JPH06180762A - 課金情報収集システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台の課金情報を生ずる装置と前記課金情
報を収集する情報処理装置とが通信回線で接続され、所
定期間毎に行う課金情報の収集処理を無駄な動作を行う
ことなく、効率よく課金情報を収集することができる課
金情報収集システムを提供する 【構成】 複数台の課金情報を生ずる装置と、前記課金
情報を収集する情報処理装置とが通信回線で接続され、
所定期間毎に課金情報を収集する課金情報収集システム
は、複数台の課金情報を生ずる装置に対応して当該装置
からの課金情報を保存する複数の課金情報ファイルと、
課金情報を生ずる装置の状態を判定し、予め指定された
課金情報収集日付けと現在の日付けとを比較して、装置
の状態と日付け条件とが所定の課金情報収集条件に一致
した場合のみ課金情報の収集動作を開始して、課金情報
を収集し、課金情報ファイルに記憶する制御手段とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、課金情報収集システム
に関し、特に、複数台の課金情報を生ずる装置と前記課
金情報を収集する情報処理装置とが通信回線で接続さ
れ、所定期間毎に課金情報を収集する課金情報収集シス
テムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、課金情報を生ずる装置から課金情
報の収集を行う場合、人間の操作により、課金情報を生
ずる装置においてその課金情報を表示させ、当該課金情
報を人間が読み取り集計表等に記録して収集する方法、
または、携帯端末などにより当該課金情報を電子的に読
み取り、別の所定形式のファイルに記録して集収し、最
終的にはフロッピーディスク等の媒体に順次に保存して
収集する方法などにより収集が行なわれている。

【０００３】しかし、このような収集方法では、操作員
が課金情報を有する装置のところまで、出向いて行き、
課金情報を収集しなければならないという問題点があ
り、このような問題点を解消するものとして、例えば、
特開平３−２５６６０５号公報に記載のような「課金情
報送出方式」が提案されている。

【０００４】特開平３−２５６６０５号公報に記載の
「課金情報送出方式」の提案は、２台以上の情報処理装
置で構成され、前記情報処理装置内に、日付を通知する
時計装置と、課金情報を保存する記憶部とを設け、前記
時計装置から通知された日とあらかじめ指定した日付け
と比較することにより、課金情報を送出する日付けとを
前後比較することにより、課金情報を送出する日付けの
条件が一致したとき、前記記憶部に保存された課金情報
を他の情報処理装置に対して自動的に送出する方式の提
案である。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような課
金情報収集方式では、課金情報を生ずる情報処理装置の
全てにおいて時間装置を備える必要があり、また、課金
情報の収集を行い、課金情報処理を行う課金情報処理用
装置の稼動状態がどのような状態であるにもかかわら
ず、課金情報を生ずる情報処理装置の側で、勝手に課金
情報を送出する動作を開始してしまうため、課金情報が
受け取られなかった場合に、何度も課金情報を送出しな
ければならないという問題点がある。

【０００６】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、本発明の目的は、複数台の課
金情報を生ずる装置と前記課金情報を収集する情報処理
装置とが通信回線で接続され、所定期間毎に行う課金情
報の収集処理を無駄な動作を行うことなく、効率よく課
金情報を収集することができる課金情報収集システムを
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の課金情報収集システムは、複数台の
課金情報を生ずる装置（１０，２０）と、前記課金情報
を収集する情報処理装置（１）とが通信回線（９）で接
続され、所定期間毎に課金情報を収集する課金情報収集
システムであって、複数台の課金情報を生ずる装置に対
応して当該装置からの課金情報を保存する複数の課金情
報ファイル（８ａ，８ｂ，８ｃ）と、課金情報を生ずる
装置の状態を判定し、予め指定された課金情報収集日付
けと現在の日付けとを比較して、装置の状態と日付け条
件とが所定の課金情報収集条件に一致した場合のみ課金
情報の収集動作を開始して、課金情報を収集し、課金情
報ファイルに記憶する制御手段（５）とを備えることを
特徴とする。

【０００８】

【作用】本発明による課金情報収集システムにおいて
は、複数台の課金情報を生ずる装置と、前記課金情報を
収集する情報処理装置とが通信回線により接続され、所
定期間毎に課金情報を収集する。この場合、課金情報収
集システムには、複数の課金情報ファイルと、制御手段
とが備えられており、複数の課金情報ファイルは、複数
台の課金情報を生ずる装置に対応して当該装置からの課
金情報を保存する。制御手段は、まず、課金情報を生ず
る装置の状態を判定し、予め指定された課金情報収集日
付けと現在の日付けとを比較して、装置の状態と日付け
条件とが所定の課金情報収集条件に一致した場合のみ課
金情報の収集動作を開始して、課金情報を収集し、複数
の課金情報ファイルに対応の課金情報ファイルに記憶す
る。なお、所定の課金情報収集条件に一致しない場合
は、別の課金情報を生ずる装置に対して、同様の処理を
行う。

【０００９】このように、所定期間毎に課金情報を収集
する場合に、日付け条件の一致に加えて、課金情報を生
ずる装置の状態を判定し、装置の稼動状態，通信回線の
状態から課金情報の収集が可能か否かの状態など装置の
状態が、所定の課金情報収集条件に一致する場合にのみ
課金情報の収集を行う。これにより、無駄な課金情報の
収集処理の動作を行うことなく、課金情報を効率よく収
集することができる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図１は本発明の一実施例にかかる課金
情報収集システムの要部の構成を示すブロック図であ
る。図１において、１はホストシステムであり、課金情
報処理装置２および課金情報保存装置３から構成され
る。課金情報処理装置２は、時計装置４，課金情報収集
処理部５，および通信制御処理部６を含んでおり、ま
た、課金情報保存装置３には、課金情報収集管理ファイ
ル７，複数の課金情報ファイルである各々のプリンタ用
課金情報ファイル８ａ，８ｂ，８ｃを含んで構成され
る。

【００１１】ホストシステム１はネットワークの通信回
線９を介して、複数台の課金情報を生ずる装置である各
プリンタサブシステム１０，２０に接続され、複数のプ
リンタサブシステム１０，２０から、そこで生ずる課金
情報を収集する処理を行う。課金情報処理装置２におい
ては、課金情報収集処理部５が時計装置４から供給され
れる日付け情報に従い、課金情報保存装置３の課金情報
収集管理ファイル７の管理情報とつき合せて、複数の課
金情報を生ずる装置からの各々の課金情報の収集処理を
制御する。課金情報の収集処理は通信制御処理部６を介
して、課金情報を生ずる装置であるプリンタサブシスム
１０，２０に対して行い、収集した課金情報は、それぞ
れに対応する課金情報ファイルのプリンタ用課金情報フ
ァイル８ａ，８ｂ，８ｃに格納される。

【００１２】また、ここでのプリンタサブシステム１０
は、プリンタ端末装置１１，プリンタ装置１４，および
課金情報ファイル１５から構成されており、プリンタ端
末装置１１には通信制御処理部１２およびプリンタ端末
装置制御処理部１３が備えられている。プリンタサブシ
ステム１０においては、プリンタ端末装置１１のプリン
タ端末装置制御処理部１３により、プリンタ装置１４の
状態を管理して、印刷枚数など使用量による従量制によ
る課金情報を生成し、課金情報ファイル１５に蓄積す
る。また、ホストシステム１から、通信制御処理部１２
を介してのプリンタ稼働状態の読込み要求，課金情報の
読込み要求に対して、ホストシステム１へ通信制御処理
部１２を介して、プリンタ稼働状態の報告応答，課金情
報の報告応答を行う。

【００１３】プリンタサブシステム２０も、プリンタサ
ブシステム１０と同様な構成を有しており、システム要
素として、プリンタ端末装置２１，プリンタ装置２４，
および課金情報ファイル２５を備えている。プリンタ端
末装置２１には、通信制御処理部２２およびプリンタ端
末装置制御処理部２３が備えられており、プリンタサブ
システム１０の場合と同様に、プリンタ装置２４の状態
の管理と、課金情報の蓄積を行う。

【００１４】図２は、本実施例にかかる課金情報収集シ
ステムにおける課金情報収集管理ファイルおよび個々の
課金情報ファイルの内容一例を示す図である。図２に示
すように、課金情報収集管理ファイル７には、課金情報
収集の対象となっている装置（プリンタ１，プリンタ
２，プリンタ３）に対して、それぞれの課金情報の収集
状況を管理するレコードデータが設けられている。この
レコードデータにより、各々に課金情報を生ずる装置か
らの課金情報の収集状況が管理される。例えば、図２に
示す課金情報収集管理ファイル７では、“Printer１”
においては１月度，２月度，３月度までの課金情報の収
集が既に行なわれ、読み込み済となっていることを示し
ており、“Printer２”および“Printer３”においては
１月度，２月度までは既に課金情報の収集が行なわれ、
読み込み済となっているが、３月度に対しては未だ課金
情報の収集が行なわれていないことを示している。この
課金情報の収集の状態を示すデータは、日付け情報と読
込み済フラグから構成されており、日付け情報は、読込
み済フラグが「読込み済である」処理済の状態を示す時
には現実に課金情報の収集が行なわれた日付けを示し、
また、読込み済フラグが「読込み済でない」未処理の状
態を示す時には、課金情報の収集を行うベき基準日の日
付けを示している。ここでの課金情報の収集を行うベき
基準日の日付けにより、課金情報収集制御処理部５が課
金情報収集の処理制御を行う。

【００１５】また、各々の課金情報を生ずる装置に対応
して設けられる複数の課金情報ファイル８ａ，８ｂ，８
ｃには、所定基準日の日付けにおいて、収集された課金
情報が蓄積される。この課金情報ファイル８ａ，８ｂ，
８ｃのレコードデータは、各々のプリンタサブシテムに
おける課金情報ファイル１５，２５，３５から、各々の
月度毎に収集された課金情報のデータが、各々の月度毎
のレコードデータとして、そのままのフォーマットで格
納される。なお、この例では、特に、収集された課金情
報のレコードデータは加工せずに、そのままの形式で格
納することとしているが、課金情報の収集処理におい
て、その課金情報の利用状況に応じて所定のデータ処理
を行うようにしても良い。

【００１６】図３は、本実施例の課金情報収集制御処理
部における課金情報収集処理の要部の処理フローを示す
フローチャートである。図３を参照して、ここでの課金
情報収集処理を説明する。処理を開始すると、まず、ス
テップ３１において、プリンタサブシステム１０，２０
のプリンタ装置１４，２４の稼動状態を調ベるため、課
金情報処理装置２の通信制御処理部６および各プリンタ
端末装置１１，２１の通信制御処理部１２，２２を介し
て、各プリンタ端末装置からプリンタ稼働状態の読込み
処理を行う。これは、例えば、通信制御処理部６を介し
て、プリンタ端末装置１１，２１の通信制御処理部１
２，２２に対して、稼動状態チェックコマンドを送信す
ることにより行う。稼動状態チェックコマンドに対する
応答が、プリンタ端末装置１１，２１のプリンタ端末装
置制御処理部１３，２３から各々の通信制御処理部１
２，２２を介して返ってくるので、このプリンタ稼働状
態情報を読込む。

【００１７】次に、ステップ３２おいて、読込まれたプ
リンタ稼働状態情報から、例えば、現在の処理対象プリ
ンタサブシステムを指示するレジスタなどで、現在の処
理対象となっているプリンタ端末装置において、課金情
報が読込める状態か否かを判定する。読込める状態でな
ければ、ステップ３７に進む。また、読込める状態であ
れば、次にステップ３３に進み、時計装置４から日付け
データを読み込み、次のステップ３４において、課金情
報を読込む日付けか否かを判定する。この判定処理は、
課金情報収集管理ファイルにおいて、課金情報の収集対
象となっている装置（Printer１，Printer２，Printer
３）に対応して設定されている収集基準日との比較を行
い、現在の日付けが収集基準日以降となっているか否か
を判定することにより行う。この判定処理により、課金
情報を読み込む日付けでない場合には、ステップ３７に
進む。

【００１８】一方、ステップ３４の判定処理において、
日付けデータが課金情報を読み込む日付けである場合、
次にステップ３５に進み、課金情報収集管理ファイルに
おいて、現在の処理対象のプリンタ端末装置に対する課
金情報ファイルの読込みフラグが読込み済となっている
か否かを判定する。読込みフラグが読込み済となってい
る場合は、ステップ３７に進む。この判定処理におい
て、読込みフラグが読込み済となっていない場合に、次
のステップ３６に進み、現在の処理対象のプリンタ端末
装置からの課金情報読込み処理を行う。

【００１９】ステップ３６の課金情報読込み処理は、課
金情報収集処理部５が通信制御処理部５を介して、現在
の処理対象となっているプリンタ端末装置１１の通信制
御処理部１２に対して課金情報読み込みコマンドを送信
することにより行う。課金情報読み込みコマンドが送信
されると、プリンタ端末装置１１では、この課金情報読
み込みコマンドを通信制御処理部１２を介して受け付
け、プリンタ端末装置制御処理部１３が課金情報ファイ
ル１５に保存されている課金情報を読み出し、応答送信
として、通信制御処理部１２を介して、課金情報処理装
置４の通信制御処理部６に送信する。これにより、送信
された課金情報を、課金情報収集制御処理部５が受信
し、当該課金情報を課金情報収集管理ファイル３の指示
による対応のプリンタ端末装置のプリンタ１用課金情報
ファイル８ａのレコードデータとして格納する。

【００２０】ステップ３６の課金情報読込み処理が終了
すると、次にステップ３７に進み、ステップ３７におい
て、未処理のプリンタ端末装置があるか否かを判定し、
未処理のプリンタ端末装置があれば、現在の処理対象の
プリンタ端末装置を未処理のプリンタ端末装置に変え
て、次に再びステップ３２に戻り、次の処理対象のプリ
ンタ端末装置に対する処理を行う。

【００２１】このように、本実施例にかかる課金情報収
集処理では、まず、各々のプリンタ端末装置（課金情報
を生ずる装置）の状態を調ベて、課金情報の読込みが可
能な場合においてのみ、課金情報収集基準日の日付けデ
ータと時計装置の現在日付けと比較し、課金情報収集基
準日以降となっている場合で、更に、課金情報収集管理
ファイルで読込みフラグが読込み済となっていない場合
に、処理対象のプリンタ端末装置に対して課金情報読み
込み処理を行う。これにより、処理時間の多くかかる通
信制御処理部によるデータ通信パスの接続／切断処理な
どが、無駄に多くの回数を重ねることなく、少ない回数
で効率よく行うことができ、無駄な課金情報の収集処理
にかかる動作を行うことなく、課金情報を効率よく収集
することができる。また、プリンタ端末装置の状態を調
ベてから課金情報の読込み処理を開始するので、プリン
タ装置の制御途中など、プリンタ端末装置のビジー状態
の時間を避けて、プリンタ端末装置から課金情報を収集
することができる。

【００２２】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明の課金情
報収集システムによれば、複数台の課金情報を生ずる装
置と前記課金情報を収集する情報処理装置とが通信回線
で接続され、所定期間毎に課金情報の収集処理を行う場
合に、所定期間毎に行う課金情報の収集処理を無駄な動
作を行うことなく行えて、課金情報の収集を効率よく収
集することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１は本発明の一実施例にかかる課金情報収
集システムの要部の構成を示すブロック図、

【図２】 図２は本実施例にかかる課金情報収集システ
ムにおける課金情報収集管理ファイルおよび個々の課金
情報ファイルの内容一例を示す図、

【図３】 図３は、本実施例の課金情報収集制御処理部
における課金情報収集処理の要部の処理フローを示すフ
ローチャートである。

【符号の説明】

１…ホストシステム、２…課金情報処理装置、３…課金
情報保存装置、４…時計装置、５…課金情報収集処理
部、６…通信制御処理部、７…課金情報収集管理ファイ
ル、８ａ，８ｂ，８ｃ…プリンタ用課金情報ファイル、
９…通信回線、１０，２０…プリンタサブシステム、１
１，２１…プリンタ端末装置、１２，２２…通信制御処
理部、１３，２３…プリンタ端末装置制御処理部、１
４，２４…プリンタ装置、１５，２５…課金情報ファイ
ル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数台の課金情報を生ずる装置と、前記
   課金情報を収集する情報処理装置とが通信回線で接続さ
   れ、所定期間毎に課金情報を収集する課金情報収集シス
   テムであって、 複数台の課金情報を生ずる装置に対応して当該装置から
   の課金情報を保存する複数の課金情報ファイルと、 課金情報を生ずる装置の状態を判定し、予め指定された
   課金情報収集日付けと現在の日付けとを比較して、装置
   の状態と日付け条件とが所定の課金情報収集条件に一致
   した場合のみ課金情報の収集動作を開始して、課金情報
   を収集し、課金情報ファイルに記憶する制御手段とを備
   えることを特徴とする課金情報収集システム。