JPH06117274A - 発電装置 - Google Patents
発電装置Info
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- JPH06117274A JPH06117274A JP26608892A JP26608892A JPH06117274A JP H06117274 A JPH06117274 A JP H06117274A JP 26608892 A JP26608892 A JP 26608892A JP 26608892 A JP26608892 A JP 26608892A JP H06117274 A JPH06117274 A JP H06117274A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料ガス生成装置の運転圧力を高くすること
なく発電効率を向上させることを可能とする。 【構成】 燃料ガス生成装置1からの燃料ガスの一部を
空気と共に1段ガスタービン6に供給し、その残りを1
段ガスタービン6からの排ガスと共に2段ガスタービン
9に供給して発電を行う発電装置において、上記1段ガ
スタービン6からの排ガスを昇圧する圧縮機16を設け
たことを特徴としている。
なく発電効率を向上させることを可能とする。 【構成】 燃料ガス生成装置1からの燃料ガスの一部を
空気と共に1段ガスタービン6に供給し、その残りを1
段ガスタービン6からの排ガスと共に2段ガスタービン
9に供給して発電を行う発電装置において、上記1段ガ
スタービン6からの排ガスを昇圧する圧縮機16を設け
たことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭ガス化ガス等の燃
料ガスで2つのガスタービンを駆動させる発電装置に関
するものである。
料ガスで2つのガスタービンを駆動させる発電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、燃料ガス生成装置、例えば石炭ガ
ス化炉で生成した石炭ガス化ガスを、空気と共にガスタ
ービンの燃焼器に供給し、そこで燃焼させて生じたガス
でタービンを廻し発電を行うことが試みられている。
ス化炉で生成した石炭ガス化ガスを、空気と共にガスタ
ービンの燃焼器に供給し、そこで燃焼させて生じたガス
でタービンを廻し発電を行うことが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の発電
装置では、ガスタービンの翼等の耐熱温度が例えば約13
00℃であるため、燃焼器からの燃焼ガスのタービン入口
温度が耐熱温度以下になるように、燃焼器への空気量を
過剰(例えば理論空気量の1.7 倍の空気)にしてすなわ
ち一部を冷却するために供給し、燃焼器内の温度を調節
するが、燃焼ガスに余分な空気が含まれるので、熱損失
が多く発電効率がよくない。
装置では、ガスタービンの翼等の耐熱温度が例えば約13
00℃であるため、燃焼器からの燃焼ガスのタービン入口
温度が耐熱温度以下になるように、燃焼器への空気量を
過剰(例えば理論空気量の1.7 倍の空気)にしてすなわ
ち一部を冷却するために供給し、燃焼器内の温度を調節
するが、燃焼ガスに余分な空気が含まれるので、熱損失
が多く発電効率がよくない。
【0004】このため、図2に示すように、ガスタービ
ンを2段(高圧と低圧)のガスタービン20,21で構
成し、石炭ガス化ガスの一部(燃焼ガスのタービン入口
温度が例えば約1300℃になるような量)を高圧ガスター
ビン20の燃焼器22に、残りを減圧機構23を介して
低圧タービン21の燃焼器24にそれぞれ供給してター
ビン20,21を駆動させることが提案された。これに
より、高圧ガスタービン20の燃焼器22には従来と同
様に過剰の空気が投入され冷却効果があり、また高圧ガ
スタービン20からの排ガス中の残存酸素は低圧ガスタ
ービン21の燃焼器24で使われるので、供給空気が有
効に利用され、発電効率が例えば 5〜10%向上する。
ンを2段(高圧と低圧)のガスタービン20,21で構
成し、石炭ガス化ガスの一部(燃焼ガスのタービン入口
温度が例えば約1300℃になるような量)を高圧ガスター
ビン20の燃焼器22に、残りを減圧機構23を介して
低圧タービン21の燃焼器24にそれぞれ供給してター
ビン20,21を駆動させることが提案された。これに
より、高圧ガスタービン20の燃焼器22には従来と同
様に過剰の空気が投入され冷却効果があり、また高圧ガ
スタービン20からの排ガス中の残存酸素は低圧ガスタ
ービン21の燃焼器24で使われるので、供給空気が有
効に利用され、発電効率が例えば 5〜10%向上する。
【0005】しかし、高圧ガスタービン20からの排ガ
スを低圧ガスタービン21に供給しているため、高圧ガ
スタービン20の入口圧力を例えば約50kg/cm2 と単段
ガスタービンの場合(例えば約35kg/cm2 )より高くし
ないと、低圧ガスタービン21を十分に駆動することが
できず、石炭ガス化ガスの圧力が高くなる。それに応じ
て石炭ガス化炉25等の燃料ガス生成装置26の運転圧
力も高くなるので、従来の圧力の燃料ガス生成装置を適
用できず、石炭ガス化炉25等に容器の肉厚の増加など
の特別の処置を施さなければならない。また、石炭ガス
化ガスは高圧であるため、低圧ガスタービン21へ供給
する際には減圧機構23で減圧しなければならず、高圧
の石炭ガス化ガスが有効に利用できない。
スを低圧ガスタービン21に供給しているため、高圧ガ
スタービン20の入口圧力を例えば約50kg/cm2 と単段
ガスタービンの場合(例えば約35kg/cm2 )より高くし
ないと、低圧ガスタービン21を十分に駆動することが
できず、石炭ガス化ガスの圧力が高くなる。それに応じ
て石炭ガス化炉25等の燃料ガス生成装置26の運転圧
力も高くなるので、従来の圧力の燃料ガス生成装置を適
用できず、石炭ガス化炉25等に容器の肉厚の増加など
の特別の処置を施さなければならない。また、石炭ガス
化ガスは高圧であるため、低圧ガスタービン21へ供給
する際には減圧機構23で減圧しなければならず、高圧
の石炭ガス化ガスが有効に利用できない。
【0006】そこで、本発明は、このような事情を考慮
してなされたものであり、その目的は、燃料ガス生成装
置の運転圧力を高くすることなく発電効率を向上できる
発電装置を提供することにある。
してなされたものであり、その目的は、燃料ガス生成装
置の運転圧力を高くすることなく発電効率を向上できる
発電装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、燃料ガス生成装置からの燃料ガスの一部
を空気と共に1段ガスタービンに供給し、その残りを1
段ガスタービンからの排ガスと共に2段ガスタービンに
供給して発電を行う発電装置において、上記1段ガスタ
ービンからの排ガスを昇圧する圧縮機を設けたものであ
る。
成するために、燃料ガス生成装置からの燃料ガスの一部
を空気と共に1段ガスタービンに供給し、その残りを1
段ガスタービンからの排ガスと共に2段ガスタービンに
供給して発電を行う発電装置において、上記1段ガスタ
ービンからの排ガスを昇圧する圧縮機を設けたものであ
る。
【0008】
【作用】1段ガスタービンからの排ガスを昇圧する圧縮
機を設けたことで、1段ガスタービンの入口圧力が単段
ガスタービンの場合とほぼ同じでも、その排ガスを圧縮
機で所定の圧力に昇圧してから2段ガスタービンに供給
することができ、十分にその排ガスで2段タービンを駆
動できる。また、圧縮機で昇圧する排ガスの圧力を燃料
ガス圧とほぼ同じにすれば、2段ガスタービンへ燃料ガ
スを減圧することなく供給でき、石炭ガス化ガスを有効
に利用できる。
機を設けたことで、1段ガスタービンの入口圧力が単段
ガスタービンの場合とほぼ同じでも、その排ガスを圧縮
機で所定の圧力に昇圧してから2段ガスタービンに供給
することができ、十分にその排ガスで2段タービンを駆
動できる。また、圧縮機で昇圧する排ガスの圧力を燃料
ガス圧とほぼ同じにすれば、2段ガスタービンへ燃料ガ
スを減圧することなく供給でき、石炭ガス化ガスを有効
に利用できる。
【0009】従って、燃料ガス生成装置の運転圧力を高
くすることなく発電効率を向上することが可能となる。
くすることなく発電効率を向上することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】本実施例では燃料ガスとして石炭ガス化ガ
スを用いた場合について説明する。
スを用いた場合について説明する。
【0012】図1において、1は燃料ガス生成装置を示
し、この生成装置1は、石炭を部分燃焼すると共に還元
して高温高圧(例えば約45Kg/cm2 )の石炭ガス化ガス
を生成する石炭ガス化炉2と、ガスを冷却する粗ガスク
ーラ3と、ガスを脱硫及び脱じん処理して精製するガス
精製装置4とから主に構成されている。
し、この生成装置1は、石炭を部分燃焼すると共に還元
して高温高圧(例えば約45Kg/cm2 )の石炭ガス化ガス
を生成する石炭ガス化炉2と、ガスを冷却する粗ガスク
ーラ3と、ガスを脱硫及び脱じん処理して精製するガス
精製装置4とから主に構成されている。
【0013】石炭ガス化炉1には、石炭ガス化ガスのガ
スライン5が接続され、このガスライン5に、粗ガスク
ーラ3及びガス精製装置4が順次介設されている。この
ガスライン5には、石炭ガス化ガスの一部(例えば燃焼
ガスのタービン入口温度が約1300℃になるような量(た
とえば約6割))を1段ガスタービン6の1段燃焼器7
に供給する1段ガスライン8及びその残りを2段ガスタ
ービン9の2段燃焼器10に供給する2段ガスライン1
1が接続されている。
スライン5が接続され、このガスライン5に、粗ガスク
ーラ3及びガス精製装置4が順次介設されている。この
ガスライン5には、石炭ガス化ガスの一部(例えば燃焼
ガスのタービン入口温度が約1300℃になるような量(た
とえば約6割))を1段ガスタービン6の1段燃焼器7
に供給する1段ガスライン8及びその残りを2段ガスタ
ービン9の2段燃焼器10に供給する2段ガスライン1
1が接続されている。
【0014】1段燃焼器7には、空気圧縮機12を有す
る空気供給ライン13が接続され、このライン13から
の空気中の酸素で石炭ガス化ガスが燃焼され、この高圧
(例えば約35Kg/cm2 )の燃焼ガスが1段ガスタービン
6に供給される。1段ガスタービン6には、タービン6
からの例えば約 600℃の排ガスを上記2段燃焼器10に
導く排ガスライン14が接続され、このライン14から
の排ガス中の酸素により2段燃焼器10で石炭ガス化ガ
スを燃焼させ、この燃焼ガスが2段ガスタービン9に供
給される。2段ガスタービン9からの排ガスは排熱回収
ボイラ15を介して冷却された後、大気に開放される。
る空気供給ライン13が接続され、このライン13から
の空気中の酸素で石炭ガス化ガスが燃焼され、この高圧
(例えば約35Kg/cm2 )の燃焼ガスが1段ガスタービン
6に供給される。1段ガスタービン6には、タービン6
からの例えば約 600℃の排ガスを上記2段燃焼器10に
導く排ガスライン14が接続され、このライン14から
の排ガス中の酸素により2段燃焼器10で石炭ガス化ガ
スを燃焼させ、この燃焼ガスが2段ガスタービン9に供
給される。2段ガスタービン9からの排ガスは排熱回収
ボイラ15を介して冷却された後、大気に開放される。
【0015】その2段ガスタービン9、上記1段ガスタ
ービン6及び空気圧縮機12が同軸上に設けられ、さら
にこの同軸上で、かつ上記排ガスライン14の間に、排
ガスを所定の圧力(2段燃焼器10への石炭ガス化ガス
の圧力とほぼ同じ圧力)に昇圧する排ガス圧縮機16が
設けられており、1段及び2段ガスタービン6,9によ
り発電機18が駆動されて発電が行われると共に併せて
空気圧縮機12及び排ガス圧縮機16が駆動されるよう
に構成されている。
ービン6及び空気圧縮機12が同軸上に設けられ、さら
にこの同軸上で、かつ上記排ガスライン14の間に、排
ガスを所定の圧力(2段燃焼器10への石炭ガス化ガス
の圧力とほぼ同じ圧力)に昇圧する排ガス圧縮機16が
設けられており、1段及び2段ガスタービン6,9によ
り発電機18が駆動されて発電が行われると共に併せて
空気圧縮機12及び排ガス圧縮機16が駆動されるよう
に構成されている。
【0016】また、排ガスライン14の排ガス圧縮機1
6の上流側には、排ガスを冷却する熱交換器17が介設
され、この熱交換器17は、2段燃焼器10への石炭ガ
ス化ガス量が1段燃焼器7に必要な量以外のガス量と同
じになるように、すなわち1段燃焼器7に供給される以
外の全ての石炭ガス化ガスが2段燃焼器10で消費され
るように排ガスを冷却するように構成されている。つま
り、2段燃焼器10への排ガス温度が低ければ低いほど
2段燃焼器10への燃料量を増加することができるの
で、排ガス温度を調節することにより2段燃焼器10へ
の石炭ガス化ガス量を決められる。
6の上流側には、排ガスを冷却する熱交換器17が介設
され、この熱交換器17は、2段燃焼器10への石炭ガ
ス化ガス量が1段燃焼器7に必要な量以外のガス量と同
じになるように、すなわち1段燃焼器7に供給される以
外の全ての石炭ガス化ガスが2段燃焼器10で消費され
るように排ガスを冷却するように構成されている。つま
り、2段燃焼器10への排ガス温度が低ければ低いほど
2段燃焼器10への燃料量を増加することができるの
で、排ガス温度を調節することにより2段燃焼器10へ
の石炭ガス化ガス量を決められる。
【0017】以上において、石炭ガス化炉2で生成した
高圧(例えば約45Kg/cm2 )の石炭ガス化ガスは、粗ガ
スクーラ3及びガス精製装置4を介して冷却及び精製処
理された後、その一部(例えば燃焼ガス温度を約1300℃
にするのに必要な量)が1段ガスライン8を介して1段
燃焼器7に流入する。その1段燃焼器7には、空気圧縮
機12により圧縮された空気が流入し、そこで空気中の
酸素の一部により石炭ガス化ガスが燃焼する。この燃焼
により生じた高温(約1300℃)高圧(約35Kg/cm2 )の
燃焼ガスが1段ガスタービン6に流入してタービンを回
し、そこで仕事をする。そのタービン6で仕事をした約
600℃の排ガスが排ガスライン14に流入し、熱交換器
17に至り冷却される。これは、1段燃焼器7に必要な
石炭ガス化ガス以外のガス化ガスが2段燃焼器10で消
費されると共に、排ガス中の酸素が消費されるように行
われる。この冷却された排ガスが排ガス圧縮機16に流
入し所定の圧力(石炭ガス化ガス圧とほぼ同圧力になる
よう)に昇圧される。その圧縮機には冷却されてから排
ガスが流入するので圧縮機16の耐熱性が向上する。昇
圧された排ガスは、排ガスライン14を介して2段燃焼
器10に流入する。
高圧(例えば約45Kg/cm2 )の石炭ガス化ガスは、粗ガ
スクーラ3及びガス精製装置4を介して冷却及び精製処
理された後、その一部(例えば燃焼ガス温度を約1300℃
にするのに必要な量)が1段ガスライン8を介して1段
燃焼器7に流入する。その1段燃焼器7には、空気圧縮
機12により圧縮された空気が流入し、そこで空気中の
酸素の一部により石炭ガス化ガスが燃焼する。この燃焼
により生じた高温(約1300℃)高圧(約35Kg/cm2 )の
燃焼ガスが1段ガスタービン6に流入してタービンを回
し、そこで仕事をする。そのタービン6で仕事をした約
600℃の排ガスが排ガスライン14に流入し、熱交換器
17に至り冷却される。これは、1段燃焼器7に必要な
石炭ガス化ガス以外のガス化ガスが2段燃焼器10で消
費されると共に、排ガス中の酸素が消費されるように行
われる。この冷却された排ガスが排ガス圧縮機16に流
入し所定の圧力(石炭ガス化ガス圧とほぼ同圧力になる
よう)に昇圧される。その圧縮機には冷却されてから排
ガスが流入するので圧縮機16の耐熱性が向上する。昇
圧された排ガスは、排ガスライン14を介して2段燃焼
器10に流入する。
【0018】一方、石炭ガス化ガスの残りは、2段ガス
ライン11を介して2段燃焼器10に流入し、そこで排
ガス中の残りの酸素により石炭ガス化ガスが燃焼し、こ
の高温(約1300℃)高圧(約35Kg/cm2 )の燃焼ガスが
2段ガスタービン9に流入してタービンを回し仕事をす
る。これにより、1段及び2段ガスタービン6,9のタ
ービンが回転して発電機18が駆動され、発電機18に
て電気エネルギーを発生すると共に、空気圧縮機12及
び排ガス圧縮機16が駆動される。
ライン11を介して2段燃焼器10に流入し、そこで排
ガス中の残りの酸素により石炭ガス化ガスが燃焼し、こ
の高温(約1300℃)高圧(約35Kg/cm2 )の燃焼ガスが
2段ガスタービン9に流入してタービンを回し仕事をす
る。これにより、1段及び2段ガスタービン6,9のタ
ービンが回転して発電機18が駆動され、発電機18に
て電気エネルギーを発生すると共に、空気圧縮機12及
び排ガス圧縮機16が駆動される。
【0019】このように、石炭ガス化ガスは1段燃焼器
7と2段燃焼器10に分配されることにより、1段ガス
タービン6の燃焼器7には石炭ガス化ガスの燃焼に必要
な量(例えば理論空気量の1.1倍)の空気を供給すれば
よく、冷却用の空気が不要になると共に、1段ガスター
ビン6からの排ガス中の酸素が2段燃焼器10で使われ
る(排ガスが冷却されているためガス中の酸素がほどん
ど使われる)ので、余分な空気がほとんど含まれず、ガ
スの熱損失が少なく発電効率が向上する。
7と2段燃焼器10に分配されることにより、1段ガス
タービン6の燃焼器7には石炭ガス化ガスの燃焼に必要
な量(例えば理論空気量の1.1倍)の空気を供給すれば
よく、冷却用の空気が不要になると共に、1段ガスター
ビン6からの排ガス中の酸素が2段燃焼器10で使われ
る(排ガスが冷却されているためガス中の酸素がほどん
ど使われる)ので、余分な空気がほとんど含まれず、ガ
スの熱損失が少なく発電効率が向上する。
【0020】1段ガスタービン6の入口圧力が単段ガス
タービンの場合とほぼ同じ圧力(例えば約35Kg/cm2 )
で、1段ガスタービン6からの排ガスでは2段ガスター
ビン9の駆動を行えなくても、その排ガスは排ガス圧縮
機16で昇圧されるので、十分に2段ガスタービン9を
駆動するができる。このため、石炭ガス化炉2等の燃料
ガス生成装置1を従来の圧力で運転でき、石炭ガス化炉
2、ガス精製装置4等の容器の肉厚を変えることなく従
来の燃料ガス生成装置を適用できる。
タービンの場合とほぼ同じ圧力(例えば約35Kg/cm2 )
で、1段ガスタービン6からの排ガスでは2段ガスター
ビン9の駆動を行えなくても、その排ガスは排ガス圧縮
機16で昇圧されるので、十分に2段ガスタービン9を
駆動するができる。このため、石炭ガス化炉2等の燃料
ガス生成装置1を従来の圧力で運転でき、石炭ガス化炉
2、ガス精製装置4等の容器の肉厚を変えることなく従
来の燃料ガス生成装置を適用できる。
【0021】また、排ガス圧縮機16で昇圧する排ガス
の圧力を石炭ガス化ガス圧とほぼ同じにすれば、2段燃
焼器10に石炭ガス化ガスを減圧することなく供給で
き、石炭ガス化ガスを有効に利用できる。
の圧力を石炭ガス化ガス圧とほぼ同じにすれば、2段燃
焼器10に石炭ガス化ガスを減圧することなく供給で
き、石炭ガス化ガスを有効に利用できる。
【0022】従って、燃料ガス生成装置1の運転圧力を
高くすることなく発電効率を向上することができる。
高くすることなく発電効率を向上することができる。
【0023】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、燃料ガス
の一部と空気を1段ガスタービンに供給し、その1段ガ
スタービンからの排ガスを圧縮機で圧縮してから燃料ガ
スと共に2段ガスタービンに供給するので、燃料ガス生
成装置の運転圧力を高くすることなく発電効率を向上で
きるという優れた効果を発揮する。
の一部と空気を1段ガスタービンに供給し、その1段ガ
スタービンからの排ガスを圧縮機で圧縮してから燃料ガ
スと共に2段ガスタービンに供給するので、燃料ガス生
成装置の運転圧力を高くすることなく発電効率を向上で
きるという優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】先に提案された発電装置の一例を示す構成図で
ある。
ある。
1 燃料ガス生成装置 6 1段ガスタービン 9 2段ガスタービン 16 排ガス圧縮機
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料ガス生成装置からの燃料ガスの一部
を空気と共に1段ガスタービンに供給し、その残りを1
段ガスタービンからの排ガスと共に2段ガスタービンに
供給して発電を行う発電装置において、上記1段ガスタ
ービンからの排ガスを昇圧する圧縮機を設けたことを特
徴とする発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26608892A JPH06117274A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26608892A JPH06117274A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117274A true JPH06117274A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17426172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26608892A Pending JPH06117274A (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06117274A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530035A (ja) * | 2008-07-30 | 2011-12-15 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 代替作動流体を用いて発電システムを動作させるシステム及び方法 |
JP2012062897A (ja) * | 2004-10-20 | 2012-03-29 | Norsk Hydro Asa | 排気ガスからのco2の捕獲方法 |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP26608892A patent/JPH06117274A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012062897A (ja) * | 2004-10-20 | 2012-03-29 | Norsk Hydro Asa | 排気ガスからのco2の捕獲方法 |
JP2011530035A (ja) * | 2008-07-30 | 2011-12-15 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 代替作動流体を用いて発電システムを動作させるシステム及び方法 |
US8806849B2 (en) | 2008-07-30 | 2014-08-19 | The University Of Wyoming | System and method of operating a power generation system with an alternative working fluid |
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