制御す
るのがよい。
【０００５】
【作用】本発明によれば、空調が必要とする負荷熱量を
空調機側のスケジュールから算出し、熱源機の運転停止
の時期を制御することにより、安価な方法で、無駄な運
転を防止し、省エネルギー運転が可能となった。
空調機側のスケジュールから算出し、熱源機の運転停止
の時期を制御することにより、安価な方法で、無駄な運
転を防止し、省エネルギー運転が可能となった。
【０００６】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例１ 図１は、本発明の空調システムの基本構成図である。図
１において、１は熱源機であり、２はエアハンドリング
ユニット型の空調機、３はファンコイルユニット型の空
調機であり、４は熱源機１と空調機２、３を連絡する冷
温水配管である。５は中央制御盤であり、６は熱源機１
の制御盤、７は空調機２の制御盤、８は空調機３の制御
盤であり、９は中央制御盤と各制御盤を接続する伝送線
である。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例１ 図１は、本発明の空調システムの基本構成図である。図
１において、１は熱源機であり、２はエアハンドリング
ユニット型の空調機、３はファンコイルユニット型の空
調機であり、４は熱源機１と空調機２、３を連絡する冷
温水配管である。５は中央制御盤であり、６は熱源機１
の制御盤、７は空調機２の制御盤、８は空調機３の制御
盤であり、９は中央制御盤と各制御盤を接続する伝送線
である。
【０００７】次に、この空調システムを用いる運転制御
方法について述べる。図２は、各空調機のスケジュール
を示す状態図である。熱源機の負荷熱量Ｑは下式１で与
えられる。 （式１） Ｑ＝Σ（ａ（ｉ）×ｑ（ｉ）） ここで、Σ：スケジュールで運転中の空調機 ｑ（ｉ）：空調機ｉの定格容量 ａ（ｉ）：負荷係数 空調機ｉの容量ｑ（ｉ）は、これは機器採用時にわかっ
ている。空調機ｉの容量ｑ（ｉ）は、中央制御盤５で設
定しても良いし、個別の制御盤７、８が固定値としても
ち、伝送線９を介して中央制御盤５に伝送しても良い。
方法について述べる。図２は、各空調機のスケジュール
を示す状態図である。熱源機の負荷熱量Ｑは下式１で与
えられる。 （式１） Ｑ＝Σ（ａ（ｉ）×ｑ（ｉ）） ここで、Σ：スケジュールで運転中の空調機 ｑ（ｉ）：空調機ｉの定格容量 ａ（ｉ）：負荷係数 空調機ｉの容量ｑ（ｉ）は、これは機器採用時にわかっ
ている。空調機ｉの容量ｑ（ｉ）は、中央制御盤５で設
定しても良いし、個別の制御盤７、８が固定値としても
ち、伝送線９を介して中央制御盤５に伝送しても良い。
【０００８】負荷係数ａ（ｉ）は次で求めることができ
る。 １）簡易的に0.７〜0.８位の固定値で処理する ２）空調機の運転状態がＨ−Ｍ−Ｌ−ＯＦＦであればた
とえば、Ｈ＝1.０、Ｍ＝0.７、Ｌ＝0.４、ＯＦＦ＝0 と
する。 また、制御盤７、８がａ（ｉ）×ｑ（ｉ）の形で、中央
制御盤５に伝送しても良い。中央制御盤５はこの負荷Ｑ
に見合うだけ、伝送線９を介して、熱源機制御盤６に指
令を送り、熱源機を運転すれば良い。
る。 １）簡易的に0.７〜0.８位の固定値で処理する ２）空調機の運転状態がＨ−Ｍ−Ｌ−ＯＦＦであればた
とえば、Ｈ＝1.０、Ｍ＝0.７、Ｌ＝0.４、ＯＦＦ＝0 と
する。 また、制御盤７、８がａ（ｉ）×ｑ（ｉ）の形で、中央
制御盤５に伝送しても良い。中央制御盤５はこの負荷Ｑ
に見合うだけ、伝送線９を介して、熱源機制御盤６に指
令を送り、熱源機を運転すれば良い。
【０００９】スケジュールについては、次の３通りが考
えられる。 １）中央制御盤で持つ ２）各空調機が個別にもつ ３）一部を中央、残りは個別にもつ 以上は特に冷温水が所定の温度になっている場合の負荷
変動を論じたものであるが初期の立ち上がりを考えた場
合、冷温水温度は冷房時は高く、暖房時は低い状態であ
る。配管の保有水を所定の温度にするまでの熱量Ｑ１を
加えることにより、きめ細かく制御できる。熱量Ｑ１は
次式２により求めることができる。 （式２） 熱量Ｑ１＝ｒ×Ｖ×（ｔ１−ｔ０） ｒ：比重量 Ｖ：保有水量 ｔ１：冷温水温度 ｔ０：所定の冷温水温度
えられる。 １）中央制御盤で持つ ２）各空調機が個別にもつ ３）一部を中央、残りは個別にもつ 以上は特に冷温水が所定の温度になっている場合の負荷
変動を論じたものであるが初期の立ち上がりを考えた場
合、冷温水温度は冷房時は高く、暖房時は低い状態であ
る。配管の保有水を所定の温度にするまでの熱量Ｑ１を
加えることにより、きめ細かく制御できる。熱量Ｑ１は
次式２により求めることができる。 （式２） 熱量Ｑ１＝ｒ×Ｖ×（ｔ１−ｔ０） ｒ：比重量 Ｖ：保有水量 ｔ１：冷温水温度 ｔ０：所定の冷温水温度
【００１０】現在時刻よりも先の時刻のスケジュールを
もとに負荷熱量Ｑを決定すれば、よりきめ細かく制御で
きる。すなわち、前述のａ（ｉ）は現在時刻のものと
し、運転スケジュールを３０分先のデータを使用して、
負荷熱量Ｑを決定する。一方、この３０分は一応の目安
としたものであり、起動の時は熱源機の立ち上がり特性
を、停止の時は、空調機の運転状態（部屋の保有熱量）
と熱源機、特に吸収冷温水機場合の機内の蓄熱分を加味
して可変すれば、より良い。
もとに負荷熱量Ｑを決定すれば、よりきめ細かく制御で
きる。すなわち、前述のａ（ｉ）は現在時刻のものと
し、運転スケジュールを３０分先のデータを使用して、
負荷熱量Ｑを決定する。一方、この３０分は一応の目安
としたものであり、起動の時は熱源機の立ち上がり特性
を、停止の時は、空調機の運転状態（部屋の保有熱量）
と熱源機、特に吸収冷温水機場合の機内の蓄熱分を加味
して可変すれば、より良い。
【００１１】なお、図３は５０ＵＳＲＴの冷温水機が３
台の場合の負荷と運転台数の関係を示したものである。
負荷が５０ＵＳＲＴを境に１台と２台が切り替わる。ま
た、負荷が１００ＵＳＲＴを境に２台と３台が切り替わ
る。この切り替わりの負荷は中央制御盤５で設定可能と
するのがよい。
台の場合の負荷と運転台数の関係を示したものである。
負荷が５０ＵＳＲＴを境に１台と２台が切り替わる。ま
た、負荷が１００ＵＳＲＴを境に２台と３台が切り替わ
る。この切り替わりの負荷は中央制御盤５で設定可能と
するのがよい。
【００１２】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
熱源機の負荷を的確に判断し、熱源機を無駄なく、応答
性よく運転できる空調システムを提供できるものであ
る。
熱源機の負荷を的確に判断し、熱源機を無駄なく、応答
性よく運転できる空調システムを提供できるものであ
る。
【図１】本発明の空調システムの基本構成図。
【図２】各空調機のスケジュールを示す状態図。
【図３】負荷と冷温水機の運転台数の関係を示すグラ
フ。
フ。
１：熱源機、２：空調機（エアハンドリングユニッ
ト）、３：空調機（ファンコイルユニット）、４：冷温
水配管、５：中央制御盤、６：熱源機の制御盤、７：空
調機２の制御盤、８：空調機３の制御盤、９：伝送線
ト）、３：空調機（ファンコイルユニット）、４：冷温
水配管、５：中央制御盤、６：熱源機の制御盤、７：空
調機２の制御盤、８：空調機３の制御盤、９：伝送線
Claims (2)
- 【請求項１】 室内の空気調和を行う空調機とこの空調
装置に冷水又は温水を供給する熱源機とこれらを制御す
る中央制御装置とを有する空調システムにおいて、前記
中央制御装置で各空調機のスケジュールから必要熱量を
積算し、この積算値をもとに熱源機の運転停止の時期を
制御することを特徴とする空調システムの運転制御方
法。 - 【請求項２】 前記において、複数台の熱源機を持つ場
合、最初の１台目の運転時には、冷水又は温水の配管保
有水量をもとに立ち上げまでに要する熱量を求め、この
分運転時期を早めるように制御することを特徴とする請
求項１記載の空調システムの運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5054632A JPH06241538A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 空調システムの運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5054632A JPH06241538A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 空調システムの運転制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06241538A true JPH06241538A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12976139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5054632A Pending JPH06241538A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 空調システムの運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06241538A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164274A (ja) * | 2007-01-02 | 2008-07-17 | Samsung Electronics Co Ltd | 空気調和機及びその制御方法 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5054632A patent/JPH06241538A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008164274A (ja) * | 2007-01-02 | 2008-07-17 | Samsung Electronics Co Ltd | 空気調和機及びその制御方法 |
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