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JPH0613654A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法

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JPH0613654A
JPH0613654A JP5288493A JP5288493A JPH0613654A JP H0613654 A JPH0613654 A JP H0613654A JP 5288493 A JP5288493 A JP 5288493A JP 5288493 A JP5288493 A JP 5288493A JP H0613654 A JPH0613654 A JP H0613654A
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JP
Japan
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semiconductor region
semiconductor
region
junction
light emitting
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JP5288493A
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Hitoshi Murofushi
仁 室伏
Yoshiaki Tada
善紀 多田
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L24/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L24/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L24/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
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    • H01L2924/12041LED

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 GaP発光ダイオードのメサエッチング側面
に露出するpn接合部を移動して半田の付着を防ぐ。 【構成】 n型の半導体基板10上にn型の第1の半導
体領域11とp型の第2の半導体領域12とをエピタキ
シャル成長法で形成したウエハを用意する。このウエハ
の第2の半導体領域12側の表面の分割予定領域に沿っ
て溝を形成する。p型不純物を溝を含むように拡散す
る。アノード電極18及びカソード電極19を形成した
後に、溝で切断して発光ダイオードを得る。アノード電
極18を下にして金属基体20に半田21で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GaP発光ダイオ−ド
等の半導体発光素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の緑色発光ダイオードチップは図1
に示すようにn型ガリウムりん(GaP)の基板(サブ
ストレイト)1と、この上に周知の液相エピタキシャル
法によって順次に積層されたn型GaP領域2及びp型
GaP領域3と、上下の電極4、5とからなる。GaP
のバンドギャップ(禁制帯幅)Egは2.24eVであ
り、その発光波長λは約555nmであるが、間接遷移
型であるため発光効率はあまり高く得られない。そこ
で、一般にはn型のGaP領域2の上方側即ちpn接合
6の近傍とp型GaP領域3とに半導体領域の導電型を
決定する不純物(n型はテルル、p型は亜鉛)に加えて
アイソエレクトロニックトラップとなる窒素(N)をド
ープする。これによって、発光波長は若干大きく(約5
65nm)なるが、発光効率を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のG
aP発光ダイオードチップにおいて、別の回路素子との
関係上、n型の基板1側即ちカソード電極が設けられて
いる領域側を上面にして実装したいことがある。この目
的のために、図2に示すようにp型GaP領域3に設け
たアノード電極6を金属取付基体7に半田8で接続する
と、p型GaP領域3が薄いために、半田8がpn接合
6にまで至り、pn接合6が短絡するおそれがある。そ
こで、図3に示すようにp型GaP領域3を厚く形成す
ることが考えられる。しかし、このp型GaP領域3
に、導電型決定不純物としての亜鉛(Zn)の他に窒素
(N)がドープされていると、p型領域3のpn接合6
から離れた部分がpn接合6の近傍のキャリアの再結合
に基づいて発生する光を吸収する領域(吸収端)として
作用し、発光効率を低下させる。これを解決する手段と
して、p型GaP領域3のpn接合から離れた部分に窒
素をドープしないことも考えられるが、このようにする
と窒素をドープしない領域に格子欠陥が生じ、結果とし
て、発光効率はあまり大きく得られない。
【0004】そこで、本発明の目的はpn接合の露出部
を半導体チップの取付面から遠ざけることができる半導
体発光素子及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1の導電型の化合物半導体からなる第1
の半導体領域と、前記第1の半導体領域よりも薄い厚さ
を有して前記第1の半導体領域に隣接配置された第2の
導電型の化合物半導体領域からなる第2の半導体領域
と、前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との
間のpn接合の周縁を覆うように形成された第2の導電
型の化合物半導体からなる第3の半導体領域とを備え、
前記第3の半導体領域と前記第1の半導体領域との間の
pn接合の露出部が前記第1、第2及び第3の半導体領
域を含んで形成された半導体チップの側面に位置し、且
つこのpn接合の露出部と前記第2の半導体領域の表面
との距離が前記第1及び第2の半導体領域間のpn接合
と前記第2の半導体領域の表面との距離よりも大きいこ
とを特徴とする半導体発光素子に係わるものである。な
お、本発明の第1の半導体領域は実施例の第1の半導体
領域11又はこれと基板10との組み合せ部分に対応す
る。上記目的を達成するための方法の発明は、第1の導
電型のGaP半導体基板上に第1の導電型のGaPから
なる第1の半導体領域と第2の導電型のGaPからなる
第2の半導体領域が順次に形成されており、且つ少なく
とも前記第2の半導体領域には窒素がドープされてお
り、且つ前記第2の半導体領域が前記半導体基板と前記
第1の半導体領域との合計の厚さよりも薄く形成されて
いるウエハを用意する工程と、前記ウエハの前記第2の
半導体領域側から前記第1の半導体領域と前記第2の半
導体領域との間のpn接合よりも深くエッチングして分
断予定領域に溝を形成する工程と、前記ウエハの前記溝
が形成されている領域に第2の導電型の不純物を拡散し
て第2の導電型の第3の半導体領域を形成する工程と、
前記ウエハを前記溝で切断する工程とを有するGaP半
導体発光素子の製造方法に係わるものである。
【0006】
【作用及び効果】本発明における第3の半導体領域はp
n接合の露出部を第2の半導体領域から遠ざけるために
働きを有する。この結果、第2の半導体領域側を取付基
体に半田等の導電性接着剤で固着した時に、pn接合に
導電性接着剤が付着しにくくなる。 方法の発明に従っ
て溝を形成し、ここに第3の半導体領域を設ければ、p
n接合の露出部の移動を容易に達成することができる。
【0007】
【実施例】次に、図4〜図8を参照して本発明の実施例
に係わる緑色GaP発光素子即ち緑色発光ダイオード
(LED)及びその製造方法を説明する。
【0008】まず、図4に示すように、n型GaP(ガ
リウム・リン)半導体基板(以下、n型基板と呼ぶ)1
0の上に液相エピタキシャル成長法でn型GaP半導体
領域からなる第1の半導体領域11を形成し、更にこの
上にエピタキシャル成長法でp型GaP半導体領域から
なる第2の半導体領域12を形成した半導体ウエハ13
を用意する。なお、pn接合14を形成する第1の半導
体領域11には導電型決定不純物としてのTe(テル
ル)の他に窒素がドープされ、第2の半導体領域12に
は導電型決定不純物としてのZn(亜鉛)の他に窒素が
ドープされている。また、第1及び第2の半導体領域1
1、12の厚さは基板10の厚さに比べて大幅に薄い。
【0009】次に、図5に示すようにウエハ13のp型
の第2の半導体領域12側の表面から選択的にエッチン
グを施して深さ約80μmのメサ型のエッチング溝15
を形成する。この溝15はウエハ13を複数のダイオー
ドチップ領域13a、13b、13cの境界領域(分断
領域)に一致させて設ける。従って、各ダイオードチッ
プ領域13a、13b、13cは溝15によって分離さ
れた島状領域である。溝15の深さは、第2の半導体領
域12よりも深く且つ基板10の近傍に達する程度に形
成する。即ち、溝15はpn接合14を横切るように形
成し、且つ基板10によって各ダイオードチップ領域1
3a、13b、13cの連結を維持することができる範
囲において出来るだけ深く形成する。なお、横方向エッ
チングによって溝15の幅が大きくなることを制限する
ために二段階に分けてエッチングした。
【0010】次に、溝15を形成したウエハ13を拡散
炉に入れ、Zn3 2 を0.1〜0.45mg/cc、P2
をZn3 2 に比べて少量導入し、600〜800℃、
10〜100時間の拡散処理を施して図6に示すp+ 型
GaP半導体領域からなる第3の半導体領域16を形成
する。この拡散工程においてはZn3 2 の他にP2
任意の量導入することで、ウエハ13からのリン(P)
のアウトディフュージョンを抑制している。第3の半導
体領域16は図5において溝15に露出していた第1及
び第2の半導体領域11、12のpn接合を覆うように
形成され、第3の半導体領域16と第1の半導体領域1
1及び基板10との間に新しいpn接合17が生じてい
る。なお、ウエハ13の基板10側の主面をマスクしな
いでZnを拡散した場合、基板10にもZnが拡散され
る。この時には研摩又はエッチングによってこの反転層
を除去する。
【0011】次に、図7に示すようにウエハ13の一方
の主面の第3の半導体領域16にアノード電極18を形
成し、他方の主面の基板10にカソード電極19を周知
の真空蒸着法で形成した後に、溝15に示すラインLで
ウエハ13を切断し、個々の発光ダイオードチップを得
る。
【0012】このようにして形成された発光ダイオード
チップは、図8に示すように金属台又は基板又は層から
なる導電性取付基体20に半田(導電性接着剤)21で
固着する。即ち、アノード電極18を取付基体20に固
着する。アノード電極18が下側になると、発光素子が
逆メサ配置になり、メサ型エッチングの溝15に基づく
傾斜側面22にも半田21が付着する。しかし、p型の
第3の半導体領域16を設けたために、第1及び第2の
半導体領域11、12間のpn接合14は傾斜側面22
に露出せず、第3の半導体領域16に基づくpn接合1
7の露出部は取付基体20に対してpn接合14よりも
高い位置にあり、pn接合14の高さ位置以上に半田2
1が盛り上ってもpn接合の短絡が生じない。
【0013】本実施例の発光素子のp型の第2の半導体
領域12の厚さが図3の構造に比べて薄いので、図3の
構造で生じる吸収端作用による発光効率の低下が生じな
い。従って、アノード電極18を下側にした構成である
にも拘らず、比較的大きな輝度を得ることができる。ま
た、図7のラインLで分断したチップは、図8の逆メサ
配置に限らず、アノード電極18を上側にした配置にす
ることもできる。即ち、pn接合16の露出部がチップ
側面のほぼ中間に位置するので、アノード電極18とカ
ソード電極19とのいずれを下側にしても差し支えな
い。
【0014】
【別の実施例】次に、図9を参照して別の実施例に係わ
る発光素子を説明する。但し、図9において図8と共通
する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施例ではn型基板10の表面の周縁に沿って環状
にカソード電極19が形成され、このカソード電極19
の内側に基板10が露出し、ウィンドウ領域10aが生
じている。カソード電極19の1つの角部は幅広のリー
ド接続領域になっている。
【0015】一方、アノード電極18はチップの上方か
ら透視的に見てウィンドウ領域10aの中に収まるよう
に第2の半導体領域12の中央部に接触している。図9
の発光ダイオードでは選択拡散によって第3の半導体領
域16が傾斜側面22に対応する部分に形成されてお
り、第2の半導体領域12の下面側には形成されていな
い。また、傾斜側面22及び第2の半導体領域12の下
面には絶縁膜23が形成されている。この絶縁膜23に
は図11に示すように、第2の半導体領域12の下面の
中心側領域に対応する部分に開口23aが形成されてい
る。アノード電極18は、この絶縁膜23の開口23a
を通じて第2の半導体領域12に接続され、また絶縁膜
23の上にも形成されている。アノード電極18はチッ
プ下面側の広い面積に形成されているので、取付基板2
0に対する半田21による固着が強固になる。
【0016】図9の発光ダイオードでは、第3の半導体
領域16がアノード電極18から離間しており、チャン
ネル電流が流れることが防止されている。また、図9の
発光ダイオードでは、図中点線で示す電流径路から明ら
かなように、pn接合14の広い面積にわたって順方向
電流が流れ発光に寄与するキャリア再結合を豊富に生じ
させることができる。特に、pn接合14の中心側は電
流が集中して流れるため、キャリア再結合による発光量
が大きい。図9の発光ダイオードでは、このpn接合1
4の中心側領域の上方にウィンドウ領域10aが形成さ
れているため、この光をチップ外部に有効に取出すこと
ができる。
【0017】図8の発光ダイオードと図9の発光ダイオ
ードとの相違点を更に詳しく次に述べる。図8に示す発
光ダイオードでは、アノード電極18とカソード電極1
9との間にアノード電極18側の電位を高くする電圧を
印加すると、アノード電極18からカソード電極19に
向って順方向電流が流れる。この順方向電流は、主とし
て、pn接合を介して第2の半導体領域12を通る第1
の電流とpn接合17を介して第3の半導体領域を通る
第2の電流から成る。ここで、第2の電流は発光ダイオ
ードの電圧−電流特性上問題となるリーク電流である
し、第2の電流に基づいて生じるキャリア再結合は第1
の電流に基づいて生じるキャリア再結合に比べて発光に
寄与しない。従って、第2の電流は極力流れないことが
望ましい。図9の発光ダイオードによれば上記第2の電
流が防止される。もちろん、図9の発光ダイオードも、
図8の発光ダイオードと同様にpn接合への半田21の
付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の発光素子を示す断面図である。
【図2】従来の発光素子をアノードを下側に取付けた状
態を示す断面図である。
【図3】従来の厚いp型領域を有する発光素子を示す断
面図である。
【図4】本発明の実施例に係わる緑色GaP発光素子を
製造するためのウエハを示す断面図である。
【図5】ウエハに溝を形成した状態を示す断面図であ
る。
【図6】第3の半導体領域を形成したウエハを示す断面
図である。
【図7】電極を形成したウエハを示す断面図である。
【図8】実施例に従う発光素子をアノード電極を下側に
して取付基体に接続した状態を示す断面図である。
【図9】別の実施例の発光ダイオ−ドの中央縦断面図で
ある。
【図10】図9の発光ダイオ−ドの平面図である。
【図11】図9の発光ダイオ−ドのアノ−ド電極を除い
た状態を示す底面図である。
【符号の説明】
11 第1の半導体領域 12 第2の半導体領域 16 第3の半導体領域 21 半田

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型の化合物半導体からなる第
    1の半導体領域と、 前記第1の半導体領域よりも薄い厚さを有して前記第1
    の半導体領域に隣接配置された第2の導電型の化合物半
    導体領域からなる第2の半導体領域と、 前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との間の
    pn接合の周縁を覆うように形成された第2の導電型の
    化合物半導体からなる第3の半導体領域とを備え、前記
    第3の半導体領域と前記第1の半導体領域との間のpn
    接合の露出部が前記第1、第2及び第3の半導体領域を
    含んで形成された半導体チップの側面に位置し、且つこ
    のpn接合の露出部と前記第2の半導体領域の表面との
    距離が前記第1及び第2の半導体領域間のpn接合と前
    記第2の半導体領域の表面との距離よりも大きいことを
    特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 第1の導電型のGaP半導体基板上に第
    1の導電型のGaPからなる第1の半導体領域と第2の
    導電型のGaPからなる第2の半導体領域が順次に形成
    されており、且つ少なくとも前記第2の半導体領域には
    窒素がドープされており、且つ前記第2の半導体領域が
    前記半導体基板と前記第1の半導体領域との合計の厚さ
    よりも薄く形成されているウエハを用意する工程と、 前記ウエハの前記第2の半導体領域側から前記第1の半
    導体領域と前記第2の半導体領域との間のpn接合より
    も深くエッチングして分断予定領域に溝を形成する工程
    と、 前記ウエハの前記溝が形成されている領域に第2の導電
    型の不純物を拡散して第2の導電型の第3の半導体領域
    を形成する工程と、 前記ウエハを前記溝で切断する工程とを有するGaP半
    導体発光素子の製造方法。
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