JPH06111964A - 始動回路、放電灯点灯装置および照明器具 - Google Patents
始動回路、放電灯点灯装置および照明器具Info
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- JPH06111964A JPH06111964A JP26035192A JP26035192A JPH06111964A JP H06111964 A JPH06111964 A JP H06111964A JP 26035192 A JP26035192 A JP 26035192A JP 26035192 A JP26035192 A JP 26035192A JP H06111964 A JPH06111964 A JP H06111964A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィラメントの接続を正確に検出できる始動
回路、放電灯点灯装置および照明器具を提供する。 【構成】 蛍光ランプFL1 ,FL2 の始動の際は、インバ
ータ回路13は低い電圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加す
る。蛍光ランプFL1 ,FL2 のランプピンとソケットとの
間の酸化層の除去、ランプピン内のアウターリードとの
接触抵抗を低下させて、蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着の
検出を確実する。インバータ回路13の発振を0.1秒間
停止し、蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着を検出する。蛍光
ランプFL1,FL2 の装着は、直流電圧を印加して検出す
る。すべてのフィラメントFL1a,FL1b,FL2a,FL2bの装
着が検出された場合には、インバータ回路13は、低い電
圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加し、その後、電圧を増
加させて、蛍光ランプFL1 ,FL2 を点灯させる。
回路、放電灯点灯装置および照明器具を提供する。 【構成】 蛍光ランプFL1 ,FL2 の始動の際は、インバ
ータ回路13は低い電圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加す
る。蛍光ランプFL1 ,FL2 のランプピンとソケットとの
間の酸化層の除去、ランプピン内のアウターリードとの
接触抵抗を低下させて、蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着の
検出を確実する。インバータ回路13の発振を0.1秒間
停止し、蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着を検出する。蛍光
ランプFL1,FL2 の装着は、直流電圧を印加して検出す
る。すべてのフィラメントFL1a,FL1b,FL2a,FL2bの装
着が検出された場合には、インバータ回路13は、低い電
圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加し、その後、電圧を増
加させて、蛍光ランプFL1 ,FL2 を点灯させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィラメントの検出を
確実に行なうことができる始動回路、放電灯点灯装置お
よび照明器具に関する。
確実に行なうことができる始動回路、放電灯点灯装置お
よび照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電ランプのフィラメントの装着
を検出する放電灯点灯装置は、放電ランプに始動用の電
圧を印加する前に、直流電圧を印加して、フィラメント
のランプピンがソケットに接続され閉ループができるこ
とを検出し、放電ランプのフィラメントの装着を検出し
ている。
を検出する放電灯点灯装置は、放電ランプに始動用の電
圧を印加する前に、直流電圧を印加して、フィラメント
のランプピンがソケットに接続され閉ループができるこ
とを検出し、放電ランプのフィラメントの装着を検出し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィラ
メントの検出を直流で行なう場合、フィラメントが正常
に接続されているにもかかわらず、ランプピンとソケッ
トとの間の酸化層、あるいは、ランプピン内のアウター
リードとの接触抵抗またはランプピン先端への付着物に
より、誤判定するおそれがある問題を有している。
メントの検出を直流で行なう場合、フィラメントが正常
に接続されているにもかかわらず、ランプピンとソケッ
トとの間の酸化層、あるいは、ランプピン内のアウター
リードとの接触抵抗またはランプピン先端への付着物に
より、誤判定するおそれがある問題を有している。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、フィラメントの接続を正確に検出できる始動回路、
放電灯点灯装置および照明器具を提供することを目的と
する。
で、フィラメントの接続を正確に検出できる始動回路、
放電灯点灯装置および照明器具を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の始動回路
は、放電ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加
した後、電圧を増加して前記放電ランプを始動させると
ともに、直流電圧を印加して前記放電ランプのフィラメ
ントの装着を検出する始動回路を具備し、前記放電ラン
プが始動しない程度の電圧を所定時間前記放電ランプに
印加した後、所定時間発振を停止し、この電圧の印加を
停止している間に、前記放電ランプのフィラメントに直
流電圧を印加して前記フィラメントの装着を検出し、こ
のフィラメントの装着の検出後に、前記放電ランプが始
動しない程度の電圧を所定時間印加した後、電圧を増加
して前記放電ランプを点灯させるものである。
は、放電ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加
した後、電圧を増加して前記放電ランプを始動させると
ともに、直流電圧を印加して前記放電ランプのフィラメ
ントの装着を検出する始動回路を具備し、前記放電ラン
プが始動しない程度の電圧を所定時間前記放電ランプに
印加した後、所定時間発振を停止し、この電圧の印加を
停止している間に、前記放電ランプのフィラメントに直
流電圧を印加して前記フィラメントの装着を検出し、こ
のフィラメントの装着の検出後に、前記放電ランプが始
動しない程度の電圧を所定時間印加した後、電圧を増加
して前記放電ランプを点灯させるものである。
【0006】請求項2記載の始動回路は、請求項1記載
の始動回路において、電圧の印加を停止する前の電圧の
周波数を、電圧の印加を停止した後の周波数より高くし
て、電圧の印加を停止する前の電圧を、電圧の印加を停
止した後の電圧より低くしたものである。
の始動回路において、電圧の印加を停止する前の電圧の
周波数を、電圧の印加を停止した後の周波数より高くし
て、電圧の印加を停止する前の電圧を、電圧の印加を停
止した後の電圧より低くしたものである。
【0007】請求項3記載の始動回路は、請求項1また
は2記載の始動回路において、電圧の印加を停止する前
の電圧の印加時間を0.3秒以上としたものである。
は2記載の始動回路において、電圧の印加を停止する前
の電圧の印加時間を0.3秒以上としたものである。
【0008】請求項4記載の放電灯点灯装置は、電圧を
昇圧する昇圧チョッパ回路に、請求項1ないし3いずれ
か記載の始動回路を接続した放電灯点灯装置において、
電圧の印加を停止する前には前記昇圧チョッパ回路を動
作させず、電圧の印加を停止した後に前記昇圧チョッパ
回路を動作させるものである。
昇圧する昇圧チョッパ回路に、請求項1ないし3いずれ
か記載の始動回路を接続した放電灯点灯装置において、
電圧の印加を停止する前には前記昇圧チョッパ回路を動
作させず、電圧の印加を停止した後に前記昇圧チョッパ
回路を動作させるものである。
【0009】請求項5記載の照明器具は、器具本体に請
求項1ないし3いずれか記載の始動回路または請求項4
記載の放電灯点灯装置を設けたものである。
求項1ないし3いずれか記載の始動回路または請求項4
記載の放電灯点灯装置を設けたものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の始動回路は、放電ランプが始動
しない程度の電圧を所定時間印加した後、所定時間電圧
の印加を停止し、この電圧の印加を停止している際に、
放電ランプに直流電圧を印加してフィラメントの装着を
検出し、このフィラメントの装着の検出後に、放電ラン
プが始動しない程度の電圧を所定時間印加した後、電圧
を増加して放電ランプを点灯させるため、直流電圧によ
りフィラメントの装着を検出する前に、電圧が印加さ
れ、酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗の低下を図
れるので、誤検出を防止できる。
しない程度の電圧を所定時間印加した後、所定時間電圧
の印加を停止し、この電圧の印加を停止している際に、
放電ランプに直流電圧を印加してフィラメントの装着を
検出し、このフィラメントの装着の検出後に、放電ラン
プが始動しない程度の電圧を所定時間印加した後、電圧
を増加して放電ランプを点灯させるため、直流電圧によ
りフィラメントの装着を検出する前に、電圧が印加さ
れ、酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗の低下を図
れるので、誤検出を防止できる。
【0011】請求項2記載の始動回路は、請求項1記載
の始動回路において、電圧の印加を停止する前の電圧の
周波数を、電圧の印加を停止した後の周波数より高くし
て、電圧の印加を停止する前の電圧を、印加を停止した
後の電圧より低くし、放電ランプが始動前に点灯するこ
とを防ぐ。
の始動回路において、電圧の印加を停止する前の電圧の
周波数を、電圧の印加を停止した後の周波数より高くし
て、電圧の印加を停止する前の電圧を、印加を停止した
後の電圧より低くし、放電ランプが始動前に点灯するこ
とを防ぐ。
【0012】請求項3記載の始動回路は、請求項1また
は2記載の始動回路において、電圧の印加を停止する前
の電圧の印加時間を0.3秒以上としたため、酸化膜が
除去されるとともに、接触抵抗の低下を確実に図れ、フ
ィラメントの装着を確実にでき、誤検出を防止できる。
は2記載の始動回路において、電圧の印加を停止する前
の電圧の印加時間を0.3秒以上としたため、酸化膜が
除去されるとともに、接触抵抗の低下を確実に図れ、フ
ィラメントの装着を確実にでき、誤検出を防止できる。
【0013】請求項4記載の放電灯点灯装置は、電圧を
昇圧する昇圧チョッパ回路に、請求項1ないし3いずれ
か記載の始動回路を接続した放電灯点灯装置において、
電圧の印加を停止する前には昇圧チョッパ回路を動作さ
せず、電圧の印加を停止した後に昇圧チョッパ回路を動
作させるため、最初の電圧の印加を容易に低電圧にで
き、確実に酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗の低
下を図れるので、誤検出を防止できる。
昇圧する昇圧チョッパ回路に、請求項1ないし3いずれ
か記載の始動回路を接続した放電灯点灯装置において、
電圧の印加を停止する前には昇圧チョッパ回路を動作さ
せず、電圧の印加を停止した後に昇圧チョッパ回路を動
作させるため、最初の電圧の印加を容易に低電圧にで
き、確実に酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗の低
下を図れるので、誤検出を防止できる。
【0014】請求項5記載の照明器具は、器具本体に請
求項1ないし3いずれか記載の始動回路または請求項4
記載の放電灯点灯装置を設けたため、フィラメントの装
着の検出の誤検出を防止できる。
求項1ないし3いずれか記載の始動回路または請求項4
記載の放電灯点灯装置を設けたため、フィラメントの装
着の検出の誤検出を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の照明器具の一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0016】図2において、1は器具本体で、この器具
本体1は下面にV字状に反射面2,2が形成され、これ
ら反射面2の長手方向のそれぞれの両端には、ランプソ
ケット3,3が取り付けられ、これらランプソケット
3,3間には、放電ランプとしての蛍光ランプFL1 ,FL
2 が取り付けられている。
本体1は下面にV字状に反射面2,2が形成され、これ
ら反射面2の長手方向のそれぞれの両端には、ランプソ
ケット3,3が取り付けられ、これらランプソケット
3,3間には、放電ランプとしての蛍光ランプFL1 ,FL
2 が取り付けられている。
【0017】そして、器具本体1内には、図1に示す回
路が収納されている。この図1に示す回路は、商用交流
電源Eに全波整流器11が接続され、この全波整流器11に
は、昇圧チョッパ回路12および変形ハーフブリッジ型の
インバータ回路13が縦続接続されている。
路が収納されている。この図1に示す回路は、商用交流
電源Eに全波整流器11が接続され、この全波整流器11に
は、昇圧チョッパ回路12および変形ハーフブリッジ型の
インバータ回路13が縦続接続されている。
【0018】また、昇圧チョッパ回路12は、昇圧チョー
クL1、電界効果トランジスタQ1、ダイオードD1およびコ
ンデンサC1にて構成され、インバータ回路13は、2つの
電界効果トランジスタQ2,Q3にて構成されている。
クL1、電界効果トランジスタQ1、ダイオードD1およびコ
ンデンサC1にて構成され、インバータ回路13は、2つの
電界効果トランジスタQ2,Q3にて構成されている。
【0019】さらに、インバータ回路13の電界効果トラ
ンジスタQ3のドレイン、ソース間には、チョークコイル
L2を介して、コンデンサC2、および、フィラメントトラ
ンスTrの入力巻線Tra とコンデンサC3との直列回路が、
並列に接続されている。また、チョークコイルL2および
コンデンサC2の接続点には、バランサL3の中点が接続さ
れ、このバランサL3の一端には、蛍光ランプFL1 のフィ
ラメントFL1aが接続され、他端には蛍光ランプFL2 のフ
ィラメントFL2aが接続されている。
ンジスタQ3のドレイン、ソース間には、チョークコイル
L2を介して、コンデンサC2、および、フィラメントトラ
ンスTrの入力巻線Tra とコンデンサC3との直列回路が、
並列に接続されている。また、チョークコイルL2および
コンデンサC2の接続点には、バランサL3の中点が接続さ
れ、このバランサL3の一端には、蛍光ランプFL1 のフィ
ラメントFL1aが接続され、他端には蛍光ランプFL2 のフ
ィラメントFL2aが接続されている。
【0020】さらに、バランサL3の一端は、ダイオード
D2を介してフィラメントトランスTrの出力巻線Trb に接
続され、バランサL3の他端は、ダイオードD3を介してフ
ィラメントトランスTrの出力巻線Trc に接続され、この
ダイオードD3は抵抗R1を介してインバータ回路13の電界
効果トランジスタQ2に接続されている。また、出力巻線
Trb はダイオードD4および抵抗R2の直列回路を介して全
波整流器11の負極に接続されている。
D2を介してフィラメントトランスTrの出力巻線Trb に接
続され、バランサL3の他端は、ダイオードD3を介してフ
ィラメントトランスTrの出力巻線Trc に接続され、この
ダイオードD3は抵抗R1を介してインバータ回路13の電界
効果トランジスタQ2に接続されている。また、出力巻線
Trb はダイオードD4および抵抗R2の直列回路を介して全
波整流器11の負極に接続されている。
【0021】そして、蛍光ランプFL1 のフィラメントFL
1bは、ダイオードD5を介してフィラメントトランスTrの
出力巻線Trd に接続され、蛍光ランプFL2 のフィラメン
トFL2bは、ダイオードD6を介してフィラメントトランス
Trの出力巻線Trd に接続されている。また、ダイオード
D5は、抵抗R4を介して全波整流器11の負極に接続されて
いる。さらに、出力巻線Trd は、コンデンサC4を介して
全波整流器11の負極に接続されている。
1bは、ダイオードD5を介してフィラメントトランスTrの
出力巻線Trd に接続され、蛍光ランプFL2 のフィラメン
トFL2bは、ダイオードD6を介してフィラメントトランス
Trの出力巻線Trd に接続されている。また、ダイオード
D5は、抵抗R4を介して全波整流器11の負極に接続されて
いる。さらに、出力巻線Trd は、コンデンサC4を介して
全波整流器11の負極に接続されている。
【0022】さらに、ダイオードD4および抵抗R2の接続
点は、アンド回路14の一方の入力端子に接続され、ダイ
オードD5および抵抗R4の接続点は、アンド回路14の他方
の入力端子に接続されている。そして、このアンド回路
14の出力端子は、インバータ回路13の電界効果トランジ
スタQ2,Q3を制御するインバータ制御部15に接続されて
いる。
点は、アンド回路14の一方の入力端子に接続され、ダイ
オードD5および抵抗R4の接続点は、アンド回路14の他方
の入力端子に接続されている。そして、このアンド回路
14の出力端子は、インバータ回路13の電界効果トランジ
スタQ2,Q3を制御するインバータ制御部15に接続されて
いる。
【0023】また、インバータ制御部15は、電源として
ダイオードD7および抵抗R5を介してダイオードD1および
コンデンサC1の接続点に接続されるとともに、定電圧用
のツェナダイオードZD1 および平滑用のコンデンサC5に
接続されている。
ダイオードD7および抵抗R5を介してダイオードD1および
コンデンサC1の接続点に接続されるとともに、定電圧用
のツェナダイオードZD1 および平滑用のコンデンサC5に
接続されている。
【0024】さらに、昇圧チョッパ回路12の電界効果ト
ランジスタQ1は、チョッパ制御部16により制御され、こ
のチョッパ制御部16は、電源としてダイオードD8を介し
て抵抗R5およびダイオードD7の接続点に接続されるとと
もに、定電圧用のツェナダイオードZD2 および平滑用の
コンデンサC6に接続されている。
ランジスタQ1は、チョッパ制御部16により制御され、こ
のチョッパ制御部16は、電源としてダイオードD8を介し
て抵抗R5およびダイオードD7の接続点に接続されるとと
もに、定電圧用のツェナダイオードZD2 および平滑用の
コンデンサC6に接続されている。
【0025】次に、上記図1に示す回路の動作を図3に
示す波形図を参照して説明する。
示す波形図を参照して説明する。
【0026】まず、商用交流電源Eの電圧は、全波整流
器11で全波整流され、昇圧チョッパ回路12で昇圧すると
ともに、高調波を減少させ、インバータ回路13で高周波
に変換して、蛍光ランプFL1 ,FL2 を点灯させる。ま
た、インバータ制御部15およびチョッパ制御部16は、商
用交流電源Eの電源の投入とともに起動する。
器11で全波整流され、昇圧チョッパ回路12で昇圧すると
ともに、高調波を減少させ、インバータ回路13で高周波
に変換して、蛍光ランプFL1 ,FL2 を点灯させる。ま
た、インバータ制御部15およびチョッパ制御部16は、商
用交流電源Eの電源の投入とともに起動する。
【0027】そして、蛍光ランプFL1 ,FL2 の始動に際
しては、インバータ回路13は、130kHzの周波数で、
0.3秒発振し、蛍光ランプFL1 ,FL2 が点灯しない低
い電圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加する。このよう
に、最初に蛍光ランプFL1 ,FL2 に電圧を印加すること
により、蛍光ランプFL1 ,FL2 のランプピンとソケット
との間の酸化層、あるいは、ランプピン内のアウターリ
ードとの接触抵抗を低下させて、蛍光ランプFL1 ,FL2
の装着の検出を確実に行なえるようにする。
しては、インバータ回路13は、130kHzの周波数で、
0.3秒発振し、蛍光ランプFL1 ,FL2 が点灯しない低
い電圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加する。このよう
に、最初に蛍光ランプFL1 ,FL2 に電圧を印加すること
により、蛍光ランプFL1 ,FL2 のランプピンとソケット
との間の酸化層、あるいは、ランプピン内のアウターリ
ードとの接触抵抗を低下させて、蛍光ランプFL1 ,FL2
の装着の検出を確実に行なえるようにする。
【0028】次に、インバータ回路13の発振を0.1秒
間停止し、蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着を検出する。こ
の蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着の検出は、直流電圧を印
加し、抵抗R1から蛍光ランプFL2 のフィラメントFL2a、
バランサL3、蛍光ランプFL1のフィラメントFL1aおよび
ダイオードD4の経路で電流が流れるとともに、抵抗R3か
ら、蛍光ランプFL2 のフィラメントFL2bおよび蛍光ラン
プFL1 のフィラメントFL1bの経路で電流が流れることを
アンド回路14により検出して行なう。
間停止し、蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着を検出する。こ
の蛍光ランプFL1 ,FL2 の装着の検出は、直流電圧を印
加し、抵抗R1から蛍光ランプFL2 のフィラメントFL2a、
バランサL3、蛍光ランプFL1のフィラメントFL1aおよび
ダイオードD4の経路で電流が流れるとともに、抵抗R3か
ら、蛍光ランプFL2 のフィラメントFL2bおよび蛍光ラン
プFL1 のフィラメントFL1bの経路で電流が流れることを
アンド回路14により検出して行なう。
【0029】そして、蛍光ランプFL1 ,FL2 のすべての
フィラメントFL1a,FL1b,FL2a,FL2bの装着が検出され
ない場合には、インバータ制御部15はインバータ回路13
を発振させない。
フィラメントFL1a,FL1b,FL2a,FL2bの装着が検出され
ない場合には、インバータ制御部15はインバータ回路13
を発振させない。
【0030】一方、蛍光ランプFL1 ,FL2 のすべてのフ
ィラメントFL1a,FL1b,FL2a,FL2bの装着が検出された
場合には、インバータ回路13は、120kHzの周波数
で、0.6秒発振し、蛍光ランプFL1 ,FL2 が点灯しな
い低い電圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加し、その後、
電圧を増加させて、蛍光ランプFL1 ,FL2 を点灯させ
る。
ィラメントFL1a,FL1b,FL2a,FL2bの装着が検出された
場合には、インバータ回路13は、120kHzの周波数
で、0.6秒発振し、蛍光ランプFL1 ,FL2 が点灯しな
い低い電圧を蛍光ランプFL1 ,FL2 に印加し、その後、
電圧を増加させて、蛍光ランプFL1 ,FL2 を点灯させ
る。
【0031】次に、他の実施例を図4を参照して説明す
る。
る。
【0032】この図4に示す回路は、図1に示す回路に
おいて、タイマ回路17を設けるとともに、ダイオードD8
およびチョッパ制御部16の間にこのタイマ回路17によっ
て駆動されるスイッチSW1 を接続したものである。
おいて、タイマ回路17を設けるとともに、ダイオードD8
およびチョッパ制御部16の間にこのタイマ回路17によっ
て駆動されるスイッチSW1 を接続したものである。
【0033】そして、蛍光ランプFL1 ,FL2 が点灯しな
い低い電圧は、電圧の印加を停止する前後のインバータ
回路13の発振周波数は、ともに120kHzとしてインバ
ータ回路13の動作状態は同一にする。
い低い電圧は、電圧の印加を停止する前後のインバータ
回路13の発振周波数は、ともに120kHzとしてインバ
ータ回路13の動作状態は同一にする。
【0034】また、図5に示すように、昇圧チョッパ回
路12は、電源投入後、電圧の印加を停止して再び電圧を
印加するまで、スイッチSW1 を開成した状態を維持さ
せ、チョッパ制御部16に電圧を供給せず、再び電圧が印
加される際に、タイマ回路17によりスイッチSW1 を閉成
させて、チョッパ制御部16により昇圧チョッパ回路12を
動作させる。
路12は、電源投入後、電圧の印加を停止して再び電圧を
印加するまで、スイッチSW1 を開成した状態を維持さ
せ、チョッパ制御部16に電圧を供給せず、再び電圧が印
加される際に、タイマ回路17によりスイッチSW1 を閉成
させて、チョッパ制御部16により昇圧チョッパ回路12を
動作させる。
【0035】図4に示すように回路を構成することによ
り、インバータ回路13の発振周波数を変化させることな
く、出力を可変することができる。
り、インバータ回路13の発振周波数を変化させることな
く、出力を可変することができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の始動回路によれば、放電
ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加した後、
所定時間電圧の印加を停止し、この電圧の印加を停止し
ている際に、放電ランプに直流電圧を印加してフィラメ
ントの装着を検出し、このフィラメントの装着の検出後
に、放電ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加
した後、電圧を増加して放電ランプを点灯させるため、
直流電圧によりフィラメントの装着を検出する前に、電
圧が印加され、酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗
の低下を図れるので、誤検出を防止できる。
ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加した後、
所定時間電圧の印加を停止し、この電圧の印加を停止し
ている際に、放電ランプに直流電圧を印加してフィラメ
ントの装着を検出し、このフィラメントの装着の検出後
に、放電ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加
した後、電圧を増加して放電ランプを点灯させるため、
直流電圧によりフィラメントの装着を検出する前に、電
圧が印加され、酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗
の低下を図れるので、誤検出を防止できる。
【0037】請求項2記載の始動回路によれば、請求項
1記載の始動回路に加え、電圧の印加を停止する前の電
圧の周波数を、電圧の印加を停止した後の周波数より高
くして、電圧の印加を停止する前の電圧を、印加を停止
した後の電圧より低くし、放電ランプが始動前に点灯す
ることを防止できる。
1記載の始動回路に加え、電圧の印加を停止する前の電
圧の周波数を、電圧の印加を停止した後の周波数より高
くして、電圧の印加を停止する前の電圧を、印加を停止
した後の電圧より低くし、放電ランプが始動前に点灯す
ることを防止できる。
【0038】請求項3記載の始動回路によれば、請求項
1または2記載の始動回路に加え、電圧の印加を停止す
る前の電圧の印加時間を0.3秒以上としたため、酸化
膜が除去されるとともに、接触抵抗の低下を確実に図
れ、フィラメントの装着を確実にでき、誤検出を防止で
きる。
1または2記載の始動回路に加え、電圧の印加を停止す
る前の電圧の印加時間を0.3秒以上としたため、酸化
膜が除去されるとともに、接触抵抗の低下を確実に図
れ、フィラメントの装着を確実にでき、誤検出を防止で
きる。
【0039】請求項4記載の放電灯点灯装置によれば、
電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路に、請求項1ないし3
いずれか記載の始動回路を接続した放電灯点灯装置にお
いて、電圧の印加を停止する前には昇圧チョッパ回路を
動作させず、電圧の印加を停止した後に昇圧チョッパ回
路を動作させるため、最初の電圧の印加を容易に低電圧
にでき、確実に酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗
の低下を図れるので、誤検出を防止できる。
電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路に、請求項1ないし3
いずれか記載の始動回路を接続した放電灯点灯装置にお
いて、電圧の印加を停止する前には昇圧チョッパ回路を
動作させず、電圧の印加を停止した後に昇圧チョッパ回
路を動作させるため、最初の電圧の印加を容易に低電圧
にでき、確実に酸化膜が除去されるとともに、接触抵抗
の低下を図れるので、誤検出を防止できる。
【0040】請求項5記載の照明器具によれば、器具本
体に請求項1ないし3いずれか記載の始動回路または請
求項4記載の放電灯点灯装置を設けたため、フィラメン
トの装着の検出の誤検出を防止できる。
体に請求項1ないし3いずれか記載の始動回路または請
求項4記載の放電灯点灯装置を設けたため、フィラメン
トの装着の検出の誤検出を防止できる。
【図1】本発明の一実施例の放電灯点灯装置を示す回路
図である。
図である。
【図2】同上照明器具の外観を示す斜視図である。
【図3】同上図1に示す回路の動作を示す波形図であ
る。
る。
【図4】同上他の実施例を示す回路図である。
【図5】同上図4に示す回路の動作を示す波形図であ
る。
る。
12 昇圧チョッパ回路 FL1 ,FL2 放電ランプとしての蛍光ランプ
Claims (5)
- 【請求項1】 放電ランプが始動しない程度の電圧を所
定時間印加した後、電圧を増加して前記放電ランプを始
動させるとともに、直流電圧を印加して前記放電ランプ
のフィラメントの装着を検出する始動回路を具備し、 前記放電ランプが始動しない程度の電圧を所定時間前記
放電ランプに印加した後、所定時間発振を停止し、この
電圧の印加を停止している間に、前記放電ランプのフィ
ラメントに直流電圧を印加して前記フィラメントの装着
を検出し、このフィラメントの装着の検出後に、前記放
電ランプが始動しない程度の電圧を所定時間印加した
後、電圧を増加して前記放電ランプを点灯させることを
特徴とする始動回路。 - 【請求項2】 電圧の印加を停止する前の電圧の周波数
を、電圧の印加を停止した後の周波数より高くして、電
圧の印加を停止する前の電圧を、電圧の印加を停止した
後の電圧より低くしたことを特徴とする請求項1記載の
始動回路。 - 【請求項3】 電圧の印加を停止する前の電圧の印加時
間を0.3秒以上としたことを特徴とする請求項1また
は2記載の始動回路。 - 【請求項4】 電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路に、請
求項1ないし3いずれか記載の始動回路を接続した放電
灯点灯装置において、 電圧の印加を停止する前には前記昇圧チョッパ回路を動
作させず、電圧の印加を停止した後に前記昇圧チョッパ
回路を動作させることを特徴とする放電灯点灯装置。 - 【請求項5】 器具本体に請求項1ないし3いずれか記
載の始動回路または請求項4記載の放電灯点灯装置を設
けたことを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26035192A JPH06111964A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 始動回路、放電灯点灯装置および照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26035192A JPH06111964A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 始動回路、放電灯点灯装置および照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06111964A true JPH06111964A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17346758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26035192A Pending JPH06111964A (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 始動回路、放電灯点灯装置および照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06111964A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002076153A1 (de) * | 2001-03-21 | 2002-09-26 | Wedeco Ag Water Technology | Vorschaltgerät für uv-strahler sowie verfahren und vorrichtung zur desinfektion von wässern |
CN112738941A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-30 | 晨辉光宝科技股份有限公司 | 照明装置的驱动电路、驱动方法和照明装置 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP26035192A patent/JPH06111964A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002076153A1 (de) * | 2001-03-21 | 2002-09-26 | Wedeco Ag Water Technology | Vorschaltgerät für uv-strahler sowie verfahren und vorrichtung zur desinfektion von wässern |
CN112738941A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-30 | 晨辉光宝科技股份有限公司 | 照明装置的驱动电路、驱动方法和照明装置 |
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