[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH06201215A - 電子冷凍装置 - Google Patents

電子冷凍装置

Info

Publication number
JPH06201215A
JPH06201215A JP5181276A JP18127693A JPH06201215A JP H06201215 A JPH06201215 A JP H06201215A JP 5181276 A JP5181276 A JP 5181276A JP 18127693 A JP18127693 A JP 18127693A JP H06201215 A JPH06201215 A JP H06201215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
thermoelectric conversion
air
endothermic
communication hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5181276A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yamada
兼二 山田
Kazutoshi Nishizawa
一敏 西沢
Yoshitaka Tomatsu
義貴 戸松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP5181276A priority Critical patent/JPH06201215A/ja
Publication of JPH06201215A publication Critical patent/JPH06201215A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱部における通風抵抗を減らすことがで
き、同時に、吸熱部では温度の低い冷風を送出すること
のできる電子冷凍装置を提供することを目的とする。 【構成】 ケーシング35内に、熱電変換部15の吸熱
部13が第2仕切板37の上側に配され、放熱部14が
第2仕切板37の下側に配され、2つづつ並列に配して
なる。吸熱部13側は第1仕切板36により流入通路を
仕切られており、第1連通穴39から流入する風が吸熱
部13を直列に通過して第2連通穴40より外部に送出
される。放熱部14側は、第3連通穴41から流入した
風が放熱部14に対して並列に通過して第4連通穴42
から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、N型半導体により構
成されるN型熱電変換素子、およびP型半導体により構
成されるP型熱電変換素子からなる熱電変換装置を用い
て構成された電子冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子冷凍装置を構成する熱電変換装置
は、例えば、特開平3−263382号公報に開示され
ている。図8は従来の熱電変換装置を示すもので、熱電
変換装置の熱電変換部15は、それぞれ複数のN型半導
体によって構成されたN型熱電変換素子111 、112 、…
と、P型半導体によって構成されたP型熱電変換素子12
1、122 、…とを、吸熱電極板131 、132 、…及び放熱
電極板141 、142 、…を介して直線上に交互に配置して
ある。
【0003】この直列回路に直流電流を流せば、N型熱
電変換素子とP型熱電変換素子との間の吸熱電極板131
、132 、…からなる吸熱部13が、ペルチェ効果によ
って低温の状態となり、またP型熱電素子とN型熱電素
子との間の放熱電極板141 、142 、…からなる放熱部1
4が高温となって、熱電変換部15を構成するようにな
る。
【0004】電子冷凍装置を構築する際には、吸熱部に
て吸熱して冷風の温度を下げることが可能なように、図
2に示すように、この熱電変換部15を一つのモジュー
ルとして、例えば、4つの熱電変換部15の吸熱部13
と放熱部14とを直列に配する。吸熱部13側と放熱部
14側との間には仕切板16が配されており、夫々に対
して直列にブロワファン17、18により送風する。吸
熱部13側を通過した空気は冷風となり、放熱部14側
を通過した空気は温風となって送出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の図2に示す
熱電変換装置の如く、吸熱部13と放熱部14とに対し
て直列に風が流れるように送風すると、夫々の吸熱部1
3と放熱部14が通風抵抗となり、放熱部14において
送風量が少なくなるため、放熱部14での放熱量は少な
い。放熱部14での放熱量は吸熱部13での吸熱量と熱
電変換部15に与える入力電力を合わせたものであるた
め、放熱部14での放熱量が少なくなると吸熱部14に
おける吸熱量も少なくなるという問題がある。
【0006】そこで、本発明では、放熱部における通風
抵抗を減らすことができ、同時に、吸熱部では温度の低
い冷風を送出することのできる電子冷凍装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、N型熱電素子、吸熱電極板、P型熱電素
子及び放熱電極板を、この順番に複数組積層してなる積
層熱電変換部と、前記積層熱電変換部の一側方に配設さ
れ前記吸熱電極板に伝熱可能に接続された吸熱熱交換器
と、前記積層熱電変換部の他側方に配設され前記放熱電
極板に伝熱可能に接続された放熱熱交換器とを有する熱
電変換モジュールを複数個配列してなる電子冷凍装置で
あって、前記吸熱熱交換器に送風する第1送風機と、前
記放熱熱交換器に送風する第2送風機と、を備え、前記
複数の熱電変換モジュールの各々の放熱熱交換器は、前
記第2送風機からの風の流れ方向に対して並列に配列し
たことを特徴とする電子冷凍装置を採用するものであ
る。
【0008】また、請求項2記載の本発明によれば、前
記複数の熱電変換モジュールの各々の吸熱熱交換器は、
前記第1送風機からの風の流れ方向に対して直列に配置
したことを特徴とする請求項1記載の電子冷凍装置を採
用するものである。
【0009】
【作用】上記構成よりなる本発明の電子冷凍装置によれ
ば、放熱熱交換器は、第2送風機からの風の流れ方向に
対して並列に配列されているために、この放熱熱交換器
を直列に配列した時と比べると、放熱熱交換器による通
風抵抗が小さくなる。通風抵抗が小さくなれば、直列に
配列された時と同じ送風機においても放熱熱交換器を通
過する風の量が増大する。放熱熱交換器を通過する風の
量が増大すれば、放熱量が増大し、同時に、吸熱熱交換
器での吸熱量も増大する。
【0010】また、請求項2記載の本発明によれば、複
数個配列してなる熱電変換モジュールの吸熱熱交換器は
第1送風機からの風の流れ方向に対して直列に配列され
ているために、第1送風機により送風された風は、複数
個の吸熱熱交換器により徐々に温度が下がっていくの
で、吸熱熱交換器後により一層の低温の冷風が送風され
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の電子冷凍装置の一実施例につ
いて、図面と共に説明する。図1は、本発明の第1実施
例を示す要部破断斜視図である。図1に示すように、例
えば、4つの熱電変換部15を、それぞれの吸熱部(吸
熱熱交換器)13を図示上側にし、放熱部(放熱熱交換
器)14を下側にして、空気が流入・流出する長手方向
が隣接するように2つの熱電変換部15、15を配し、
同様に、第1仕切板36を介して、2つの熱電変換部1
5、15の長手方向を隣接して配する。
【0012】熱電変換部15は、図3の正面図及び図4
の斜視図に示されるように、熱電変換ユニット20を備
える。この熱電変換ユニット20は、それぞれ複数のN
型熱電素子211、212、…およびP型熱電素子22
1、222、…を有し、これらのN型の熱電素子21
1、212、…、およびP型の熱電素子221、22
2、…を1つの直線上に交互に配列することによって構
成された熱電素子群を備える。
【0013】この各熱電素子の相互間には、それぞれ吸
熱電極板231、232、…および放熱電極板241、
242、…が介在設定され、その相互間は半田等の導電
性のロー材または、導電性接着剤によって一体的に結合
する。そして、この熱電変換ユニット20の両側の放熱
電極板241、245から伸びるプレート271、27
2には、それぞれ端子251、及び252を設け、図示
しない直流電源の正側端子を端子251に接続し、同じ
く負側端子を端子252に接続し、N型熱電変換素子2
11側から直流電流が直列的に流される。
【0014】なお、端子251、252は、各々放熱側
のプレート271、272の一部を切り起こして構成し
てある。この様に構成することにより、N型熱電素子2
11、212、…それぞれからP型熱電素子221、2
22、…それぞれに電流が流れるNP接合部の吸熱電極
板231、232、…部が、ペルチェ効果によって低温
とされる。またその他のPN接合部を構成する放熱電極
板241、242…は高温の状態とされる。
【0015】ここで、吸熱電極板231、232、…
は、それぞれ2枚の熱伝導性の良好な金属板からなるプ
レート261、262を、電気的に接続された状態で貼
り合せることによって構成されている。同様に放熱電極
板241、242、…それぞれも2枚の熱伝導性の良好
な金属板からなるプレート271と272によって構成
されている。
【0016】各電極板231、232、…を構成する夫
々のプレート261と262の夫々の背面部は対接設定
されるようになるものであるが、図3に示す如く、その
相互間は電気的に絶縁されるように絶縁性の接着剤29
1、292、…によって一体的に接合する。同様に、プ
レート271と272との相互間は絶縁性の接着剤32
1,322,…によって一体的に接合する。
【0017】また、各プレート間には、コルゲートフィ
ン34を介在設定し、熱伝導性を良好にして接合する。
上記の如く構成された4つの並んだ熱電変換部15を、
四角柱形状のケーシング35の内部に設ける。このケー
シング35内には、図示上下方向を分割する第2仕切板
37が配されている。第2仕切板37は、熱電変換部1
5の吸熱部13と放熱部14との間に配された熱電変換
ユニット20が嵌まる穴37A、37B、37C(図示
省)、37D(図示省)を設けてある。第1仕切板36
の上下側端はケーシング35の上面板35Cの下側面3
5Dと、第2仕切板37の上側面37Aとに接するよう
に設けられ、また、ケーシング35の一側面(図示左側
面)35Aに接するように設けられて図示奥側の通風路
と図示手前側の通風路とを仕切っている。この第1仕切
板36は、他側面(図示右側面)35B側では奥側の通
風路と手前側の通風路とを連通するように他側面35B
と間隔を空けて設けられている。この第1仕切板36に
よりケーシング35の一側面(図示左側面)35Aに設
けられた外部とケーシング35内部とを連通する第1連
通穴39から流入する空気を図示矢印方向にUターンさ
せて、ケーシング35の一側面35Aに第1連通穴39
と隣接して設けられ外部と連通する第2連通穴40から
流出する。
【0018】この通風路の風の入口側である第1連通穴
39の内側には、外部の空気を通風路内に流入させるフ
ァン43を配設する。このファン43により流入された
空気は図示矢印方向に流入し、4つの吸熱部13を直列
に通って第2連通穴40より流出する。なお、ファン4
3は、風の出口である第2連通穴40側に設けても良
い。
【0019】また、吸熱部13に空気が流入・流出する
側以外の吸熱部13の外周面は、ケーシング35及び第
1仕切板36、第2仕切板37と接する構成とし、第1
連通穴39から流入した空気はフィン34等が介在され
たコア部13Aのみを通過させることで効果的に空気の
温度を低くすることができる。第2仕切板37の図示下
側に突出して設けられた放熱部14は、第1仕切板36
と同様に隣合う放熱部14の間を仕切る第3仕切板38
により仕切られている。但し、図9の1−1断面図に示
すように、放熱部14の上流側と下流側の両方におい
て、この第3仕切板38により通風路は仕切られない。
【0020】放熱側においては、この図9に示すよう
に、第3連通穴41から流入する風を図示矢印方向に流
入させるファン44によりケーシング35内に流入す
る。この放熱側においても、風が流入・流出する図示左
右側面以外は、放熱部14の外周面がケーシング35及
び第2仕切板37、第3仕切板38に接しており、第3
連通穴41から流入する風は、放熱部14のコア部14
Aのみを通過する構成をとる。この構成により、効果的
に放熱部14から放熱することができる。
【0021】各熱電変換部15の両端には端子252及
び251が出ており、4つの熱電変換部15が、この端
子252、251にてリード線50、スイッチ51、直
流電源52につながれている。また、ファン44もリー
ド線50によりスイッチ51、直流電源52につながれ
ている。スイッチ51を投入し送風機により送風すると
矢印で示す如く温風が発生する。なお、吸熱側のファン
43も同様にリード線50によりスイッチ51、直流電
源52につながれ、給電されている。
【0022】ファン43、44には、クロスフローファ
ンや軸流ファン、シロッコファン等何れのファンを用い
ても良い。従来のようにファン44からの風の流れ方向
に対して直列に並んだものと比べて、本発明の上記実施
例によれば、風の流れ方向に対して並列に並べられてい
るため、この放熱部14での通風抵抗が小さくなる。通
風抵抗が小さくなれば、従来から用いられているファン
18と同等の電圧をかけた場合においても、放熱部14
を通過する風量は増加する。従って、放熱部14にて多
く放熱できる。熱電変換装置15においては、放熱部1
4にて放熱される放熱量が多い程、吸熱部13にて吸熱
できる吸熱量も多くなるので、本構成の熱電変換装置の
並び方によれば、熱交換効率が良くなり、冷凍装置とし
ての冷凍効率も良くなる。
【0023】次に、本発明の第2実施例について、図5
と共に説明する。図5の斜視図に示すように、2つの熱
電変換部15の吸熱部13を図示下側に配し、2つの熱
電変換部15の吸熱部13を図示上側に配して、図示左
側から流入する風の流れ方向に対して吸熱部13が直列
に並ぶように配する。図示の如く、2つの仕切板61、
62により吸熱部13と放熱部14とを仕切り、上段に
2つの放熱部14を配し、中段に4つの吸熱部13を配
し、下段に2つの放熱部14が配された構成とする。
【0024】この構成において、各段に送風するファン
を設けて、図示左側から送風すると、中段においては風
が4つの吸熱部13を直列に通過し、低温の冷風を図示
右側に送風することができる。また、上段及び下段に分
かれて、風は2つの放熱部14を並列に通過する。この
構成においても、吸熱部13においては、直列に風が流
入して冷風を送出することができ、放熱部14において
は、並列に風が流入して、この放熱部14にて多く放熱
することができるので、従来と比べて、冷風の温度がよ
り低い温度となる。
【0025】次に、本発明の第3実施例について、図6
と共に説明する。図6の側面図に示すように、吸熱部1
3を図示下側に配し、放熱部14を図示上側に配する。
この吸熱部13と放熱部14との間には、この間を仕切
る仕切板66が介されている。また、熱電変換部15の
上側と下側には風が流れる通風路を区画する区画板6
5、66が配されている。図示の如く、配列的には放熱
部14、吸熱部13とも直列に配されているが、4つの
熱電変換部15が直列に並ぶ中間の位置において区画板
65に外部と連通する連通穴651を設け、この位置に
ファン44を配する。このファン44により図示左右両
端の流入口652、653から流入し放熱部14を通過
した空気を外部に放出することができる。この時、放熱
部14に対して流入してきた風は並列に流れていく。な
お、吸熱部13を通過する風はファン43により直列に
送風される。
【0026】上記の第1、第3実施例においては、吸熱
部13にて吸熱された冷風が送出される方向と、放熱部
14により放熱された暖風が送出される方向とは異なる
ため、この冷風をスポットクーラ等に用いる際には、冷
風のみを簡単に外部に送風することができる。また、こ
の2つの実施例においては、放熱部14にて放熱された
暖風が送出される方向と、吸熱部13に空気が流入する
方向とが異なるために、吸熱部13に流入する空気に、
放熱部14にて放熱され外気を暖められた暖風が流入せ
ず、外気がそのまま流入する構成であるので、効果的に
外気を冷やすことができる。なお、第2実施例において
も、吸熱部13もしくは放熱部14に流入する風の流入
方向を逆にする事で冷風を簡単に送出することができ
る。
【0027】なお、上記の実施例に用いられる熱電変換
部15の熱電変換ユニット20に用いるN型熱電素子2
1及びP型熱電素子22は、コルゲートフィン34の製
造方法の限界からコルゲートフィン34の幅が決まって
しまうので、図3に示すように、この幅に合うように、
熱電素子21、22の幅も決まってしまう。図11に示
すように、素子の横幅Lと、電極部と接合する接合面の
断面積Aとに基づく素子形状比L/Aにおいて、熱電変
換の性能を確保するためには、(その必要能力によって
所望となる素子形状L/Aに設定する必要がある。)上
記の図3の構成では、横幅Lがフィン34の幅にて決定
するため、横幅Lが決まれば面積Aも決り、素子全体の
大きさも決まってしまう。
【0028】そこで、この熱電素子21、22を素子形
状比L/Aを同一のままで小型化するために、図10に
示すように、各熱電素子21、22がプレート26、2
7と接合する部位において、導電体からなるスペーサ7
0を介して接合する構成とする。このスペーサ70は熱
電素子21、22と共にハンダ付けして組み付ける。こ
の構成により熱電素子21、22の横幅Lを小さくで
き、面積Aも小さくできるので、小型化することが可能
である。
【0029】また、図12及び図13(A)、(B)、
(C)に示すように、電極板231や241を熱電素子
21、22が接合される側に向けて、熱電素子21、2
2が接合する面71、72、73をプレス等により突出
して形成する。図12に示すように、この突出面71の
間に熱電素子21、22を配することで、素子の小型化
を図ることができる。なお、図13(A)は、突出面7
1がプレート26、27の横幅方向が連結し、プレート
26、27が伸びる方向が開いた形状である。図13
(B)は、突出面72がプレート26、27の伸びる方
向が連結し、プレート26、27の横幅方向が開いた形
状である。図13(C)は、突出面73が電極板23
1、241の面と連結して設けられた例である。
【0030】また、図14に示す如く、電極板231、
241のみ板厚を厚く形成したものでも良い。次に、熱
電変換部15を冷温蔵庫に適用した第4実施例について
図15ないし図18に基づき説明する。図15は、冷温
蔵庫100を示す斜視図であり、図16は、断面図であ
る。
【0031】冷温蔵庫100は、図15及び図16に示
すように、直方体形状を呈した容器100Aにて形成さ
れており、仕切板100Bにより冷温蔵庫内100Cと
電子冷凍室100Dとに仕切られている。冷温蔵庫内1
00Cは、断熱材100Eにて囲まれている。仕切板1
00Bには、庫内空気の吸込口100Fと吹出口100
Gが設けられており、吸込口100Fにはファン43が
設けられている。
【0032】また、第2仕切板100Hを介して、熱電
変換部15が馬蹄形に配置されている。この熱電変換部
15は、吸熱部13が庫内側になり、放熱部14が電子
冷凍室100D側に配設されている。吸熱部13に対し
てはファン43にて冷温蔵庫内100Cの空気が送風さ
れ、ファン43からの空気に対して並列的に設けられた
吸熱部13により冷却されて吹出口100Gより冷温蔵
庫内100Cに吹き出す。また、放熱部14に対して
は、ファン44にて冷温蔵庫外の空気が放熱部14に対
して並列的に吸引されるように配されている。
【0033】次に、図17に回路図を示す。図17に示
すように、制御アンプ102には、冷温蔵庫内100C
の温度を検出するサーミスタ101と、庫内100Cを
冷蔵させたい時に導通させる冷蔵用スイッチ103と、
庫内100Cを温蔵させたい時に導通させる温蔵用スイ
ッチ104と、ファン43とファン44と熱電変換部1
5に対して電源を供給させるリレー105と、熱電変換
部15に対して導通させる電源の正負を反転させるリレ
ー106が接続されている。
【0034】次に、図17及び図18に基づき作動を説
明する。図17において、冷蔵スイッチ103により冷
蔵信号を受けると、コイル106Aを励磁して図示の如
くスイッチ106B、106Cを切り換える。スイッチ
106B、106Cは、連動している。また、温蔵スイ
ッチ104により温蔵信号を受けると、コイル106A
により図示点線の如くスイッチ106B、106Cを切
り換える。
【0035】そして、リレー105のコイル105Aを
励磁してスイッチ105Bを駆動し、ファン43、44
及び熱電変換部15に電圧Vを印加する。冷温蔵庫内1
00Cには、サーミスタ101が設けられており、冷温
蔵庫内100Cの温度が図18に示すように、冷蔵時お
よび温蔵時において温度に対してヒステリシスを持って
電圧の印加のオン・オフを制御している。冷蔵時には、
3〜4°Cでオン・オフ制御し、温蔵時には、55〜5
6°Cでオン・オフ制御する。また、印加電圧は、5
[V]、12[V]、24[V]の何れでも良く、制御
アンプ102にて熱電変換部15の設定電圧に変換して
印加する。
【0036】ところで、熱電変換部15に対して通常印
加している電圧の正負の方向を切り換えると、吸熱部1
3で放熱し、放熱部14で吸熱する。従って、電圧の正
負方向を切り換えることで庫内100Cを冷蔵、もしく
は温蔵することができる。上記の如くの構成において
は、放熱部14と吸熱部13を何れもファン43、44
からの風の流れに対して並列になるように配してある。
放熱部14を並列に配すると、通風抵抗が小さくなり、
熱交換量(放熱量)が増す。熱電変換部15において
は、放熱量の増加が吸熱量の増加に繋がるため、吸熱部
13での吸熱量が増加する。
【0037】なお、本実施例では、吸熱部13をファン
43からの風の流れに対して並列になるように配してあ
るが、冷温蔵庫の様に、庫内が断熱されている場合は、
庫内温度は冷風の循環により徐々に低下するため、並列
に配しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子冷凍
装置によれば、放熱熱交換器は、風の流れ方向に対して
並列に配列されているために、この放熱熱交換器を直列
に配列した時と比べると、放熱熱交換器による通風抵抗
が小さくなる。通風抵抗が小さくなれば、直列に配列さ
れた時と同じ送風量においても放熱熱交換器を通過する
風の量が増大するので、吸熱熱交換器での吸熱量も増大
する。
【0039】また、複数個配列してなる熱電変換モジュ
ールの吸熱熱交換器を風の流れ方向に対して直列に配列
することで、複数個の吸熱熱交換器により徐々に温度が
下がっていくので、吸熱熱交換器後により一層の低温の
冷風を送風することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子冷凍装置の第1実施例を示す斜視
図である。
【図2】従来の電子冷凍装置を示す斜視図である。
【図3】熱電変換部の正面図である。
【図4】熱電変換部の斜視図である。
【図5】本発明の電子冷凍装置の第2実施例を示す斜視
図である。
【図6】本発明の電子冷凍装置の第3実施例を示す側面
図である。
【図7】本発明の電子冷凍装置の第1実施例を示す外観
図である。
【図8】従来の熱電変換装置を示す図である。
【図9】本発明の第1実施例の1−1断面図である。
【図10】本発明の熱電変換ユニットを示す正面図であ
る。
【図11】熱電素子の形状を示す図である。
【図12】本発明の熱電変換ユニットを示す正面図であ
る。
【図13】(A)、(B)、(C)は、熱電変換ユニッ
トを示す斜視図である。
【図14】本発明の熱電変換ユニットを示す正面図であ
る。
【図15】冷温蔵庫を示す斜視図である。
【図16】冷温蔵庫を示す断面図である。
【図17】冷温蔵庫での制御を行う配線図である。
【図18】冷温蔵庫内の温度とオン・オフ制御との関係
を示す図である。
【符号の説明】
13 吸熱部 13A コア部 14 放熱部 14A コア部 15 熱電変換部 35 ケーシング 39 第1連通穴 40 第2連通穴 41 第3連通穴 42 第4連通穴 43 ファン 44 ファン 100 冷温蔵庫 101 サーミスタ 102 制御アンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N型熱電素子、吸熱電極板、P型熱電素
    子及び放熱電極板を、この順番に複数組積層してなる積
    層熱電変換部と、 前記積層熱電変換部の一側方に配設され前記吸熱電極板
    に伝熱可能に接続された吸熱熱交換器と、 前記積層熱電変換部の他側方に配設され前記放熱電極板
    に伝熱可能に接続された放熱熱交換器とを有する熱電変
    換モジュールを複数個配列してなる電子冷凍装置であっ
    て、 前記吸熱熱交換器に送風する第1送風機と、 前記放熱熱交換器に送風する第2送風機と、 を備え、前記複数の熱電変換モジュールの各々の放熱熱
    交換器は、前記第2送風機からの風の流れ方向に対して
    並列に配列したことを特徴とする電子冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の熱電変換モジュールの各々の
    吸熱熱交換器は、前記第1送風機からの風の流れ方向に
    対して直列に配置したことを特徴とする請求項1記載の
    電子冷凍装置。
JP5181276A 1992-11-10 1993-07-22 電子冷凍装置 Withdrawn JPH06201215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5181276A JPH06201215A (ja) 1992-11-10 1993-07-22 電子冷凍装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-299928 1992-11-10
JP29992892 1992-11-10
JP5181276A JPH06201215A (ja) 1992-11-10 1993-07-22 電子冷凍装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06201215A true JPH06201215A (ja) 1994-07-19

Family

ID=26500523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5181276A Withdrawn JPH06201215A (ja) 1992-11-10 1993-07-22 電子冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06201215A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005808A1 (en) * 2002-07-10 2004-01-15 Delta T, Llc Food chiller with ductless air circulation
JP2005331230A (ja) * 2004-04-21 2005-12-02 Ricoh Co Ltd 冷却装置、冷却方法、プログラム、記録媒体、及び電子装置
JP2020511623A (ja) * 2017-03-21 2020-04-16 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 冷蔵庫
CN111397048A (zh) * 2020-04-20 2020-07-10 珠海格力电器股份有限公司 半导体空调
CN111397042A (zh) * 2020-04-20 2020-07-10 珠海格力电器股份有限公司 半导体空调

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005808A1 (en) * 2002-07-10 2004-01-15 Delta T, Llc Food chiller with ductless air circulation
CN100344919C (zh) * 2002-07-10 2007-10-24 德尔塔T公司 无管路空气循环的食物冷藏器
JP2005331230A (ja) * 2004-04-21 2005-12-02 Ricoh Co Ltd 冷却装置、冷却方法、プログラム、記録媒体、及び電子装置
US7712318B2 (en) 2004-04-21 2010-05-11 Ricoh Company, Ltd. Cooling apparatus, cooling method, program, computer readable information recording medium and electronic apparatus
JP2020511623A (ja) * 2017-03-21 2020-04-16 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 冷蔵庫
US11402144B2 (en) 2017-03-21 2022-08-02 Lg Electronics Inc. Refrigerator
US11629903B2 (en) 2017-03-21 2023-04-18 Lg Electronics Inc. Refrigerator
US12066237B2 (en) 2017-03-21 2024-08-20 Lg Electronics Inc. Refrigerator
CN111397048A (zh) * 2020-04-20 2020-07-10 珠海格力电器股份有限公司 半导体空调
CN111397042A (zh) * 2020-04-20 2020-07-10 珠海格力电器股份有限公司 半导体空调
CN111397048B (zh) * 2020-04-20 2025-04-11 珠海格力电器股份有限公司 半导体空调
CN111397042B (zh) * 2020-04-20 2025-07-01 珠海格力电器股份有限公司 半导体空调

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060168969A1 (en) Compact high-performance thermoelectric device for air cooling applications
US20160099194A1 (en) Semiconductor module and electrically-driven vehicle
CN108895764A (zh) 一种多级覆叠半导体超低温快速升降温装置
JPH07106640A (ja) 熱電冷却装置
JPH06201215A (ja) 電子冷凍装置
CN108174587B (zh) 一种显示装置
JP6448732B2 (ja) モジュール型冷却装置を利用した放熱装置
JPH09196505A (ja) 熱電装置
JP2005228915A (ja) セパレート型ペルチェシステム
US3474632A (en) Thermoelectric conditioning apparatus
JP2008106958A (ja) 熱交換器
KR20150000679A (ko) 라디에이터용 온풍기
JP3214442B2 (ja) 冷熱源ユニット
JPH08121898A (ja) 熱電変換装置
JPH05160441A (ja) 熱電変換装置
JP2004311911A (ja) 水冷式ヒートシンク並びに水冷式ユニット
KR20110080237A (ko) 열전모듈 열교환기
JP2578988B2 (ja) 熱電装置および熱電装置の制御方法
US20060096300A1 (en) Water dispenser having thermoelectric cooling chips
JPH07269897A (ja) 冷風装置
CN218770826U (zh) 一种电源设备内环温的降温系统
CN214581477U (zh) 散热器和空调室外机
CN213514164U (zh) 散热器和空调室外机
JPH02155281A (ja) 熱電装置
KR100335828B1 (ko) 열전반도체를 이용한 순간 냉/온수기

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003