JPH06145788A - プレス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法 - Google Patents
プレス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPH06145788A JPH06145788A JP29454292A JP29454292A JPH06145788A JP H06145788 A JPH06145788 A JP H06145788A JP 29454292 A JP29454292 A JP 29454292A JP 29454292 A JP29454292 A JP 29454292A JP H06145788 A JPH06145788 A JP H06145788A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- austenite
- high strength
- cooling
- strength steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
態誘起塑性を利用するプレス成形性の良好な高強度鋼板
の製造法。 【構成】 C:0.06〜0.22%、Si:0.05
〜1.0%、Mn:0.5〜2.0%、Al:0.25
〜1.5%と必要に応じMo:0.03〜0.3%を含
み、かつAlとSi,Cの関係が0.6Si(%)≦A
l(%)≦3−12.5C(%)を満足する鋼の冷延板
を650〜900℃の二相共存温度域で10秒〜3分焼
鈍した後4〜200℃/sの冷却速度で350〜600
℃に冷却し、この範囲で5秒〜10分保持してから5℃
/s以上の冷却速度で250℃以下に冷却することが特
徴の残留オーステナイトを体積率で3〜20%含むプレ
ス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法。 【効果】 連続焼鈍設備で容易なだけでなく、溶融メッ
キ設備でも製造可能で高強度鋼板の表面耐食性を向上で
きる。
Description
強度鋼板の製造方法に関するものである。
民生活に占める地位は年ごとに高まっており、環境破壊
と地球温暖化を防止するために燃費を低減し化石燃料の
消費を抑制することが従来にも増して重要となってきて
いる。このためエンジン性能の向上とともに車体の軽量
化が要求され、主要な車体構成材料である鋼板に対して
は成形性を損なわずに一層の強度増加と表面耐食性の向
上を図ることが求められている。成形性の指標値には引
張試験における伸びをはじめとしてn値やr値がある
が、一体成形によるプレス工程の簡略化が課題となって
いる昨今では均一伸びに相当するn値の大きいことがな
かでも重要になってきている。
性の活用が提唱され、高価な合金元素を含まずに0.0
7〜0.4%程度のCと0.3〜2.0%程度のSiお
よび0.2〜2.5%程度のMnのみを基本的な合金元
素とし、二相域で焼鈍後300〜450℃内外の温度で
ベイナイト変態を行うことが特徴の熱処理により残留オ
ーステナイトを金属組織中に含む鋼板が特開平1−23
0715号公報や特開平2−217425号公報等で提
唱されている。この種の鋼板は連続焼鈍で製造された冷
延鋼板ばかりでなく、特開平1−79345号公報のよ
うにランアウトテーブルでの冷却と巻取温度を制御する
ことにより熱延鋼板でも得るところがあり、広範な実用
化が期待されるところである。
30715号公報や特開平2−217425号公報等で
開示されている鋼板は0.3〜2.0%のSiを添加
し、その特異なベイナイト変態を活用し残留オーステナ
イトを確保しているため、二相共存温度域で焼鈍後の冷
却や300〜450℃内外の温度域での保持をかなり厳
格に制御しないと意図する金属組織が得られず、強度や
伸びが目標の範囲をはずれる。この熱履歴は工業的には
連続焼鈍設備において実現されはするが、450〜60
0℃ではオーステナイトの変態がすみやかに完了するの
で450〜600℃に滞留する時間を特に短くするよう
な制御が要求され、350〜450℃でも保持する時間
によって金属組織が著しく変化するので所期の条件から
はずれると陳腐な強度と伸びしか得られない。また45
0〜600℃に滞留する時間が長いことやメッキ性を悪
くするSiを合金元素として含むことから溶融メッキ設
備を通板させてメッキ鋼板とはできず、表面耐食性が劣
るため広範な工業的利用が妨げられていた。本発明はか
かる問題点を解決し、プレス成形性の良好な高強度鋼板
を連続焼鈍設備で容易に、また表面耐食性を向上するた
め溶融メッキ設備でも製造可能な方法を提供するもので
ある。
ライトをマトリクスとしベイナイト、マルテンサイトと
3〜20%の残留オーステナイトが混在する金属組織を
有し、残留オーステナイトの変態誘起塑性を活用して成
形性の良好な高強度鋼板を連続焼鈍設備や溶融メッキ設
備で困難なく製造するにはSiの添加量を減じ、CやS
iの量と一定の関係を保ちながらAlを添加することが
重要なことを本発明者らは見いだした。また必要に応じ
てMoを添加することも効果的なことにも着目し、本発
明はなされたものである。すなわち、本発明は重量%で
C:0.06〜0.22%、Si:0.05〜1.0
%、Mn:0.5〜2.0%、Al:0.25〜1.5
%を含有し、かつAlとSi、Cの関係が 0.6Si(%)≦Al(%)≦3−12.5C(%) を満足し、必要に応じてさらにMo:0.03〜0.3
%を含み残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼の冷
延板を、650〜900℃の二相共存温度域で10秒〜
3分焼鈍した後、4〜200℃/sの冷却速度で350
〜600℃に冷却し、350〜600℃の範囲の温度域
に5秒〜10分保持してから5℃/s以上の冷却速度で
250℃以下に冷却することを特徴とする、金属組織中
に残留オーステナイトを体積率で3〜20%含むプレス
成形性の良好な高強度鋼板の製造方法である。
限定理由について述べる。まずCはオーステナイト安定
化元素であり、二相共存温度域およびベイナイト変態温
度域でフェライト中から移動しオーステナイト中に濃化
する。その結果、化学的に安定化されたオーステナイト
が室温まで冷却後も3〜20%残留し、変態誘起塑性に
より成形性を良好とする。Cが0.06%未満だと3%
以上の残留オーステナイトを確保するのが困難であり、
目的を達せられない。一方0.22%を超すことは溶接
性を悪化させるので避けなければならない。
を抑制することにより350〜600℃におけるオース
テナイトからの変態を遅らせる。この間にオーステナイ
ト中へのC濃化が促進されるためオーステナイトの化学
的安定性が高まり、変態誘起塑性を起こし、成形性を良
好とするのに貢献する残留オーステナイトの確保を可能
とする。Siの量が0.05%未満だとその効果が見い
だせない。一方1.0%を超す過剰の添加は酸洗性を悪
化させるほどに熱延時にスケールを生じさせるし、また
メッキ性を著しく悪化させるので避けなければならな
い。
た二相共存温度域での焼鈍後350〜600℃に冷却す
る途上でオーステナイトがパーライトへ分解するのを防
ぐので、室温まで冷却した後の金属組織に残留オーステ
ナイトが含まれるようにする。0.5%未満の添加では
パーライトへの分解を抑えるのに工業的な制御ができな
いほどに冷却速度を大きくする必要があり、適当ではな
い。一方2%を超すとバンド組織が顕著になり特性を劣
化させるし、スポット溶接部がナゲット内で破断しやす
くなり好ましくない。
に固溶せず、350〜600℃での保持に際してセメン
タイトの析出を抑制し、変態の進行を遅らせる。しかし
Siよりもフェライト形成能が強いため変態開始は早
く、ごく短時間の保持でも二相共存温度域での焼鈍時よ
りオーステナイト中にCが濃化され、化学的安定性が高
まっているので、室温まで冷却後の金属組織に成形性を
悪化させるマルテンサイトは僅かしか存在しない。この
ためSiと共存すると350〜600℃での保持条件に
よる強度や伸びの変化が小さく、高強度で良好なプレス
成形性を得やすくなる。その量が0.25%未満であっ
たり、Si添加量の0.6倍以下だとこのような効果は
認められない。一方1.5%を超すことは鋼の脆化を著
しくするので避けなければならない。また3−12.5
C(%)を超えてAlが鋼板に含まれると室温まで冷却
後にオーステナイトは存在するものの、化学的に著しく
安定となりプレス成形時にも変態せず、変態誘起塑性が
得られないため成形性が良好とは言えない。
これらの元素およびFe以外にP、S、Nその他の一般
鋼に対して不可避的に混入する元素を含むものである。
またMoはMnと同じように二相共存温度域での焼鈍後
350〜600℃に冷却する途上でオーステナイトがパ
ーライトへ分解するのを防ぎ、しかもフェライト形成元
素としてAlと同じように350〜600℃では変態を
早く開始させるので、SiやAlのようなセメンタイト
に固溶しない元素と共存すると残留オーステナイトを生
成しやすくするため、0.03〜0.3%含むことは本
発明の目的を達成する上で好ましい。その量が0.03
%未満では効果が明らかではない。しかし0.3%を超
すことは炭化物が金属組織中に顕在化しプレス成形性が
悪化し、コストも高くなるので工業上好ましくない。
的は残留オーステナイトの体積率を3〜20%にするこ
とであり、その結果変態誘起塑性により良好な成形性が
高強度で得られる。残留オーステナイトの体積率が3%
未満でははっきりとした効果が認められない。一方残留
オーステナイトの体積率が20%を超すと極度に難しい
成形を施した場合、プレス成形した状態で多量のマルテ
ンサイトが存在している可能性があり二次加工性や衝撃
性において問題を生じることがある。
存温度域で10秒〜3分焼鈍される。この焼鈍によりフ
ェライトとオーステナイトの共存する微細な再結晶組織
が形成され、同時にCやMn等のオーステナイト安定化
元素がオーステナイト中へある程度濃化し、引き続く一
連の熱処理に伴う組織変化に際してオーステナイトの安
定化を容易とする。この焼鈍温度が650℃未満だと十
分な量のオーステナイトが形成されず、場合によっては
再結晶が完了しないこともある。一方900℃を超える
温度で焼鈍するのは多大のエネルギーを要して不経済で
あり、またオーステナイトとフェライトの間でのCの分
配比が小さくオーステナイトの化学的安定性が悪くなる
ために以降の工程を厳しく制約するため、意図した金属
組織が容易には得られない。焼鈍時間が10秒未満では
炭化物が十分に固溶せず、オーステナイトが僅かしか形
成されない。3分を超える焼鈍はエネルギーの無駄とな
るばかりか連続ラインでの生産性低下を引き起こす。
sの冷却速度で350〜600℃の範囲に冷却される
が、その目的は二相域焼鈍時に形成されたオーステナイ
トをパーライトに分解することなくベイナイト変態域へ
もちきたすことにある。この場合の冷却速度が4℃/s
未満ではパーライトが生成し、炭化物として析出するた
め最も効果的にオーステナイトを安定化する固溶Cが急
減するため意図した金属組織が得られない。一方200
℃/sを超すと目的とする温度での冷却停止が困難であ
るし、たとえ達成できたとしても鋼板の形状が悪くプレ
ス成形に供するようなものとできない。また600℃を
超える温度で冷却を停止するとパーライトへの分解が急
激に起こり、オーステナイトを残存できない。一方この
冷却終了温度が350℃未満になるとオーステナイトの
過半がマルテンサイトに変態するため、高強度にはなる
もののプレス成形性が悪化する。
0℃の範囲の温度域に5秒〜10分保持してから5℃/
s以上の冷却速度で250℃以下に冷却するが、この目
的はベイナイト変態時に未変態のオーステナイト中へC
の濃化をさらに進め、室温において変態誘起塑性を起こ
すような残留オーステナイトとすることである。前述し
たようにSiとAlを複合して含むため、このような温
度と時間の比較的大きな変動範囲内で高強度と良好なプ
レス成形性をもたらす金属組織が安定して得られる。し
かし600℃を超えて保持するとパーライトが生成する
ため残留オーステナイトが金属組織に含まれなくなる。
一方350℃未満ではCの拡散はベイナイト変態に伴う
ものでも極めて緩慢であり、またせん断変態が支配的と
なるので室温まで冷却後に有効に変態誘起塑性を示す残
留オーステナイトが得られない。また保持時間が5秒未
満ではAlを含むとはいえベイナイトが十分に生成せ
ず、未変態のオーステナイト中へのC濃化も不十分で室
温までの冷却中にマルテンサイトとなってプレス成形性
を悪くする。一方10分を超えて保持することはエネル
ギーの無駄や連続ラインの生産性低下、さらには炭化物
析出と未変態オーステナイトの消滅による強度とプレス
成形性両方の劣化につながる。この保持後の冷却を5℃
/s未満としたり、250℃を超える温度で停止するこ
とも同様の理由で避けなければならない。
域内であれば保持温度は一定である必要はなく、また冷
却速度が冷却途中に規定した範囲内で変化することも本
発明の趣旨を損なわない。特に350〜600℃の範囲
の温度域での5秒〜10分保持はこの温度の範囲内で過
冷却後再加熱されるものであってもよく、図1に例示す
るいずれも可能である。また熱履歴さえ満足されれば、
鋼板は連続焼鈍設備や溶融メッキ設備をはじめとしたい
かなる設備で熱処理されてもかまわない。熱処理後形状
矯正のために調質圧延を行ったり、また電気メッキ等で
表面層を被覆することも本発明の目的に差し障るもので
はない。なお本発明の素材は通常の製鋼、鋳造、熱延工
程を経て製造されるのを原則とするが、薄手鋳造を行い
熱延工程の一部または全部を省略して製造したものであ
ってもなんら問題はない。熱延条件も特に問題としな
い。
%の圧延率で冷延を行い、1.0mm厚さの冷延鋼板と
してから、表2及び表3記載の一連の条件で構成される
一連の熱処理および0.6%の調質圧延を行った後、J
IS5号引張試験片を採取し、ゲージ長さ50mm、引
張速度10mm/minで常温引張試験を行ったとこ
ろ、表2及び表3に記載するような引張強度と全伸びを
得た。表2及び表3には表層より板厚の1/4内層を化
学研磨後、X線回折で測定した残留オーステナイトの体
積率を合わせて記載してある。本発明試料である試料N
o.2〜4、9、13はその金属組織中に残留オーステ
ナイトが体積率で3〜20%含み、引張強度が500M
Pa以上でありながら全伸びも35%以上であり、また
深絞り性、穴拡げ性、曲げ性等も優れ高強度とプレス成
形性の良好さを両立している。
i添加量の0.6倍以下しかAlを含有しない鋼fは適
切な熱処理条件を選び、設定条件に極めて近い条件で熱
処理を行えば試料No.19のように本発明試料と同等
の高強度とプレス成形性が得られるが、わずかに条件が
相違すると試料20のように得られる特性が陳腐化す
る。またfの他の本発明成分をはずれる鋼a、e、g〜
jでも試料No.1、18、21〜24のように高強度
とプレス成形性の良好さのいずれかが、場合によっては
両者ともが満たされない。一方、本発明成分鋼であって
も処理条件の一つ以上に不適切な点があると、試料N
o.5〜8、10〜12、14〜17のように高強度と
プレス成形性の良好さのいずれかが、場合によっては両
者ともが満たされず、従来技術のかかえる問題は解決さ
れない。
によれば金属組織中に残留オーステナイトを体積率で3
〜20%含むプレス成形性の良好な高強度鋼板が連続焼
鈍設備で容易に、また表面耐食性を向上するため溶融メ
ッキ設備でも製造可能となり、その産業上有する効果は
極めて顕著である。
た図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で C :0.06〜0.22% Si:0.05〜1.0% Mn:0.5〜2.0% Al:0.25〜1.5%を含有し、かつAlとSi、
Cの関係が 0.6Si(%)≦Al(%)≦3−12.5C(%) を満足し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼の
冷延板を、650〜900℃の二相共存温度域で10秒
〜3分焼鈍した後、4〜200℃/sの冷却速度で35
0〜600℃に冷却し、350〜600℃の範囲の温度
域に5秒〜10分保持してから5℃/s以上の冷却速度
で250℃以下に冷却することを特徴とする、金属組織
中に残留オーステナイトを体積率で3〜20%含むプレ
ス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 重量%で C :0.06〜0.22% Si:0.05〜1.0% Mn:0.5〜2.0% Al:0.25〜1.5% Mo:0.03〜0.3%を含有し、かつAlとSi、
Cの関係が 0.6Si(%)≦Al(%)≦3−12.5C(%) を満足し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼の
冷延板を、650〜900℃の二相共存温度域で10秒
〜3分焼鈍した後、4〜200℃/sの冷却速度で35
0〜600℃に冷却し、350〜600℃の範囲の温度
域に5秒〜10分保持してから5℃/s以上の冷却速度
で250℃以下に冷却することを特徴とする、金属組織
中に残留オーステナイトを体積率で3〜20%含むプレ
ス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294542A JP2704350B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | プレス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4294542A JP2704350B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | プレス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145788A true JPH06145788A (ja) | 1994-05-27 |
JP2704350B2 JP2704350B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=17809139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4294542A Expired - Lifetime JP2704350B2 (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | プレス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704350B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1011557A4 (fr) * | 1997-11-19 | 1999-10-05 | Cockerill Rech & Dev | Acier a haute limite d'elasticite montrant une bonne ductilite et procede de fabrication de cet acier. |
US6190469B1 (en) | 1996-11-05 | 2001-02-20 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | Method for manufacturing high strength and high formability hot-rolled transformation induced plasticity steel containing copper |
EP1170391A1 (en) * | 2000-06-29 | 2002-01-09 | Nippon Steel Corporation | High strength steel plate having improved workability and plating adhesion and process for producing the same |
US6517955B1 (en) | 1999-02-22 | 2003-02-11 | Nippon Steel Corporation | High strength galvanized steel plate excellent in adhesion of plated metal and formability in press working and high strength alloy galvanized steel plate and method for production thereof |
KR100481366B1 (ko) * | 2000-12-08 | 2005-04-07 | 주식회사 포스코 | 연성이 우수한 열연 변태유기소성강판 및 그 제조방법 |
JP2005264328A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-29 | Jfe Steel Kk | 加工性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 |
KR100613252B1 (ko) * | 2000-12-26 | 2006-08-18 | 주식회사 포스코 | 변태유기소성강의 제조방법 |
KR100748116B1 (ko) * | 2001-06-29 | 2007-08-10 | 주식회사 포스코 | 평면변형에 대한 성형성 향상을 위한 소성유기변태강의베이나이트 변태 열처리방법 |
EP1867746A1 (en) * | 2005-03-31 | 2007-12-19 | JFE Steel Corporation | Alloyed hot-dip galvanized steel sheet and method for producing same |
US7736449B2 (en) | 2003-01-15 | 2010-06-15 | Nippon Steel Corporation | High-strength hot-dip galvanized steel sheet and method for producing the same |
US9228244B2 (en) | 2010-03-31 | 2016-01-05 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | High strength, hot dipped galvanized steel sheet excellent in shapeability and method of production of same |
US20170369959A1 (en) * | 2014-12-24 | 2017-12-28 | Posco | Oriented electrical steel sheet with excellent magnetic properties and method for manufacturing same |
KR101988760B1 (ko) | 2017-12-20 | 2019-06-12 | 주식회사 포스코 | 성형성이 우수한 초고강도 강판 및 이의 제조방법 |
US10450626B2 (en) | 2005-05-30 | 2019-10-22 | Jfe Steel Corporation | High-strength hot-dip galvanized steel sheet excellent in formability and method of producing same |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101736619B1 (ko) | 2015-12-15 | 2017-05-17 | 주식회사 포스코 | 화성처리성 및 굽힘가공성이 우수한 초고강도 강판 및 이의 제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02217425A (ja) * | 1989-02-18 | 1990-08-30 | Nippon Steel Corp | 優れた成形性を有する高強度鋼板の製造方法 |
JPH05247586A (ja) * | 1992-03-02 | 1993-09-24 | Nkk Corp | めっき密着性に優れた高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4294542A patent/JP2704350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02217425A (ja) * | 1989-02-18 | 1990-08-30 | Nippon Steel Corp | 優れた成形性を有する高強度鋼板の製造方法 |
JPH05247586A (ja) * | 1992-03-02 | 1993-09-24 | Nkk Corp | めっき密着性に優れた高強度高延性溶融亜鉛めっき鋼板 |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6190469B1 (en) | 1996-11-05 | 2001-02-20 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | Method for manufacturing high strength and high formability hot-rolled transformation induced plasticity steel containing copper |
BE1011557A4 (fr) * | 1997-11-19 | 1999-10-05 | Cockerill Rech & Dev | Acier a haute limite d'elasticite montrant une bonne ductilite et procede de fabrication de cet acier. |
US6517955B1 (en) | 1999-02-22 | 2003-02-11 | Nippon Steel Corporation | High strength galvanized steel plate excellent in adhesion of plated metal and formability in press working and high strength alloy galvanized steel plate and method for production thereof |
EP1170391A1 (en) * | 2000-06-29 | 2002-01-09 | Nippon Steel Corporation | High strength steel plate having improved workability and plating adhesion and process for producing the same |
US6562152B2 (en) | 2000-06-29 | 2003-05-13 | Nippon Steel Corporation | High strength steel plate having improved workability and plating adhesion and process for producing the same |
KR100481366B1 (ko) * | 2000-12-08 | 2005-04-07 | 주식회사 포스코 | 연성이 우수한 열연 변태유기소성강판 및 그 제조방법 |
KR100613252B1 (ko) * | 2000-12-26 | 2006-08-18 | 주식회사 포스코 | 변태유기소성강의 제조방법 |
KR100748116B1 (ko) * | 2001-06-29 | 2007-08-10 | 주식회사 포스코 | 평면변형에 대한 성형성 향상을 위한 소성유기변태강의베이나이트 변태 열처리방법 |
US7736449B2 (en) | 2003-01-15 | 2010-06-15 | Nippon Steel Corporation | High-strength hot-dip galvanized steel sheet and method for producing the same |
JP2005264328A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-29 | Jfe Steel Kk | 加工性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 |
JP4501716B2 (ja) * | 2004-02-19 | 2010-07-14 | Jfeスチール株式会社 | 加工性に優れた高強度鋼板およびその製造方法 |
EP1867746A1 (en) * | 2005-03-31 | 2007-12-19 | JFE Steel Corporation | Alloyed hot-dip galvanized steel sheet and method for producing same |
EP1867746A4 (en) * | 2005-03-31 | 2014-06-11 | Jfe Steel Corp | ALLOY FIRED GALVANIZED STEEL PLATE AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
US10450626B2 (en) | 2005-05-30 | 2019-10-22 | Jfe Steel Corporation | High-strength hot-dip galvanized steel sheet excellent in formability and method of producing same |
US9228244B2 (en) | 2010-03-31 | 2016-01-05 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | High strength, hot dipped galvanized steel sheet excellent in shapeability and method of production of same |
US10113220B2 (en) | 2010-03-31 | 2018-10-30 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | High strength, hot dipped galvanized steel sheet excellent in shapeability and method of production of same |
US20170369959A1 (en) * | 2014-12-24 | 2017-12-28 | Posco | Oriented electrical steel sheet with excellent magnetic properties and method for manufacturing same |
US11060158B2 (en) * | 2014-12-24 | 2021-07-13 | Posco | Directional electric steel plate having excellent magnetic properties and manufacturing method thereof |
KR101988760B1 (ko) | 2017-12-20 | 2019-06-12 | 주식회사 포스코 | 성형성이 우수한 초고강도 강판 및 이의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2704350B2 (ja) | 1998-01-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3372703A1 (en) | Ultra-high strength steel plate having excellent formability and hole-expandability, and method for manufacturing same | |
JP2024045307A (ja) | 冷間圧延マルテンサイト鋼及びそのマルテンサイト鋼の方法 | |
JP2601581B2 (ja) | 加工性に優れた高強度複合組織冷延鋼板の製造方法 | |
JP2002053933A (ja) | 塗装焼付硬化性能と耐常温時効性に優れた冷延鋼板又は熱延鋼板及びその製造方法 | |
JP5786317B2 (ja) | 材質安定性と加工性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JPH06145788A (ja) | プレス成形性の良好な高強度鋼板の製造方法 | |
KR20170086062A (ko) | 우수한 가공 특성을 갖는 고강도의 공기 경화 다상 강 및 상기 강으로부터 강 스트립을 제조하기 위한 방법 | |
KR20170084210A (ko) | 탁월한 가공 특성을 갖는 초고강도의 공기 경화 다상 강 및 상기 강의 스트립을 제조하기 위한 방법 | |
US20200263283A1 (en) | Ultrahigh strength multiphase steel and method for producing a steel strip from said multiphase steel | |
JP3498504B2 (ja) | 高延性型高張力冷延鋼板と亜鉛メッキ鋼板 | |
RU2743041C1 (ru) | Высокопрочный горячекатаный плоский стальной продукт с высокой устойчивостью к образованию краевых трещин и одновременно высоким показателем термоупрочнения и способ получения такого плоского стального продукта | |
JP2660644B2 (ja) | プレス成形性の良好な高強度鋼板 | |
CN112689684B (zh) | 经冷轧和涂覆的钢板及其制造方法 | |
JP2002080931A (ja) | 加工性とスポット溶接性に優れた高強度冷延鋼板および高強度めっき鋼板とその製造方法 | |
JP4358418B2 (ja) | 穴拡げ性に優れた低降伏比高強度冷延鋼板およびめっき鋼板とその製造方法 | |
WO2022018481A1 (en) | Heat treated cold rolled steel sheet and a method of manufacturing thereof | |
CN113840930A (zh) | 经冷轧和涂覆的钢板及其制造方法 | |
JP3473480B2 (ja) | 強度と延性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP3037767B2 (ja) | 低降伏比高強度溶融亜鉛めっき鋼板及びその製造方法 | |
JP2001355041A (ja) | 延性・めっき密着性に優れた変態誘起塑性めっき鋼板およびその製造方法 | |
KR20070011007A (ko) | 도금 부착성 및 성형성이 뛰어난 변태유기소성강의 용융아연 도금강판 및 그 제조방법 | |
JP2003105486A (ja) | 成形性に優れた高強度鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP2001303178A (ja) | 成形性に優れた高張力溶融亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP3738645B2 (ja) | 電気めっき密着性および延性に優れた高張力冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP2001011538A (ja) | 高張力溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970902 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101009 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111009 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111009 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 16 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009 Year of fee payment: 16 |