JPH0610584A - ローラーカッタ - Google Patents
ローラーカッタInfo
- Publication number
- JPH0610584A JPH0610584A JP16645592A JP16645592A JPH0610584A JP H0610584 A JPH0610584 A JP H0610584A JP 16645592 A JP16645592 A JP 16645592A JP 16645592 A JP16645592 A JP 16645592A JP H0610584 A JPH0610584 A JP H0610584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- cutter
- packing
- external pressure
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い外圧下で効率よく使用できるローラーカ
ッタ。 【構成】 ベアリング部6両側の軸3およびカッタ本体
1の対向する面と、この対向する面のベアリング部側を
わたってパッキンが取付けられ、軸およびカッタ本体の
間を閉塞する金属環16とこの金属環のベアリング部と
反対側に位置し、外側の圧力によって先端が軸の面に押
圧されるリップ部22を有するシール部21が設けられ
ているローラーカッタ。
ッタ。 【構成】 ベアリング部6両側の軸3およびカッタ本体
1の対向する面と、この対向する面のベアリング部側を
わたってパッキンが取付けられ、軸およびカッタ本体の
間を閉塞する金属環16とこの金属環のベアリング部と
反対側に位置し、外側の圧力によって先端が軸の面に押
圧されるリップ部22を有するシール部21が設けられ
ているローラーカッタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカッタ本体と、これを回
転可能に支持する軸との間に設けられたベアリング部の
両側に、作業中ベアリング部に泥水その他の異物の浸入
を完全に防止するシール部が設けられているローラーカ
ッタに関する。
転可能に支持する軸との間に設けられたベアリング部の
両側に、作業中ベアリング部に泥水その他の異物の浸入
を完全に防止するシール部が設けられているローラーカ
ッタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来ローラーカッタは、カッタ本体とこ
れを回転自在に支持する軸とからなり、使用目的によっ
て種々な形状のものがある。その代表例を図4に示す。
れを回転自在に支持する軸とからなり、使用目的によっ
て種々な形状のものがある。その代表例を図4に示す。
【0003】すなわち、カッタ本体1は円筒状で、直径
方向の断面周部は凹凸形で、周囲が薄くなっている円環
を重ねた形状となっている。上記凸形の先端周囲には、
所定の間隔をおいて多数の超硬チップ2が先端を突出し
て埋込まれている。
方向の断面周部は凹凸形で、周囲が薄くなっている円環
を重ねた形状となっている。上記凸形の先端周囲には、
所定の間隔をおいて多数の超硬チップ2が先端を突出し
て埋込まれている。
【0004】上記カッタ本体1は、軸3に回転自在に支
持されているが、これらの間には回転をスムースにする
ローラー4、ボール5よりなるベアリング部6が設けら
れている。このベアリング部6の両側には、ローラーカ
ッタを使用する際に外部から泥水などの異物がベアリン
グ部6内に浸入するのを防止するシール部7が設けられ
ている。
持されているが、これらの間には回転をスムースにする
ローラー4、ボール5よりなるベアリング部6が設けら
れている。このベアリング部6の両側には、ローラーカ
ッタを使用する際に外部から泥水などの異物がベアリン
グ部6内に浸入するのを防止するシール部7が設けられ
ている。
【0005】また、図5および図6はローラーカッタの
他の例を示すもので、図4と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。これらにおいても、カッタ本
体1は軸3に回転自在に支持されているが、図5におい
ては、テーパーローラベアリング4a、図6においては
ラジアルローラ4bおよびスラストローラ4cが取付け
られ、ベアリング部6が形成されている。このベアリン
グ部6の両側には、図4と同様ベアリング部6に異物が
浸入するのを防止するシール部7が設けられている。
他の例を示すもので、図4と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。これらにおいても、カッタ本
体1は軸3に回転自在に支持されているが、図5におい
ては、テーパーローラベアリング4a、図6においては
ラジアルローラ4bおよびスラストローラ4cが取付け
られ、ベアリング部6が形成されている。このベアリン
グ部6の両側には、図4と同様ベアリング部6に異物が
浸入するのを防止するシール部7が設けられている。
【0006】これらのシール部7は、図7に、軸3の中
心軸を含む面による横切断面を示すように、いずれもカ
ッタ本体1の内周面11、および軸3の外周面12の間
に設けられ、内周面11、および外周面12と、これら
面のベアリング部6側をわたるパッキン13と、ベアリ
ング部6と反対側に設けられ、スプリング14によって
軸外周に押付けられたパッキン15が取付けられている
金属環体16によって形成されている。或いは図5と同
一機能部分には同一符号を付した図6に示すように、2
つの金属環16,16´が組合わされ、上記金属環16
´のベアリング部と反対側にパッキン17が設けられて
いるものもある。
心軸を含む面による横切断面を示すように、いずれもカ
ッタ本体1の内周面11、および軸3の外周面12の間
に設けられ、内周面11、および外周面12と、これら
面のベアリング部6側をわたるパッキン13と、ベアリ
ング部6と反対側に設けられ、スプリング14によって
軸外周に押付けられたパッキン15が取付けられている
金属環体16によって形成されている。或いは図5と同
一機能部分には同一符号を付した図6に示すように、2
つの金属環16,16´が組合わされ、上記金属環16
´のベアリング部と反対側にパッキン17が設けられて
いるものもある。
【0007】ところで、上記従来のローラーカッタに取
付けられているシール部7は、外圧が2〜3Kg/cm
2となると、漏れが発生する。この漏れによって、軸の
表面と、スプリング14が押圧しているパッキン15と
の間に異物がはさまるとしめ付け力がなくなり、漏れが
加速され、ベアリング部が機能しなくなるとともに、ロ
ーラーカッタの性能が低下し、使用できなくなる。
付けられているシール部7は、外圧が2〜3Kg/cm
2となると、漏れが発生する。この漏れによって、軸の
表面と、スプリング14が押圧しているパッキン15と
の間に異物がはさまるとしめ付け力がなくなり、漏れが
加速され、ベアリング部が機能しなくなるとともに、ロ
ーラーカッタの性能が低下し、使用できなくなる。
【0008】しかも、シールド装置の先端に取付けて砂
礫層や、転石層などを破砕する場合、ローラーカッタに
かかる外側からの圧力は6kg/cm2以上に達するた
め、泥水などが容易にベアリング部に浸入し使用できな
くなった。
礫層や、転石層などを破砕する場合、ローラーカッタに
かかる外側からの圧力は6kg/cm2以上に達するた
め、泥水などが容易にベアリング部に浸入し使用できな
くなった。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、外部からの圧力によって、泥水などがベアリング部
に浸入することがないシール部を有するローラーカッタ
を提供することを目的とする。
で、外部からの圧力によって、泥水などがベアリング部
に浸入することがないシール部を有するローラーカッタ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るローラーカ
ッタにおいては、軸および軸に回転自在に取付けられた
カッタの間に、ローラー、ボールよりなるベアリング部
が設けられ、このベアリング部の両側に、上記軸および
カッタの間を閉塞するシール部材が設けられ、上記シー
ル部材は、ベアリング部両側の軸およびカッタの対向す
る面と、この対向する面のベアリング側をわたってパッ
キンが取付けられ、軸およびカッタ本体の間を閉塞する
金属環と、この金属環のベアリング部と反対側に位置し
て、外側の圧力によって先端が軸の面に押圧されるリッ
プ部とを有することを問題解決の手段とした。
ッタにおいては、軸および軸に回転自在に取付けられた
カッタの間に、ローラー、ボールよりなるベアリング部
が設けられ、このベアリング部の両側に、上記軸および
カッタの間を閉塞するシール部材が設けられ、上記シー
ル部材は、ベアリング部両側の軸およびカッタの対向す
る面と、この対向する面のベアリング側をわたってパッ
キンが取付けられ、軸およびカッタ本体の間を閉塞する
金属環と、この金属環のベアリング部と反対側に位置し
て、外側の圧力によって先端が軸の面に押圧されるリッ
プ部とを有することを問題解決の手段とした。
【0011】
【作用】本発明のローラーカッタは、上記の構成となっ
ているので、外圧が高くとも、ベアリング部にカッタ本
体の回転を妨害する泥水などの浸入が阻止されるので、
能力低下することがない。
ているので、外圧が高くとも、ベアリング部にカッタ本
体の回転を妨害する泥水などの浸入が阻止されるので、
能力低下することがない。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係るローラーカッタにおいて
使用されるシール部21の一実施例を示す横断面図で、
図7、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を
簡略化する。シール部21はカッタ本体1の内面11
と、これに対向する軸3の外面12の間のベアリング部
6に異物が入らないように、ベアリング部の両側に設け
られており、従来のものと同様パッキン13、スプリン
グ14、パッキン15、金属環16が設けられている。
使用されるシール部21の一実施例を示す横断面図で、
図7、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を
簡略化する。シール部21はカッタ本体1の内面11
と、これに対向する軸3の外面12の間のベアリング部
6に異物が入らないように、ベアリング部の両側に設け
られており、従来のものと同様パッキン13、スプリン
グ14、パッキン15、金属環16が設けられている。
【0013】上記従来のシール部7は、外側からこれに
圧力が加わり、スプリング14によって押圧されている
パッキン15の下部に入ると、パッキン15による軸の
締付効果が低下する。これを防止するため、このシール
部21においては、シール部21のベアリング部6と反
対側にリップ部22を形成し、その先端を軸3の中心軸
に垂直な面23に当接させて、外圧が加わるとリップ部
22先端が面23に押圧されてパッキン15近傍に圧が
かかるのを阻止している。この際、リップ部22の下部
空間24にグリースを注入しておけば、圧力がかかるの
を阻止する効果はさらに大きくなる。このようにリップ
部22が設けられたシール部21を用いることによっ
て、外圧が12kg/cm2を超えても、ベアリング部
に泥水等が浸入するのを防止することができる。
圧力が加わり、スプリング14によって押圧されている
パッキン15の下部に入ると、パッキン15による軸の
締付効果が低下する。これを防止するため、このシール
部21においては、シール部21のベアリング部6と反
対側にリップ部22を形成し、その先端を軸3の中心軸
に垂直な面23に当接させて、外圧が加わるとリップ部
22先端が面23に押圧されてパッキン15近傍に圧が
かかるのを阻止している。この際、リップ部22の下部
空間24にグリースを注入しておけば、圧力がかかるの
を阻止する効果はさらに大きくなる。このようにリップ
部22が設けられたシール部21を用いることによっ
て、外圧が12kg/cm2を超えても、ベアリング部
に泥水等が浸入するのを防止することができる。
【0014】図2、図3は、本発明のローラーカッタに
用いられるシール部21の他の実施例を示すもので、図
2はシール部のリップ部22の枚数を増加して、泥水等
の浸入防止をさらに確実にしたもの、図3は金属環を1
6,16´の複数とし、リップ部22の基部支持力を高
くし、耐圧性を増大したものである。
用いられるシール部21の他の実施例を示すもので、図
2はシール部のリップ部22の枚数を増加して、泥水等
の浸入防止をさらに確実にしたもの、図3は金属環を1
6,16´の複数とし、リップ部22の基部支持力を高
くし、耐圧性を増大したものである。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のローラー
カッタに取付けられているシール部は、外圧を先ずリッ
プ部で受け、次いでこの圧を通常のシール部で受けてい
るので、ベアリング部を高い外圧から保護することがで
き、ローラーカッタの利用出来る外圧の範囲を大幅に増
大したものである。
カッタに取付けられているシール部は、外圧を先ずリッ
プ部で受け、次いでこの圧を通常のシール部で受けてい
るので、ベアリング部を高い外圧から保護することがで
き、ローラーカッタの利用出来る外圧の範囲を大幅に増
大したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラーカッタに用いるシール部の一
実施例を示す横断面図である。
実施例を示す横断面図である。
【図2】シール部の他の例を示す横断面図である。
【図3】シール部のさらに他の例を示す横断面図であ
る。
る。
【図4】従来のローラーカッタの縦断面図である。
【図5】従来のローラーカッタの他の例を示す縦断面図
である。
である。
【図6】従来のローラーカッタのさらに他の例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図7】従来のローラーカッタに用いられるシール部の
一例を示す横断面図である。
一例を示す横断面図である。
【図8】従来用いられているシール部の他の例を示す横
断面図である。
断面図である。
1 カッタ本体 3 軸 6 ベアリング部 11 カッタ本体の内周面 12 軸の外周面 13 パッキン 14 スプリング 15 パッキン 16 金属環 17 パッキン 21 シール部 22 リップ部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸および軸に回転自在に取付けられたカ
ッタ本体の間にローラーおよび/またはボールよりなる
ベアリング部が設けられ、 このベアリング部の両側に、これを密封状態に保持する
シール部が設けられたローラーカッタにおいて、 上記シール部は、ベアリング部両側の軸およびカッタ本
体の対向する面と、この対向する面のベアリング部側を
わたってパッキンが取付けられ、軸およびカッタ本体の
間を閉塞する金属環と、 この金属環のベアリング部と反対側に位置し、外側の圧
力によって先端が軸の面に押圧されるリップ部とを有す
ることを特徴とするローラーカッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166455A JP2982495B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | ローラーカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4166455A JP2982495B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | ローラーカッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610584A true JPH0610584A (ja) | 1994-01-18 |
JP2982495B2 JP2982495B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15831726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4166455A Expired - Fee Related JP2982495B2 (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | ローラーカッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982495B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1802518A1 (de) * | 2004-09-15 | 2007-07-04 | Ab Skf | Dichtungsanordnung fahrradtretlager und fahrradnabe mit der dichtungsanordnung |
CN102278122A (zh) * | 2011-07-13 | 2011-12-14 | 无锡盾建重工制造有限公司 | 盾构机用带磨损指示功能的端盖固定式滚刀 |
EP3385499A1 (de) * | 2017-04-04 | 2018-10-10 | Implenia Construction GmbH | Schneidrolle |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP4166455A patent/JP2982495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1802518A1 (de) * | 2004-09-15 | 2007-07-04 | Ab Skf | Dichtungsanordnung fahrradtretlager und fahrradnabe mit der dichtungsanordnung |
CN102278122A (zh) * | 2011-07-13 | 2011-12-14 | 无锡盾建重工制造有限公司 | 盾构机用带磨损指示功能的端盖固定式滚刀 |
EP3385499A1 (de) * | 2017-04-04 | 2018-10-10 | Implenia Construction GmbH | Schneidrolle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2982495B2 (ja) | 1999-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990824 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |