JPH06162666A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH06162666A JPH06162666A JP30670392A JP30670392A JPH06162666A JP H06162666 A JPH06162666 A JP H06162666A JP 30670392 A JP30670392 A JP 30670392A JP 30670392 A JP30670392 A JP 30670392A JP H06162666 A JPH06162666 A JP H06162666A
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- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多値振幅位相変調を用い、磁気記録再生系の
非線形歪みなどに対し低い誤り率の実現を可能とする磁
気記録再生装置を提供する。 【構成】 入力されるMビットのディジタル信号列をN
ビットのディジタル信号列に変換するビット変換回路3
と、Nビットのディジタル信号列に対応する2 N個の信
号点をコンスタレーション平面上で原点からの距離が遠
い信号点ほど他の信号点との間隔を大きくなるように信
号点位置を表わす2系統の信号を出力するマッピング回
路5と、2系統の信号を搬送波を用いて直交変調する直
交変調回路6と、直交変調した信号にバイアス信号を重
畳するバイアス付加回路8と、再生信号より再生した再
生搬送波で復調する復調器17と、復調器17からの復調信
号を復号し復号ディジタル信号を出力する復号器19より
構成される。
非線形歪みなどに対し低い誤り率の実現を可能とする磁
気記録再生装置を提供する。 【構成】 入力されるMビットのディジタル信号列をN
ビットのディジタル信号列に変換するビット変換回路3
と、Nビットのディジタル信号列に対応する2 N個の信
号点をコンスタレーション平面上で原点からの距離が遠
い信号点ほど他の信号点との間隔を大きくなるように信
号点位置を表わす2系統の信号を出力するマッピング回
路5と、2系統の信号を搬送波を用いて直交変調する直
交変調回路6と、直交変調した信号にバイアス信号を重
畳するバイアス付加回路8と、再生信号より再生した再
生搬送波で復調する復調器17と、復調器17からの復調信
号を復号し復号ディジタル信号を出力する復号器19より
構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル・ビデオテ
ープレコーダなどのディジタル記録を行う磁気記録再生
装置に関するものである。
ープレコーダなどのディジタル記録を行う磁気記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル記録を行う磁気記録再
生装置においては、通常はNRZI変調方式や8−10
変換方式などのベースバンドでの記録変調方式が用いら
れている(例えば、「ディジタルVTRに用いられる高
密度磁気記録技術」中川省三テレビジョン学会誌 第3
5巻第7号(1981)」542〜548ページ)。ま
た、高密度記録を目的として、多値振幅位相変調などの
多値ディジタル変調方式を用いることもある(例えば、
昭和63年電子情報通信学会春季全国大会C−59)。
生装置においては、通常はNRZI変調方式や8−10
変換方式などのベースバンドでの記録変調方式が用いら
れている(例えば、「ディジタルVTRに用いられる高
密度磁気記録技術」中川省三テレビジョン学会誌 第3
5巻第7号(1981)」542〜548ページ)。ま
た、高密度記録を目的として、多値振幅位相変調などの
多値ディジタル変調方式を用いることもある(例えば、
昭和63年電子情報通信学会春季全国大会C−59)。
【0003】多値振幅位相変調を用いた磁気記録再生装
置において、信号点配置は例えば4値の場合は図14に
示したような信号点配置が、8値の場合は図15に示し
たような信号点配置が、16値の場合は図16に示した
ような信号点配置が用いられる。これら3種類の信号点
配置を用いた変調方式はそれぞれ4値位相変調(QPS
K)、8値位相変調(8PSK)、16値直交振幅変調
(16QAM)と呼ばれている(例えば、室谷正芳、山
本平一:「ディジタル無線通信」、産業図書、昭和6
0)。
置において、信号点配置は例えば4値の場合は図14に
示したような信号点配置が、8値の場合は図15に示し
たような信号点配置が、16値の場合は図16に示した
ような信号点配置が用いられる。これら3種類の信号点
配置を用いた変調方式はそれぞれ4値位相変調(QPS
K)、8値位相変調(8PSK)、16値直交振幅変調
(16QAM)と呼ばれている(例えば、室谷正芳、山
本平一:「ディジタル無線通信」、産業図書、昭和6
0)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多値振幅位相
変調信号を記録した場合、再生復調信号の信号点分布は
図17に示すように原点より遠い基準信号点に対応する
ものほどばらつきが大きくなる。図17に点線で示す円
の半径は各基準信号点と対応する再生復調信号の信号点
との距離分布の標準偏差を表し、例えば原点からの距離
がr1の基準信号点と対応する再生復調信号の信号点と
の距離分布の標準偏差がσ1であることを示しており、
一般に、r1<r2<r3ならばσ1<σ2<σ3となる。
変調信号を記録した場合、再生復調信号の信号点分布は
図17に示すように原点より遠い基準信号点に対応する
ものほどばらつきが大きくなる。図17に点線で示す円
の半径は各基準信号点と対応する再生復調信号の信号点
との距離分布の標準偏差を表し、例えば原点からの距離
がr1の基準信号点と対応する再生復調信号の信号点と
の距離分布の標準偏差がσ1であることを示しており、
一般に、r1<r2<r3ならばσ1<σ2<σ3となる。
【0005】これはジッターによる再生搬送波の位相ず
れや再生信号のエンベロープ変動あるいは磁気記録再生
過程の非線形歪みなどが原因である。そのため同じSN
比で原点からの距離に関わらずばらつきの均等な再生復
調信号を復号する場合に比べて誤り率の増大を招いてし
まう。
れや再生信号のエンベロープ変動あるいは磁気記録再生
過程の非線形歪みなどが原因である。そのため同じSN
比で原点からの距離に関わらずばらつきの均等な再生復
調信号を復号する場合に比べて誤り率の増大を招いてし
まう。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、復調信号の
信号点分布が原点より遠い基準信号に対応するものほど
信号点のばらつきが大きくなっても、基準信号点を原点
より遠いものほど信号点間隔が大きくなるように配置す
ることにより低い誤り率の復号ディジタル信号を得るこ
とのできる磁気記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
信号点分布が原点より遠い基準信号に対応するものほど
信号点のばらつきが大きくなっても、基準信号点を原点
より遠いものほど信号点間隔が大きくなるように配置す
ることにより低い誤り率の復号ディジタル信号を得るこ
とのできる磁気記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の磁気記録再生装置は、入力されるMビット
のディジタル信号列をNビット(Nは2以上の整数)の
ディジタル信号列に変換するビット数変換回路と、前記
Nビットのディジタル信号列に対応する2N 個の信号点
をコンスタレーション平面上で等間隔に配置するのでは
なく、原点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点との
間隔を大きく、原点からの距離が近い信号点ほど他の信
号点との間隔を小さくなるように信号点位置を表わす2
系統の信号を出力するマッピング回路と、前記2系統の
信号を搬送波発生回路からの搬送波を用いて直交変調し
被変調信号を出力する直交変調回路と、前記直交変調回
路の出力である記録信号に前記記録信号の最高周波数の
2倍以上高い周波数のバイアス信号を重畳するバイアス
付加部と、バイアスが付加された記録信号を磁気ヘッド
を介して磁気記録媒体上に記録し再生するための磁気記
録再生部と、前記磁気記録再生部で磁気ヘッドを介して
再生される再生信号より搬送波を再生する搬送波再生回
路と、前記再生信号を前記再生搬送波で復調する復調器
と、前記復調器からの復調信号を復号し復号ディジタル
信号として出力する復号器とを備えた構成である。
に、本発明の磁気記録再生装置は、入力されるMビット
のディジタル信号列をNビット(Nは2以上の整数)の
ディジタル信号列に変換するビット数変換回路と、前記
Nビットのディジタル信号列に対応する2N 個の信号点
をコンスタレーション平面上で等間隔に配置するのでは
なく、原点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点との
間隔を大きく、原点からの距離が近い信号点ほど他の信
号点との間隔を小さくなるように信号点位置を表わす2
系統の信号を出力するマッピング回路と、前記2系統の
信号を搬送波発生回路からの搬送波を用いて直交変調し
被変調信号を出力する直交変調回路と、前記直交変調回
路の出力である記録信号に前記記録信号の最高周波数の
2倍以上高い周波数のバイアス信号を重畳するバイアス
付加部と、バイアスが付加された記録信号を磁気ヘッド
を介して磁気記録媒体上に記録し再生するための磁気記
録再生部と、前記磁気記録再生部で磁気ヘッドを介して
再生される再生信号より搬送波を再生する搬送波再生回
路と、前記再生信号を前記再生搬送波で復調する復調器
と、前記復調器からの復調信号を復号し復号ディジタル
信号として出力する復号器とを備えた構成である。
【0008】
【作用】本発明は、上記の構成によって、多値振幅位相
変調において再生信号に含まれるジッターやエンベロー
プ変動、あるいは磁気記録再生過程の非線形歪の影響に
より、コンスタレーション平面上において再生復調信号
の信号点分布が原点からの距離が遠い信号点ほどばらつ
きが大きくなっても、あらかじめそれを許容するように
信号点を配置してあるため、原点から遠い基準点での復
号データの誤り発生頻度を抑え、総合的に誤り率を低下
させるというものである。
変調において再生信号に含まれるジッターやエンベロー
プ変動、あるいは磁気記録再生過程の非線形歪の影響に
より、コンスタレーション平面上において再生復調信号
の信号点分布が原点からの距離が遠い信号点ほどばらつ
きが大きくなっても、あらかじめそれを許容するように
信号点を配置してあるため、原点から遠い基準点での復
号データの誤り発生頻度を抑え、総合的に誤り率を低下
させるというものである。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例の磁気記録再生装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
第一の実施例の磁気記録再生装置の構成図である。
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
第一の実施例の磁気記録再生装置の構成図である。
【0010】まず、図1に示される第一の実施例では、
入力端子2よりMビットのディジタル信号系列210が
入力される。このディジタル信号系列210をビット数
変換回路3により3ビットのディジタル信号列310に
ビット数変換する。次にビット変換された3ビットのデ
ィジタル信号列310はマッピング回路5に入力され、
3ビットの信号310で表わされる信号点をコンスタレ
ーション平面上に配置する。この信号点配置に基づき2
系統のI信号510とQ信号520とがマッピング回路
5より出力される。
入力端子2よりMビットのディジタル信号系列210が
入力される。このディジタル信号系列210をビット数
変換回路3により3ビットのディジタル信号列310に
ビット数変換する。次にビット変換された3ビットのデ
ィジタル信号列310はマッピング回路5に入力され、
3ビットの信号310で表わされる信号点をコンスタレ
ーション平面上に配置する。この信号点配置に基づき2
系統のI信号510とQ信号520とがマッピング回路
5より出力される。
【0011】ここで、本実施例で用いるマッピング回路
5の構成とマッピング回路5での信号点配置について説
明する。まずマッピング回路5はROM(READ ONLY ME
MORY)などの記憶素子より構成され、あらかじめそのR
OM内メモリに3ビットのディジタル信号で表わされる
信号点8点のコンスタレーション平面上での位置データ
を書き込んでおき、ビット変換回路3の出力である3ビ
ットディジタル信号が入力された際に、その3ビットの
ディジタル信号により表わされるコンスタレーション平
面上での基準信号点の位置データをメモリより読み取
り、それに対応した2系統のI信号、Q信号を出力する
ものである。
5の構成とマッピング回路5での信号点配置について説
明する。まずマッピング回路5はROM(READ ONLY ME
MORY)などの記憶素子より構成され、あらかじめそのR
OM内メモリに3ビットのディジタル信号で表わされる
信号点8点のコンスタレーション平面上での位置データ
を書き込んでおき、ビット変換回路3の出力である3ビ
ットディジタル信号が入力された際に、その3ビットの
ディジタル信号により表わされるコンスタレーション平
面上での基準信号点の位置データをメモリより読み取
り、それに対応した2系統のI信号、Q信号を出力する
ものである。
【0012】次にマッピング回路5での信号点配置の例
を図8に示す。図8では信号点8点の内1点をコンスタ
レーション平面原点に、他の7点を同心円上にほぼ36
0/7度等間隔に配置した例である。
を図8に示す。図8では信号点8点の内1点をコンスタ
レーション平面原点に、他の7点を同心円上にほぼ36
0/7度等間隔に配置した例である。
【0013】なお、ここでは同心円上の点を等角度毎に
区切って同心円上に配置しても、多少等角度からずれて
いてもよい。例えば、信号点2と3、6と7間での復号
データの誤り率を特に低減しなければならない場合等に
於て、信号点2と3、6と7間の信号点距離を大きく取
るように同心円上での信号点7点を配置させることも可
能であり、誤り頻度の高い信号点を考慮し、必ずしも同
心円上の信号点は等間隔毎に配置されるとは限らない。
区切って同心円上に配置しても、多少等角度からずれて
いてもよい。例えば、信号点2と3、6と7間での復号
データの誤り率を特に低減しなければならない場合等に
於て、信号点2と3、6と7間の信号点距離を大きく取
るように同心円上での信号点7点を配置させることも可
能であり、誤り頻度の高い信号点を考慮し、必ずしも同
心円上の信号点は等間隔毎に配置されるとは限らない。
【0014】また、原点付近での信号点分布のばらつき
が同心円上付近での信号点分布のばらつきに比べて極端
に小さい場合には、図9に示した実施例のごとく同心円
内部での信号点の数を増やして信号点ばらつきの大きい
同心円上の信号点の数を減らすことも可能である。
が同心円上付近での信号点分布のばらつきに比べて極端
に小さい場合には、図9に示した実施例のごとく同心円
内部での信号点の数を増やして信号点ばらつきの大きい
同心円上の信号点の数を減らすことも可能である。
【0015】さらに、図8、図9の実施例に加えて、同
心円内部での信号点を2点とした場合には、信号点配置
の一実施例として図10がある。この信号点配置では内
部2点での信号点ばらつきによる復号データの誤り率の
許容域まで信号点1と2を矢印方向(コンスタレーショ
ン平面原点方向)に近づけ、同心円上の信号点4、5、
7、8をさらに矢印の方向に移動して配置することも可
能であり、ここでも同心円上の信号点は等間隔で必ずし
も配置するのではなく、前述のように条件に応じて信号
点を移動させてよいものである。ることが考えられる。
心円内部での信号点を2点とした場合には、信号点配置
の一実施例として図10がある。この信号点配置では内
部2点での信号点ばらつきによる復号データの誤り率の
許容域まで信号点1と2を矢印方向(コンスタレーショ
ン平面原点方向)に近づけ、同心円上の信号点4、5、
7、8をさらに矢印の方向に移動して配置することも可
能であり、ここでも同心円上の信号点は等間隔で必ずし
も配置するのではなく、前述のように条件に応じて信号
点を移動させてよいものである。ることが考えられる。
【0016】以上のようにマッピング回路5での信号点
配置を図8、図9、図10に示す実施例について述べた
が、これら信号点の配置は、いずれも通常8値位相変調
(8PSK)において、図15に示すように各信号点の
振幅レベルが一定になるように信号点8点が同心円上に
配置されるのに対して、同心円内で原点に近い信号点を
増加させることにより、コンスタレーション平面で原点
からの距離の遠い信号点での間隔を大きくしたものであ
る。これにより復号時、コンスタレーション平面の原点
より遠い基準信号点における信号点ばらつきを許容し、
原点から遠い基準点での復号データの誤り率を低減する
ことができる。
配置を図8、図9、図10に示す実施例について述べた
が、これら信号点の配置は、いずれも通常8値位相変調
(8PSK)において、図15に示すように各信号点の
振幅レベルが一定になるように信号点8点が同心円上に
配置されるのに対して、同心円内で原点に近い信号点を
増加させることにより、コンスタレーション平面で原点
からの距離の遠い信号点での間隔を大きくしたものであ
る。これにより復号時、コンスタレーション平面の原点
より遠い基準信号点における信号点ばらつきを許容し、
原点から遠い基準点での復号データの誤り率を低減する
ことができる。
【0017】以上のようにして得たマッピング回路5か
らの出力I信号510とQ信号520とは、図1におい
て、直交変調回路6に入力されて搬送波発生回路7から
の搬送波71により直交変調される。ここでI信号51
0とQ信号520とは、図5に示す直交変調回路におい
て搬送波71と搬送波71と90度位相の異なる90度
位相搬送波301とによりそれぞれ振幅変調され、加算
され、変調信号61となる。
らの出力I信号510とQ信号520とは、図1におい
て、直交変調回路6に入力されて搬送波発生回路7から
の搬送波71により直交変調される。ここでI信号51
0とQ信号520とは、図5に示す直交変調回路におい
て搬送波71と搬送波71と90度位相の異なる90度
位相搬送波301とによりそれぞれ振幅変調され、加算
され、変調信号61となる。
【0018】変調信号61はバースト信号付加回路8に
入力され、バースト信号付加回路8にて搬送波71と同
一周波数で同一位相のバースト信号を図6に示すように
部分的に被変調信号に付加される。また、バースト信号
付加回路出力81は磁気記録再生過程を線形に近づける
ために、バイアス信号付加部10においてバイアス信号
発生回路9からのバイアス信号91を重畳し、磁気記録
媒体13に磁気ヘッド12を介して記録される。磁気記
録媒体13に記録された信号は磁気ヘッド14により再
生される。
入力され、バースト信号付加回路8にて搬送波71と同
一周波数で同一位相のバースト信号を図6に示すように
部分的に被変調信号に付加される。また、バースト信号
付加回路出力81は磁気記録再生過程を線形に近づける
ために、バイアス信号付加部10においてバイアス信号
発生回路9からのバイアス信号91を重畳し、磁気記録
媒体13に磁気ヘッド12を介して記録される。磁気記
録媒体13に記録された信号は磁気ヘッド14により再
生される。
【0019】また磁気ヘッド14を介して再生された再
生信号151に含まれるバースト信号より搬送波再生回
路18にて、連続した再生搬送波181を再生し、再生
搬送波181を用いて再生信号151を図7に示す復調
器17で復調する。そして復調器17からの2系統の復
調I信号171とQ信号172を復号器19にて復号
し、3ビットの復号ディジタル信号191を出力端子2
0より出力する。
生信号151に含まれるバースト信号より搬送波再生回
路18にて、連続した再生搬送波181を再生し、再生
搬送波181を用いて再生信号151を図7に示す復調
器17で復調する。そして復調器17からの2系統の復
調I信号171とQ信号172を復号器19にて復号
し、3ビットの復号ディジタル信号191を出力端子2
0より出力する。
【0020】以下、本発明の第二の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図2に示される第二の実施
例では、入力端子2よりMビットのディジタル信号系列
210が入力される。このディジタル信号系列210を
ビット数変換回路3により3ビットのディジタル信号列
310にビット数変換する。
面を参照しながら説明する。図2に示される第二の実施
例では、入力端子2よりMビットのディジタル信号系列
210が入力される。このディジタル信号系列210を
ビット数変換回路3により3ビットのディジタル信号列
310にビット数変換する。
【0021】ビット変換された3ビットのディジタル信
号列310はマッピング回路5に入力され、3ビットの
信号310で表わされる信号点をコンスタレーション平
面上に配置する。この信号点配置に基づき2系統のI信
号510とQ信号520とがマッピング回路5より出力
される。
号列310はマッピング回路5に入力され、3ビットの
信号310で表わされる信号点をコンスタレーション平
面上に配置する。この信号点配置に基づき2系統のI信
号510とQ信号520とがマッピング回路5より出力
される。
【0022】ここで、マッピング回路5はROMなどの
記憶素子より構成され、あらかじめそのROM内に3ビ
ットのディジタル信号で表わされる信号点8点のコンス
タレーション平面上での位置データを書き込んでおき、
ビット変換回路出力である3ビットディジタル信号が入
力された際に、その3ビットのディジタル信号により表
わされるコンスタレーション平面上での基準信号点の位
置データをメモリより読み取り、それに対応した2系統
のI信号、Q信号を出力するものである。
記憶素子より構成され、あらかじめそのROM内に3ビ
ットのディジタル信号で表わされる信号点8点のコンス
タレーション平面上での位置データを書き込んでおき、
ビット変換回路出力である3ビットディジタル信号が入
力された際に、その3ビットのディジタル信号により表
わされるコンスタレーション平面上での基準信号点の位
置データをメモリより読み取り、それに対応した2系統
のI信号、Q信号を出力するものである。
【0023】またマッピング回路5での信号点配置とし
て第一の実施例であげた図8、図9、図10で示される
ものがある。
て第一の実施例であげた図8、図9、図10で示される
ものがある。
【0024】次に、図2でマッピング回路5からの出力
I信号510とQ信号520とは、直交変調回路6に入
力されて搬送波発生回路7からの搬送波71により直交
変調される。ここでI信号510とQ信号520とは、
図5に示す直交変調回路において搬送波71と搬送波7
1と90度位相の異なる90度位相搬送波301により
それぞれ振幅変調され、加算され、変調信号61とな
る。
I信号510とQ信号520とは、直交変調回路6に入
力されて搬送波発生回路7からの搬送波71により直交
変調される。ここでI信号510とQ信号520とは、
図5に示す直交変調回路において搬送波71と搬送波7
1と90度位相の異なる90度位相搬送波301により
それぞれ振幅変調され、加算され、変調信号61とな
る。
【0025】さらに変調信号61は搬送波発生回路7か
らの搬送波71を周波数変換回路21にて周波数変換し
て得られたパイロット信号211が加算器22にて加算
される。そして加算器出力221は磁気記録再生過程を
線形に近づけるために、バイアス信号付加部10におい
てバイアス信号発生回路9からのバイアス信号91を重
畳し、磁気記録媒体13に磁気ヘッド12を介して記録
される。
らの搬送波71を周波数変換回路21にて周波数変換し
て得られたパイロット信号211が加算器22にて加算
される。そして加算器出力221は磁気記録再生過程を
線形に近づけるために、バイアス信号付加部10におい
てバイアス信号発生回路9からのバイアス信号91を重
畳し、磁気記録媒体13に磁気ヘッド12を介して記録
される。
【0026】磁気記録媒体13に記録された信号は磁気
ヘッド14により再生される。再生変調信号141は被
変調信号151のみを抽出するためのバンドパスフィル
ター回路(BPF回路)15とパイロット信号161の
みを抽出するローパスフィルター回路(LPF回路)
(もしくはハイパスフィルター回路(HPF回路))1
6とに入力される。搬送波クロック再生回路18では、
復調器17で復調に必要な搬送波181と復号器19で
復号に必要なクロック182をパイロット信号161を
周波数変換することで再生する。
ヘッド14により再生される。再生変調信号141は被
変調信号151のみを抽出するためのバンドパスフィル
ター回路(BPF回路)15とパイロット信号161の
みを抽出するローパスフィルター回路(LPF回路)
(もしくはハイパスフィルター回路(HPF回路))1
6とに入力される。搬送波クロック再生回路18では、
復調器17で復調に必要な搬送波181と復号器19で
復号に必要なクロック182をパイロット信号161を
周波数変換することで再生する。
【0027】ここで、再生クロック182は搬送波と同
じ信号、あるいは搬送波の周波数をJ/L(J、Lは自
然数)倍した信号である。
じ信号、あるいは搬送波の周波数をJ/L(J、Lは自
然数)倍した信号である。
【0028】次に、BPF回路15の出力信号である再
生被変調信号151は、図7に示す復調器17で復調さ
れる。さらに復調器17からの2系統の復調I信号17
1と復調Q信号172を復号器19に入力し、3ビット
の復号ディジタル信号191を出力端子20より出力す
る。
生被変調信号151は、図7に示す復調器17で復調さ
れる。さらに復調器17からの2系統の復調I信号17
1と復調Q信号172を復号器19に入力し、3ビット
の復号ディジタル信号191を出力端子20より出力す
る。
【0029】以下、本発明の第三の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図3に示される第三の実施
例では、入力端子2よりMビットのディジタル信号系列
210が入力される。このディジタル信号系列210を
ビット数変換回路3により2ビットのディジタル信号列
310にビット数変換する。さらに2ビットディジタル
信号列310は畳み込み符号器4に入力され、畳み込み
符号化されて、3ビットの信号410となる。
面を参照しながら説明する。図3に示される第三の実施
例では、入力端子2よりMビットのディジタル信号系列
210が入力される。このディジタル信号系列210を
ビット数変換回路3により2ビットのディジタル信号列
310にビット数変換する。さらに2ビットディジタル
信号列310は畳み込み符号器4に入力され、畳み込み
符号化されて、3ビットの信号410となる。
【0030】畳み込み符号器4における畳み込み符号に
関しては、文献(「符号理論」、今井秀樹、社団法人電
子情報通信学会、p247〜p279)に詳しく述べら
れているものが採用できる。
関しては、文献(「符号理論」、今井秀樹、社団法人電
子情報通信学会、p247〜p279)に詳しく述べら
れているものが採用できる。
【0031】次に畳み込み符号化された3ビットの信号
410はマッピング回路5に入力され、マッピング回路
5では畳み込み符号化された3ビットの信号410で表
わされる信号点をコンスタレーション平面上に配置す
る。この信号点配置に基づき2系統のI信号510とQ
信号520とがマッピング回路5より出力される。
410はマッピング回路5に入力され、マッピング回路
5では畳み込み符号化された3ビットの信号410で表
わされる信号点をコンスタレーション平面上に配置す
る。この信号点配置に基づき2系統のI信号510とQ
信号520とがマッピング回路5より出力される。
【0032】ここで、マッピング回路5はROMなどの
記憶素子より構成され、あらかじめそのROM内に3ビ
ットのディジタル信号で表わされる信号点8点のコンス
タレーション平面上での位置データを書き込んでおき、
ビット変換回路出力である3ビットディジタル信号が入
力された際に、その3ビットのディジタル信号により表
わされるコンスタレーション平面上での基準信号点の位
置データをメモリより読み取り、それに対応した2系統
のI信号、Q信号を出力するものである。
記憶素子より構成され、あらかじめそのROM内に3ビ
ットのディジタル信号で表わされる信号点8点のコンス
タレーション平面上での位置データを書き込んでおき、
ビット変換回路出力である3ビットディジタル信号が入
力された際に、その3ビットのディジタル信号により表
わされるコンスタレーション平面上での基準信号点の位
置データをメモリより読み取り、それに対応した2系統
のI信号、Q信号を出力するものである。
【0033】またマッピング回路での信号点配置として
第一の実施例であげた図8、図9、図10で示されるも
のがある。
第一の実施例であげた図8、図9、図10で示されるも
のがある。
【0034】次に、図3でマッピング回路5からの出力
I信号510とQ信号520とは、直交変調回路6に入
力されて搬送波発生回路7からの搬送波71により直交
変調される。ここでI信号510とQ信号520とは、
図5に示す直交変調回路において搬送波71と搬送波7
1とは90度位相の異なる90度位相搬送波301より
それぞれ振幅変調され、加算され、変調信号61とな
る。
I信号510とQ信号520とは、直交変調回路6に入
力されて搬送波発生回路7からの搬送波71により直交
変調される。ここでI信号510とQ信号520とは、
図5に示す直交変調回路において搬送波71と搬送波7
1とは90度位相の異なる90度位相搬送波301より
それぞれ振幅変調され、加算され、変調信号61とな
る。
【0035】そしてバースト信号付加回路8にて搬送波
71と同一周波数で同一位相のバースト信号を図6に示
すように前記被変調信号に部分的に付加する。またバー
スト信号付加回路出力81は磁気記録再生過程を線形に
近づけるために、バイアス付加部10においてバイアス
信号発生回路10からのバイアス信号101を重畳し、
磁気記録媒体13に磁気ヘッド12を介して記録され
る。磁気記録媒体13に記録された信号は磁気ヘッド1
5により再生される。
71と同一周波数で同一位相のバースト信号を図6に示
すように前記被変調信号に部分的に付加する。またバー
スト信号付加回路出力81は磁気記録再生過程を線形に
近づけるために、バイアス付加部10においてバイアス
信号発生回路10からのバイアス信号101を重畳し、
磁気記録媒体13に磁気ヘッド12を介して記録され
る。磁気記録媒体13に記録された信号は磁気ヘッド1
5により再生される。
【0036】また磁気ヘッド15を介して再生された再
生信号151に含まれるバースト信号より搬送波再生回
路18にて、連続した再生搬送波181を再生し、再生
搬送波181を用いて再生信号151を復調器17で復
調する。そして復調器17からの2系統の復調I信号1
71とQ信号172をビタビ復号器19にて入力し、ビ
タビ復号を行なって2ビットの復号ディジタル信号を出
力端子20より出力する。
生信号151に含まれるバースト信号より搬送波再生回
路18にて、連続した再生搬送波181を再生し、再生
搬送波181を用いて再生信号151を復調器17で復
調する。そして復調器17からの2系統の復調I信号1
71とQ信号172をビタビ復号器19にて入力し、ビ
タビ復号を行なって2ビットの復号ディジタル信号を出
力端子20より出力する。
【0037】ビタビ復号器19におけるビタビ復号に関
しては、例えば従来の技術において参考文献として述べ
た文献(「符号理論」、今井秀樹、社団法人電子情報通
信学会、p280〜p312)に詳しく述べられている
ものが採用できる。
しては、例えば従来の技術において参考文献として述べ
た文献(「符号理論」、今井秀樹、社団法人電子情報通
信学会、p280〜p312)に詳しく述べられている
ものが採用できる。
【0038】以下、本発明の第四の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図4に示される第四の実施
例では、入力端子2よりMビットのディジタル信号系列
210が入力される。このディジタル信号系列210を
ビット数変換回路3により2ビットのディジタル信号列
310にビット数変換する。さらに2ビットディジタル
信号列310は畳み込み符号器4に入力され、畳み込み
符号化されて、3ビットの信号410となる。
面を参照しながら説明する。図4に示される第四の実施
例では、入力端子2よりMビットのディジタル信号系列
210が入力される。このディジタル信号系列210を
ビット数変換回路3により2ビットのディジタル信号列
310にビット数変換する。さらに2ビットディジタル
信号列310は畳み込み符号器4に入力され、畳み込み
符号化されて、3ビットの信号410となる。
【0039】畳み込み符号器4における畳み込み符号に
関しては、前述の文献(「符号理論」)に詳しく述べら
れているものが採用できる。
関しては、前述の文献(「符号理論」)に詳しく述べら
れているものが採用できる。
【0040】次に畳み込み符号化された3ビットの信号
410はマッピング回路5に入力され、マッピング回路
5では畳み込み符号化された3ビットの信号410で表
わされる信号点をコンスタレーション平面上に配置す
る。この信号点配置に基づき2系統のI信号510とQ
信号520とがマッピング回路5より出力される。
410はマッピング回路5に入力され、マッピング回路
5では畳み込み符号化された3ビットの信号410で表
わされる信号点をコンスタレーション平面上に配置す
る。この信号点配置に基づき2系統のI信号510とQ
信号520とがマッピング回路5より出力される。
【0041】ここで、マッピング回路5はROMなどの
記憶素子より構成され、あらかじめそのROM内メモリ
に3ビットのディジタル信号で表わされる信号点8点の
コンスタレーション平面上での位置データを書き込んで
おき、ビット変換回路出力である3ビットディジタル信
号が入力された際に、その3ビットのディジタル信号に
より表わされるコンスタレーション平面上での基準信号
点の位置データをメモリより読み取り、それに対応した
2系統のI、Q信号を出力するものである。またマッピ
ング回路での信号点配置として第一の実施例であげた図
8、図9、図10で示されるものがある。
記憶素子より構成され、あらかじめそのROM内メモリ
に3ビットのディジタル信号で表わされる信号点8点の
コンスタレーション平面上での位置データを書き込んで
おき、ビット変換回路出力である3ビットディジタル信
号が入力された際に、その3ビットのディジタル信号に
より表わされるコンスタレーション平面上での基準信号
点の位置データをメモリより読み取り、それに対応した
2系統のI、Q信号を出力するものである。またマッピ
ング回路での信号点配置として第一の実施例であげた図
8、図9、図10で示されるものがある。
【0042】次に、図4でマッピング回路5からの出力
I信号510とQ信号520とは、直交変調回路6に入
力されて搬送波発生回路7からの搬送波71により直交
変調される。
I信号510とQ信号520とは、直交変調回路6に入
力されて搬送波発生回路7からの搬送波71により直交
変調される。
【0043】ここでI信号510とQ信号520とは、
図5に示す直交変調回路において搬送波71と搬送波7
1とは90度位相の異なる90度位相搬送波301によ
りそれぞれ振幅変調され、加算され、変調信号61とな
る。
図5に示す直交変調回路において搬送波71と搬送波7
1とは90度位相の異なる90度位相搬送波301によ
りそれぞれ振幅変調され、加算され、変調信号61とな
る。
【0044】さらに変調信号61は搬送波発生回路7か
らの搬送波71を周波数変換回路21にて周波数変換し
て得られたパイロット信号211が加算器22にて加算
される。そして加算器出力221は磁気記録再生過程を
線形に近づけるために、バイアス信号付加部10におい
てバイアス信号発生回路9からのバイアス信号91を重
畳し、磁気記録媒体13に磁気ヘッド12を介して記録
される。磁気記録媒体13に記録された信号は磁気ヘッ
ド14により再生される。再生変調信号141は被変調
信号151のみを抽出するためのバンドパスフィルター
回路(BPF回路)15とパイロット信号161のみを
抽出するローパスフィルター回路(LPF回路)(もし
くはハイパスフィルター回路(HPF回路))16とに
入力される。搬送波・クロック再生回路18では、復調
回路17で復調に必要な搬送波181とビタビ復号器1
9で復号に必要なクロック182をパイロット信号16
1を周波数変換することで再生する。
らの搬送波71を周波数変換回路21にて周波数変換し
て得られたパイロット信号211が加算器22にて加算
される。そして加算器出力221は磁気記録再生過程を
線形に近づけるために、バイアス信号付加部10におい
てバイアス信号発生回路9からのバイアス信号91を重
畳し、磁気記録媒体13に磁気ヘッド12を介して記録
される。磁気記録媒体13に記録された信号は磁気ヘッ
ド14により再生される。再生変調信号141は被変調
信号151のみを抽出するためのバンドパスフィルター
回路(BPF回路)15とパイロット信号161のみを
抽出するローパスフィルター回路(LPF回路)(もし
くはハイパスフィルター回路(HPF回路))16とに
入力される。搬送波・クロック再生回路18では、復調
回路17で復調に必要な搬送波181とビタビ復号器1
9で復号に必要なクロック182をパイロット信号16
1を周波数変換することで再生する。
【0045】ビタビ復号器19におけるビタビ復号に関
しては、例えば従来の技術において参考文献として述べ
た文献(「符号理論」、今井秀樹、社団法人電子情報通
信学会、p280〜p312)に詳しく述べられている
ものが採用できる。
しては、例えば従来の技術において参考文献として述べ
た文献(「符号理論」、今井秀樹、社団法人電子情報通
信学会、p280〜p312)に詳しく述べられている
ものが採用できる。
【0046】ここで、再生クロック182は搬送波と同
じ信号、あるいは搬送波の周波数をJ/L(J、Lは自
然数)倍した信号である。次に、BPF回路15の出力
信号である再生被変調信号151は、図7に詳細な構成
を示す復調器17で復調される。さらに復調器17から
の2系統の復調I信号171と復調Q信号172をビタ
ビ復号器19に入力し、ビタビ復号を行なって2ビット
の復号ディジタル信号191を出力端子20より出力す
る。
じ信号、あるいは搬送波の周波数をJ/L(J、Lは自
然数)倍した信号である。次に、BPF回路15の出力
信号である再生被変調信号151は、図7に詳細な構成
を示す復調器17で復調される。さらに復調器17から
の2系統の復調I信号171と復調Q信号172をビタ
ビ復号器19に入力し、ビタビ復号を行なって2ビット
の復号ディジタル信号191を出力端子20より出力す
る。
【0047】なお、上記実施例においては、マッピング
回路入力が3ビットで信号点が8点の場合について記述
したが、次にコンスタレーション平面上で信号点が16
点の場合に本発明において用いる信号点配置の実施例を
図11、図12、図13に示す。これらの信号点配置
は、8値での実施例と同じくコンスタレーション平面で
原点より遠い信号点での信号点間隔を大きくし、原点に
近い信号点での信号点間隔を小さくなるように各信号点
を配置し、原点より遠い信号点での信号点ばらつきを許
容し、復号データの誤り率を低減することを可能とする
ものである。
回路入力が3ビットで信号点が8点の場合について記述
したが、次にコンスタレーション平面上で信号点が16
点の場合に本発明において用いる信号点配置の実施例を
図11、図12、図13に示す。これらの信号点配置
は、8値での実施例と同じくコンスタレーション平面で
原点より遠い信号点での信号点間隔を大きくし、原点に
近い信号点での信号点間隔を小さくなるように各信号点
を配置し、原点より遠い信号点での信号点ばらつきを許
容し、復号データの誤り率を低減することを可能とする
ものである。
【0048】また、上記第三、第四の実施例において、
ビット数変換回路からの出力2ビット信号列を畳み込み
符号器にて、1ビットの冗長ビットを付加する畳み込み
符号化を行い、3ビットのディジタル信号とする場合に
ついて記述したが、例えばビット変換回路出力3ビット
に冗長ビット2ビットを付加し、畳み込み符号器出力を
5ビットとすることでコンスタレーション平面上での信
号点を32点とすることも可能である。つまり、ビット
変換回路出力Nビット(Nは2以上の整数)に対し、畳
み込み符号器にて冗長ビットK(Kは1以上の整数)を
付加することが可能である。
ビット数変換回路からの出力2ビット信号列を畳み込み
符号器にて、1ビットの冗長ビットを付加する畳み込み
符号化を行い、3ビットのディジタル信号とする場合に
ついて記述したが、例えばビット変換回路出力3ビット
に冗長ビット2ビットを付加し、畳み込み符号器出力を
5ビットとすることでコンスタレーション平面上での信
号点を32点とすることも可能である。つまり、ビット
変換回路出力Nビット(Nは2以上の整数)に対し、畳
み込み符号器にて冗長ビットK(Kは1以上の整数)を
付加することが可能である。
【0049】以上のように本実施例によれば、多値振幅
位相変調において再生信号に含まれるジッターやエンベ
ロープ変動、あるいは磁気記録再生過程の非線形歪の影
響によりコンスタレーション平面上において再生復調信
号の信号点分布が原点からの距離が遠い信号点ほど信号
点分布のばらつきが大きくなってもあらかじめそれを許
容するようにコンスタレーション平面上で原点からの距
離が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を大きく、原点
からの距離が近い信号点ほど他の信号点との間隔を小さ
くなるように配置することで、原点から遠い基準点での
復号データの誤り率を低減し、総合的に誤り率を低下さ
せることが可能となる。
位相変調において再生信号に含まれるジッターやエンベ
ロープ変動、あるいは磁気記録再生過程の非線形歪の影
響によりコンスタレーション平面上において再生復調信
号の信号点分布が原点からの距離が遠い信号点ほど信号
点分布のばらつきが大きくなってもあらかじめそれを許
容するようにコンスタレーション平面上で原点からの距
離が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を大きく、原点
からの距離が近い信号点ほど他の信号点との間隔を小さ
くなるように配置することで、原点から遠い基準点での
復号データの誤り率を低減し、総合的に誤り率を低下さ
せることが可能となる。
【0050】なお、ここでは多値振幅位相変調方式とし
て8値位相変調、16値直交振幅変調に対するコンスタ
レーション平面上での信号点配置について記述したが、
その他の多値変調方式を用いても同様に成立する。
て8値位相変調、16値直交振幅変調に対するコンスタ
レーション平面上での信号点配置について記述したが、
その他の多値変調方式を用いても同様に成立する。
【0051】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、多値振幅位相変調において再生信号に含まれるジッ
ターやエンベロープ変動、あるいは磁気記録再生過程の
非線形歪の影響により、コンスタレーション平面上にお
いて再生復調信号の信号点分布のばらつきが原点からの
距離の遠い信号点において大きくなっても、あらかじめ
それを許容するようにコンスタレーション平面上にて原
点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を大
きく、原点からの距離が近い信号点ほど他の信号点との
間隔を小さくなるように信号点を配置してあるため、原
点から遠い基準点での復号データの誤り発生頻度も、原
点から近い基準点での復号データの誤り発生頻度も同程
度となり、総合的に誤り率を低下させることが可能とな
る。
ば、多値振幅位相変調において再生信号に含まれるジッ
ターやエンベロープ変動、あるいは磁気記録再生過程の
非線形歪の影響により、コンスタレーション平面上にお
いて再生復調信号の信号点分布のばらつきが原点からの
距離の遠い信号点において大きくなっても、あらかじめ
それを許容するようにコンスタレーション平面上にて原
点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を大
きく、原点からの距離が近い信号点ほど他の信号点との
間隔を小さくなるように信号点を配置してあるため、原
点から遠い基準点での復号データの誤り発生頻度も、原
点から近い基準点での復号データの誤り発生頻度も同程
度となり、総合的に誤り率を低下させることが可能とな
る。
【図1】本発明の第一実施例の磁気記録再生装置の構成
図
図
【図2】本発明の第二実施例の磁気記録再生装置の構成
図
図
【図3】本発明の第三実施例の磁気記録再生装置の構成
図
図
【図4】本発明の第四実施例の磁気記録再生装置の構成
図
図
【図5】本実施例で用いる変調器の構成図
【図6】本実施例で用いるバースト信号を付加した記録
信号の概略図
信号の概略図
【図7】本実施例で用いる復調器の構成図
【図8】本実施例で用いる8点の信号点配置の概略図
【図9】本実施例で用いる他の8点の信号点配置の概略
図
図
【図10】本実施例で用いるさらに他の8点の信号点配
置の概略図
置の概略図
【図11】本実施例で用いる16点の信号点配置の概略
図
図
【図12】本実施例で用いる他の16点の信号点配置の
概略図
概略図
【図13】本実施例で用いるさらに他の16点の信号点
配置の概略図
配置の概略図
【図14】従来の磁気記録再生装置で用いる4値の信号
点配置(QPSK)の概略図
点配置(QPSK)の概略図
【図15】従来の磁気記録再生装置で用いる8値の信号
点配置(8PSK)の概略図
点配置(8PSK)の概略図
【図16】従来の磁気記録再生装置で用いる16値の信
号点配置(16QAM)の概略図
号点配置(16QAM)の概略図
【図17】再生復調信号のコンスタレーション平面上の
信号点分布ばらつきを示す概略図
信号点分布ばらつきを示す概略図
3 ビット数変換回路 4 畳み込み符号器 5 マッピング回路 6 直交変調回路 7 搬送波発生回路 8 バースト信号付加回路 9 バイアス信号発生回路 10 バースト信号付加部 12 磁気ヘッド 13 磁気記録媒体 14 磁気ヘッド 15 磁気ヘッド 17 復調器 18 搬送波クロック再生回路 19 復号器 21 周波数変換回路 22 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】入力されるMビットのディジタル信号列を
Nビット(Nは2以上の整数)のディジタル信号列に変
換するビット数変換回路と、前記Nビットのディジタル
信号列に対応する2N 個の信号点をコンスタレーション
平面上で等間隔に配置するのではなく、原点からの距離
が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を大きく、原点か
らの距離が近い信号点ほど他の信号点との間隔を小さく
なるように信号点位置を表わす2系統の信号を出力する
マッピング回路と、前記2系統の信号を搬送波発生回路
からの搬送波を用いて直交変調し被変調信号を出力する
直交変調回路と、前記搬送波と同一周波数で同一位相の
バースト信号を前記被変調信号に部分的に付加するバー
スト信号付加回路と、前記バースト信号付加回路の出力
である記録信号に前記記録信号の最高周波数の2倍以上
高い周波数のバイアス信号を重畳するバイアス付加部
と、バイアスが付加された記録信号を磁気ヘッドを介し
て磁気記録媒体上に記録し再生するための磁気記録再生
部と、前記磁気記録再生部で磁気ヘッドを介して再生さ
れる再生信号に含まれる前記バースト信号より連続した
再生搬送波を再生する搬送波再生回路と、前記再生信号
を前記再生搬送波で復調する復調器と、前記復調器から
の復調信号を復号し復号ディジタル信号として出力する
復号器とによって構成されることを特徴とする磁気記録
再生装置。 - 【請求項2】入力されるMビットのディジタル信号列を
Nビット(Nは2以上の整数)のディジタル信号列に変
換するビット数変換回路と、前記Nビットのディジタル
信号列に対応する2N 個の信号点をコンスタレーション
平面上で等間隔に配置するのではなく、原点からの距離
が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を大きく、原点か
らの距離が近い信号点ほど他の信号点との間隔を小さく
なるように信号点位置を表わす2系統の信号を出力する
マッピング回路と、前記2系統の信号を搬送波発生回路
からの搬送波を用いて直交変調し被変調信号を出力する
直交変調回路と、前記搬送波を入力とし前記被変調信号
の周波数占有対域外の単一周波数信号であるパイロット
信号に周波数変換して出力する周波数変換回路と、前記
被変調信号と前記パイロット信号とを加算する加算器
と、前記加算器の出力である記録信号に前記記録信号の
最高周波数の2倍以上高い周波数のバイアス信号を重畳
するバイアス付加部と、バイアスが付加された記録信号
を磁気ヘッドを介して磁気記録媒体上に記録し再生する
ための磁気記録再生部と、前記磁気記録再生部で磁気ヘ
ッドを介して再生される再生信号に含まれるパイロット
信号より再生搬送波を再生する搬送波再生回路と、前記
再生信号を前記再生搬送波で復調する復調器と、前記復
調器からの復調信号を復号し復号ディジタル信号として
出力する復号器とによって構成されることを特徴とする
磁気記録再生装置。 - 【請求項3】入力されるMビットのディジタル信号列を
Nビット(Nは2以上の整数)のディジタル信号列に変
換するビット数変換回路と、畳み込み符号化により前記
Nビットのディジタル信号列にKビット(Kは1以上の
整数)の冗長ビットを付加し(N+K)ビットのディジ
タル信号列とする畳み込み符号器と、前記(N+K)ビ
ットのディジタル信号列に対し2N+K 個の信号点をコン
スタレーション平面上で等間隔に配置するのではなく、
原点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を
大きく、原点からの距離が近い信号点ほど他の信号点と
の間隔を小さくなるように信号点位置を表わす2系統の
信号を出力するマッピング回路と、前記2系統の信号を
搬送波発生回路からの搬送波を用いて直交変調し被変調
信号を出力する直交変調回路と、前記搬送波と同一周波
数で同一位相のバースト信号を前記被変調信号に部分的
に付加するバースト信号付加回路と、前記バースト信号
付加回路の出力である記録信号に前記記録信号の最高周
波数の2倍以上高い周波数のバイアス信号を重畳するバ
イアス付加部と、バイアスが付加された記録信号を磁気
ヘッドを介して磁気記録媒体上に記録し再生するための
磁気記録再生部と、前記磁気記録再生部で磁気ヘッドを
介して再生される再生信号に含まれる前記バースト信号
より連続した再生搬送波を再生する搬送波再生回路と、
前記再生信号を前記再生搬送波で復調する復調器と、前
記復調器からの復調信号をビタビ復号し復号ディジタル
信号として出力するビタビ復号器とによって構成される
ことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項4】入力されるMビットのディジタル信号列を
Nビット(Nは2以上の整数)のディジタル信号列に変
換するビット数変換回路と、畳み込み符号化により前記
Nビットのディジタル信号列にKビット(Kは1以上の
整数)の冗長ビットを付加し(N+K)ビットのディジ
タル信号列とする畳み込み符号器と、前記(N+K)ビ
ットのディジタル信号列に対し2N+K 個の信号点をコン
スタレーション平面上で等間隔に配置するのではなく、
原点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点との間隔を
大きく、原点からの距離が近い信号点ほど他の信号点と
の間隔を小さくなるように信号点位置を表わす2系統の
信号を出力するマッピング回路と、前記2系統の信号を
搬送波発生回路からの搬送波を用いて直交変調し被変調
信号を出力する直交変調回路と、前記搬送波を入力とし
前記被変調信号の周波数占有対域外の単一周波数信号で
あるパイロット信号に周波数変換して出力する周波数変
換回路と、前記被変調信号と前記パイロット信号とを加
算する加算器と、前記加算器の出力である記録信号に前
記記録信号の最高周波数の2倍以上高い周波数のバイア
ス信号を重畳するバイアス付加部と、バイアスが付加さ
れた記録信号を磁気ヘッドを介して磁気記録媒体上に記
録し再生するための磁気記録再生部と、前記磁気記録再
生部で磁気ヘッドを介して再生される再生信号に含まれ
るパイロット信号より再生搬送波を再生する搬送波再生
回路と、前記再生信号を前記再生搬送波で復調する復調
器と、前記復調器からの復調信号をビタビ復号し復号デ
ィジタル信号として出力するビタビ復号器とによって構
成されることを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項5】入力されるMビットのディジタル信号列を
Nビット(Nは2以上の整数)のディジタル信号列に変
換するビット数変換手段と、前記Nビットのディジタル
信号列に対応する2N 個の信号点をコンスタレーション
平面上で、原点からの距離が遠い信号点ほど他の信号点
との間隔を大きく、原点からの距離が近い信号点ほど他
の信号点との間隔を小さくなるように信号点位置を表わ
す2系統の信号を出力するマッピング手段と、前記2系
統の信号を搬送波を用いて直交変調し被変調信号を出力
する直交変調手段と、前記搬送波に基づいて得た付加信
号を前記被変調信号に加えて記録信号を得る手段と、前
記記録信号に前記記録信号の最高周波数の2倍以上高い
周波数のバイアス信号を重畳するバイアス付加手段とを
備え、バイアスが付加された記録信号を磁気ヘッドを介
して磁気記録媒体に記録することを特徴とする磁気記録
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30670392A JPH06162666A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30670392A JPH06162666A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06162666A true JPH06162666A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=17960294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30670392A Pending JPH06162666A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06162666A (ja) |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP30670392A patent/JPH06162666A/ja active Pending
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