JPH06217666A - 漁獲方法 - Google Patents
漁獲方法Info
- Publication number
- JPH06217666A JPH06217666A JP1003293A JP1003293A JPH06217666A JP H06217666 A JPH06217666 A JP H06217666A JP 1003293 A JP1003293 A JP 1003293A JP 1003293 A JP1003293 A JP 1003293A JP H06217666 A JPH06217666 A JP H06217666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing
- fish
- squid
- animals
- seals
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 魚を逃がすことなく、ラッコやアザラシなど
の漁獲妨害動物を逃しながら漁業する漁獲方法。 【構成】 各種漁獲法において、機械により釣糸を揚げ
るか、網を揚げる際に、漁船より可聴周波数域の音波を
発生することにより、魚類を漁船周辺に集めた状態で漁
獲動物を退避させる漁獲方法。
の漁獲妨害動物を逃しながら漁業する漁獲方法。 【構成】 各種漁獲法において、機械により釣糸を揚げ
るか、網を揚げる際に、漁船より可聴周波数域の音波を
発生することにより、魚類を漁船周辺に集めた状態で漁
獲動物を退避させる漁獲方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漁獲方法の一つ、詳細に
は延縄、巻網その他の漁獲法に関する。
は延縄、巻網その他の漁獲法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚類を漁船周辺に集める方法としては、
漁船周辺に撒き餌を行なったり、ワイヤー籠に入れた電
灯を漁船周囲の海上あるいは海中に設けたり、魚の好き
な香料を用いるなどが行なわれている。
漁船周辺に撒き餌を行なったり、ワイヤー籠に入れた電
灯を漁船周囲の海上あるいは海中に設けたり、魚の好き
な香料を用いるなどが行なわれている。
【0003】一方、ラッコ、オットセイ等の漁獲妨害動
物は、漁船のスクリュー音や銃声などの破裂音など比較
的大きな可聴周波数域の音波を発生することにより逃げ
ることが知られている。
物は、漁船のスクリュー音や銃声などの破裂音など比較
的大きな可聴周波数域の音波を発生することにより逃げ
ることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では上
記従来通りの方法によって魚を集めると共に、これら集
まってきた魚を求めてさらに集まってくるラッコやアザ
ラシを追い払うようにした漁獲方法を提供せんとする。
記従来通りの方法によって魚を集めると共に、これら集
まってきた魚を求めてさらに集まってくるラッコやアザ
ラシを追い払うようにした漁獲方法を提供せんとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、その要旨はイカ釣機
械、延縄、巻網、定置網等の漁獲法において、これら機
械や網を漁船に引き上げる際に、漁船より可聴周波数域
の音波を発生することにより、魚類を漁船周辺に集めた
状態でラッコやアザラシなどの魚類以外の動物を退避さ
せる漁獲方法にある。
決するためになされたものであり、その要旨はイカ釣機
械、延縄、巻網、定置網等の漁獲法において、これら機
械や網を漁船に引き上げる際に、漁船より可聴周波数域
の音波を発生することにより、魚類を漁船周辺に集めた
状態でラッコやアザラシなどの魚類以外の動物を退避さ
せる漁獲方法にある。
【0006】ここで、上記イカ釣機械とは船縁に数多く
設置したいわゆる「イカ釣ロボット」のことをいい、延
縄漁法とは縄から所定間隔を置いて釣糸を垂しておき、
これを引き上げるものをいい、巻網とは二隻の舟で網を
巻きながら魚を採る漁獲方法をいい、さらに定置網は定
められた箇所に網を仕掛けておいてその後網を引き上げ
て魚を採る漁法をいう。
設置したいわゆる「イカ釣ロボット」のことをいい、延
縄漁法とは縄から所定間隔を置いて釣糸を垂しておき、
これを引き上げるものをいい、巻網とは二隻の舟で網を
巻きながら魚を採る漁獲方法をいい、さらに定置網は定
められた箇所に網を仕掛けておいてその後網を引き上げ
て魚を採る漁法をいう。
【0007】
【作用】本発明は、漁船から可聴周波数域の音波を発生
させながら魚を捕獲するので、魚は集まることはあって
も逃げることなく、しかも魚を食べたり、網を損傷した
りするラッコやアザラシを追払うので効率の良い漁獲法
が得られる。
させながら魚を捕獲するので、魚は集まることはあって
も逃げることなく、しかも魚を食べたり、網を損傷した
りするラッコやアザラシを追払うので効率の良い漁獲法
が得られる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の漁獲方法の一実施例を添付
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0009】図1は自動イカ釣機械を装備した漁船のイ
カ釣状況を示す概略図であり、図2(イ)は図1で用い
るイカ釣機械の正面図で、(ロ)は(イ)の左側面図で
ある。
カ釣状況を示す概略図であり、図2(イ)は図1で用い
るイカ釣機械の正面図で、(ロ)は(イ)の左側面図で
ある。
【0010】イカ釣機械1は、図2に示すような市販の
ものを用い、機械本体2には電源電圧を設定したメイン
スイッチ、電動モータ、水深、ドラム回転数やシャクリ
の深さ及び捲揚力などを設定して、両側の巻取りドラム
3を回転駆動するようにしている。イカの漁獲量を制限
してイカを保護するため、網を使用した漁法の一部が規
制により禁止されており、現在ではイカが動くものに集
まってくる性質を利用し、これをシャクリによって釣針
に引っ掛けて自動的に釣上げていく方法が用いられてい
る。しかし、イカの集まりと共にこれを求めてアザラシ
やラッコが集まり、漁師としてはこれを殺すこともでき
ず、イカの漁獲に手こずっているのが現状である。
ものを用い、機械本体2には電源電圧を設定したメイン
スイッチ、電動モータ、水深、ドラム回転数やシャクリ
の深さ及び捲揚力などを設定して、両側の巻取りドラム
3を回転駆動するようにしている。イカの漁獲量を制限
してイカを保護するため、網を使用した漁法の一部が規
制により禁止されており、現在ではイカが動くものに集
まってくる性質を利用し、これをシャクリによって釣針
に引っ掛けて自動的に釣上げていく方法が用いられてい
る。しかし、イカの集まりと共にこれを求めてアザラシ
やラッコが集まり、漁師としてはこれを殺すこともでき
ず、イカの漁獲に手こずっているのが現状である。
【0011】そこで、本漁獲方法では、イカを釣上げる
方法で実施しながらも、ラッコ等の漁獲妨害動物を近づ
けることなく安心して漁獲に専念できる方法を提供す
る。図1に示すように、多数のイカ釣機械を船辺りに装
備し、これによってイカ釣を実施していくが、その機械
により釣糸を揚げる際にオットセイやアザラシなどの漁
獲妨害動物の群れが来ると、漁船10に備えた船の揺れ
によって音がする鐘4や拡声器5から可聴周波数の音を
発生させることにより、イカ釣を続けながら漁獲妨害動
物を寄せつけないようにして漁を行なう。なお、上記鐘
4の音や拡声器5からの音楽などでは上記漁獲妨害動物
が退避しない場合にはノロシや花火6などを打ち上げる
こともできる。
方法で実施しながらも、ラッコ等の漁獲妨害動物を近づ
けることなく安心して漁獲に専念できる方法を提供す
る。図1に示すように、多数のイカ釣機械を船辺りに装
備し、これによってイカ釣を実施していくが、その機械
により釣糸を揚げる際にオットセイやアザラシなどの漁
獲妨害動物の群れが来ると、漁船10に備えた船の揺れ
によって音がする鐘4や拡声器5から可聴周波数の音を
発生させることにより、イカ釣を続けながら漁獲妨害動
物を寄せつけないようにして漁を行なう。なお、上記鐘
4の音や拡声器5からの音楽などでは上記漁獲妨害動物
が退避しない場合にはノロシや花火6などを打ち上げる
こともできる。
【0012】
【発明の効果】本発明の漁獲法は、音楽や鐘などを鳴す
とその周辺に魚類が集まって来ることはあっても、ラッ
コ、オットセイ、アザラシ等の漁獲妨害動物は近づいて
こられず、この方法を利用して、漁船から可聴周波数域
の音波を発生させることにより、魚類を漁船周辺に集め
た状態で漁獲妨害動物を退避させて魚類を捕獲すること
ができるので、規制による漁獲方法の制限があっても十
分に魚類を捕獲することができる。
とその周辺に魚類が集まって来ることはあっても、ラッ
コ、オットセイ、アザラシ等の漁獲妨害動物は近づいて
こられず、この方法を利用して、漁船から可聴周波数域
の音波を発生させることにより、魚類を漁船周辺に集め
た状態で漁獲妨害動物を退避させて魚類を捕獲すること
ができるので、規制による漁獲方法の制限があっても十
分に魚類を捕獲することができる。
【図1】本発明の漁獲方法を示す説明図である。
【図2】漁獲方法に用いられるイカ釣機械であり、
(イ)はその正面図、(ロ)は左側面図である。
(イ)はその正面図、(ロ)は左側面図である。
1 イカ釣機械 4 鐘 5 拡声器 6 花火
Claims (1)
- 【請求項1】 イカ釣機械、延縄、巻網、定置網等の漁
獲法において、これら機械や網を漁船に引き上げる際
に、漁船より可聴周波数域の音波を発生することによ
り、魚類を漁船周辺に集めた状態でラッコやアザラシな
どの魚類以外の動物を退避させる漁獲方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003293A JPH06217666A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 漁獲方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1003293A JPH06217666A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 漁獲方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217666A true JPH06217666A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=11739056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1003293A Pending JPH06217666A (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 漁獲方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06217666A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4143088A1 (de) * | 1990-12-28 | 1992-07-02 | Honda Motor Co Ltd | Zuendzeitpunkt-steuervorrichtung |
DE4143089A1 (de) * | 1990-12-28 | 1992-07-02 | Honda Motor Co Ltd | Zuendzeit-steuersystem fuer verbrennungsmotoren |
JP2010524451A (ja) * | 2007-04-20 | 2010-07-22 | ザ ユニヴァーシティー コート オブ ザ ユニヴァーシティー オブ セント アンドリューズ | 音響抑止 |
JP2016111943A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 株式会社仁光電機 | 水棲動物の忌避方法及び水棲動物の忌避装置 |
CN112690256A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-04-23 | 湛江国联水产开发股份有限公司 | 一种防跳出的生虾检测用捕捞装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55120730A (en) * | 1979-03-13 | 1980-09-17 | Shimada Rika Kogyo Kk | Threat expelling of dolphins |
JPS57170125A (en) * | 1981-04-09 | 1982-10-20 | Ryokuseisha Kk | Sound generator for expeling dolphin |
JPS59154931A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | 能登 正太郎 | 海用爆音機 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP1003293A patent/JPH06217666A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55120730A (en) * | 1979-03-13 | 1980-09-17 | Shimada Rika Kogyo Kk | Threat expelling of dolphins |
JPS57170125A (en) * | 1981-04-09 | 1982-10-20 | Ryokuseisha Kk | Sound generator for expeling dolphin |
JPS59154931A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | 能登 正太郎 | 海用爆音機 |
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JP2010524451A (ja) * | 2007-04-20 | 2010-07-22 | ザ ユニヴァーシティー コート オブ ザ ユニヴァーシティー オブ セント アンドリューズ | 音響抑止 |
JP2016111943A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 株式会社仁光電機 | 水棲動物の忌避方法及び水棲動物の忌避装置 |
CN112690256A (zh) * | 2021-01-08 | 2021-04-23 | 湛江国联水产开发股份有限公司 | 一种防跳出的生虾检测用捕捞装置 |
CN112690256B (zh) * | 2021-01-08 | 2022-06-07 | 湛江国联水产开发股份有限公司 | 一种防跳出的生虾检测用捕捞装置 |
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