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JPH06108832A - 自動車の排気管構造 - Google Patents

自動車の排気管構造

Info

Publication number
JPH06108832A
JPH06108832A JP4285134A JP28513492A JPH06108832A JP H06108832 A JPH06108832 A JP H06108832A JP 4285134 A JP4285134 A JP 4285134A JP 28513492 A JP28513492 A JP 28513492A JP H06108832 A JPH06108832 A JP H06108832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
exhaust
catalyst
pipes
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4285134A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyuki Otani
文幸 大谷
Toshio Hasuike
敏夫 蓮池
Rie Miyamoto
理恵 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP4285134A priority Critical patent/JPH06108832A/ja
Publication of JPH06108832A publication Critical patent/JPH06108832A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 それぞれ触媒が配設されて、運転状態に応じ
て選択的に使用される第1、第2排気管を有する自動車
の排気管構造において、この種の排気管に必要とされる
フレキシブルジョイント部を1箇所だけとして、エンジ
ンルームもしくは車体床下における省スペース化を図る
と共に、上記触媒の排気浄化効率を向上させる。 【構成】 下流側に三元触媒18が配設されているエン
ジン低回転時用の第1中間排気管12を、下流側にNO
x触媒18が配設されているエンジン高回転時用の第2
排気管13内に挿通して、両排気管12,13を熱交換
可能に合体させると共に、この合体部分に両排気管1
2,13のフレキシブルジョイント20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の排気管構造、特
に運転状態に応じて選択的に排気ガスを排出する2系統
の排気管を有する自動車の排気管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用のエンジンにおいては、
排気通路を例えば排気ガスの高温時用の通路と低温時用
の通路とに分割し、それぞれの通路に排気ガス温度に応
じた排気浄化特性を有する触媒装置を備えると共に、こ
れらの通路をエンジンの運転状態ないし排気ガス温度に
応じて選択的に使用することにより、排気浄化効率を一
層向上させることが試みられている。
【0003】このような技術の一例として、例えば特開
平3−275923号公報によれば、2サイクルエンジ
ンの流出物制御装置として、排気ガスを排気行程の最初
に排出される比較的高温のブローダウンガスと、その後
に排出される比較的低温の掃気ガスとに分離してそれぞ
れ排出する2系統の排気通路を設け、ブローダウンガス
を排出する通路に第1触媒コンバータを配設すると共
に、両通路の合流部より下流側に第2触媒コンバータを
配設した構成が開示されている。
【0004】これによれば、エンジン始動時に、高温の
ブローダウンガスにより第1触媒コンバータが迅速に作
動温度まで加熱されると共に、この第1触媒コンバータ
の加熱作用によって上記ブローダウンガスがさらに加熱
されることにより、第2触媒コンバータも一層速やかに
作動温度に達する、とされている。
【0005】また、自動車用4サイクルエンジンの排気
管構造としては、2つの三元触媒を直列に配設した排気
管と、NOx触媒と三元触媒とを直列に配設した排気管
とを備え、CO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)の排
出量が多くなるエンジンの低回転時ないし排気ガスの低
温時には前者の排気管を使用し、またNOx(窒素酸化
物)の排出量が多くなるエンジンの高回転時ないし排気
ガスの高温時には後者の排気管を使用することにより、
上記CO、HC、NOxのいずれに対しても高い浄化効
率が得られるようにしたものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車用エ
ンジンの場合、排気管は車体前部のエンジンから車体後
端部にかけて配設されるのが通例であって、これを一連
の剛体として構成して車体に結合した場合、車体の撓み
により、該排気管に曲げや捩じり等の大きな応力が作用
することになり、これが排気管の耐久性を低下させる原
因となるのである。
【0007】そこで、この種の排気管は上流側部分と下
流側部分とに分割し、その両者をフレキシブルなジョイ
ントで結合するように構成されるのであるが、上記のよ
うに排気管が2系統に分割されている場合には、このフ
レキシブルジョイントを2つの排気管にそれぞれ設けな
ければならないことになる。そのため、エンジンルーム
内もしくは車体の床下に大きなスペースを確保しなけれ
ばならなくなる等、排気系統のレイアウト上の問題が発
生するのである。
【0008】また、排気管を2系統として、エンジンの
運転状態に応じて選択的に使用するようにした場合、使
用されていない方の排気管は当該自動車の走行に伴う走
行風等によって冷却されることになる。そのため、エン
ジンの運転状態が切り換わって、その排気管の使用を開
始した直後に、排気ガスの温度が低下してしまって当該
排気管に設置されている触媒の温度が活性温度まで速や
かに上昇しないことになり、そのため、該触媒の排気浄
化効率が一時的に低下するのである。
【0009】そこで、本発明は、2系統の排気管を有す
る自動車用エンジンの排気管構造において、これらの排
気管のフレキシブルジョイント部をコンパクト化して、
エンジンルーム内もしくは車体床下における省スペース
化を図り、併せて触媒の排気浄化効率を向上させること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る自動車の排気管構造は次のように構成
したことを特徴とする。
【0011】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、2つの高温活性型触媒が直列に配
設された第1排気管と、上流側に低温活性型触媒が、下
流側に高温活性型触媒がそれぞれ配設された第2排気管
とを有し、エンジンの運転状態に応じて上記両排気管を
選択して排気ガスを排出するように構成されたものにお
いて、上記第1排気管における2つの高温活性型触媒の
配設部の中間部分と、第2排気管における低温活性型触
媒の配設部より上流側の部分とを熱交換可能に合体し、
その合体部分に、両排気管の上流側部分と下流側部分と
を折曲可能に接続するフレキシブルジョイントを設けた
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明における第1、第2排気管
の合体部分を、第2排気管の内部に第1排気管を挿通し
た二重構造としたことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項3に係る発明(以下、第3
発明という)は、上記第1発明もしくは第2発明におい
て、第1排気管の下流部に配設された高温活性型触媒
と、第2排気管の下流部に配設された高温活性型触媒と
を共用するように構成したことを特徴とする。
【0014】そして、請求項4に係る発明(以下、第4
発明という)は、上記第1発明、第2発明もしくは第3
発明における高温活性型触媒として三元触媒を用い、低
温活性型触媒としてNOx触媒を用いたことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】上記の構成によれば、第1〜第4発明のいずれ
によっても、第1、第2排気管が所定の部位で合体され
ると共に、その合体部分にフレキシブルジョイントが設
けられるので、排気管が2系統に分割されているにもか
かわらず、これらの排気管のフレキシブルジョイント部
が1箇所となる。したがって、2つの排気管にそれぞれ
フレキシブルジョイントを設ける場合よりエンジンルー
ム内もしくは車体床下のスペースが節約されることにな
る。
【0016】また、上記第1、第2排気管の合体部分に
おいては、両排気管間での熱交換が可能とされるから、
排気ガスが一方の排気管を通過しているときに、その熱
で他方の排気管が予め加熱されることになる。したがっ
て、排気ガスを通過させる排気管が切り換わったとき
に、排気ガスの温度の低下が防止されて、下流側に配設
されている触媒の温度が直ちに活性温度まで上昇し、或
は該触媒の温度の低下が防止されることになり、排気管
の切り換わり直後から良好な排気浄化効率が得られるこ
とになる。
【0017】そして、特に第2発明によれば、第1、第
2排気管の合体部分を、その合体部分より下流側に高温
活性型触媒のみが配設されている第1排気管を第2排気
管の内部に挿通する構成としたから、排気ガスが第2排
気管を通って排出されているときに、その熱で第1排気
管が効果的に加熱されると共に、この第1排気管の使用
に切り換わったときに、該第1排気管の下流部の高温活
性型触媒に高温の排気ガスが供給されて、該触媒が直ち
に活性状態となるのである。
【0018】また、第3発明によれば、第1排気管の下
流部に配設された高温活性型触媒と、第2排気管の下流
部に配設された高温活性型触媒とを共用するようにした
から、この高温活性型触媒が有効に使用されて、両排気
管の下流部にそれぞれ高温活性型触媒を備える場合よ
り、当該排気系統の構成が簡素化されることになる。
【0019】さらに、第4発明においては、上記高温活
性型触媒として三元触媒を用い、低温活性型触媒として
NOx触媒を用いるので、これらの触媒の排気浄化作用
により、排気ガス中のCO,HC,NOxが、いずれも
効率よく除去されることになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】図1は自動車に搭載されたエンジン1の排
気系統を示すもので、このエンジン1は車体2の前部の
エンジンルーム3に収容されていると共に、その排気系
統10が、該エンジン1の前方からその下方に回り込ん
だ後、上記エンジンルーム3内から車体2の床下空間4
を通って該車体2の後端部に導かれている。
【0022】この排気系統10は、上記エンジン1の排
気ポートに接続された上流側排気管11と、該上流側排
気管11が分岐されてなる第1、第2中間排気管12,
13と、該第1、第2中間排気管12,13が合流して
車体後端部まで延びる下流側排気管14とで構成されて
いる。
【0023】そして、上記第1、第2中間排気管12,
13の分岐部Xには、これらの排気管12,13を上流
側排気管11に選択的に連通させる切り換え装置15が
設けられていると共に、第1中間排気管12における上
記分岐部Xの直下流部には下流側には第1三元触媒16
が設置されている。また、第2中間排気管13における
第1中間排気管12との合流部Yの直上流部にはNOx
触媒17が設置されていると共に、第1、第2中間排気
管12,13の合流部Yの直下流部における下流側排気
管14には第2三元触媒18が設置されている。
【0024】ここで、上記第1、第2三元触媒16,1
8は、CO,HC及びNOxに対して浄化作用を有する
もので、図2に示すように、排気ガスの高温時に高い浄
化効率を示す高温活性型の触媒であり、また、NOx触
媒17は、もっぱらNOxに対して浄化作用を有するも
ので、図3に示すように、排気ガスの低温時に高い浄化
効率を示す低温活性型の触媒である。
【0025】一方、この排気系統10においては、上記
第1中間排気管12が、第1三元触媒16の配設部より
下流側で第2中間排気管13内に突入し、該第2中間排
気管13内を通過した後、該第2中間排気管13におけ
るNOx触媒17の配設部の直上流部から外部に突出す
るように設けられている。そして、第2中間排気管13
におけるNOx触媒17の側方を通過した後、その下流
側の合流部Yで該第2中間排気管13と合流するように
なっている。つまり、第1中間排気管12における第1
三元触媒16の配設部から第2中間排気管13との合流
部Yまでの間の所定の部分と、第2中間排気管13にお
ける第1中間排気管12との分岐部XからNOx触媒1
7の配設部までの間の所定の部分とが、前者を内側、後
者を外側として、二重構造とされているのである。
【0026】そして、この二重構造部分に、図4に拡大
して示すような両中間排気管12,13の上、下流部を
折曲可能に連結するフレキシブルジョイント20が設け
られているのであり、次に、このフレキシブルジョイン
ト20の構造について説明する。
【0027】図5に示すように、第1、第2中間排気管
12,13の二重構造部分において、両排気管12,1
3は上流側部分12a,13aと下流側部分12b,1
3bとに分割されていると共に、第1中間排気管12の
上流側部分12aにおける下流端部には小径の球面状拡
開部21が設けられ、また、第2中間排気管13の上流
側部分13aにおける同じく下流端部には大径の球面状
拡開部22が設けられて、両拡開部21,22が同心状
に配置されている。
【0028】また、第1中間排気管12の下流側部分1
2bにおける上流端部には、先端に開口部23aが設け
られた小径の中空球体部23が設けられ、また、第2中
間排気管13の下流側部分13bにおける上流端部に
は、同じく先端に開口部24aが設けられた大径の中空
球体部24が設けられて、後者の球体部24内に前者の
球体部23が同心状に位置するように配置されている。
その場合に、第1中間排気管12の上流側部分12aに
おける球面状拡開部21の内面と、下流側部分12bに
おける球体部23の外面とは径が等しくされ、また、第
2中間排気管13の上流側部分13aにおける球面状拡
開部22の内面と、下流側部分13bにおける球体部2
4の外面も径が等しくされている。
【0029】そして、第1中間排気管12の上流側部分
12aにおける球面状拡開部21に、同じく第1中間排
気管12の下流側部分12bにおける球体部23の先端
が球面接触で密接されて、上流側部分12aにおける管
内通路が、下流側部分12bの球体部23における開口
部23a及び該球体部23内を介して下流側部分12b
の管内通路に連通されている。同様に、第2中間排気管
13の上流側部分13aにおける球面状拡開部22に、
同じく第2中間排気管13の下流側部分13bにおける
球体部24の先端が球面接触で密接されて、上流側部分
13aにおける管内通路が、下流側部分13bの球体部
24における開口部24a及び該球体部24内を介して
下流側部分13bの管内通路に連通されている。
【0030】その場合に、両中間排気管12,13の下
流側部分12b,13bにおける球体部23,24は同
心状に配置されており、かつ、これらの球体部23,2
4に上流側部分12a,13aの拡開部21,22がそ
れぞれ球面接触しているから、両排気管12,13の上
流側部分12a,13aと下流側部分12b,13bと
が、それぞれ一体化した状態で、上記両球体部23,2
4の共通の中心点を中心として、かつ、2箇所の球面接
触部を密接状態に保持しながら、互いに任意の方向に折
れ曲がり可能となっているのである。
【0031】さらに、二重構造の外側に位置する第2中
間排気管13の上流側部分13aにおける球面状拡開部
22の外周と、該拡開部22に球面接触する同じく第2
中間排気管13の下流側部分13bにおける球体部24
の外周とには、互いに一定の間隙aを隔てて対向する第
1、第2フランジ部25,26が設けられている。そし
て、両フランジ部25,26は、周方向の複数箇所で連
結ピン27…27によって連結されているが、これらの
連結ピン27…27は、第1フランジ部25に固着さ
れ、かつ、第2フランジ部26に設けられた孔内を隙間
を設けて貫通されて、上記のような第1、第2中間排気
間12,13の上流側部分12a,13aと下流側部分
12b,13bとの折れ曲がりを許容するようになって
いる。そして、各連結ピン27…27の端部と第2フラ
ンジ部26との間に装着されたスプリング28…28に
より、両フランジ部25,26が互いに接近するよう
に、つまり、第1、第2中間排気管12,13の上、下
流側部分における各対応する拡開部21,22と球体部
23,24とが密接するように付勢されている。
【0032】以上の構成に加えて、この排気系統には、
図1に示す切り換え装置15を作動させるコントロール
ユニット30が備えられ、このコントロールユニット3
0にエンジン回転数を検出するセンサ31からの信号が
入力されるようになっている。
【0033】そして、このコントロールユニット30
は、エンジン回転数が所定値以下の低回転時には、上流
側排気管11を第1中間排気管12に連通させ、エンジ
ン回転数が上記所定値以上の高回転時には、上流側排気
管11を第2中間排気管13に連通させるように作動す
る。
【0034】次に、この実施例の作用を説明する。
【0035】エンジン回転数が所定値以下の低回転時に
は、コントロールユニット30からの信号で切り換え装
置15が上流側排気管11を第1中間排気管12に連通
させるので、エンジン1から排出される排気ガスは、上
記上流側排気管11、第1中間排気管12及び下流側排
気管14を通って排出されることになる。その場合に、
第1中間排気管12には第1三元触媒16が、下流側排
気管14には第2三元触媒18がそれぞれ設置されてい
るので、特に低回転時に排出量が多くなるCO,HCが
これら2つの三元触媒16,18によって効果的に除去
されることになるまた、エンジン回転数が所定値以上の
高回転時には、上記切り換え装置15がコントロールユ
ニット30からの信号で上流側排気管11を第2中間排
気管13に連通させるので、排気ガスは、上流側排気管
11から第2中間排気管13及び下流側排気管14を通
って排出されることになる。その場合に、第2中間排気
管13には、NOx触媒17が設置され、また、下流側
排気管14には上記のように第2三元触媒18が設置さ
れているので、CO,HCと共に、特に高回転時に排出
量が多くなるNOxが効果的に除去されることになる。
【0036】さらに、上記の構成によれば、第1中間排
気管12における第1三元触媒16の配設部の下流側か
ら第2中間排気管13との合流部Yまでの間の所定の部
分と、第2中間排気管13における第1中間排気管12
との分岐部XからNOx触媒17の配設部の上流部まで
の間の所定の部分とが二重構造とされて、第1中間排気
管12の上記部分が第2中間排気管13内を通過してい
るので、第2中間排気間13を通って排気ガスが排出さ
れるエンジンの高回転時に、その排気ガスの熱によって
内側の第1中間排気管12が効果的に加熱されることに
なる。そのため、次にエンジン回転数が所定値以下に低
下して、排気ガスが第1中間排気管12によって排出さ
れる状態となったときに、該第1中間排気管12は予め
加熱されているので、その内部を通過する排気ガスが加
熱され、或は温度の低下が抑制されることになる。これ
により、下流側排気管14に設置された高温活性型の第
2三元触媒18に、排気管の切り換わり直後から高温の
排気ガスが供給されることになって、該第2三元触媒1
8直ちに良好な排気浄化性能を発揮することになるので
ある。
【0037】また、上記の構成によれば、第1中間排気
管12と第2中間排気管13とで2重構造とされている
部分にフレキシブルジョイント20が設けられているの
で、排気管が2系統に分割されているにもかかわらず該
ジョイント部分が1箇所となり、したがって、エンジン
ルーム2ないし車体1の床下空間4における省スペース
化が実現されることになる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排気管が
運転状態に応じて選択的に使用される第1、第2排気管
に分割されているにもかかわらず、両排気管が所定の部
位で合体されているので、この種の排気管に必要とされ
るフレキシブルジョイント部が1箇所だけとなる。した
がって、2つの排気管にそれぞれフレキシブルジョイン
トを設ける場合に比較して、エンジンルーム内もしくは
車体床下のスペースが節約され、或は当該排気系統のレ
イアウトが容易化されることになる。
【0039】また、上記第1、第2排気管の合体部分に
おいては、両排気管間で熱交換が行われるから、排気ガ
スが一方の排気管を通過しているときに、その熱で他方
の排気管が予め加熱されることになり、したがって、排
気ガスを通過させる排気管が切り換わったときに、下流
側に配設されている触媒に直ちに高温の排気ガスが供給
されることになって、該触媒が排気管の切り換え直後か
ら良好な排気浄化性能を発揮することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における概略排気系統図で
ある。
【図2】 三元触媒の浄化効率特性図である。
【図3】 NOx触媒の浄化効率特性図である。
【図4】 フレキシブルジョイント部の外観斜視図で
ある。
【図5】 同横断平面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 12 第1排気管(第1中間排気管) 13 第2排気管(第2中間排気管) 16,18 高温活性型触媒(三元触媒) 17 低温活性型触媒(NOx触媒) 20 フレキシブルジョイント
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 7/08 A F F16L 27/10 Z 7123−3J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの高温活性型触媒が直列に配設され
    た第1排気管と、上流側に低温活性型触媒が、下流側に
    高温活性型触媒がそれぞれ配設された第2排気管とを有
    し、エンジンの運転状態に応じて上記両排気管を選択し
    て排気ガスを排出するようになっている自動車の排気管
    構造であって、上記第1排気管における2つの高温活性
    型触媒の配設部の中間部分と、第2排気管における低温
    活性型触媒の配設部より上流側の部分とが熱交換可能に
    合体され、その合体部分に、両排気管の上流側部分と下
    流側部分とを折曲可能に接続するフレキシブルジョイン
    トが設けられていることを特徴とする自動車の排気管構
    造。
  2. 【請求項2】 第1、第2排気管の合体部分は、第2排
    気管の内部に第1排気管を挿通した二重構造とされてい
    る請求項1に記載の自動車の排気管構造。
  3. 【請求項3】 第1排気管の下流部に配設された高温活
    性型触媒と、第2排気管の下流部に配設された高温活性
    型触媒とが共用されている請求項1または請求項2に記
    載の自動車の排気管構造。
  4. 【請求項4】 高温活性型触媒は三元触媒であり、低温
    活性型触媒はNOx触媒である請求項1から請求項3の
    いずれかに記載の自動車の排気管構造。
JP4285134A 1992-09-29 1992-09-29 自動車の排気管構造 Pending JPH06108832A (ja)

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JP4285134A Pending JPH06108832A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 自動車の排気管構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5966932A (en) * 1996-05-31 1999-10-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Joint structure for exhaust pipes of internal combustion engine
FR2810073A1 (fr) * 2000-06-08 2001-12-14 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vehicule automobile comportant des moyens de regulation des temperatures des gaz d'echappement et de l'eau de refroidissement du moteur
JP2009051348A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Mazda Motor Corp 車両のパワートレイン配設構造

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