JPH06181686A - 油脂の分別用乳化剤及び油脂の分別方法 - Google Patents
油脂の分別用乳化剤及び油脂の分別方法Info
- Publication number
- JPH06181686A JPH06181686A JP4336284A JP33628492A JPH06181686A JP H06181686 A JPH06181686 A JP H06181686A JP 4336284 A JP4336284 A JP 4336284A JP 33628492 A JP33628492 A JP 33628492A JP H06181686 A JPH06181686 A JP H06181686A
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- Japan
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- oils
- fats
- fractionation
- fatty acid
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 主構成脂肪酸がパルミチン酸からなるショ糖
脂肪酸エステルであって、該エステルの平均置換度が4
〜8であるショ糖脂肪酸ポリエステルを主剤とする油脂
の分別用乳化剤。 【効果】 微細で硬い結晶(固体脂)が均一に生成する
ので油脂の分別を著しく促進することができる。
脂肪酸エステルであって、該エステルの平均置換度が4
〜8であるショ糖脂肪酸ポリエステルを主剤とする油脂
の分別用乳化剤。 【効果】 微細で硬い結晶(固体脂)が均一に生成する
ので油脂の分別を著しく促進することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油脂の分別用乳化剤に
関するものである。さらに詳しくは本発明は食用に供す
ることのできる分別油脂を効率良く製造するために、油
脂の特定成分の結晶化を促進させる乳化剤に関するもの
である。
関するものである。さらに詳しくは本発明は食用に供す
ることのできる分別油脂を効率良く製造するために、油
脂の特定成分の結晶化を促進させる乳化剤に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】食用油脂は各種脂肪酸グリセライドを主
体とする混合物であり、その用途に応じて結晶化させて
分別し、個々の成分の有効活用がなされている。とりわ
け、パーム油等は広い範囲の脂肪酸組成とトリグリセラ
イド組成を有し、常温で半ば固状、半ば液状のいわゆる
セミソリッドの油脂であるので、それ自身として使用さ
れる他に、目的とする用途に適した成分を分ける為に分
別という処理が行われている。
体とする混合物であり、その用途に応じて結晶化させて
分別し、個々の成分の有効活用がなされている。とりわ
け、パーム油等は広い範囲の脂肪酸組成とトリグリセラ
イド組成を有し、常温で半ば固状、半ば液状のいわゆる
セミソリッドの油脂であるので、それ自身として使用さ
れる他に、目的とする用途に適した成分を分ける為に分
別という処理が行われている。
【0003】従来から、分別方法としては、自然分別
法、界面活性剤分別法、溶剤分別法等が知られている
が、それぞれ一長一短がある。自然分別法は一般にウイ
ンタリングといわれる方法で、完全に溶解した油脂を徐
々に冷却し、生成した結晶部分を液体油部分から濾別し
て分離する方法である。この方法は、設備費やランニン
グコストが低いという利点があるが、液体油部分の分別
精度を高めようとすると、結晶相への液体油の混入量が
多くなり、結晶部分の分別品質の低下と液体油部分の収
量の低下につながる。また、結晶部分の多量の析出は粘
度の上昇を招き、固液分離が困難になり精密な分別が困
難となる。また、濾過分別を行う場合に、濾過に要する
日数が2〜3日も必要であることや、温度条件のわずか
な違いが、析出する油脂の形状や大きさに影響を与えて
濾過速度の低下につながる等の問題点がある。
法、界面活性剤分別法、溶剤分別法等が知られている
が、それぞれ一長一短がある。自然分別法は一般にウイ
ンタリングといわれる方法で、完全に溶解した油脂を徐
々に冷却し、生成した結晶部分を液体油部分から濾別し
て分離する方法である。この方法は、設備費やランニン
グコストが低いという利点があるが、液体油部分の分別
精度を高めようとすると、結晶相への液体油の混入量が
多くなり、結晶部分の分別品質の低下と液体油部分の収
量の低下につながる。また、結晶部分の多量の析出は粘
度の上昇を招き、固液分離が困難になり精密な分別が困
難となる。また、濾過分別を行う場合に、濾過に要する
日数が2〜3日も必要であることや、温度条件のわずか
な違いが、析出する油脂の形状や大きさに影響を与えて
濾過速度の低下につながる等の問題点がある。
【0004】界面活性剤分別法は、結晶化操作は自然分
別法とほぼ同じであるが、結晶化完了後に界面活性剤の
水溶液を添加して、結晶表面に付着する液体部を洗い出
し、同時に結晶部を界面活性剤水溶液中に移行させ、比
重差を生じさせて、これを遠心分離によって分離する方
法である。この方法は設備費が安い、分離精度が高いと
いう利点があるが、界面活性剤として通常はドデシル硫
酸ナトリウムを使用する為、食品衛生上の問題が残る。
別法とほぼ同じであるが、結晶化完了後に界面活性剤の
水溶液を添加して、結晶表面に付着する液体部を洗い出
し、同時に結晶部を界面活性剤水溶液中に移行させ、比
重差を生じさせて、これを遠心分離によって分離する方
法である。この方法は設備費が安い、分離精度が高いと
いう利点があるが、界面活性剤として通常はドデシル硫
酸ナトリウムを使用する為、食品衛生上の問題が残る。
【0005】溶剤分別法は、油脂を有機溶剤に溶解した
ものを冷却すると、溶剤に対する溶解度の低い高融点成
分、次に中融点成分の順に順次結晶が析出してくるの
で、結晶を充分に成長させた後、濾過機などで結晶部分
と液体部分を分離する方法である。この方法は、粘度が
低く、濾過などの操作性が良い、結晶量が多い場合でも
処理ができる等の利点があるが、分別設備が複雑で設備
費が高い、有機溶剤を使用するのでその費用がかかるこ
と及び火災防止の為に防爆型の設備が必要となる等の問
題点がある。
ものを冷却すると、溶剤に対する溶解度の低い高融点成
分、次に中融点成分の順に順次結晶が析出してくるの
で、結晶を充分に成長させた後、濾過機などで結晶部分
と液体部分を分離する方法である。この方法は、粘度が
低く、濾過などの操作性が良い、結晶量が多い場合でも
処理ができる等の利点があるが、分別設備が複雑で設備
費が高い、有機溶剤を使用するのでその費用がかかるこ
と及び火災防止の為に防爆型の設備が必要となる等の問
題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記事情に
鑑み、自然分別法の改良について、鋭意検討を進めたと
ころ、自然分別法において特定の乳化剤を油脂に用いる
ことにより、結晶化が促進され、かつ微細で硬い結晶が
均一に生成される為、工程の短時間化、操作性の向上、
分別精度の向上につながることを見出し本発明を完成す
るに至った。
鑑み、自然分別法の改良について、鋭意検討を進めたと
ころ、自然分別法において特定の乳化剤を油脂に用いる
ことにより、結晶化が促進され、かつ微細で硬い結晶が
均一に生成される為、工程の短時間化、操作性の向上、
分別精度の向上につながることを見出し本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、主構成脂肪酸
がパルミチン酸からなるショ糖脂肪酸エステルであっ
て、該エステルの平均置換度が4〜8であるショ糖脂肪
酸ポリエステルを主剤とする油脂の分別用乳化剤、及び
この乳化剤を用いて油脂の結晶成分を分離することを特
徴とする油脂の分別方法である。以下、本発明を詳細に
説明する。
がパルミチン酸からなるショ糖脂肪酸エステルであっ
て、該エステルの平均置換度が4〜8であるショ糖脂肪
酸ポリエステルを主剤とする油脂の分別用乳化剤、及び
この乳化剤を用いて油脂の結晶成分を分離することを特
徴とする油脂の分別方法である。以下、本発明を詳細に
説明する。
【0008】本発明で使用されるショ糖脂肪酸ポリエス
テルとは、エステルを構成する主脂肪酸がパルミチン酸
である必要があり、ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸
中のパルミチン酸含量が、50重量%以上、好ましくは
60重量%以上、更に好ましくは70重量%以上であ
る。50重量%以下では、本発明の目的とする効果が得
られない。
テルとは、エステルを構成する主脂肪酸がパルミチン酸
である必要があり、ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸
中のパルミチン酸含量が、50重量%以上、好ましくは
60重量%以上、更に好ましくは70重量%以上であ
る。50重量%以下では、本発明の目的とする効果が得
られない。
【0009】本発明におけるショ糖脂肪酸エステルは、
脂肪酸成分が上記特定のものであることの外に、ショ糖
に対する脂肪酸のエステル結合数(置換度)が平均4〜
8、換言するとエステル化率が平均50%以上である必
要がある。ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖1分子に対
する脂肪酸の置換度によってモノエステルからオクタエ
ステルまでの8種類が存在する。通常はこれらのエステ
ルの混合物として存在するが、本発明では、ショ糖のト
リ、テトラエステル及びそれ以上の部分エステルを主成
分とし、平均置換度が4以上になるものを用い、特にテ
トラエステル以上の部分エステルを多く含むものが好ま
しい。
脂肪酸成分が上記特定のものであることの外に、ショ糖
に対する脂肪酸のエステル結合数(置換度)が平均4〜
8、換言するとエステル化率が平均50%以上である必
要がある。ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖1分子に対
する脂肪酸の置換度によってモノエステルからオクタエ
ステルまでの8種類が存在する。通常はこれらのエステ
ルの混合物として存在するが、本発明では、ショ糖のト
リ、テトラエステル及びそれ以上の部分エステルを主成
分とし、平均置換度が4以上になるものを用い、特にテ
トラエステル以上の部分エステルを多く含むものが好ま
しい。
【0010】本発明の油脂の分別用乳化剤に用いるショ
糖パルミチン酸ポリエステルの使用量は、油脂に対して
通常0.01〜5重量%、好ましくは、0.1〜3重量
%である。本発明の対象となる油脂としては、綿実油、
菜種油、大豆油、コーン油、パーム油、ヤシ油、カカオ
油等の植物油脂類等、牛脂、豚脂、魚油、乳脂等の動物
油脂類等及びこれらの混合物、及びこれらの油脂を水添
処理したもの等も使用できる。本発明は、特にパーム油
の分別に適している。
糖パルミチン酸ポリエステルの使用量は、油脂に対して
通常0.01〜5重量%、好ましくは、0.1〜3重量
%である。本発明の対象となる油脂としては、綿実油、
菜種油、大豆油、コーン油、パーム油、ヤシ油、カカオ
油等の植物油脂類等、牛脂、豚脂、魚油、乳脂等の動物
油脂類等及びこれらの混合物、及びこれらの油脂を水添
処理したもの等も使用できる。本発明は、特にパーム油
の分別に適している。
【0011】本発明の分別用乳化剤の使用方法は、対象
となる油脂に所望の量を添加し、加熱溶融等の手段によ
り均一に混合した後に、通常の自然分別法と同様に徐々
に冷却し、生成した結晶部分を液体部分より分離すれば
よい。また、本発明の分別用乳化剤は、油脂の結晶化を
促進し、微細で硬い結晶が均一に生成し、圧力下で濾過
を行う分別方法において、結晶の破壊が防止され短時間
で且つ液相部の混入が少ない固相部が得られるので特に
有効である。なお、分別した油脂は、種々の用途に使用
でき、例えば、固体脂側はショートニング、チョコレー
ト等の原料油脂として、液体油側は揚げ油、マヨネーズ
等の原料油脂として使用される。
となる油脂に所望の量を添加し、加熱溶融等の手段によ
り均一に混合した後に、通常の自然分別法と同様に徐々
に冷却し、生成した結晶部分を液体部分より分離すれば
よい。また、本発明の分別用乳化剤は、油脂の結晶化を
促進し、微細で硬い結晶が均一に生成し、圧力下で濾過
を行う分別方法において、結晶の破壊が防止され短時間
で且つ液相部の混入が少ない固相部が得られるので特に
有効である。なお、分別した油脂は、種々の用途に使用
でき、例えば、固体脂側はショートニング、チョコレー
ト等の原料油脂として、液体油側は揚げ油、マヨネーズ
等の原料油脂として使用される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。 実施例1〜9および比較例1〜7 パーム油250gに表−1に示した各種乳化剤を加え、
80℃で加温溶融した。その後、50℃の恒温水槽に移
し、サンプルを30rpmで撹拌しながら、水槽の水温
を1℃/分の冷却速度で降温し、水槽の水温が15℃に
なったら20分間保持した。(固化状態を観察) その後、濾紙径3μの濾紙を使用して、30mmHgの
真空下、ヌッチェ式の吸引濾過を行った。(濾過時間を
測定) 得られた濾紙上の固定脂について結晶径を測定した。ま
た、析出した結晶に10kg/cm2 の圧力をかけた場
合の状態を観察した。結果を表−2に示す。
明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定される
ものではない。 実施例1〜9および比較例1〜7 パーム油250gに表−1に示した各種乳化剤を加え、
80℃で加温溶融した。その後、50℃の恒温水槽に移
し、サンプルを30rpmで撹拌しながら、水槽の水温
を1℃/分の冷却速度で降温し、水槽の水温が15℃に
なったら20分間保持した。(固化状態を観察) その後、濾紙径3μの濾紙を使用して、30mmHgの
真空下、ヌッチェ式の吸引濾過を行った。(濾過時間を
測定) 得られた濾紙上の固定脂について結晶径を測定した。ま
た、析出した結晶に10kg/cm2 の圧力をかけた場
合の状態を観察した。結果を表−2に示す。
【0013】固化状態の観察は肉眼観察で行なった。均
一とは、結晶が容器全体にひろがっている状態を示し、
不均一とは、結晶が撹拌羽根部分及び容器の外壁部分に
集中して発生している状態にある。加圧時の結晶状態の
観察は、顕微鏡観察(400倍)で行なった。分散と
は、結晶の重なりが少ない状態を示し、凝集とは、結晶
が集合し集合体の長さが20μ以上になるものを示す。
一とは、結晶が容器全体にひろがっている状態を示し、
不均一とは、結晶が撹拌羽根部分及び容器の外壁部分に
集中して発生している状態にある。加圧時の結晶状態の
観察は、顕微鏡観察(400倍)で行なった。分散と
は、結晶の重なりが少ない状態を示し、凝集とは、結晶
が集合し集合体の長さが20μ以上になるものを示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本発明の油脂の分別用乳化剤を使用する
ことにより、微細で硬い結晶が均一に生成するので油脂
の分別を著しく促進することができる。従来の自然分別
法の工程が簡略化され、安価で有用な油脂の生産が可能
となった。
ことにより、微細で硬い結晶が均一に生成するので油脂
の分別を著しく促進することができる。従来の自然分別
法の工程が簡略化され、安価で有用な油脂の生産が可能
となった。
Claims (2)
- 【請求項1】 主構成脂肪酸がパルミチン酸からなるシ
ョ糖脂肪酸エステルであって、該エステルの平均置換度
が4〜8であるショ糖脂肪酸ポリエステルを主剤とする
油脂の分別用乳化剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の分別用乳化剤を油脂に添
加し、撹拌混合して油脂の特定成分を結晶化させ、次い
で結晶を分離することを特徴とする油脂の分別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336284A JPH06181686A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 油脂の分別用乳化剤及び油脂の分別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336284A JPH06181686A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 油脂の分別用乳化剤及び油脂の分別方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181686A true JPH06181686A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18297522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4336284A Pending JPH06181686A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 油脂の分別用乳化剤及び油脂の分別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181686A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996031580A1 (en) * | 1995-04-05 | 1996-10-10 | Unilever N.V. | Fractionation of triglyceride oils |
WO1996031581A1 (en) * | 1995-04-05 | 1996-10-10 | Unilever N.V. | Fractionation of triglyceride oils |
US6162934A (en) * | 1997-02-06 | 2000-12-19 | Lipton, Division Of Conopco, Inc. | Fractionation of triglyceride fats |
JP2008301731A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Fuji Oil Co Ltd | 油脂移行耐性油脂組成物 |
WO2009031680A1 (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-12 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 1,3-ジ飽和-2-不飽和トリグリセリドの分別方法 |
US8968815B2 (en) | 2009-03-06 | 2015-03-03 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Method for producing fats and oils |
US8980346B2 (en) | 2007-09-07 | 2015-03-17 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Process for preparing hard butter |
JP2016089004A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 日清オイリオグループ株式会社 | 油脂組成物 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP4336284A patent/JPH06181686A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996031580A1 (en) * | 1995-04-05 | 1996-10-10 | Unilever N.V. | Fractionation of triglyceride oils |
WO1996031581A1 (en) * | 1995-04-05 | 1996-10-10 | Unilever N.V. | Fractionation of triglyceride oils |
US6162934A (en) * | 1997-02-06 | 2000-12-19 | Lipton, Division Of Conopco, Inc. | Fractionation of triglyceride fats |
JP2008301731A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Fuji Oil Co Ltd | 油脂移行耐性油脂組成物 |
WO2009031680A1 (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-12 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | 1,3-ジ飽和-2-不飽和トリグリセリドの分別方法 |
US8389754B2 (en) | 2007-09-07 | 2013-03-05 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Fractionation method of 1,3-disaturated-2-unsaturated triglyceride |
US8980346B2 (en) | 2007-09-07 | 2015-03-17 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Process for preparing hard butter |
US8968815B2 (en) | 2009-03-06 | 2015-03-03 | The Nisshin Oillio Group, Ltd. | Method for producing fats and oils |
JP2016089004A (ja) * | 2014-11-04 | 2016-05-23 | 日清オイリオグループ株式会社 | 油脂組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |