JPH062052B2 - 遺伝子組換え大腸菌及びそれを用いるl‐フエニルアラニンの製造方法 - Google Patents
遺伝子組換え大腸菌及びそれを用いるl‐フエニルアラニンの製造方法Info
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- JPH062052B2 JPH062052B2 JP63069928A JP6992888A JPH062052B2 JP H062052 B2 JPH062052 B2 JP H062052B2 JP 63069928 A JP63069928 A JP 63069928A JP 6992888 A JP6992888 A JP 6992888A JP H062052 B2 JPH062052 B2 JP H062052B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は組換え大腸菌(エスシエリキア・コリEscheric
hia coli)菌株を用いてL−フェニルアラニンを製造す
る方法に関する。より詳しくは、本発明はL−フェニル
アラニン生産遺伝子を含有する新規な大腸菌菌株、なら
びにこの新菌株を用いてL−フェニルアラニンを製造す
る方法に関する。
hia coli)菌株を用いてL−フェニルアラニンを製造す
る方法に関する。より詳しくは、本発明はL−フェニル
アラニン生産遺伝子を含有する新規な大腸菌菌株、なら
びにこの新菌株を用いてL−フェニルアラニンを製造す
る方法に関する。
L−フェニルアラニンは必須アミノ酸の一種であり、甘
味剤であるアスパルテーム(登録商標)の合成に使用さ
れる。各種の微生物を使用することによりL−フェニル
アラニンを製造する方法は既に多く知られている。例え
ば特開昭37-6345、同60-160890号公報にはチロシン要求
株であるブレビバクテリュウム(Brevibacterium)属の菌
株又はコリネバクテリュウム(Corynebacterium)属の菌
株を使用してL−フェニルアラニンを製造する方法が記
載されている。特開昭55−165797号公報には、
同様な方法としてチロシン要求株であり、かつトリプト
ファン類縁化合物に対して耐性を示す大腸菌菌株を用い
る方法が示されている。
味剤であるアスパルテーム(登録商標)の合成に使用さ
れる。各種の微生物を使用することによりL−フェニル
アラニンを製造する方法は既に多く知られている。例え
ば特開昭37-6345、同60-160890号公報にはチロシン要求
株であるブレビバクテリュウム(Brevibacterium)属の菌
株又はコリネバクテリュウム(Corynebacterium)属の菌
株を使用してL−フェニルアラニンを製造する方法が記
載されている。特開昭55−165797号公報には、
同様な方法としてチロシン要求株であり、かつトリプト
ファン類縁化合物に対して耐性を示す大腸菌菌株を用い
る方法が示されている。
しかし、以上挙げた従来技術における各方法はL−フェ
ニルアラニンを工業的規模で製造するには適した方法と
は云えなかった。さらに、これらの方法でのL−フェニ
ルアラニンの生産収率はいずれも低かった。
ニルアラニンを工業的規模で製造するには適した方法と
は云えなかった。さらに、これらの方法でのL−フェニ
ルアラニンの生産収率はいずれも低かった。
そのため、或る一つの生成物を製造する従来技術の方法
においては、遺伝子工学による特定な方法で、これに関
与する律速酵素(rate-limiting酵素)をコードする遺
伝子のコピー数を増幅させる手段が採られていることが
知られている。しかし、細胞中で遺伝子が過剰に発現さ
れて、プラスミド中の遺伝子の欠失や、細胞死滅をきた
す細胞の溶解が起る場合が多かった。プラスミドの発現
を制御する方法としては、多くの手段がある、例えば、
IPTG(イソプロピルチオーガラクトシッド)のような誘
導物質がlacオペレーター系において用いられ、lacオペ
ロンやアルカリホスファターゼ遺伝子の制御に利用され
ている〔A.イタクマら、「Science」198巻、1056頁
(1977);及びA.ミヤノハラら、「Proc.Natl.Acad.Sc
i.U.S.A.,」80巻、1頁(1983);参照〕 ファージの温度感受性レプレッサーcI857を用いる温度
シフト(shift)法も知られている。該レプレッサーは普
通、37℃以下で働くものであり、そしてオペレーターを
阻害するので、RNAポリメラーゼによる転写が起らない
が、37℃より高い温度では、該レプレッサーはその働き
を失なうので阻害作用を発揮することができなくなり、
このためにレプレッサーの制御下で遺伝子の発現が行わ
れることになる。
においては、遺伝子工学による特定な方法で、これに関
与する律速酵素(rate-limiting酵素)をコードする遺
伝子のコピー数を増幅させる手段が採られていることが
知られている。しかし、細胞中で遺伝子が過剰に発現さ
れて、プラスミド中の遺伝子の欠失や、細胞死滅をきた
す細胞の溶解が起る場合が多かった。プラスミドの発現
を制御する方法としては、多くの手段がある、例えば、
IPTG(イソプロピルチオーガラクトシッド)のような誘
導物質がlacオペレーター系において用いられ、lacオペ
ロンやアルカリホスファターゼ遺伝子の制御に利用され
ている〔A.イタクマら、「Science」198巻、1056頁
(1977);及びA.ミヤノハラら、「Proc.Natl.Acad.Sc
i.U.S.A.,」80巻、1頁(1983);参照〕 ファージの温度感受性レプレッサーcI857を用いる温度
シフト(shift)法も知られている。該レプレッサーは普
通、37℃以下で働くものであり、そしてオペレーターを
阻害するので、RNAポリメラーゼによる転写が起らない
が、37℃より高い温度では、該レプレッサーはその働き
を失なうので阻害作用を発揮することができなくなり、
このためにレプレッサーの制御下で遺伝子の発現が行わ
れることになる。
従って、本発明の要旨の一つは、phe A遺伝子、aro F遺
伝子、これら2つの遺伝子の発現を制御するプロモータ
ー及び温度感受性レプレッサーcI857-10を含有する大腸
菌菌株であってフェニルアラニンを生産でき且つそのフ
ェニルアラニンの生産能が30℃〜35℃、特に30℃〜32℃
の温度で最適になるようなフエニルアラニン生産性の新
規な大腸菌形質転換株を提供することにある。この大腸
菌はL−フェニルアラニンの生合成経路における酵素を
生産する遺伝子を含有するプラスミドにより形質転換で
きるものである。そのような形質転換に用いるプラスミ
ドは温度感受性のレプレッサーを含有することができ、
しかもそのレプレッサーは、該レプレッサーにより前記
プラスミドの最適発現が、従来法でのものが38℃より高
い温度下のものであったのに比べ、30〜35℃の温度下で
達成することのできるものである。このプラスミドは、
カナマイシン耐性遺伝子と、phe A遺伝子と、aro F遺伝
子とを含有するプラスミドPMW11でありうる。このプラ
スミドの調製には、制限酵素Pst I,EcoR I及びHind II
Iが使用できる。その他の制限酵素,Afl II,Hae II,B
am HI,Bgl II、Dra IIIなども、前記プラスミドの調製
に使用できる。本発明における好ましい大腸菌菌株とし
ては、大腸菌K-12,MWPEC13-60株(韓国の寄託所「KAIS
T」に1987年3月25日、「KCTC8237P」として寄託し;ま
た米国のアメリカン・タイプ・カルチュア・コレクショ
ンに1987年7月9日に「ATCC67459」として寄託済)又
はその変異株が挙げられ、これらはいずれも本発明の好
ましいフェニルアラニン生産株である。この大腸菌K-1
2,MWPEC13-60株の形態学性性状は通常の大腸菌のそれ
と同じであるが、遺伝子学的性質が異なるものである。
伝子、これら2つの遺伝子の発現を制御するプロモータ
ー及び温度感受性レプレッサーcI857-10を含有する大腸
菌菌株であってフェニルアラニンを生産でき且つそのフ
ェニルアラニンの生産能が30℃〜35℃、特に30℃〜32℃
の温度で最適になるようなフエニルアラニン生産性の新
規な大腸菌形質転換株を提供することにある。この大腸
菌はL−フェニルアラニンの生合成経路における酵素を
生産する遺伝子を含有するプラスミドにより形質転換で
きるものである。そのような形質転換に用いるプラスミ
ドは温度感受性のレプレッサーを含有することができ、
しかもそのレプレッサーは、該レプレッサーにより前記
プラスミドの最適発現が、従来法でのものが38℃より高
い温度下のものであったのに比べ、30〜35℃の温度下で
達成することのできるものである。このプラスミドは、
カナマイシン耐性遺伝子と、phe A遺伝子と、aro F遺伝
子とを含有するプラスミドPMW11でありうる。このプラ
スミドの調製には、制限酵素Pst I,EcoR I及びHind II
Iが使用できる。その他の制限酵素,Afl II,Hae II,B
am HI,Bgl II、Dra IIIなども、前記プラスミドの調製
に使用できる。本発明における好ましい大腸菌菌株とし
ては、大腸菌K-12,MWPEC13-60株(韓国の寄託所「KAIS
T」に1987年3月25日、「KCTC8237P」として寄託し;ま
た米国のアメリカン・タイプ・カルチュア・コレクショ
ンに1987年7月9日に「ATCC67459」として寄託済)又
はその変異株が挙げられ、これらはいずれも本発明の好
ましいフェニルアラニン生産株である。この大腸菌K-1
2,MWPEC13-60株の形態学性性状は通常の大腸菌のそれ
と同じであるが、遺伝子学的性質が異なるものである。
更に、本発明は、大腸菌を形質転換するのに使用する
と、phe A遺伝子、aro F遺伝子、これら2つの遺伝子の
発現を制御するプロモーター及び温度感受性レプレッサ
ーcI857-10を含有し且つ温度30℃〜35℃で最適なフェニ
ルアラニン生産能を示す大腸菌形質転換菌株を作成でき
るような複製可能な組換えプラスミドも要旨の一つとす
る。この発明のプラスミドは、好ましくはphe A遺伝子
と、aro F遺伝子と、これらの遺伝子の発現を制御する
プロモーターとを含有するものである。
と、phe A遺伝子、aro F遺伝子、これら2つの遺伝子の
発現を制御するプロモーター及び温度感受性レプレッサ
ーcI857-10を含有し且つ温度30℃〜35℃で最適なフェニ
ルアラニン生産能を示す大腸菌形質転換菌株を作成でき
るような複製可能な組換えプラスミドも要旨の一つとす
る。この発明のプラスミドは、好ましくはphe A遺伝子
と、aro F遺伝子と、これらの遺伝子の発現を制御する
プロモーターとを含有するものである。
また更に、本発明は、本発明に係る前記のフェニルアラ
ニン生産能を有する大腸菌菌株を培地中に培養してフェ
ニルアラニンを製造する方法をも要旨の一つとする。
ニン生産能を有する大腸菌菌株を培地中に培養してフェ
ニルアラニンを製造する方法をも要旨の一つとする。
この本発明の方法における大腸菌の培養は30℃〜35℃、
好ましくは30℃〜32℃の温度下にて行なうのがよい。こ
の培地には第一次栄養源として糖及びその他の主要な栄
養源を含有させる。この糖としてはブドウ糖(グルコー
ス)であることができ、あるいはグルコース、果糖及び
蔗糖を含む加水分解混合物であることができる。本発明
の方法には、さらに、培地の通気,撹拌工程や、培養液
からのフェニルアラニンの回収工程を含めることができ
る。このフェニルアラニンの精製工程を含めてもよい。
好ましくは30℃〜32℃の温度下にて行なうのがよい。こ
の培地には第一次栄養源として糖及びその他の主要な栄
養源を含有させる。この糖としてはブドウ糖(グルコー
ス)であることができ、あるいはグルコース、果糖及び
蔗糖を含む加水分解混合物であることができる。本発明
の方法には、さらに、培地の通気,撹拌工程や、培養液
からのフェニルアラニンの回収工程を含めることができ
る。このフェニルアラニンの精製工程を含めてもよい。
以下に更に詳細な説明を行って、本発明のその他の目的
やその適用の範囲を明らかにする。以下の詳細な説明な
らびに具体的な実施例は、本発明の好ましい態様に関す
るものであるが、これらはあくまで例示的なものであ
り、本発明の要旨を変更しない範囲で、多くの変形や修
飾のあり得ることは当業者にとって自明なことである。
すなわち、本発明は後記の説明と、添付図面によりさら
によく理解できるであろう。添付図面において;第1図
は、本発明の大腸菌K-12,MWPEC 13-60株を調製するため
に、大腸菌MWEC 101-6株に組込まれるプラスミドpMW 13
pMW 12の調製方法を示す図式図と、各種プラスミドの制
限酵素地図を示し、また第2図は同様に用いられる組換
えプラスミドpMW13の調製方法を示す図式図と、各種プ
ラスミドの制限酵素地図を示す。
やその適用の範囲を明らかにする。以下の詳細な説明な
らびに具体的な実施例は、本発明の好ましい態様に関す
るものであるが、これらはあくまで例示的なものであ
り、本発明の要旨を変更しない範囲で、多くの変形や修
飾のあり得ることは当業者にとって自明なことである。
すなわち、本発明は後記の説明と、添付図面によりさら
によく理解できるであろう。添付図面において;第1図
は、本発明の大腸菌K-12,MWPEC 13-60株を調製するため
に、大腸菌MWEC 101-6株に組込まれるプラスミドpMW 13
pMW 12の調製方法を示す図式図と、各種プラスミドの制
限酵素地図を示し、また第2図は同様に用いられる組換
えプラスミドpMW13の調製方法を示す図式図と、各種プ
ラスミドの制限酵素地図を示す。
L−フェニルアラニンの製造に用いられる本発明の大腸
菌形質転換株の作成のため形質転換に使用される前記ar
o F遺伝子及びphe A遺伝子は大腸菌MWEC 101-5(韓国の
「KAIST」に1987年3月25日、「KCTC 8234p」として寄
託)からショットガン法により調製される。この際に
は、大腸菌MWEC 101-5は、生合成代謝の制御から解除さ
れている。また、この際、ラムダ(Lambda)ファージのPR
−PLプロモーターはプラスミドの発現増大のプロセス
に利用される。
菌形質転換株の作成のため形質転換に使用される前記ar
o F遺伝子及びphe A遺伝子は大腸菌MWEC 101-5(韓国の
「KAIST」に1987年3月25日、「KCTC 8234p」として寄
託)からショットガン法により調製される。この際に
は、大腸菌MWEC 101-5は、生合成代謝の制御から解除さ
れている。また、この際、ラムダ(Lambda)ファージのPR
−PLプロモーターはプラスミドの発現増大のプロセス
に利用される。
次に、本発明を説明するに関連して、生物体、特に大腸
菌におけるフェニルアラニン等の芳香族アミノ酸の生合
成の代謝経路及び及び機構を図式的に表示する生合成経
路チャートを以下に示す。
菌におけるフェニルアラニン等の芳香族アミノ酸の生合
成の代謝経路及び及び機構を図式的に表示する生合成経
路チャートを以下に示す。
上記チャートにおいて、記号(I)〜(V)は次の意
味を示す:− (I)はaro F遺伝子(チロシン 抑制)によりコード
されるDAHPシンターゼイソ酵素(isoenzyme)を表わ
す。
味を示す:− (I)はaro F遺伝子(チロシン 抑制)によりコード
されるDAHPシンターゼイソ酵素(isoenzyme)を表わ
す。
(II)はaro G遺伝子(フェニルアラニン抑制)により
コードされるDAHPシンターゼイソ酵素を表わす。
コードされるDAHPシンターゼイソ酵素を表わす。
(III)はaro H遺伝子(トリプトファン抑制)によりコ
ードされるDAHPシンターゼイソ酵素を表わす。
ードされるDAHPシンターゼイソ酵素を表わす。
(IV)はコリスミ酸ムターゼP-プレフェン酸デヒドラタ
ーゼを表わす。
ーゼを表わす。
(V)はコリスミ酸ムターゼT-プレフェン酸デヒドラタ
ーゼを表わす。
ーゼを表わす。
………○はフィードバック阻害, ………●はフィードバック抑制 上記のチャートについて、組換えプラスミドを用いる場
合にL−フェニルアラニンの生成行程は、大腸菌菌株の
細胞中の酵素の作用で制御される。その反応を制御する
酵素の一つとして挙げられるものは、コリスミ酸ムター
ゼP-プレフェン酸デヒドラターゼである。また、反応を
制御するその他の酵素の一つとしては、3−デオキシ−
D−アラビノヘプツロソン酸7-リン酸シンターゼ(DAHP
シンターゼ)が挙げられる。このDAHPシンターゼはar
o F,aro G及びaro H遺伝子によってそれぞれコードさ
れる3種のイソ酵素(isoenzyme)として存在する。
合にL−フェニルアラニンの生成行程は、大腸菌菌株の
細胞中の酵素の作用で制御される。その反応を制御する
酵素の一つとして挙げられるものは、コリスミ酸ムター
ゼP-プレフェン酸デヒドラターゼである。また、反応を
制御するその他の酵素の一つとしては、3−デオキシ−
D−アラビノヘプツロソン酸7-リン酸シンターゼ(DAHP
シンターゼ)が挙げられる。このDAHPシンターゼはar
o F,aro G及びaro H遺伝子によってそれぞれコードさ
れる3種のイソ酵素(isoenzyme)として存在する。
プラスミドの調製法の具体的な手法は、文献「Recombin
ant DNA Methodology」(Jo-Anne,R.Dillion,Anwar Nasi
m,Earle R.Nestmann)及び「Molecular Cloning」(T.Ma
niatis,E.F.Fritsch,J.Sambrook)の記載に従って行わ
れた。
ant DNA Methodology」(Jo-Anne,R.Dillion,Anwar Nasi
m,Earle R.Nestmann)及び「Molecular Cloning」(T.Ma
niatis,E.F.Fritsch,J.Sambrook)の記載に従って行わ
れた。
本発明のフェニルアラニン生産能を有する大腸菌形質転
換株の一例である新菌株大腸菌K-12,MWPEC13-60(ATCC67
459)は次の通り調製されたものである。
換株の一例である新菌株大腸菌K-12,MWPEC13-60(ATCC67
459)は次の通り調製されたものである。
大腸菌K-12MWEC 101-5株(韓国の「KAIST」にKCTC 8234
Pとして寄託)をLB培地(バクトトリプトン1%、バク
トイーストエキストラクト0.5%、塩化ナトリウム1
%、pH7.4)中で37℃、15時間培養してから、この菌株
の細胞を採取する。染色体(chromosomal)DNA(cDNA)をCs
Cl密度勾配遠心法により単離する。次いでこのcDNAをブ
タノール処理と透析により精製する(添付図面第1図参
照)。
Pとして寄託)をLB培地(バクトトリプトン1%、バク
トイーストエキストラクト0.5%、塩化ナトリウム1
%、pH7.4)中で37℃、15時間培養してから、この菌株
の細胞を採取する。染色体(chromosomal)DNA(cDNA)をCs
Cl密度勾配遠心法により単離する。次いでこのcDNAをブ
タノール処理と透析により精製する(添付図面第1図参
照)。
他方、第1図第2図に示されて本発明で組換えプラスミ
ドの作成に使用される大腸菌HB101由来のプラスミドpBR
322、大腸菌由来のプラスミドpPLC2833、大腸菌HB101由
来のプラスミドpTR262及び大腸菌HB 101由来のプラスミ
ドpMK20の各プラスミドDNAも、上述の方法にて採取、精
製する。なお大腸菌MWEC 101-5株から得られた前記の染
色体cDNAは、制限酵素を含む緩衝液(塩化ナトリウム50
mM、トリス(pH7.5)10mM、塩化マグネシウム10mM、ジチ
オスレイトール1mM)中で制限酵素EcoR Iを用いて、37
℃、1時間かけて消化、切断する。通常の方法で制限酵
素を不活性化し、さらにEcoR I切断后のcDNAを制限酵素
Pst Iで切断する。その反応液から4〜7kbの大きさの
フラグメントを回収(0.7%(重量)、アガロースゲル
を使用)し、このフラグメントをターゲットとして採取
すべき遺伝子とする。前記のプラスミドpBR322も上記の
制限酵素EcoR IとPst Iで切断する。この切断后のプラ
スミドpBR322と、大腸菌MWEC 101-5株から得られた前述
の4−7kb遺伝子のフラグメントとを1:3の量比で混
合する。切断后のプラスミドpBR322の断片と大腸菌MWEC
101-5接触体遺伝子DNAの切断フラグメントとをT4DNAリ
ガーゼ緩衝液〔トリス(pH7.4)0.5M、塩化マグネシウム
0.1M、ジチオースレイトール0.1M、スペルヘミジン
10mM、ATP 10mM、ウシ血清アルブミン1mg/ml〕中で、
12−14℃で12時間連結反応にかける。
ドの作成に使用される大腸菌HB101由来のプラスミドpBR
322、大腸菌由来のプラスミドpPLC2833、大腸菌HB101由
来のプラスミドpTR262及び大腸菌HB 101由来のプラスミ
ドpMK20の各プラスミドDNAも、上述の方法にて採取、精
製する。なお大腸菌MWEC 101-5株から得られた前記の染
色体cDNAは、制限酵素を含む緩衝液(塩化ナトリウム50
mM、トリス(pH7.5)10mM、塩化マグネシウム10mM、ジチ
オスレイトール1mM)中で制限酵素EcoR Iを用いて、37
℃、1時間かけて消化、切断する。通常の方法で制限酵
素を不活性化し、さらにEcoR I切断后のcDNAを制限酵素
Pst Iで切断する。その反応液から4〜7kbの大きさの
フラグメントを回収(0.7%(重量)、アガロースゲル
を使用)し、このフラグメントをターゲットとして採取
すべき遺伝子とする。前記のプラスミドpBR322も上記の
制限酵素EcoR IとPst Iで切断する。この切断后のプラ
スミドpBR322と、大腸菌MWEC 101-5株から得られた前述
の4−7kb遺伝子のフラグメントとを1:3の量比で混
合する。切断后のプラスミドpBR322の断片と大腸菌MWEC
101-5接触体遺伝子DNAの切断フラグメントとをT4DNAリ
ガーゼ緩衝液〔トリス(pH7.4)0.5M、塩化マグネシウム
0.1M、ジチオースレイトール0.1M、スペルヘミジン
10mM、ATP 10mM、ウシ血清アルブミン1mg/ml〕中で、
12−14℃で12時間連結反応にかける。
こうして連結された組換えプラスミドを含有する連結反
応混合物(ligation mixture)を用いて、Nogardの塩化
カルシウム法で大腸菌フェニルアラニン栄養要求変異株
(auxotroph)(phe A−欠失株)MWEC203−7株を形質転換
する。こうして得られた形質転換株を、MM培地(グルコ
ース10g、硫酸アンモニウム4g、リン酸カリウム2
g、硫酸マグネシウム0.5g、塩化第一鉄20mg、塩化マ
ンガン10mg、チアミン塩酸塩1mg、フマール酸0.5g、
蒸溜水1、pH7.4)中で、37℃、1時間保持する。この
ように処理された菌株を、テトラサイクリン(15μg/
ml)を含有する寒天MM培地に塗沫、植菌し、10日間培養
する。MM培地で生育できた組換え菌株を、選択、採取す
る。この選択された菌株から、次にプラスミドpMW 10を
単離し、これを制限酵素Hind IIIで切断し、さらに、制
限酵素Pst Iで部分的に切断してから、この制限酵素を
不活性化する。その反応混合物から、目的とするphe A
遺伝子及びaro F遺伝子含有の遺伝子フラグメントを、
電気泳動法(0.7% アガロース ゲル使用)で分離して
回収する。
応混合物(ligation mixture)を用いて、Nogardの塩化
カルシウム法で大腸菌フェニルアラニン栄養要求変異株
(auxotroph)(phe A−欠失株)MWEC203−7株を形質転換
する。こうして得られた形質転換株を、MM培地(グルコ
ース10g、硫酸アンモニウム4g、リン酸カリウム2
g、硫酸マグネシウム0.5g、塩化第一鉄20mg、塩化マ
ンガン10mg、チアミン塩酸塩1mg、フマール酸0.5g、
蒸溜水1、pH7.4)中で、37℃、1時間保持する。この
ように処理された菌株を、テトラサイクリン(15μg/
ml)を含有する寒天MM培地に塗沫、植菌し、10日間培養
する。MM培地で生育できた組換え菌株を、選択、採取す
る。この選択された菌株から、次にプラスミドpMW 10を
単離し、これを制限酵素Hind IIIで切断し、さらに、制
限酵素Pst Iで部分的に切断してから、この制限酵素を
不活性化する。その反応混合物から、目的とするphe A
遺伝子及びaro F遺伝子含有の遺伝子フラグメントを、
電気泳動法(0.7% アガロース ゲル使用)で分離して
回収する。
このようにして得られた組換えプラスミドに対しT4DNA
ポリメラーゼとdNTPとの混合溶液(dATP25mM、dGTP25m
M、dCTP25mM及びdTTP25mMを含有)を加えてプラスミド
の付着末端をプラント末端(平滑末端ともいう)に変換
する。第1図及び第2図には、この過程を“fill-in”
という用語で表示した。
ポリメラーゼとdNTPとの混合溶液(dATP25mM、dGTP25m
M、dCTP25mM及びdTTP25mMを含有)を加えてプラスミド
の付着末端をプラント末端(平滑末端ともいう)に変換
する。第1図及び第2図には、この過程を“fill-in”
という用語で表示した。
他方、カナマイシン耐性遺伝子(Km)を含有するプラス
ミドpMK 20をPst Iで処理し、その切断反応液を上記のT
4DNAポリメラーゼとdNTPとの混合溶液に加えて、そのプ
ラスミドの付着末端をプラント末端に変える。
ミドpMK 20をPst Iで処理し、その切断反応液を上記のT
4DNAポリメラーゼとdNTPとの混合溶液に加えて、そのプ
ラスミドの付着末端をプラント末端に変える。
前述のphe A欠失菌株である大腸菌MWE203-7株は、これ
を上述と同様にして形質転換する。得られた組変えプラ
スミドPMW 11は、カナマイシン50μg/ml含有するMM−
寒天培地中でMWEC 203-7株を増殖させた細胞株から前記
と同様にして分離して回収される。
を上述と同様にして形質転換する。得られた組変えプラ
スミドPMW 11は、カナマイシン50μg/ml含有するMM−
寒天培地中でMWEC 203-7株を増殖させた細胞株から前記
と同様にして分離して回収される。
前記のプラスミドpPLc2833は、pLプロモーターを含有す
るものであるが、このプラスミドpPLc2833は制限酵素Ba
m HI、Hae IIで処理し、その切断反応混合物から0.2kbの
大きさのPLフラグメントを2%アガロースゲル泳動法で
分離、回収する。
るものであるが、このプラスミドpPLc2833は制限酵素Ba
m HI、Hae IIで処理し、その切断反応混合物から0.2kbの
大きさのPLフラグメントを2%アガロースゲル泳動法で
分離、回収する。
前記の如く得られた組換えプラスミドpMW 11は、これを
酵素Afl IIで切断し、次いでDNAポリメラーゼで処理し
て両端にプラント末端を形成する。このように処理した
後のプラスミドpMW 11に前記のPLフラグメントを加え、
連結(ligate)反応を行って、別の組換えプラスミドを作
る。このようにして作られた組換えプラスミドを用いて
大腸菌phe A欠失株のMWEC 203-7株を形質転換する。
酵素Afl IIで切断し、次いでDNAポリメラーゼで処理し
て両端にプラント末端を形成する。このように処理した
後のプラスミドpMW 11に前記のPLフラグメントを加え、
連結(ligate)反応を行って、別の組換えプラスミドを作
る。このようにして作られた組換えプラスミドを用いて
大腸菌phe A欠失株のMWEC 203-7株を形質転換する。
この形質転換された株から、組換えプラスミドpMW 12を
分離、回収する。この組換えプラスミドpMW 12の大きさ
は、プラスミドpMW 11に比べ0.2kbだけ大きい。
分離、回収する。この組換えプラスミドpMW 12の大きさ
は、プラスミドpMW 11に比べ0.2kbだけ大きい。
別途、温度感受性レプレッサー(cI857)とプロモーター
(PR)を含有するプラスミドを有するアクテリアpTR262
を、第2図に図式的に示されるように、ヒドロキシルア
ミン塩酸塩処理(HA)と紫外線(UV)照射により遺伝学的に
変異させる。この処理された菌株から、温度感受性菌株
のみを単離、回収する。このように処理した后に回収さ
れたプラスミドを用いて、大腸菌MWEC 101-6株(韓国の
「KAIST」にKCTC 8235Pとして寄託済)を形質転換す
る。
(PR)を含有するプラスミドを有するアクテリアpTR262
を、第2図に図式的に示されるように、ヒドロキシルア
ミン塩酸塩処理(HA)と紫外線(UV)照射により遺伝学的に
変異させる。この処理された菌株から、温度感受性菌株
のみを単離、回収する。このように処理した后に回収さ
れたプラスミドを用いて、大腸菌MWEC 101-6株(韓国の
「KAIST」にKCTC 8235Pとして寄託済)を形質転換す
る。
このように形質転換された菌株を、テトラサイクリン15
μg/mlを含有するLB寒天培地中で、33℃で培養する。
増殖したコロニーを選別し、LB寒天培地に移し、28℃で
24時間培養する。これで増殖しなかった大腸菌菌株か
ら、次いで、温度感受性レプレッサー(cI857-10)を含
有するプラスミドpTR262-10を分離、回収する。
μg/mlを含有するLB寒天培地中で、33℃で培養する。
増殖したコロニーを選別し、LB寒天培地に移し、28℃で
24時間培養する。これで増殖しなかった大腸菌菌株か
ら、次いで、温度感受性レプレッサー(cI857-10)を含
有するプラスミドpTR262-10を分離、回収する。
次に、第2図に図式的に示されるように、前記の組換え
プラスミドpMW12は、これを酵素Dra IIIで切断して、次
に、T4DNAポリメラーゼを作用させてブラント末端を形
成する。また前記のプラスミドpTR262-10を酵素Pst Iと
Bgl IIで切断して温度感受性レプレッサー(cI857-10)
とプロモーター(PR)をもつフラグメントを得る。
プラスミドpMW12は、これを酵素Dra IIIで切断して、次
に、T4DNAポリメラーゼを作用させてブラント末端を形
成する。また前記のプラスミドpTR262-10を酵素Pst Iと
Bgl IIで切断して温度感受性レプレッサー(cI857-10)
とプロモーター(PR)をもつフラグメントを得る。
このcI857-10とPRを含むフラグメントを、0.9%(重
量)アガロース ゲル泳動法で回収してから、DNAポリ
メラーゼ処理により両端にプラント末端を形成する(大
腸菌のクレノウ(klenow)フラグメントの生成)
このようにポリメラーゼ処理した上記フラグメントにT4
DNAリガーゼを加えると、組換えプラスミドpMW13が生成
される。このプラスミドpMW 13を用いてNorgard法で宿
主菌、大腸菌MWEC 101-6株を形質転換する。かくして得
られた形質転換菌株をカナマイシン(50μg/ml)を含
有するLB寒天培地で培養すると、増殖したコロニーから
新菌株として大腸菌K-12,MWPEC 13-60(ATCC 67459)が
分離、選別できる。この新菌株はL−フェニルアラニン
の生産能を有し本発明でフェニルアラニンの製造に使用
できる。この新菌株、大腸菌K-12,MWPEC 13-60株はア
メリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(America
n Type Culture Collection)にブタベスト条約にもとず
いて1987年7月14日に寄託し、寄託番号ATCC 67459号が
付された。
量)アガロース ゲル泳動法で回収してから、DNAポリ
メラーゼ処理により両端にプラント末端を形成する(大
腸菌のクレノウ(klenow)フラグメントの生成)
このようにポリメラーゼ処理した上記フラグメントにT4
DNAリガーゼを加えると、組換えプラスミドpMW13が生成
される。このプラスミドpMW 13を用いてNorgard法で宿
主菌、大腸菌MWEC 101-6株を形質転換する。かくして得
られた形質転換菌株をカナマイシン(50μg/ml)を含
有するLB寒天培地で培養すると、増殖したコロニーから
新菌株として大腸菌K-12,MWPEC 13-60(ATCC 67459)が
分離、選別できる。この新菌株はL−フェニルアラニン
の生産能を有し本発明でフェニルアラニンの製造に使用
できる。この新菌株、大腸菌K-12,MWPEC 13-60株はア
メリカン・タイプ・カルチュア・コレクション(America
n Type Culture Collection)にブタベスト条約にもとず
いて1987年7月14日に寄託し、寄託番号ATCC 67459号が
付された。
大腸菌K-12,MWPEC 13-60株の菌学的性状は宿主菌株の
大腸菌MWEC 101-6株のそれと同じである。しかし、宿主
菌株MWEC 101-6に比較して、変異株MWEPC 13-60のL−フ
ェニルアラニンの生産収量と、その安定性は下記の通り
高い値を示す(後記の表1及びII参照)。
大腸菌MWEC 101-6株のそれと同じである。しかし、宿主
菌株MWEC 101-6に比較して、変異株MWEPC 13-60のL−フ
ェニルアラニンの生産収量と、その安定性は下記の通り
高い値を示す(後記の表1及びII参照)。
上記データーは実施例2の手順に従って得た。
夫々の供試大腸菌菌株をLB培地にて培養してから、試料
を採取し、それぞれLB寒天培地及びカナマイシン(カナ
マイシン50μg/ml)含有LB寒天培地上に植菌し、24時
間培養後にコロニー数を数えて生存率を算定した。
を採取し、それぞれLB寒天培地及びカナマイシン(カナ
マイシン50μg/ml)含有LB寒天培地上に植菌し、24時
間培養後にコロニー数を数えて生存率を算定した。
次に、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、
これらの実施例はあくまで例示的なものであつて本発明
を何ら限定するものではない。
これらの実施例はあくまで例示的なものであつて本発明
を何ら限定するものではない。
実施例I (A) 使用菌株 大腸菌 K-12,MWPEC 13-60 (本発明の一菌株例) (B) 種培地の組成 グルコース 5 % バクト−トリプトン 1 % バクト−酵母抽出物 1 % 塩化ナトリウム 0.1% カナマイシン 10mg/ pH 7.0 (C) 発酵生産培地の組成 グルコース 6 % 硫酸カルシウム 0.04 % 硫酸アンモニウム 2 % クエン酸ナトリウム 0.05 % フマル酸 0.05 % 塩化マグネシウム 0.05 % リン酸カリウム(一塩基) 0.1% /リン酸カリウム(二塩基) バクト酵母抽出物 0.1% グルタミン酸 0.05% 塩化コバルト 0.1mg/ 硫酸亜鉛 1 mg/ 塩化マンガン 2 mg/ 塩化カルシウム 5 mg/ チアミン塩酸塩 10 mg/ ニコチン酸 10 mg/ pH 7.0 (D) 発酵によるL−フェニルアラニンの生産試験。
500ml容試験フラスコに種培地(B)の50mlを入れ、1
20℃で20分間加熱した。本発明による新菌株、大腸
菌K-12,MWPEC13-60(ATCC No.67459)をこのフラスコに
入れ、30℃で120rpmの回転速度で16時間培養して種培
養物を得た。他方、発酵生産培地(C)を上述の組成で調
製した。
20℃で20分間加熱した。本発明による新菌株、大腸
菌K-12,MWPEC13-60(ATCC No.67459)をこのフラスコに
入れ、30℃で120rpmの回転速度で16時間培養して種培
養物を得た。他方、発酵生産培地(C)を上述の組成で調
製した。
炭酸カルシウム(5%)を、上記の発酵生産培地(C)に
入れ、これに上記の種培養物2mlを加え、32℃で35時間
撹拌培養させた。発酵終了後、L−フェニルアラニンの
収量は測定すると12.46g/であった。
入れ、これに上記の種培養物2mlを加え、32℃で35時間
撹拌培養させた。発酵終了後、L−フェニルアラニンの
収量は測定すると12.46g/であった。
実施例2 使用される大腸菌菌株(A)、種培地(B)及び発酵生産培地
(C)は実施例1と同じである。
(C)は実施例1と同じである。
発酵によるL−フェニルアラニンの生産試験を次の通り
に行った。
に行った。
500m容のフラスコに種培地(B)の50mlを入れ、120℃
で20分間加熱した。新菌株の大腸菌K-12,MWPEC13-60(AT
CC67459)をこのフラスコに入れ、30℃で16時間培養して
種培養物を得た。発酵生産培地(C)の20を発酵槽に入
れた。上記の種培養液をこれに接種して32℃で55時間培
養した。(400rpmで撹拌;0.75vvm酸素供給率)。
で20分間加熱した。新菌株の大腸菌K-12,MWPEC13-60(AT
CC67459)をこのフラスコに入れ、30℃で16時間培養して
種培養物を得た。発酵生産培地(C)の20を発酵槽に入
れた。上記の種培養液をこれに接種して32℃で55時間培
養した。(400rpmで撹拌;0.75vvm酸素供給率)。
培養中は、グルコース濃度が1%以下に下ったら発酵槽
に水酸化アンモニウムと60%グルコース溶液をフィード
し(2回)、pHを7.0〜7.2に保った。
に水酸化アンモニウムと60%グルコース溶液をフィード
し(2回)、pHを7.0〜7.2に保った。
培養中に用いられるグルコースの総量は160g/gであっ
た。かくしてL−フェニルアラニンが収量として42.8g/
の濃度で得られた。発酵液1を通常の方法、即ちイ
オン交換樹脂で吸着処理し、水酸化アンモニウムでの抽
出により精製を行うと、L−フェニルアラニンが粗結晶
(38.52g/)として得られた。
た。かくしてL−フェニルアラニンが収量として42.8g/
の濃度で得られた。発酵液1を通常の方法、即ちイ
オン交換樹脂で吸着処理し、水酸化アンモニウムでの抽
出により精製を行うと、L−フェニルアラニンが粗結晶
(38.52g/)として得られた。
実施例3 グルコースの代りに、蔗糖のインベルターゼ加水分解
物、すなわちグルコース、果糖、蔗糖を含有する糖混合
物を用いる以外は実施例1と同様に培養を行なった。L
−フェニルアラニンの収量は43.7g/であった。
物、すなわちグルコース、果糖、蔗糖を含有する糖混合
物を用いる以外は実施例1と同様に培養を行なった。L
−フェニルアラニンの収量は43.7g/であった。
第1図及び第2図は夫々に、本発明の親菌株、大腸菌K-
12,MWPEC13-60株に調製するために、大腸菌MWEC 101-6
株に組込まれるプラスミドpMW 13の作成に用いられる組
換えプラスミドpMW 12及びプラスミドpMW 13の調製方法
を示す図式図と、各種プラスミドの制限酵素地図を示
す。
12,MWPEC13-60株に調製するために、大腸菌MWEC 101-6
株に組込まれるプラスミドpMW 13の作成に用いられる組
換えプラスミドpMW 12及びプラスミドpMW 13の調製方法
を示す図式図と、各種プラスミドの制限酵素地図を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 1/21 C12R 1:19) (72)発明者 林 繁三 大韓民国ソウル特別市江南区清潭洞 三益 アパートメント1―303 (56)参考文献 特開 昭61−141881(JP,A) 特開 昭61−247392(JP,A) 特開 昭60−149390(JP,A) バイオテクノロジー事典 福井三郎監修 (株)シーエムシー(1986.10.9) P.234−235
Claims (16)
- 【請求項1】phe A遺伝子、aro F遺伝子、これら2つの
遺伝子の発現を制御するプロモーター及び温度感受性レ
プレッサーcI857-10を含有すること、及びフェニルアラ
ニン生産能を有し、かつそのフェニルアラニン産生最適
温度が30℃〜35℃であることを特徴とする大腸菌菌株。 - 【請求項2】フェニルアラニンの生合成経路に関与する
酸素を生産する遺伝子を含有するプラスミドで形質転換
された請求項1記載の大腸菌菌株。 - 【請求項3】フェニルアラニン産生最適温度が30℃〜32
℃である請求項1記載の大腸菌菌株。 - 【請求項4】大腸菌K-12、MWPEC13-60株(ATCC67459)又
はその変異株である請求項1記載の大腸菌菌株。 - 【請求項5】請求項2記載のプラスミドがカナマイシン
耐性遺伝子、phe A遺伝子及びaro F遺伝子を含有するプ
ラスミドpMW 11である請求項2記載の大腸菌菌株。 - 【請求項6】請求項2記載のプラスミドは制限酵素Pst
I、EcoR I及びHind IIIを用いて調製されたものである
請求項2記載の大腸菌菌株。 - 【請求項7】請求項2記載のプラスミドは制限酵素Afl
II、Hae II、Bam HI、Bgl II及びDra IIIを用いて調製
されたものである請求項2記載の大腸菌菌株。 - 【請求項8】大腸菌を形質転換するのに用いると、 phe A遺伝子、aro F遺伝子、これら2つの遺伝子の発現
を制御するプロモーター及び温度感受性レプレッサーcI
857-10を含有し且つフェニルアラニン産生最適温度が30
℃〜35℃であるフェニルアラニン産生能を有する大腸菌
形質転換株を作成できる複製可能な組換えプラスミド。 - 【請求項9】請求項1記載の大腸菌菌株を培地中で培養
することを特徴とする、フェニルアラニンの製造方法。 - 【請求項10】大腸菌菌株を温度30℃〜35℃で培養する
請求項9記載の方法。 - 【請求項11】培養温度が30℃〜32℃である請求項9記
載の方法。 - 【請求項12】糖の存在下で培養を行なう請求項9記載
の方法。 - 【請求項13】請求項12記載の糖がブドウ糖、果糖、庶
糖からなる加水分解混合物である請求項12記載の方法。 - 【請求項14】培養物からL−フェニルアラニンを回収
する工程を含む請求項9記載の方法。 - 【請求項15】培地の通気、撹拌を行なう請求項9記載
の方法。 - 【請求項16】回収されたフェニルアラニンを精製する
工程を含む請求項15記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019870002816A KR890003714B1 (ko) | 1987-03-26 | 1987-03-26 | 유전자 조작 미생물에 의한 l-페닐알라닌 제조방법 |
KR87-2816 | 1987-03-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104160A JPH01104160A (ja) | 1989-04-21 |
JPH062052B2 true JPH062052B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=19260316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63069928A Expired - Lifetime JPH062052B2 (ja) | 1987-03-26 | 1988-03-25 | 遺伝子組換え大腸菌及びそれを用いるl‐フエニルアラニンの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5008190A (ja) |
EP (1) | EP0284185B1 (ja) |
JP (1) | JPH062052B2 (ja) |
KR (1) | KR890003714B1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623605B2 (ja) * | 1987-05-26 | 1994-03-30 | 日本ファーネス工業株式会社 | ラジアントチューブバーナ |
KR940011838B1 (ko) * | 1991-09-12 | 1994-12-26 | 주식회사 미원 | 유전자 조작 미생물 발효에 의한 l-페닐알라닌의 제조방법 |
US6210937B1 (en) | 1997-04-22 | 2001-04-03 | Bechtel Bwxt Idaho, Llc | Development of genetically engineered bacteria for production of selected aromatic compounds |
US8715957B2 (en) | 2010-07-26 | 2014-05-06 | Genomatica, Inc. | Microorganisms and methods for the biosynthesis of aromatics, 2,4-pentadienoate and 1,3-butadiene |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU3187984A (en) * | 1983-08-16 | 1985-02-21 | Genentech Inc. | Recombinant process for preparing l-amino acids |
US4839286A (en) * | 1983-10-07 | 1989-06-13 | Biotechnica International, Inc. | Method of biosynthesis and cells therefor |
GB8333797D0 (en) * | 1983-12-19 | 1984-01-25 | Searle & Co | Starch utilization |
JPS6192565A (ja) * | 1984-09-24 | 1986-05-10 | バイオテクニカ・インターナシヨナル・インコーポレーテツド | 生合成方法およびそのための細胞 |
CA1283375C (en) * | 1984-09-24 | 1991-04-23 | H.J. Heinz Company | Method of biosynthesis and cells therefor |
EP0190921A3 (en) * | 1985-02-04 | 1988-01-13 | Engenics, Inc. | Method for the overproduction of amino acids |
EP0229161B1 (en) * | 1985-06-24 | 1991-05-29 | THE NUTRASWEET COMPANY (a Delaware corporation) | Composite plasmids for amino acid synthesis |
-
1987
- 1987-03-26 KR KR1019870002816A patent/KR890003714B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1987-11-13 US US07/120,461 patent/US5008190A/en not_active Expired - Lifetime
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1988
- 1988-02-10 EP EP88301095A patent/EP0284185B1/en not_active Expired - Lifetime
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Non-Patent Citations (1)
Title |
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バイオテクノロジー事典福井三郎監修(株)シーエムシー(1986.10.9)P.234−235 |
Also Published As
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EP0284185A1 (en) | 1988-09-28 |
US5008190A (en) | 1991-04-16 |
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JPH01104160A (ja) | 1989-04-21 |
EP0284185B1 (en) | 1994-04-20 |
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