JPH0615078A - 縫製装置 - Google Patents
縫製装置Info
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- JPH0615078A JPH0615078A JP17520992A JP17520992A JPH0615078A JP H0615078 A JPH0615078 A JP H0615078A JP 17520992 A JP17520992 A JP 17520992A JP 17520992 A JP17520992 A JP 17520992A JP H0615078 A JPH0615078 A JP H0615078A
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- JP
- Japan
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- sewing
- rotating
- part piece
- rotary plate
- moving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半径寸法が異なる円周状の縫目を形成する場
合における縫製の作業性を向上させる。 【構成】 ミシン1を使用してエアバックなどの被縫製
物4に対して円周状の縫目の半径寸法を種々変更して縫
製する場合に、コントロール装置23によって、被縫製
物4を保持する被縫製物回転装置10を移動させる移動
駆動モータ8を制御することにより、被縫製物回転装置
10の位置を所望の位置に設定することが可能であり、
ストッパ機構の調整をする必要がなく、縫製作業性を向
上させる。
合における縫製の作業性を向上させる。 【構成】 ミシン1を使用してエアバックなどの被縫製
物4に対して円周状の縫目の半径寸法を種々変更して縫
製する場合に、コントロール装置23によって、被縫製
物4を保持する被縫製物回転装置10を移動させる移動
駆動モータ8を制御することにより、被縫製物回転装置
10の位置を所望の位置に設定することが可能であり、
ストッパ機構の調整をする必要がなく、縫製作業性を向
上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車に搭載さ
れるエアバッグを縫製するのに好適する縫製装置に関す
るものである。
れるエアバッグを縫製するのに好適する縫製装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の縫製装置の一例として、
特開平3−170193号公報に記載された構成があ
る。この構成は、上下動可能に設けられた縫針を有する
縫製手段を備え、また、エアバッグのパーツ片を載置支
持すると共に、そのパーツ片の一部分を上記縫製手段に
対応させて縫製可能にしながらパーツ片の中心を回転中
心として回転させることにより、パーツ片に円周状の縫
目を形成する回転手段を備え、更に、この回転手段を縫
製手段と回転中心とを結ぶ直線方向に沿って移動可能に
支持する移動装置を備えている。上記移動装置は、回転
手段を載せて固定する移動台と、この移動台を移動可能
に支持するレールと、移動台を所定の位置に停止させる
ためのストッパ機構とから構成されている。
特開平3−170193号公報に記載された構成があ
る。この構成は、上下動可能に設けられた縫針を有する
縫製手段を備え、また、エアバッグのパーツ片を載置支
持すると共に、そのパーツ片の一部分を上記縫製手段に
対応させて縫製可能にしながらパーツ片の中心を回転中
心として回転させることにより、パーツ片に円周状の縫
目を形成する回転手段を備え、更に、この回転手段を縫
製手段と回転中心とを結ぶ直線方向に沿って移動可能に
支持する移動装置を備えている。上記移動装置は、回転
手段を載せて固定する移動台と、この移動台を移動可能
に支持するレールと、移動台を所定の位置に停止させる
ためのストッパ機構とから構成されている。
【0003】上記構成においては、回転手段の上にパー
ツ片を載置すると共に、移動台を所定の位置まで移動さ
せ、更に、移動台がその停止位置で保持されるようにス
トッパ機構を調節した後、回転手段によりパーツ片を回
転させながら、縫製手段によりパーツ片に円周状の縫目
を形成し、もって、エアバッグを縫製するようにしてい
る。
ツ片を載置すると共に、移動台を所定の位置まで移動さ
せ、更に、移動台がその停止位置で保持されるようにス
トッパ機構を調節した後、回転手段によりパーツ片を回
転させながら、縫製手段によりパーツ片に円周状の縫目
を形成し、もって、エアバッグを縫製するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サイズの異
なるエアバッグを製造する場合には、サイズに応じて円
周状の縫目の半径寸法を変える必要があり、移動台の停
止位置を変えなければならない。このような場合、上記
従来構成では、移動台の停止位置を変える都度、ストッ
パ機構を手作業で調節しなければならず、その調節作業
が非常に面倒であることから、縫製作業性が悪いという
問題点があった。
なるエアバッグを製造する場合には、サイズに応じて円
周状の縫目の半径寸法を変える必要があり、移動台の停
止位置を変えなければならない。このような場合、上記
従来構成では、移動台の停止位置を変える都度、ストッ
パ機構を手作業で調節しなければならず、その調節作業
が非常に面倒であることから、縫製作業性が悪いという
問題点があった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、半径寸法が種
々異なる円周状の縫目を形成する縫製を実行する場合
に、その縫製作業性を向上させることができる縫製装置
を提供するにある。
ためになされたものであり、その目的は、半径寸法が種
々異なる円周状の縫目を形成する縫製を実行する場合
に、その縫製作業性を向上させることができる縫製装置
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の縫製装置は、上下動可能に設けられた縫針
を有する縫製手段と、被縫製物を載置支持すると共に、
前記被縫製物の一部分を前記縫製手段に対応させて縫製
可能にしながら前記被縫製物をその中心を回転中心とし
て回転させることにより、前記被縫製物に円周状の縫目
を形成する回転手段とを備えてたものであって、前記回
転手段を前記縫製手段と前記回転中心とを結ぶ直線方向
に沿って移動駆動する移動駆動手段を備え、この移動駆
動手段を駆動制御することにより前記回転手段の位置を
所望の位置に設定する制御手段を備えている。
に、本発明の縫製装置は、上下動可能に設けられた縫針
を有する縫製手段と、被縫製物を載置支持すると共に、
前記被縫製物の一部分を前記縫製手段に対応させて縫製
可能にしながら前記被縫製物をその中心を回転中心とし
て回転させることにより、前記被縫製物に円周状の縫目
を形成する回転手段とを備えてたものであって、前記回
転手段を前記縫製手段と前記回転中心とを結ぶ直線方向
に沿って移動駆動する移動駆動手段を備え、この移動駆
動手段を駆動制御することにより前記回転手段の位置を
所望の位置に設定する制御手段を備えている。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明の縫製装置によれば、
円周状の縫目の半径寸法を種々変更して縫製を実行する
場合には、制御手段によって移動駆動手段を駆動制御す
ることにより回転手段の位置を所望の位置に設定するこ
とが可能となる。このため、従来構成とは異なり、スト
ッパ機構を調節する手作業を不要にすることができるか
ら、縫製作業性が大幅に向上する。
円周状の縫目の半径寸法を種々変更して縫製を実行する
場合には、制御手段によって移動駆動手段を駆動制御す
ることにより回転手段の位置を所望の位置に設定するこ
とが可能となる。このため、従来構成とは異なり、スト
ッパ機構を調節する手作業を不要にすることができるか
ら、縫製作業性が大幅に向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。まず、全体の構成を示す図1におい
て、本発明の縫製手段としてのミシン1は、ミシンアー
ム部2とミシンベッド部3とから構成されている。ミシ
ンアーム部2の左端部には、例えば2本の縫針(図示し
ない)が上下動可能に設けられている。そして、ミシン
ベッド部3内の左端部には、上記縫針の上下動に同期し
て駆動される糸輪捕捉器であるルーパー及び送り歯(い
ずれも図示しない)が配設されており、これら縫針、ル
ーパー、送り歯により2本針2重環縫いの縫目が形成さ
れるように構成されている。
しながら説明する。まず、全体の構成を示す図1におい
て、本発明の縫製手段としてのミシン1は、ミシンアー
ム部2とミシンベッド部3とから構成されている。ミシ
ンアーム部2の左端部には、例えば2本の縫針(図示し
ない)が上下動可能に設けられている。そして、ミシン
ベッド部3内の左端部には、上記縫針の上下動に同期し
て駆動される糸輪捕捉器であるルーパー及び送り歯(い
ずれも図示しない)が配設されており、これら縫針、ル
ーパー、送り歯により2本針2重環縫いの縫目が形成さ
れるように構成されている。
【0009】上記ミシン1の左方には、本発明の被縫製
物である例えばエアバッグを構成する2枚のパーツ片4
(図2参照)を載置支持する被縫製物支持装置5が設け
られている。この被縫製物支持装置5において、左右方
向へ延びるように配設されたガイドレール6上には、移
動台7が左右方向へ移動可能に支承されている。この場
合、ガイドレール6側の固定部位には、本発明の移動駆
動手段である移動駆動モータ8が配設されている。ま
た、移動台7の下面にはラック7aが取付けられてお
り、上記移動駆動モータ8の回転軸に取付けられたピニ
オンギア9が上記ラック7aに噛合している。
物である例えばエアバッグを構成する2枚のパーツ片4
(図2参照)を載置支持する被縫製物支持装置5が設け
られている。この被縫製物支持装置5において、左右方
向へ延びるように配設されたガイドレール6上には、移
動台7が左右方向へ移動可能に支承されている。この場
合、ガイドレール6側の固定部位には、本発明の移動駆
動手段である移動駆動モータ8が配設されている。ま
た、移動台7の下面にはラック7aが取付けられてお
り、上記移動駆動モータ8の回転軸に取付けられたピニ
オンギア9が上記ラック7aに噛合している。
【0010】これにより、移動駆動モータ8を正逆回転
駆動することにより、移動台7を左右方向へ移動駆動で
きるようになっている。特に、この場合、移動駆動モー
タ8は、ステッピングモータやサーボモータから構成さ
れており、その正逆回転量(正逆回転角度)を所望の回
転量に制御可能になっていると共に、その回転が停止し
た状態では回転停止位置を保持できるようになってい
る。即ち、移動駆動モータ8を駆動制御することによ
り、移動台7を左右方向の所望の位置に停止させ且つそ
の停止位置から移動しないように保持できるように構成
されている。
駆動することにより、移動台7を左右方向へ移動駆動で
きるようになっている。特に、この場合、移動駆動モー
タ8は、ステッピングモータやサーボモータから構成さ
れており、その正逆回転量(正逆回転角度)を所望の回
転量に制御可能になっていると共に、その回転が停止し
た状態では回転停止位置を保持できるようになってい
る。即ち、移動駆動モータ8を駆動制御することによ
り、移動台7を左右方向の所望の位置に停止させ且つそ
の停止位置から移動しないように保持できるように構成
されている。
【0011】また、移動台7上には、本発明の回転手段
である被縫製物回転装置10が配設されている。この被
縫製物回転装置10は、前記パーツ片4を載置支持する
と共に、該パーツ片4をその中心を回転中心として回転
させる機能を有している。
である被縫製物回転装置10が配設されている。この被
縫製物回転装置10は、前記パーツ片4を載置支持する
と共に、該パーツ片4をその中心を回転中心として回転
させる機能を有している。
【0012】以下、被縫製物回転装置10について具体
的に説明する。被縫製物回転装置10には、回転駆動モ
ータ11が移動台7上の右端側に設けられている。この
回転駆動モータ11の上部には、下回転板12が該回転
駆動モータ11により回転駆動されるように配設されて
いる。この場合、回転駆動モータ11即ち下回転板12
は、前記縫針の上下動に同期して回転駆動されるように
なっている。
的に説明する。被縫製物回転装置10には、回転駆動モ
ータ11が移動台7上の右端側に設けられている。この
回転駆動モータ11の上部には、下回転板12が該回転
駆動モータ11により回転駆動されるように配設されて
いる。この場合、回転駆動モータ11即ち下回転板12
は、前記縫針の上下動に同期して回転駆動されるように
なっている。
【0013】そして、上記下回転板12上に、パーツ片
4が載置支持されるようになっている。この場合、下回
転板12の上面に複数の位置決めピン13(図1中破線
で示す)が突設されていると共に、パーツ片4に上記位
置決めピン13に対応する位置決め孔4a(図2参照)
が形成されており、下回転板12上にパーツ片4が載置
されたとき、下回転板12の位置決めピン13にパーツ
片4の位置決め孔4aが嵌合して位置決めされるように
構成されている。
4が載置支持されるようになっている。この場合、下回
転板12の上面に複数の位置決めピン13(図1中破線
で示す)が突設されていると共に、パーツ片4に上記位
置決めピン13に対応する位置決め孔4a(図2参照)
が形成されており、下回転板12上にパーツ片4が載置
されたとき、下回転板12の位置決めピン13にパーツ
片4の位置決め孔4aが嵌合して位置決めされるように
構成されている。
【0014】また、下回転板12の上方には、上回転板
14が上下動可能且つ回転可能に設けられている。この
上回転板14は、下方に移動されたとき、下回転板12
上に載置されたパーツ片4を押え付けて挟持するように
構成されている。ここで、上回転板14は回転軸15の
下端部に取付け固定されており、この回転軸15は旋回
アーム部16の先端部に上下方向に摺動可能且つ回転可
能に設けられている。上記旋回アーム部16は、基端部
が移動台7上の左端部に立設されており、該基端部の軸
心を旋回中心として旋回可能になっている。
14が上下動可能且つ回転可能に設けられている。この
上回転板14は、下方に移動されたとき、下回転板12
上に載置されたパーツ片4を押え付けて挟持するように
構成されている。ここで、上回転板14は回転軸15の
下端部に取付け固定されており、この回転軸15は旋回
アーム部16の先端部に上下方向に摺動可能且つ回転可
能に設けられている。上記旋回アーム部16は、基端部
が移動台7上の左端部に立設されており、該基端部の軸
心を旋回中心として旋回可能になっている。
【0015】この旋回アーム部16の上部には、レバー
部材17が支点18の回りに回動可能に設けられてい
る。上記レバー部材17は、その右端部に回転軸15の
上端部が連結されていると共に、左端部にシリンダ19
のロッド20の上端部が連結されている。シリンダ19
は、旋回アーム部16の基端部の外側面部に配設されて
いる。このシリンダ19を駆動することにより、レバー
部材17を介して回転軸15ひいては上回転板14が上
下方向に移動駆動される。上記した上回転板14、回転
軸15、旋回アーム部16、レバー部材17、シリンダ
19等により押え機構21が構成されている。
部材17が支点18の回りに回動可能に設けられてい
る。上記レバー部材17は、その右端部に回転軸15の
上端部が連結されていると共に、左端部にシリンダ19
のロッド20の上端部が連結されている。シリンダ19
は、旋回アーム部16の基端部の外側面部に配設されて
いる。このシリンダ19を駆動することにより、レバー
部材17を介して回転軸15ひいては上回転板14が上
下方向に移動駆動される。上記した上回転板14、回転
軸15、旋回アーム部16、レバー部材17、シリンダ
19等により押え機構21が構成されている。
【0016】また、移動台7上における上回転板14の
外周部位には、パーツ片テーブル22が配設されてい
る。このパーツ片テーブル22は、ほぼ半円形状をな
し、中心部に回転駆動モータ11及び上回転板14を収
容する凹部が形成されている。上記パーツ片テーブル2
2上に、パーツ片4の周縁部が載置支持されるようにな
っている。
外周部位には、パーツ片テーブル22が配設されてい
る。このパーツ片テーブル22は、ほぼ半円形状をな
し、中心部に回転駆動モータ11及び上回転板14を収
容する凹部が形成されている。上記パーツ片テーブル2
2上に、パーツ片4の周縁部が載置支持されるようにな
っている。
【0017】一方、前記したミシンベッド部3の右端部
には、縫製運転全般を制御するコントロール装置23が
配設されている。このコントロール装置23は、各種の
操作スイッチが配設された操作パネル、マイクロコンピ
ュータを含んで構成された制御回路(いずれも図示しな
い)、並びに、記憶装置24を備えている。上記コント
ロール装置23の制御回路により、前記移動駆動モータ
8、回転駆動モータ11及びミシンモータ(図示しな
い)が駆動制御されるようになっている。この場合、コ
ントロール装置23が本発明の制御手段を構成してい
る。
には、縫製運転全般を制御するコントロール装置23が
配設されている。このコントロール装置23は、各種の
操作スイッチが配設された操作パネル、マイクロコンピ
ュータを含んで構成された制御回路(いずれも図示しな
い)、並びに、記憶装置24を備えている。上記コント
ロール装置23の制御回路により、前記移動駆動モータ
8、回転駆動モータ11及びミシンモータ(図示しな
い)が駆動制御されるようになっている。この場合、コ
ントロール装置23が本発明の制御手段を構成してい
る。
【0018】また、記憶装置24には、データ作成装置
25により作成された縫製データが記憶されるようにな
っている。この縫製データは、パーツ片4のサイズに対
応して、移動台7即ち被縫製物回転装置10を移動させ
て停止させる位置等を指示するためのデータ等から構成
されている。尚、データ作成装置25は、キーボード2
6及びディスプレイ27を有している。
25により作成された縫製データが記憶されるようにな
っている。この縫製データは、パーツ片4のサイズに対
応して、移動台7即ち被縫製物回転装置10を移動させ
て停止させる位置等を指示するためのデータ等から構成
されている。尚、データ作成装置25は、キーボード2
6及びディスプレイ27を有している。
【0019】次に、このように構成された縫製装置の動
作について説明する。縫製運転を始める前に、予め、縫
製するパーツ片4のサイズに応じて縫製データをデータ
作成装置25により作成し、記憶装置24に記憶させて
おく。
作について説明する。縫製運転を始める前に、予め、縫
製するパーツ片4のサイズに応じて縫製データをデータ
作成装置25により作成し、記憶装置24に記憶させて
おく。
【0020】そして、押え機構21のシリンダ19を駆
動して上回転板14を上方へ移動させ、2枚のパーツ片
4を下回転板12上に載置する。このとき、下回転板1
2の位置決めピン13にパーツ片4の位置決め孔4aを
嵌合させて位置決めする。また、パーツ片4の周縁部
は、パーツ片テーブル22上に載置支持されるようにな
る。この後、シリンダ19を駆動して上回転板14を下
方へ移動させ、該上回転板14により下回転板12上の
パーツ片4を押え付ける。
動して上回転板14を上方へ移動させ、2枚のパーツ片
4を下回転板12上に載置する。このとき、下回転板1
2の位置決めピン13にパーツ片4の位置決め孔4aを
嵌合させて位置決めする。また、パーツ片4の周縁部
は、パーツ片テーブル22上に載置支持されるようにな
る。この後、シリンダ19を駆動して上回転板14を下
方へ移動させ、該上回転板14により下回転板12上の
パーツ片4を押え付ける。
【0021】上記押え付けた状態で、運転を開始する
と、コントロール装置23は、記憶装置24内に記憶さ
れた縫製データを読出し、その縫製データに基づいて移
動駆動モータ8を回転駆動制御して移動台7を右方へ移
動させ、パーツ片4の縫製部位が縫製手段1の縫針に対
応する位置まで移動させてその位置で停止させる。続い
て、図示しないミシンモータ及び回転駆動モータ11が
回転駆動され、縫針が上下動されると共に、ルーパーが
揺動され、そして、送り歯によりパーツ片4が送り運動
されると共に、下回転板12によりパーツ片4がその中
心を回転中心として回転される。この場合、下回転板1
2即ちパーツ片4は、縫針の上下動に同期して回転駆動
される。
と、コントロール装置23は、記憶装置24内に記憶さ
れた縫製データを読出し、その縫製データに基づいて移
動駆動モータ8を回転駆動制御して移動台7を右方へ移
動させ、パーツ片4の縫製部位が縫製手段1の縫針に対
応する位置まで移動させてその位置で停止させる。続い
て、図示しないミシンモータ及び回転駆動モータ11が
回転駆動され、縫針が上下動されると共に、ルーパーが
揺動され、そして、送り歯によりパーツ片4が送り運動
されると共に、下回転板12によりパーツ片4がその中
心を回転中心として回転される。この場合、下回転板1
2即ちパーツ片4は、縫針の上下動に同期して回転駆動
される。
【0022】これにより、パーツ片4の周縁部に、円周
状の縫目が形成されていく。そして、円周状の縫目の縫
製が完了すると、ミシンモータ及び回転駆動モータ11
が停止され、糸切りを行った後、移動駆動モータ8を回
転駆動制御して移動台7を左方へ移動させ、元の位置
(原点位置)まで復帰移動させる。以下、上述した作業
を繰り返すことにより、パーツ片4の必要とする部位に
それぞれ円周状の縫目を形成し、縫製を終了する。
状の縫目が形成されていく。そして、円周状の縫目の縫
製が完了すると、ミシンモータ及び回転駆動モータ11
が停止され、糸切りを行った後、移動駆動モータ8を回
転駆動制御して移動台7を左方へ移動させ、元の位置
(原点位置)まで復帰移動させる。以下、上述した作業
を繰り返すことにより、パーツ片4の必要とする部位に
それぞれ円周状の縫目を形成し、縫製を終了する。
【0023】尚、サイズの異なるパーツ片4を縫製する
場合には、縫製データを変更するだけでなく、下回転板
12及び上回転板14を、各直径寸法がパーツ片4に適
する大きさのものに変えるように構成しても良い。
場合には、縫製データを変更するだけでなく、下回転板
12及び上回転板14を、各直径寸法がパーツ片4に適
する大きさのものに変えるように構成しても良い。
【0024】このような構成の本実施例によれば、円周
状の縫目の半径寸法を種々変更して縫製を実行する場合
には、コントロール装置23によって縫製データに基づ
いて移動駆動モータ8を駆動制御することにより、移動
台7即ち被縫製物回転装置10の位置が所望の位置に設
定され、必要とする半径寸法の円周状の縫目を形成する
ことができる。このため、従来構成とは異なり、サイズ
に応じてストッパ機構を調節するような手作業を不要に
することができるから、縫製作業性が大幅に向上する。
尚、本実施例の場合、データ作成装置25により縫製デ
ータを作成する必要があるが、このデータ作成作業は、
従来構成のストッパ機構の調節作業に比べると、非常に
簡単な作業である。
状の縫目の半径寸法を種々変更して縫製を実行する場合
には、コントロール装置23によって縫製データに基づ
いて移動駆動モータ8を駆動制御することにより、移動
台7即ち被縫製物回転装置10の位置が所望の位置に設
定され、必要とする半径寸法の円周状の縫目を形成する
ことができる。このため、従来構成とは異なり、サイズ
に応じてストッパ機構を調節するような手作業を不要に
することができるから、縫製作業性が大幅に向上する。
尚、本実施例の場合、データ作成装置25により縫製デ
ータを作成する必要があるが、このデータ作成作業は、
従来構成のストッパ機構の調節作業に比べると、非常に
簡単な作業である。
【0025】また、上記実施例では、縫目を形成する縫
製中は移動台7を停止させて円周状の縫目を形成する構
成としたが、これに限られるものではなく、縫製中にお
いても移動台7を適宜移動させることにより螺旋状の縫
目を形成する構成としても良い。
製中は移動台7を停止させて円周状の縫目を形成する構
成としたが、これに限られるものではなく、縫製中にお
いても移動台7を適宜移動させることにより螺旋状の縫
目を形成する構成としても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の縫製装置は、回転手段を縫製手段と回転中心とを結ぶ
直線方向に沿って移動駆動する移動駆動手段を備えると
共に、この移動駆動手段を駆動制御することにより回転
手段の位置を所望の位置に設定する制御手段を備える構
成としたので、半径寸法が種々異なる円周状の縫目を形
成する縫製を実行する場合に、その縫製作業性を向上さ
せることができるという優れた効果を奏する。
の縫製装置は、回転手段を縫製手段と回転中心とを結ぶ
直線方向に沿って移動駆動する移動駆動手段を備えると
共に、この移動駆動手段を駆動制御することにより回転
手段の位置を所望の位置に設定する制御手段を備える構
成としたので、半径寸法が種々異なる円周状の縫目を形
成する縫製を実行する場合に、その縫製作業性を向上さ
せることができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示す全体の正面図
【図2】パーツ片の上面図
1はミシン(縫製手段)、2はミシンアーム部、3はミ
シンベッド部、4はパーツ片(被縫製物)、5は被縫製
物支持装置、7は移動台、8は移動駆動モータ(移動駆
動手段)、10は被縫製物回転装置(回転手段)、11
は回転駆動モータ、21は押え機構、23はコントロー
ル装置(制御手段)、24は記憶装置、25はデータ作
成装置を示す。
シンベッド部、4はパーツ片(被縫製物)、5は被縫製
物支持装置、7は移動台、8は移動駆動モータ(移動駆
動手段)、10は被縫製物回転装置(回転手段)、11
は回転駆動モータ、21は押え機構、23はコントロー
ル装置(制御手段)、24は記憶装置、25はデータ作
成装置を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 上下動可能に設けられた縫針を有する縫
製手段と、 被縫製物を載置支持すると共に、前記被縫製物の一部分
を前記縫製手段に対応させて縫製可能にしながら前記被
縫製物をその中心を回転中心として回転させることによ
り、前記被縫製物に円周状の縫目を形成する回転手段と
を備えて成る縫製装置において、 前記回転手段を前記縫製手段と前記回転中心とを結ぶ直
線方向に沿って移動駆動する移動駆動手段と、 この移動駆動手段を駆動制御することにより前記回転手
段の位置を所望の位置に設定する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする縫製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17520992A JPH0615078A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 縫製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17520992A JPH0615078A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 縫製装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615078A true JPH0615078A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15992206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17520992A Pending JPH0615078A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 縫製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615078A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5686231A (en) * | 1994-12-27 | 1997-11-11 | Mitsubishi Chemical Corporation | Process for disposing of developer for pigment-containing non-silver-salt photo sensitive material, apparatus therefor and automatic developing system |
EP3653771A1 (en) * | 2018-11-14 | 2020-05-20 | Derim S.r.l. | Sewing machine for making seams in a programmed, measured and controlled way |
WO2020105762A1 (ko) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | (주)대흥돌핀 | 차량용 에어백 제조 관리 시스템 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP17520992A patent/JPH0615078A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5686231A (en) * | 1994-12-27 | 1997-11-11 | Mitsubishi Chemical Corporation | Process for disposing of developer for pigment-containing non-silver-salt photo sensitive material, apparatus therefor and automatic developing system |
EP3653771A1 (en) * | 2018-11-14 | 2020-05-20 | Derim S.r.l. | Sewing machine for making seams in a programmed, measured and controlled way |
WO2020105762A1 (ko) * | 2018-11-22 | 2020-05-28 | (주)대흥돌핀 | 차량용 에어백 제조 관리 시스템 |
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