JPH06149227A - 拡大表示装置 - Google Patents
拡大表示装置Info
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- JPH06149227A JPH06149227A JP4322654A JP32265492A JPH06149227A JP H06149227 A JPH06149227 A JP H06149227A JP 4322654 A JP4322654 A JP 4322654A JP 32265492 A JP32265492 A JP 32265492A JP H06149227 A JPH06149227 A JP H06149227A
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- JP
- Japan
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- measurement frame
- detection
- image
- frequency characteristic
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】入力映像信号から拡大した画像を必要に応じて
ズーム表示する拡大表示装置を得ようとする。 【構成】ユーザは拡大しようとする画像部分をポインタ
によつて指定すると、当該指定された映像部分は所定位
置において必要に応じた拡大率で拡大表示される。
ズーム表示する拡大表示装置を得ようとする。 【構成】ユーザは拡大しようとする画像部分をポインタ
によつて指定すると、当該指定された映像部分は所定位
置において必要に応じた拡大率で拡大表示される。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図14) 作用(図1〜図14) 実施例 (1)実施例の全体構成(図1〜図9) (2)対象物自動追従回路 (3)自動ズーム処理手順 (4)自動追尾処理手順 (5)再生追従処理手順 (6)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は拡大表示装置に関し、特
に入力映像信号によつて形成される入力画像の特定の映
像部分を拡大して表示画面上に表示できるようにしたも
のである。
に入力映像信号によつて形成される入力画像の特定の映
像部分を拡大して表示画面上に表示できるようにしたも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の拡大表示装置として、ビ
デオテープレコーダ(VTR)のアクセサリとして、再
生時に再生映像信号を電子ズーム処理することにより、
再生画像をその中心位置を拡大中心として拡大して表示
画面上に表示するようにしたものが提案されている。
デオテープレコーダ(VTR)のアクセサリとして、再
生時に再生映像信号を電子ズーム処理することにより、
再生画像をその中心位置を拡大中心として拡大して表示
画面上に表示するようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような手
法を用いると、動画のように表示画面内を動くような画
像部分を含んでいる場合に、当該動く画像部分を拡大表
示しようとしても、これをなし得ない問題があり、実用
上静止画だけにしか適用できない欠点がある。因に画面
内を動いている映像部分を拡大しようとしても、拡大後
の映像が画面からはみ出す結果になるので、実用上動画
には適用できなくなる。
法を用いると、動画のように表示画面内を動くような画
像部分を含んでいる場合に、当該動く画像部分を拡大表
示しようとしても、これをなし得ない問題があり、実用
上静止画だけにしか適用できない欠点がある。因に画面
内を動いている映像部分を拡大しようとしても、拡大後
の映像が画面からはみ出す結果になるので、実用上動画
には適用できなくなる。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、入力映像信号によつて形成される入力画像のうち、
ユーザが見たい場所や移動する物体を必要に応じて表示
画面の所定位置に拡大画面の中心を位置合せして表示で
きるようにした拡大表示装置を提案しようとするもので
ある。
で、入力映像信号によつて形成される入力画像のうち、
ユーザが見たい場所や移動する物体を必要に応じて表示
画面の所定位置に拡大画面の中心を位置合せして表示で
きるようにした拡大表示装置を提案しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、入力映像信号VDRによつて形
成される入力画像P0内にオペレータが見たい画像部分
P1を特定できる位置指定手段(9、12A、P3)
と、位置指定手段(9、12A、P3)によつて指定さ
れた位置に所定の大きさの基準計測枠FMXRを形成す
ると共に、基準計測枠FMXRの画像部分を画面内の所
定の基準映出位置に移動させて映出させるような表示画
面PICを形成する基準計測枠形成手段(23、SP
2、SP12)と、所定の大きさを有する複数の検出計
測枠(FMX1〜FMX3、FMXD)を表示画面内に
おいてスキヤンさせる検出計測枠形成手段(23、SP
3、SP13)と、基準計測枠FMXR内にある画素デ
ータに基づいて映像信号基準頻度特性データ(YStd
(i)、HueStd(i))を求める基準頻度特性デ
ータ形成手段(23、SP2、SP12)と、検出計測
枠(FMX1〜FMX3、FMXD)内にある画素デー
タに基づいて映像信号検出頻度特性データ(YSmal
l(i)〜YLarge(i)、HueSmall
(i)〜HueLarge(i)、Y(x、y)
(i)、Hue(x、y)(i))を求める検出頻度特
性データ形成手段(23、SP3、SP13)と、検出
頻度特性データ形成手段(23、SP3、SP13)及
び基準頻度特性データ形成手段(23、SP2、SP1
2)の出力データを比較して類似性が大きい検出計測枠
(FMX1〜FMX3、FMXD)を選定する検出計測
枠選定手段(23、SP5、SP15)と、選定された
検出計測枠(FMX1〜FMX3、FMXD)の画像部
分が画面内の基準計測枠FMXR内の基準位置に映出さ
れるように表示画面PICに映出される画像の範囲を変
更する画像変更手段(23、7、SP6、SP16)と
を設けるようにする。
め、本発明においては、入力映像信号VDRによつて形
成される入力画像P0内にオペレータが見たい画像部分
P1を特定できる位置指定手段(9、12A、P3)
と、位置指定手段(9、12A、P3)によつて指定さ
れた位置に所定の大きさの基準計測枠FMXRを形成す
ると共に、基準計測枠FMXRの画像部分を画面内の所
定の基準映出位置に移動させて映出させるような表示画
面PICを形成する基準計測枠形成手段(23、SP
2、SP12)と、所定の大きさを有する複数の検出計
測枠(FMX1〜FMX3、FMXD)を表示画面内に
おいてスキヤンさせる検出計測枠形成手段(23、SP
3、SP13)と、基準計測枠FMXR内にある画素デ
ータに基づいて映像信号基準頻度特性データ(YStd
(i)、HueStd(i))を求める基準頻度特性デ
ータ形成手段(23、SP2、SP12)と、検出計測
枠(FMX1〜FMX3、FMXD)内にある画素デー
タに基づいて映像信号検出頻度特性データ(YSmal
l(i)〜YLarge(i)、HueSmall
(i)〜HueLarge(i)、Y(x、y)
(i)、Hue(x、y)(i))を求める検出頻度特
性データ形成手段(23、SP3、SP13)と、検出
頻度特性データ形成手段(23、SP3、SP13)及
び基準頻度特性データ形成手段(23、SP2、SP1
2)の出力データを比較して類似性が大きい検出計測枠
(FMX1〜FMX3、FMXD)を選定する検出計測
枠選定手段(23、SP5、SP15)と、選定された
検出計測枠(FMX1〜FMX3、FMXD)の画像部
分が画面内の基準計測枠FMXR内の基準位置に映出さ
れるように表示画面PICに映出される画像の範囲を変
更する画像変更手段(23、7、SP6、SP16)と
を設けるようにする。
【0007】
【作用】オペレータが位置指定手段(9、12A、P
3)を用いて入力映像信号VDRによつて形成される入
力画像P0の見たい画像部分P1を特定すると、基準計
測枠形成手段(23、SP2、SP12)が基準計測枠
(FMXR)の画像部分を表示画面PICの所定の基準
映出位置に移動させた後映出させる。
3)を用いて入力映像信号VDRによつて形成される入
力画像P0の見たい画像部分P1を特定すると、基準計
測枠形成手段(23、SP2、SP12)が基準計測枠
(FMXR)の画像部分を表示画面PICの所定の基準
映出位置に移動させた後映出させる。
【0008】検出計測枠(FMX1〜FMX3、FMX
D)を表示画面PIC上をスキヤンさせることにより検
出頻度特性データ形成手段(23、SP3、SP13)
から得られる映像信号検出頻度特性データ(YSmal
l(i)〜YLarge(i)、HueSmall
(i)〜HueLarge(i)、Y(x、y)
(i)、Hue(x、y)(i)は、基準頻度特性デー
タ形成手段(23、SP2、SP12)から得られる映
像信号基準頻度特性データ(YStd(i)、HueS
td(i))と比較され、類似性が大きい検出特性デー
タが選定され、当該選定された検出特性データが得られ
た検出計測枠(FMX1〜FMX3、FMD)の画像部
分を基準計測枠(FMXR)に表示するように画像変更
手段(23、7、SP6、SP16)が表示画面PIC
に映出すべき画像を移動させることにより追尾処理をす
ると共に、ズーム処理をすることにより拡大表示させ
る。
D)を表示画面PIC上をスキヤンさせることにより検
出頻度特性データ形成手段(23、SP3、SP13)
から得られる映像信号検出頻度特性データ(YSmal
l(i)〜YLarge(i)、HueSmall
(i)〜HueLarge(i)、Y(x、y)
(i)、Hue(x、y)(i)は、基準頻度特性デー
タ形成手段(23、SP2、SP12)から得られる映
像信号基準頻度特性データ(YStd(i)、HueS
td(i))と比較され、類似性が大きい検出特性デー
タが選定され、当該選定された検出特性データが得られ
た検出計測枠(FMX1〜FMX3、FMD)の画像部
分を基準計測枠(FMXR)に表示するように画像変更
手段(23、7、SP6、SP16)が表示画面PIC
に映出すべき画像を移動させることにより追尾処理をす
ると共に、ズーム処理をすることにより拡大表示させ
る。
【0009】このようにして、本発明によれば、入力映
像信号VDRによつて形成される入力画像P0の画像部
分の画像データを用いて拡大画像を表示させることがで
きることにより、全体としての構成を一段と簡易化し得
る。
像信号VDRによつて形成される入力画像P0の画像部
分の画像データを用いて拡大画像を表示させることがで
きることにより、全体としての構成を一段と簡易化し得
る。
【0010】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0011】(1)実施例の全体構成 図1はビデオテープレコーダにおいて再生映像信号を拡
大表示する拡大表示装置に本発明を適用したもので、拡
大表示装置1は磁気テープ2から再生ヘツド3によつて
再生された再生映像信号VDRは再生処理回路4によつ
て増幅処理した後、アナログ/デイジタル変換回路5に
おいてデイジタル映像信号DVDに変換されてデイジタ
ル映像処理回路6に与えられ、デイジタル映像処理回路
6はこのデイジタル映像信号DVDを輝度信号Y及び色
信号R−Y及びB−Rでなるビデオ信号VD1及びVD
2に変換し、ビデオ信号VD1を電子ズーム制御回路7
に供給する。
大表示する拡大表示装置に本発明を適用したもので、拡
大表示装置1は磁気テープ2から再生ヘツド3によつて
再生された再生映像信号VDRは再生処理回路4によつ
て増幅処理した後、アナログ/デイジタル変換回路5に
おいてデイジタル映像信号DVDに変換されてデイジタ
ル映像処理回路6に与えられ、デイジタル映像処理回路
6はこのデイジタル映像信号DVDを輝度信号Y及び色
信号R−Y及びB−Rでなるビデオ信号VD1及びVD
2に変換し、ビデオ信号VD1を電子ズーム制御回路7
に供給する。
【0012】電子ズーム制御回路7はデイジタルビデオ
信号VD1を1枚の画像の画素データでなる書込画像デ
ータPD1としてフイールドメモリ8に書き込むと共
に、指定された座標位置を中心とする拡大画像を構成す
る読出画像データPD2をフイールドメモリ8から読み
出して所定の補間演算処理をした後、拡大画像データP
D3としてスーパーインポーズ回路10及びデイジタル
/アナログ変換回路11を順次介してモニタ14に供給
し、これによりモニタ14の表示画面PIC上に表示画
像P0を表示する。かくしてモニタ14上の表示画面P
IC上には、表示画像P0を構成する画像要素として、
動く画像部分P1(例えば自動車の画像)と、動かない
画像部分P2(例えば立ち木の画像)とが表示される。
信号VD1を1枚の画像の画素データでなる書込画像デ
ータPD1としてフイールドメモリ8に書き込むと共
に、指定された座標位置を中心とする拡大画像を構成す
る読出画像データPD2をフイールドメモリ8から読み
出して所定の補間演算処理をした後、拡大画像データP
D3としてスーパーインポーズ回路10及びデイジタル
/アナログ変換回路11を順次介してモニタ14に供給
し、これによりモニタ14の表示画面PIC上に表示画
像P0を表示する。かくしてモニタ14上の表示画面P
IC上には、表示画像P0を構成する画像要素として、
動く画像部分P1(例えば自動車の画像)と、動かない
画像部分P2(例えば立ち木の画像)とが表示される。
【0013】拡大表示装置1はオペレータによる指定入
力手段として例えば赤外線リモートコントローラでなる
入力操作器12が設けられ、その赤外線指令信号S2を
指令受信器13を介して拡大表示制御回路9に供給し、
これにより表示画像P0を得るための指令情報をオペレ
ータが表示画面PIC上の表示画像P0を見ながら入力
できるようになされている。この実施例の場合、拡大表
示制御回路9はポインタ画像データPD4をスーパーイ
ンポーズ回路10に与えることにより、表示画面PID
上にポインタP3を表示する。
力手段として例えば赤外線リモートコントローラでなる
入力操作器12が設けられ、その赤外線指令信号S2を
指令受信器13を介して拡大表示制御回路9に供給し、
これにより表示画像P0を得るための指令情報をオペレ
ータが表示画面PIC上の表示画像P0を見ながら入力
できるようになされている。この実施例の場合、拡大表
示制御回路9はポインタ画像データPD4をスーパーイ
ンポーズ回路10に与えることにより、表示画面PID
上にポインタP3を表示する。
【0014】このポインタP3の表示位置は、オペレー
タが入力操作器12のポインタ位置指定ボタン12Aを
操作してポインタ位置指定情報を拡大表示制御回路9に
与えたとき、拡大表示制御回路9が対応するポインタ画
像データPD4を出力することにより、ポインタP3の
表示座標位置を左右方向(すなわちx軸方向)及び上下
方向(すなわちy軸方向)に移動させることができるよ
うになされている。このようにしてポインタP3によつ
て座標位置が指定されたとき、拡大表示制御回路9は対
応する対象物指定データS3を対象物自動追従回路15
に供給し、対象物自動追従回路15は対象物指定データ
S3によつて指定された座標位置を中心とする所定の表
示領域内に表示されている映像部分をデイジタルビデオ
信号VD2から抽出すると共に、その後当該抽出した映
像部分が移動したとき、当該移動した映像部分がもつて
いる特徴に基づいて移動位置情報を含む対象物検出デー
タS4を拡大表示制御回路9に送り返す。
タが入力操作器12のポインタ位置指定ボタン12Aを
操作してポインタ位置指定情報を拡大表示制御回路9に
与えたとき、拡大表示制御回路9が対応するポインタ画
像データPD4を出力することにより、ポインタP3の
表示座標位置を左右方向(すなわちx軸方向)及び上下
方向(すなわちy軸方向)に移動させることができるよ
うになされている。このようにしてポインタP3によつ
て座標位置が指定されたとき、拡大表示制御回路9は対
応する対象物指定データS3を対象物自動追従回路15
に供給し、対象物自動追従回路15は対象物指定データ
S3によつて指定された座標位置を中心とする所定の表
示領域内に表示されている映像部分をデイジタルビデオ
信号VD2から抽出すると共に、その後当該抽出した映
像部分が移動したとき、当該移動した映像部分がもつて
いる特徴に基づいて移動位置情報を含む対象物検出デー
タS4を拡大表示制御回路9に送り返す。
【0015】拡大表示制御回路9は入力操作器12のズ
ーム動作開始ボタン12Bが押圧操作されたとき発生さ
れる指令信号S2が与えられたとき、対象物検出データ
S4に対応する表示制御信号S1を電子ズーム制御回路
7に供給することにより、フイールドメモリ8のうち当
該対象物検出データS4によつて指定された座標位置を
中心とする所定領域の画像データを読出画像データPD
2として読み出して表示画像データPD3としてスーパ
ーインポーズ回路10に送出する。この状態において表
示制御信号S1によつて読み出すことができる画像デー
タの範囲は、拡大表示制御回路9において、入力操作器
12の倍率可変ボタン12Dをオペレータが操作するこ
とにより指令信号S2として入力された拡大率に、選定
される。
ーム動作開始ボタン12Bが押圧操作されたとき発生さ
れる指令信号S2が与えられたとき、対象物検出データ
S4に対応する表示制御信号S1を電子ズーム制御回路
7に供給することにより、フイールドメモリ8のうち当
該対象物検出データS4によつて指定された座標位置を
中心とする所定領域の画像データを読出画像データPD
2として読み出して表示画像データPD3としてスーパ
ーインポーズ回路10に送出する。この状態において表
示制御信号S1によつて読み出すことができる画像デー
タの範囲は、拡大表示制御回路9において、入力操作器
12の倍率可変ボタン12Dをオペレータが操作するこ
とにより指令信号S2として入力された拡大率に、選定
される。
【0016】(2)対象物自動追従回路 対象物自動追従回路15は、図2に示すように、デイジ
タルビデオ信号VD2を構成する色差信号R−Y及びB
−Yを飽和度/色相検出回路21に与えて色相(Hue )
信号HUE及び飽和度(Saturation)信号SATを形成
し、これを輝度信号Yと共に例えばフイールドメモリで
構成された画像メモリ22に各画素単位で記憶する。飽
和度/色相検出回路21は色差信号R−Y及びB−Yを
直交座標/極座標変換することにより色相信号HUE及
び飽和度信号SATを形成し、かくして輝度信号Y、色
相信号HUE及び飽和度信号SATによつて被写体を人
間が視覚できる視覚刺激に基づいて被写体認識をする。
タルビデオ信号VD2を構成する色差信号R−Y及びB
−Yを飽和度/色相検出回路21に与えて色相(Hue )
信号HUE及び飽和度(Saturation)信号SATを形成
し、これを輝度信号Yと共に例えばフイールドメモリで
構成された画像メモリ22に各画素単位で記憶する。飽
和度/色相検出回路21は色差信号R−Y及びB−Yを
直交座標/極座標変換することにより色相信号HUE及
び飽和度信号SATを形成し、かくして輝度信号Y、色
相信号HUE及び飽和度信号SATによつて被写体を人
間が視覚できる視覚刺激に基づいて被写体認識をする。
【0017】因に一般に人間が知覚できる視覚刺激は、
図3に示すように、L軸とこれに直交するSH平面とを
有するいわゆるHLS系と呼ばれる色座標系によつて表
現される。L軸は明るさ(Lightness )を表し、輝度信
号Yに相当する。SH平面はL軸に直交する極座標で表
現される。SH平面において、Sは飽和度(Saturatio
n)を表し、L軸からの距離によつて表現される。また
Hは色相(Hue )を表し、色差信号R−Yの方向を0°
としたときの角度によつて表現される。
図3に示すように、L軸とこれに直交するSH平面とを
有するいわゆるHLS系と呼ばれる色座標系によつて表
現される。L軸は明るさ(Lightness )を表し、輝度信
号Yに相当する。SH平面はL軸に直交する極座標で表
現される。SH平面において、Sは飽和度(Saturatio
n)を表し、L軸からの距離によつて表現される。また
Hは色相(Hue )を表し、色差信号R−Yの方向を0°
としたときの角度によつて表現される。
【0018】このHLS系の立体は、光源が明るくなる
と、色座標すなわちSH平面がL軸に沿つて上方方向に
行くと共にすべての色が白になる。そのとき飽和度Sが
減少して行く。これに対して光源が暗くなると、色座標
すなわちSH平面がL軸に沿つて下方方向に行くと共
に、すべての色が黒になる。このとき同時に飽和度Sも
減少して行く。このようなHLS色座標系の特徴に基づ
いて、飽和度S及び輝度Yは光源の明るさの影響を受け
易く、従つて被写体の特徴量を表すパラメータとしては
最適とは言い難いことが分る。これとは逆に色相Hは被
写体個有の特徴量を表現するものとして、光源の影響を
受け難いものであることが分る。
と、色座標すなわちSH平面がL軸に沿つて上方方向に
行くと共にすべての色が白になる。そのとき飽和度Sが
減少して行く。これに対して光源が暗くなると、色座標
すなわちSH平面がL軸に沿つて下方方向に行くと共
に、すべての色が黒になる。このとき同時に飽和度Sも
減少して行く。このようなHLS色座標系の特徴に基づ
いて、飽和度S及び輝度Yは光源の明るさの影響を受け
易く、従つて被写体の特徴量を表すパラメータとしては
最適とは言い難いことが分る。これとは逆に色相Hは被
写体個有の特徴量を表現するものとして、光源の影響を
受け難いものであることが分る。
【0019】しかしそうであると言つても、被写体の色
がL軸上の近傍にあるような場合、すなわち白、黒及び
灰色の場合は、色相Hの信号が情報としての意味をもた
なくなり、最悪の場合、S/Nが悪い画像では白である
にもかかわらず様々な色相Hのベクトルをもつている可
能性があることが分る。かかるHLS色座標系の性質を
利用して対象物自動追従回路15は対象物の特徴を抽出
し、特徴の変化が生じたときこれに追従するように、拡
大表示制御回路9を介して電子ズーム制御回路7を駆動
することにより、結果として対象物をモニタ14の中心
位置に移動させかつ拡大した画像でなる表示画像データ
PD3を得るようにする。
がL軸上の近傍にあるような場合、すなわち白、黒及び
灰色の場合は、色相Hの信号が情報としての意味をもた
なくなり、最悪の場合、S/Nが悪い画像では白である
にもかかわらず様々な色相Hのベクトルをもつている可
能性があることが分る。かかるHLS色座標系の性質を
利用して対象物自動追従回路15は対象物の特徴を抽出
し、特徴の変化が生じたときこれに追従するように、拡
大表示制御回路9を介して電子ズーム制御回路7を駆動
することにより、結果として対象物をモニタ14の中心
位置に移動させかつ拡大した画像でなる表示画像データ
PD3を得るようにする。
【0020】すなわち画像メモリ22に記憶されたデイ
ジタルビデオ信号VD2を構成する画素情報は、マイク
ロプロセツサ構成の追従信号処理回路23から送出され
るブロツク指定信号S11をアドレス発生回路24に与
えることにより、図4に示すように、実質上画像メモリ
22内に形成されている表示画面PICをxy直交座標
(x、y)に基づいて所定の大きさの小領域ARでなる
ブロツクに分割するようなアドレス信号S12をアドレ
ス回路24から画像メモリ22に供給させる。かくして
画像メモリ22の表示画面PICを構成する各画素のデ
ータは、小領域ARごとに読み出されて各小領域ARご
とに1つのブロツク画像情報として処理される。
ジタルビデオ信号VD2を構成する画素情報は、マイク
ロプロセツサ構成の追従信号処理回路23から送出され
るブロツク指定信号S11をアドレス発生回路24に与
えることにより、図4に示すように、実質上画像メモリ
22内に形成されている表示画面PICをxy直交座標
(x、y)に基づいて所定の大きさの小領域ARでなる
ブロツクに分割するようなアドレス信号S12をアドレ
ス回路24から画像メモリ22に供給させる。かくして
画像メモリ22の表示画面PICを構成する各画素のデ
ータは、小領域ARごとに読み出されて各小領域ARご
とに1つのブロツク画像情報として処理される。
【0021】この実施例の場合、表示画面PICはx方
向及びy方向にそれぞれ16個の小領域ARに分割され、
かくして16×16(= 256)個の小領域ARについて直交
座標(x、y)の座標x=i、y=jを指定することに
より、当該指定される小領域ARの画像情報I(x=
i、y=j)を読み出すことができる。このようにして
画像メモリ22から小領域ARごとに読み出される画像
情報I(x=i、y=j)のうち、色相信号HUE成分
がゲート回路25を通つて色相ヒストグラム発生回路2
6に与えられるのに対して、輝度信号Y成分が直接輝度
ヒストグラム発生回路27に与えられる。
向及びy方向にそれぞれ16個の小領域ARに分割され、
かくして16×16(= 256)個の小領域ARについて直交
座標(x、y)の座標x=i、y=jを指定することに
より、当該指定される小領域ARの画像情報I(x=
i、y=j)を読み出すことができる。このようにして
画像メモリ22から小領域ARごとに読み出される画像
情報I(x=i、y=j)のうち、色相信号HUE成分
がゲート回路25を通つて色相ヒストグラム発生回路2
6に与えられるのに対して、輝度信号Y成分が直接輝度
ヒストグラム発生回路27に与えられる。
【0022】色相ヒストグラム発生回路26は、表示画
面PIC上に設定された計測枠FMX内の画素の色相に
ついて、図5に示すように、色相角0〜 359°について
各色相角をもつ画素の画素数を表す色相頻度特性Hue
Std(i)を求め、これを色相ヒストグラム信号S1
3として追従信号処理回路23に送出する。かくして色
相ヒストグラム発生回路26は、計測枠FMX内の画像
がもつ色相についての特徴を、色相頻度特性HueSt
d(i)によつて表される色相特徴パターンに変換し
て、追従信号処理回路23に供給することになる。
面PIC上に設定された計測枠FMX内の画素の色相に
ついて、図5に示すように、色相角0〜 359°について
各色相角をもつ画素の画素数を表す色相頻度特性Hue
Std(i)を求め、これを色相ヒストグラム信号S1
3として追従信号処理回路23に送出する。かくして色
相ヒストグラム発生回路26は、計測枠FMX内の画像
がもつ色相についての特徴を、色相頻度特性HueSt
d(i)によつて表される色相特徴パターンに変換し
て、追従信号処理回路23に供給することになる。
【0023】また輝度ヒストグラム発生回路27は、同
様にして表示画面PIC上に設定された計測枠FMX内
の画素についての輝度信号Yに基づいて、図6に示すよ
うに、輝度レベル0〜 255について各輝度レベルをもつ
画素の画素数を表す輝度頻度特性YStd(i)を求
め、これを輝度ヒストグラム信号S14として追従信号
処理回路23に供給する。かくして輝度ヒストグラム発
生回路27は、計測枠FMX内の画像がもつ輝度につい
ての特徴を、輝度頻度特性YStd(i)によつて表さ
れる輝度特徴パターンに変換して、追従信号処理回路2
3に供給することになる。
様にして表示画面PIC上に設定された計測枠FMX内
の画素についての輝度信号Yに基づいて、図6に示すよ
うに、輝度レベル0〜 255について各輝度レベルをもつ
画素の画素数を表す輝度頻度特性YStd(i)を求
め、これを輝度ヒストグラム信号S14として追従信号
処理回路23に供給する。かくして輝度ヒストグラム発
生回路27は、計測枠FMX内の画像がもつ輝度につい
ての特徴を、輝度頻度特性YStd(i)によつて表さ
れる輝度特徴パターンに変換して、追従信号処理回路2
3に供給することになる。
【0024】この実施例の場合、ゲート回路25に対し
てコンパレータ構成の色相ノイズゲート信号形成回路2
8が設けられ、画像メモリ22から各画素ごとに読み出
される色相信号HUEを追従信号処理回路23から送出
されるノイズ判定信号S15と比較し、色相信号HUE
が所定レベル以下のときゲート回路25を閉動作させる
ゲート信号S16をゲート回路25に与えることによ
り、当該画素の色相信号HUEを色相ヒストグラム発生
回路26に入力させないようになされている。
てコンパレータ構成の色相ノイズゲート信号形成回路2
8が設けられ、画像メモリ22から各画素ごとに読み出
される色相信号HUEを追従信号処理回路23から送出
されるノイズ判定信号S15と比較し、色相信号HUE
が所定レベル以下のときゲート回路25を閉動作させる
ゲート信号S16をゲート回路25に与えることによ
り、当該画素の色相信号HUEを色相ヒストグラム発生
回路26に入力させないようになされている。
【0025】因に飽和度/色相検出回路21において検
出された色相信号HUEがL軸の近傍(図3)にあると
き、このことは当該色相信号HUEは飽和度が小さいた
めにノイズに埋もれて情報としての意味をもつていない
おそれがあるので、このような意味をもたない色相信号
HUEをゲート回路25において除去する。
出された色相信号HUEがL軸の近傍(図3)にあると
き、このことは当該色相信号HUEは飽和度が小さいた
めにノイズに埋もれて情報としての意味をもつていない
おそれがあるので、このような意味をもたない色相信号
HUEをゲート回路25において除去する。
【0026】(3)自動ズーム処理手順 以上の構成において、追従信号処理回路23はユーザの
入力操作器12の操作に応じて、図7の自動ズーム処理
手順RT1を実行することにより、画像メモリ22に取
り込んだ各画素の輝度信号Y及び色相信号HUEに基づ
いて輝度ヒストグラム発生回路27及び色相ヒストグラ
ム発生回路26において輝度特徴パターン及び色相特徴
パターンを形成させることにより電子ズーム制御回路7
のズーミング動作を最適状態に制御する。
入力操作器12の操作に応じて、図7の自動ズーム処理
手順RT1を実行することにより、画像メモリ22に取
り込んだ各画素の輝度信号Y及び色相信号HUEに基づ
いて輝度ヒストグラム発生回路27及び色相ヒストグラ
ム発生回路26において輝度特徴パターン及び色相特徴
パターンを形成させることにより電子ズーム制御回路7
のズーミング動作を最適状態に制御する。
【0027】追従信号処理回路23は図7の自動ズーム
処理手順RT1に入ると、まずステツプSP1において
フイールド番号FNをFN=0に初期設定した後、ステ
ツプSP2に移つて、図4に示すように、ポインタP3
により指定された位置にある画像部分を画面の中央にも
つて来て、画面の中央位置に設定した基準計測枠FMX
R(この実施例の場合4×4個の小領域に選定されてい
る)内の輝度信号Y及び色相信号HUEの頻度特性、す
なわち輝度頻度特性YStd(i)(図6)及び色相頻
度特性HueStd(i)(図5)をそれぞれ基準輝度
頻度特性及び基準色相頻度特性として輝度ヒストグラム
発生回路27及び色相ヒストグラム発生回路26から取
り込んでこれを「基準特徴パターン」として記憶する。
処理手順RT1に入ると、まずステツプSP1において
フイールド番号FNをFN=0に初期設定した後、ステ
ツプSP2に移つて、図4に示すように、ポインタP3
により指定された位置にある画像部分を画面の中央にも
つて来て、画面の中央位置に設定した基準計測枠FMX
R(この実施例の場合4×4個の小領域に選定されてい
る)内の輝度信号Y及び色相信号HUEの頻度特性、す
なわち輝度頻度特性YStd(i)(図6)及び色相頻
度特性HueStd(i)(図5)をそれぞれ基準輝度
頻度特性及び基準色相頻度特性として輝度ヒストグラム
発生回路27及び色相ヒストグラム発生回路26から取
り込んでこれを「基準特徴パターン」として記憶する。
【0028】続いて追従信号処理回路23はステツプS
P3に移つてフイールド番号FNをFN+1にインクリ
メントすると共に、図8に示すように、計測枠FMXを
大きさの異なる複数の計測枠FMX1、FMX2及びF
MX3に順次切り換えて行きながら各計測枠FMX1、
FMX2及びFMX3についての輝度頻度特性YStd
(i)及び色相頻度特性HueStd(i)を「検出特
徴パターン」として輝度ヒストグラム発生回路27及び
色相ヒストグラム発生回路26から取り込む。
P3に移つてフイールド番号FNをFN+1にインクリ
メントすると共に、図8に示すように、計測枠FMXを
大きさの異なる複数の計測枠FMX1、FMX2及びF
MX3に順次切り換えて行きながら各計測枠FMX1、
FMX2及びFMX3についての輝度頻度特性YStd
(i)及び色相頻度特性HueStd(i)を「検出特
徴パターン」として輝度ヒストグラム発生回路27及び
色相ヒストグラム発生回路26から取り込む。
【0029】この実施例の場合、複数の計測枠として、
2×2個の小領域ARをもつ小領域でなる小計測枠FM
X1と、4×4個の小領域ARをもつ中領域でなる中計
測枠FMX2と、6×6個の小領域ARをもつ大領域で
なる大計測枠FMX3でなる3つの計測枠が選定され、
各計測枠FMX1、FMX2並びにFMX3からそれぞ
れ検出輝度及び検出色相頻度特性YSmall(i)及
びHueSmall(i)、YMiddle(i)及び
HueMiddle(i)、並びにYLarge(i)
及びHueLarge(i)を検出特徴パターンとして
取り込む。続いて追従信号処理回路23は、ステツプS
P4において、輝度及び色相について基準特徴パターン
及び検出特徴パターン間のユークリツド距離を求め、そ
の和を評価値JSmall、JMiddle及びJLa
rgeとして求める。
2×2個の小領域ARをもつ小領域でなる小計測枠FM
X1と、4×4個の小領域ARをもつ中領域でなる中計
測枠FMX2と、6×6個の小領域ARをもつ大領域で
なる大計測枠FMX3でなる3つの計測枠が選定され、
各計測枠FMX1、FMX2並びにFMX3からそれぞ
れ検出輝度及び検出色相頻度特性YSmall(i)及
びHueSmall(i)、YMiddle(i)及び
HueMiddle(i)、並びにYLarge(i)
及びHueLarge(i)を検出特徴パターンとして
取り込む。続いて追従信号処理回路23は、ステツプS
P4において、輝度及び色相について基準特徴パターン
及び検出特徴パターン間のユークリツド距離を求め、そ
の和を評価値JSmall、JMiddle及びJLa
rgeとして求める。
【0030】すなわち追従信号処理回路23は小計測枠
FMX1の輝度情報について、次式
FMX1の輝度情報について、次式
【数1】 のように、検出輝度頻度特性YSmall(i)(図1
0)を小領域AR単位の平均値として正規化された検出
輝度頻度特性YSmall(i)/4を求めると共に、
基準輝度頻度特性YStd(i)(図6)を小領域AR
単位の平均値として正規化された基準頻度特性YStd
(i)/16を求め、両者の差の絶対値をすべての輝度レ
ベルi=0〜 255について合計した値を、小計測枠FM
X1の画像輝度情報と、基準計測枠FMXRの輝度情報
との間の類似性を表す小計測枠輝度ユークリツド距離J
1Smallとして求める。
0)を小領域AR単位の平均値として正規化された検出
輝度頻度特性YSmall(i)/4を求めると共に、
基準輝度頻度特性YStd(i)(図6)を小領域AR
単位の平均値として正規化された基準頻度特性YStd
(i)/16を求め、両者の差の絶対値をすべての輝度レ
ベルi=0〜 255について合計した値を、小計測枠FM
X1の画像輝度情報と、基準計測枠FMXRの輝度情報
との間の類似性を表す小計測枠輝度ユークリツド距離J
1Smallとして求める。
【0031】同様にして追従信号処理回路23は小計測
枠FMX1の色相情報について、次式
枠FMX1の色相情報について、次式
【数2】 のように、検出色相頻度特性HueSmall(i)
(図9)を小領域AR単位の平均値として正規化された
HueSmall(i)/4を求めると共に、基準色相
頻度特性HueStd(i)(図5)を小領域AR単位
の平均値として正規化されたHueStd(i)/16を
求め、両者の差の絶対値をすべての色相角i=0〜 359
°について合計した値を、小計測枠FMX1の画像色相
情報と、基準計測枠FMXRの色相情報との間の類似性
を表す小計測枠色相ユークリツド距離J2Smallを
得る。
(図9)を小領域AR単位の平均値として正規化された
HueSmall(i)/4を求めると共に、基準色相
頻度特性HueStd(i)(図5)を小領域AR単位
の平均値として正規化されたHueStd(i)/16を
求め、両者の差の絶対値をすべての色相角i=0〜 359
°について合計した値を、小計測枠FMX1の画像色相
情報と、基準計測枠FMXRの色相情報との間の類似性
を表す小計測枠色相ユークリツド距離J2Smallを
得る。
【0032】同様にして追従信号処理回路23は、中計
測枠FMX2内の画像の輝度信号について、次式、
測枠FMX2内の画像の輝度信号について、次式、
【数3】 のように、検出輝度頻度特性YMiddle(i)の正
規化された輝度頻度特性YMiddle(i)/16と、
正規化された基準輝度頻度特性YStd(i)/16を求
めて、両者の差の絶対値をすべての輝度レベルi=0〜
255について合計した値を、計測枠FMX2の画像輝度
情報と、基準計測枠FMXRの輝度情報との間の類似性
を表す中計測枠輝度ユークリツド距離J1Middle
として求める。
規化された輝度頻度特性YMiddle(i)/16と、
正規化された基準輝度頻度特性YStd(i)/16を求
めて、両者の差の絶対値をすべての輝度レベルi=0〜
255について合計した値を、計測枠FMX2の画像輝度
情報と、基準計測枠FMXRの輝度情報との間の類似性
を表す中計測枠輝度ユークリツド距離J1Middle
として求める。
【0033】また追従信号処理回路23は、中計測枠F
MX2内の画像の色相情報について、次式、
MX2内の画像の色相情報について、次式、
【数4】 のように、正規化された色相頻度特性HueMiddl
e(i)/16と、正規化された基準色相頻度特性Hue
Std(i)/16との差の絶対値をすべての色相角i=
0〜 359°について合計した値を、中計測枠FMX2の
画像色相情報と基準計測枠FMXRの色相情報との間の
類似性を表す中計測枠色相ユークリツド距離J2Mid
dleとして求める。
e(i)/16と、正規化された基準色相頻度特性Hue
Std(i)/16との差の絶対値をすべての色相角i=
0〜 359°について合計した値を、中計測枠FMX2の
画像色相情報と基準計測枠FMXRの色相情報との間の
類似性を表す中計測枠色相ユークリツド距離J2Mid
dleとして求める。
【0034】また追従信号処理回路23は、大計測枠F
MX3内の画像の輝度情報について、次式、
MX3内の画像の輝度情報について、次式、
【数5】 のように、正規化された検出輝度頻度特性YLarge
(i)/36と、正規化された基準輝度頻度特性YStd
(i)/16との差の絶対値をすべての輝度レベルi=0
〜 255について合計した値を、大計測枠FMX3の画像
輝度情報と基準計測枠FMXRの輝度情報との類似性を
表す大計測枠輝度ユークリツド距離J1Largeとし
て求める。
(i)/36と、正規化された基準輝度頻度特性YStd
(i)/16との差の絶対値をすべての輝度レベルi=0
〜 255について合計した値を、大計測枠FMX3の画像
輝度情報と基準計測枠FMXRの輝度情報との類似性を
表す大計測枠輝度ユークリツド距離J1Largeとし
て求める。
【0035】また追従信号処理回路23は、大計測枠の
画像の色相情報について、次式、
画像の色相情報について、次式、
【数6】 のように、正規化された検出色相頻度特性HueLar
ge(i)/36と、正規化された基準色相頻度特性Hu
eStd(i)/16との差の絶対値をすべての色相角i
=0〜 359°について合計した値を、大計測枠FMX3
の色相情報と基準計測枠FMXRの色相情報との間の類
似性を表す大計測枠色相ユークリツド距離J2Larg
eを求める。
ge(i)/36と、正規化された基準色相頻度特性Hu
eStd(i)/16との差の絶対値をすべての色相角i
=0〜 359°について合計した値を、大計測枠FMX3
の色相情報と基準計測枠FMXRの色相情報との間の類
似性を表す大計測枠色相ユークリツド距離J2Larg
eを求める。
【0036】かくして小計測枠FMX1、中計測枠FM
X2及び大計測枠FMX3の画像と、基準計測枠FMX
Rの画像との間の類似性は、次式、
X2及び大計測枠FMX3の画像と、基準計測枠FMX
Rの画像との間の類似性は、次式、
【数7】
【数8】
【数9】 のように、輝度及び色相についてのユークリツド距離の
和による評価値JSmall、JMiddle及びJL
argeとして求めることができる。
和による評価値JSmall、JMiddle及びJL
argeとして求めることができる。
【0037】続いて追従信号処理回路23は、次のステ
ツプSP5に移つて小計測枠FMX1、中計測枠FMX
2及び大計測枠FMX3について、評価値JSmal
l、JMiddle及びJLargeのうち最小のもの
を探し、当該最小のものを現在の被写体の大きさとして
決定する。因に評価値JSmall、JMiddle及
びJLargeのうちの1つが最小になつたことは、前
回の計測時点における画像情報に対して、現在計測した
3つの計測枠の大きさのうち最も類似性が大きい画像情
報を含んでいることを意味し、前回の計測時点における
計測結果と現在の計測結果との連続性が一番大きい計測
枠を選定したことを意味する。
ツプSP5に移つて小計測枠FMX1、中計測枠FMX
2及び大計測枠FMX3について、評価値JSmal
l、JMiddle及びJLargeのうち最小のもの
を探し、当該最小のものを現在の被写体の大きさとして
決定する。因に評価値JSmall、JMiddle及
びJLargeのうちの1つが最小になつたことは、前
回の計測時点における画像情報に対して、現在計測した
3つの計測枠の大きさのうち最も類似性が大きい画像情
報を含んでいることを意味し、前回の計測時点における
計測結果と現在の計測結果との連続性が一番大きい計測
枠を選定したことを意味する。
【0038】追従信号処理回路23は、続いてステツプ
SP6に移つて当該選定した新しい計測枠の大きさが中
計測枠FMX2と同じ大きさ(すなわち基準計測枠と同
じ大きさ)になるような表示制御信号S1を電子ズーム
制御回路7に供給することにより、前回の計測結果との
連続性を維持した状態に電子ズーム制御回路7を適応制
御する。続いて追従信号処理回路23はステツプSP7
に移つて、新しく基準計測枠内の入つた輝度信号及び色
相信号について、基準輝度頻度特性YStd(i)(図
6)及び基準色相頻度特性HueStd(i)(図5)
を輝度ヒストグラム発生回路27及び色相ヒストグラム
発生回路26から輝度ヒストグラム信号S14及び色相
ヒストグラム信号S13によつて取り込むことにより、
新しい基準特徴パターンを記憶更新し、その後上述のス
テツプSP3に戻つて当該新しい基準特徴パターンに基
づいて新たな自動ズーム動作サイクルに入る。
SP6に移つて当該選定した新しい計測枠の大きさが中
計測枠FMX2と同じ大きさ(すなわち基準計測枠と同
じ大きさ)になるような表示制御信号S1を電子ズーム
制御回路7に供給することにより、前回の計測結果との
連続性を維持した状態に電子ズーム制御回路7を適応制
御する。続いて追従信号処理回路23はステツプSP7
に移つて、新しく基準計測枠内の入つた輝度信号及び色
相信号について、基準輝度頻度特性YStd(i)(図
6)及び基準色相頻度特性HueStd(i)(図5)
を輝度ヒストグラム発生回路27及び色相ヒストグラム
発生回路26から輝度ヒストグラム信号S14及び色相
ヒストグラム信号S13によつて取り込むことにより、
新しい基準特徴パターンを記憶更新し、その後上述のス
テツプSP3に戻つて当該新しい基準特徴パターンに基
づいて新たな自動ズーム動作サイクルに入る。
【0039】因にステツプSP5において例えば小計測
枠FMX1が選択されると、追従信号処理回路23はス
テツプSP6において電子ズーム制御回路7をテレ側に
駆動することにより小計測枠FMX1の画像の大きさを
中計測枠FMX2にまで拡大する。これとは逆にステツ
プSP5において大計測枠FMX3が選択されると、追
従信号処理回路23はステツプSP6において電子ズー
ム制御回路7をワイド側に駆動することにより、大計測
枠FMX3内の画像を中計測枠FMX2内に映出するよ
うに被写体の画像の大きさを縮小する。
枠FMX1が選択されると、追従信号処理回路23はス
テツプSP6において電子ズーム制御回路7をテレ側に
駆動することにより小計測枠FMX1の画像の大きさを
中計測枠FMX2にまで拡大する。これとは逆にステツ
プSP5において大計測枠FMX3が選択されると、追
従信号処理回路23はステツプSP6において電子ズー
ム制御回路7をワイド側に駆動することにより、大計測
枠FMX3内の画像を中計測枠FMX2内に映出するよ
うに被写体の画像の大きさを縮小する。
【0040】これに対してステツプSP5において中計
測枠FMX2が選択されると、追従信号処理回路23は
ステツプSP6において電子ズーム制御回路7をワイド
及びテレ側にいずれにも駆動しないようにすることによ
り、中計測枠FMX2内の画像を引き続き中計測枠FM
X2内に映出するように表示画像の大きさをそのままに
する。以上の構成によれば、ユーザが最初に追従しよう
とする被写体すなわち動く画像部分P1を入力操作器1
2のポインタ位置指定ボタン12Aを操作することによ
り指定したとき、追従信号処理回路23は当該動く画像
部分P1を画面の中央にもつて来て中央の基準計測枠F
MXに入るように移動させる。このとき、動く画像部分
P1の距離が遠くなつて行くような動き方をすれば、表
示画面PIC上の動く画像部分P1の大きさが小さくな
つて行くことにより、小計測枠FMX1から得られる検
出特徴パターンの内容が最も基準特徴パターンに近くな
るので、追従信号処理回路23は電子ズーム制御回路7
をテレ側に駆動することにより表示画面PIC上の動く
画像部分P1の大きさを基準枠FMXRの大きさにする
ように適応制御する。
測枠FMX2が選択されると、追従信号処理回路23は
ステツプSP6において電子ズーム制御回路7をワイド
及びテレ側にいずれにも駆動しないようにすることによ
り、中計測枠FMX2内の画像を引き続き中計測枠FM
X2内に映出するように表示画像の大きさをそのままに
する。以上の構成によれば、ユーザが最初に追従しよう
とする被写体すなわち動く画像部分P1を入力操作器1
2のポインタ位置指定ボタン12Aを操作することによ
り指定したとき、追従信号処理回路23は当該動く画像
部分P1を画面の中央にもつて来て中央の基準計測枠F
MXに入るように移動させる。このとき、動く画像部分
P1の距離が遠くなつて行くような動き方をすれば、表
示画面PIC上の動く画像部分P1の大きさが小さくな
つて行くことにより、小計測枠FMX1から得られる検
出特徴パターンの内容が最も基準特徴パターンに近くな
るので、追従信号処理回路23は電子ズーム制御回路7
をテレ側に駆動することにより表示画面PIC上の動く
画像部分P1の大きさを基準枠FMXRの大きさにする
ように適応制御する。
【0041】これとは逆に動く画像部分P1が近づいて
来るような動き方をした場合には、表示画面PIC上の
動く画像部分P1の大きさが大きくなるので、計測画像
情報のうち特徴パターンが基準特徴パターンに最も近い
検出特徴パターンを大計測枠FMX3から得ることがで
きる。そこで追従信号処理回路23は電子ズーム制御回
路7をワイド側に駆動することにより表示画面PIC上
の動く画像部分P1の大きさが基準計測枠FMXRに入
るような適応制御をする。これに対してカメラに対する
被写体の位置に変化がなければ、表示画面PIC上の動
く画像部分の大きさは常に基準計測枠FMX内に入る大
きさを維持するので、中計測枠FMX2から得られる検
出特徴パターンが基準特徴パターンに対して最も大きな
類似性をもつことになり、このとき追従信号処理回路2
3は電子ズーム制御回路7を駆動させないように制御す
ることにより、表示画面PIC上の動く画像部分P1の
大きさが基準計測枠FMXR内に入るような適応制御を
する。
来るような動き方をした場合には、表示画面PIC上の
動く画像部分P1の大きさが大きくなるので、計測画像
情報のうち特徴パターンが基準特徴パターンに最も近い
検出特徴パターンを大計測枠FMX3から得ることがで
きる。そこで追従信号処理回路23は電子ズーム制御回
路7をワイド側に駆動することにより表示画面PIC上
の動く画像部分P1の大きさが基準計測枠FMXRに入
るような適応制御をする。これに対してカメラに対する
被写体の位置に変化がなければ、表示画面PIC上の動
く画像部分の大きさは常に基準計測枠FMX内に入る大
きさを維持するので、中計測枠FMX2から得られる検
出特徴パターンが基準特徴パターンに対して最も大きな
類似性をもつことになり、このとき追従信号処理回路2
3は電子ズーム制御回路7を駆動させないように制御す
ることにより、表示画面PIC上の動く画像部分P1の
大きさが基準計測枠FMXR内に入るような適応制御を
する。
【0042】このように動く画像部分P1の動きに対し
て常に表示画面PIC上の動く画像部分P1の大きさが
所定の大きさになるようにズーミング制御することがで
きるが、かくするにつき、動く画像部分P1の特徴量と
して計測枠内における各輝度レベル及び位相角になる画
素数の頻度特性を用いるようにしたことにより、たとえ
手ぶれによる画面の揺れがあつたとしてもその影響を受
けないようなズーミング制御をすることができ、かくす
るにつきビデオカメラシステム全体としての構成を簡易
化し得る。また基準特徴パターンを時間の経過に従つて
順次更新して行くようにしたので、動く画像部分の向き
が変化したり動く画像部分の画像が変化したり(例えば
動く画像部分が人間の場合に上着を脱いだりしたような
場合)にも、これに適応してオートズーム制御すること
ができる。
て常に表示画面PIC上の動く画像部分P1の大きさが
所定の大きさになるようにズーミング制御することがで
きるが、かくするにつき、動く画像部分P1の特徴量と
して計測枠内における各輝度レベル及び位相角になる画
素数の頻度特性を用いるようにしたことにより、たとえ
手ぶれによる画面の揺れがあつたとしてもその影響を受
けないようなズーミング制御をすることができ、かくす
るにつきビデオカメラシステム全体としての構成を簡易
化し得る。また基準特徴パターンを時間の経過に従つて
順次更新して行くようにしたので、動く画像部分の向き
が変化したり動く画像部分の画像が変化したり(例えば
動く画像部分が人間の場合に上着を脱いだりしたような
場合)にも、これに適応してオートズーム制御すること
ができる。
【0043】(4)自動追尾処理手順 また追従信号処理回路23は図11に示す自動追尾処理
手順RT2を実行することにより、たとえ自動追尾しよ
うとする被写体すなわち動く画像部分P1が移動した場
合にも、基準計測枠内の画像に対して最も類似性が大き
い画像を常に基準計測枠内に映出することができるよう
に、これに応じて電子ズーム制御回路7を適応制御させ
る。
手順RT2を実行することにより、たとえ自動追尾しよ
うとする被写体すなわち動く画像部分P1が移動した場
合にも、基準計測枠内の画像に対して最も類似性が大き
い画像を常に基準計測枠内に映出することができるよう
に、これに応じて電子ズーム制御回路7を適応制御させ
る。
【0044】追従信号処理回路23は、自動追尾処理手
順RT2に入るとまずステツプSP11においてフレー
ム番号FNをFN=0に初期設定した後、ステツプSP
12に移つて画面の中央にある基準計測枠FMXRをア
ドレス発生回路24によつて指定することにより当該基
準計測枠FMXR内の画素に対応する輝度信号Y及び色
相信号HUEを輝度ヒストグラム発生回路27及び色相
ヒストグラム発生回路26に送出させることにより、基
準輝度頻度特性YStd(i)(図6)及び基準色相頻
度特性HueStd(i)(図5)を基準特徴パターン
として輝度ヒストグラム信号S14及び色相ヒストグラ
ム信号S13によつて記録するような処理を実行する。
順RT2に入るとまずステツプSP11においてフレー
ム番号FNをFN=0に初期設定した後、ステツプSP
12に移つて画面の中央にある基準計測枠FMXRをア
ドレス発生回路24によつて指定することにより当該基
準計測枠FMXR内の画素に対応する輝度信号Y及び色
相信号HUEを輝度ヒストグラム発生回路27及び色相
ヒストグラム発生回路26に送出させることにより、基
準輝度頻度特性YStd(i)(図6)及び基準色相頻
度特性HueStd(i)(図5)を基準特徴パターン
として輝度ヒストグラム信号S14及び色相ヒストグラ
ム信号S13によつて記録するような処理を実行する。
【0045】続いて追従信号処理回路23はステツプS
P13に移つて、図12に示すように、アドレス発生回
路24によつて検出計測枠FMXDの位置をスキヤンさ
せることにより、検出計測枠FMXDによつて表示画面
PIC上の画像情報を検出計測枠FMXDを単位として
抽出して行く。この実施例の場合、検出計測枠FMXD
は、基準計測枠FMXRと同様に、4×4個の小領域A
Rで構成され、アドレス発生回路24は検出計測枠FM
XDの左上隅の小領域アドレスを左側から右側方向にか
つ上側から下側方向に順次指定して行くことによりスキ
ヤンをする。その結果検出計測枠FMXDはアドレス
(x、y)=(0、0)、(1、0)……(12、
0)、(0、1)、(1、1)……(12、1)、…
…、(0、12)、(1、12)……(12、12)の
ように順次シフトするようにスキヤンされる。
P13に移つて、図12に示すように、アドレス発生回
路24によつて検出計測枠FMXDの位置をスキヤンさ
せることにより、検出計測枠FMXDによつて表示画面
PIC上の画像情報を検出計測枠FMXDを単位として
抽出して行く。この実施例の場合、検出計測枠FMXD
は、基準計測枠FMXRと同様に、4×4個の小領域A
Rで構成され、アドレス発生回路24は検出計測枠FM
XDの左上隅の小領域アドレスを左側から右側方向にか
つ上側から下側方向に順次指定して行くことによりスキ
ヤンをする。その結果検出計測枠FMXDはアドレス
(x、y)=(0、0)、(1、0)……(12、
0)、(0、1)、(1、1)……(12、1)、…
…、(0、12)、(1、12)……(12、12)の
ように順次シフトするようにスキヤンされる。
【0046】このようなスキヤンをする間に、追従信号
処理回路16はアドレス(x、y)位置に移動された検
出計測枠FMXD内の画像について、その色相情報及び
輝度情報を、図13及び図14に示すような検出色相頻
度特性Hue(x、y)(i)及び検出輝度頻度特性Y
(x、y)(i)として求める。ここで検出色相頻度特
性Hue(x、y)(i)は検出計測枠FMXDに含ま
れるすべての画素がもつている色相角度y=0〜 359°
の画素の発生頻度により、当該検出計測枠FMXDの色
相検出パターンを表している。これに対して検出輝度頻
度特性Y(x、y)(i)は、検出計測枠FMXDに含
まれるすべての画素がもつている輝度レベル=0〜 255
の画素の発生頻度によつて検出特徴パターンを表してい
る。
処理回路16はアドレス(x、y)位置に移動された検
出計測枠FMXD内の画像について、その色相情報及び
輝度情報を、図13及び図14に示すような検出色相頻
度特性Hue(x、y)(i)及び検出輝度頻度特性Y
(x、y)(i)として求める。ここで検出色相頻度特
性Hue(x、y)(i)は検出計測枠FMXDに含ま
れるすべての画素がもつている色相角度y=0〜 359°
の画素の発生頻度により、当該検出計測枠FMXDの色
相検出パターンを表している。これに対して検出輝度頻
度特性Y(x、y)(i)は、検出計測枠FMXDに含
まれるすべての画素がもつている輝度レベル=0〜 255
の画素の発生頻度によつて検出特徴パターンを表してい
る。
【0047】続いて追従信号処理回路23はステツプS
P14において、輝度信号について次式、
P14において、輝度信号について次式、
【数10】 のように、検出計測枠FMXDについて、検出輝度頻度
特性Y(x、y)(i)と、基準輝度頻度特性YStd
(i)との差の絶対値を輝度レベルy=0〜 255につい
て合計することによりユークリツド距離J1(x、y)
を求め、これを基準計測枠FMXR内の画像の輝度情報
に対するアドレス(x、y)位置にある検出計測枠FM
XD内の輝度情報の類似性を表す情報として得る。
特性Y(x、y)(i)と、基準輝度頻度特性YStd
(i)との差の絶対値を輝度レベルy=0〜 255につい
て合計することによりユークリツド距離J1(x、y)
を求め、これを基準計測枠FMXR内の画像の輝度情報
に対するアドレス(x、y)位置にある検出計測枠FM
XD内の輝度情報の類似性を表す情報として得る。
【0048】また検出計測枠FMXDの色相情報につい
て、追従信号処理回路23は次式、
て、追従信号処理回路23は次式、
【数11】 のように、アドレス(x、y)位置にある検出計測枠F
MXDの検出色相頻度特性Hue(x、y)(i)と、
基準色相頻度特性HueStd(i)との差の絶対値
を、色相角i=0〜 359°について合計することにより
ユークリツド距離J2(x、y)を求め、これにより基
準計測枠FMXRの画像がもつている基準色相パターン
に対して位置(x、y)にある検出計測枠FMXDがも
つている画像の検出特徴パターンに対する類似性を表す
情報を形成する。
MXDの検出色相頻度特性Hue(x、y)(i)と、
基準色相頻度特性HueStd(i)との差の絶対値
を、色相角i=0〜 359°について合計することにより
ユークリツド距離J2(x、y)を求め、これにより基
準計測枠FMXRの画像がもつている基準色相パターン
に対して位置(x、y)にある検出計測枠FMXDがも
つている画像の検出特徴パターンに対する類似性を表す
情報を形成する。
【0049】追従信号処理回路23はこのようにして輝
度及び色相について求めたユークリツド距離J1(x、
y)及びJ2(x、y)に基づいて次式、
度及び色相について求めたユークリツド距離J1(x、
y)及びJ2(x、y)に基づいて次式、
【数12】 のように、その和を演算することにより評価値J(x、
y)を求める。かくして追従信号処理回路23は検出計
測枠FMXDのスキヤン位置(x、y)(x=0、1…
…12、y=0、1……12)にあるすべての検出計測
枠FMXDについての評価値J(x、y)(x=0、1
……12、y=0、1……12)を得た状態において次
のステツプSP15に移つて、評価値J(x、y)が最
小になる検出計測枠FMXDの位置を現在の計測時にお
ける被写体の位置であると決定し、次のステツプSP1
6において当該新しい被写体の位置(x、y)が画面中
央位置に設定されている基準計測枠FMXR(図4)位
置に来るような表示制御信号S1を電子ズーム制御回路
7に与える。
y)を求める。かくして追従信号処理回路23は検出計
測枠FMXDのスキヤン位置(x、y)(x=0、1…
…12、y=0、1……12)にあるすべての検出計測
枠FMXDについての評価値J(x、y)(x=0、1
……12、y=0、1……12)を得た状態において次
のステツプSP15に移つて、評価値J(x、y)が最
小になる検出計測枠FMXDの位置を現在の計測時にお
ける被写体の位置であると決定し、次のステツプSP1
6において当該新しい被写体の位置(x、y)が画面中
央位置に設定されている基準計測枠FMXR(図4)位
置に来るような表示制御信号S1を電子ズーム制御回路
7に与える。
【0050】続いて追従信号処理回路23はステツプS
P17に移つて、新しく基準計測枠FMXRに来た画像
について、輝度信号及び色相信号の基準頻度特性データ
(図5、図6)を基準特徴パターンとして更新した後、
上述のステツプSP13に戻つて次の自動追尾サイクル
に入る。かくして追従信号処理回路16は追尾すべき被
写体として動く画像部分P1が移動したとき、表示画面
PIC全体について基準計測枠FMXRの画像情報に対
して最も類似性が大きい画像情報を有する検出計測枠F
MXDの位置を求め、当該最も類似性が大きい検出計測
枠FMXDを基準計測枠FMXR位置に来るように電子
ズーム制御回路7を制御するようにしたことにより、動
く画像部分P1の移動に対してこれに応動するように拡
大表示装置1を適応動作させることができる。
P17に移つて、新しく基準計測枠FMXRに来た画像
について、輝度信号及び色相信号の基準頻度特性データ
(図5、図6)を基準特徴パターンとして更新した後、
上述のステツプSP13に戻つて次の自動追尾サイクル
に入る。かくして追従信号処理回路16は追尾すべき被
写体として動く画像部分P1が移動したとき、表示画面
PIC全体について基準計測枠FMXRの画像情報に対
して最も類似性が大きい画像情報を有する検出計測枠F
MXDの位置を求め、当該最も類似性が大きい検出計測
枠FMXDを基準計測枠FMXR位置に来るように電子
ズーム制御回路7を制御するようにしたことにより、動
く画像部分P1の移動に対してこれに応動するように拡
大表示装置1を適応動作させることができる。
【0051】これに対して基準計測枠FMXRの位置に
ある動画像部分P1が移動しなかつた場合には、基準計
測枠FMXRと同じ位置にある検出計測枠FMXDから
得られた検出特徴パターンについてこれが最も基準特徴
パターンに対して類似性が大きいという評価をステツプ
SP14において得ることができることにより、追従信
号処理回路23は表示制御信号S1によつて新しい被写
体が引き続き検出計測枠FMXR内にある状態を保持さ
せるように拡大表示装置1を制御する。以上の構成によ
れば、ユーザが最初に追従すべき被写体をポインタP3
によつて指定しさえすれば、その後被写体が表示画面P
IC内を移動しても、追従信号処理回路16が当該移動
位置を輝度信号及び色相信号の頻度特性データに基づい
て得られる検出特徴パターンと基準検出パターンとの比
較によつて確実に検出することによりビデオカメラシス
テムを被写体の移動に適応動作させることができる。
ある動画像部分P1が移動しなかつた場合には、基準計
測枠FMXRと同じ位置にある検出計測枠FMXDから
得られた検出特徴パターンについてこれが最も基準特徴
パターンに対して類似性が大きいという評価をステツプ
SP14において得ることができることにより、追従信
号処理回路23は表示制御信号S1によつて新しい被写
体が引き続き検出計測枠FMXR内にある状態を保持さ
せるように拡大表示装置1を制御する。以上の構成によ
れば、ユーザが最初に追従すべき被写体をポインタP3
によつて指定しさえすれば、その後被写体が表示画面P
IC内を移動しても、追従信号処理回路16が当該移動
位置を輝度信号及び色相信号の頻度特性データに基づい
て得られる検出特徴パターンと基準検出パターンとの比
較によつて確実に検出することによりビデオカメラシス
テムを被写体の移動に適応動作させることができる。
【0052】また上述の構成によれば、基準パターンが
時間の経過に従つて順次更新されて行くので、被写体の
向きが変わつたり、近づいて来て大きくなつたり、被写
体に変化が生じたり(人間の場合上着を脱いだりするよ
うな場合)しても、当該変化に確実に追尾することがで
きる。
時間の経過に従つて順次更新されて行くので、被写体の
向きが変わつたり、近づいて来て大きくなつたり、被写
体に変化が生じたり(人間の場合上着を脱いだりするよ
うな場合)しても、当該変化に確実に追尾することがで
きる。
【0053】(5)再生追従処理手順 以上の構成において拡大表示装置1(図1)は、拡大表
示制御回路9が図15に示す再生追従処理手順RT3を
実行することにより、表示画面PIC上の動く画像部分
P1を表示画面PIC上の中央位置に所定の拡大率で拡
大表示する。すなわち拡大表示制御回路9は再生追従処
理手順RT3に入ると、まずステツプSP21におい
て、オペレータが入力操作器2のポインタ位置指定ボタ
ン12Aによつてズームしたい表示部分、例えば動く画
像部分P1の位置にポインタP3を移動させるのを待ち
受ける。
示制御回路9が図15に示す再生追従処理手順RT3を
実行することにより、表示画面PIC上の動く画像部分
P1を表示画面PIC上の中央位置に所定の拡大率で拡
大表示する。すなわち拡大表示制御回路9は再生追従処
理手順RT3に入ると、まずステツプSP21におい
て、オペレータが入力操作器2のポインタ位置指定ボタ
ン12Aによつてズームしたい表示部分、例えば動く画
像部分P1の位置にポインタP3を移動させるのを待ち
受ける。
【0054】やがてポインタP3が設定された後、ステ
ツプSP22においてオペレータが入力操作器2のズー
ム動作開始ボタン12Bを操作すると、拡大表示制御回
路9は対象物自動追従回路15の追従信号処理回路23
(図2)に対して対象物指定データS3を与えることに
より自動ズーム処理手順(図7)を実行させ、これによ
りポインタP3の位置に表示されている対象物の画像部
分(すなわち動く画像部分P1)を表示画面PICの中
心位置にもつて来た後、電子ズームをする。その後拡大
表示制御回路9はオペレータが操作入力器12の倍率可
変ボタン12Dを操作することによりズーム倍率を切り
換えたとき、自動ズーム処理手順RT1(図7)を実行
することにより、図16に示すように、指定されたズー
ム倍率の大きさの画像部分、すなわち動く画像部分P1
を表示画面PIC上に表す。
ツプSP22においてオペレータが入力操作器2のズー
ム動作開始ボタン12Bを操作すると、拡大表示制御回
路9は対象物自動追従回路15の追従信号処理回路23
(図2)に対して対象物指定データS3を与えることに
より自動ズーム処理手順(図7)を実行させ、これによ
りポインタP3の位置に表示されている対象物の画像部
分(すなわち動く画像部分P1)を表示画面PICの中
心位置にもつて来た後、電子ズームをする。その後拡大
表示制御回路9はオペレータが操作入力器12の倍率可
変ボタン12Dを操作することによりズーム倍率を切り
換えたとき、自動ズーム処理手順RT1(図7)を実行
することにより、図16に示すように、指定されたズー
ム倍率の大きさの画像部分、すなわち動く画像部分P1
を表示画面PIC上に表す。
【0055】その後拡大表示制御回路9はステツプSP
24に移つて自動追尾処理手順RT2(図11)を実行
させることにより、連続するシーンについてポインタP
3によつて指定された対象物の映像が移動したときこれ
を追尾するような動作をする。続いて拡大表示制御回路
9はステツプSP25に移つて当該追尾している対象物
の座標を画面の中心に設定して電子ズーム処理(図7)
をする。その後拡大表示制御回路9は入力操作器12の
ズーム動作停止ボタン12Cが押されたか否かを判断
し、否定結果が得られたとき(このことはズーム動作停
止ボタン12Cが操作されていないことを意味する)、
このとき拡大表示制御回路9は上述のステツプSP24
に戻つて自動追尾処理(図11)及びステツプSP25
の電子ズーム処理(図7)を繰り返し実行する。
24に移つて自動追尾処理手順RT2(図11)を実行
させることにより、連続するシーンについてポインタP
3によつて指定された対象物の映像が移動したときこれ
を追尾するような動作をする。続いて拡大表示制御回路
9はステツプSP25に移つて当該追尾している対象物
の座標を画面の中心に設定して電子ズーム処理(図7)
をする。その後拡大表示制御回路9は入力操作器12の
ズーム動作停止ボタン12Cが押されたか否かを判断
し、否定結果が得られたとき(このことはズーム動作停
止ボタン12Cが操作されていないことを意味する)、
このとき拡大表示制御回路9は上述のステツプSP24
に戻つて自動追尾処理(図11)及びステツプSP25
の電子ズーム処理(図7)を繰り返し実行する。
【0056】かくしてステツプSP26−SP24−S
P25−SP26の自動追尾及び電子ズーム処理を実行
することにより、追従したい画像部分を必要に応じて所
定の大きさでしかも常に中央位置に表示させることがで
きる。これに対してステツプSP26において肯定結果
が得られると(このことはオペレータによつてズーム動
作停止ボタン12Cが操作されたことを意味する)、拡
大表示制御回路9はステツプSP27において通常の画
面、すなわち磁気テープ2から再生した映像信号をその
ままモニタ14の表示画面PICに映出させることによ
り得られる画面を表示する元の状態に戻る。かくするに
つき、オペレータは、磁気テープ2から再生されている
被写体の画像情報を、あたかも現在テレビジヨンカメラ
を使つて被写体を撮像しているかのような臨場感をもち
ながら、インタラクテイブに再生表示させることができ
る。
P25−SP26の自動追尾及び電子ズーム処理を実行
することにより、追従したい画像部分を必要に応じて所
定の大きさでしかも常に中央位置に表示させることがで
きる。これに対してステツプSP26において肯定結果
が得られると(このことはオペレータによつてズーム動
作停止ボタン12Cが操作されたことを意味する)、拡
大表示制御回路9はステツプSP27において通常の画
面、すなわち磁気テープ2から再生した映像信号をその
ままモニタ14の表示画面PICに映出させることによ
り得られる画面を表示する元の状態に戻る。かくするに
つき、オペレータは、磁気テープ2から再生されている
被写体の画像情報を、あたかも現在テレビジヨンカメラ
を使つて被写体を撮像しているかのような臨場感をもち
ながら、インタラクテイブに再生表示させることができ
る。
【0057】(6)他の実施例 なお上述の実施例においては、ビデオテープレコーダか
ら再生された再生映像信号について、ユーザが指定した
特定の画像部分を所定の大きさに拡大した画像を、必要
に応じて表示画面に表示できるようにした場合について
述べたが、入力映像信号の供給源としてはビデオテープ
レコーダに限らず、テレビジヨン受信信号、レーザデイ
スク装置などの種々の映像記録装置から送出される再生
映像信号に広く適用し得る。また上述の実施例において
は、拡大表示すべき画像部分を指定する手段として赤外
線リモートコントローラ構成の入力操作器12を用いる
ようにした場合について述べたが、当該ポインタの指定
手段としては、例えばマウスなどのような種々のポイン
テイングデバイスを用いても良い。
ら再生された再生映像信号について、ユーザが指定した
特定の画像部分を所定の大きさに拡大した画像を、必要
に応じて表示画面に表示できるようにした場合について
述べたが、入力映像信号の供給源としてはビデオテープ
レコーダに限らず、テレビジヨン受信信号、レーザデイ
スク装置などの種々の映像記録装置から送出される再生
映像信号に広く適用し得る。また上述の実施例において
は、拡大表示すべき画像部分を指定する手段として赤外
線リモートコントローラ構成の入力操作器12を用いる
ようにした場合について述べたが、当該ポインタの指定
手段としては、例えばマウスなどのような種々のポイン
テイングデバイスを用いても良い。
【0058】また上述の実施例においては、拡大した画
像を中央位置に表示するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、中央位置以外の位置に表示
するようにしても良い。また上述の実施例においては図
16に示すように、表示画面PIC上に拡大した映像部
分だけを表示するようにしたが、これに加えて拡大前の
画面を表示画面PICの一部にスーパーインポーズして
表示するようにしても良い。
像を中央位置に表示するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、中央位置以外の位置に表示
するようにしても良い。また上述の実施例においては図
16に示すように、表示画面PIC上に拡大した映像部
分だけを表示するようにしたが、これに加えて拡大前の
画面を表示画面PICの一部にスーパーインポーズして
表示するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、入力され
た映像信号のうち、ユーザが指定した映像部分につい
て、これを必要に応じて指定することにより拡大して表
示画面上の所定の位置に表示することができるような拡
大表示装置を容易に実現できる。
た映像信号のうち、ユーザが指定した映像部分につい
て、これを必要に応じて指定することにより拡大して表
示画面上の所定の位置に表示することができるような拡
大表示装置を容易に実現できる。
【図1】図1は本発明による拡大表示装置の全体構成を
示すブロツク図である。
示すブロツク図である。
【図2】図2は図1の対象物自動追従回路15の詳細構
成を示すブロツク図である。
成を示すブロツク図である。
【図3】図3は視覚刺激を表すHLS座標系の説明に供
する略線図である。
する略線図である。
【図4】図4は基準計測枠FMXRの説明に供する略線
図である。
図である。
【図5】図5は図4の基準計測枠FMXRから得られる
基準色相頻度特性を示す特性曲線図である。
基準色相頻度特性を示す特性曲線図である。
【図6】図6は図4の基準計測枠FMXRから得られる
基準輝度頻度特性を示す特性曲線図である。
基準輝度頻度特性を示す特性曲線図である。
【図7】図7は自動ズーム処理手順を示すフローチヤー
トである。
トである。
【図8】図8は検出計測枠を示す略線図である。
【図9】図9は検出色相頻度特性を示す略線図である。
【図10】図10は検出輝度頻度特性を示す特性曲線図
である。
である。
【図11】図11は自動追尾処理手順を示すフローチヤ
ートである。
ートである。
【図12】図12は図11において用いる検出計測枠を
示す略線図である。
示す略線図である。
【図13】図13は図12の検出計測枠から得られる検
出色相頻度特性を示す特性曲線図である。
出色相頻度特性を示す特性曲線図である。
【図14】図14は図12の検出計測枠から得られる検
出輝度頻度特性を示す特性曲線図である。
出輝度頻度特性を示す特性曲線図である。
【図15】図15は再生追従処理手順を示すフローチヤ
ートである。
ートである。
【図16】図16は拡大された画像を映出した状態のモ
ニタの表示画面を示す正面図である。
ニタの表示画面を示す正面図である。
1……拡大表示装置、2……磁気テープ、3……再生ヘ
ツド、4……再生処理回路、5……アナログ/デイジタ
ル変換回路、6……デイジタル映像処理回路、7……電
子ズーム制御回路、8……フイールドメモリ、9……拡
大表示制御回路、10……スーパーインポーズ回路、1
2……入力操作器、14……モニタ、13……指令受信
器、15……対象物自動追従回路、21……飽和度/色
相検出回路、22……画像メモリ、23……追従信号処
理回路、24……アドレス発生回路、26……色相ヒス
トグラム発生回路、27……輝度ヒストグラム発生回
路。
ツド、4……再生処理回路、5……アナログ/デイジタ
ル変換回路、6……デイジタル映像処理回路、7……電
子ズーム制御回路、8……フイールドメモリ、9……拡
大表示制御回路、10……スーパーインポーズ回路、1
2……入力操作器、14……モニタ、13……指令受信
器、15……対象物自動追従回路、21……飽和度/色
相検出回路、22……画像メモリ、23……追従信号処
理回路、24……アドレス発生回路、26……色相ヒス
トグラム発生回路、27……輝度ヒストグラム発生回
路。
Claims (7)
- 【請求項1】入力映像信号によつて形成される入力画像
内にオペレータが見たい画像部分を特定できる位置指定
手段と、 上記位置指定手段によつて指定された位置に所定の大き
さの基準計測枠を形成すると共に、上記基準計測枠の画
像部分を画面内の所定の基準映出位置に移動させて映出
させるような表示画面を形成する基準計測枠形成手段
と、 所定の大きさを有する複数の検出計測枠を上記表示画面
内においてスキヤンさせる検出計測枠形成手段と、 上記基準計測枠内にある画素データに基づいて映像信号
基準頻度特性データを求める基準頻度特性データ形成手
段と、 上記検出計測枠内にある画素データに基づいて映像信号
検出頻度特性データを求める検出頻度特性データ形成手
段と、 上記検出頻度特性データ形成手段及び上記基準頻度特性
データ形成手段の出力データを比較して類似性が大きい
検出計測枠を選定する検出計測枠選定手段と、 上記選定された検出計測枠の画像部分が画面内の基準計
測枠内の基準位置に映出されるように上記表示画面に映
出される画像の範囲を変更する画像変更手段とを具える
ことを特徴とする拡大表示装置。 - 【請求項2】上記基準計測枠形成手段の上記所定の基準
位置は、上記表示画面内の中央位置に選定され、 上記画像変更手段は上記選定された検出計測枠の画像部
分を上記表示画面の中央位置に移動することにより追尾
動作すると共に、ズームすることにより拡大することを
特徴とする拡大表示装置。 - 【請求項3】上記検出計測枠形成手段は互いに大きさが
異なる複数の検出計測枠を形成し、 上記検出頻度特性データ形成手段は上記複数の検出計測
枠からそれぞれ上記映像信号検出頻度特性データを形成
し、 上記検出計測枠選定手段は、上記複数の検出計測枠の上
記映像信号検出頻度特性データのうち最も類似性が大き
い映像検出頻度特定データを有する検出計測枠を選定
し、 上記画像変更手段は上記検出計測枠選定手段によつて選
定された上記検出計測枠の大きさを上記基準計測枠の大
きさと一致させるように上記画素情報形成手段をズーミ
ング制御することを特徴とする請求項2に記載の拡大表
示装置。 - 【請求項4】上記検出計測枠選定手段は上記表示画面上
の互いに異なる所定の位置に複数の検出計測枠を設定
し、 上記検出頻度特性データ形成手段は上記複数の検出計測
枠からそれぞれ上記映像信号検出頻度特性データを形成
し、 上記検出計測枠選定手段は上記複数の検出計測枠の上記
映像信号検出頻度特性データのうち最も類似性が大きい
検出頻度特性データを有する検出計測枠を決定し、 上記画像変更制御手段は上記検出計測枠選定手段によつ
て選定された上記検出計測枠内の画像情報を上記計測枠
内に入れるように上記画素情報形成手段を追尾制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の拡大表示装置。 - 【請求項5】上記検出計測枠選定手段は、上記複数の検
出計測枠についてそれぞれ上記基準頻度特性データに対
する上記検出頻度特性データのユークリツド距離を演算
し、当該ユークリツド距離が小さい検出計測枠を上記類
似性が大きい検出計測枠として選定することを特徴とす
る請求項3又は4に記載の拡大表示装置。 - 【請求項6】さらに、 上記表示画面の一部に、上記入力映像信号によつて形成
される入力画像を縮小してスーパーインポーズするスー
パーインポーズ手段を具えることを特徴とする請求項1
に記載の拡大表示装置。 - 【請求項7】さらに、 上記検出計測枠選択手段によつて上記類似性が大きい検
出計測枠を検出することができなくなつたとき、上記表
示画面内の画像を上記入力映像信号によつて形成される
入力画像に戻す表示復帰手段を具えることを特徴とする
請求項1に記載の拡大表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4322654A JPH06149227A (ja) | 1992-11-07 | 1992-11-07 | 拡大表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4322654A JPH06149227A (ja) | 1992-11-07 | 1992-11-07 | 拡大表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06149227A true JPH06149227A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18146115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4322654A Pending JPH06149227A (ja) | 1992-11-07 | 1992-11-07 | 拡大表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06149227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100598948B1 (ko) * | 2004-06-18 | 2006-07-12 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 텔레비전의 화면 줌 조절방법 |
JP2012222588A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Sony Corp | 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム |
-
1992
- 1992-11-07 JP JP4322654A patent/JPH06149227A/ja active Pending
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