JPH0615519B2 - 単環式ビス‐オキシエチルスルホニル‐アニリン類およびそれらの製法 - Google Patents
単環式ビス‐オキシエチルスルホニル‐アニリン類およびそれらの製法Info
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- JPH0615519B2 JPH0615519B2 JP60250987A JP25098785A JPH0615519B2 JP H0615519 B2 JPH0615519 B2 JP H0615519B2 JP 60250987 A JP60250987 A JP 60250987A JP 25098785 A JP25098785 A JP 25098785A JP H0615519 B2 JPH0615519 B2 JP H0615519B2
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- C09B62/503—Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
- C09B62/507—Azo dyes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C317/00—Sulfones; Sulfoxides
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(1) (式中Rは水素原子、塩素原子もしくは臭素原子または
C1〜C4−アルキル基もしくはC1〜C4−アルコキシ基を意
味し、mは0または1の数を表わし、そしてオキシエチル
スルホニル基(硫酸半エスラル)は互いにo−位または
p−位にある) で示される新規な単環式ビス−オキシエチルスルホニル
−アニリン類およびそれらの製造方法に関する;該製造
方法では、式(2) (式中Rは前記の意味をもち、R′は塩素原子または臭
素原子を意味しそしてβ−オキシエチルスルホニル基に
対してo−位またはp−位にある) で示される化合物を、場合により水を希釈剤として添加
して、少なくとも理論量の酸結合性アルカリ金属化合物
またはアルカリ土類金属化合物の存在下に10〜60
℃、殊に20〜40℃の温度で、少なくとも理論量のチ
オグリコールと反応させ、このようにして得られた式
(3) (式中Rは前記の意味をもち、二つの硫黄含有置換基は
互いにo−位またはp−位にある) で示される化合物を、中間単離を行なった後にまたは中
間単離を行なわずに、触媒量の三酸化タングステンまた
はアルカリ金属タングステン酸塩および場合により水を
加えそして非酸化性の無機酸もしくは有機酸の添加によ
ってpH値を4〜6に調節した後に過酸化水素で40℃か
ら100℃までの温度で酸化し、このようにして得られた
式(4) (式中Rは前記の意味をもち、二つのβ−オキシエチル
スルホニル基は互いにo−位またはp−位にある) で示される化合物を、既知の方法で鉄/酸によって還元
するかまたは水性媒質中でニッケル触媒もしくは貴金属
触媒で接触還元し、このようにして得られた一般式(5) (式中Rは前記の意味をもち、二つのβ−オキシエチル
スルホニル基は互いにo−位またはp−位にある) で示される化合物を、場合により既知の方法で、濃硫
酸、発煙硫酸、硫酸一水化物と発煙硫酸との混合物、三
酸化硫黄またはクロルスルホン酸によってm=1の前記
式(1)で示されるビス硫酸半エステルに変える。
C1〜C4−アルキル基もしくはC1〜C4−アルコキシ基を意
味し、mは0または1の数を表わし、そしてオキシエチル
スルホニル基(硫酸半エスラル)は互いにo−位または
p−位にある) で示される新規な単環式ビス−オキシエチルスルホニル
−アニリン類およびそれらの製造方法に関する;該製造
方法では、式(2) (式中Rは前記の意味をもち、R′は塩素原子または臭
素原子を意味しそしてβ−オキシエチルスルホニル基に
対してo−位またはp−位にある) で示される化合物を、場合により水を希釈剤として添加
して、少なくとも理論量の酸結合性アルカリ金属化合物
またはアルカリ土類金属化合物の存在下に10〜60
℃、殊に20〜40℃の温度で、少なくとも理論量のチ
オグリコールと反応させ、このようにして得られた式
(3) (式中Rは前記の意味をもち、二つの硫黄含有置換基は
互いにo−位またはp−位にある) で示される化合物を、中間単離を行なった後にまたは中
間単離を行なわずに、触媒量の三酸化タングステンまた
はアルカリ金属タングステン酸塩および場合により水を
加えそして非酸化性の無機酸もしくは有機酸の添加によ
ってpH値を4〜6に調節した後に過酸化水素で40℃か
ら100℃までの温度で酸化し、このようにして得られた
式(4) (式中Rは前記の意味をもち、二つのβ−オキシエチル
スルホニル基は互いにo−位またはp−位にある) で示される化合物を、既知の方法で鉄/酸によって還元
するかまたは水性媒質中でニッケル触媒もしくは貴金属
触媒で接触還元し、このようにして得られた一般式(5) (式中Rは前記の意味をもち、二つのβ−オキシエチル
スルホニル基は互いにo−位またはp−位にある) で示される化合物を、場合により既知の方法で、濃硫
酸、発煙硫酸、硫酸一水化物と発煙硫酸との混合物、三
酸化硫黄またはクロルスルホン酸によってm=1の前記
式(1)で示されるビス硫酸半エステルに変える。
本方法の実施については、次のように詳しく記載するこ
とができる: 第1工程(縮合反応)では、式(2)の出発化合物を10
〜50モル%過剰のチオグリコールと反応させるのが好
ましい。必要に応じて行われる水の添加とその量とは、
この工程および後続の工程で反応混合物を十分にかく拌
することができるということを目ざすべきである。10
〜60℃、殊に20〜40℃の温度でのチオグリコール
酸の添加そして必要に応じて行われる水の添加の後に、
この混合物の中へ1〜5時間殊に2ないし3時間で少し
ずつ、少なくとも理論量の酸結合性アルカリ金属化合物
またはアルカリ土類金属化合物例えばアルカリ金属の酸
化物、水酸化物もしくは炭酸塩またはアルカリ土類金属
の酸化物、水酸化物もしくは炭酸塩、殊に炭酸ナトリウ
ムもしくは特に炭酸カリウムまたは酸化マグネシウムを
導入する。次に反応の終了(検査は薄層クロマトグラフ
ィーまたはHPLCで行う)(HPLC=高速液体クロマトグラ
フィー分析)までかく拌を続け(3〜10時間)、次に
酸(鉱酸または酢酸)の添加によってpH値を4〜6に調
節する。生じた式(3)のオキシエチルスルホニル−ニト
ロフェニル−オキシエチルスルフィドは、室温に冷却
後、過によって高収率で単離させることができる。
とができる: 第1工程(縮合反応)では、式(2)の出発化合物を10
〜50モル%過剰のチオグリコールと反応させるのが好
ましい。必要に応じて行われる水の添加とその量とは、
この工程および後続の工程で反応混合物を十分にかく拌
することができるということを目ざすべきである。10
〜60℃、殊に20〜40℃の温度でのチオグリコール
酸の添加そして必要に応じて行われる水の添加の後に、
この混合物の中へ1〜5時間殊に2ないし3時間で少し
ずつ、少なくとも理論量の酸結合性アルカリ金属化合物
またはアルカリ土類金属化合物例えばアルカリ金属の酸
化物、水酸化物もしくは炭酸塩またはアルカリ土類金属
の酸化物、水酸化物もしくは炭酸塩、殊に炭酸ナトリウ
ムもしくは特に炭酸カリウムまたは酸化マグネシウムを
導入する。次に反応の終了(検査は薄層クロマトグラフ
ィーまたはHPLCで行う)(HPLC=高速液体クロマトグラ
フィー分析)までかく拌を続け(3〜10時間)、次に
酸(鉱酸または酢酸)の添加によってpH値を4〜6に調
節する。生じた式(3)のオキシエチルスルホニル−ニト
ロフェニル−オキシエチルスルフィドは、室温に冷却
後、過によって高収率で単離させることができる。
しかし、得られた前記化合物の懸濁液を、触媒量の三酸
化タングステンまたはアルカリ金属タングステン酸塩
(式(3)の化合物1モル当り1〜10g)の添加直後
に、少なくとも理論量の過酸化水素(式(3)の化合物1
モル当り2モル)で処理して酸化(第二処理工程)を受
けさせ、酸化が終った後に(薄層クロマトグラフィーま
たはHPLCで検査する)、生じた酸化生成物(式(4)のビ
ス−β−オキシエチルスルホン)を、得られた反応混合
物から、0ないし20℃に冷却することによって晶出さ
せ、次に過によって単離させるのが更に好ましい。
化タングステンまたはアルカリ金属タングステン酸塩
(式(3)の化合物1モル当り1〜10g)の添加直後
に、少なくとも理論量の過酸化水素(式(3)の化合物1
モル当り2モル)で処理して酸化(第二処理工程)を受
けさせ、酸化が終った後に(薄層クロマトグラフィーま
たはHPLCで検査する)、生じた酸化生成物(式(4)のビ
ス−β−オキシエチルスルホン)を、得られた反応混合
物から、0ないし20℃に冷却することによって晶出さ
せ、次に過によって単離させるのが更に好ましい。
次のニトロ基の還元(第三処理工程)は、既知の方法に
よって、例えば鉄/酸によってまたは水性媒質中でのニ
ッケル触媒もしくは貴金属触媒による接触還元によって
行うことができ(ホーベン−ワイル(HOUBEN-WEYL)巻X
I/1,頁394〜406/374〜382)、対応するm=0の式
(1)のアミノ化合物が、抜群の品質および収率で得られ
る。
よって、例えば鉄/酸によってまたは水性媒質中でのニ
ッケル触媒もしくは貴金属触媒による接触還元によって
行うことができ(ホーベン−ワイル(HOUBEN-WEYL)巻X
I/1,頁394〜406/374〜382)、対応するm=0の式
(1)のアミノ化合物が、抜群の品質および収率で得られ
る。
もちろん、前記の本発明による方法の個々の工程は、単
独でも組合せても、通常の溶剤または希釈剤を反応条件
で十分に安定ならば存在させて、行うことができる。し
かし、完全に水性の系で従って工業上通常の装置で特に
簡単に処理を行うという長所がそれによって一部分失わ
れる(溶剤を特別な装置で過および/または再生する
ことが必要であり、その結果、溶剤の損失によって、収
率および/または品質に好ましい効果が得られず、追加
の費用が生じる。)。従ってこのような処理方法は、好
ましい実施態様ではない。
独でも組合せても、通常の溶剤または希釈剤を反応条件
で十分に安定ならば存在させて、行うことができる。し
かし、完全に水性の系で従って工業上通常の装置で特に
簡単に処理を行うという長所がそれによって一部分失わ
れる(溶剤を特別な装置で過および/または再生する
ことが必要であり、その結果、溶剤の損失によって、収
率および/または品質に好ましい効果が得られず、追加
の費用が生じる。)。従ってこのような処理方法は、好
ましい実施態様ではない。
場合により次に続くm=1の一般式(1)の化合物へのm
=0の式(1)の化合物のエステル化は、濃硫酸、発煙硫
酸(oleum)、硫酸一水化物と発煙硫酸との混合物、三酸
化硫黄またはクロルスルホン酸によって既知の方法で行
う。
=0の式(1)の化合物のエステル化は、濃硫酸、発煙硫
酸(oleum)、硫酸一水化物と発煙硫酸との混合物、三酸
化硫黄またはクロルスルホン酸によって既知の方法で行
う。
本発明による製造方法の実施についての、そして前記一
般式(1)の新規化合物の特性および物理的データについ
ての、更に細かな点並びに代表的な反応と単離のパラメ
ータは実施例から知ることができる。出発化合物として
使用する前記一般式(2)の化合物は、ドイツ特許第859,4
62号に記載されている方法で製造することができる。
般式(1)の新規化合物の特性および物理的データについ
ての、更に細かな点並びに代表的な反応と単離のパラメ
ータは実施例から知ることができる。出発化合物として
使用する前記一般式(2)の化合物は、ドイツ特許第859,4
62号に記載されている方法で製造することができる。
新規な前記一般式(1)のビス−オキシエチルスルホニル
−アニリン類は、ビニルスルホンの系統の反応染料を製
造するための価値の高い前駆物質である。これらの化合
物を用いてこれらの化合物から製造された染料で達成さ
れ得る繊維反応性の中心の増加によって、セルロース繊
維(綿)への染料の固着が改善され得るので、染料の収
率を高くすることができ、そして不活性染料で起る廃水
汚染を減らすことができる。新規な前駆物質は例えばビ
ニルスルホンの系統の反応性アゾ染料の製造でジアゾ成
分として使用することができる。
−アニリン類は、ビニルスルホンの系統の反応染料を製
造するための価値の高い前駆物質である。これらの化合
物を用いてこれらの化合物から製造された染料で達成さ
れ得る繊維反応性の中心の増加によって、セルロース繊
維(綿)への染料の固着が改善され得るので、染料の収
率を高くすることができ、そして不活性染料で起る廃水
汚染を減らすことができる。新規な前駆物質は例えばビ
ニルスルホンの系統の反応性アゾ染料の製造でジアゾ成
分として使用することができる。
ヨーロッパ特許出願公開第0,107,614号明細書から知ら
れている2,4−ビス−オキシエチルスルホニルアニリン
(ジアゾ成分)を用いて製造した反応性アゾ染料と比較
して、本発明によるビス−オキシエチルスルホニルアニ
リンに基いて製造した反応性アゾ染料は、アルカリ感受
性が低い点で優れている。従って、新規な2,3-、2,5-お
よび3,4-ビス−オキシエチルスルホニルアニリンは、改
善された特性を示す反応性アゾ染料を製造することがで
きるという点で著しく技術的に進歩している。
れている2,4−ビス−オキシエチルスルホニルアニリン
(ジアゾ成分)を用いて製造した反応性アゾ染料と比較
して、本発明によるビス−オキシエチルスルホニルアニ
リンに基いて製造した反応性アゾ染料は、アルカリ感受
性が低い点で優れている。従って、新規な2,3-、2,5-お
よび3,4-ビス−オキシエチルスルホニルアニリンは、改
善された特性を示す反応性アゾ染料を製造することがで
きるという点で著しく技術的に進歩している。
以下、例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発
明は以下の例だけに限らない。
明は以下の例だけに限らない。
例1. 4−クロロ−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホン
531部、チオグリコール236部および水200部か
ら成る混合物を25〜30℃に加熱し、この温度でかく
拌しながらそして酸素が入らないようにして3時間で少
しずつ固形炭酸カリウム175部を加える。薄層クロマ
トグラフィーによる検査で出発物質を検出することがで
きなくなるまでかく拌し続け、次に10〜15℃に冷却
すると、2−ニトロ−4−オキシエチルスルホニルフェ
ニルオキシエチルスルフィドが黄色結晶の形で沈殿す
る。10〜15℃でヌツツエ漏斗で吸引取することに
よって単離し、中性になるまで洗い、50〜60℃で減
圧で乾燥させると、108〜110℃の融点を示す56
5部の2−ニトロ−4−オキシエチルスルホニルフェニ
ルオキシエチルスルフィドが得られる;これは、4−ク
ロロ−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホンに対し
て理論量の92.0%の収量に相当する。
531部、チオグリコール236部および水200部か
ら成る混合物を25〜30℃に加熱し、この温度でかく
拌しながらそして酸素が入らないようにして3時間で少
しずつ固形炭酸カリウム175部を加える。薄層クロマ
トグラフィーによる検査で出発物質を検出することがで
きなくなるまでかく拌し続け、次に10〜15℃に冷却
すると、2−ニトロ−4−オキシエチルスルホニルフェ
ニルオキシエチルスルフィドが黄色結晶の形で沈殿す
る。10〜15℃でヌツツエ漏斗で吸引取することに
よって単離し、中性になるまで洗い、50〜60℃で減
圧で乾燥させると、108〜110℃の融点を示す56
5部の2−ニトロ−4−オキシエチルスルホニルフェニ
ルオキシエチルスルフィドが得られる;これは、4−ク
ロロ−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホンに対し
て理論量の92.0%の収量に相当する。
生成物は、クロマトグラフィーからは純粋であり、元素
分析でその構造に対応する値が得られる(計算値:N
O2:15.0%;S:20.85%;OH:11.1%;C:0.0%;
実測値:NO2:15.0/14.8%;S21.0%;OH:11.1/11.
0%;残留C:0.012%)。炭酸カリウムの代りに対応
量の炭酸ナトリウムを使用する場合には、匹敵する結果
を得るために導入時間および後続のかく拌時間を約50
%長くしなければならない。
分析でその構造に対応する値が得られる(計算値:N
O2:15.0%;S:20.85%;OH:11.1%;C:0.0%;
実測値:NO2:15.0/14.8%;S21.0%;OH:11.1/11.
0%;残留C:0.012%)。炭酸カリウムの代りに対応
量の炭酸ナトリウムを使用する場合には、匹敵する結果
を得るために導入時間および後続のかく拌時間を約50
%長くしなければならない。
例2 炭酸カリウム175部を一様な速度で3時間で、2−ク
ロル−5−ニトロフェニルオキシエチルスルホン531
部、チオグリコール240部および水400部から成る
混合物へ、かく拌しながらそして酸素が入らないように
して室温で加え、次に薄層クロマトグラフィーによる検
査で反応の終ったことがわかるまで25℃で12〜15
時間かく拌を続ける。10〜15℃に冷却し、黄色の沈
殿をヌツツエ漏斗で吸引取する。中性になるまで水で
洗い、減圧で60〜80℃で乾燥させると、117〜1
19℃の融点を示す571部の4−ニトロ−2−オキシ
エチルスルホニルフェニルオキシエチルスルフィドが得
られる;これは、2−クロロ−5−ニトロフェニルオキ
シエチルスルホンに対して理論量の93.0%の収量に相当
する。生成物は、クロマトグラフィーからは純粋であ
り、元素分析でその構造に対応する値が得られる(計算
値:NO2:15.0%;S:20.85%;OH:11.1%;C:
0.0%;実測値:NO2:14.7/14.9%;S:20.9%;O
H:11.0/10.9%;残留塩素:0.005%)。
ロル−5−ニトロフェニルオキシエチルスルホン531
部、チオグリコール240部および水400部から成る
混合物へ、かく拌しながらそして酸素が入らないように
して室温で加え、次に薄層クロマトグラフィーによる検
査で反応の終ったことがわかるまで25℃で12〜15
時間かく拌を続ける。10〜15℃に冷却し、黄色の沈
殿をヌツツエ漏斗で吸引取する。中性になるまで水で
洗い、減圧で60〜80℃で乾燥させると、117〜1
19℃の融点を示す571部の4−ニトロ−2−オキシ
エチルスルホニルフェニルオキシエチルスルフィドが得
られる;これは、2−クロロ−5−ニトロフェニルオキ
シエチルスルホンに対して理論量の93.0%の収量に相当
する。生成物は、クロマトグラフィーからは純粋であ
り、元素分析でその構造に対応する値が得られる(計算
値:NO2:15.0%;S:20.85%;OH:11.1%;C:
0.0%;実測値:NO2:14.7/14.9%;S:20.9%;O
H:11.0/10.9%;残留塩素:0.005%)。
例3 例2の2−クロロ−5−ニトロフェニルオキシエチルス
ルホンをアリコート量の2−クロロ−3−ニトロフェニ
ルオキシエチルスルホンに代えてそのほかは例2に記載
したように行うと、108〜110℃の融点を示すいく
らか低い品質(残留塩素含量:0.3〜0.4%)の550部
の6−ニトロ−2−オキシエチルスルホニルフェニルオ
キシエチルスルフィドが得られ、これ自体は制限なしで
酸化に使用することができる。収量は、使用した2−ク
ロロ−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホンに対し
て理論量の89.6%である。
ルホンをアリコート量の2−クロロ−3−ニトロフェニ
ルオキシエチルスルホンに代えてそのほかは例2に記載
したように行うと、108〜110℃の融点を示すいく
らか低い品質(残留塩素含量:0.3〜0.4%)の550部
の6−ニトロ−2−オキシエチルスルホニルフェニルオ
キシエチルスルフィドが得られ、これ自体は制限なしで
酸化に使用することができる。収量は、使用した2−ク
ロロ−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホンに対し
て理論量の89.6%である。
例4 2−ニトロ−4−オキシエチルスルホニルフェニルオキ
シエチルスルフィド307部、タングステン酸ナトリウ
ム二水塩4部および水1000部から成る混合物のpHを
60℃で20%の濃度の酢酸によって5〜5.5に調節
し、次に30%の濃度の過酸化水素117部を30分間
で加える;その際同時に内温を80℃に上げる。次に、
30%の濃度の過酸化水素を更に152部、一様な速度
でそして80〜90℃でもう一時間かかって加えると、
透明なほぼ無色の溶液が生じる。10時間90〜95℃
でかく拌し続け(反応の終ったことを薄層クロマトグラ
フィーで検査する)、次にかく拌しながら10〜15℃
に冷却する。その際析出した結晶を吸引取し、水で2
回おおい、減圧で60〜80℃で乾燥させる。
シエチルスルフィド307部、タングステン酸ナトリウ
ム二水塩4部および水1000部から成る混合物のpHを
60℃で20%の濃度の酢酸によって5〜5.5に調節
し、次に30%の濃度の過酸化水素117部を30分間
で加える;その際同時に内温を80℃に上げる。次に、
30%の濃度の過酸化水素を更に152部、一様な速度
でそして80〜90℃でもう一時間かかって加えると、
透明なほぼ無色の溶液が生じる。10時間90〜95℃
でかく拌し続け(反応の終ったことを薄層クロマトグラ
フィーで検査する)、次にかく拌しながら10〜15℃
に冷却する。その際析出した結晶を吸引取し、水で2
回おおい、減圧で60〜80℃で乾燥させる。
156〜158℃の融点を示す307部の2−ニトロ−
1,4−ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼンが得ら
れる;これは、使用した2−ニトロ−4−オキシエチル
スルホニルフェニルオキシエチルスルフィドに対して理
論量の93.5%の収量に相当する。
1,4−ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼンが得ら
れる;これは、使用した2−ニトロ−4−オキシエチル
スルホニルフェニルオキシエチルスルフィドに対して理
論量の93.5%の収量に相当する。
この化合物は、クロマトグラフィーからは純粋であり、
元素分析は、前記構造と一致する(計算値:NO2:13.55
%;S:18.9%;実測値:NO2;13.4/13.7%;S:18.
8%)。
元素分析は、前記構造と一致する(計算値:NO2:13.55
%;S:18.9%;実測値:NO2;13.4/13.7%;S:18.
8%)。
例5 2N塩酸でpH4.5〜5に調節した4−ニトロ−2−オキ
シエチルスルホニルフェニルオキシエチルスルフィド3
07部、タングステン酸カリウム4.5部および水120
0部から成るかく拌した混合物へ35%の濃度の過酸化
水素100を70〜75℃で1時間で滴加する。30分間
で90〜95℃に加熱し、35%の濃度の過酸化水素を
更に110部90分間で滴加し、この温度で13〜14
時間かく拌し続け(反応の終ったことをHPLCで検査す
る)、次に20〜25℃に冷却し、析出した黄色がかっ
た白色の沈殿を、ヌツツエ漏斗で取することにより単
離する。水で二回おおい、吸引乾燥させ、減圧で60〜
70℃で乾燥させる。204〜206℃の融点を示す3
25部の4−ニトロ−1,2−ビス−オキシエチルスルホ
ニル−ベンゼンが得られる;これは、使用した4−ニト
ロ−2−オキシエチルスルホニルフェニルオキシエチル
スルフィドに対して理論量の95.8%の収量に相当する。
シエチルスルホニルフェニルオキシエチルスルフィド3
07部、タングステン酸カリウム4.5部および水120
0部から成るかく拌した混合物へ35%の濃度の過酸化
水素100を70〜75℃で1時間で滴加する。30分間
で90〜95℃に加熱し、35%の濃度の過酸化水素を
更に110部90分間で滴加し、この温度で13〜14
時間かく拌し続け(反応の終ったことをHPLCで検査す
る)、次に20〜25℃に冷却し、析出した黄色がかっ
た白色の沈殿を、ヌツツエ漏斗で取することにより単
離する。水で二回おおい、吸引乾燥させ、減圧で60〜
70℃で乾燥させる。204〜206℃の融点を示す3
25部の4−ニトロ−1,2−ビス−オキシエチルスルホ
ニル−ベンゼンが得られる;これは、使用した4−ニト
ロ−2−オキシエチルスルホニルフェニルオキシエチル
スルフィドに対して理論量の95.8%の収量に相当する。
この化合物は、クロマトグラフィーからは純粋であり、
元素分析でその構造に対応する値が得られる(計算値:
NO2:13.55%;S:18.9%;実測値:NO2:13.7%;
S:18.7/19.0%)。
元素分析でその構造に対応する値が得られる(計算値:
NO2:13.55%;S:18.9%;実測値:NO2:13.7%;
S:18.7/19.0%)。
タングステン触媒なしでしかしそのほかは前記のように
して酸化を行う場合には、4倍長い反応時間および10
〜15%多い過酸化水素消費量が必要とされる。品質お
よび収量はそれによって変えられない。
して酸化を行う場合には、4倍長い反応時間および10
〜15%多い過酸化水素消費量が必要とされる。品質お
よび収量はそれによって変えられない。
例6 酸化マグネシウム34部を、少しずつ5時間で2−クロ
ロ−5−ニトロフェニルオキシエチルスルホン265.5
部、チオグリコール157部および水100部から成る
混合物へ、かく拌しながらそして酸素が入らないように
して加える。出発物質を検出することができなくなるま
で(薄層クロマトグラフィーで検査する)、徐々に温度
を30℃に上げながら約5〜6時間かく拌し続け、水9
00部およびタングステン酸ナトリウム二水塩4部を加
え、生じた溶液のpHを85%の濃度のリン酸で5〜5.5
に調節する。次に、30%の濃度の過酸化水素210部
を、60℃で始めて60分間で滴加する;その際温度が
75〜80℃に上がらなければならない。次に、80〜
90℃でもう1時間かかって再度一様な速度で30%の
濃度の過酸化水素160部を滴加し、10〜12時間9
0〜95℃でかく拌し続け(反応の終ったことをHPLCで
検査する)、次にかく拌下で10〜15℃に冷却する。
その際に析出した生成物を吸引取し、水で中性になる
までそして酸のなくなるまで洗い、減圧で60〜80℃
で乾燥させる。
ロ−5−ニトロフェニルオキシエチルスルホン265.5
部、チオグリコール157部および水100部から成る
混合物へ、かく拌しながらそして酸素が入らないように
して加える。出発物質を検出することができなくなるま
で(薄層クロマトグラフィーで検査する)、徐々に温度
を30℃に上げながら約5〜6時間かく拌し続け、水9
00部およびタングステン酸ナトリウム二水塩4部を加
え、生じた溶液のpHを85%の濃度のリン酸で5〜5.5
に調節する。次に、30%の濃度の過酸化水素210部
を、60℃で始めて60分間で滴加する;その際温度が
75〜80℃に上がらなければならない。次に、80〜
90℃でもう1時間かかって再度一様な速度で30%の
濃度の過酸化水素160部を滴加し、10〜12時間9
0〜95℃でかく拌し続け(反応の終ったことをHPLCで
検査する)、次にかく拌下で10〜15℃に冷却する。
その際に析出した生成物を吸引取し、水で中性になる
までそして酸のなくなるまで洗い、減圧で60〜80℃
で乾燥させる。
203〜205℃の融点を示す306.5部の4−ニトロ−
1,2−ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼンが得ら
れる;これは、使用した2−クロロ−5−ニトロフェニ
ルオキシエチルスルホンに対して理論量の90.4%の収量
に相当する。
1,2−ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼンが得ら
れる;これは、使用した2−クロロ−5−ニトロフェニ
ルオキシエチルスルホンに対して理論量の90.4%の収量
に相当する。
例7 炭酸カリウム82.5部を、少しずつ4時間で、4−ブロモ
−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホン310部、
チオグリコール118部および水300部から成る懸濁
液へ、15〜25℃でかく拌しながらそして酸素が入ら
ないようにして加える。20〜25℃で1〜2時間かく
拌し続け(反応の終ったことを薄層クロマトグラフィー
で検査する)、混合物を水800部で希釈し、タングス
テン酸カリウム5部を加え、pHを50%の濃度の酢酸で
5〜5.5に下げる。
−3−ニトロフェニルオキシエチルスルホン310部、
チオグリコール118部および水300部から成る懸濁
液へ、15〜25℃でかく拌しながらそして酸素が入ら
ないようにして加える。20〜25℃で1〜2時間かく
拌し続け(反応の終ったことを薄層クロマトグラフィー
で検査する)、混合物を水800部で希釈し、タングス
テン酸カリウム5部を加え、pHを50%の濃度の酢酸で
5〜5.5に下げる。
次に、35%の濃度の過酸化水素130部を、50〜5
5℃で始めて60分間で滴加する;その際温度が75℃
を越えないようにしなければならない。次に75℃で1
時間かく拌し続ける。次いで、75℃で90分間で再度
35%の濃度の過酸化水素120部を滴加する。温度を
90〜95℃に上げ、酸化が終るまで(HPLCで検査、約
14〜15時間の間)この温度でかく拌し続ける。冷却
させ、析出した沈殿を15〜20℃でヌツツエ漏斗で吸引
取し、氷水200部で二回洗い、減圧で50〜65℃
で乾燥させる。
5℃で始めて60分間で滴加する;その際温度が75℃
を越えないようにしなければならない。次に75℃で1
時間かく拌し続ける。次いで、75℃で90分間で再度
35%の濃度の過酸化水素120部を滴加する。温度を
90〜95℃に上げ、酸化が終るまで(HPLCで検査、約
14〜15時間の間)この温度でかく拌し続ける。冷却
させ、析出した沈殿を15〜20℃でヌツツエ漏斗で吸引
取し、氷水200部で二回洗い、減圧で50〜65℃
で乾燥させる。
154〜156℃の融点を示す301.4部の2−ニトロ−
1,4−ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼンが得ら
れる;これは、4−ブロモ−3−ニトロフェニルオキシ
エチルスルホンに対して理論量の88.9%の収量に相当す
る。
1,4−ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼンが得ら
れる;これは、4−ブロモ−3−ニトロフェニルオキシ
エチルスルホンに対して理論量の88.9%の収量に相当す
る。
例8 鉄粉75部を水400部の中へ入れ、濃塩酸1部を加
え、混合物を85℃に加熱する。この懸濁液の中へ、十
分にかく拌しながら1時間で2−ニトロ−1,4−ビス−
オキシエチルスルホニル−ベンゼン169.5部を入れる。
その際、更に加熱せずに温度を85〜95℃に保つ。次
にこの温度で30分間かく拌し続け、pHを水酸化ナトリ
ウム水溶液で8に調節し、熱時吸引過する。冷却する
と生成物が晶出する。ヌツツエ漏斗で取し、減圧で7
0℃で乾燥させる。111〜114℃の融点を示す10
1部(理論量の65.3%)の2,5−ビス−オキシエチルス
ルホニル−アニリンが、微晶質の淡黄色粉末の形で得ら
れる;これの元素分析(C:38.5%,H:4.7%,N:
4.6%,S:20.8%)は、前記構造(計算値:C:38.8
%,H:4.5%,N:4.5%,S:20.7%)と一致する。
え、混合物を85℃に加熱する。この懸濁液の中へ、十
分にかく拌しながら1時間で2−ニトロ−1,4−ビス−
オキシエチルスルホニル−ベンゼン169.5部を入れる。
その際、更に加熱せずに温度を85〜95℃に保つ。次
にこの温度で30分間かく拌し続け、pHを水酸化ナトリ
ウム水溶液で8に調節し、熱時吸引過する。冷却する
と生成物が晶出する。ヌツツエ漏斗で取し、減圧で7
0℃で乾燥させる。111〜114℃の融点を示す10
1部(理論量の65.3%)の2,5−ビス−オキシエチルス
ルホニル−アニリンが、微晶質の淡黄色粉末の形で得ら
れる;これの元素分析(C:38.5%,H:4.7%,N:
4.6%,S:20.8%)は、前記構造(計算値:C:38.8
%,H:4.5%,N:4.5%,S:20.7%)と一致する。
例9 鉄粉50部を水350部の中へ入れ、濃塩酸1部を加
え、この混合物を85℃に加熱する。この懸濁液の中
へ、十分にかく拌しながら1時間で4−ニトロ−1,2−
ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼン111部を入
れる。その際、更に加熱せずに温度を85〜95℃に保
つ。次にこの温度で30分間かく拌し続け、pHを水酸化
ナトリウム水溶液で8に調節し、熱時吸引過する。冷
却すると生成物が晶出する。ヌツツエ漏斗で取し、減
圧で70℃で乾燥させる。156〜157℃の融点を示
す85.5部(理論量の84.5%)の3,4−ビス−オキシエチ
ルスルホニル−アニリンが、微晶質の淡黄色粉末の形で
得られる;これの分析(C:38.7%,H:4.6%,N:
4.6%)では、予想した値(計算値:C:38.8%,H:
4.8%,N:4.5%)が得られる。
え、この混合物を85℃に加熱する。この懸濁液の中
へ、十分にかく拌しながら1時間で4−ニトロ−1,2−
ビス−オキシエチルスルホニル−ベンゼン111部を入
れる。その際、更に加熱せずに温度を85〜95℃に保
つ。次にこの温度で30分間かく拌し続け、pHを水酸化
ナトリウム水溶液で8に調節し、熱時吸引過する。冷
却すると生成物が晶出する。ヌツツエ漏斗で取し、減
圧で70℃で乾燥させる。156〜157℃の融点を示
す85.5部(理論量の84.5%)の3,4−ビス−オキシエチ
ルスルホニル−アニリンが、微晶質の淡黄色粉末の形で
得られる;これの分析(C:38.7%,H:4.6%,N:
4.6%)では、予想した値(計算値:C:38.8%,H:
4.8%,N:4.5%)が得られる。
例10 2,5−ビス−オキシエチルスルホニルアニリン61.8部
を、ビス−スルファトエステルに変えるために室温で、
硫酸一水化物200部および65%の濃度の発煙硫酸
(oleum)25部から成る混合物の中へ入れ、透明溶液
が生じるまで12時間かく拌する。次にこの反応混合物
を0℃ないし最高5℃で25%の濃度のKC溶液100
0部の中へ滴加し、3時間かく拌し続け、生成物を吸引
取し、フィルターケーキを25%の濃度のKC溶液で
洗い、減圧で40℃で乾燥させる。式 で示される159gの化合物が得られる。
を、ビス−スルファトエステルに変えるために室温で、
硫酸一水化物200部および65%の濃度の発煙硫酸
(oleum)25部から成る混合物の中へ入れ、透明溶液
が生じるまで12時間かく拌する。次にこの反応混合物
を0℃ないし最高5℃で25%の濃度のKC溶液100
0部の中へ滴加し、3時間かく拌し続け、生成物を吸引
取し、フィルターケーキを25%の濃度のKC溶液で
洗い、減圧で40℃で乾燥させる。式 で示される159gの化合物が得られる。
ジアゾ化で調べた純粋な物質の含量は59.4%である。こ
の物質は、クロマトグラフィーからは均質である。
の物質は、クロマトグラフィーからは均質である。
2,5−ビス−オキシエチルスルホニル−アニリンの代り
に例9で製造された3,4−異性体を使用してそのほかは
前記のようにして行う場合には、式 で示される化合物が、匹敵する収量および品質で得られ
る。
に例9で製造された3,4−異性体を使用してそのほかは
前記のようにして行う場合には、式 で示される化合物が、匹敵する収量および品質で得られ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】一般式(1) (式中Rは水素原子、塩素原子もしくは臭素原子または
C1〜C4−アルキル基もしくはC1〜C4−アルコキシ基を意
味し、mは0または1の数を表わし、そしてオキシエチ
ルスルホニル基(硫酸半エステル)は互いにo-位または
p-位にある) で示される単環式ビス−オキシエチルスルホニル−アニ
リン。 - 【請求項2】式 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。
- 【請求項3】式 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。
- 【請求項4】式 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。
- 【請求項5】式 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。
- 【請求項6】式 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。
- 【請求項7】式 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。
- 【請求項8】一般式(1) (式中、Rは水素原子、塩素原子もしくは臭素原子また
はC1〜C4−アルキル基もしくはC1〜C4−アルコキシ基を
意味し、mは0または1の数を表し、そしてオキシエチ
ルスルホニル基(硫酸半エステル)は互いにo-位または
p-位にある) で示される単環式ビス−オキシエチルスルホニル−アニ
リンを製造する方法にして、式(2) (式中Rは前記の意味をもち、R′は塩素原子または臭
素原子を意味しそしてβ−オキシエチルスルホニル基に
対してo-位またはp-位にある) で示される化合物を、場合により水を希釈剤として添加
して、少なくとも理論量の酸結合性アルカリ金属化合物
またはアルカリ土類金属化合物の存在下に10〜60℃、殊
に20〜40℃の温度で、少なくとも理論量のチオグリコー
ルと反応させ、このようにして得られた式(3) (式中Rは前記の意味をもち、二つの硫黄含有置換基は
互いにo-位またはp-位にある)で示される化合物を、中
間単離を行った後にまたは中間単離を行わずに、触媒量
の三酸化タングステンまたはアルカリ金属タングステン
酸塩および水を加え、そして非酸化性の無機酸もしくは
有機酸の添加によってpH値を4〜6に調節した後、過酸
化水素で40℃から100℃までの温度で酸化し、このよう
にして得られた式(4) (式中Rは前記の意味をもち、二つのβ−オキシエチル
スルホニル基は互いにo-位またはp-位にある) で示される化合物を、既知の方法で鉄/酸によって還元
するかまたは水性媒質中でニッケル触媒もしくは貴金属
触媒で接触還元し、このようにして得られた一般式(5) (式中Rは前記の意味をもち、二つのβ−オキシエチル
スルホニル基は互いにo-位またはp-位にある) で示される化合物を、場合により既知の方法で、濃硫
酸、発煙硫酸、硫酸一水和物と発煙硫酸との混合物、三
酸化硫黄またはクロルスルホン酸によってm=1の前記
式(1)で示されるビス硫酸半エステルに変えることを特
徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19843441273 DE3441273A1 (de) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | Monocyclische bis-oxethylsulfonyl-aniline und verfahren zu ihrer herstellung |
DE3441273.5 | 1984-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61118357A JPS61118357A (ja) | 1986-06-05 |
JPH0615519B2 true JPH0615519B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=6250078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60250987A Expired - Lifetime JPH0615519B2 (ja) | 1984-11-12 | 1985-11-11 | 単環式ビス‐オキシエチルスルホニル‐アニリン類およびそれらの製法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0182173B1 (ja) |
JP (1) | JPH0615519B2 (ja) |
DE (2) | DE3441273A1 (ja) |
IN (1) | IN164188B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3512340A1 (de) * | 1985-04-04 | 1986-10-16 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Azoreaktivfarbstoffe |
EP0284568B1 (de) * | 1987-03-27 | 1992-01-29 | Ciba-Geigy Ag | Reaktivfarbstoffe, deren Herstellung und Verwendung |
US5210187A (en) * | 1988-07-28 | 1993-05-11 | Basf Aktiengesellschaft | Double attachment reactive dyes having alkyl- or alkenylsulfonyl and alkyl- or alkenylsulfonylalkyl groups |
DE19521620A1 (de) * | 1995-06-14 | 1996-12-19 | Bayer Ag | Aufarbeitungsverfahren für ß-Sulfatoethyl-anilin-sulfonsäuren |
DE10110552A1 (de) | 2001-03-05 | 2002-09-12 | Basf Ag | Neue Reaktivfarbstoffe und deren Verwendung zum Färben von Substraten, welche nucleophile Gruppen enthalten |
DE10120531A1 (de) | 2001-04-26 | 2002-10-31 | Basf Ag | Neue Reaktivfarbstoffe und deren Verwendung zum Färben von Substraten, welche nucleophile Gruppen enthalten |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3441272A1 (de) * | 1984-11-12 | 1986-05-15 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Faserreaktive monoazoverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als farbstoffe |
-
1984
- 1984-11-12 DE DE19843441273 patent/DE3441273A1/de not_active Withdrawn
-
1985
- 1985-11-02 DE DE8585113960T patent/DE3574699D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1985-11-02 EP EP85113960A patent/EP0182173B1/de not_active Expired
- 1985-11-05 IN IN789/CAL/85A patent/IN164188B/en unknown
- 1985-11-11 JP JP60250987A patent/JPH0615519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3441273A1 (de) | 1986-05-15 |
EP0182173B1 (de) | 1989-12-13 |
EP0182173A3 (en) | 1987-08-26 |
JPS61118357A (ja) | 1986-06-05 |
IN164188B (ja) | 1989-01-28 |
EP0182173A2 (de) | 1986-05-28 |
DE3574699D1 (de) | 1990-01-18 |
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