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JPH062036Y2 - トルク制限装置 - Google Patents

トルク制限装置

Info

Publication number
JPH062036Y2
JPH062036Y2 JP1988106388U JP10638888U JPH062036Y2 JP H062036 Y2 JPH062036 Y2 JP H062036Y2 JP 1988106388 U JP1988106388 U JP 1988106388U JP 10638888 U JP10638888 U JP 10638888U JP H062036 Y2 JPH062036 Y2 JP H062036Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
output
input member
input
adjusting nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988106388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0229324U (ja
Inventor
昌三 立岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP1988106388U priority Critical patent/JPH062036Y2/ja
Publication of JPH0229324U publication Critical patent/JPH0229324U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH062036Y2 publication Critical patent/JPH062036Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はトルク制限装置に関し、更に詳細にはばねの押
圧力を調節するトルク調整用ナットを止める機構を改良
したトルク制限装置に関する。
(ロ)従来技術 駆動軸により駆動されるようになっていて周辺部に複数
の溝が形成された出力部材と、該溝内に転動自在に設け
られた転動部材と、該溝の一方の側において該入力部材
に回転可能に取り付けられかつ該転動部材と係合する出
力部材と、該溝の他方の側において該入力部材に関して
軸方向に相対的に移動可能に設けられていて該転動部材
と係合するスラストワッシャと、該入力部材に回転位置
調整可能に螺合されたトルク調整用ナットと、該スラス
トワッシャとトルク調整用ナットとの間に設けられてい
て該スラストワッシャに該転動部材に向く力を加えるば
ねとを備え入力部材から出力部材への伝達トルクをトル
ク調整用ナットの位置を変えることによって行ういわゆ
るトルク制限装置の従来のものとしては、例えば特公昭
55-21893号公報及び特公昭55-21894号公報に示されるも
のがある。この従来の装置では、トルク調整用ナットを
ロックする方法として、トルク調整用ナットのフランジ
部に形成した半径方向に伸びるねじ穴内に螺合したボー
ル弛緩防止用ねじによりボールを入力部材すなわち駆動
体のボス部の外周面に押圧し、それによってトルク調整
用ナットを入力部材に係止するようになっている。
ところで、トルク制限装置をインデックス装置に組み込
む場合、入力部材に隣接して間欠駆動機構が配置されか
つ出力部材には比較的径の大きなテーブルが取り付けら
れ、そのテーブルの上に種々の機器が取り付けられるた
め、トルク調整用ナットのフランジ部への接近がスペー
ス的に困難で限界トルク調整後のトルク調整用ナットの
ロック操作がしにくい問題がある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、トルク制限装置にお
いて、その上面からトルク調整用ねじのロック操作を可
能にして調整の容易化を図ることである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、入力部材と、該入力部材に関して相対的に回
転可能な出力部材と、該入力部材又は出力部材の一方に
形成された切欠き内に転動可能に配置されかつ該入力部
材又は出力部材の他方に関して該一方と共に相対的に移
動可能であり、該入力部材と該出力部材との間でトルク
の伝達に関与する転動部材と、該転動部材を該入力部材
又は出力部材の他方側に弾圧するばねと、該転動部材に
隣接して配置されていて該ばねの弾圧力を該転動部材に
伝達するスラストワッシャと、該入力部材側又は出力部
材の一方側に螺合されていて該ばねの弾圧力を調節する
トルク調整用ナットとを備え、該ばねが入力部材又は出
力部材の一方の外周を取り巻くように配置され、該トル
ク調整用ナットが該入力部材側又は出力部材の一方の外
周に形成されたねじに螺合されたトルク制限装置におい
て、該入力部材又は出力部材の一方には端面から軸方向
に伸びる軸方向穴と該軸方向穴から該入力部材又は出力
部材の外周に伸びる半径方向穴とを設け、該半径方向穴
内には該トルク調整用ナットの内周と係合する係止部材
を設け、該軸方向穴内には該係止部材を半径方向外側に
押し出してトルク調整用ナットと係合させる押圧部材を
設けて構成されている。
(ホ)作用 上記構成において、出力部材に加わる負荷がばねによっ
て決定される所定値より低いとき、トルクは入力部材か
ら出力部材に転動部材を介して伝達される。出力部材に
加わる負荷が所定値より大きくなると入力部材と出力部
材との間で相対回転が生じ、トルクは伝達されない。
限界トルクの設定値を変えるとき、押圧部材を緩めて係
止部材の半径方向の押圧を解除した後トルク調整用ナッ
トを回転して調整する。調整後押圧部材を締めて係止部
材を半径方向の外側に押し、トルク調整用ナットに係合
させロックする。
(ヘ)実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図及び第2図において本考案によるトルク制限装置
の第1の実施例が示されてる。この実施例のトルク制限
装置1は、駆動軸(図示せず)に連結されその駆動軸に
より回転される入力部材2と、入力部材2のフランジ2
2の一方の側(図で上側)に隣接してその入力部材に軸
受け31、32を介して回転自在に取り付けられた出力
部材3と、フランジ22の外周に円周方向に隔てて形成
された複数の切欠き24内に転動自在に自由に収容され
たコロ式の転動部材4と、フランジの他側において入力
部材2に関して相対的に回転及び軸方向移動可能に設け
られたリング状のスラストワッシャ5と、スラストワッ
シャ5に隣接してそのスラストワッシャに関して回転自
在に設けられたばね受け6と、入力部材2のボス部21
の外周に形成された雄ねじ25に雌ねじ71が螺合され
たトルク調整用ナット7と、ばね受け6とトルク調整用
ナット7のフランジ72との間に設けられた複数の皿ば
ね8とを備えている。なお、ばねはコイルばねでもよ
く、また転動部材の形状は球状でもよい。
転動部材4の直径は入力部材2のフランジ22の厚さよ
りも大きくなっていて、フランジ22の上側又は下側の
どちらにも突出できるようになっている。出力部材3の
フランジ22に向く面には周辺部に溝34が複数個円周
方向に隔てて形成されている。この溝34はコロ状の転
動部材を受けるようにコロの外周の一部の形状を有して
いる。スラストワッシャ5のフランジ22側の面は平滑
な半径方向面になっている。スラストワッシャ5とばね
受け6との間にはそれらの間の相対回転を容易にするた
めに多数のボール61が設けられている。
トルク調整用ナット7の内面には雌ねじ71が軸方向の
約半分(図で上側)に形成され、他の半分は滑らかな円
筒面73になっている。トルク調整用ナット7のフラン
ジ72の外周にはそれを回転させる工具を受ける溝74
が形成されている。
入力部材2内にはトルク調整用ナット用のロック機構9
が設けられている。このロック機構9は入力部材2に形
成された一端面(図において上端面)に開口し軸方向に
伸びる軸方向穴91と、その軸方向穴91から入力部材
のボス部21の外周に開口する半径方向穴92と、半径
方向穴92内に移動可能に設けられトルク調整用ナット
7の73と係合してそのトルク調整用ナットの回転を阻
止する係止部材93と、軸方向穴91内に移動可能に設
けられたロッド94と、軸方向穴91の開口部に形成さ
れたねじ95に螺合されたロックねじ96とを備えてい
る。係止部材93は本実施例ではボール状になってい
て、ロッド94の先端にはテーパ面が形成されている。
なお、軸方向穴は使用の態様により入力部材の他端(下
端)面に開口させてもよい。またロッドとロックねじと
は一体的に固定してもよい。なお、係止部材の形状は球
に限らずラグビーボール状その他任意の形状にできる。
このロック機構において、トルク調整用ナット7を回転
するとき、ロックねじ96を緩めておく、そしてトルク
調整用ナット7をロックする場合にはロックねじ96を
ねじ込んでロッド94を押し込むとそのロッドの先端の
テーパ面の作用で係止部材93を半径方向外側に押圧
し、係止部材93をトルク調整用ナット7の円筒面73
に大きな力で係止させる。したがって、トルク調整用ナ
ットの回転は阻止される。
トルク制限装置1の動作は、従来のトルク制限装置の動
作と同じで、出力部材3に加わる負荷がばね8により設
定された限界トルクより小さいとき、転動部材4は出力
部材3の溝34内に入った状態を保っているため、入力
部材2に加えられたトルクは転動部材4を介してそのま
ま出力部材3に伝達される。出力部材に加わる負荷がば
ね8の設定値以上になると、転動部材4はばね8の押圧
力に抗してスラストワッシャ5を軸方向に押し、出力部
材3の溝34から出る。このため入力部材2は出力部材
3に関して相対的に回転(空回り)し出力部材3にはト
ルクは伝達されない。
第3図において、第2の実施例のトルク制限装置1aが
示されている。この実施例ではばね8aの一端(上端)
はスラストワッシャ5aに直接当接し、ばねの他端(下
端)側にばね受け6aが設けられている。そしてばね受
け6aとトルク調整用ナット7aのフランジ72aとの
間にそれらの間の相対回転を容易にするために多数のボ
ール61aが設けられている。トルク調整用ナットの回
転モーメントがばねに直接加えられないので調整が容易
で、またトルク調整用ナットが緩みにくい。
またこの実施例ではロック機構9aの軸方向穴91aが
入力部材2aを通して軸方向に貫通し、どちらの端部か
らでも係止部材93a操作用のロックねじ及び(又は)
ロッドを挿入できるようになっている。すなわち軸方向
穴長い部分には前記実施例と同様にロッド94aとロッ
クねじ96aを挿入し、短い方には先端にテーパ面が形
成されたロックねじ97aを螺合させ、一方のロックね
じを操作するときは他方のロックねじは十分緩めておけ
ばよい。
なお上記両実施例では入力部材にボス部を形成して出力
部材をその入力部材に回転可能に支持させたが、出力部
材にボス部を形成して入力部材をリング状にして出力部
材に回転可能に支持させてもよい。この場合、トルク調
整用ナットは出力部材に螺合され、そのためのロック機
構は出力部材に形成される。
(ト)効果 本発明によれば次のような効果を奏することが可能であ
る。
トルク制限装置をインデックス装置等に組み込んだと
きテーブルの上面からトルク調整用ナットのロック機構
を操作でき、操作性がよくなる。
狭い所へ手を入れての作業が少なくなるので安全性が
向上される。
第2の実施例の場合にはばねにトルク調整用ナットの
回転トルクが伝わらないので、調整し易くまた緩みにく
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるトルク制限装置の一実施例の断面
図、第2図は第1図の線II−IIに沿った断面図、第3図
は他の実施例の断面図である。 1、1a:トルク制限装置 2、2a:入力部材、3、3a:出力部材 4、4a:転動部材、5、5a:スラストワッシャ 7、7a:トルク調整用ナット 8、8a:ばね 9、9a:ロック機構 91、91a:軸方向穴 92、92a:半径方向穴 93、93a:係止部材 94、94a、96、96a、97a:押圧部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力部材と、該入力部材に関して相対的に
    回転可能な出力部材と、該入力部材又は出力部材の一方
    に形成された切欠き内に転動可能に配置されかつ該入力
    部材又は出力部材の他方に関して該一方と共に相対的に
    移動可能であり、該入力部材と該出力部材との間でトル
    クの伝達に関与する転動部材と、該転動部材を該入力部
    材又は出力部材の他方側に弾圧するばねと、該転動部材
    に隣接して配置されていて該ばねの弾圧力を該転動部材
    に伝達するスラストワッシャと、該入力部材側又は出力
    部材の一方側に螺合されていて該ばねの弾圧力を調節す
    るトルク調整用ナットとを備え、該ばねが入力部材又は
    出力部材の一方の外周を取り巻くように配置され、該ト
    ルク調整用ナットが該入力部材側又は出力部材の一方の
    外周に形成されたねじに螺合されたトルク制限装置にお
    いて、該入力部材又は出力部材の一方には端面から軸方
    向に伸びる軸方向穴と該軸方向穴から該入力部材又は出
    力部材の外周に伸びる半径方向穴とを設け、該半径方向
    穴内には該トルク調整用ナットの内周と係合する係止部
    材を設け、該軸方向穴内には該係止部材を半径方向外側
    に押し出してトルク調整用ナットと係合させる押圧部材
    を設けたことを特徴とするトルク制限装置。
JP1988106388U 1988-08-11 1988-08-11 トルク制限装置 Expired - Lifetime JPH062036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988106388U JPH062036Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11 トルク制限装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988106388U JPH062036Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11 トルク制限装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0229324U JPH0229324U (ja) 1990-02-26
JPH062036Y2 true JPH062036Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31339853

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JP1988106388U Expired - Lifetime JPH062036Y2 (ja) 1988-08-11 1988-08-11 トルク制限装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4567582B2 (ja) * 2005-11-28 2010-10-20 有限会社浜インターナショナル レベルセンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247221B2 (ja) * 1971-09-14 1977-12-01
DE2833563A1 (de) * 1978-07-31 1980-03-06 Siemens Ag Verfahren und vorrichtung zum automatischen entdrallen von schaltkabeladern oder miteinander verdrallten elektrischen einzeladern
JPS57119120U (ja) * 1981-01-19 1982-07-23

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JPH0229324U (ja) 1990-02-26

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