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JPH0621930U - 熱可塑性発泡樹脂成形体 - Google Patents

熱可塑性発泡樹脂成形体

Info

Publication number
JPH0621930U
JPH0621930U JP6004692U JP6004692U JPH0621930U JP H0621930 U JPH0621930 U JP H0621930U JP 6004692 U JP6004692 U JP 6004692U JP 6004692 U JP6004692 U JP 6004692U JP H0621930 U JPH0621930 U JP H0621930U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foamed resin
molded body
resin molded
thermoplastic
resin molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6004692U
Other languages
English (en)
Inventor
紘 遠藤
正 清水
Original Assignee
三菱油化バーディッシェ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱油化バーディッシェ株式会社 filed Critical 三菱油化バーディッシェ株式会社
Priority to JP6004692U priority Critical patent/JPH0621930U/ja
Publication of JPH0621930U publication Critical patent/JPH0621930U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 予じめ成形された熱可塑性発泡樹脂成形体2
の表面に、熱可塑性樹脂予備発泡粒子を用いて新たに成
形された被覆層3を有する。 【効果】 強度及び寸法安定性に優れ、かつ使用済の発
泡樹脂成形体を効率よく再利用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土木・建築、その他の分野に用いられる発泡樹脂ブロック、発泡樹 脂板に関するものであり、さらに詳しくは、強度及び寸法安定性に優れ、かつ使 用済の発泡樹脂ブロックや発泡樹脂板の再利用のできる熱可塑性発泡樹脂成形体 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱可塑性樹脂予備発泡粒子を金型内に充填し加熱成形した発泡樹脂ブロ ックや発泡樹脂板はその軽量性、断熱性、遮音性等を生かして、軟弱地盤や仮設 構造用の盛土材として、また、床下地材として使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これら発泡樹脂ブロックや発泡樹脂板の強度は必らずしも十分 でなく、より強度の高いものが望まれており、また、通常の発泡成形体は成形後 の収縮が大きく実用に供するのに数日間は放置しておく必要があるという問題が ある。
【0004】 また、近年これら発泡樹脂成形体の再利用が望まれている中、一度の使用によ る汚れ等により、そのままの形ではほとんど再利用されることがないのが現状で ある。 例えば、盛土材は、使用により基本的な物性である圧縮強度等は損なわれてい ないにも関わらず、土砂による汚れあるいは小さな破損等により、そのままの形 では再使用されることがなく、廃棄又は粉砕して再利用することがほとんどであ った。
【0005】 本考案は、上記のような従来の欠点を解決し、強度及び寸法安定性に優れ、か つ使用済の発泡樹脂成形体の再利用のできる熱可塑発泡樹脂成形体を提供するこ とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、鋭意検討の結果、以下の構成を採ることにより、上記目的を達 成することができた。 すなわち、本考案の熱可塑性発泡樹脂成形体は、予じめ成形された熱可塑性発 泡樹脂成形体の表面に、熱可塑性樹脂予備発泡粒子を用いて新たに成形された被 覆層を有することを特徴とするものである。
【0007】 以下に図面を用いて本考案をさらに詳細に説明する。 図1に示すように、本考案の熱可塑性発泡樹脂成形体1は、予じめ成形された 発泡樹脂成形体2の表面に、熱可塑性樹脂予備発泡粒子を用いて新たに成形され た被覆層3を有するものである。
【0008】 この予じめ成形された発泡樹脂成形体2は様々な発泡樹脂によって形成するこ とができるが、その例としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン 、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等の樹脂を発泡させたものを挙げることができ る。
【0009】 この発泡樹脂成形体2には、未使用の成形体の他、盛土材等として一度利用さ れた発泡成形体の土砂等で汚れたりした面をニクロム線により切除したものを用 いてもよい。
【0010】 被覆層3を構成する予備発泡粒子としては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポ リプロピレン等を挙げることができる。発泡樹脂成形体2を構成する樹脂と同種 の樹脂からなる予備発泡粒子を用いることが好ましい。
【0011】 発泡樹脂成形体2と予備発泡粒子から本考案の発泡樹脂成形体1を製造する。 その製造方法としては、例えば発泡樹脂成形体2を所望の大きさを有する通常 の型内ビーズ発泡成形用金型に入れ、金型の空間部分に予備発泡粒子を充填し、 加熱冷却する。 その際、発泡樹脂成形体2と金型の内壁面との間が全面ほぼ一定となるように するのが好ましい。そのためには、例えば、発泡プラスチック片(好ましくは発 泡樹脂成形体2と同一材料)や図2に示すような両面に突起の付いた小板等のス ペーサーを用いて、発泡樹脂成形体2を金型の中央に固定し、残りの空間に予備 発泡粒子を充填し上記スペーサーを最終成形品に取り込むようにする。
【0012】 本考案の発泡樹脂成形体1は上記のようにして製造されるので、中に埋め込ま れている発泡樹脂成形体2の表面は再度加熱されることになりスキン層が形成さ れるため、通常の発泡成形体と比較して強度の優れたものとなる。 また、新たに成形する被覆層3の予備発泡粒子の嵩密度を適宜変えることによ り、発泡樹脂成形体1の見掛けの密度を所望に変えることができ、さらには、予 じめ成形された発泡樹脂成形体2よりも密度の高い予備発泡粒子を用いて、発泡 樹脂成形体1を製造すればより強度の大きいものとなる。
【0013】
【実施例】
(実施例1) 予じめ成形されすでに使用された密度20kg/m3 の、縦1m×横2m×高 さ0.5mの発泡ポリスチレンブロックの土砂で汚れた全表面を厚さ2cm分、 ニクロム線を用いて切除したものを、発泡成形用金型に入れ、密度20kg/m 3 、5cm×5cm×2cmの発泡ポリスチレン製スペーサーを用いて、(金型 下面に2ヶ所、前後左右に各1ヶ所)ほぼ金型中央に設置した。 その後密度20kg/m3 の予備発泡ポリスチレン粒子を充填し加熱・冷却し た。 出き上った発泡ポリスチレン成形体は、成形後もほとんど収縮することがなく 、1日の放置で安定した。さらに強度も優れたものであった。
【0014】
【考案の効果】 本考案の発泡樹脂成形体は、予じめ成形された発泡樹脂成形体の表面に、新た に予備発泡樹脂粒子を用いて成形された被覆層を有しているので、強度及び寸法 安定性に優れ、かつ使用済の発泡樹脂成形体を再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の被覆層の一部を切除した発泡樹脂成形
体の斜視図である。
【図2】本考案の発泡樹脂成形体の製造に使用されるス
ペーサーの一形態である。
【符号の説明】
1 発泡樹脂成形体 2 予じめ成形された発泡樹脂成形体 3 被覆層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予じめ成形された熱可塑性発泡樹脂成形
    体の表面に、熱可塑性樹脂予備発泡粒子を用いて新たに
    成形された被覆層を有する熱可塑性発泡樹脂成形体。
JP6004692U 1992-08-26 1992-08-26 熱可塑性発泡樹脂成形体 Pending JPH0621930U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6004692U JPH0621930U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 熱可塑性発泡樹脂成形体

Applications Claiming Priority (1)

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JP6004692U JPH0621930U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 熱可塑性発泡樹脂成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0621930U true JPH0621930U (ja) 1994-03-22

Family

ID=13130752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6004692U Pending JPH0621930U (ja) 1992-08-26 1992-08-26 熱可塑性発泡樹脂成形体

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JP (1) JPH0621930U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101980838B1 (ko) * 2018-04-26 2019-05-21 주식회사 이우드 다층구조를 갖는 단열재제조장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54145764A (en) * 1978-05-08 1979-11-14 Sekisui Plastics Double molding method of expansion moldings
JPS6461232A (en) * 1987-09-01 1989-03-08 Sekisui Plastics Composite thermoplastic resin foam
JPH05124126A (ja) * 1991-04-08 1993-05-21 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 発泡合成樹脂成形品、その成形方法並びに型内発泡成形用金型

Patent Citations (3)

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