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JPH06160433A - 回路基板検査用プローブおよびその製造方法 - Google Patents

回路基板検査用プローブおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH06160433A
JPH06160433A JP30914392A JP30914392A JPH06160433A JP H06160433 A JPH06160433 A JP H06160433A JP 30914392 A JP30914392 A JP 30914392A JP 30914392 A JP30914392 A JP 30914392A JP H06160433 A JPH06160433 A JP H06160433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
bumps
foil
probe
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30914392A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruaki Takamune
瑩暁 高宗
Takahiko Iwaki
隆彦 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP30914392A priority Critical patent/JPH06160433A/ja
Publication of JPH06160433A publication Critical patent/JPH06160433A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度の回路基板の箔の断線や短絡の検査を
能率よく行う検査用プローブを提供する。 【構成】 フレキシブル回路基板12に両面バンプ13
と箔11のパターンを形成し、これら複数枚のフレキシ
ブル回路基板12を熱融着性フィルム14をはさんで加
熱加圧して張り合わせ、多層のフレキシブル回路基板1
2を形成して回路基板検査用プローブ10とする。これ
により、接触点間隔はバンプ13の直径に近い値になる
ので、極めて小さくなり、回路基板検査プローブ10が
可撓性を有するため、被検査材料の厚みにむらが生じて
いた場合でもこの回路基板検査用プローブ10を押し付
けてバンプ13を良好に接触させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実装する電子部品が小
さく、また実装するLSIなどの端子ピッチが小さい高
密度の回路基板の箔の断線や短絡の検出に適した回路基
板検査用プローブおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の回路基板検査用プローブに
ついて説明する。図9はその回路基板検査用プローブの
要部断面図であり、従来は保持板1と保持板2とで保持
された検査プローブの接触ピン3を回路基板4の箔5に
接触させて、箔5の断線や短絡を電気的導通の有無によ
って検出していた。
【0003】しかしながら近年、部品実装が高密度化し
てきており、それにともなって回路基板4の箔5の密集
度も非常に高くなってきている。そのために箔5が細く
なりつつあるとともに、部品の電極端子間の間隔も小さ
くなってきており、それにともなって接触ピン3の保持
間隔も小さくなり、かつ接触ピン3は細くなってきてい
る。この結果、接触ピン3が細くなって曲がりやすくな
るという問題を生じているとともに、保持板1、2の孔
加工を精度よく行うのが困難となるという問題もある。
【0004】なお、検査プローブは、ソケットチューブ
6および被覆付きの撚線7とからなるソケットと、接触
ピン3,コイルばね8およびピンチューブ9からなるプ
ランジャーとにより構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来構
成の回路基板検査用プローブでは、接触ピン3の間隔を
さらに小さくすることは寸法上困難であり、また接触ピ
ン3の曲がり、保持板1,2の孔加工などのために高精
度で接触ピン3を組み立てるのが困難であるという問題
を有していた。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、高密
度の回路基板の検査を能率よく行うことのできる回路基
板検査用プローブとその製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の回路基板検査用プローブは、片面に箔が形
成されたフレキシブル配線基板に複数のバンプを貫通さ
せて両面に形成し、複数の前記フレキシブル配線基板を
バンプ同士が接触するように接着用シート材を介して積
層したものである。
【0008】また、本発明の回路基板検査用プローブの
製造方法は、以下の(1)〜(8)に示す工程を有する
ものである。 (1)未加工で片面箔のフレキシブル回路基板の必要箇
所に箔を残して孔を形成する。 (2)形成した孔に導体のメッキをほどこし、フレキシ
ブル配線基板の箔がない側にバンプを形成する。 (3)箔にエッチングをほどこし、必要なパターンを形
成する。 (4)フレキシブル配線基板のバンプのない面における
パターンの無い箇所にメッキをほどこしてバンプを形成
する。 (5)上記(1)〜(4)に示す工程を複数のフレキシ
ブル配線基板について実施する。 (6)接着用シート材としての熱融着性フィルムに必要
箇所に孔をあけ、複数の熱融着性フィルムについて実施
する。 (7)上記(1)〜(5)により加工した複数のフレキ
シブル回路基板の間に、各々必要な位置決めを行いなが
ら、熱融着性フィルムの孔にフレキシブル回路基板のバ
ンプが入るように熱融着性フィルムを挟んで重ねる。 (8)これらの熱融着性フィルムを介して積層された複
数のフレキシブル回路基板同士を加熱加圧を行って接合
する。
【0009】
【作用】上記構成によって、電極の回路基板の箔への接
触点間隔は、バンプの直径に近い値になるので、極めて
小さくなり、安定して高い接触点位置精度を確保でき
る。また、複数のフレキシブル配線基板を接着用シート
材を介して積層した構成であり、可撓性を有するため、
検査対象となる被検査回路基板や箔などの厚みにむらが
生じていた場合でもこの回路基板検査用プローブを被検
査回路基板に押し付けることにより検査対象箇所にバン
プを良好に接触させることができる。さらに、フレキシ
ブル配線基板を複数積層しているため、バンプに導通す
る印刷配線を引き出しやすく、検査対象箇所が多数有る
場合にも対応できる。
【0010】また、上記製造方法により上記構成の回路
基板検査用プローブを良好に製造することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1に示すように、回路基板検査用
プローブ10は、片面に箔11が形成されたフレキシブ
ル配線基板12に複数のバンプ13を貫通させて両面に
形成し、複数のフレキシブル配線基板12をバンプ13
同士が接触するように接着用シート材としての熱融着性
フィルム14を介して積層して構成されている。つま
り、熱融着性フィルム14が介装された多層のフレキシ
ブル配線基板12において、フレキシブル配線基板12
のランドに導体のバンプ13を形成し、このバンプ13
に導通させたビアホール15またはスルーホール16お
よび導体ラインによって、他のフレキシブル配線基板1
2に検査対象箇所に接触するバンプ13に導通する箔1
1を引き出した構成とされている。
【0012】次に、図1〜図7に基づいて回路基板検査
用プローブ10の製造方法について説明する。図2は本
発明の一実施例に係る回路基板検査用プローブ10の製
造方法における第一工程加工完了後のフレキシブル回路
基板12の断面図である。この第一工程においては、ポ
リイミドフィルムのベースに銅箔を張ったフレキシブル
回路基板12に箔11を残して孔17を形成する。
【0013】図3は第二工程加工完了後のフレキシブル
回路基板12の断面図である。この第二工程では、第一
工程で加工された孔17にニッケルおよび金などの導体
メッキをほどこしてバンプ13を形成する。
【0014】図4は第三工程加工完了後のフレキシブル
回路基板12の断面図である。この第三工程では、第二
工程で形成されたバンプ13の反対面にエッチングによ
り箔パターンを形成する。
【0015】図5は第四工程加工完了後のフレキシブル
回路基板12の断面図である。この第四工程ではフレキ
シブル回路基板12の箔パターンが形成された面で、箔
パターンが孔17にニッケルおよび金などのメッキをほ
どこしてバンプ13を形成する。
【0016】図6は第五工程加工完了後の熱融着性フィ
ルム14の断面図である。この第五工程では、ポリエチ
レンナフタレートからなる熱融着性フィルム14に、第
一〜第四工程で形成したバンプ13の箇所に孔あけ加工
を行う。図6において、18は熱融着性フィルム14に
あけられた孔である。
【0017】図1は第六工程加工完了後の多層フレキシ
ブル回路基板であり、つまり回路基板検査用プローブ1
0の断面図である。この第六工程では、熱融着性フィル
ム14を間にはさんで位置決めして重ねられたフレキシ
ブル回路基板12を加熱加圧を行って積層している。こ
れにより、所定のバンプ13同士が当接されて導通され
ている。
【0018】なお、本実施例においては、熱融着性フィ
ルム14としてポリエチレンナフタレートフィルムを一
例として使用したが、他の熱融着性フィルム、たとえば
ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォンなどでも
よい。
【0019】図8は、第一〜第六工程で製造された回路
基板検査用プローブ10の使用状況を示す断面図であ
る。ここで、20は被検査回路基板、21は被検査回路
基板20の上に形成された箔、22は加圧板、23はゴ
ム、24は台である。
【0020】この回路基板検査プローブ10の動作を図
8を参照しながら説明する。被検査回路基板20の箔2
1に、上面下面各々に回路基板検査用プローブ10のバ
ンプ13を位置合わせして、加圧板22を下げる。これ
によってバンプ13と被検査回路基板20の箔21とが
接触して電気的導通が行われてバンプ13からビアホー
ル15,スルーホール16(図1参照)およびフレキシ
ブル回路基板12の箔11を経由して外部に引っ張り出
されて測定部に接続され、被検査回路基板20の箔21
の断線、短絡を測定する。
【0021】これにより、被検査回路基板20の箔21
への接触点間隔は、バンプ13の直径に近い値になるの
で、極めて小さくなり、安定して高い接触点位置精度を
確保できる。また、回路基板検査プローブ10が可撓性
を有するため、被検査回路基板20や箔21などの厚み
にむらが生じていた場合でもこの回路基板検査用プロー
ブ10を被検査回路基板20の箔21に押し付けること
により検査対象箇所にバンプ13を良好に接触させるこ
とができる。さらに、フレキシブル配線基板12を複数
積層しているため、バンプ13に導通する印刷配線を引
き出しやすくなり、検査対象箇所が多数有る場合にも対
応できる。
【0022】なお、上記実施例に記載された第五工程に
おいて、熱融着性フィルム14に孔18をあけ、さら
に、図7に示すようにその孔18に印刷法により低温硬
化型の導電ペースト19、たとえば銀ペーストや銅ペー
ストを充填して乾燥を行ってもよい。これは、導電ペー
スト19を使用しないで、積層しても問題無いが、接続
の信頼度を上げるために導電ペーストを使用したもので
ある。その他の手順は上記実施例と同様である。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、片面に箔
が形成されたフレキシブル配線基板に複数のバンプを貫
通させて形成し、複数の前記フレキシブル配線基板をバ
ンプ同士が接触するように接着用シート材を介して積層
することにより、電極の回路基板の箔への接触点間隔
は、バンプの直径に近い値になるので、極めて小さくな
り、安定して高い接触点位置精度を確保できる。また、
複数の前記フレキシブル配線基板を接着用シート材を介
して積層した構成であり、可撓性を有するため、検査対
象となる被検査回路基板や箔などの厚みにむらが生じて
いた場合でもこの回路基板検査用プローブを被検査回路
基板に押し付けることにより検査対象箇所にバンプを良
好に接触させることができる。さらに、フレキシブル配
線基板を複数積層しているため、バンプに導通する印刷
配線を引き出しやすく、検査対象箇所が多数有る場合に
も対応できる。
【0024】また、バンプ同士の接触部に導電ペースト
を充填することにより、回路基板検査用プローブの信頼
性を向上させることができる。また、未加工で片面箔の
フレキシブル回路基板の必要箇所に箔を残して孔を形成
し、形成した孔に導体のメッキをほどこし、フレキシブ
ル配線基板の箔がない側にバンプを形成し、箔にエッチ
ングをほどこし、必要なパターンを形成し、フレキシブ
ル配線基板のバンプのない面におけるパターンの無い箇
所にメッキをほどこしてバンプを形成し、接着用シート
材としての熱融着性フィルムに必要箇所に孔をあけ、複
数のフレキシブル回路基板の間に、各々必要な位置決め
を行いながら、熱融着性フィルムの孔にフレキシブル回
路基板のバンプが入るように熱融着性フィルムを挟んで
重ね、これらの熱融着性フィルムを介して積層された複
数のフレキシブル回路基板同士を加熱加圧を行って接合
することにより、上記構成の回路基板検査用プローブを
良好に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る回路基板検査用プロー
ブの断面図
【図2】同回路基板検査用プローブの製造方法における
第一工程を示す断面図
【図3】同回路基板検査用プローブの製造方法における
第二工程を示す断面図
【図4】同回路基板検査用プローブの製造方法における
第三工程を示す断面図
【図5】同回路基板検査用プローブの製造方法における
第四工程を示す断面図
【図6】同回路基板検査用プローブの製造方法における
第五工程を示す断面図
【図7】同回路基板検査用プローブの使用例の断面図
【図8】本発明の回路基板検査用プローブの製造方法の
他の実施例を示す断面図
【図9】従来の回路基板検査用プローブの断面図
【符号の説明】
10 回路基板検査用プローブ 11 箔 12 フレキシブル配線基板 13 バンプ 14 熱融着性フィルム(接着用シート材) 17,18 孔 19 導電ペースト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に箔が形成されたフレキシブル配線
    基板に複数のバンプを貫通させて両面に形成し、複数の
    前記フレキシブル配線基板をバンプ同士が接触するよう
    に接着用シート材を介して積層した回路基板検査用プロ
    ーブ。
  2. 【請求項2】 バンプ同士の接触部に導電ペーストが充
    填されてなる請求項1記載の回路基板検査用プローブ。
  3. 【請求項3】 以下の(1)〜(8)に示す工程を有す
    る回路基板検査用プローブの製造方法。 (1)未加工で片面箔のフレキシブル回路基板の必要箇
    所に箔を残して孔を形成する。 (2)形成した孔に導体のメッキをほどこし、フレキシ
    ブル配線基板の箔がない側にバンプを形成する。 (3)箔にエッチングをほどこし、必要なパターンを形
    成する。 (4)フレキシブル配線基板のバンプのない面における
    パターンの無い箇所にメッキをほどこしてバンプを形成
    する。 (5)上記(1)〜(4)に示す工程を複数のフレキシ
    ブル配線基板について実施する。 (6)接着用シート材としての熱融着性フィルムに必要
    箇所に孔をあけ、複数の熱融着性フィルムについて実施
    する。 (7)上記(1)〜(5)により加工した複数のフレキ
    シブル回路基板の間に、各々必要な位置決めを行いなが
    ら、熱融着性フィルムの孔にフレキシブル回路基板のバ
    ンプが入るように熱融着性フィルムを挟んで重ねる。 (8)これらの熱融着性フィルムを介して積層された複
    数のフレキシブル回路基板同士を加熱加圧を行って接合
    する。
  4. 【請求項4】 熱融着性フィルムに形成した孔に低温硬
    化型導電ペーストを充填し、この低温硬化型導電ペース
    トを介してフレキシブル配線基板のバンプ同士を接触さ
    せて複数のフレキシブル回路基板同士を接合する請求項
    3記載の回路基板検査用プローブの製造方法。
JP30914392A 1992-11-19 1992-11-19 回路基板検査用プローブおよびその製造方法 Pending JPH06160433A (ja)

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