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JPH06132515A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

Info

Publication number
JPH06132515A
JPH06132515A JP4304937A JP30493792A JPH06132515A JP H06132515 A JPH06132515 A JP H06132515A JP 4304937 A JP4304937 A JP 4304937A JP 30493792 A JP30493792 A JP 30493792A JP H06132515 A JPH06132515 A JP H06132515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
light
sio
sin
boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4304937A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Ohashi
正典 大橋
Osamu Futajima
修 二島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4304937A priority Critical patent/JPH06132515A/ja
Publication of JPH06132515A publication Critical patent/JPH06132515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暗電流もスメアも少なくして、高品質の画像
を得る。 【構成】 遮光膜としてのAl膜22がP−SiO膜2
5に覆われており、段差部26における光27の屈折に
よる光路ずれが無視できる程度にまで膜厚の薄いP−S
iN膜24がP−SiO膜25上に積層されて、2層構
造のパッシベーション膜が形成されている。P−SiO
膜25は、屈折率が低いので、段差部26へ入射した光
27を垂直転送レジスタ14側へ屈折させるレンズ作用
が小さく、スメアが少ない。しかも、P−SiN膜24
は水素を多量に含んでおり、この水素が界面準位を減ら
すので、暗電流も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パッシベーション膜を
有する固体撮像素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、CCD固体撮像素子の第1従来
例を示している。この第1従来例では、Si基板11中
にフォトセンサ12を構成する不純物層13や垂直転送
レジスタ14を構成する不純物層15等が形成されてお
り、Si基板11の表面のSiO2 膜16上における多
結晶Si膜17で垂直転送レジスタ14の電極が形成さ
れている。
【0003】多結晶Si膜17等はSiO2 膜21に覆
われており、遮光膜等としてのAl膜22がSiO2
21上でパターニングされて、フォトセンサ12上のA
l膜22には受光用の開口23が設けられている。そし
て、外界の水分やNa等が素子中に侵入して素子特性を
劣化させるのを防止するために、パッシベーション膜と
してのP−SiN膜24がAl膜22等を覆っている。
更に、図示してはいないが、P−SiN膜24上には平
坦化膜が形成されており、この平坦化膜上にマイクロレ
ンズが形成されている。
【0004】パッシベーション膜は、遮光膜としてのA
l膜22や配線としてのAl膜(図示せず)等の上層に
設けられるので、400℃以下程度の低温で形成する必
要がある。このため、一般的には、プラズマCVD法で
堆積させたシリコン窒化膜であるP−SiN膜24かま
たはプラズマCVD法で堆積させたシリコン酸化膜であ
るP−SiO膜25(図4)がパッシベーション膜とし
て用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】P−SiN膜24は、
水素を多量に含んでいるので、Si基板11とSiO2
膜16との界面における界面準位の原因の一つであるS
iとOとの不飽和結合をP−SiN膜24中の水素が終
端させ、界面準位を減らして、暗電流を減らす効果を有
している。
【0006】ところで、Al膜22の開口23の内周縁
における段差部では、図2〜4に示す様に、P−SiN
膜24等のパッシベーション膜にも段差部26が形成さ
れている。一方、有機材からなる平坦化膜の屈折率が
1.6程度であるのに対して、P−SiN膜24の屈折
率は1.95〜2.00と高い。このためP−SiN膜
24は、図3に示す様に、段差部26へ入射した光27
を垂直転送レジスタ14側へ屈折させるレンズ作用が大
きい。この様に屈折した光27は、Al膜22とSi基
板11の表面との間で多重反射して、スメアを発生させ
る。
【0007】これに対してP−SiO膜25は、屈折率
が1.45〜1.50と低いので、図4に示す様に、段
差部26へ入射した光27を垂直転送レジスタ14側へ
屈折させるレンズ作用が小さく、スメアが少ない。しか
しP−SiO膜25は、P−SiN膜24の様には水素
を含んでいないので、界面準位を減らして暗電流を減ら
す効果を有していない。従って、図2、3に示した第1
従来例及び図4に示した第2従来例の何れも、暗電流と
スメアとの両方を同時に少なくして高品質の画像を得る
ということができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による固体撮像素
子は、水素を含む第1の膜24とこの第1の膜24より
も屈折率の低い第2の膜25との2層構造のパッシベー
ション膜を有している。
【0009】
【作用】本発明による固体撮像素子では、パッシベーシ
ョン膜を構成している第1の膜24が水素を含んでいる
ので、界面準位の原因の一つである不飽和結合を第1の
膜24中の水素が終端させて、界面準位が少ない。一
方、第1の膜24と共にパッシベーション膜を構成して
いる第2の膜25は、第1の膜24よりも屈折率が低い
ので、受光部12の周縁部におけるパッシベーション膜
の段差部26から入射した光27を転送部14側へ屈折
させるレンズ作用が小さい。
【0010】
【実施例】以下、CCD固体撮像素子に適用した本発明
の一実施例を、図1を参照しながら説明する。なお、図
2〜4に示した第1及び第2従来例と対応する構成部分
には、同一の符号を付してある。
【0011】本実施例は、図1に示す様に、遮光膜とし
てのAl膜22がP−SiO膜25に覆われており、こ
のP−SiO膜25上にP−SiN膜24が積層されて
おり、これらのP−SiN膜24とP−SiO膜25と
で2層構造のパッシベーション膜が形成されていること
を除いて、図2〜4に示した第1及び第2従来例と実質
的に同様の構成を有している。但し、P−SiN膜24
の膜厚は、段差部26における光27の屈折による光路
ずれが無視できる程度にまで薄い。
【0012】この様な本実施例では、P−SiN膜24
及びP−SiO膜25の段差部26へ入射した光27は
P−SiN膜24のために垂直転送レジスタ14側へ屈
折するが、この屈折による光路ずれは上述の様に無視で
きる程度であり、且つ光27はP−SiN膜24とP−
SiO膜25との界面で垂直転送レジスタ14とは反対
側へ再び屈折する。このため、図2、3に示した第1従
来例に比べて段差部26における光27の屈折が少な
く、スメアが少ない。
【0013】しかも、P−SiN膜24を形成した後の
熱処理によって、このP−SiN膜24中の水素がSi
基板11とSiO2 膜16との界面にまで到達する。こ
の水素は、この界面におけるSiとOとの不飽和結合を
終端させて、界面準位を減らすので、暗電流も少ない。
つまり本実施例では、暗電流もスメアも少ないので、高
品質の画像を得ることができる。
【0014】なお、以上の実施例ではP−SiO膜25
上にP−SiN膜24が積層された2層構造でパッシベ
ーション膜が形成されているが、既述の様に段差部26
における光27の屈折による光路ずれが無視できる程度
にまでP−SiN膜24の膜厚が薄ければ、本実施例と
は逆にP−SiN膜24上にP−SiO膜25が積層さ
れていている2層構造でもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明による固体撮像素子では、界面準
位が少ないので暗電流が少なく、しかも受光部の周縁部
におけるパッシベーション膜の段差部から入射した光を
転送部側へ屈折させるレンズ作用が小さくてスメアも少
ないので、高品質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の拡大側断面図であ
る。
【図2】本発明の第1従来例の側断面図である。
【図3】第1従来例の要部の拡大側断面図である。
【図4】第2従来例の要部の拡大側断面図である。
【符号の説明】
12 フォトセンサ 14 垂直転送レジスタ 24 P−SiN膜 25 P−SiO膜 26 段差部 27 光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素を含む第1の膜とこの第1の膜より
    も屈折率の低い第2の膜との2層構造のパッシベーショ
    ン膜を有する固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記水素を含む第1の膜がプラズマCV
    D法で形成されたシリコン窒化膜である請求項1記載の
    固体撮像素子。
JP4304937A 1992-10-16 1992-10-16 固体撮像素子 Pending JPH06132515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4304937A JPH06132515A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 固体撮像素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4304937A JPH06132515A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 固体撮像素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06132515A true JPH06132515A (ja) 1994-05-13

Family

ID=17939114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4304937A Pending JPH06132515A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 固体撮像素子

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JP (1) JPH06132515A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6133062A (en) * 1998-05-04 2000-10-17 United Microelectronics Corp. Method of fabricating focusing and color-filtering structure for semiconductor light-sensitive device
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FR2805665A1 (fr) * 1999-12-28 2001-08-31 Hyundai Electronics Ind Procede de fabrication d'un capteur d'image cmos a courant d'obscurite reduit
WO2012111047A1 (ja) * 2011-02-14 2012-08-23 パナソニック株式会社 固体撮像装置

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