JPH06114127A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JPH06114127A JPH06114127A JP4285028A JP28502892A JPH06114127A JP H06114127 A JPH06114127 A JP H06114127A JP 4285028 A JP4285028 A JP 4285028A JP 28502892 A JP28502892 A JP 28502892A JP H06114127 A JPH06114127 A JP H06114127A
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- elastic
- face
- recess
- club head
- ball
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボールとクラブヘツドとの反発係数を高めて
ボールの飛距離を増大させることができるゴルフクラブ
ヘッドを提供する。 【構成】 ヘッド本体11のフェース面に形成された凹
所11a内に装着するフェース体14を、凹所内に収容
される剛体板15と、この剛体板と凹所内底面との間に
配置される複数個の弾性体16とにより構成する。各弾
性体は両凸面レンズ状をなしている。ゴルフボールおよ
びフェース体の任意の荷重時のばね定数をそれぞれk
b,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、フェース
体が、任意の同一荷重に対し、 kb/kc=Mb/Mc の関係をほぼ満たす非線形弾性特性を有する。
ボールの飛距離を増大させることができるゴルフクラブ
ヘッドを提供する。 【構成】 ヘッド本体11のフェース面に形成された凹
所11a内に装着するフェース体14を、凹所内に収容
される剛体板15と、この剛体板と凹所内底面との間に
配置される複数個の弾性体16とにより構成する。各弾
性体は両凸面レンズ状をなしている。ゴルフボールおよ
びフェース体の任意の荷重時のばね定数をそれぞれk
b,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、フェース
体が、任意の同一荷重に対し、 kb/kc=Mb/Mc の関係をほぼ満たす非線形弾性特性を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフクラブヘッドに関
し、更に詳しくは、ゴルフボールの飛距離を伸ばすこと
ができるフェース体構造に関する。
し、更に詳しくは、ゴルフボールの飛距離を伸ばすこと
ができるフェース体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】打球時のボールの初速を高めてボールの
飛距離を増大させるためにはボールとクラブヘッドとの
反発係数をできるだけ大きくすることが重要であり、そ
のためにはヘッドのフェース部をボールの変形に同調さ
せて変形させることが望ましい。
飛距離を増大させるためにはボールとクラブヘッドとの
反発係数をできるだけ大きくすることが重要であり、そ
のためにはヘッドのフェース部をボールの変形に同調さ
せて変形させることが望ましい。
【0003】このような同調変形を実現するためには、
ヘッドのフェース部がボールとの衝突による圧縮変形の
範囲内においてボールの変形とほぼ同調する剛性(ばね
定数)を有するとともに、ボールとの衝突による圧縮変
形の範囲内で弾性挙動をすることが必要である。ヘツド
フェース部およびボールの変形を同調させるためには、
ボールおよびヘツドフェース部のばね定数をそれぞれk
b,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、ヘツドフ
ェース部のばね定数が、
ヘッドのフェース部がボールとの衝突による圧縮変形の
範囲内においてボールの変形とほぼ同調する剛性(ばね
定数)を有するとともに、ボールとの衝突による圧縮変
形の範囲内で弾性挙動をすることが必要である。ヘツド
フェース部およびボールの変形を同調させるためには、
ボールおよびヘツドフェース部のばね定数をそれぞれk
b,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、ヘツドフ
ェース部のばね定数が、
【数2】kb/kc=Mb/Mc の関係を満たす必要がある。
【0004】そこで、本出願人は特願平4−13629
2号において、ヘッド本体のフェース部にゴム状弾性板
と、この弾性板の表面を覆う繊維強化樹脂(FRP)表
面層とを有するフェース体を設けてなるゴルフクラブヘ
ッドを提案した。係るゴルフクラブヘッドのフェース体
はボールとの衝突によって生じ得る圧縮変形の範囲内で
弾性挙動をすることができ、且つ、ボールの変形とほぼ
同調する剛性を有するので、ボールの飛距離を増大させ
ることが可能となる。
2号において、ヘッド本体のフェース部にゴム状弾性板
と、この弾性板の表面を覆う繊維強化樹脂(FRP)表
面層とを有するフェース体を設けてなるゴルフクラブヘ
ッドを提案した。係るゴルフクラブヘッドのフェース体
はボールとの衝突によって生じ得る圧縮変形の範囲内で
弾性挙動をすることができ、且つ、ボールの変形とほぼ
同調する剛性を有するので、ボールの飛距離を増大させ
ることが可能となる。
【0005】しかし、打球時のボールの弾性変形は非線
形特性を有するのに対し、従来より提案されているゴム
状弾性体とFRP表面層との複合フェース体はほぼ線形
の弾性特性を有するものであるため、フェース体とボー
ルの同調変形はあくまで近似的なものである。
形特性を有するのに対し、従来より提案されているゴム
状弾性体とFRP表面層との複合フェース体はほぼ線形
の弾性特性を有するものであるため、フェース体とボー
ルの同調変形はあくまで近似的なものである。
【0006】したがって、このような線形弾性特性を有
する複合フェース体を使用する場合、その剛性(ばね定
数)は次のような方法で決定することが望ましい。
する複合フェース体を使用する場合、その剛性(ばね定
数)は次のような方法で決定することが望ましい。
【0007】すなわち、ボールは一般に図11(a) に示
すような非線形弾性特性を有する。同図において縦軸は
ボールに加わる荷重Pbを示し、横軸はその荷重による
ボールの変形量(圧縮量)δbを示す。クラブヘツドが
速度v=40m/secでボールに当たったとき、ボール
が最大で約5.67mm縮むとすると、変形量δb=5.67m
mのときのボールの割線剛性Kbを求め、この割線剛性
Kbに対し次の数3の関係を満たすように、フェース体
の剛性kc(図11(b) 参照)を決定する。
すような非線形弾性特性を有する。同図において縦軸は
ボールに加わる荷重Pbを示し、横軸はその荷重による
ボールの変形量(圧縮量)δbを示す。クラブヘツドが
速度v=40m/secでボールに当たったとき、ボール
が最大で約5.67mm縮むとすると、変形量δb=5.67m
mのときのボールの割線剛性Kbを求め、この割線剛性
Kbに対し次の数3の関係を満たすように、フェース体
の剛性kc(図11(b) 参照)を決定する。
【数3】Kb/kc=Mb/Mc
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した剛性決定方法
は線形弾性特性を有するフェース体を用いる場合には最
善の方法であるが、ボールの非線形弾性特性に対してフ
ェース体が線形弾性特性を有するという本質的な違いの
ため、エネルギーロスが生じることは避け得ない。この
ため、ボールとクラブヘツドとの反発係数を高めるには
限界があった。
は線形弾性特性を有するフェース体を用いる場合には最
善の方法であるが、ボールの非線形弾性特性に対してフ
ェース体が線形弾性特性を有するという本質的な違いの
ため、エネルギーロスが生じることは避け得ない。この
ため、ボールとクラブヘツドとの反発係数を高めるには
限界があった。
【0009】したがって、本発明の目的は、上記欠点を
解消しボールとクラブヘツドとの反発係数を一層高めて
ボールの飛距離を増大させることができるゴルフクラブ
ヘッドを提供することにある。
解消しボールとクラブヘツドとの反発係数を一層高めて
ボールの飛距離を増大させることができるゴルフクラブ
ヘッドを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ヘッド本体のフェース面にフェース体を
装着したゴルフクラブヘッドにおいて、ゴルフボールお
よびフェース体の任意の荷重時のばね定数をそれぞれk
b,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、フェース
体が、任意の同一荷重に対し、
に、本発明は、ヘッド本体のフェース面にフェース体を
装着したゴルフクラブヘッドにおいて、ゴルフボールお
よびフェース体の任意の荷重時のばね定数をそれぞれk
b,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、フェース
体が、任意の同一荷重に対し、
【数4】kb/kc=Mb/Mc の関係をほぼ満たす非線形弾性特性を有することを特徴
とするゴルフクラブヘッドを提供する。
とするゴルフクラブヘッドを提供する。
【0011】本発明の一態様においては、フェース体が
ヘッド本体の凹所内に収容された剛体板と、剛体板とヘ
ッド本体のフェース部の凹所内底面との間に配置された
複数個の弾性体とを有し、各弾性体は両凸レンズ状をな
している。
ヘッド本体の凹所内に収容された剛体板と、剛体板とヘ
ッド本体のフェース部の凹所内底面との間に配置された
複数個の弾性体とを有し、各弾性体は両凸レンズ状をな
している。
【0012】本発明の別の態様においては、ヘッド本体
の凹所内に収容された2つの弾性板と、凹所の開口部側
の弾性板の表面に配設された剛体板と、両弾性板間に配
置された複数個の剛体とを有し、各硬質体は両凸レンズ
状をなしている。
の凹所内に収容された2つの弾性板と、凹所の開口部側
の弾性板の表面に配設された剛体板と、両弾性板間に配
置された複数個の剛体とを有し、各硬質体は両凸レンズ
状をなしている。
【0013】本発明の更に別の態様においては、フェー
ス体がヘッド本体の凹所内に収容された2つの弾性板
と、凹所の開口部側の弾性板の表面に配設された剛体板
と、両弾性板間に配置された複数個の剛体とを有し、各
硬質体は両凸レンズ状をなしている。
ス体がヘッド本体の凹所内に収容された2つの弾性板
と、凹所の開口部側の弾性板の表面に配設された剛体板
と、両弾性板間に配置された複数個の剛体とを有し、各
硬質体は両凸レンズ状をなしている。
【0014】本発明の更に別の態様においては、フェー
ス体がヘッド本体の凹所内に収容される2つの剛体板
と、両硬質板間に配置された複数個の弾性体とを有し、
各弾性体は部分的にコイルピッチまたは巻き径の異なる
コイルばねからなる。
ス体がヘッド本体の凹所内に収容される2つの剛体板
と、両硬質板間に配置された複数個の弾性体とを有し、
各弾性体は部分的にコイルピッチまたは巻き径の異なる
コイルばねからなる。
【0015】
【作用】上記構成のゴルフクラブヘッドにおいては、フ
ェース体が任意の同一荷重に対し数4の条件をほぼ満た
す非線形弾性特性を有するので、打球時のボールの変形
過程においてフェース体がほぼ理想的な同調変形をし、
エネルギーのロスが非常に小さくなるので、ボールとク
ラブヘッドとの反発係数が増大し、ボールの飛距離が伸
びることとなる。
ェース体が任意の同一荷重に対し数4の条件をほぼ満た
す非線形弾性特性を有するので、打球時のボールの変形
過程においてフェース体がほぼ理想的な同調変形をし、
エネルギーのロスが非常に小さくなるので、ボールとク
ラブヘッドとの反発係数が増大し、ボールの飛距離が伸
びることとなる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例につき説明する。なお、図中同一構成部材には同一参
照符号を付して重複説明を省略する。
例につき説明する。なお、図中同一構成部材には同一参
照符号を付して重複説明を省略する。
【0017】図1および図2は本発明の一実施例を示し
たものであり、図1はゴルフクラブヘッドの一部断面側
面図、図2はヘツドの一部破断正面図である。これらの
図を参照すると、クラブヘッド10はステンレス鋼、軽
合金等の金属若しくは繊維強化樹脂、繊維強化金属等で
作られた中空構造のヘッド本体11と、ヘッド本体11
のヒール端に一体に形成されたネック部12とを備えて
おり、ネック部12にはクラブシャフト13を挿着する
ためのシヤフト取付穴12aが形成されている。
たものであり、図1はゴルフクラブヘッドの一部断面側
面図、図2はヘツドの一部破断正面図である。これらの
図を参照すると、クラブヘッド10はステンレス鋼、軽
合金等の金属若しくは繊維強化樹脂、繊維強化金属等で
作られた中空構造のヘッド本体11と、ヘッド本体11
のヒール端に一体に形成されたネック部12とを備えて
おり、ネック部12にはクラブシャフト13を挿着する
ためのシヤフト取付穴12aが形成されている。
【0018】ヘッド本体11のフェース部には凹所11
aが形成されており、この凹所には後述する非線形弾性
特性を有するフェース体14が挿着されている。ここで
は、フェース体14は例えば炭素繊維強化樹脂からなる
剛体板15と、この剛体板15とヘッド本体のフェース
部の凹所内底面との間に配置された複数個(ここでは6
個)のゴム状弾性体16とからなり、各弾性体16は両
凸レンズ状をなしている。剛体板15は弾性体16に固
着されているが、ヘッド本体11の凹所11aには摺動
可能に嵌合している。
aが形成されており、この凹所には後述する非線形弾性
特性を有するフェース体14が挿着されている。ここで
は、フェース体14は例えば炭素繊維強化樹脂からなる
剛体板15と、この剛体板15とヘッド本体のフェース
部の凹所内底面との間に配置された複数個(ここでは6
個)のゴム状弾性体16とからなり、各弾性体16は両
凸レンズ状をなしている。剛体板15は弾性体16に固
着されているが、ヘッド本体11の凹所11aには摺動
可能に嵌合している。
【0019】上記フェース体14は、ゴルフボール17
およびフェース体14の任意の荷重時のばね定数をそれ
ぞれkb,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、図
5に示すように、任意の同一荷重Pnに対し、
およびフェース体14の任意の荷重時のばね定数をそれ
ぞれkb,kc、質量をそれぞれMb,Mcとしたとき、図
5に示すように、任意の同一荷重Pnに対し、
【数5】kb/kc=Mb/Mc の関係をほぼ満足する非線形弾性特性を有する。
【0020】次に、このような特性のフェース体14に
用いる弾性体16の作製方法につき、図3および図4を
参照して説明する。
用いる弾性体16の作製方法につき、図3および図4を
参照して説明する。
【0021】図3は打球時における弾性体16の半割体
16aとゴルフボール17との関係を示したものであ
る。この実施例では、半割体16aは半径rの曲面を有
し、厚みがtである。ヘツド10が荷重Pcでボール1
7と衝突したときの弾性体16の半割体16aの変形量
をδcとすると、変形量δcの時のヘツド本体11の凹所
11aの内底面又は剛体15の背面との接触面積Aは、
16aとゴルフボール17との関係を示したものであ
る。この実施例では、半割体16aは半径rの曲面を有
し、厚みがtである。ヘツド10が荷重Pcでボール1
7と衝突したときの弾性体16の半割体16aの変形量
をδcとすると、変形量δcの時のヘツド本体11の凹所
11aの内底面又は剛体15の背面との接触面積Aは、
【数6】 で表すことができる。したがって、半割体16aのヤン
グ係数をEとすると、荷重Pcと変形量δcの関係は、
グ係数をEとすると、荷重Pcと変形量δcの関係は、
【数7】
【数8】 で表すことができる。
【0022】一方、ゴルフボール17に加わる荷重Pb
と変形量δbとの関係は、実験によると、
と変形量δbとの関係は、実験によると、
【数9】Pb=460δb2 となるから、これを微分すると、
【数10】 となる。
【0023】フェース体14とゴルフボール17の変形
が完全に同調する条件は、任意の同一荷重に対して上記
数5の関係を満たすことであるから、上記数5において
Mb=46g、Mc=200gとすると、kc=4.3kbとなる。
したがって、フェース体14に加わる荷重をPc、フェ
ース体14の変形量をδcとすると、
が完全に同調する条件は、任意の同一荷重に対して上記
数5の関係を満たすことであるから、上記数5において
Mb=46g、Mc=200gとすると、kc=4.3kbとなる。
したがって、フェース体14に加わる荷重をPc、フェ
ース体14の変形量をδcとすると、
【数11】 の関係になる。
【0024】弾性体16は厚みtの半割体16aを2つ
合わせた形状のものであるから、この弾性体16をn個
配設するものとすると、数7より、1つの弾性体16に
おいては、
合わせた形状のものであるから、この弾性体16をn個
配設するものとすると、数7より、1つの弾性体16に
おいては、
【数12】 となり、フェース体14内の全体でn個の弾性体16に
おいては、
おいては、
【数13】
【数14】 となる。よって、数11に数10および数13を代入す
ると、
ると、
【数15】 となる。ここで、Pb=Pcであるから、数9および数1
4より、
4より、
【数16】 よって、
【数17】 となる。さらに数17を数16に代入すると、
【数18】 よって、
【数19】 ここで、数19の両辺を2乗すると、
【数20】 となる。ここで、r=20mm、E=140N/mm2、t=
3mmとすると、数20よりn=5.8となるから、弾性体
16の必要個数は6個ということになる。また、図4
(a) に示すように、一方、厚みt=3mmの半割体16
aの直径d1は21mmとなるが、ヘッド本体11の凹所
11aへの収納を可能にするために、変形に影響の少な
い外縁部を除去して、図4(b) に示すように、直径d2
=15mmの弾性体16とするのが好ましい。
3mmとすると、数20よりn=5.8となるから、弾性体
16の必要個数は6個ということになる。また、図4
(a) に示すように、一方、厚みt=3mmの半割体16
aの直径d1は21mmとなるが、ヘッド本体11の凹所
11aへの収納を可能にするために、変形に影響の少な
い外縁部を除去して、図4(b) に示すように、直径d2
=15mmの弾性体16とするのが好ましい。
【0025】なお、弾性体16は2つの半割体16aを
貼り合わせたものであってもよいが、一体成形すること
も可能である。
貼り合わせたものであってもよいが、一体成形すること
も可能である。
【0026】上記構成を有するゴルフクラブヘッドにお
いては、フェース体14が任意の同一荷重に対し上記数
5の同調条件をほぼ満足する非線形弾性特性を有するの
で、打球時のボール17の変形過程においてフェース体
14がほぼ理想的な同調変形をし、エネルギーのロスが
非常に小さくなるので、ボール17とクラブヘッド10
との反発係数が増大し、ボール17の飛距離が伸びるこ
ととなる。また、インパクト時のボール17の変形量δ
bが例えば約5.67mmのとき、フェース体14における
弾性体16の変形量δcは約1.32mmとなる。このとき
弾性体16の歪εεは、1.32/6.00=0.22であり、ゴム
等の弾性材料の弾性範囲内にある。したがって、弾性体
16はインパクトによる圧縮変形の範囲内で弾性挙動を
し、上記数5の同調条件を満足する変形を行なうことが
できる。
いては、フェース体14が任意の同一荷重に対し上記数
5の同調条件をほぼ満足する非線形弾性特性を有するの
で、打球時のボール17の変形過程においてフェース体
14がほぼ理想的な同調変形をし、エネルギーのロスが
非常に小さくなるので、ボール17とクラブヘッド10
との反発係数が増大し、ボール17の飛距離が伸びるこ
ととなる。また、インパクト時のボール17の変形量δ
bが例えば約5.67mmのとき、フェース体14における
弾性体16の変形量δcは約1.32mmとなる。このとき
弾性体16の歪εεは、1.32/6.00=0.22であり、ゴム
等の弾性材料の弾性範囲内にある。したがって、弾性体
16はインパクトによる圧縮変形の範囲内で弾性挙動を
し、上記数5の同調条件を満足する変形を行なうことが
できる。
【0027】図6は本発明の他の実施例を示したもので
ある。この実施例では、フェース体14がヘッド本体1
1の凹所11a内に収容される2つのゴム状弾性板1
8、19と、フェース面に沿って両弾性板18、19間
に配置された複数個の剛体20とを有し、各剛体20は
ゴルフボールとほぼ同一曲率の凸曲面を有する両凸レン
ズ状をなしている。剛体20は鉄、アルミニウム、チタ
ン等の金属、あるいは、ガラス、プラスチック等で作る
ことができる。さらに、凹所11aの開口部側の弾性板
18の表面には例えば炭素繊維強化樹脂、金属等からな
る剛体板21が固着されている。この剛体板21はイン
パクト時に弾性板18に加わる荷重を分散させる役割を
果たすとともに、弾性板18の表面を保護するので、フ
ェース体14の表面の傷の防止や耐久性の向上に役立
つ。
ある。この実施例では、フェース体14がヘッド本体1
1の凹所11a内に収容される2つのゴム状弾性板1
8、19と、フェース面に沿って両弾性板18、19間
に配置された複数個の剛体20とを有し、各剛体20は
ゴルフボールとほぼ同一曲率の凸曲面を有する両凸レン
ズ状をなしている。剛体20は鉄、アルミニウム、チタ
ン等の金属、あるいは、ガラス、プラスチック等で作る
ことができる。さらに、凹所11aの開口部側の弾性板
18の表面には例えば炭素繊維強化樹脂、金属等からな
る剛体板21が固着されている。この剛体板21はイン
パクト時に弾性板18に加わる荷重を分散させる役割を
果たすとともに、弾性板18の表面を保護するので、フ
ェース体14の表面の傷の防止や耐久性の向上に役立
つ。
【0028】この実施例においても、弾性板18,19
をヤング係数E=140N/mm2、厚みt=3mmのもの
とし、剛体20を上記弾性体16と同一寸法形状のもの
とすし、且つ、同一個数の剛体20を使用することによ
り、上述した数5の条件を満足するフェース体14とす
ることができ、上記実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
をヤング係数E=140N/mm2、厚みt=3mmのもの
とし、剛体20を上記弾性体16と同一寸法形状のもの
とすし、且つ、同一個数の剛体20を使用することによ
り、上述した数5の条件を満足するフェース体14とす
ることができ、上記実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0029】図7は本発明の別の実施例におけるフェー
ス体を示したものである。このフェース体14は2つの
剛体22,23の間に複数個のゴム状弾性体24を配設
したものとなっているが、各弾性体24は凸曲面を有す
る平凸レンズ状をなしている。この実施例の場合、弾性
体24を図1および図2に示す実施例の弾性体16より
も堅い弾性材料で作ることにより、同様の作用効果を得
ることができる。
ス体を示したものである。このフェース体14は2つの
剛体22,23の間に複数個のゴム状弾性体24を配設
したものとなっているが、各弾性体24は凸曲面を有す
る平凸レンズ状をなしている。この実施例の場合、弾性
体24を図1および図2に示す実施例の弾性体16より
も堅い弾性材料で作ることにより、同様の作用効果を得
ることができる。
【0030】図8は本発明の更に別の実施例におけるフ
ェース体を示したものである。このフェース体14は2
つの剛体25,26の間に複数個の弾性体としてのコイ
ルばね27を配設したものとなっており、コイルばね2
7は例えばその両端部分27a,27bのコイルピッチ
間隔を中央部分27cのコイルピッチ間隔よりも小さく
することにより、非線形弾性特性を有するものとなって
いる。したがって、図9に模式的に示すように、コイル
ばね27の変形量δcが小さいときはコイルばね27全
体がばねとして働くが、変形量δcが大きくなってコイ
ルばね27の両端部分27a,27bのコイルが互いに
接触するとその部分はばねとして機能しなくなるので、
コイルばね27のばね定数(剛性)が変わる。したがっ
て、このようなコイルばね27を用いることにより、図
1および図2に示す実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
ェース体を示したものである。このフェース体14は2
つの剛体25,26の間に複数個の弾性体としてのコイ
ルばね27を配設したものとなっており、コイルばね2
7は例えばその両端部分27a,27bのコイルピッチ
間隔を中央部分27cのコイルピッチ間隔よりも小さく
することにより、非線形弾性特性を有するものとなって
いる。したがって、図9に模式的に示すように、コイル
ばね27の変形量δcが小さいときはコイルばね27全
体がばねとして働くが、変形量δcが大きくなってコイ
ルばね27の両端部分27a,27bのコイルが互いに
接触するとその部分はばねとして機能しなくなるので、
コイルばね27のばね定数(剛性)が変わる。したがっ
て、このようなコイルばね27を用いることにより、図
1および図2に示す実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0031】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記態様のみに限定されるものではなく、例えば図
1に示す実施例の変形例として弾性体と剛体板との積層
を多層構造としたり、図6に示す実施例の変形例として
剛体を弾性板との一体成形により弾性板内に埋設しても
よい。また、図7および図8に示す実施例における2つ
の剛体板のうちの一方はヘッド本体のフェース面に形成
される凹所の底壁部にて形成してもよい。さらに、図8
に示すコイルばね27に代えて、図10(a) または(b)
に示すような、部分的に巻き径の異なるつづみ形コイル
ばね28や樽形コイルばね29を使用しても同様の作用
効果が得られる。
明は上記態様のみに限定されるものではなく、例えば図
1に示す実施例の変形例として弾性体と剛体板との積層
を多層構造としたり、図6に示す実施例の変形例として
剛体を弾性板との一体成形により弾性板内に埋設しても
よい。また、図7および図8に示す実施例における2つ
の剛体板のうちの一方はヘッド本体のフェース面に形成
される凹所の底壁部にて形成してもよい。さらに、図8
に示すコイルばね27に代えて、図10(a) または(b)
に示すような、部分的に巻き径の異なるつづみ形コイル
ばね28や樽形コイルばね29を使用しても同様の作用
効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、フェース体が任意の同一荷重に対しボールとの
同調変形条件をほぼ満たす非線形弾性特性を有するの
で、打球時のボールの変形過程においてフェース体がほ
ぼ理想的な同調変形をし、エネルギーのロスが非常に小
さくなるので、ボールとクラブヘッドとの反発係数が増
大する。したがってボールの飛距離を増大させることが
できるゴルフクラブヘッドを提供することができる。
よれば、フェース体が任意の同一荷重に対しボールとの
同調変形条件をほぼ満たす非線形弾性特性を有するの
で、打球時のボールの変形過程においてフェース体がほ
ぼ理想的な同調変形をし、エネルギーのロスが非常に小
さくなるので、ボールとクラブヘッドとの反発係数が増
大する。したがってボールの飛距離を増大させることが
できるゴルフクラブヘッドを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すゴルフクラブヘッドの
一部縦断面側面図である。
一部縦断面側面図である。
【図2】図1に示すクラブヘッドの一部破断正面図であ
る。
る。
【図3】図1および図2に示す実施例の弾性体とボール
の同調条件を説明するための図である。
の同調条件を説明するための図である。
【図4】図1および図2に示す実施例の弾性体の寸法設
定例を示す図である。
定例を示す図である。
【図5】本発明によるゴルフクラブヘッドのフェース体
のばね定数(剛性)とボールのばね定数(剛性)との関
係を示すグラフである。
のばね定数(剛性)とボールのばね定数(剛性)との関
係を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例を示すゴルフクラブヘッド
の一部縦断面側面図である。
の一部縦断面側面図である。
【図7】本発明の別の実施例におけるフェース体の構造
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図8】本発明の更に別の実施例におけるフェース体の
構造を示す側面図である。
構造を示す側面図である。
【図9】図8に示すフェース体の変形量と変形状態との
関係を説明するグラフである。
関係を説明するグラフである。
【図10】図8の実施例のコイルばねと置換可能な変形
例として、(a) は鼓形コイルばねの例を示す断面図、
(b) は樽形コイルばねの例を示す断面図ある。
例として、(a) は鼓形コイルばねの例を示す断面図、
(b) は樽形コイルばねの例を示す断面図ある。
【図11】(a) はゴルフボールのインパクト時の変形と
割線剛性との関係を説明するグラフであり、(b) は線形
弾性特性を有する従来のフェース体のインパクト時の変
形と剛性との関係を示す図である。
割線剛性との関係を説明するグラフであり、(b) は線形
弾性特性を有する従来のフェース体のインパクト時の変
形と剛性との関係を示す図である。
10 ゴルフクラブヘッド 11 ヘッド本体 11a 凹所 14 フェース体 15 剛体板 16 両凸レンズ状弾性体 16a 半割体 17 ゴルフボール 18,19 弾性板 20 両凸レンズ状剛体 21 剛体板 22,23 剛体板 24 平凸レンズ状弾性体 25,26 剛体板 27 コイルばね
Claims (5)
- 【請求項1】 ヘッド本体のフェース面に形成した凹所
にフェース体を装着したゴルフクラブヘッドにおいて、
ゴルフボールおよびフェース体の任意の荷重時のばね定
数をそれぞれkb,kc、質量をそれぞれMb,Mcとした
とき、フェース体が、任意の同一荷重に対し、 【数1】kb/kc=Mb/Mc の関係をほぼ満たす非線形弾性特性を有することを特徴
とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】 フェース体がヘッド本体の凹所内に収容
された剛体板と、硬質板とヘッド本体のフェース部の凹
所内底面との間に配置された複数個の弾性体とを有し、
各弾性体は両凸レンズ状をなしていることを特徴とする
請求項1記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項3】 フェース体がヘッド本体の凹所内に収容
された2つの弾性板と、凹所の開口部側の弾性板の表面
に配設された剛体板と、両弾性板間に配置された複数個
の剛体とを有し、各剛体は両凸レンズ状をなしているこ
とを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項4】 フェース体がヘッド本体の凹所内に収容
された2つの剛体板と、両剛体板間に配置された複数個
の弾性体とを有し、各弾性体は平凸レンズ状をなしてい
ることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項5】 フェース体がヘッド本体の凹所内に収容
される2つの剛体板と、両剛体板間に配置された複数個
の弾性体とを有し、各弾性体は部分的にコイルピッチま
たは巻き径の異なるコイルばねからなることを特徴とす
る請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285028A JPH06114127A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285028A JPH06114127A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114127A true JPH06114127A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17686222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4285028A Pending JPH06114127A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114127A (ja) |
Cited By (16)
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---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-09-30 JP JP4285028A patent/JPH06114127A/ja active Pending
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