JPH0611222A - 雪層維持方法及び装置 - Google Patents
雪層維持方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0611222A JPH0611222A JP4170314A JP17031492A JPH0611222A JP H0611222 A JPH0611222 A JP H0611222A JP 4170314 A JP4170314 A JP 4170314A JP 17031492 A JP17031492 A JP 17031492A JP H0611222 A JPH0611222 A JP H0611222A
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- JP
- Japan
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- snow layer
- temperature
- snow
- air
- layer
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 屋内人工雪スキー場等において雪層の性状変
化を防止する。 【構成】 雪層S上の空気Arに対する加湿により、又
は、雪層Sを冷却する冷却手段3の出力調整により、雪
層Sの表面温度tsが雪層上空気Arの露点温度td以
下となる状態に雪層Sと雪層上空気Arとの相対的温湿
度関係を調整して、雪層Sから空気中への水分昇華を防
止する。
化を防止する。 【構成】 雪層S上の空気Arに対する加湿により、又
は、雪層Sを冷却する冷却手段3の出力調整により、雪
層Sの表面温度tsが雪層上空気Arの露点温度td以
下となる状態に雪層Sと雪層上空気Arとの相対的温湿
度関係を調整して、雪層Sから空気中への水分昇華を防
止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内人工雪スキー場等
で用いる雪層維持方法、及び、雪層維持装置に関する。
で用いる雪層維持方法、及び、雪層維持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】雪層の維持については、人員の呼吸等に
よる水分補充で雪層上空気の湿度が上昇することに対
し、減湿装置をもって雪層上空気を減湿するようにし、
これにより、雪層上空気の湿度上昇に起因する雪層表面
の性状変化を防止するものを先に提案した(特願平2−
158426号参照)。
よる水分補充で雪層上空気の湿度が上昇することに対
し、減湿装置をもって雪層上空気を減湿するようにし、
これにより、雪層上空気の湿度上昇に起因する雪層表面
の性状変化を防止するものを先に提案した(特願平2−
158426号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、屋外の雪層は
言うまでもないが屋内の雪層においても低温低湿季にお
ける大気状態によっては、雪層中の水分が空気中へ昇華
して、この水分昇華による雪層表面の性状変化のために
スキー目的において滑走性が低下する等といったことが
生じ、これに対しては全く対処できなかった。
言うまでもないが屋内の雪層においても低温低湿季にお
ける大気状態によっては、雪層中の水分が空気中へ昇華
して、この水分昇華による雪層表面の性状変化のために
スキー目的において滑走性が低下する等といったことが
生じ、これに対しては全く対処できなかった。
【0004】殊に、含水させてゲル状態で凍結させた水
膨潤性ポリマの粒子を素材とする人工雪では、水分昇華
により凍結ゲル中におけるポリマ成分比率が高くなるた
め、氷のみからなる人工雪に比べ上記の問題が特に顕著
であった。
膨潤性ポリマの粒子を素材とする人工雪では、水分昇華
により凍結ゲル中におけるポリマ成分比率が高くなるた
め、氷のみからなる人工雪に比べ上記の問題が特に顕著
であった。
【0005】本発明の目的は、合理的な手段により上記
問題の解消を図る点にある。
問題の解消を図る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による雪層維持方
法の特徴構成は、雪層上の空気に対する加湿により、又
は、前記雪層を冷却する冷却手段の出力調整により、前
記雪層の表面温度が雪層上空気の露点温度以下となる状
態に前記雪層と雪層上空気との相対的温湿度関係を調整
して、前記雪層から空気中への水分昇華を防止すること
にある。
法の特徴構成は、雪層上の空気に対する加湿により、又
は、前記雪層を冷却する冷却手段の出力調整により、前
記雪層の表面温度が雪層上空気の露点温度以下となる状
態に前記雪層と雪層上空気との相対的温湿度関係を調整
して、前記雪層から空気中への水分昇華を防止すること
にある。
【0007】また、本発明による雪層維持装置の特徴構
成は、雪層上の空気を加湿する加湿手段、又は、前記雪
層を冷却する冷却手段を設け、前記雪層の表面温度と雪
層上空気の露点温度との高低関係を判定する判定手段を
設け、この判定手段の判定結果に基づいて、前記雪層の
表面温度が雪層上空気の露点温度以下となるように、前
記加湿手段、又は、前記冷却手段を制御する制御手段を
設けたことにある。
成は、雪層上の空気を加湿する加湿手段、又は、前記雪
層を冷却する冷却手段を設け、前記雪層の表面温度と雪
層上空気の露点温度との高低関係を判定する判定手段を
設け、この判定手段の判定結果に基づいて、前記雪層の
表面温度が雪層上空気の露点温度以下となるように、前
記加湿手段、又は、前記冷却手段を制御する制御手段を
設けたことにある。
【0008】
【作用】つまり、雪層中水分の昇華は、雪層の表面温度
に対し相対的に雪層上空気の絶対湿度が低くて、雪層上
空気の露点温度が雪層の表面温度よりも低くなることに
より、換言すれば、雪層表面の蒸気圧が雪層上空気の水
蒸気分圧よりも高くなることにより生じる。
に対し相対的に雪層上空気の絶対湿度が低くて、雪層上
空気の露点温度が雪層の表面温度よりも低くなることに
より、換言すれば、雪層表面の蒸気圧が雪層上空気の水
蒸気分圧よりも高くなることにより生じる。
【0009】したがって、上記の各特徴構成では、大気
状態の変化等による雪層上空気の低湿化に対し、雪層上
空気の加湿により雪層上空気の絶対湿度を高めて、又
は、雪層を冷却する冷却手段の出力調整により雪層の表
面温度を低下側に調整して、雪層の表面温度が相対的に
雪層上空気の露点温度以下となる状態(すなわち、雪層
表面の蒸気圧が雪層上空気の水蒸気分圧以下となる状
態)とすることで、雪層中水分の空気中への昇華を防止
する。
状態の変化等による雪層上空気の低湿化に対し、雪層上
空気の加湿により雪層上空気の絶対湿度を高めて、又
は、雪層を冷却する冷却手段の出力調整により雪層の表
面温度を低下側に調整して、雪層の表面温度が相対的に
雪層上空気の露点温度以下となる状態(すなわち、雪層
表面の蒸気圧が雪層上空気の水蒸気分圧以下となる状
態)とすることで、雪層中水分の空気中への昇華を防止
する。
【0010】
【発明の効果】すなわち、本発明の雪層維持方法ないし
雪層維持装置によれば、従来対処できなかった水分昇華
による雪層表面の性状変化を回避できて、大気状態変化
等の空気低湿化要因の発生にかかわらず雪層表面の性状
をスキー目的においてその滑走性を高く維持するなど安
定的に維持し得るに至り、殊に、水膨潤性ポリマを使用
する人工雪では、水分昇華により雪層の性状が天然雪か
ら大きくかけ離れたものになってしまうといった従来の
問題を解消できることで、そのポリマ人工雪のスキー目
的等への適応性を大巾に向上し得るに至った。
雪層維持装置によれば、従来対処できなかった水分昇華
による雪層表面の性状変化を回避できて、大気状態変化
等の空気低湿化要因の発生にかかわらず雪層表面の性状
をスキー目的においてその滑走性を高く維持するなど安
定的に維持し得るに至り、殊に、水膨潤性ポリマを使用
する人工雪では、水分昇華により雪層の性状が天然雪か
ら大きくかけ離れたものになってしまうといった従来の
問題を解消できることで、そのポリマ人工雪のスキー目
的等への適応性を大巾に向上し得るに至った。
【0011】また、本発明によれば水分昇華による雪量
の減少をも防止でき、これにより、雪量維持に要する労
力・経費の節減も可能となる。
の減少をも防止でき、これにより、雪量維持に要する労
力・経費の節減も可能となる。
【0012】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0013】図1は屋内人工雪スキー場の設備構成を示
し、1は建屋、2は断熱手段を施した傾斜床、3は傾斜
床2のほぼ全面にわたらせて敷設した冷却配管、4は冷
却配管3に循環させる冷媒(例えばブライン)を冷却す
る低温冷凍機である。
し、1は建屋、2は断熱手段を施した傾斜床、3は傾斜
床2のほぼ全面にわたらせて敷設した冷却配管、4は冷
却配管3に循環させる冷媒(例えばブライン)を冷却す
る低温冷凍機である。
【0014】また、5は屋内を温湿度調整する空調設備
であり、減湿手段5a、温調手段5b、加湿手段5cを
備え、屋内からの還気Arと屋外からの取り入れ外気A
oとの混合空気を空調設備5により温湿度調整し、この
温湿度調整空気Asをファン6により屋内に送給する。
であり、減湿手段5a、温調手段5b、加湿手段5cを
備え、屋内からの還気Arと屋外からの取り入れ外気A
oとの混合空気を空調設備5により温湿度調整し、この
温湿度調整空気Asをファン6により屋内に送給する。
【0015】7は屋内の温度tr及び相対湿度rを検出
する検出器、8は冷却配管3の冷却温度tpを検出する
検出器であり、9はこれら検出器7,8の検出情報に基
づいて低温冷凍機4及び空調設備5を運転制御する制御
装置である。
する検出器、8は冷却配管3の冷却温度tpを検出する
検出器であり、9はこれら検出器7,8の検出情報に基
づいて低温冷凍機4及び空調設備5を運転制御する制御
装置である。
【0016】雪層Sの造成については、水を含浸させて
ゲル状とした水膨潤性ポリマを傾斜床2の上に敷き詰め
て含水ポリマ層を形成し、空調設備5により屋内を低温
雰囲気に維持した状態で、低温冷凍機4を運転して冷却
配管3により含水ポリマ層を冷却することで含水ポリマ
層を凍結させ、この凍結ポリマ層を雪層Sとする。
ゲル状とした水膨潤性ポリマを傾斜床2の上に敷き詰め
て含水ポリマ層を形成し、空調設備5により屋内を低温
雰囲気に維持した状態で、低温冷凍機4を運転して冷却
配管3により含水ポリマ層を冷却することで含水ポリマ
層を凍結させ、この凍結ポリマ層を雪層Sとする。
【0017】また、含水ポリマ層を凍結させた雪層Sの
表層部Saを切削装置により細かく切削破砕することで
天然に近い雪面を形成する。
表層部Saを切削装置により細かく切削破砕することで
天然に近い雪面を形成する。
【0018】一方、スキー場としての使用において、制
御装置9は、屋内温度trが設定値trrとなるよう
に、検出器7による検出屋内温度trと設定値trrと
の偏差Δtrに基づき空調設備5における温調手段5b
の温調出力を調整する。
御装置9は、屋内温度trが設定値trrとなるよう
に、検出器7による検出屋内温度trと設定値trrと
の偏差Δtrに基づき空調設備5における温調手段5b
の温調出力を調整する。
【0019】なお、屋内温度trの設定値trrには、
屋内者にサーマルショックや不快感を与えない範囲で、
雪層Sの融解抑制に適した低温値を採用する。
屋内者にサーマルショックや不快感を与えない範囲で、
雪層Sの融解抑制に適した低温値を採用する。
【0020】この屋内温度調整に並行して、制御装置9
は検出器7による検出屋内温度tr、及び、雪層表面温
度tsの設定値tssに基づき、雪層Sの表面温度ts
が設定値tssとなるような冷却配管3の冷却温度tp
pを次式により算出し、
は検出器7による検出屋内温度tr、及び、雪層表面温
度tsの設定値tssに基づき、雪層Sの表面温度ts
が設定値tssとなるような冷却配管3の冷却温度tp
pを次式により算出し、
【0021】 tpp=tss+α・d・(tss−tr)/λ 但し α;空気と雪層との熱伝達率 d;雪層の厚さ λ;雪層の熱伝導率
【0022】この算出冷却温度tppを目標冷却温度と
して、冷却配管3の冷却温度tpがその目標冷却温度t
ppとなるように、検出器8による検出冷却温度tpと
算出冷却温度tppとの偏差Δtpに基づき低温冷凍機
4の冷却出力を調整する。
して、冷却配管3の冷却温度tpがその目標冷却温度t
ppとなるように、検出器8による検出冷却温度tpと
算出冷却温度tppとの偏差Δtpに基づき低温冷凍機
4の冷却出力を調整する。
【0023】雪層表面温度tsの設定値tssは設定手
段9aに対する設定操作をもって変更できるようにして
あり、一般に雪層表面温度tsが低くなるほど雪層表面
の動摩擦係数が高くなる傾向があるのに対し、上記の冷
却温度調整において雪層表面温度tsの設定値tssを
変更することで、スキーにおける滑走性を調整できるよ
うにしてある。
段9aに対する設定操作をもって変更できるようにして
あり、一般に雪層表面温度tsが低くなるほど雪層表面
の動摩擦係数が高くなる傾向があるのに対し、上記の冷
却温度調整において雪層表面温度tsの設定値tssを
変更することで、スキーにおける滑走性を調整できるよ
うにしてある。
【0024】また、制御装置9は、検出器7により検出
される屋内の温度trと相対湿度rに基づき屋内空気A
rの露点温度tdを算出して、この露点温度tdと雪層
表面温度tsの設定値tssとの高低関係を判定する判
定部9bを備え、この判定部9bの判定結果に基づき、
屋内空気Arの露点温度tdを雪層表面温度tsの設定
値tssよりも所定温度Δt(例えばΔt=1℃de
g)だけ高い値に調整・維持するように、空調設備5に
おける減湿手段5a及び加湿手段5cを制御する。
される屋内の温度trと相対湿度rに基づき屋内空気A
rの露点温度tdを算出して、この露点温度tdと雪層
表面温度tsの設定値tssとの高低関係を判定する判
定部9bを備え、この判定部9bの判定結果に基づき、
屋内空気Arの露点温度tdを雪層表面温度tsの設定
値tssよりも所定温度Δt(例えばΔt=1℃de
g)だけ高い値に調整・維持するように、空調設備5に
おける減湿手段5a及び加湿手段5cを制御する。
【0025】つまり、雪層表面温度tsの設定値tss
よりも上記の所定温度Δtだけ高い値を目標露点温度t
dd(=tss+Δt)とし、湿度非調整下において屋
内空気Arの露点温度tdが目標露点温度tdd未満と
なるような状況では、加湿手段5cによる屋内加湿で屋
内空気Arの露点温度tdを目標露点温度tddにまで
高めて、屋内空気Arの露点温度tdが雪層Sの表面温
度ts(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値とな
るようにすることで、雪層Sから空気中への水分昇華を
防止し、これにより、水分昇華による雪質の悪化、及
び、それに伴う滑走性の低下を防止する。
よりも上記の所定温度Δtだけ高い値を目標露点温度t
dd(=tss+Δt)とし、湿度非調整下において屋
内空気Arの露点温度tdが目標露点温度tdd未満と
なるような状況では、加湿手段5cによる屋内加湿で屋
内空気Arの露点温度tdを目標露点温度tddにまで
高めて、屋内空気Arの露点温度tdが雪層Sの表面温
度ts(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値とな
るようにすることで、雪層Sから空気中への水分昇華を
防止し、これにより、水分昇華による雪質の悪化、及
び、それに伴う滑走性の低下を防止する。
【0026】また、湿度非調整下において屋内空気Ar
の露点温度tdが目標露点温度tddより高くなるよう
な状況では、減湿手段5aによる屋内減湿で屋内空気A
rの露点温度tdを目標露点温度tddにまで低下させ
て、屋内空気Arの露点温度tdが雪層Sの表面温度t
s(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値となるよ
うにすることで、空気中から雪層S上への過度の水分凝
結・着霜を防止し、これにより、そのような過度の水分
凝結・着霜による雪質の悪化、及び、それに伴う滑走性
の低下を防止する。
の露点温度tdが目標露点温度tddより高くなるよう
な状況では、減湿手段5aによる屋内減湿で屋内空気A
rの露点温度tdを目標露点温度tddにまで低下させ
て、屋内空気Arの露点温度tdが雪層Sの表面温度t
s(=tss)よりも所定温度Δtだけ高い値となるよ
うにすることで、空気中から雪層S上への過度の水分凝
結・着霜を防止し、これにより、そのような過度の水分
凝結・着霜による雪質の悪化、及び、それに伴う滑走性
の低下を防止する。
【0027】なお、加湿手段5cを最大出力で運転して
も屋内空気Arの露点温度tdを雪層Sの表面温度ts
(=tss)にまで高めることができない状況では、滑
走性に変化を生じることとなるが低温冷凍機4の出力調
整により冷却配管3の冷却温度tpを低下させて雪層S
の表面温度tsをそれまでの設定値tssよりも低下さ
せ、これにより、雪層Sからの水分昇華を抑止する。
も屋内空気Arの露点温度tdを雪層Sの表面温度ts
(=tss)にまで高めることができない状況では、滑
走性に変化を生じることとなるが低温冷凍機4の出力調
整により冷却配管3の冷却温度tpを低下させて雪層S
の表面温度tsをそれまでの設定値tssよりも低下さ
せ、これにより、雪層Sからの水分昇華を抑止する。
【0028】また、水分昇華を防止しきれず雪層Sが乾
燥状態となった場合には、屋内天井部に配設したスプリ
ンクラー装置10等の適宜散水手段により雪層S上へ散
水して雪層Sに水分補充することで、雪質を回復する。
燥状態となった場合には、屋内天井部に配設したスプリ
ンクラー装置10等の適宜散水手段により雪層S上へ散
水して雪層Sに水分補充することで、雪質を回復する。
【0029】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0030】雪層Sの表面温度tsが雪層上空気Arの
露点温度td以下となる状態に雪層Sと雪層上空気Ar
との相対的温湿度関係を調整するに、雪層S上の空気A
rを加湿することと、雪層Sを冷却する冷却手段3の冷
却出力を高めて雪層Sの表面温度tsを低下させること
との両方を並行実施する調整形態を採用してもよい。
露点温度td以下となる状態に雪層Sと雪層上空気Ar
との相対的温湿度関係を調整するに、雪層S上の空気A
rを加湿することと、雪層Sを冷却する冷却手段3の冷
却出力を高めて雪層Sの表面温度tsを低下させること
との両方を並行実施する調整形態を採用してもよい。
【0031】また、加湿手段5cを装備しない場合な
ど、雪層Sを冷却する冷却手段3の出力調整のみによ
り、雪層Sの表面温度tsが雪層上空気Arの露点温度
td以下となるようにする調整形態を採用してもよい。
ど、雪層Sを冷却する冷却手段3の出力調整のみによ
り、雪層Sの表面温度tsが雪層上空気Arの露点温度
td以下となるようにする調整形態を採用してもよい。
【0032】雪層Sの表面温度tsを把握するに、前述
の実施例の如く雪層上空気Arの温度tr、及び、雪層
冷却手段3の冷却温度tpから雪層Sの表面温度tsを
演算する形態に代えて、雪層Sの表面温度tsをセンサ
により直接に測定する形態を採用してもよい。
の実施例の如く雪層上空気Arの温度tr、及び、雪層
冷却手段3の冷却温度tpから雪層Sの表面温度tsを
演算する形態に代えて、雪層Sの表面温度tsをセンサ
により直接に測定する形態を採用してもよい。
【0033】雪層S上の空気Arに対する加湿により、
又は、雪層Sを冷却する冷却手段3の出力調整により、
雪層Sの表面温度tsと雪層上空気Arの露点温度td
とが等しくなるように雪層Sと雪層上空気Arとの相対
的温湿度関係を調整して、雪層Sから空気Ar中への水
分昇華を防止するようにしてもよい。
又は、雪層Sを冷却する冷却手段3の出力調整により、
雪層Sの表面温度tsと雪層上空気Arの露点温度td
とが等しくなるように雪層Sと雪層上空気Arとの相対
的温湿度関係を調整して、雪層Sから空気Ar中への水
分昇華を防止するようにしてもよい。
【0034】雪層Sは、含水させた水膨潤性ポリマを凍
結させた人工雪層に限定されるものではなく、水を氷点
下雰囲気中へ噴霧して凍結させて、その凍結氷粒子を積
層させた雪層、あるいは、氷塊や氷層を切削して形成し
た氷粒子を積層させた雪層等々、どのような形態で形成
した雪層であってもよい。
結させた人工雪層に限定されるものではなく、水を氷点
下雰囲気中へ噴霧して凍結させて、その凍結氷粒子を積
層させた雪層、あるいは、氷塊や氷層を切削して形成し
た氷粒子を積層させた雪層等々、どのような形態で形成
した雪層であってもよい。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】屋内人工雪スキー場の設備構成図
3 冷却手段 5c 加湿手段 9 制御手段 9b 判定手段 Ar 空気 S 雪層 td 露点温度 ts 表面温度
Claims (2)
- 【請求項1】雪層(S)上の空気(Ar)に対する加湿
により、又は、前記雪層(S)を冷却する冷却手段
(3)の出力調整により、前記雪層(S)の表面温度
(ts)が雪層上空気(Ar)の露点温度(td)以下
となる状態に前記雪層(S)と雪層上空気(Ar)との
相対的温湿度関係を調整して、前記雪層(S)から空気
中への水分昇華を防止する雪層維持方法。 - 【請求項2】雪層(S)上の空気(Ar)を加湿する加
湿手段(5c)、又は、前記雪層(S)を冷却する冷却
手段(3)を設け、前記雪層(S)の表面温度(ts)
と雪層上空気(Ar)の露点温度(td)との高低関係
を判定する判定手段(9b)を設け、この判定手段(9
b)の判定結果に基づいて、前記雪層(S)の表面温度
(ts)が雪層上空気(Ar)の露点温度(td)以下
となるように、前記加湿手段(5c)、又は、前記冷却
手段(3)を制御する制御手段(9)を設けた雪層維持
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17031492A JP3197341B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 雪層維持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17031492A JP3197341B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 雪層維持方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0611222A true JPH0611222A (ja) | 1994-01-21 |
JP3197341B2 JP3197341B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=15902673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17031492A Expired - Fee Related JP3197341B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 雪層維持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197341B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2623922A (en) * | 2019-07-12 | 2024-05-01 | Lumi Plugin Ltd | Lighting apparatus with detachable portion |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP17031492A patent/JP3197341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2623922A (en) * | 2019-07-12 | 2024-05-01 | Lumi Plugin Ltd | Lighting apparatus with detachable portion |
GB2623922B (en) * | 2019-07-12 | 2024-09-11 | Lumi Plugin Ltd | Lighting apparatus with detachable portion |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3197341B2 (ja) | 2001-08-13 |
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