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JPH0610580B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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Publication number
JPH0610580B2
JPH0610580B2 JP28737386A JP28737386A JPH0610580B2 JP H0610580 B2 JPH0610580 B2 JP H0610580B2 JP 28737386 A JP28737386 A JP 28737386A JP 28737386 A JP28737386 A JP 28737386A JP H0610580 B2 JPH0610580 B2 JP H0610580B2
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JP
Japan
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timer
temperature
defrost
upper limit
defrosting
Prior art date
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JP28737386A
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JPS63140277A (ja
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幸雄 吉田
遊二 藤本
哲男 中野
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、たとえば冷凍コンテナ等に使用される冷凍
装置に関する。
<従来の技術> 冷凍装置においては、冷却能力を維持して、庫内温度を
適温範囲内に制御するため、デフロスト運転を適切に行
なう必要がある。
従来、冷凍装置のデフロストの開示時期の制御方式とし
ては、たとえば、次のものがある(特公昭57−449
11号公報)。この方式はデュアルタイマー方式で、計
時時間の異なるロングタイマーとショートタイマーを並
行、あるいは択一的に動作させて、それらのタイマーの
カウントアップ時の庫内温度によってデフロスト開始の
可否を決定するようにしている。上記両タイマーを並行
して作動させる場合について述べると、第5図のように
なる。
この第5図においては、12時間(12h)を計時するロ
ングタイマーと4時間(4h)を計時するショートタイマ
ーを用いて、両タイマーの計時のスタートおよびデフロ
ストの開始条件を次のようにしている。
タイマーのスタート条件(ショート,ロング共): 冷却運転開始時よりスタート デフロストの開始条件: (イ)ショートタイマー(4h)のカウントアップ時点にて庫
内温度が適温上限以上の時にデフロスタを開始し、適温
上限以下の時はデフロストを行なわない。
(ロ)ロングタイマー(12h)のカンウントアップ時点
にて庫内温度に無関係に強制的にデフロストを開始す
る。
そして、第5図に示すa点にてデフロストが完了し冷却
運転が開始すると、ショートタイマー,ロングタイマー
が共にスタートし、4h後、庫内温度がb点に達した時、
ショートタイマーがカウントアップする。この時、b点
は適温上限以上のため、デフロストを開始する。c点を
同様である。e点では、ショートタイマーのカウントア
ップ時の庫内温度が適温上限以下のため、デフロスト開
始とはならず、ロングタイマーが引き続きカウントを継
続する。f点にてd点より12h経過したため、ロング
タイマーがカウントアップし、デフロスト開始となる。
このときは庫内温度の値に無関係に強制的にデフロスト
開始となる。g点においてもe点と同様、庫内温度が適
温上限以下であるため、ショートタイマーがカウントア
ップしてもデフロストを開始しない。i点ではロングタ
イマーがカウントアップして、デフロストが開始される
デフロスト完了後冷却運転開始時、ロングタイマーおよ
びショートタイマーはカウントをスタートする。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、上記従来のデュアルタイマー方式では、第5
図に示すg点にてデフロスト開始を行なわなかった後も
庫内温度が上昇し続け、h点〜i点の間、適温上限を超
え、温度上昇が続く。このとき、h点とi点の温度差Δ
Tihが大きいほど、また、h〜i期間が長いほど、庫内
温度カーブに与える影響も大きく、また、次回のデフロ
スト負荷も高くなる。すなわち、デフロスト運転をした
後、ショートタイマーのカウントアップ時に、庫内温度
が一度適温に達した状態になると、その後、何等かの理
由で蒸発器への着霜が進行し、冷却能力が不足となり、
庫内温度が適温範囲以上へ上昇しても、ロングタイマー
(12h)がカウントアップするまでデフロストを開始せ
ず、ある時間、能力不足のまま運転を続け、庫内温度上
昇、着霜の進行が生ずるという問題がある。
そこで、この発明の目的は、庫内温度が一度適温範囲内
に到達した後、再び、庫内温度が適温上限以上に上昇し
た場合、ショートタイマーのカウントをスタートさせ
て、ショートタイマーの設定時間経過後、庫内温度が適
温上限以上になっていると、デフロストを開始させるこ
とにより、適温制御中における異常着霜を防止でき、か
つ、庫内温度の上昇を防止できる冷凍装置を提供するこ
とにある。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この発明の冷凍装置は、庫内
温度を検出するセンサと、上記センサの出力を受け、庫
内温度が適温上限以上か否かを判別する判別手段と、計
時時間の異なるロングタイマーおよびショートタイマー
と、デフロスト運転をするためのデフロスト手段と、上
記ロングタイマーには、冷却運転開始時から計時を開始
させる一方、上記ショートタイマーには、冷却運転開始
時または冷却運転中であって上記判別手段が庫内温度が
適温上限を超えたと判別した時に計取を開始させる計取
開始手段と、上記ロングタイマーがカウントアップした
ときに上記デフロスト手段にデフロスト運転をさせ、ま
た、上記ショートタイマーがカウントアップし、かつ上
記判別手段が庫内温度が適温上限以上だと判別したとき
に上記デフロスト手段にデフロスト運転をさせるデフロ
スト制御手段を備えることを特徴としている。
<作用> 上記構成により、タイマーのスタート条件、デフロスト
開始条件は次の通りである。
タイマーのスタート条件 イ)ロングタイマー:冷却運転開始時よりスタート。
ロ)ショートタイマー:冷却運転開始時または冷却運転
中であって庫内温度が適温上限を超えた時点よりスター
ト。
デフロスト開始条件 イ)ショートタイマー:カウントアップし、かつ庫内温
度が適温上限以上の時、 ロ)ロングタイマー:カウントアップ時。
たとえば、第4図について説明すると、a点にてデフロ
スト完了すると冷却運転が開始し、計時開始手段よりの
指令によりショート,ロングタイマーが計時をスタート
し、4h後、庫内温度がb点に達した時、ショートタイマ
ーがカウントアップする。このとき、b点は適温上限以
下のめ、判別手段の指示でデフロストは開始せず、ロン
グタイマーはカウントを継続する。この後、庫内温度が
上昇し、c点にて適温上限に達すると、再び計時開始手
段の指示でショートタイマーをスタートさせる。そし
て、ロングタイマーのカウントアップ以前に、たとえば
ロングタイマーの計時開始後10h経過後に(ロングタ
イマーは12hでカウントアップするようになってい
る。)ショートタイマーがカウントアップすると(d
点)、そのときの庫内温度が適温上限以上であるので、
デフロストを開始する。なお、第4図では、デフロスト
の開始と同時に、ロングタイマーはカウントをクリアす
ることを示している。h点のように、ショートタイマー
のカウントアップ時、適温上限入以下であれば、デフロ
ストを行なわず、ロングタイマーのカウントを継続する
(h〜i点)。
すなわち、この発明は、デフロストの完了後など、冷却
運転を開始してから一定時間経過して庫内温度が適温範
囲内に入り、その後、ロングタイマーがカウントアップ
する前に、庫内温度が適温上限以上になり、その適温上
限以上の温度がショートタイマーの設定時間以上接続し
た場合を異常着霜と判断してデフロストを行なうもので
ある。そして、常に冷却能力を最大に維持できるのであ
る。
この場合、の動作を詳述する。庫内温度を検出するセン
サーからの出力を受けて、判別手段は庫内温度が適温上
限を超えたことを表わす信号を計時開示手段に出力す
る。そして、上記計時開始手段はショートタイマーに計
時をスタートさせる。上記ショートタイマーがカウント
アップした時点で、上記判別手段はセンサーからの信号
を受けて、庫内温度が適温上限以下であると判断し、そ
のことを表わす信号をデフロスト制御手段に出力して、
デフロスト制御手段はデフロストを開始する。
<実施例> 以下、この発明の実施例を詳細に説明する。
第3図において、Cは圧縮機、MVは三方電動弁からな
るデフロスト手段としてのホットガス調整弁、31は空
冷凝縮器、32は水冷凝縮器、6は出側開閉弁SW1
入側開閉弁SV2とからなる定量流出装置、35は感温
自動膨張弁、8は分流器、36は蒸発器、37はアキュ
ムレータであって、これらを冷媒通路38で順次連結して
冷凍回路を構成している。上記ホットガス調整弁MVと
分流器8とは冷蔵運転時ホットガスを流すホットガスバ
イパス路41によって連結している。上記ホットガスバ
イパス路41には三方電磁弁42を接続して、この三方
電磁弁42から分岐してデフロト運転時ドレンパンヒー
タ43を経由して分流器8に至るホットガス通路44を
設けている。
また、R3は冷蔵運転時ホットガスバイパス通路41の
冷媒圧力を感温自動膨張弁35に導く一方、冷凍運転
時、蒸発器36の出側の冷媒圧力を感温自動膨張弁35
に導く三方電磁弁、HPSは高圧圧力スイッチ、HPC
Sは高圧コントロールスイッチ、WPSは水冷凝縮器3
2に供給する水の圧力を検出する水圧スイッチ、LPS
は感温自動膨張弁35の出側圧力を検出する低圧圧力スイ
ッチ、Thは蒸発器36の出側の冷媒温度を検出してデフ
ロスト完了を検知するサーミスタである。また、EF,
EFは蒸発器36用のファンモータ、CF1,CF2は凝
縮器31用のファンモータ、APSは蒸発器36の上流
側と下流側の空気の圧力差によりフロスト状態を検出す
るエアプレッシャースイッチ、47は部分冷凍,冷凍モ
ード時の庫内温度として蒸発器36の入側すなわちリタ
ーンエアの温度を検出するリターンエアセンサ、48は
冷蔵モード時における庫内温度として蒸発器36を通り
抜けてくる供給空気の温度を検出する供給エアセンサ、
49はCPUとI/O装置からなる温度制御用の電子コ
ントローラである。なお、52,53はフレキシブルチ
ューブである。
第2図は第3図に示す冷凍装置の電気回路を示す図であ
り、71は電源回路、72は電源回路71にトランスT
rによって連結された制御回路、49は前記した電子コ
ントローラである。また、P1は低電圧電源用プラグ、
2は高電圧電源用プラグ、MCは圧縮機Cを駆動する
モータ、88AはモータMCを電源に接続する電源開閉
器88の接点、51Aは過電流継電器51のバイメタル
または熱動素子、90は運転スイッチである。
また、80はモータMCの過負荷を防止するための安全
装置、88Bは上記電磁開閉器88のコイルであって、
この安全装置80と電磁開閉器88のコイル88Bは直
列に電子コントローラ49の端子CSと端子OCとの間
に接続している。この安全装置80は高圧圧力スイッチ
HPSと過電流リレーの接点51BとモータMCのコイ
ル温度によって開閉するサーモスイッチ49Cを直列に
接続してなる。上記安全装置80の動作を検出する検出
手段としての電磁開閉器88の常開接点88Cは電子コ
ントローラ49の端子10と端子ICとの間に接続して
いる。上記出側開閉弁SW1のソレノイドS1は電子コン
トローラ49の端子OO(LS1)と端子OCとの間に接
続し、上記入側開閉弁SV2のソレノイドS2は電子コン
トローラ49の端子01(LS2)と端子OCとの間に接
続している。上記蒸発器36用のファンモータEF,E
F(第3図参照)を高速で駆動するリレー接点(図示せず)
をオンにするためのリレーコイルEFH,EFH,EF
H(第2図参照)は電子コントローラ49の端子02と端
子OCとの間に接続し、ファンモータEFを低速で駆動
するリレー接点(図示せず)をオンにするためのリレーコ
イルFELは電子コントローラ49の端子08と端子O
Cとの間に接続している。上記リレーコイルEFH,E
FH,EFHと電子コンルローラ49の端子02との間
に、上記リレーコイルFELによって動作される常閉接
点EFL1を接続する一方、上記リレーコイルEFLと
電子コントローラ49の端子08との間にリレーコイル
EFHによって動作される常閉接点EFH1を接続し
て、上記リレーコイルEFHと上記リレーコイルEFL
をインターロックしている。
また、上記凝縮器31用の一つのファンモータCF1
駆動するためのリレーコイルCFR1(第3図参照)の一
端は、サーモスイッチ49FC1とハイプレッシャスイ
ッチHPCSと水圧スイッチWPSを介して安全装置8
0に接続する一方、上記リレーコイルCFR1の他端は
電子コントローラ49の端子OCに接続している。ま
た、上記凝縮器31用のもう一つのファンモータCF2
を駆動するためのリレーコイルCFR2の一端はサーモ
スイッチ49CF2を介して、上記ハイプレッシャスイ
ッチHPCSと水圧スイッチWPSとの間に接続する一
方、上記リレーコイルCFR2の他端を電子コントロー
ラ49の端子OCに接続している。上記水圧スイッチW
PSの水冷凝縮器32の水圧が高くなると、オフとなっ
て、リレーコイルCFR1,CFR2のオフにして空冷凝
縮器31のファンCF1,CF2をオフにする。また、上
記ハイプレッシャスイッチHPCSは、外気温度が低下
するとオフとなって、リレーコイルCFR2をオフにし
て、一つのコンデンサファンCF2をオフにする。ま
た、ホットガスをパンヒータ43に分岐させる三方電磁
弁42のコイル42cは電子コントローラ49の端子0
3(DS)と端子OCとの間に接続している。
また、三方電磁弁R3のコイルRC3は電子コントローラ
49の端子OAと端子OCとの間に接続している。電子
コントローラ49の端子09(DFS)はデフロストの表
示をする信号を出力する。また、電子コントローラ49
の端子V+と端子V−にはホットガス調整弁MVのコイ
ルMVCを接続しており、両端子V+,V−間の電圧に
比例して圧縮機Cからホットガスバイパス通路41への
開度を0%〜100%に制御すると共に、圧縮機Cから
空冷凝縮器31への開度を100%〜0%に制御する。
電子コントローラ49に内蔵されているCPUには、デ
フロスト運転中に、安全装置80が動作して、接点88
Cがオフになったことを表す信号が端子10より入力さ
れると、冷却運転に復帰するように、ホットガス調整弁
MVのコイルMVCに印加される端子V+と端子V−間
の電圧を設定する復帰手段がプログラムにより構成され
ている。
また、上記CPUには、上記センサー47,48の出力
を受けて、庫内温度が適温上限以上か否かを判別する判
別手段と、12hを計時するロングタイマー(12hタイ
マー)と、4hを計時するショートタイマー(4hタイマ
ー)をプログラムにより構成している。さらに、上記C
PUは、上記12hタイマーには運転開始時およびホッ
トガス調整弁MVによるデフロスト運転の完了時すなわ
ち、冷却運転(冷凍運転,冷蔵運転)開始時から計時を開
始させる一方、上記4hタイマーには上記冷却運転開始
時または冷却運転中であって上記判別手段が庫内温度が
適温上限を超えたと判別した時に計時に開始させる計時
開始手段と、12hタイマーがカウントアップしたとき
にホットガス調整弁MVをホットガスバイパス路41に
切換えるデフロスト運転をさせ、また、上記4hタイマ
ーがカウントアップし、かつ上記判別手段が庫内温度が
適温上限以上だと判別したときに上記デフロスト運転を
させるデフロスト制御手段をプログラムで構成してい
る。これらのプログラムのフローチャートは第1図に示
されている。
また、マニュアルデフロストスイッチ3Dは、電子コン
トローラ49の端子ICと端子11との間に接続してい
る。また、エアプレッシャースイッチAPSは電子コン
トローラ49の端子13と端子ICの間に接続してい
る。また、低圧圧力スイッチLPSは電子コントローラ
49の端子18と端子ICの間に接続している。
上記構成の冷凍装置の動作を第1図を参照しながら説明
する。
冷却運転を開始するためのステップS1でパワーがオン
(第2図に示す運転スイッチ90がオン)され、ステップ
2で12hタイマー,4hタイマーが計時を開始する。
ステップS3では4hタイマーがカウントアップしたか否
かを判断し、カウントアップした場合はステップS4
進み、庫内温度が適温上限を超えたか否かを判断する。
ステップS4で庫内温度が適温上限を超えたと判断する
と、ステップS5に進んでデフロストを行なう。すなわ
ち、まず冷媒の計量を行なうため、電子コントローラ4
9の端子LS1がオフとなり、出側開閉弁SV1が閉じ、
電子コントローラ49の端子LS2がオンとなって入側
開閉弁SV2が開き、またホットガス調整弁MVのホッ
トガスバイパス路11側の開度は0%となり、電子コン
トローラ49の端子DFSがオンとなってデフロストの
表示をし、電子コントローラ49の端子02および08
がオフとなって蒸発器36用のファンモータEFH,E
FLがオフとなる。そして、低圧圧力が所定値よりも低
くなって低圧圧力スイッチLPSがオフの状態になった
か、または所定時間(たとえば120秒)経過したかによ
って、冷媒の計量(ポンプダウン)が終了したものと判断
する。そして、電子コントローラ49の端子LS1がオ
ンとなって出側開閉弁SV1が開き、端子LS2がオフと
なって入側開閉弁SV2が閉じ、かつ電子コントローラ
49の端子CSがオフとなって電磁開閉器88のコイル
88Bが消磁されて、接点88Aが開き、モータMCが
止まり、圧縮機Cが停止し、さらに電子コントローラ4
9の端子OAがオフとなって、コイルRC3がオフとな
って、均圧制御用の三方電磁弁R3が切り換わって蒸発
器36の出口の圧力が感温自動膨張弁35に作用して感
温自動膨張弁35が全開になる。また、電子コントロー
ラ49の端子03がオンになって、コイル42Cがオフ
なって、デフロスト時三方電磁弁42はドレインパンヒ
ータ43側に切り換わり、かつホットガス調整弁MVは
凝縮器31側からホットガスバイパス路41側に切り換
わり、ホットガス全量をホットガスバイパス路41に導
くことが可能となる。こうして、圧縮機Cが停止した状
態でデフロスト回路が形成され、電子コトローラ49の
端子CSをオンにし、電磁開閉器88のコイル88Bを
励磁してモータMCを駆動し、圧縮機Cを駆動して、デ
フロスト運動を行なう。そして、ステップS6でデフロ
スト運転が完了すると、ステップS2に戻り、12hタイ
マー,4hタイマーが計時を開始する。
一方、ステップS4でセンサー47,48からの入力で
庫内温度が適温上限を超えていないと判別したときは、
ステップS7に進んで、12hタイマーがカウントアップ
したか否かを判断する。12hタイマーがカウントアッ
プした場合は、ステップS5に進んでデフロスト運転を
行なう。
ステップS7で12hタイマーがカウントアップしていな
いと判断した場合は、ステップS8に進んで、庫内温度
が適温上限以上かどうかの判別を行なう。庫内温度が適
温上限以下の場合はステップS7に戻り、適温上限以上
の場合はステップS9に進んで4hタイマーでスタートさ
せる。
ステップS10では12hタイマーがカウントアップした
か否かを判断し、12hタイマーがカウントアップした
場合はステップS5に戻り、12hタイマーがカウントア
ップしなかった場合はステップS11に進む。
ステップS11では4hタイマーがカウントアップしたか
否かを判断し、4hタイマーがカウントアップしなかっ
た場合はステップS10に戻り、カウントアップした場合
はステップS4に戻る。
このようにしているので、冷却運転開始後、一定時間経
過して、庫内温度が適温範囲内に入り、その後、12h
タイマーがカウントアップする前に、庫内温度が適温上
限以上になると、4hタイマーがスタートし、その適温
上限以上の温度が4hタイマーの設定時間以上持続する
と、4hタイマーのカウントアップ時の庫内温度を判別
することによって、ロングタイマーがカウントアップす
る前であっても、早期にデフロストを行なうことができ
るのである。したがって、冷却能力を最大に維持でき、
また、異常着霜を防止してデフロスト負荷を軽減でき
る。
上記実施例は、ホットガスバイパス路41にホットガス
調整弁MVでホットガスを流してデフロストを行なうも
のであるが、コンプレッサを停止し、デフロスト手段と
しての除霜用電気ヒータに通電してデフロストを行なう
ようにしてもよい。
また、上記実施例では、タイマー,判別手段,計時開始
手段およびデフロスト制御手段をCPUのソフトウエア
で構成したが、これらを単一部品であるタイマー、比較
器等で構成してもよい。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明によれば、デフロス
トを行なうためのロングタイマーおよびショートタイマ
ーの計時を冷却運転開始時に開始させる他、庫内温度が
適温上限を超えた場合にショートタイマーの計時をスタ
ートさせて、このショートタイマーのカンウントアップ
時に庫内温度が適温上限を超えている場合にもデフロス
トを行なうので、次の効果を奏することができる。
庫内温度適温制御中に、負荷変動,異常着霜が生じた
場合でも早期にデフロストが可能となり、常に冷却能力
を最大に維持できる。
デュアルタイマーデフロスト方式の信頼性が向上す
る。
適温制御中の異常着霜を防ぎ、デフロスト負荷の軽減
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のフローチャート、第2図
は上記実施例の電気回路図、第3図は上記実施例の冷凍
回路図、第4図は上記実施例のデフロスト動作を説明す
る図、第5図は従来のデフロスト動作を説明する図であ
る。 31…空冷凝縮器、32…水冷凝縮器、 35…感温自動膨張弁、36…蒸発器、 47,48…センサー、49…電子コトローラ、 C…圧縮機、MV…ホットガス調整弁、 SV1…出側開閉弁、SV2…入側開閉弁、 LPS…低圧圧力スイッチ、 APS…エアプレッシャスイッチ、 Th…サーミスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】庫内温度を検出するセンサ(47,48)
    と、 上記センサ(47,48)の出力を受け、庫内温度が適温
    上限以上か否かを判別する判別手段と、 計時時間の異なるロングタイマーおよびショートタイマ
    ーと、 デフロスト運転をするためのデフロスト手段(MV)と、 上記ロングタイマーには、冷却運転開始時から計時を開
    始させる一方、上記ショートタイマーには、冷却運転開
    始時または冷却運転中であって上記判別手段が庫内温度
    が適温上限を超えたと判別した時に計時を開始させる計
    時開始手段と、 上記ロングタイマーがカウントアップしたときに上記デ
    フロスト手段(MV)にデフロスト運転をさせ、また、上
    記ショートタイマーがカウントアップし、かつ上記判別
    手段が庫内温度が適温上限以上だと判別したときに上記
    デフロスト手段(MV)にデフロスト運転をさせるデフロ
    スト制御手段を備えることを特徴とする冷凍装置。
JP28737386A 1986-12-01 1986-12-01 冷凍装置 Expired - Lifetime JPH0610580B2 (ja)

Priority Applications (1)

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