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JPH06129543A - 車両の伝動ケースのシール構造 - Google Patents

車両の伝動ケースのシール構造

Info

Publication number
JPH06129543A
JPH06129543A JP4280255A JP28025592A JPH06129543A JP H06129543 A JPH06129543 A JP H06129543A JP 4280255 A JP4280255 A JP 4280255A JP 28025592 A JP28025592 A JP 28025592A JP H06129543 A JPH06129543 A JP H06129543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
transmission case
front part
vehicle
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4280255A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Takemura
俊彦 竹村
Takashi Yoshii
隆司 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP4280255A priority Critical patent/JPH06129543A/ja
Publication of JPH06129543A publication Critical patent/JPH06129543A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクタにフロントローダ、バックホーを装
着して、土積込み作業或いは堀削作業をした際、該作業
によって車体に作用する荷重により、ミッションケース
の前部ケースと中間ケースとの間から油洩れを起こすの
を防止すると共に、圧縮によるへたり等に強いシール構
造を提供する。 【構成】 ミッションケースの前部ケース9 と中間ケー
ス10との接合面間に、金属製の介在板20を挟み込み、こ
の介在板20を、ミッションケース内外方向に分割し、こ
の内外介在板20a,20b 間に、前部ケース9 及び中間ケー
ス10の接合面に接当する弾性シール材22を設けて、前部
ケース9 と中間ケース10の接合面間のシーリングを図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の伝動ケースのシ
ール構造に関し、具体的には、トラクタのミッションケ
ースの接合面間のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタにあっては、エンジン、クラッ
チハウジング、ミッションケースを接合して車体を構成
しており、ミッションケース内には動力伝達装置の潤滑
用の油が注入されていると共に、ミッションケースは、
動力伝達装置の組付け或いは分解を容易にするために、
前後方向に複数個に分割されて、相互に突合わされてボ
ルトによって接合されている。
【0003】そして、通常、ミッションケースの接合面
には、液体パッキンが塗布されていて、接合面間のシー
リングが成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラクタの
前部にフロントローダを、後部にバックホーを装着し
て、土積込み作業或いは掘削作業を行う際、該作業によ
ってトラクタの車体に作用する大きな荷重により、車体
の前後方向中央部側に上下方向に屈曲しようとする力が
働き、ミッションケースの接合面によって液体パッキン
に繰返し圧縮荷重が作用する。これによって、液体パッ
キンが早期にへたり、前記作業によりミッションケース
の接合面が相互に離反しようとする力が作用した際に、
該接合面間から油洩れを起こすことがあった。
【0005】そこで本発明は、前記のような油洩れ問題
を解消することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、突合わされて、相互に
接合されて車体を構成する伝動ケースを備えた車両にお
いて、前記伝動ケースの接合面間に、金属製介在板を挟
み込み、この介在板を、伝動ケース内外方向に分割し、
この内外介在板間に、伝動ケースの接合面に接当する弾
性シール材を設けた点にある。
【0007】
【作用】本発明におけるトラクタ等の車両にフロントロ
ーダ或いはバックホーを装着して、土積込み作業或いは
掘削作業を行うと、車体を構成する伝動ケースに作用す
る荷重によって、伝動ケースの接合面間の弾性シール材
に圧縮荷重が作用する。しかし、該弾性シール材は、伝
動ケースの接合面間に挟み込まれた金属製の内外介在板
間に設けられて伝動ケースの接合面に接当されているこ
とから、圧縮荷重は介在板で受け、弾性シール材には大
きな圧縮荷重が作用せず、したがって、弾性シール材は
前記のような圧縮荷重によって早期にへたることはな
く、前記作業によって、伝動ケースの接合面が相互に離
反しようとする力が働いた場合に、弾性シールはそれに
充分追従して油洩れを起こす惧れがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4において、1はトラクタで、エンジン2 、フ
ライホイールハウジング3 、クラッチハウジング4 、ミ
ッションケース5 等を接合して車体6 が構成されてい
る。車体6 は前輪7 及び後輪8 を有し、また、ミッショ
ンケース5 は、クラッチハウジング4 と一体の前部ケー
ス9 と、中間ケース10と、後部ケース11とを前後に突合
わせてボルトによって相互に接合して成る。
【0009】なお、12はボンネット、13はハンドル、14
は油圧装置、15は座席、16は床板である。前記クラッチ
ハウジング4 及びミッションケース5 は鋳物製で、それ
らの内部には、エンジン2 からの動力を後輪8 及びPT
O軸17に伝達するための動力伝達装置が組込まれてい
る。
【0010】図1に示すように、ミッションケース5 の
中間ケース10前面の接合面18にはネジ孔が形成され、該
接合面18に接合される前部ケース9 後端の接合フランジ
19にはボルト挿通孔が形成されていて、両者9,10はボル
トによって接合される。また、中間ケース10の接合面18
と前部ケース9 の接合フランジ19との間には、SPCC
等の金属から成る介在板20が設けられ、この介在板20を
介して前部ケース9 と中間ケース10とが接合されるよう
になっている。
【0011】この介在板20は、図2及び図3にも示すよ
うに、中間ケース10の接合面18及び前部ケース9 の接合
フランジ19の接合面に合致した形状及び幅の環状に形成
されていて、中間ケース10と前部ケース9 とを接合する
ボルト挿通用のボルト挿通孔21が形成されている。ま
た、介在板20は、ミッションケース5 の内外方向に2分
割され、さらに、内外介在板20a,20b にボルト挿通孔21
が周方向交互に在るように分割されている。
【0012】内外介在板20a,20b 間には全周に亘って間
隙が設けられていて、この間隙に、ゴム様の弾性体から
成る断面円形(或いはD形等) の環状の弾性シール材22
が設けられ、この弾性シール材22は、中間ケース10の接
合面18と前部ケース9 の接合フランジ19との間で圧縮状
に挟み込まれて、その間のシーリングが成される。前記
構成において、トラクタ1 の前部にフロントローダ、後
部にバックホーを装着して、土積込み作業或いは掘削作
業等を行なった場合、該作業によって車体6 に作用する
荷重により、車体6 中央部の、ミッションケース5 と中
間ケース10との接合部分に上下に屈曲しようとする力が
働くことから、介在板20を前部ケース9 と中間ケース10
との接合面間に設けているが、本発明はこれに限定され
ることはなく、他の、油を内有する伝動ケースの接合面
間、例えば、中間ケース10と後部ケース11との間或いは
クラッチハウジング4 と前部ケース9 とが分割状であれ
ばその間に介在板20を設けてもよい。
【0013】なお、図5及び図6は比較例を示し、介在
板20の外周部の接合面両側を全周に亘って段付状に切削
加工し、該部分に断面コ字形の環状弾性シール体23を外
方から嵌合し、切削加工した部分と、してない部分との
段差によって弾性シール体23に大きな圧縮荷重が作用し
ないようにしたものである。前記構成のものであると、
切削加工が必要とされコスト高である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、相互に接合される伝動
ケースの接合面間に、金属製介在板を挟み込み、この介
在板を、伝動ケース内外方向に分割し、この内外介在板
間に、伝動ケースの接合面に接当する弾性シール材を設
けたので、フロントローダ或いはバックホーによる土積
込み作業或いは堀削作業等によって、車体に作用する荷
重により弾性シール材に圧縮荷重が作用しても、該圧縮
荷重は金属製介在板によって受けられ、弾性シール材に
は大きな圧縮荷重は作用せず、したがって、前記作業に
よって伝動ケースの接合面が相互に離反する力が働いて
も、弾性シール材はそれに充分追従し、油洩れをおこす
惧れもなく、また、へたり等に強いシール構造を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を示す斜視図である。
【図2】介在板の正面図である。
【図3】図2A−A線矢視断面図である。
【図4】トラクタの全体側面図である。
【図5】比較例を示す正面図である。
【図6】図5B−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 5 ミッションケース 6 車体 20 介在板 20a 内介在板 20b 外介在板 22 弾性シール材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突合わされて、相互に接合されて車体を
    構成する伝動ケースを備えた車両において、 前記伝動ケースの接合面間に、金属製介在板を挟み込
    み、この介在板を、伝動ケース内外方向に分割し、この
    内外介在板間に、伝動ケースの接合面に接当する弾性シ
    ール材を設けたことを特徴とする車両の伝動ケースのシ
    ール構造。
JP4280255A 1992-10-19 1992-10-19 車両の伝動ケースのシール構造 Pending JPH06129543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280255A JPH06129543A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 車両の伝動ケースのシール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280255A JPH06129543A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 車両の伝動ケースのシール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06129543A true JPH06129543A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17622452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4280255A Pending JPH06129543A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 車両の伝動ケースのシール構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH06129543A (ja)

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