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JPH06245602A - 毛茸除去種子とその作製方法 - Google Patents

毛茸除去種子とその作製方法

Info

Publication number
JPH06245602A
JPH06245602A JP3105793A JP3105793A JPH06245602A JP H06245602 A JPH06245602 A JP H06245602A JP 3105793 A JP3105793 A JP 3105793A JP 3105793 A JP3105793 A JP 3105793A JP H06245602 A JPH06245602 A JP H06245602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seeds
seed
trichome
trichomes
sowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3105793A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Goto
進 後藤
Tadao Kaneko
忠男 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Sliontec Ltd
Original Assignee
Maxell Sliontec Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maxell Sliontec Ltd filed Critical Maxell Sliontec Ltd
Priority to JP3105793A priority Critical patent/JPH06245602A/ja
Publication of JPH06245602A publication Critical patent/JPH06245602A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表面に毛茸を有する種子の播種作業を円滑に行
うことができ、さらに、発芽促進効果を付加するように
改良した毛茸除去種子及びその作製方法を提供するこ
と。 【構成】上記目的は、表面に毛茸を有する種子におい
て、毛茸を除去してなることを特徴とする毛茸除去種子
とすること、および、毛茸を有する種子と該種子よりも
小さくかつ硬い粒子との摩擦によって毛茸を除去するこ
とを特徴とする毛茸除去種子作製方法とすることによっ
て達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作物栽培に用いる、種
子表面から毛茸を除去した種子(以下、毛茸除去種子と
称する)とその作製方法に係り、特に、播種作業に好適
な効果を示す毛茸除去種子とその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】種子の播種方法としては、これまでに、
手播きによる方法、近年開発された播種育苗用粘着シー
ト(特開昭64‐20035号、特開平1‐296909号等)を用いる
方法などが採用されているが、小粒の種子、不整形種子
及び毛茸を有する種子など特殊な寸法、形状の種子の場
合、播種を容易にするために、該種子を適切な物質で被
覆し、球状に加工するなどの前処理がなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、毛茸を
有する種子は複数種子の集合した塊を形成しやすく、単
独の種子と種子塊とが混在しているのが実態であるが、
種子を播種する場合には、種子はすべて分離されている
ことが望ましい。例えば、毛茸を有する種子を播種する
場合、そのままの状態では、種子を吸引して所定の位置
に播種をする構成の播種機を用いて播種を行う際に種子
表面に存在する毛茸が種子の吸引を妨げたり、上記の播
種育苗用粘着シートを用いて種子の播種を行う際に種子
が粘着剤ドットに搭載されにくくなるなどの問題点があ
った。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の有してい
た課題を解決して、表面に毛茸を有する種子の播種作業
を円滑に行うことができ、さらに、発芽促進効果を付加
するように改良した毛茸除去種子及びその作製方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、表面に毛茸
を有する種子において、毛茸を除去してなることを特徴
とする毛茸除去種子とすること、および、毛茸を有する
種子と該種子よりも小さくかつ硬い粒子との摩擦によっ
て毛茸を除去することを特徴とする毛茸除去種子作製方
法とすることによって達成することができる。
【0006】
【作用】表面に毛茸を有するトマト、ニンジンなどの種
子は、毛茸を除去することによって、播種作業の効率、
精度を向上させることができる。すなわち、表面に毛茸
を有するこれらの種子は、表面の毛茸のために種子同士
の分離性が悪く、複数の種子からなる種子塊を形成し、
単独の種子と種子塊とが混在した状態となっているが、
毛茸を除去することによって種子が1粒ずつに分離され
るので、効率的な播種が可能となる。
【0007】また、細いチューブの先端やドラム表面の
小孔に種子を吸引して所定の位置に播種する播種機は毛
茸を有する種子に対して播種精度が低下する傾向を示す
が、毛茸を除去した種子を用いることによって、他の種
子の場合と同程度に精度を向上させることができる。さ
らに、水溶紙の上に粘着剤を点状に塗工した播種用粘着
シートの粘着面に種子を搭載する場合にも、毛茸を除去
した種子を用いることによって、安定して確実に種子を
搭載することができる。
【0008】毛茸を除去する方法について簡単に説明す
れば、毛茸を有する種子と該種子よりも大きさが小さく
かつ硬い粒子とを摩擦させることによって、毛茸を容易
に除去することができる。この場合、種子の種類によっ
て使用粒子の大きさ、摩擦を加える時間を適宜調整する
ことにより、効果的な毛茸の除去が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の毛茸除去種子及びその作製方
法について実施例によって具体的に説明する。
【0010】図1は本発明毛茸除去種子の作製の一実施
例の手順を示す図で、表面に毛茸1を有するトマトの種
子2 5gと粒径が0.5〜1mmの川砂3 100gとを適当な
大きさの布袋4に入れ、該布袋を10分間揉みながら摩擦
力を加えることによって、表面の毛茸1が充分除去され
た毛茸除去種子5を得ることができた。得られた種子を
細いチューブを用いた吸引式播種機に適用したところ、
毛茸を有する種子そのままの場合には2〜3%のミスシ
ョットがあるのに対して、ミスショットは0%であっ
た。また、毛茸除去トマト種子と毛茸を有する種子その
ままとをそれぞれプラグポットに播種してその発芽状況
を調べたところ、前者について約1日の発芽促進が認め
られた。
【0011】また、図2は本発明方法の効果を示す図
で、表面に毛茸1を有するトマト種子2は通常全体の約
20%が複数の種子からなる塊を形成しているのに対し
て、毛茸除去種子5は塊を形成せず、すべて1粒ずつに
分離した状態になっていることを示したものである。
【0012】なお、本発明のさらに他の効果について説
明すると、毛茸除去種子と毛茸を有する種子とについ
て、それぞれ径2mmの粘着剤をドット状に印刷した播種
育苗用粘着シートへの搭載操作を行ったところ、前者は
殆どすべての種子がドット上に搭載されたが、後者につ
いては90%以上が搭載されなかった。
【0013】
【発明の効果】以上述べてきたように、表面に毛茸を有
する種子について、本発明の方法により毛茸除去操作を
施すことによって、従来技術の有していた課題を解決し
て、播種作業を円滑に行うことができ、しかも発芽促進
効果を示す種子を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の毛茸除去種子の作製方法を示す概念
図。
【図2】毛茸の除去によって種子の塊が分離した状態を
示す概念図。
【符号の説明】
1…トマト種子表面の毛茸、2…トマト種子、3…粒径
0.5〜1mmの川砂、4…布袋、5…毛茸を除去した種
子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に毛茸を有する種子において、毛茸を
    除去してなることを特徴とする毛茸除去種子。
  2. 【請求項2】上記毛茸を有する種子がトマト種子である
    ことを特徴とする請求項1記載の毛茸除去種子。
  3. 【請求項3】毛茸を有する種子と該種子よりも小さくか
    つ硬い粒子との摩擦によって毛茸を除去することを特徴
    とする毛茸除去種子作製方法。
  4. 【請求項4】上記粒子が砂粒子であることを特徴とする
    請求項3記載の毛茸除去種子作製方法。
JP3105793A 1993-02-22 1993-02-22 毛茸除去種子とその作製方法 Pending JPH06245602A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5007368B1 (ja) * 2011-04-28 2012-08-22 赤井田造園土木株式会社 加工種子の製造方法、緑化用シートの製造方法および土壌基盤材の製造方法
CN115178466A (zh) * 2022-09-13 2022-10-14 中国科学院昆明植物研究所 一种有效提高杨柳科种子活力的清理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4110407B2 (ja) * 2003-05-30 2008-07-02 ライオン株式会社 毛髪化粧料

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