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JPH06247416A - 被包装体の包装方法 - Google Patents

被包装体の包装方法

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Publication number
JPH06247416A
JPH06247416A JP5794693A JP5794693A JPH06247416A JP H06247416 A JPH06247416 A JP H06247416A JP 5794693 A JP5794693 A JP 5794693A JP 5794693 A JP5794693 A JP 5794693A JP H06247416 A JPH06247416 A JP H06247416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaged
sheet
folding
packaging sheet
fold
Prior art date
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Application number
JP5794693A
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English (en)
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JP2729207B2 (ja
Inventor
Hideki Fukuzaki
英機 福崎
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Individual
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Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5057946A priority Critical patent/JP2729207B2/ja
Publication of JPH06247416A publication Critical patent/JPH06247416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2729207B2 publication Critical patent/JP2729207B2/ja
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  • Packaging Of Special Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装シートの耳部側に予め折り目を付けてお
くことにより、耳部側を折畳む際の作業を容易にし、折
畳み装置の簡易化、作業能率の向上、並びに仕上がり精
度の向上を図ることを目的とする。 【構成】 包装シート2 を繰出して供給し、被包装体1
の外周に包装シート2 を巻付けると共に、包装シート2
の両側の耳部3 側を被包装体1 の側面に沿って折畳んで
包装するに際し、包装シート2 を被包装体1 に巻付ける
前の包装シート2の繰出し中に、包装シート2 の両耳部3
側に、被包装体1 に合わせて予め折り目a,b,c を付与
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、鋼板、フィルムを
ロール状に巻いたロール状被包装体等を包装シートで包
装する被包装体の包装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙、鋼板、フィルムをロール状に巻いた
被包装体1 をクラフト紙、ラミネート紙等の包装シート
2 で包装する場合、図25に示すように、被包装体1 の外
周に包装シート2 を巻付け、この包装シート2 の端部を
糊付けした後、被包装体1 の両端から円筒状に突出する
耳部3 を被包装体1 の側面に沿って内側へと折畳む。そ
して、この折畳み後、その両側の折畳み部3aの外側に円
形等の側面シート4 を貼付する。
【0003】この種の包装作業では、包装シート2 を被
包装体1 の外周に巻付けた後、その包装シート2 の両耳
部3 を内側に折畳む折畳み工程は、包装作業全体の中で
も最も時間を要する工程であり、この折畳み工程が作業
能率の良否を決定し、また包装後の仕上がり状態の良否
を決定する上で大きな要因となる。
【0004】そこで、従来から耳部3 を被包装体1 の側
面に沿って折畳むための折畳み装置として、特開昭50─
6492号公報、特開昭57─68315 号公報、実公昭55─409
号公報等に開示されるように、種々のものが提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の包装方法は、何
れも包装シート2 をそのままで被包装体1 の外周に巻付
け、その後、被包装体1 から円筒状に突出する耳部3 を
折畳み装置により内側に折畳んで行く方法を採ってい
る。
【0006】そのため折畳み装置全体の構造が非常に複
雑になると同時に、包装シート2 の折畳みに時間を要
し、作業能率が低下する欠点がある。また被包装体1 に
包装シート2 を巻付けた状態で、被包装体1 から突出す
る耳部3 を内側に折畳むため、その折畳み時に被包装体
1 に不必要な外力が加わる。そのため、被包装体1 がノ
ーカーボン紙、感圧接着用紙、熱感紙等の場合には、返
って被包装体1 を損傷する惧れがある。
【0007】しかも、複雑な折畳み装置を用いた上で十
分な時間をかけて折畳むにも拘らず、ひだ折部分の整列
性が悪く、乱雑な状態を呈し、包装後の仕上がり状態が
悪いという欠点もある。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
包装シートの耳部側に予め折り目を付けておくことによ
り、耳部側を折畳む際に被包装体1 を損傷することなく
容易に折畳み得るようよし、折畳み装置の簡易化、作業
能率の向上、並びに包装後の仕上がり精度の向上を図る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、被包装体1 の外周に包装シート2 を巻付けると共
に、該包装シート2 の耳部3 側を被包装体1 の側面に沿
って折畳んで包装する被包装体の包装方法において、包
装シート2 を被包装体1 に巻付ける前に、該包装シート
2 の耳部3 側に、被包装体1 に合わせて予め折り目a,b,
c を付与するものである。
【0010】また請求項2に記載の本発明は、包装シー
ト2 を繰出して供給し、被包装体1の外周に包装シート2
を巻付けると共に、該包装シート2 の耳部3 側を被包
装体1 の側面に沿って折畳んで包装する被包装体の包装
方法において、包装シート2の送り動作中に、該包装シ
ート2 の耳部3 側に、被包装体1 に合わせて予め折り目
a,b,c を付与するものである。
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図13は本発明の第1実施例を例示する。
図1において、5 は包装シート2 の原反ロールで,繰出
し部6 において軸心廻りに回転自在に支持されている。
7 は案内手段で、原反ロール5 から長手方向に繰出され
た包装シート2 を案内するように多数の案内ローラ8 群
等により構成されている。
【0011】9 は巻付け折畳み部で、この巻付け折畳み
部9 には、被包装体1 を下側から回転自在に受ける一対
の受けローラ10,11 と、包装シート2 を被包装体1 の外
周に巻付ける巻付け手段12と、被包装体1 の外周に巻付
けられた包装シート2 の両耳部3 を内側に折畳む折畳み
手段13とが設けられている。
【0012】14は包装シート2 に折り目を付与する折り
目付与手段14で、繰出し部6 から巻付け折畳み部9 へと
包装シート2 を案内する間に、被包装体1 に合わせて包
装シート2 の両耳部3 側に折り目a,b,c を付与するよう
に、第1折り目付与部15と第2折り目付与部16と第3折
り目付与部17とから構成されている。
【0013】巻付け手段12は、図2に示すように、一対
の受けローラ10,11 の前後両側に配置された屈折アーム
18,19 と、各受けローラ10,11 側から屈折アーム18,19
のプーリー20,21,22,23 に巻掛けられた巻付けベルト2
4,25 とから構成され、その屈折アーム18,19 は下端を
支点26,27 としてシリンダ28,29 により起伏自在に支持
されている。なお、この巻付け手段12は、受けローラ1
0,11 の軸心方向の中央部に配置されている。
【0014】折畳み手段13は、図3及び図4に示すよう
に、被包装体1 の外周に巻付けられた包装シート2 を、
被包装体1 の両端部で該被包装体1 外周側に押さえ付け
る押付けベルト30と、この押付けベルト30により包装シ
ート2 を押さえ付けた状態で、包装シート2 の両側の耳
部3 を被包装体1 の側面に沿って内側に折り畳む折畳み
ローラ31と、この折畳みローラ31の上手側の近傍で包装
シート2 の各耳部3 を下側から受ける受け部材32とから
構成されている。
【0015】押付けベルト30は、図外の支持枠に枢支さ
れた駆動プーリー33と2個の従動プーリー34,35 に巻掛
けられ、その支持枠は被包装体1 に対して遠近方向に移
動自在に取り付けられている。折畳みローラ31はテーパ
ー状であって、押付けベルト30側の2個の従動プーリー
34,35 間において被包装体1 の側面に沿って径方向に配
置され、かつ軸36廻りに回転自在に支持されている。受
け部材32は棒状であって、被包装体1 の軸心と平行に設
けられている。なお、折畳みローラ31、受け部材32は、
被包装体1 の側面に対して遠近方向に移動自在に設けら
れている。
【0016】第1折り目付与部15は、被包装体1 の軸方
向の両端に対応する位置で包装シート2 にその長手方向
に縦折り目aを入れるものであって、図6に示すよう
に、包装シート2 の表裏両側でその幅方向に配置された
一対の回転軸38,39 と、この各回転軸38,39 に相対応し
て設けられた凹ローラ40及び凸ローラ41とから構成さ
れ、その凹・凸ローラ40,41 の外周に形成された周方向
の溝と突条との間で包装シート2 を挟んで縦折り目a を
入れるようになっている。各回転軸38,39 は一端のギヤ
ー42,43 を介して連動され、またギヤー44を介してサー
ボモータ45により駆動されるようになっている。
【0017】第2折り目付与部16は、各縦折り目a から
耳部3 側で包装シート2 に幅方向の横折り目b を所定割
付けピッチPで入れるものであって、図7及び図8に示
すように、第1折り目付与部15と同様、回転軸46,47 及
び凹・凸ローラ48,49 から構成され、かつギヤー50,51,
52を介してサーボモータ53により駆動される。凹・凸ロ
ーラ48,49 はその外周に軸心方向の溝54と突起55とを備
え、また第1折り目付与部15とは異なり、上下逆に配置
されている。
【0018】第3折り目付与部17は、縦折り目a と横折
り目b との交差部分から、耳部3 側に移るに従って包装
シート2 の繰出し方向と反対方向に傾斜する傾斜折り目
c を包装シート2 に入れるものであって、図9及び図10
に示すように、包装シート2の表裏両側に平行に配置さ
れた回転軸56,57 と、この各回転軸56,57 に設けられた
凹・凸ローラ58,59 とから構成され、その凹・凸ローラ
58,59 の外周には螺旋方向に溝60と突起61が形成されて
いる。
【0019】各回転軸56,57 は包装シート2 の幅方向の
両側に独立して配置され、かつギヤーケース62に回転自
在に支持されると共に、ギヤーケース62内でギヤー63,6
4 を介して連動され、またギヤーケース62に取付けられ
たサーボモータ65によりギヤー65a を介して駆動され
る。ギヤーケース62は包装シート2 の上方に張り出すア
ーム110 と、その先端に固定された支軸111 とを介して
可動枠112 により支持されている。
【0020】支軸111 は凹・凸ローラ58,59 の内端部側
の上方に配置されると共に、可動枠112 にその軸心廻り
に回動自在に支持され、またギヤー113,114 を介してブ
レーキ付きのモータ115 に連動連結されている。従っ
て、モータ115 を正逆転させれば、支軸111 廻りにアー
ム110 、ギヤーケース62、凹・凸ローラ58,59 が揺動す
るため、傾斜折り目c の方向を任意に調整可能である。
【0021】可動枠112 は、図外のガイドを介して横方
向に摺動自在に支持されると共に、ガイドと平行に支架
された螺軸116 が螺合されている。螺軸116 は左右に逆
ねじ部を有し、かつ一端のギヤーケース117 内のギヤー
118,119 を介してモータ120に連動連結されている。そ
して、このモータ120 を正逆転させれば、左右一対の凹
・凸ローラ58,59 が逆方向に移動するため、両者の間隔
を調整可能である。
【0022】上記構成において、包装シート2 で被包装
体1 を包装する際には、巻付け折畳み部9 の一対の受け
ローラ10,11 上に被包装体1 を供給し、この被包装体1
を所定速度でA矢示方向に回転させると共に、巻付け手
段12の一対の屈折アーム18,19 をシリンダ28,29 により
起立させ、その巻付けベルト24,25 を被包装体1 に接触
させて同一周速で回動させておく。
【0023】一方、原反ロール5 から繰出された包装シ
ート2 を案内手段7 を経てB矢示方向に案内して行き、
その先端を被包装体1 と巻付けベルト24との間に供給す
る。すると包装シート2 の先端が被包装体1 と巻付けベ
ルト24との間に挟まれ、巻付けベルト24から巻付けベル
ト25を経てA矢示方向に案内されて行くので、包装シー
ト2 を被包装体1 の外周に巻付けて行くことができる。
【0024】繰出し部6 の原反ロール5 から繰出された
包装シート2 が、巻付け折畳み部9まで供給される間
に、折り目付与手段14の第1・第2・第3折り目付与部
15,16,17により包装シート2 に順次縦折り目a 、横折り
目b 及び傾斜折り目c を付与する。
【0025】即ち、先ず第1折り目付与部15では、一対
の凹・凸ローラ40,41 により、被包装体1 の軸心方向の
両端部に対応するように2本の縦折り目a を入れる。次
に第2折り目付与部16では、一対の凹・凸ローラ48,49
により、包装シート2 の縦折り目a よりも耳部3 側に所
定ピッチPで横折り目b を入れる。そして、その後、第
3折り目付与部17の一対の凹・凸ローラ58,59 により、
内端側が縦折り目a と横折り目b との各交差部に合うよ
うに所定ピッチPで包装シート2 に傾斜折り目c を入れ
る。
【0026】第2・第3折り目付与部16,17 で折り目b,
c を入れる場合、図11及び図12に示すように、被包装体
1 の直径をD、周長をL、折り目数をNとすると、横折
り目b のピッチPは、P=L/N=πD/Nなり、また
横折り目b と傾斜折り目c とのなす角αは、α=P/D
となる。従って、例えば、被包装体1 の直径Dが900mm
で折り目数が23個であれば、ピッチPは123mm 、角α
は15.65 度になる。
【0027】ピッチPを定める場合、包装シート2 の送
り速度に対して第2・第3折り目付与部16,17 の各凹・
凸ローラ48,49 、58,59 の回転数を変える。即ち、図13
に示すように、サーボモータ53,65 を増減速運転する時
の運転特性、例えば、増速運転時間tを変えれば、ピッ
チPを変化させることができる。
【0028】また第2・第3折り目付与部16,17 で包装
シート2 に折り目b,c を入れる場合、各凹・凸ローラ4
8,49 、58,59 の溝54,60 と突起55,61 が合致する時
に、その周速を包装シート2 の送り速度に一致させ、両
者を同一周速にした状態で各折目b,c を入れる。このた
め、包装シート2 に異常な張力が作用することはない。
【0029】このようにして包装シート2 に各折り目a,
b,c を付与した後、この包装シート2 を巻付け折畳み部
9 の巻付け開始位置へと供給する。そして、包装シート
2 の先端が被包装体1 と巻付け折畳み部9 の巻付けベル
ト24との間に挟まれる前後で押付けベルト30を被包装体
1 側に接近させ、この押付ベルト30で包装シート2 を被
包装体1 外周側に押付ける。
【0030】包装シート2 が被包装体1 の外周に巻付き
始め、包装シート2 の両側の耳部3側が折畳みローラ31
まで達すると、次に折畳みローラ31及び受け部材32を被
包装体1 の側面に向かって突出させ、折畳みローラ31に
より包装シート2 の耳部3 を被包装体1 の側面に押付け
る。すると包装シート2 の耳部3 側には既に折り目a,b,
c が付与されているので、図12に示すように、先ず縦折
り目a で包装シート2の耳部3 側が被包装体1 の側面に
沿って内側へと折曲げられ、続いて折り目b,cから被包
装体1 の側面に沿って順次折畳まれて行く。
【0031】この時、例えば、図12に示すように、縦折
り目a1で折曲げ部2bが被包装体1 の側面に沿って内側に
折れると、次の横折り目b1が谷折れになり、傾斜折り目
c1が山折れになって、次の折曲げ部2aが前の折曲げ部2b
の上側に重なる。従って、包装シート2 を被包装体1 に
巻付けると同時に、その両耳部3 側を被包装体1 の側面
に沿って順次折畳むことができる。また、この時、押付
けベルト30により被包装体1 の両端部で包装シート2 を
被包装体1 の外周側に押付けているため、包装シート2
の両端外周部分に、図5に示すように突起部2cができる
ことはない。
【0032】一方、この折畳み時に受け部材32で包装シ
ート2 の耳部3 側を下側から支えているので、折畳みロ
ーラ31で耳部3 を折畳む時にも、その影響が上手側の巻
付け前の包装シート2 まで及ぶことがなく、包装シート
2 を被包装体1 に円滑に巻付け得ると共に、その後、包
装シート2 の耳部3 を被包装体1 の側面に沿って確実に
整然と折畳むことができる。
【0033】このように包装シート2 に被包装体1 に合
わせて予め折り目a,b,c を入れておけば、包装シート2
を被包装体1 に巻付けた後、その被包装体1 の両端から
突出する耳部3 を折畳む時に、その耳部3 を簡単に内側
に折曲げて折畳むことができる。
【0034】従って、被包装体1 がノーカーボン紙等を
ロール状に巻いたものであっても、それに大きな外力を
加えることがないので、被包装体1 を損傷することなく
速やかに包装できる。また折畳みが容易であるため、折
畳み装置もそれだけ簡易化できると共に、作業能率が著
しく向上し、しかも包装後の仕上がり時の状態も良く、
仕上がり精度も向上する。
【0035】なお、包装シート2 は適当な長さで切断
し、その端部を糊付けにより留める。また耳部3 を折畳
んだ後、被包装体1 を次工程に送り、側面シートを貼付
すれば、全ての包装作業が完了する。
【0036】図14及び図15は本発明の第2実施例を示
し、折畳み手段13をフランジ68付きの折畳みローラ69に
より構成したものである。折畳みローラ69は回転軸70の
両端に設けられ、包装シート2 を被包装体1 側に押さえ
付けると共に、そのフランジ68で耳部3 を被包装体1 の
側面に沿って内側に折畳むようになっている。回転軸70
は上下揺動自在な揺動アーム71により支持されている。
【0037】包装シート2 に予め折り目a,b,c を入れて
おけば、このようなフランジ68付きの折畳みローラ69で
も包装シート2 を簡単かつ確実に折畳むことができる。
なお、この場合、包装シート2 を被包装体1 の外周に巻
付けた後、耳部3 を折畳んでも良いし、包装シート2 を
被包装体1 の外周に巻付けながら同時に耳部3を折畳ん
でも良い。
【0038】図16乃至図18は本発明の第3実施例を示
し、折り目a,b,c を入れた包装シート2 を被包装体1 の
外周に巻付けて、その端部を糊付けした後、折畳み手段
13により耳部3 側を被包装体1 の側面に沿って折畳むよ
うにしたものである。この折畳み手段13は、駆動プーリ
ー72と従動プーリー73間に折畳みベルト74が巻掛けら
れ、その従動プーリー73の両側に折曲げ突起75と押付け
ローラ76が一体回転可能に設けられている。
【0039】そして、これらは受け部材32と共に水平方
向に出退自在な可動枠77に取り付けられている。また受
けローラ10,11 は台車78に装着され、台車78は連結杆79
を介して相互に連結され、レール80に沿って移動するよ
うになっている。81は押付けローラである。
【0040】この場合には、被包装体1 の軸心廻りに回
動する速度に同期させて従動プーリー73、折曲げ突起75
及び押付けローラ76を回転させる。すると折曲げ突起75
が隣合う2本の横折り目b 間で耳部3 を捉え、その回転
によって包装シート2 の耳部3 側を被包装体1 の側面に
沿って縦折り目a から内側に折曲げる。
【0041】そして、被包装体1 が更に回転すると、そ
の折曲げ突起75で折曲げた部分を折畳みベルト74が内側
へ引っ張りながら完全に折畳んで行き、また押付けロー
ラ76で折畳み後の戻りを抑える。従って、包装シート2
が薄い場合に適し、しかもタイトに仕上げることができ
る。
【0042】図19及び図22は本発明の第4実施例を示
し、包装シート2 を一対の受けローラ10,11 間を経て下
側から供給すると共に、キャッチローラ82と折りローラ
83とを備えた折り目付与手段14により包装シート2 に各
折り目a,b,c を入れるようにしたものである。
【0043】折り目付与手段14のキャッチローラ82は回
転軸84の両端部に設けられ、また回転軸84廻りに上下調
節自在に枢支された揺動アーム85の先端に、キャッチロ
ーラ82に対する包装シート2 の巻付け角度を調整するた
めの巻付け角度調整ローラ86が回転自在に設けられてい
る。
【0044】折りローラ83は周方向に複数個の突起87を
有する星形であって、キャッチローラ82の下部両側に所
定の間隔をおいて回転軸88に固定されている。各突起87
は、側面視が台形状であって、この各突起87の回転方向
側の前縁には傾斜面87a が設けられている。なお、各突
起87間の間隔Xは包装シート2 に付与する横折り目b 間
の最大ピッチPよりも大とし、また各突起87の突出長さ
Yは間隔Xよりも小とすることが望ましい。
【0045】各折りローラ83の内側には、キャッチロー
ラ82と相対応するように従動キャッチローラ121 が配置
され、この従動キャッチローラ121 はキャッチローラ82
との間で包装シート2 を挟持して送るように、回転軸88
上に回転自在に套嵌されている。なお、89は案内手段7
に設けられたダンサローラ、90は案内コンベヤである。
91は折畳み手段13を構成する折畳みローラである。
【0046】この実施例では、包装シート2 を調整ロー
ラ86から折り目付与手段14のキャッチローラ82、折りロ
ーラ83間を経て巻付け折畳み部9 へと供給し、そのキャ
ッチローラ82と折りローラ83との間を通過する時に、包
装シート2 に各折り目a,b,cを入れる。
【0047】即ち、包装シート2 はこれと同一周速で回
転するキャッチローラ82と従動キャッチローラ121 とに
より挟持された状態で送られる。この時、折りローラ83
が包装シート2 の送り速度よりも速い速度でC矢示方向
に回転すると、キャッチローラ82から外側に突出した包
装シート2 の耳部3 側が折りローラ83の突起87により捉
えられて上方に折り曲げられる。このため包装シート2
には、キャッチローラ82の外端縁に対応する位置で縦折
り目a が入る。
【0048】一方、調整ローラ86を被包装体1 の直径D
に合わせて適宜調整しておけば、キャッチローラ82,121
間に入る時の包装シート2 の入角度βが被包装体1 の直
径Dに応じて定まり、キャッチローラ82に巻付いた部分
の耳部3 側に余裕ができる。このため折りローラ83の突
起87が包装シート2 の耳部3 側を掻上げたままで更にC
矢示方向に回転すると、この突起87が耳部3 の余裕部分
をキャッチローラ82の側面に押付けながら通過するの
で、図22に示すように、被包装体1 の直径に応じて包装
シート2 に横折り目b と傾斜折り目c とが入る。
【0049】この時の横折り目b のピッチPは、折りロ
ーラ83を駆動するサーボモータの速度制御により任意に
変えることができる。つまり、折りローラ83の速度を速
くすれば、ピッチPは小さくなり、遅くすれば大にな
る。また、傾斜折り目c の角度は、被包装体1 の直径に
応じて調整ローラ86を上下に動かすことによって任意に
調整できる。
【0050】各折り目a,b,c を入れた包装シート2 は、
案内コンベヤ90から被包装体1 と受けローラ11との間に
供給し、被包装体1 の回転に伴ってその外周に巻付け
る。そして、同時に折畳みローラ91で包装シート2 の耳
部3 側を被包装体1 の側面に沿って押さえ付けて完全に
折畳んで行くが、既に包装シート2 には被包装体1 の直
径Dに応じて折り目b,c が入っているので、無理なく耳
部3 を折畳むことができる。
【0051】図23及び図24は本発明の第5実施例を示
し、軸心方向の寸法が小さい被包装体1 を包装する場合
を例示する。この実施例では、被包装体供給部97側から
供給される被包装体1 の寸法( 直径・幅) を計測し、複
数個の原反ロール5 の内から好ましい包装シート2 を選
択する。そして、その原反ロール5 から繰出された包装
シート2 を案内手段7 の多数の案内ローラ92、案内コン
ベヤ93等を経て巻付け部96へと送る間に、折り目付与手
段14により包装シート2 に各折り目a,b,c を入れる。
【0052】この場合の折り目付与手段14は、第1折り
目付与部15と第2折り目付与部16とを左右に備え、その
下手側に第3折り目付与部17が近接して配置されてい
る。即ち、図24に示すように、包装シート2 の上下に回
転軸122,123 が平行に配置され、この各回転軸122,123
に第1折り目付与部15の凹・凸ローラ40,41 が回転自在
に套嵌されると共に、この凹・凸ローラ40,41 の外側で
各回転軸122,123 に第2折り目付与部16の凹・凸ローラ
48,49 が固定されている。
【0053】第1折り目付与部15の凸ローラ41はプーリ
124 、ベルト125 、プーリ126 を介してサーボモータ12
7 により包装シート2 と同速で駆動され、また凹ローラ
40は外周にゴム等の摩擦部を有し、包装シート2 と同速
で回転する。各回転軸122,123 はギヤー128,129,130 を
介してサーボモータ131 により駆動される。なお、第3
折り目付与部17は第1実施例を同様になっている。
【0054】包装シート2 は、折り目a,b,c を入れた
後、所定の巻付け長さの位置でカッター94により切断
し、その後端に糊噴出ガン95により糊を塗布した後、こ
の包装シート2 を供給コンベア108 で巻付け部96の受け
ローラ10,11 上に供給する。巻付け部96では、被包装体
供給部97側から供給された被包装体1 を包装シート2 上
に乗せた後、その両側の巻付ローラ106,107 を仮想線の
位置まで上昇させ、これにより包装シート2 を被包装体
1 の外周に巻付けて端部を糊付けする。
【0055】被包装体供給部97では、一対のストッパー
98,99 を交互に昇降させて、シュート100 上の被包装体
1 を左右一対のガイドレール101 によって倒れないよう
に案内しながら1個づつ巻付け部96に供給する。包装シ
ート2 を巻付けた被包装体1 は、一対の受けローラ10,1
1 上に乗せたまま次の折畳み部102 に送り、この折畳み
部102 で被包装体1 を回転させながら、折畳みベルト10
3 により包装シート2 の耳部3 を包装シート2 の側面に
沿って順次内側へと折畳んで行く。
【0056】そして、折畳み後の包装シート2 は、更に
側面シート貼付部104 へと送り、折畳んだ包装シート2
の耳部3 上から側面シート4 を貼付する。側面シート4
は載置台105 上に数種類のものが準備されており、その
内から適当な側面シート4 を円板109 で吸着した後、こ
の円板109 を被包装体1 の側面に向けた状態で被包装体
1 へと移動させて貼付ける。これで被包装体1 の包装が
全て完了する。
【0057】なお、実施例では、原反ロール5 から包装
シート2 を繰り出して供給する場合を例示したが、単位
長さに予め裁断した包装シート2 を使用する場合にも同
様に実施できる。その場合、包装シート2 に折り目a,b,
c を先に入れておき、それを順次1枚づつ供給するよう
にしても良い。
【0058】また2枚の包装シート2 を幅方向にずらせ
て供給し、各包装シート2 の反対側の耳部3 を折畳んで
包装する場合でも同様に実施できる。更に折り目付与手
段14の各折り目付与部15,16,17は、図9に示すような構
造の調整手段、又はその他の構造の調整手段により左右
方向に調整可能に構成しておき、被包装体1 の軸心方向
の寸法に応じて左右の折り目a,b,c 間の間隔を調整でき
るようにすることが望ましい。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、包装
シート2 を被包装体1 に巻付ける前に、包装シート2 の
耳部3 側に、被包装体1 に合わせて予め折り目a,b,c を
付与するので、包装シート2 の耳部3 側を被包装体1 の
側面に沿って折畳む際の作業が従来に比べて容易にな
る。従って、耳部3 を折畳む時に被包装体1 に大きな外
力が加わってそれを損傷することがなく、しかも、その
ための折畳み装置を簡易化することができると共に、作
業能率の向上、並びに包装後の仕上がり精度の向上を図
ることができる。
【0060】また請求項2に記載の本発明によれば、包
装シート2 の送り動作中に、包装シート2 の耳部3 側
に、被包装体1 に合わせて予め折り目a,b,c を付与する
ので、前記と同様に、包装シート2 の耳部3 を折畳む際
の作業が従来に比べて容易になり、そのための折畳み装
置の簡易化、作業能率の向上、並びに包装後の仕上がり
精度の向上を図ることができる他、包装シート2 に折り
目a,b,c を付与するための作業も迅速に行うことがで
き、包装作業全体の大幅な能率化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す巻付け手段の構成図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す折畳み手段の構成図
である。
【図4】本発明の第1実施例を示す折畳み手段の正面図
である。
【図5】本発明の第1実施例を示す折畳み状態の説明図
である。
【図6】本発明の第1実施例を示す第1折り目付与手段
の構成図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す第2折り目付与手段
の構成図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す第2折り目付与手段
の側面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示す第3折り目付与手段
の平面図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す第3折り目付与手段
の構成図である。
【図11】本発明の第1実施例を示す折り目の説明図であ
る。
【図12】本発明の第1実施例を示す折畳み状態の斜視図
である。
【図13】本発明の第1実施例を示す制御特性図である。
【図14】本発明の第2実施例を示す折畳み手段の側面図
である。
【図15】本発明の第2実施例を示す折畳み手段の正面図
である。
【図16】本発明の第3実施例を示す折畳み手段の側面図
である。
【図17】本発明の第3実施例を示す折畳み手段の正面図
である。
【図18】本発明の第3実施例を示す折畳み手段の平面図
である。
【図19】本発明の第4実施例を示す全体の側面図であ
る。
【図20】本発明の第4実施例を示す要部の拡大側面図で
ある。
【図21】本発明の第4実施例を示す要部の拡大正面図で
ある。
【図22】本発明の第4実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図23】本発明の第5実施例を示す全体の構成図であ
る。
【図24】本発明の第5実施例を示す全体の折り目付与部
の構成図である。
【図25】包装状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 被包装体 2 包装シート 3 耳部 7 案内手段 9 巻付け折畳み部 12 巻付け手段 13 折畳み手段 14 折り目付与手段 a 縦折り目 b 横折り目 c 傾斜折り目
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】第2・第3折り目付与部16,17 で折り目b,
c を入れる場合、図11及び図12に示すように、被包装体
1 の直径をD、周長をL、折り目数をNとすると、横折
り目b のピッチPは、P=L/N=πD/Nなり、また
横折り目b と傾斜折り目c とのなす角αは、α=180
/N(度)となる。従って、例えば、被包装体1 の直径
Dが900mm で折り目数が23個であれば、ピッチPは12
3mm 、角αは7.83度になる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体1 の外周に包装シート2 を巻付
    けると共に、該包装シート2 の耳部3 側を被包装体1 の
    側面に沿って折畳んで包装する被包装体の包装方法にお
    いて、包装シート2 を被包装体1 に巻付ける前に、該包
    装シート2 の耳部3 側に、被包装体1 に合わせて予め折
    り目a,b,c を付与することを特徴とする被包装体の包装
    方法。
  2. 【請求項2】 包装シート2 を繰出して供給し、被包装
    体1 の外周に包装シート2 を巻付けると共に、該包装シ
    ート2 の耳部3 側を被包装体1 の側面に沿って折畳んで
    包装する被包装体の包装方法において、包装シート2 の
    送り動作中に、該包装シート2 の耳部3 側に、被包装体
    1 に合わせて予め折り目a,b,c を付与することを特徴と
    する被包装体の包装方法。
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JP2000507534A (ja) * 1996-09-06 2000-06-20 アイティーダブリュ リミティド 製品のエッジ保護方法、エッジプロテクタ、エッジプロテクタ形成リール、およびエッジプロテクタ付き製品
JP2007305689A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Denso Corp 点火コイル、その製造方法及びその製造装置

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