JPH06146836A - オイルポンプ - Google Patents
オイルポンプInfo
- Publication number
- JPH06146836A JPH06146836A JP4291733A JP29173392A JPH06146836A JP H06146836 A JPH06146836 A JP H06146836A JP 4291733 A JP4291733 A JP 4291733A JP 29173392 A JP29173392 A JP 29173392A JP H06146836 A JPH06146836 A JP H06146836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- pump
- relief hole
- relief
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイル粘度が高い場合でもポンプの吸い込み
性が悪化することの無いオイルポンプの提供を目的とす
る。 【構成】 オイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超え
た場合に運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側
に戻すリリーフバルブを有したオイルポンプにおいて、
ハウジングに設けられ油がリリーフ穴よりリリーフされ
ると同時にハウジング外とリリーフ穴とを連通する空気
穴を備えた。
性が悪化することの無いオイルポンプの提供を目的とす
る。 【構成】 オイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超え
た場合に運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側
に戻すリリーフバルブを有したオイルポンプにおいて、
ハウジングに設けられ油がリリーフ穴よりリリーフされ
ると同時にハウジング外とリリーフ穴とを連通する空気
穴を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルポンプに関し、
オイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた場合に運
搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に戻すリリ
ーフバルブを有したオイルポンプに関する。
オイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた場合に運
搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に戻すリリ
ーフバルブを有したオイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプとしては、特開平3−17
5182号に記載のものがある。これは、ポンプの吸い
込み口に絞り箇所を設けることによって、所定回転数以
上の領域において、吸い込み負圧を増大させ、キャビテ
ーションを強制的に発生させて空気を吸い込ませること
により、ポンプの駆動に必要な動力を低減させることが
行われている。
5182号に記載のものがある。これは、ポンプの吸い
込み口に絞り箇所を設けることによって、所定回転数以
上の領域において、吸い込み負圧を増大させ、キャビテ
ーションを強制的に発生させて空気を吸い込ませること
により、ポンプの駆動に必要な動力を低減させることが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術で
は、吸い込み口に絞り箇所を設けているため、低温時等
のオイル粘度が高い時には吸入性が悪化し、吸入に大き
な動力を必要とする。又、必要な油力を吸い込みきれな
い場合がある。
は、吸い込み口に絞り箇所を設けているため、低温時等
のオイル粘度が高い時には吸入性が悪化し、吸入に大き
な動力を必要とする。又、必要な油力を吸い込みきれな
い場合がある。
【0004】従って、本発明の技術的課題は、オイル粘
度が高い場合でもポンプの吸い込み性が悪化することな
く、ポンプの駆動に必要な動力を低減させることができ
るオイルポンプの提供である。
度が高い場合でもポンプの吸い込み性が悪化することな
く、ポンプの駆動に必要な動力を低減させることができ
るオイルポンプの提供である。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、内部にシリンダ空間
を形成するハウジングと、シリンダ空間を付勢力に抗し
て移動するバルブ本体と、ハウジングに設けられシリン
ダ空間内とポンプ吸い込み側と連通しシリンダ空間内の
オイルを再びポンプ吸い込み側に戻すリリーフ穴とを備
えオイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた場合に
運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に戻すリ
リーフバルブを有したオイルポンプにおいて、ハウジン
グに設けられ油がリリーフ穴よりリリーフされると同時
にハウジング外とリリーフ穴とを連通する空気穴を備え
たことである。
決するために講じた技術的手段は、内部にシリンダ空間
を形成するハウジングと、シリンダ空間を付勢力に抗し
て移動するバルブ本体と、ハウジングに設けられシリン
ダ空間内とポンプ吸い込み側と連通しシリンダ空間内の
オイルを再びポンプ吸い込み側に戻すリリーフ穴とを備
えオイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた場合に
運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に戻すリ
リーフバルブを有したオイルポンプにおいて、ハウジン
グに設けられ油がリリーフ穴よりリリーフされると同時
にハウジング外とリリーフ穴とを連通する空気穴を備え
たことである。
【0007】
【作用】本発明の作用を説明する。ハウジングに設けら
れオイルがリリーフ穴よりリリーフされると同時にハウ
ジング外とリリーフ穴とを連通する空気穴を備えたこと
によって、オイル過剰運搬でオイル吐出圧力が所定値を
超えると、過剰なオイルはリリーフ穴を通り、リリーフ
穴の途中で空気を含んでポンプの吸い込み側に戻され
る。
れオイルがリリーフ穴よりリリーフされると同時にハウ
ジング外とリリーフ穴とを連通する空気穴を備えたこと
によって、オイル過剰運搬でオイル吐出圧力が所定値を
超えると、過剰なオイルはリリーフ穴を通り、リリーフ
穴の途中で空気を含んでポンプの吸い込み側に戻され
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0009】図1は、リリーフバルブの縦断面図であ
り、オイルがリリーフされていない状態(バルブが閉じ
ている状態)を示す。同図において、10はリリーフバ
ルブであり、ハウジング11内のシリンダ空間にバルブ
本体12が摺動可能に配設され、バルブ本体12はスプ
リング13の付勢力により常時下方向に付勢され、図示
しないオイルポンプの吐出ポートと連通する油入路14
とオイルの流出路であるリリーフ穴15との連通を遮断
し、並びに、バルブ本体12は、ハウジング11に設け
られた空気穴16とリリーフ穴15との連通も遮断して
いる。又、バルブ本体12は中央部に小径部12aが形
成されている。リリーフ穴15は、ポンプの吸い込み側
に連通している。又、スプリング13の上端は、ハウジ
ング11の図中上方にネジ結合されているプラグ17に
支持されている。
り、オイルがリリーフされていない状態(バルブが閉じ
ている状態)を示す。同図において、10はリリーフバ
ルブであり、ハウジング11内のシリンダ空間にバルブ
本体12が摺動可能に配設され、バルブ本体12はスプ
リング13の付勢力により常時下方向に付勢され、図示
しないオイルポンプの吐出ポートと連通する油入路14
とオイルの流出路であるリリーフ穴15との連通を遮断
し、並びに、バルブ本体12は、ハウジング11に設け
られた空気穴16とリリーフ穴15との連通も遮断して
いる。又、バルブ本体12は中央部に小径部12aが形
成されている。リリーフ穴15は、ポンプの吸い込み側
に連通している。又、スプリング13の上端は、ハウジ
ング11の図中上方にネジ結合されているプラグ17に
支持されている。
【0010】図2は、図1と同様にリリーフバルブの縦
断面図であり、オイルがリリーフされている状態(バル
ブが開いている状態)を示す。
断面図であり、オイルがリリーフされている状態(バル
ブが開いている状態)を示す。
【0011】次に、本実施例の作用を説明する。ポンプ
の吐出圧が上昇してスプリング13の付勢力よりも大き
くなると、スプリング13が縮みバルブ本体12が図中
上方に押されていく。そして、バルブ本体12が更に上
方へ押し上げられ、油入路14とリリーフ穴15とが連
通すると、空気穴16もリリーフ穴15と連通する。
の吐出圧が上昇してスプリング13の付勢力よりも大き
くなると、スプリング13が縮みバルブ本体12が図中
上方に押されていく。そして、バルブ本体12が更に上
方へ押し上げられ、油入路14とリリーフ穴15とが連
通すると、空気穴16もリリーフ穴15と連通する。
【0012】すると、油入路14内のオイルはリリーフ
穴15内のオイルよりも圧力が高いために、リリーフ穴
15に流れ込む。又、リリーフ穴15は、空気穴16と
も連通しているために、空気はハウジング11とバルブ
本体12の中央部の小径部12aとの隙間18を通り、
リリーフ穴15に入り込みオイルと一緒にポンプの吸い
込み側に流れていく。
穴15内のオイルよりも圧力が高いために、リリーフ穴
15に流れ込む。又、リリーフ穴15は、空気穴16と
も連通しているために、空気はハウジング11とバルブ
本体12の中央部の小径部12aとの隙間18を通り、
リリーフ穴15に入り込みオイルと一緒にポンプの吸い
込み側に流れていく。
【0013】
【発明の効果】本発明の効果を説明する。内部にシリン
ダ空間を形成するハウジングと、シリンダ空間を付勢力
に抗して移動するバルブ本体と、ハウジングに設けられ
シリンダ空間内とポンプ吸い込み側と連通しシリンダ空
間内のオイルを再びポンプ吸い込み側に戻すリリーフ穴
とを備えオイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた
場合に運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に
戻すリリーフバルブを有したオイルポンプにおいて、ハ
ウジングに設けられ油がリリーフ穴よりリリーフされる
と同時にハウジング外とリリーフ穴とを連通する空気穴
を備えたことを特徴とするオイルポンプであって、オイ
ル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えると過剰なオイ
ルは空気を含んでポンプの吸い込み側に戻される。これ
により、ポンプには空気が混入されポンプ内のオイルの
一部が空気におきかわるため、空気混入量分はオイルを
吐出しないことにより、オイルの所定吐出圧以上におい
て、ポンプを駆動するのに必要な動力は小さくてすみ、
駆動力の低減につながる。更に、ポンプの吸い込み側に
絞り部が無いので、オイルの吸い込み性が悪化すること
は無い。
ダ空間を形成するハウジングと、シリンダ空間を付勢力
に抗して移動するバルブ本体と、ハウジングに設けられ
シリンダ空間内とポンプ吸い込み側と連通しシリンダ空
間内のオイルを再びポンプ吸い込み側に戻すリリーフ穴
とを備えオイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた
場合に運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に
戻すリリーフバルブを有したオイルポンプにおいて、ハ
ウジングに設けられ油がリリーフ穴よりリリーフされる
と同時にハウジング外とリリーフ穴とを連通する空気穴
を備えたことを特徴とするオイルポンプであって、オイ
ル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えると過剰なオイ
ルは空気を含んでポンプの吸い込み側に戻される。これ
により、ポンプには空気が混入されポンプ内のオイルの
一部が空気におきかわるため、空気混入量分はオイルを
吐出しないことにより、オイルの所定吐出圧以上におい
て、ポンプを駆動するのに必要な動力は小さくてすみ、
駆動力の低減につながる。更に、ポンプの吸い込み側に
絞り部が無いので、オイルの吸い込み性が悪化すること
は無い。
【図1】リリーフバルブの縦断面図であり、バルブが閉
じている状態を示す。
じている状態を示す。
【図2】図1と同様にリリーフバルブの縦断面図であ
り、バルブが開いている状態を示す。
り、バルブが開いている状態を示す。
10・・・リリーフバルブ 11・・・ハウジング 12・・・バルブ本体 12a・・・小径部 13・・・スプリング 14・・・油入路 15・・・リリーフ穴 16・・・空気穴
Claims (1)
- 【請求項1】 内部にシリンダ空間を形成するハウジン
グと、前記シリンダ空間を付勢力に抗して移動するバル
ブ本体と、前記ハウジングに設けられ前記シリンダ空間
内とポンプ吸い込み側と連通し前記シリンダ空間内の前
記オイルを再びポンプ吸い込み側に戻すリリーフ穴とを
備えオイル過剰運搬でオイル圧力が所定値を超えた場合
に運搬される過剰なオイルをポンプの吸い込み側に戻す
リリーフバルブを有したオイルポンプにおいて、 前記ハウジングに設けられ前記油が前記リリーフ穴より
リリーフされると同時に前記ハウジング外と前記リリー
フ穴とを連通する空気穴を備えたことを特徴とするオイ
ルポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29173392A JP3196358B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29173392A JP3196358B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | オイルポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146836A true JPH06146836A (ja) | 1994-05-27 |
JP3196358B2 JP3196358B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=17772700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29173392A Expired - Fee Related JP3196358B2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | オイルポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3196358B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100559412B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2006-03-10 | 현대자동차주식회사 | 오일펌프의 유량 조절밸브 |
KR101251267B1 (ko) * | 2011-04-07 | 2013-04-10 | 마그나파워트레인코리아 주식회사 | 릴리프 밸브 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP29173392A patent/JP3196358B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100559412B1 (ko) * | 1999-12-30 | 2006-03-10 | 현대자동차주식회사 | 오일펌프의 유량 조절밸브 |
KR101251267B1 (ko) * | 2011-04-07 | 2013-04-10 | 마그나파워트레인코리아 주식회사 | 릴리프 밸브 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3196358B2 (ja) | 2001-08-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |