JPH061413B2 - 鉄共振型三相定電圧用トランス装置 - Google Patents
鉄共振型三相定電圧用トランス装置Info
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- JPH061413B2 JPH061413B2 JP62177947A JP17794787A JPH061413B2 JP H061413 B2 JPH061413 B2 JP H061413B2 JP 62177947 A JP62177947 A JP 62177947A JP 17794787 A JP17794787 A JP 17794787A JP H061413 B2 JPH061413 B2 JP H061413B2
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F1/00—Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
- G05F1/10—Regulating voltage or current
- G05F1/12—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is AC
- G05F1/13—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is AC using ferroresonant transformers as final control devices
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄共振型三相定電圧用トランス装置に関するも
のであり、特に、不平衡負荷が接続された場合におる出
力各相間の位相差のずれを低減することのできる鉄共振
型三相定電圧用トランス装置に関するものである。
のであり、特に、不平衡負荷が接続された場合におる出
力各相間の位相差のずれを低減することのできる鉄共振
型三相定電圧用トランス装置に関するものである。
(従来の技術) 鉄共振型定電圧回路は、第10図に示すように、並列接
続された出力コンデンサCおよび負荷Rに対してリアク
トルL2とスイッチング素子SWとの直列回路をさらに
並列に接続し、これらの並列回路をリアクトルL1と直
列に入力電圧Eiに接続した構成を有する。
続された出力コンデンサCおよび負荷Rに対してリアク
トルL2とスイッチング素子SWとの直列回路をさらに
並列に接続し、これらの並列回路をリアクトルL1と直
列に入力電圧Eiに接続した構成を有する。
そして、このスイッチング素子SWのオン・オフ時間を
負帰還回路FBCによって制御し、リアクトルL1に流
れる入力電流を制御する事により、入出力間に直列に接
続されたリアクトルL1両端の電圧降下量を調整し、出
力すなわち負荷に印加される交流電圧Eoを一定に保と
うとするものである。
負帰還回路FBCによって制御し、リアクトルL1に流
れる入力電流を制御する事により、入出力間に直列に接
続されたリアクトルL1両端の電圧降下量を調整し、出
力すなわち負荷に印加される交流電圧Eoを一定に保と
うとするものである。
なお本明細書では、前記出力コンデンサC、リアクトル
L2、スイッチング素子SWおよび負帰還回路FBCを
総称して自動電圧調整部AVRと呼ぶことがある。
L2、スイッチング素子SWおよび負帰還回路FBCを
総称して自動電圧調整部AVRと呼ぶことがある。
直列リアクトルL1としては、良く知られているよう
に、第9図に示すような磁気シャントMsを持ったトラ
ンスTのリーケージインダクタンスを利用する事ができ
る。このようにすれば、直列リアクトルを外部回路部品
として付加する必要がなくなる。すなわち、第10図は
第9図の等価回路に相当する。
に、第9図に示すような磁気シャントMsを持ったトラ
ンスTのリーケージインダクタンスを利用する事ができ
る。このようにすれば、直列リアクトルを外部回路部品
として付加する必要がなくなる。すなわち、第10図は
第9図の等価回路に相当する。
磁気シャントを持つトランスとしては、第9図のダイポ
ートトランスのほか、トライポートトランス等が知られ
ている(特開昭60−219928号、特開昭61−5
4513号公報)。
ートトランスのほか、トライポートトランス等が知られ
ている(特開昭60−219928号、特開昭61−5
4513号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
た。
前述のような従来の定電圧回路では、入出力間に直列に
接続されるリアクトルL1を流れる電流の大きさを制御
することによって、出力電圧Eoを目標値(一定)に調
整するため、入力電圧Eiの位相と出力電圧Eoの位相
間には位相差が生じ、この位相差は出力電流の大きさと
出力 (負荷R)の力率に依存する。
接続されるリアクトルL1を流れる電流の大きさを制御
することによって、出力電圧Eoを目標値(一定)に調
整するため、入力電圧Eiの位相と出力電圧Eoの位相
間には位相差が生じ、この位相差は出力電流の大きさと
出力 (負荷R)の力率に依存する。
このような定電圧回路を三相結線し、三相電源として使
用する場合に、この入出力電圧間の位相のずれは三相の
相電圧の位相のずれとして現われる。
用する場合に、この入出力電圧間の位相のずれは三相の
相電圧の位相のずれとして現われる。
出力負荷が三相平衡している場合には、入出力電圧間の
位相のずれは三相とも等しいので、三相入力の位相差が
それぞれ120°であれば、出力各相間の位相差もそれ
ぞれ120°となる。
位相のずれは三相とも等しいので、三相入力の位相差が
それぞれ120°であれば、出力各相間の位相差もそれ
ぞれ120°となる。
しかし、負荷がアンバランスになると、各相の入力およ
び出力電圧間の位相差もアンバランスになるので、出力
相電圧の位相差は120°からずれてしまう。
び出力電圧間の位相差もアンバランスになるので、出力
相電圧の位相差は120°からずれてしまう。
1例として、第11図に示したように、3個のダイポー
トトランスT1〜T3を用いた三相定電圧回路の出力U
相のみに負荷Rをかけ、他のVおよびW相は無負荷とし
た場合の電圧ベクトル図を第12図に示す。
トトランスT1〜T3を用いた三相定電圧回路の出力U
相のみに負荷Rをかけ、他のVおよびW相は無負荷とし
た場合の電圧ベクトル図を第12図に示す。
第11図において、各ダイポートトランスT1〜T3の
各1次(入力)巻線12,22,32には、対応する直
列リアクトルL1r〜L1tがそれぞれ直列に接続さ
れ、これら3つの直列リアクトル・1次巻線組が、それ
ぞれの相巻線として入力端子R,S,TにΔ結線されて
いる。
各1次(入力)巻線12,22,32には、対応する直
列リアクトルL1r〜L1tがそれぞれ直列に接続さ
れ、これら3つの直列リアクトル・1次巻線組が、それ
ぞれの相巻線として入力端子R,S,TにΔ結線されて
いる。
また各ダイポートトランスの2次(出力)側には、第
9,10図と同様に自動電圧調整部AVRu〜AVRw
が接続され、かつY結線される。なお、Nは中性点であ
る。
9,10図と同様に自動電圧調整部AVRu〜AVRw
が接続され、かつY結線される。なお、Nは中性点であ
る。
明らかなように、この場合は、U相の直列リアクトルL
1rにのみ電圧降下V1が発生し、他のV相およびW相
のリアクトルL1s,L1tには電圧降下が発生しな
い。このために、U相の電圧ベクトルVunは、第12図
のようにφだけの位相遅れが生ずるが、他のVおよびW
相の電圧ベクトルVvn,Vwnは位相遅れを生じない。
1rにのみ電圧降下V1が発生し、他のV相およびW相
のリアクトルL1s,L1tには電圧降下が発生しな
い。このために、U相の電圧ベクトルVunは、第12図
のようにφだけの位相遅れが生ずるが、他のVおよびW
相の電圧ベクトルVvn,Vwnは位相遅れを生じない。
このために、出力電圧間の位相差はUV間が(120°
−φ)、VW間が120°、WU間が(120°+φ)
というようにアンバランスとなる。
−φ)、VW間が120°、WU間が(120°+φ)
というようにアンバランスとなる。
三相電源装置の出力電圧の位相がこの様にずれると、負
荷として三相モータを用いた場合には、トリクリップル
を起こして騒音の原因となる。また周波数三倍(てい
倍)器を用いた場合には、周波数三倍器としての動作が
損なわれ、極端な場合には、てい倍ができなかったり、
定電圧性が低下したりする等、様々な問題が発生する。
荷として三相モータを用いた場合には、トリクリップル
を起こして騒音の原因となる。また周波数三倍(てい
倍)器を用いた場合には、周波数三倍器としての動作が
損なわれ、極端な場合には、てい倍ができなかったり、
定電圧性が低下したりする等、様々な問題が発生する。
そして、例えば米国では、この位相差のずれは、30%
不平衡負荷(例えば、U相70%、V相100%、W相
100%負荷の状態)において、3°以内に抑えること
が要求されているが、この要求を満そうとすると力率の
低下を招き易く、位相差のずれおよび力率の両者を許容
限度内に保つことは容易ではない。
不平衡負荷(例えば、U相70%、V相100%、W相
100%負荷の状態)において、3°以内に抑えること
が要求されているが、この要求を満そうとすると力率の
低下を招き易く、位相差のずれおよび力率の両者を許容
限度内に保つことは容易ではない。
前記位相差のずれを小さくするためには、直列リアクタ
ンスの値を小さくすることが、考えられるが、この場合
は定電圧特性が低下し、また2次側短絡などの場合に対
する限流効果が減少するので、1次側の電力容量を大き
くしなければならないという別の問題が生ずる。
ンスの値を小さくすることが、考えられるが、この場合
は定電圧特性が低下し、また2次側短絡などの場合に対
する限流効果が減少するので、1次側の電力容量を大き
くしなければならないという別の問題が生ずる。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。
である。
(問題点を解決するための手段および作用) 前記の問題点を解決するために、本発明は、各相ごとに
対応して設けられた3個の鉄心と、各鉄心に巻回された
1対の1次側巻線と、各鉄心に巻回された1対の2次側
巻線と、それぞれ対応する相の入力端子および当該相の
鉄心上の第1の1次側巻線の一端間に直列接続された直
列リアクトルと、ある相の前記第1の1次側巻線を、こ
れに隣接する相の鉄心上の第2の1次側巻線と直列接続
する手段と、前記のように直列接続されたある相用鉄心
上の第1の1次側巻線、当該相に対応する直列リアクト
ル、およびこれに隣接する相の鉄心上の第2の1次側巻
線を1つの1次側相巻線として、ΔおよびY結線の一方
の結線様式にしたがって、それぞれの入力端子に接続す
る手段と、ある相の前記第1の2次側巻線を、これに隣
接する相の鉄心上の第2の2次側巻線と直列接続する手
段と、前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第
1の2次側巻線、およびこれに隣接する相の鉄心上の第
2の2次側巻線を1つの2次側相巻線として、所望の結
線様式にしたがって、それぞれの出力端子に接続する手
段と、三相出力端子にそれぞれ接続された自動電圧調整
部とを具備した点に特徴がある。
対応して設けられた3個の鉄心と、各鉄心に巻回された
1対の1次側巻線と、各鉄心に巻回された1対の2次側
巻線と、それぞれ対応する相の入力端子および当該相の
鉄心上の第1の1次側巻線の一端間に直列接続された直
列リアクトルと、ある相の前記第1の1次側巻線を、こ
れに隣接する相の鉄心上の第2の1次側巻線と直列接続
する手段と、前記のように直列接続されたある相用鉄心
上の第1の1次側巻線、当該相に対応する直列リアクト
ル、およびこれに隣接する相の鉄心上の第2の1次側巻
線を1つの1次側相巻線として、ΔおよびY結線の一方
の結線様式にしたがって、それぞれの入力端子に接続す
る手段と、ある相の前記第1の2次側巻線を、これに隣
接する相の鉄心上の第2の2次側巻線と直列接続する手
段と、前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第
1の2次側巻線、およびこれに隣接する相の鉄心上の第
2の2次側巻線を1つの2次側相巻線として、所望の結
線様式にしたがって、それぞれの出力端子に接続する手
段と、三相出力端子にそれぞれ接続された自動電圧調整
部とを具備した点に特徴がある。
前述のように、トランスの1次側および2次側巻線をそ
れぞれ2つの独立巻線で構成し、ある相の鉄心上の巻線
とこれに隣接する相の鉄心上の巻線とを直列に接続し、
これを1つの相巻線とみなして所望のΔまたはY結線を
したことにより、1つの相の負荷電流変化による電圧位
相変化が、その相のみならず、これに隣接する相にも影
響を及ぼすようになり、負荷の不平衡に起因する出力電
圧間の位相差のずれを約1/2にまで低減することがで
きる。
れぞれ2つの独立巻線で構成し、ある相の鉄心上の巻線
とこれに隣接する相の鉄心上の巻線とを直列に接続し、
これを1つの相巻線とみなして所望のΔまたはY結線を
したことにより、1つの相の負荷電流変化による電圧位
相変化が、その相のみならず、これに隣接する相にも影
響を及ぼすようになり、負荷の不平衡に起因する出力電
圧間の位相差のずれを約1/2にまで低減することがで
きる。
また、隣接相の2つの鉄心の脚部を接近並置させ、これ
に共通の巻線を施こすことにより、等価的には1巻線を
2巻線として作用させるようにすれば、個々独立に巻線
を形成する場合に比べて巻線数を半減し、また従来装置
に比べては巻線数の実質上の増加なしに前述の作用、効
果を達成することができる。
に共通の巻線を施こすことにより、等価的には1巻線を
2巻線として作用させるようにすれば、個々独立に巻線
を形成する場合に比べて巻線数を半減し、また従来装置
に比べては巻線数の実質上の増加なしに前述の作用、効
果を達成することができる。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示す回路図であ
る。
る。
三相の各トランスT1,T2,T3はそれぞれ相等しい
1対の1次(入力)巻線11と12,21と22および
31と32を有する。それぞれのトランスT1,T2,
T3はまた、相等しい1対の2次(出力)巻線51と5
2,61と62および71と72を有する。
1対の1次(入力)巻線11と12,21と22および
31と32を有する。それぞれのトランスT1,T2,
T3はまた、相等しい1対の2次(出力)巻線51と5
2,61と62および71と72を有する。
各トランスの1次側において、対をなす2つの巻線のう
ちの第2のもの12,22,32は、その一端が直列リ
アクトルL1r,L1s,L1tを介して三相入力端子
R,S,Tに接続され、その他端は、隣接相のトランス
の第1の巻線21,31,11の一端にそれぞれ隣接さ
れる。また、各第1の巻線11,21,31の他端は、
それぞれ対応する三相入力端子R,S,Tに直接接続さ
れる。
ちの第2のもの12,22,32は、その一端が直列リ
アクトルL1r,L1s,L1tを介して三相入力端子
R,S,Tに接続され、その他端は、隣接相のトランス
の第1の巻線21,31,11の一端にそれぞれ隣接さ
れる。また、各第1の巻線11,21,31の他端は、
それぞれ対応する三相入力端子R,S,Tに直接接続さ
れる。
換言すれば、1次側においては、ある相の直列リアクト
ルと第2巻線、およびこれに隣接する相の第1巻線が直
列接続されたものを、1つの相巻線として取扱い、これ
をΔ結線した構成となっている。
ルと第2巻線、およびこれに隣接する相の第1巻線が直
列接続されたものを、1つの相巻線として取扱い、これ
をΔ結線した構成となっている。
つぎに、各トランスの2次側において、対をなす2つの
巻線のうちの第2のもの52,62,72は、その一端
が直接三相出力端子U,V,Wに接続され、その他端
は、隣接相のトランスの第1の巻線61,71,51の
一端にそれぞれ接続される。また、各第1の巻線51,
61,71の他端はそれぞれ中性点Nに直接接続され
る。
巻線のうちの第2のもの52,62,72は、その一端
が直接三相出力端子U,V,Wに接続され、その他端
は、隣接相のトランスの第1の巻線61,71,51の
一端にそれぞれ接続される。また、各第1の巻線51,
61,71の他端はそれぞれ中性点Nに直接接続され
る。
すなわち、2次側においても、前述した1次側と同様
に、ある相の第2巻線、およびこれに隣接する相の第1
巻線が直列接続されたものを、1つの相巻線として取扱
っており、これをY結線した構成となっている。
に、ある相の第2巻線、およびこれに隣接する相の第1
巻線が直列接続されたものを、1つの相巻線として取扱
っており、これをY結線した構成となっている。
前記中性点Nと各出力端子U,V,Wとの間には定電圧
調整部AVRu,AVRv,AVRwが接続される。こ
れらの定電圧調整部の構成は、第10図に示した従来の
ものと同じでもよく、あるいは他の適宣の構造のもので
もよい。
調整部AVRu,AVRv,AVRwが接続される。こ
れらの定電圧調整部の構成は、第10図に示した従来の
ものと同じでもよく、あるいは他の適宣の構造のもので
もよい。
なお、第1図では、出力コンデンサCに直列にリアクト
ルを挿入したものを示しているが、このリアクトルは省
略することができる。
ルを挿入したものを示しているが、このリアクトルは省
略することができる。
第1図の回路構成において、図示のように、出力端子U
と中性点Nとの間に負荷Rを接続し、他の出力端子V,
Wは開放すなわち無負荷とした場合について考える。
と中性点Nとの間に負荷Rを接続し、他の出力端子V,
Wは開放すなわち無負荷とした場合について考える。
U相の負荷電流Iuは、トランスT1およびT2の2次
巻線52,61に流れ、このために直列リアクトルL1
r、1次巻線12,21を通して1次電流が流れる。前
記1次電流による直列リアクトルL1r両端の電圧降下
により、U相の出力電圧Vunは2θだけの位相遅れを生
ずる。
巻線52,61に流れ、このために直列リアクトルL1
r、1次巻線12,21を通して1次電流が流れる。前
記1次電流による直列リアクトルL1r両端の電圧降下
により、U相の出力電圧Vunは2θだけの位相遅れを生
ずる。
そして、前記1次巻線12,21は実質上相等しいの
で、これら巻線のそれぞれには、ほぼθずつの位相遅れ
が生ずる。
で、これら巻線のそれぞれには、ほぼθずつの位相遅れ
が生ずる。
第1図から明らかなように、1次巻線21は1次巻線2
2および2次巻線62とも結合しているので、直列リア
クトルL1sおよび1次巻線22には、θだけの位相遅
れをもった電流が流れる。その結果、V相の出力電圧V
vnの位相もθだけ遅れることになる。
2および2次巻線62とも結合しているので、直列リア
クトルL1sおよび1次巻線22には、θだけの位相遅
れをもった電流が流れる。その結果、V相の出力電圧V
vnの位相もθだけ遅れることになる。
同様に、1次巻線11が1次巻線32と直列に接続され
ているので、直列リアクトルL1tおよび1次巻線32
にも、θだけの位相遅れをもった電流が流れる。その結
果、W相の出力電圧Vwnの位相もθだけ遅れることにな
る。
ているので、直列リアクトルL1tおよび1次巻線32
にも、θだけの位相遅れをもった電流が流れる。その結
果、W相の出力電圧Vwnの位相もθだけ遅れることにな
る。
以上の説明から分るように、この場合の入力側および出
力側の電圧位相関係は第2図のベクトル図のようにな
る。
力側の電圧位相関係は第2図のベクトル図のようにな
る。
すなわち、U相出力電圧VunはR相入力電圧Vrsに対し
て2θの位相遅れ、V相出力電圧VvnはS相入力電圧V
stに対してθの位相遅れ、またW相出力電圧VwnはT相
入力電圧Vtrに対してθの位相遅れとなる。
て2θの位相遅れ、V相出力電圧VvnはS相入力電圧V
stに対してθの位相遅れ、またW相出力電圧VwnはT相
入力電圧Vtrに対してθの位相遅れとなる。
したがって、出力各相間の位相差は、それぞれUV間が
(120°−θ)、VW間が120°、またWU間が
(120°+θ)となる。すなわち、各出力相間の位相
差のずれは±θとなり、従来例の約1/2に改善され
る。
(120°−θ)、VW間が120°、またWU間が
(120°+θ)となる。すなわち、各出力相間の位相
差のずれは±θとなり、従来例の約1/2に改善され
る。
以上では、各トランスの複数の巻線が互いに等しく、バ
ランスしている場合について述べたが、完全にバランス
していなくても、ほぼ同様の効果が得られることは容易
に推測できるところである。
ランスしている場合について述べたが、完全にバランス
していなくても、ほぼ同様の効果が得られることは容易
に推測できるところである。
そして、巻線がバランスしない場合のV相の位相遅れを
θv、W相の位相遅れをθwとすると、U相の位相遅れ
は(θv+θw)となる。したがって、各出力相間の位
相差のずれは、UV相間が(120°−θw)、VW相
間が(120°+θw−θv)、WU相間が(120°
+θv)となる。
θv、W相の位相遅れをθwとすると、U相の位相遅れ
は(θv+θw)となる。したがって、各出力相間の位
相差のずれは、UV相間が(120°−θw)、VW相
間が(120°+θw−θv)、WU相間が(120°
+θv)となる。
この実施例によれば、直列リアクトルの値を小さくしな
くても、トランスT1〜T3の構造および結線を工夫し
たことにより、不平衡負荷時における各出力相間の位相
差のずれを、約1/2にまで小さくできる効果がある。
くても、トランスT1〜T3の構造および結線を工夫し
たことにより、不平衡負荷時における各出力相間の位相
差のずれを、約1/2にまで小さくできる効果がある。
第1図の回路は、明らかなように、磁気シャント付きの
ダイポートトランスを用いて実現することができる。そ
の1例を第3図に示す。同図において、第1図と同一の
符号は、同一または同等部分をあらわしている。
ダイポートトランスを用いて実現することができる。そ
の1例を第3図に示す。同図において、第1図と同一の
符号は、同一または同等部分をあらわしている。
TS1〜TS3は、それぞれ磁気シャントMS1〜MS
3を有するダイポートトランスである。これによれば、
外部回路素子としての直列リアクトルを省略して、構造
を簡略化することができる。なお、その動作は、第1図
のものと全く同じであるので、説明は省略する。
3を有するダイポートトランスである。これによれば、
外部回路素子としての直列リアクトルを省略して、構造
を簡略化することができる。なお、その動作は、第1図
のものと全く同じであるので、説明は省略する。
また、第1図の回路は、通常の商用交流電源の外にイン
バータ出力を入力として有する2入力無停電電源装置に
も適用できる。第4図にその1例を示す。同図におい
て、第1図と同一の符号は、同一または同等部分をあら
わしている。
バータ出力を入力として有する2入力無停電電源装置に
も適用できる。第4図にその1例を示す。同図におい
て、第1図と同一の符号は、同一または同等部分をあら
わしている。
第1図との対比から明らかなように、この実施例は、各
トランスT1〜T3の1次側に、第2入力電源R2,S
2,T2用の巻線11a,12a,21a,22a,3
1a,32aおよび直列リアクトルL5r〜L5tを付
加したものに相当する。
トランスT1〜T3の1次側に、第2入力電源R2,S
2,T2用の巻線11a,12a,21a,22a,3
1a,32aおよび直列リアクトルL5r〜L5tを付
加したものに相当する。
その動作は、通常の2入力無停電電源装置の動作、およ
び前述したところから容易に推測できるところであるの
で、ここではその説明は省略する。
び前述したところから容易に推測できるところであるの
で、ここではその説明は省略する。
第5図は、第4図の回路構成を3個のトライポートトラ
ンスで実現した実施例である。同図において、第3,4
図と同一の符号は、同一または同等部分をあらわしてい
る。MS11,MS12,MS21,MS22,MS3
1,MS32は各トライポートトランスTS1〜TS3
の磁気シャントである。
ンスで実現した実施例である。同図において、第3,4
図と同一の符号は、同一または同等部分をあらわしてい
る。MS11,MS12,MS21,MS22,MS3
1,MS32は各トライポートトランスTS1〜TS3
の磁気シャントである。
この実施例が、第4図と同じ動作をすることは、通常の
2入力無停電電源装置の動作、および前述したところか
ら容易に推測できるところである。
2入力無停電電源装置の動作、および前述したところか
ら容易に推測できるところである。
以上の各実施例では、三相の各相にそれぞれ独立のトラ
ンスを用い、各トランスに複数の巻線を施こすことによ
り、本発明の鉄共振型三相定電圧用トランス装置を構成
している。
ンスを用い、各トランスに複数の巻線を施こすことによ
り、本発明の鉄共振型三相定電圧用トランス装置を構成
している。
ところで、前述の説明から分るように、本発明において
は、互いに組合わされて対をなす巻線(例えば、第5図
において、巻線11と12,11aと12a,12と2
1,52と61など)の電気的特性(抵抗値やインダク
タンス値、巻数など)は互いに等しいことが望ましい。
は、互いに組合わされて対をなす巻線(例えば、第5図
において、巻線11と12,11aと12a,12と2
1,52と61など)の電気的特性(抵抗値やインダク
タンス値、巻数など)は互いに等しいことが望ましい。
このためには、同一のトランスに巻回されるものであれ
ばバイフアイラ巻を採用することが考えられるが、相互
に異なるトランスの巻線同士の場合には、適当な手法が
無いので、実際上同一の電気的特性を有する巻線対を構
成することが困難であるという問題がある。
ばバイフアイラ巻を採用することが考えられるが、相互
に異なるトランスの巻線同士の場合には、適当な手法が
無いので、実際上同一の電気的特性を有する巻線対を構
成することが困難であるという問題がある。
さらにまた、巻線の個数が倍増するので、大型、高重量
となり製造、組立に手数を要し、コスト高になるという
問題もある。
となり製造、組立に手数を要し、コスト高になるという
問題もある。
第6図は、このような問題点を解消するのに好適な、本
発明のさらに他の実施例を示す概略斜視図である。な
お、第6図は、第5図の実施例に対応するものである。
換言すれば第6図の構成の等価回路は第5図のとおりに
なる。
発明のさらに他の実施例を示す概略斜視図である。な
お、第6図は、第5図の実施例に対応するものである。
換言すれば第6図の構成の等価回路は第5図のとおりに
なる。
この実施例は、つぎのような基本的原理を用いたもので
ある。第7図に示すように、1対の短形状鉄心TC1,
TC2の各1つの脚を並置させ、これに共通の巻線3を
巻回し、各鉄心TC1,TC2の他方の脚にそれぞ別個
の巻線6,9を巻回したトランス装置を考えると、その
等価回路は第8図のようにあらわされる。
ある。第7図に示すように、1対の短形状鉄心TC1,
TC2の各1つの脚を並置させ、これに共通の巻線3を
巻回し、各鉄心TC1,TC2の他方の脚にそれぞ別個
の巻線6,9を巻回したトランス装置を考えると、その
等価回路は第8図のようにあらわされる。
すなわち、2個のトランスの磁路の一部に共通の巻線を
施こすことは、これらの磁路に別々の巻線を独立に巻回
し、これを直列に接続したものと等価である。
施こすことは、これらの磁路に別々の巻線を独立に巻回
し、これを直列に接続したものと等価である。
第6図において、3個のトランスTS1〜TS3はそれ
ぞれ短形状の鉄心と2個の磁気シャントMS11とMS
12,MS21とMS22、およびMS31とMS32
(ただし、図では、かくれるので示されていない)より
なり、それぞれ3個の巻線区分(窓)が形成される。
ぞれ短形状の鉄心と2個の磁気シャントMS11とMS
12,MS21とMS22、およびMS31とMS32
(ただし、図では、かくれるので示されていない)より
なり、それぞれ3個の巻線区分(窓)が形成される。
これらのトランスを、隣接する2個のトランスのそれぞ
れの脚部が並置されるように、ほぼ3角柱状(または△
形)に整列させ、3つの脚部対のそれぞれに共通の巻線
を施こす。前述のように、各鉄心は3個の巻線区分に分
割されているので、それぞれの巻線区分に1つの巻線を
施こす。
れの脚部が並置されるように、ほぼ3角柱状(または△
形)に整列させ、3つの脚部対のそれぞれに共通の巻線
を施こす。前述のように、各鉄心は3個の巻線区分に分
割されているので、それぞれの巻線区分に1つの巻線を
施こす。
図示の例では、中央の第2の巻線区分に出力巻線組9
1,92,93が巻回され、上および下の第1、第3の
巻線区分には2つの入力巻線組41〜43および81〜
83がそれぞれ巻回される。
1,92,93が巻回され、上および下の第1、第3の
巻線区分には2つの入力巻線組41〜43および81〜
83がそれぞれ巻回される。
第6図の出力巻線91は、例えば、第5図の出力巻線5
2および61に対応する。第6図の他の巻線も、それぞ
れ第5図において対をなしている2つの巻線に対応して
いることは明らかであるから、第6図の構成が第5図の
トランス部分に対応することは容易に理解できるであろ
う。
2および61に対応する。第6図の他の巻線も、それぞ
れ第5図において対をなしている2つの巻線に対応して
いることは明らかであるから、第6図の構成が第5図の
トランス部分に対応することは容易に理解できるであろ
う。
そして、第6図の各鉄心TS1〜TS3から磁気シャン
トを取去り、それぞれの入力巻線に直列リアクトルを接
続すれば、第4図に示した構成が実現される。
トを取去り、それぞれの入力巻線に直列リアクトルを接
続すれば、第4図に示した構成が実現される。
また、前述の第1、第3図の実施例が、第6図と同様に
3個の鉄心を組合せ、隣接するトランスの一対の脚部に
共通の入力および出力巻線を施こすことによって、換言
すれば、第6図から1組の入力巻線と磁気シャントを取
除くことによって実現できることも明らかである。
3個の鉄心を組合せ、隣接するトランスの一対の脚部に
共通の入力および出力巻線を施こすことによって、換言
すれば、第6図から1組の入力巻線と磁気シャントを取
除くことによって実現できることも明らかである。
なお以上では、自動電圧調整部としてはフィードバツク
機構付きのものを用いるものとしたが、他のどのような
型式のものでも使用可能であることは、容易に理解でき
るであろう。
機構付きのものを用いるものとしたが、他のどのような
型式のものでも使用可能であることは、容易に理解でき
るであろう。
さらに、各実施例において、1次側はΔ結線、2次側は
Y結線としたが、それぞれの結線はΔ、Yのいずれでも
よいことは当然である。
Y結線としたが、それぞれの結線はΔ、Yのいずれでも
よいことは当然である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つぎ
のような効果が達成される。
のような効果が達成される。
(1)三相負荷が不平衡となった場合における、出力側各
相の位相差のずれを小さくすることができる。
相の位相差のずれを小さくすることができる。
(2)入力側に挿入された直列リアクトルのリアクタンス
値を最大として限流効果を保つことができるので、入力
側の電力容量を最小とすることができる。
値を最大として限流効果を保つことができるので、入力
側の電力容量を最小とすることができる。
(3)隣接する相用の1対のトランスの脚部に共通の巻線
を施こせば、従来装置と比較して巻線数を増やすことな
しに、前記(1),(2)の効果を実現することができる。
を施こせば、従来装置と比較して巻線数を増やすことな
しに、前記(1),(2)の効果を実現することができる。
第1,3,4,5図はそれぞれ本発明の実施例を示す概
略回路図、第2図は本発明の動作を説明するためのベク
トル図、第6図は本発明のさらに他の実施例を示す概略
斜視図、第7図は第6図の基本原理を説明するための斜
視図、第8図は第7図の等価回路図、第9図は従来の鉄
共振型定電圧装置の回路構成図、第10図は第9図の等
価回路、第11図は従来の鉄共振型三相定電圧装置の回
路図、第12図は第11図の装置の動作を説明するため
のベクトル図である。 AVR,AVRu〜AVRw…自動電圧調整部、L1r
〜L1t,L5r〜L5t…直列リアクトル、MS1〜
MS3,MS11,MS12,MS21,MS22,M
S31,MS32…磁気シャント、T1〜T3…トラン
ス、TS1〜TS3…磁気シャント付きトランス。
略回路図、第2図は本発明の動作を説明するためのベク
トル図、第6図は本発明のさらに他の実施例を示す概略
斜視図、第7図は第6図の基本原理を説明するための斜
視図、第8図は第7図の等価回路図、第9図は従来の鉄
共振型定電圧装置の回路構成図、第10図は第9図の等
価回路、第11図は従来の鉄共振型三相定電圧装置の回
路図、第12図は第11図の装置の動作を説明するため
のベクトル図である。 AVR,AVRu〜AVRw…自動電圧調整部、L1r
〜L1t,L5r〜L5t…直列リアクトル、MS1〜
MS3,MS11,MS12,MS21,MS22,M
S31,MS32…磁気シャント、T1〜T3…トラン
ス、TS1〜TS3…磁気シャント付きトランス。
Claims (9)
- 【請求項1】各相ごとに対応して設けられた3個の鉄心
と、 各鉄心に巻回された1対の1次側巻線と、 各鉄心に巻回された1対の2次側巻線と、 それぞれ対応する相の入力端子および当該相の鉄心上の
第1の1次側巻線の一端間に直列接続された直列リアク
トルと、 ある相の前記第1の1次側巻線を、これに隣接する相の
鉄心上の第2の1次側巻線と直列接続する手段と、 前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第1の1
次側巻線、当該相に対応する直列リアクトル、およびこ
れに隣接する相の鉄心上の第2の1次側巻線を、1つの
1次側相巻線として、ΔおよびY結線の一方の結線様式
にしたがって、それぞれの三相入力端子に接続する手段
と、 ある相の前記第1の2次側巻線を、これに隣接する相の
鉄心上の第2の2次側巻線と直列接続する手段と、 前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第1の2
次側巻線、およびこれに隣接する相の鉄心上の第2の2
次側巻線を、1つの2次側相巻線として、ΔおよびY結
線の一方の結線様式にしたがって、それぞれの三相出力
端子に接続する手段と、 三相出力端子にそれぞれ接続された自動電圧調整部とを
具備したことを特徴とする鉄共振型三相定電圧用トラン
ス装置。 - 【請求項2】少なくとも1つの鉄心は磁気シャントを有
し、前記の鉄心に対応する前記直列リアクトルは磁気シ
ャントによって発生されるインダクタンスによって形成
されたことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載
の鉄共振型三相定電圧用トランス装置。 - 【請求項3】各相ごとに対応して設けられた3個の鉄心
と、 各鉄心に巻回された2対の1次側巻線と、 各鉄心に巻回された1対の2次側巻線と、 2組の三相入力端子と、 それぞれ第1組の対応する相の入力端子および当該相の
鉄心上の第1対の第1の1次側巻線の一端間に、直列接
続された直列リアクトルと、 ある相の前記第1対の第1の1次側巻線を、これに隣接
する相の鉄心上の第1対の第2の1次側巻線と直列接続
する手段と、 前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第1対の
第1の1次側巻線、当該相に対応する直列リアクトル、
およびこれに隣接する相の鉄心上の第1対の第2の1次
側巻線を、1つの1次側相巻線として、ΔおよびY結線
の一方の結線様式にしたがって、それぞれの第1組の三
相入力端子に接続する手段と、 それぞれ第2組の対応する相の入力端子および当該相の
鉄心上の第2対の第1の1次側巻線の一端間に、直列接
続された直列リアクトルと、 ある相の前記第2対の第1の1次側巻線を、これに隣接
する相の鉄心上の第2対の第2の1次側巻線と直列接続
する手段と、 前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第2対の
第1の1次側巻線、当該相に対応する直列リアクトル、
およびこれに隣接する相の鉄心上の第2対の第2の1次
側巻線を、1つの1次側相巻線として、ΔおよびY結線
の一方の結線様式にしたがって、それぞれの第2組の三
相入力端子に接続する手段と、 ある相の前記第1の2次側巻線を、これに隣接する相の
鉄心上の第2の2次側巻線と直列接続する手段と、 前記のように直列接続されたある相用鉄心上の第1の2
次側巻線、およびこれに隣接する相の鉄心上の第2の2
次側巻線を1つの2次側相巻線として、ΔおよびY結線
の一方の結線様式にしたがって、それぞれの三相出力端
子に接続する手段と、 三相出力端子にそれぞれ接続された自動電圧調整部とを
具備したことを特徴とする鉄共振型三相定電圧用トラン
ス装置。 - 【請求項4】少なくとも1つの鉄心は磁気シャントを有
し、当該鉄心上の1次側巻線に接続された前記直列リア
クトルは、磁気シャントによって発生されるインダクタ
ンスによって形成されたことを特徴とする前記特許請求
の範囲第3項記載の鉄共振型三相定電圧用トランス装
置。 - 【請求項5】各相ごとに対応して設けられた3個の鉄心
であって、隣接相用の鉄心同士は相互に併置された脚部
分を有するように構成、配置された3個の鉄心と、 各鉄心の前記のように相互に併置された3組の脚部分の
それぞれに共通に巻回された3つの1次側巻線と、 各鉄心の前記のように相互に併置された3組の脚部分の
それぞれに共通に巻回された3つの2次側巻線と、 それぞれの1次側巻線に直列接続された直列リアクトル
と、 前記のように直列接続された直列リアクトルおよび1次
側巻線を、それぞれ1つの1次側相巻線として、Δおよ
びY結線の一方の結線様式にしたがって、それぞれの三
相入力端子に接続する手段と、 2次側巻線を、ΔおよびY結線の一方の結線様式にした
がって、それぞれの三相出力端子に接続する手段と、 三相出力端子にそれぞれ接続された自動電圧調整部とを
具備したことを特徴とする鉄共振型三相定電圧用トラン
ス装置。 - 【請求項6】少なくとも1つの鉄心は磁気シャントを有
し、前記の鉄心に対応する前記直列リアクトルは、磁気
シャントによって発生されるインダクタンスによって形
成されたことを特徴とする前記特許請求の範囲第5項記
載の鉄共振型三相定電圧用トランス装置。 - 【請求項7】各相ごとに対応して設けられた3個の鉄心
であって、隣接相用の鉄心同士は相互に併置された脚部
分を有するように構成、配置された3個の鉄心と、 各鉄心の前記のように相互に併置された3組の脚部分の
それぞれに1対ずつ共通に巻回された3対の1次側巻線
と、 2組の三相入力端子と、 各鉄心の前記のように相互に併置された3組の脚部分の
それぞれに共通に巻回された3つの2次側巻線と、 それぞれの1次側巻線に直列接続された直列リアクトル
と、 それぞれの脚部分に巻回された第1の1次側巻線および
これと直列に接続された直列リアクトルの直列回路を、
それぞれ第1組の1次側相巻線として、ΔおよびY結線
の一方の結線様式にしたがって、それぞれの第1組の三
相入力端子に接続する手段と、 それぞれの脚部分に巻回された第2の1次側巻線および
これと直列に接続された直列リアクトルの直列回路を、
それぞれ第2組の1次側相巻線として、ΔおよびY結線
の一方の結線様式にしたがって、それぞれの第2組の三
相入力端子に接続する手段と、 前記2次側巻線を、ΔおよびY結線の一方の結線様式に
したがって、それぞれの三相出力端子に接続する手段、 三相出力端子にそれぞれ接続された自動電圧調整部とを
具備したことを特徴とする鉄共振型三相定電圧用トラン
ス装置。 - 【請求項8】少なくとも1つの鉄心は磁気シャントを有
し、前記の鉄心に対応する前記直列リアクトルは、磁気
シャントによって発生されるインダクタンスによって形
成されたことを特徴とすにる前記特許請求の範囲第7項
記載の鉄共振型三相定電圧用トランス装置。 - 【請求項9】それぞれの鉄心は2つの磁気シャントによ
って3個の巻線区分に分割され、前記1対の1次側巻線
および出力巻線が、それぞれの巻線区分内に分離して巻
回されたことを特徴とする前記特許請求の範囲第8項記
載の鉄共振型三相定電圧用トランス装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62177947A JPH061413B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 鉄共振型三相定電圧用トランス装置 |
CA000569567A CA1303694C (en) | 1987-07-16 | 1988-06-15 | Ferroresonant constant ac voltage transformer |
AU18411/88A AU601601B2 (en) | 1987-07-16 | 1988-06-27 | Ferroresonant constant ac voltage transformer |
US07/213,257 US4862059A (en) | 1987-07-16 | 1988-06-29 | Ferroresonant constant AC voltage transformer |
GB8816475A GB2207290B (en) | 1987-07-16 | 1988-07-11 | Ferroresonant constant ac voltage transformer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62177947A JPH061413B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 鉄共振型三相定電圧用トランス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421514A JPS6421514A (en) | 1989-01-24 |
JPH061413B2 true JPH061413B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16039860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62177947A Expired - Lifetime JPH061413B2 (ja) | 1987-07-16 | 1987-07-16 | 鉄共振型三相定電圧用トランス装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4862059A (ja) |
JP (1) | JPH061413B2 (ja) |
AU (1) | AU601601B2 (ja) |
CA (1) | CA1303694C (ja) |
GB (1) | GB2207290B (ja) |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5434455A (en) * | 1991-11-15 | 1995-07-18 | Power Distribution, Inc. | Harmonic cancellation system |
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CA2418315A1 (en) * | 2002-12-24 | 2004-06-24 | Delta Transformers Of Canada (1999) Ltd. | Field-adjustable phase shifting transformer |
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TW200948201A (en) | 2008-02-05 | 2009-11-16 | Microsemi Corp | Arrangement suitable for driving floating CCFL based backlight |
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