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JPH06171715A - 搬送設備における物品滞留装置および物品滞留方法 - Google Patents

搬送設備における物品滞留装置および物品滞留方法

Info

Publication number
JPH06171715A
JPH06171715A JP4352668A JP35266892A JPH06171715A JP H06171715 A JPH06171715 A JP H06171715A JP 4352668 A JP4352668 A JP 4352668A JP 35266892 A JP35266892 A JP 35266892A JP H06171715 A JPH06171715 A JP H06171715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
unit
roller
article
roller surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4352668A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Ikegami
巖 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOURITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Kyoshin Kogyo KK
Original Assignee
KOURITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Kyoshin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOURITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK, Kyoshin Kogyo KK filed Critical KOURITSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority to JP4352668A priority Critical patent/JPH06171715A/ja
Priority to DE69319075T priority patent/DE69319075T2/de
Priority to EP93309811A priority patent/EP0601828B1/en
Priority to AU52241/93A priority patent/AU5224193A/en
Publication of JPH06171715A publication Critical patent/JPH06171715A/ja
Priority to AU26845/97A priority patent/AU2684597A/en
Priority to US09/874,244 priority patent/US20010025765A1/en
Priority to US10/067,861 priority patent/US20020088686A1/en
Priority to US10/281,114 priority patent/US6609606B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/34Devices for discharging articles or materials from conveyor 
    • B65G47/46Devices for discharging articles or materials from conveyor  and distributing, e.g. automatically, to desired points
    • B65G47/51Devices for discharging articles or materials from conveyor  and distributing, e.g. automatically, to desired points according to unprogrammed signals, e.g. influenced by supply situation at destination
    • B65G47/5104Devices for discharging articles or materials from conveyor  and distributing, e.g. automatically, to desired points according to unprogrammed signals, e.g. influenced by supply situation at destination for articles
    • B65G47/515First In-Last Out systems [FILO]; Last In-First Out systems [LIFO]
    • B65G47/5181First In-Last Out systems [FILO]; Last In-First Out systems [LIFO] using stacking or destacking arrangements or stacks of articles or article-carriers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2207/00Indexing codes relating to constructional details, configuration and additional features of a handling device, e.g. Conveyors
    • B65G2207/46Tray unloading features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ラインにおいて一時的に物品を滞留させ
るための滞留装置を、簡単かつ安価な構成にて提供す
る。 【構成】 複数のラックユニット7A〜7Fを上下に間
隔を置いて吊下げ、そのラックユニットとローラコンベ
ヤユニット6のローラ11,12とが相互に干渉するこ
となくラックユニツトをローラ面SRより下方の位置と
上方の位置との間で昇降させ得るように構成し、ラック
ユニットをローラ面の下方から上方へ吊上げることによ
ってラックユニツト上にローラ面上の物品を移載させる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種物品の連続製造設
備や倉庫などの搬送ラインにおいて、その搬送途中で物
品を一時的に滞留(保留)させるための滞留装置および
その滞留装置を用いた滞留方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種物品の連続製造設備においては、ロ
ーラコンベヤなどの搬送ラインによって素材や中間製品
を各製造工程に順次搬送し、さらに最終製品を包装工程
や出荷位置に搬送することが行なわれている。このよう
な搬送ラインにおいては、素材や中間製品あるいは最終
製品を、その搬送ラインの中途で一時的に短時間だけ滞
留させておく必要が生じることがある。例えばパンやス
ポンジケーキ等のパン・ケーキ類あるいは麺類、さらに
は蒲鉾や竹輪等の練製品の製造工程においては、素材粉
末の混練の後に、材料になじみや腰あるいはすわりを与
えるために、短時間室温でそのまま保持(エージング)
したい場合があり、またベーキング等の加熱を行なった
後に、室温でそのまま放冷したい場合がある。これらの
場合に、搬送ラインにより対象物品を移動させつつ前述
のようなエージングや放冷を行なおうとすれば、搬送ラ
インを著しく長くせざるを得なくなる。一方エージング
や放冷のために物品を搬送ラインから一旦ライン外へ取
出してしまうことは、工程の連続化を損ない、作業性を
悪くさせる。そこでこのような場合には、搬送ラインの
中途において物品を一時的に滞留させて、エージングや
放冷等を行なうことが望まれる。また例えば、前工程と
後工程との間での処理速度に差がある場合においても、
その前後の工程の間の搬送ライン中途で物品を滞留させ
たいことがある。そのほか、倉庫の搬送ラインにおい
て、倉庫内からの製品の送り出しが連続的に行なわれる
一方、出荷は間欠的に行なわれる場合などにおいても、
搬送ラインの中途で一時的に物品を滞留させたいことも
ある。
【0003】このように搬送ラインの中途において物品
を一時的に滞留、保留させるための装置としては、本願
発明者等は既に特開平2−225210号、実開平2−
132008号において、2基の多段ラックを搬送ライ
ンの中途にその搬送ラインにおける搬送方向に並べて設
けておき、搬送途中の物品を多段ラック内に順次収納
し、かつ順次搬送ライン上に戻すようにした装置を提案
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記各提案の装置は、
搬送ラインの中途で物品を滞留させる機能の点では充分
であるが、物品を多段ラック内に収納するための機構が
複雑かつ高価とならざるを得ない問題があり、また機構
の複雑化に伴なって装置のメンテナンスも容易ではなく
なるという問題がある。
【0005】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たもので、簡単かつ安価な構成にて、搬送ライン途中で
の物品の滞留を行なえるようにした装置およびそれを使
用した滞留方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のような目的を達成
するため、この発明の搬送設備における物品滞留装置
は、基本的には、複数のローラを水平方向に配列してな
るローラコンベヤユニットと、物品を水平に載置し得る
載置部を有する複数のラックユニットと、その複数のラ
ックユニットを水平状態に保ったまま上下に所定間隔を
置いて吊上げるための吊上げ部材と、その吊上げ部材を
昇降させるための昇降駆動装置とを有し、前記ローラコ
ンベヤユニットおよびラックユニットは、ローラコンベ
ヤユニットのローラとラックユニットの載置部とが互い
に干渉することなく、ラックユニットをローラコンベヤ
ユニットのローラ面より下方の位置と上方の位置との間
で昇降させ得るように構成されていることを特徴とする
ものである。
【0007】また請求項2の発明の滞留装置は、請求項
1の発明の装置において、前記吊上げ部材が、全体とし
て可撓性を有するチェーンもしくは条体によって作られ
ており、かつ前記複数のラックユニットが、吊上げ部材
における上下に所定間隔を置いた位置に取付けられてい
ることを特徴とするものである。
【0008】さらに請求項3の物品滞留方法は、請求項
1に記載された物品滞留装置を使用する方法についての
ものであって、請求項1に記載の搬送設備における物品
滞留装置を用いて対象物品を滞留させるにあたり、予め
前記複数のラックユニットを前記ローラコンベヤユニッ
トのローラ面よりも下方の位置に待機させておき、ロー
ラコンベヤユニットのローラ面上に物品が送り込まれた
状態で前記吊上げ部材を上昇させて、その吊上げ部材に
より最上段のラックユニットをローラ面の下方から上方
へ移動させてローラ面上の物品をラックユニットの載置
面上に移載し、さらにローラ面上に新たに物品が送り込
まれるたびごとに前記吊上げ部材を上昇させて、順次ラ
ックユニットをローラ面の下方から上方へ移動させてそ
の物品を各ラックユニットの載置面に載置させ、これに
よってローラ面の上方位置において各ラックユニットに
より各物品を滞留させ、その後吊上げ部材を下降させて
各ラックユニットをローラコンベヤユニットのローラ面
の下方位置まで下降させ、これにより順次ラックユニッ
トの載置面上の物品をローラ面上に移載してローラコン
ベヤユニットにより物品を順次排出させることを特徴と
するものである。
【0009】
【作用】この発明の物品滞留装置においては、物品を水
平に載置する載置部を有する複数のラックユニットは、
それぞれ吊上げ部材によって水平状態を保ったまま上下
に所定間隔を置いて吊上げることができる。ここで、ロ
ーラコンベヤとラックユニットは、ローラコンベヤユニ
ットのローラ面とラックユニットの載置部とが互いに干
渉することなく、ラックユニットをローラ面よりも下方
の位置と上方の位置との間で昇降させ得るように構成さ
れている。したがってローラコンベヤユニットのローラ
面上に移送されて来た物品を滞留させるにあたっては、
予め複数のラックユニットをローラ面よりも下方の位置
に待機させておき、最上段のラックユニットを吊上げ部
材によってローラ面の上方へ引上げれば、ローラ面上の
物品がラックユニットの載置面上に移載される。すなわ
ち、物品はローラコンベヤユニットによる移送が行なわ
れない状態となり、ラックユニットに載置された状態で
滞留せしめられることになる。このようにして順次複数
のラックユニットをローラ面より下方の位置から上方の
位置へ引上げることによって、ローラ面上の物品を順次
各ラックユニットの載置面上に移載し、各物品をローラ
コンベヤユニットの上方空間に吊上げた各ラックユニッ
ト上において滞留させることができる。
【0010】上述のようにして滞留されていた物品の搬
送を再開するにあたっては、吊上げ部材を下降させてラ
ックユニットを降下させ、ローラ面の上方からローラ面
を通過してその下方へ至らせる。ラックユニットがロー
ラ面を通過する際には、ラックユニット上の物品はロー
ラ面上に残り、そのローラ面上をコンベヤローラユニッ
トによって水平方向へ移送させることになる。このよう
にして順次ラックユニットをローラ面の下方まで下降さ
せることにより、各ラックユニット上の物品をローラコ
ンベヤユニットのローラ面上に戻し、順次水平方向へ移
送させることができる。
【0011】ここで、吊上げ部材として全体として可撓
性を有するチェーンもしは条体を用いている場合には、
各ラックユニット間において吊上げ部材を撓ませること
ができるから、各ラックユニットをローラ面の下方にお
いて待機させる際に、各ラックユニットをローラ面の下
方の固定面上に積重ねた状態(各ラックユニットが上下
に接した状態)でラックユニットを待機させておくこと
ができる。
【0012】
【実施例】図1にこの発明の実施例の滞留装置を適用し
た搬送設備の一例の全体を示し、図2および図3にその
滞留装置の主要な構成ユニットを示し、さらに図4〜図
7にその滞留装置の動作状況を段階的に示す。
【0013】図1において、対象物品4を搬送させるた
めの主搬送ライン1は、主として通常のローラコンベヤ
1aによって構成されており、この主搬送ライン1の所
定箇所の側方には、この発明で特徴とする2基の滞留装
置2A,2Bが互いに並列状となるようかつ主搬送ライ
ン1に対して直角となるように配設されている。主搬送
ライン1と各滞留装置2A,2Bとの間には、同じくロ
ーラコンベヤからなる中継用コンベヤ3A,3Bが配設
されている。なお主搬送ライン1における各中継用コン
ベヤ3A,3Bに対応する部分には、主搬送ライン1上
の対象物品4を主搬送ライン1による主搬送方向および
それに直角な方向の両方向に移送可能となるよう、ボー
ルコンベヤ1b,1cが配設されている。
【0014】さらに各滞留装置2A,2Bについて説明
する。なお滞留装置2Aと滞留装置2Bとは同一の構成
であるから、一方のみについて説明する。各滞留装置2
A,2Bは、それぞれ1台のローラコンベヤユニット6
と、複数(図の例では6基)のラックユニット7A〜7
Fと、各4本の吊上げ部材8A〜8Dと、駆動ユニット
9と、これらの各要素を支持するための上下2段のフレ
ームユニット10A,10Bとによって構成されてい
る。
【0015】前記各フレームユニット10A,10Bは
チャンネル材等によって全体として直方体の稜線をなす
ように作られたものであって、図示しないボルト等によ
って上下に着脱可能に結合されている。なお図示の例で
は上下2段に積重ねた構成としているが、後述するよう
に上下3段以上に積重ねることも可能であり、またもち
ろん1段のみでも良い。
【0016】ローラコンベヤユニット6は、図2に詳細
に示すように、正逆両方向へ駆動可能な複数本の駆動ロ
ーラ11と、自由回転可能な複数本のフリーローラ12
とを交互に所定間隔を置いて並列状に配置し、かつ各駆
動ローラ11、フリーローラ12の各端部を支持する支
持アーム13を、下方の長矩形状の基枠14から垂直に
立設してなるものである。このようなローラコンベヤユ
ニット6は、前述の上下2段のフレームユニット10
A,10Bのうち下段のフレームユニット10B内に収
容され、基枠14の部分がフレームユニット10Bの下
部にボルト等により着脱可能に固定されている。なお駆
動ローラ11としては、図示の例では内部に駆動用モー
タを組込んだものを示しているが、場合によっては外部
から任意の駆動手段によって駆動する構成としても良い
ことは勿論である。
【0017】一方ラックユニット7A〜7Fは、図2、
図3に示すようにそれぞれ平行な2本の長い棒状の枠部
材15a,15bの間に複数の短い棒材16を所定間隔
を置いて差し渡して、全体として梯子状となるように構
成したものである。なお複数の棒材16は、物品を載置
するための載置部17を構成している。ここで、複数の
棒材16は、その配設ピッチP1がローラコンベヤユニ
ット6のローラ(駆動ローラ11、フリーローラ12の
両者を含む)のピッチP2と等しく、かつ各棒材16の
相互の間隔S1がローラコンベヤユニット6のローラの
外径Rよりも大きくなるように定められている。また枠
部材15a,15bの相互の間隔S2は、ローラコンベ
ヤユニット6の幅(正確には各ローラについての両端の
支持アーム13の外側間の距離)W1よりも大きくなる
ように定められている。したがって各ラックユニット7
A〜7Fは、水平状態を保ったまま、ローラコンベヤユ
ニットの各ローラ11,12およびその支持アーム13
と干渉することなく、各ラックユニット7A〜7Fの棒
材16の部分(載置部17)をローラコンベヤユニット
6の各ローラ11,12の間を通過させて、各ローラ1
1,12の上面位置(ローラ面)の上方位置と下方位置
との間で昇降させることができる。
【0018】上述のような複数のラックユニット7A〜
7Fは、図3中に示すようにそれぞれ吊上げ部材として
の4本のチェーン8A〜8Dによって駆動ユニット9か
ら吊下げられている。すなわち各ラックユニット7A〜
7Fの各枠部材15a,15bの外面側には、例えば爪
状あるいはピン状の係止部18a,18bが左右対称な
位置に設けられており、かつその左右の係止部18a,
18bの間隔S2は、下方のラックユニットほど小さく
なるように定められている。一方駆動ユニット9の4隅
部分からは、後に改めて説明するようにチェーン8A〜
8Dが巻上げ、繰り下げ可能に吊下げられており、これ
らのチェーン8A〜8Dが各ラックユニット7A〜7D
の係止部18a,18bに着脱可能に係合している。な
お上下の各ラックユニット7A〜7Dの係止部18a,
18bに対するチェーン8A〜8Dの係合位置は、チェ
ーン8A〜8Dの長さ方向に予め定めた間隔に設定され
ている。ここで、各ラックユニット7A〜7Dの左右の
係止部18a,18bの間隔S2は、下方のラックユニ
ットほど小さくなるように定められているから、ラック
ユニット7A〜7Fの吊上げ時にはチェーン8A〜8D
は傾斜状に張られることになる。
【0019】駆動ユニット9は、上下のフレームユニッ
ト10A,10Bのうち、最上段のフレームユニット1
0Aの上面にボルト等によって着脱可能に固定されてお
り、図3に詳細に示すように、長矩形状をなす基枠20
の4隅近くにピローブロック21A〜21Dが配設さ
れ、かつピローブロック21A,21C間に支軸22a
が、またピローブロック21B,21D間に支軸22b
がそれぞれ回転自在に架け渡されており、各支軸22
a,22bには、前記各チェーン8A〜8Dを駆動ユニ
ット9から吊下げるべく各チェーン8A〜8Dにそれぞ
れ噛合う吊下用スプロケット23a〜23dが設けら
れ、さらに支軸22bにはチェーン8A,8Cを中継す
るべくチェーン8A,8Cに噛合う中継用スプロケット
24a,24bが設けられている。そして各チェーン8
A〜8Dの先端部は、重錘25に結合されて、スプロケ
ット24a,23b,24b,23dから垂下されてい
る。また支軸22bは、基枠20の上面に固定されたギ
ヤドモータ等の正逆両方向へ回転駆動可能な回転駆動源
27によって、ベルト等の回転伝達機構28を介して回
転せしめられるように構成されている。
【0020】以上の図1〜図3に示される滞留装置2
A,2Bの動作、使用時の状況について図1および図4
〜図7を参照して以下に説明する。
【0021】搬送・滞留の対象となる物品4は、主とし
てローラコンベヤ1aからなる主搬送ライン1によっ
て、図1の左上方から右下方へ向けて水平に送られて来
る。なお物品4としては図示の例ではコンテナが示され
ており、実際にはこのコンテナに素材や中間製品、ある
いは最終製品等が載ることになるが、図面では省略す
る。もちろん素材や製品の形状等によっては、コンテナ
を用いずに直接素材や製品をローラコンベヤ上に載せて
も良い。
【0022】主搬送ライン1によって、ボールコンベヤ
1bの位置まで送られて来た物品4は、図示しないプッ
シャ等によって送り方向が直角に転換されて、中継用コ
ンベヤ3Aを経て滞留装置1A内に送り込まれ、ローラ
コンベヤユニット6のローラ11,12上(ローラ面S
R上)に載置される。この状態を図4に示す。なおこの
状態では各チェーン8A〜8Dは最大限繰出されて、各
ラックユニット7A〜7Fがローラ11,12の下方に
おいて互いに上下に接して積重ねられた(待機状態)状
態となっている。そして各ラックユニット7A〜7Fの
間のチェーン8A〜8Dの各余剰分は、下方へU状に湾
曲した状態で垂れ下がっている。
【0023】上述のような状態から、駆動ユニット9の
ギヤドモータ等の回転駆動源27を動作させれば、その
回転駆動力は回転伝達機構28、支軸22bに与えら
れ、スプロケット24a,24b,23a〜23dを介
してチェーン8A〜8Dが上昇せしめられる。これによ
って図5に示すように先ず最上段のラックユニット7A
が水平状態を保ったまま上方へ吊上げられる。そしてラ
ックユニット7Aがローラ面SRを通過する際に、ロー
ラ面SR上に載置されていた物品4は、ラックユニット
7Aにおける載置部17としての複数の棒材16上に掬
い上げられる。すなわち、ローラコンベヤユニット6の
ローラ11,12上からラックユニット7A上に移載さ
れたことになる。この状態を図6に示す。
【0024】その後、チェーン8A〜8Dの上昇を一旦
停止させ、その間前記同様にして主搬送ライン1から順
次いくつかの物品4がローラコンベヤユニット6のロー
ラ面SR上に送り込まれれば、再び駆動ユニット9の回
転駆動源27を動作させてチェーン8A〜8Dを上昇さ
せ、2段目のラックユニット7Bをローラ面SRの下方
位置から上方位置まで上昇させる。これによってローラ
面SR上の物品がラックユニット7Bに移載され、順次
同様にしてラックユニット7C〜7Fを上昇させること
によって、そのラックユニット7C〜7Fにも物品を移
載することができる。なおラックユニット7Fに物品の
移載が終了した段階では、全てのラックユニット7A〜
7Fがローラ面SRよりも上方に位置することになる。
この状態を図7に示す。なおここではチェーン8A〜8
Dによるラックユニット7A〜7Fの吊上げを間欠的に
行なうものとして説明したが、ローラコンベヤユニット
6内への物品の搬入のタイミングが適切である場合に
は、ラックユニット7A〜7Fの吊上げを連続的に行な
うこともできる。
【0025】以上のようにして、一方の滞留装置2Aが
満杯になれば、主搬送ライン1における物品4をローラ
コンベヤ1cの位置から中継コンベヤ3Bを経て他方の
滞留装置2B内に送り込み、その他方の滞留装置2Bの
各ラックユニット7A〜7Fにも同様にして物品4を順
次収容することができる。
【0026】その後、各滞留装置2A,2B内に収容さ
れていた物品を主搬送ライン1に戻すにあたっては、上
述とは全く逆の動作を行なわせれば良い。すなわち例え
ば滞留装置2Aにおける回転駆動源27を逆方向へ動作
させ、チェーン8A〜8Dを所定長さだけ降下させる。
このとき、先ず最下段のラックユニット7Fがローラコ
ンベヤユニット6のローラ面SRを上方から下方へ通過
し、その際にラックユニット7Fの載置部17(複数の
棒材16)上の物品4がローラ面SR上に残る。そこで
ローラコンベヤユニット6の駆動ローラ11を前述の場
合とは逆方向へ動作させれば、物品4がローラ面SR上
を中継コンベヤ3Aへ向けて移送され、滞留装置2A内
から中継コンベヤ3Aに排出され、さらにその中継コン
ベヤ3Aにより主搬送ライン1のボールコンベヤ1b上
に送られ、図示しない適宜のプッシャー等により主搬送
ライン1のローラコンベヤ1aによって主搬送ライン1
のライン方向に沿って移送される。次に下から2段目の
ラックユニット7Eがローラ面SRを上方から下方へ通
過すれば、そのラックユニット7E内の物品4がローラ
面SR上に移載され、前記同様にして主搬送ライン1に
戻り、以下順次同様にしてラックユニット7D〜7A内
の物品4が主搬送ライン1へ戻ることになる。
【0027】以上の動作において、各ラックユニット7
A〜7Fにおける左右の係止部18a,18bは、その
間隔が下段のラックユニットほど小さくなるように定め
られているため、各ラックユニット7A〜7Fの吊上げ
時には、チェーン8A〜8Dは斜めに張られることにな
る。そのため、チェーン8A〜8Dが平行(垂直)に張
られている場合と比較して、前後方向(滞留装置2A,
2Bへの物品4の搬入・搬出方向と平行な方向)へのラ
ックユニット7A〜7Fの揺動が規制されて極めて安定
となる。そして各ラックユニット7A〜7Fがローラ面
の下方に積重ねられる際には、上下の隣り合うラックユ
ニット間では係止部18a,18bの位置が水平方向に
ずれるため、その間でチェーン8A〜8Dの余剰分がU
字状に撓むことになる。そのため、各ラックユニット7
A〜7F間のチェーン8A〜8Dの余剰分が係止部18
a,18bにからんだり、チェーン相互間でからんだり
することが有効に防止される。したがって各ラックユニ
ット7A〜7Fを吊上げる際においても、係止部18
a,18bに対するチェーン8A〜8Dのからみや、チ
ェーン8A〜8D自体のからみなどによって円滑な吊上
げが妨げられたりすることが防止される。
【0028】なお以上の実施例において、各滞留装置2
A,2Bにおける物品の収容能力を増大させたい場合に
は、チェーン8A,8Bから吊下げるラックユニット7
A〜7Fの数を増やし、さらには上下に積重なっている
フレームユニット10A,10Bの数を増せば良いが、
チェーン8A〜8Dは各ラックユニット7A〜7Fの係
止部18a,18bに対して着脱可能に係合しており、
また上下のフレームユニット10A,10Bの相互間も
着脱可能に連結されているから、ラックユニット7A〜
7Fの増設、フレームユニット10A,10Bの段数増
加は極めて容易に行なうことができる。また実施例の如
きユニット構造によれば、例えば入口部分の狭い建屋内
に設置する場合においても、ユニットごとに分解された
状態で建屋内に搬入し、建屋内の設置箇所で簡単に組立
てることができる。
【0029】図8には、この発明の滞留装置におけるロ
ーラコンベヤユニット6およびラックユニット7A〜7
Fの部分の他の例を示す。
【0030】図8において、ローラコンベヤユニット6
の各駆動ローラ11およびフリーローラ12は、それぞ
れ2つ以上(図示の例では2つ)の単位駆動ローラ11
A,11B、単位フリーローラ12A,12Bを所定間
隔を置いて直列状に並べた構成とされている。そして各
一方の単位ローラ11A,12Aの両端は、それぞれ支
持アーム13a,13bによって支持され、各他方の単
位ローラ11B,12Bの両端はそれぞれ支持アーム1
3c,13dによって支持されており、各支持アーム1
3bと各支持アーム13cとの間には間隔が置かれてい
る。
【0031】一方各ラックユニット7A〜7Fは、長矩
形状をなす枠体32内の幅方向中央部分と両側部分と
に、その長さ方向に沿ってそれぞれ棒状の中間支持部材
33Aおよび両側支持部材33B,33Cが差し渡され
ている。ここで、ラックユニット7A〜7Fの中間支持
部材33Aと両側支持部材33B,33Cとの間の間隔
S3は、ローラコンベヤユニット6における支持アーム
13a,13bの外縁部間の幅(支持アーム13c,1
3dの外縁部間の幅に等しい)W2よりも大きくなるよ
うに定められている。また枠体32の長辺側の外面に
は、チェーン8A〜8Dが着脱可能に結合される前記同
様な係止部18a,18bが左右対称に設けられてい
る。
【0032】図8に示すような例においても、各ラック
ユニット7A〜7Fをチェーン8A〜8Dによって昇降
させるにあたって、各ラックユニット7A〜7Fがロー
ラコンベヤユニット6の各単位ローラ11A,11B;
12A,12Bと干渉することなく、各ラックユニット
7A〜7Fをローラ面の下方と上方との間で昇降させ、
これによってローラコンベヤユニット6のローラ面と各
ラックユニット7A〜7Fとの間で物品の移載を行なう
ことができる。
【0033】さらに図9には、多数の滞留装置、例えば
5基の滞留装置2A〜2Eを設けた場合の配置例を平面
的に示す。なお各滞留装置2A〜2Eの具体的な構成は
いずれも既に述べた滞留装置2A,2Bと同様である。
【0034】図9において、主搬送ライン1は、ローラ
コンベヤ1aを主体とするものであるが、各滞留装置2
A〜2Eに対応する部分は、既に述べた図1の実施例と
同様に、搬送方向を転換し得るようにローラコンベヤ1
b〜1fによって構成されており、各ローラコンベヤ1
b〜1fと各滞留装置2A〜2Eとの間にはそれぞれ中
継用コンベヤ3A〜3Eが配設されている。
【0035】ここで、図9に示されるような設備の場合
には、滞留装置2A〜2Eに滞留させた物品をその滞留
装置2A〜2Eから排出する際に、時間的に先に滞留装
置2A〜2E内に収容した物品から先に排出することが
できる。すなわち所謂先入れ先出し方式を適用すること
ができる。その場合の動作例を図10〜図13に段階的
に示す。
【0036】この場合、先ず図10に示すように主搬送
ライン1の搬送方向最先端側の第1番目の滞留装置2A
は空けておき、第2番目の滞留装置2Bに主搬送ライン
1によって送られて来た物品4−11〜4−16を順次
収容する。このとき、最初に収容された物品4−11は
最上段に位置し、後に収容された物品4−12〜4−1
6は順次その下側に位置することになる。
【0037】そして第2番目の滞留装置2Bが満杯にな
れば、図11に示すように次の第3番目の滞留装置2C
に同様に物品4−21〜4−24を収容して行き、以下
順次同様にして第4番目、第5番目の滞留装置2D,2
Eに順次物品を収容して行く。一方、第2番目の滞留装
置2Bが前述のようにして満杯になった後、図11中に
示すようにその第2番目の滞留装置2B内の物品4−1
1〜4−16を一旦主搬送ライン1の側へ排出し、その
主搬送ライン1の一部を経て第1番目の滞留装置2A内
に順次収容する。このとき、第1番目の滞留装置2A内
における物品4−11〜4−16の積上げ順序は、第2
番目の滞留装置2B内に収容されていた時の順序とは丁
度逆となる。すなわち、最初に第2番目の滞留装置2B
に収容された物品4−11が、第1番目の滞留装置2A
の最下段に位置し、遅れて収容された物品ほど上段側に
位置することになる。
【0038】このようにして第2番目の滞留装置2B内
の物品4−11〜4−16が全て第1の滞留装置2Aに
再収容された後、第3番目の滞留装置2C内の物品を一
旦排出して前記同様に第2番目の滞留装置2B内に再収
容し、以下順次同様な過程を繰返す。最終的に第5番目
の滞留装置2E内に収容されていた物品4−41〜4−
46が第4番目の滞留装置2D内に再収容された状態を
図12に示す。各滞留装置2A〜2D内においては、い
ずれも先に収容された物品ほど下段側に位置しているこ
とになる。なおこの状態で第5番目の各滞留装置2Eは
空となっている。
【0039】その後、物品の収容を開始してから所定時
間が経過し、最初に収容した物品についてエイジングや
放冷等が終了すれば、図13に示すように第1番目の滞
留装置2Aから順次物品4−11〜4−16を主搬送ラ
イン1へ排出して行く。このとき、第1番目の滞留装置
2Aの最下段の物品4−11が最初に排出され、以下順
次上方の物品4−12〜4−16が排出される。これ
は、滞留装置2A〜2Eを通じて最初に収容された物品
が最初に排出され、以下順次2番目以降の物品が、その
収容順に従って排出されることを意味する。その後同様
にして第2番目以降の各滞留装置2B〜2Dから順次主
搬送ライン1へ物品を排出する。
【0040】以上のようにして、滞留装置2A〜2Eへ
の収容順序に従って各物品を順次排出すること、すなわ
ち先入れ先出しを行なうことができる。したがって各物
品の滞留時間を同じ時間とすることができるから、滞留
時間に厳密さを要求される場合に最適である。
【0041】なお各滞留装置2A〜2Eのそれぞれの内
部における各ラックユニット7A〜7F(図1参照)に
複数の物品が載置されている場合にも、図10〜図13
に示されるような方式を適用することによって、同じラ
ックユニット内の複数個の物品の間においても先入れ先
出しが行なわれることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】この発明の搬送設備における物品滞留装
置によれば、ラックユニットをローラコンベヤユニット
のローラ面の下方位置から上方へ吊上げることによって
ローラコンベヤユニットのローラ面上の物品をラックユ
ニット上に移載し、ラックユニットをローラ面上方で吊
上げ状態のまま保持しておくだけで物品の滞留を行なう
ことができ、したがって装置の構成が簡単で安価となる
とともに、駆動装置の数も少なくて済み、メンテナンス
も極めて容易となる等の効果が得られる。
【0043】また特に請求項2の発明の滞留装置の場
合、吊上げ部材が可撓性を有するチェーンもしくは条体
によって作られているため、複数のラックユニットをロ
ーラコンベヤユニットのローラ面の下方位置において待
機させておくに際し、吊上げ部材を撓ませて複数のラッ
クユニットを積重ねた状態としておくことができ、その
ため収容能力を大きくするべく多数のラックユニットを
用いる場合にも、ローラ面の高さをさほど高くする必要
がなく、したがって装置のコンパクト化を図れるととも
に、ローラ面の高さを既設のローラコンベヤラインの高
さに合わせ、これによって既設のローラコンベヤライン
に容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の滞留装置を適用した搬送
設備の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1の滞留装置に適用されるローラコンベヤユ
ニットおよびラックユニットを示す斜視図である。
【図3】図1の滞留装置に使用される駆動ユニット、吊
上げ部材、およびラックユニットを示す斜視図である。
【図4】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、ラックユニット待機状態を示す略解的な縦断正面図
である。
【図5】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、最上段のラックユニットにローラコンベヤ上の物品
が移載される際の状態を示す略解的な縦断正面図であ
る。
【図6】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、最上段のラックユニットに物品が移載された直後の
状態を示す略解的な縦断正面図である。
【図7】図1の滞留装置における使用時の状況を示す図
で、ある滞留装置内の全てのラックユニットに物品が収
容された状態を示す略解的な縦断正面図である。
【図8】この発明の滞留装置に用いられるコンベヤユニ
ットおよびラックユニットの他の例を示す斜視図であ
る。
【図9】この発明の滞留装置を用いた搬送設備における
他の配置例を示す平面図である。
【図10】図9に示される配置例を用いて先入れ先出し
方式を適用する際の、物品収容開始時の状態を示す略解
的な正面図である。
【図11】図10と同じく先入れ先出し方式を適用する
際の、物品収容過程の中間段階を示す略解的な正面図で
ある。
【図12】図10と同じく先入れ先出し方式を適用する
際の、物品収容終了時の状態を示す略解的な正面図であ
る。
【図13】図10と同じく先入れ先出し方式を適用する
際の、物品排出開始時の状態を示す略解的な正面図であ
る。
【符号の説明】
2A,2B,2C,2D,2E 滞留装置 4 物品 6 ローラコンベヤユニット 7A,7B,7C,7D,7E,7F ラックユニット 8A,8B,8C,8D 吊上げ部材としてのチェーン 9 駆動ユニット 11 駆動ローラ 12 フリーローラ 17 載置部 SR ローラ面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 上述のような複数のラックユニット7A
〜7Fは、図3中に示すようにそれぞれ吊上げ部材とし
ての4本のチェーン8A〜8Dによって駆動ユニット9
から吊下げられている。すなわち各ラックユニット7A
〜7Fの各枠部材15a,15bの外面側には、例えば
爪状あるいはピン状の係止部18a,18bが左右対称
な位置に設けられており、かつその左右の係止部18
a,18bの間隔S2は、下方のラックユニットほど小
さくなるように定められている。一方駆動ユニット9の
4隅部分からは、後に改めて説明するようにチェーン8
A〜8Dが巻上げ、繰り下げ可能に吊下げられており、
これらのチェーン8A〜8Dが各ラックユニット7A〜
7Fの係止部18a,18bに着脱可能に係合してい
る。なお上下の各ラックユニット7A〜7Fの係止部1
8a,18bに対するチェーン8A〜8Dの係合位置
は、チェーン8A〜8Dの長さ方向に予め定めた間隔に
設定されている。ここで、各ラックユニット7A〜7F
の左右の係止部18a,18bの間隔S2は、下方のラ
ックユニットほど小さくなるように定められているか
ら、ラックユニット7A〜7Fの吊上げ時にはチェーン
8A〜8Dは傾斜状に張られることになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 主搬送ライン1によって、ボールコンベ
ヤ1bの位置まで送られて来た物品4は、図示しないプ
ッシャ等によって送り方向が直角に転換されて、中継用
コンベヤ3Aを経て滞留装置2A内に送り込まれ、ロー
ラコンベヤユニット6のローラ11,12上(ローラ面
SR上)に載置される。この状態を図4に示す。なおこ
の状態では各チェーン8A〜8Dは最大限繰出されて、
各ラックユニット7A〜7Fがローラ11,12の下方
において互いに上下に接して積重ねられた(待機状態)
状態となっている。そして各ラックユニット7A〜7F
の間のチェーン8A〜8Dの各余剰分は、下方へU状に
湾曲した状態で垂れ下がっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 その後、チェーン8A〜8Dの上昇を一
旦停止させ、その間前記同様にして主搬送ライン1から
順次いくつかの物品4がローラコンベヤユニット6のロ
ーラ面SR上に送り込まれれば、再び駆動ユニット9の
回転駆動源27を動作させてチェーン8A〜8Dを上昇
させ、2段目のラックユニット7Bをローラ面SRの下
方位置から上方位置まで上昇させる。これによってロー
ラ面SR上の物品4がラックユニット7Bに移載され、
順次同様にしてラックユニット7C〜7Fを上昇させる
ことによって、そのラックユニット7C〜7Fにも物品
を移載することができる。なおラックユニット7Fに
物品4の移載が終了した段階では、全てのラックユニッ
ト7A〜7Fがローラ面SRよりも上方に位置すること
になる。この状態を図7に示す。なおここではチェーン
8A〜8Dによるラックユニット7A〜7Fの吊上げを
間欠的に行なうものとして説明したが、ローラコンベヤ
ユニット6内への物品4の搬入のタイミングが適切であ
る場合には、ラックユニット7A〜7Fの吊上げを連続
的に行なうこともできる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 図9において、主搬送ライン1は、ロー
ラコンベヤ1aを主体とするものであるが、各滞留装置
2A〜2Eに対応する部分は、既に述べた図1の実施例
と同様に、搬送方向を転換し得るようにボールコンベヤ
1b〜1fによって構成されており、各ボールコンベヤ
1b〜1fと各滞留装置2A〜2Eとの間にはそれぞれ
中継用コンベヤ3A〜3Eが配設されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 このようにして第2番目の滞留装置2B
内の物品4−11〜4−16が全て第1の滞留装置2A
に再収容された後、第3番目の滞留装置2C内の物品を
一旦排出して前記同様に第2番目の滞留装置2B内に再
収容し、以下順次同様な過程を繰返す。最終的に第5番
目の滞留装置2E内に収容されていた物品4−41〜4
−46が第4番目の滞留装置2D内に再収容された状態
を図12に示す。各滞留装置2A〜2D内においては、
いずれも先に収容された物品ほど下段側に位置している
ことになる。なおこの状態で第5番目の滞留装置2Eは
空となっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図7】
【図8】
【図13】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラを水平方向に配列してなる
    ローラコンベヤユニットと、物品を水平に載置し得る載
    置部を有する複数のラックユニットと、その複数のラッ
    クユニットを水平状態に保ったまま上下に所定間隔を置
    いて吊上げるための吊上げ部材と、その吊上げ部材を昇
    降させるための昇降駆動装置とを有し、 前記ローラコンベヤユニットおよびラックユニットは、
    ローラコンベヤユニットのローラとラックユニットの載
    置部とが互いに干渉することなく、ラックユニットをロ
    ーラコンベヤユニットのローラ面より下方の位置と上方
    の位置との間で昇降させ得るように構成されていること
    を特徴とする、搬送設備における物品滞留装置。
  2. 【請求項2】 前記吊上げ部材が、全体として可撓性を
    有するチェーンもしくは条体によって作られており、か
    つ前記複数のラックユニットが、吊上げ部材における上
    下に所定間隔を置いた位置に取付けられていることを特
    徴とする、請求項1に記載の物品滞留装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の搬送設備における物品
    滞留装置を用いて対象物品を滞留させるにあたり、 予め前記複数のラックユニットを前記ローラコンベヤユ
    ニットのローラ面よりも下方の位置に待機させておき、
    ローラコンベヤユニットのローラ面上に物品が送り込ま
    れた状態で前記吊上げ部材を上昇させて、その吊上げ部
    材により最上段のラックユニットをローラ面の下方から
    上方へ移動させてローラ面上の物品をラックユニットの
    載置面上に移載し、さらにローラ面上に新たに物品が送
    り込まれるたびごとに前記吊上げ部材を上昇させて、順
    次ラックユニットをローラ面の下方から上方へ移動させ
    てその物品を各ラックユニットの載置面に載置させ、こ
    れによってローラ面の上方位置において各ラックユニッ
    トにより各物品を滞留させ、その後吊上げ部材を下降さ
    せて各ラックユニットをローラコンベヤユニットのロー
    ラ面の下方位置まで下降させ、これにより順次ラックユ
    ニットの載置面上の物品をローラ面上に移載してローラ
    コンベヤユニットにより物品を順次排出させることを特
    徴とする、搬送設備における物品滞留方法。
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