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JPH06105556A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

Info

Publication number
JPH06105556A
JPH06105556A JP4247792A JP24779292A JPH06105556A JP H06105556 A JPH06105556 A JP H06105556A JP 4247792 A JP4247792 A JP 4247792A JP 24779292 A JP24779292 A JP 24779292A JP H06105556 A JPH06105556 A JP H06105556A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
converter
voltage
value
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4247792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Sakurai
芳美 櫻井
Ikuo Yamato
育男 大和
Kiichi Tokunaga
紀一 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4247792A priority Critical patent/JPH06105556A/ja
Publication of JPH06105556A publication Critical patent/JPH06105556A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数台のコンバータを並列運転しているとき
に、いずれかのコンバータが異常状態で運転されたとき
にこれを検出して各コンバータの運転を停止することが
できること。 【構成】 コンバータ21,22の交流系統1の電流を
電流検出器170,180、電流検出回路17,18で
検出し、各系統の検出電流IM1,IM2の偏差を電流
差検出回路15で求め、差電流信号と設定レベルとを電
流差比較回路30で比較し、差電流信号のレベルが設定
レベルを超えたときには電流差比較回路30からパルス
幅制御回路12へ停止信号を出力して各コンバータ2
1,22へのパルス信号の供給を停止し、コンバータ2
1,22の運転を即座に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力変換装置に係り、特
に、交流電力を直流電力に変換するコンバータを複数台
並列接続して運転するに好適な電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交流電力を直流電力に変換する変換器と
してコンバータが知られており、このコンバータを整流
装置として用いたものとして無停電電源装置がある。こ
の無停電電源装置は、交流系統からの交流電力をコンバ
ータで直流電力に変換し、この直流電力をインバータに
供給すると共に直流電力で蓄電池を充電し、定常時には
コンバータの出力電力をインバータで交流電力に変換し
て負荷に供給し、停電時には蓄電池からの電力をインバ
ータで交流電力に変換して負荷に供給する構成となって
いる。そしてこのような装置にコンバータを用いるに際
しては、高速の自己消弧型半導体素子を用い、交流入力
電流を力率1の正弦波形となるようにパルス幅制御して
自己消弧型半導体素子をスイッチングさせ、高力率なコ
ンバータとする構成が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電源装置の大容量化を
図るに際して、複数台のコンバータを並列接続し、各コ
ンバータを並列運転することが考えられている。複数の
コンバータを並列運転するに際しては、各コンバータは
個別の制御回路で制御されるため、コンバータの運転状
態あるいは制御方法によっては各コンバータの電流分担
が不均衡になる恐れがあり、各コンバータ間の電流分担
を均等にすることが重要である。またコンバータのスイ
ッチング素子を駆動するためのゲートパルス信号に異常
が生じて一方のコンバータが異常状態で運転されると、
異常の生じたコンバータと正常なコンバータとの間に循
環電流が流れる。コンバータ間に循環電流が流れたまま
にすると、無停電電源装置としては異常動作となり、コ
ンピュータなどの負荷に安定した電力が供給できなくな
り、オンラインシステムがダウンする恐れがある。
【0004】更に、交流系統の停電時には蓄電池からコ
ンバータを介して交流系統に電力が戻されるため、この
ような状態でコンバータの運転を継続すると、交流系統
に接続されている他の機器に悪影響を与える恐れがあ
る。このためこのような異常が生じたときにはコンバー
タを停止させることが重要となる。しかし、従来の無停
電電源装置では、上記の問題点について考慮されておら
ず、一方のコンバータの故障によって正常なコンバータ
も故障となって負荷に安定した電力の供給ができなくな
ったり、交流系統の停電時に他の機器に悪影響を与えた
りする恐れがある。
【0005】本発明の第1の目的は、複数台のコンバー
タを並列運転しているときに、いずれかのコンバータが
異常状態で運転されたときにこれを検出して各コンバー
タの運転を停止することができる電力変換装置を提供す
ることにある。
【0006】本発明の他の目的は、複数台のコンバータ
を並列運転しているときに、交流系統が停電となったと
きにはこれを検出して各コンバータの運転を停止するこ
とができる電力変換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の装置として、パルス信号に応答し
たスイッチング素子群のスイッチング動作により交流電
力を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバ
ータの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバー
タの交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電
圧検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電
圧偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って
電流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令
値生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検
出値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力
する電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号
に従って各コンバータのスイッチング素子に対するパル
ス信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に
印加する複数のコンバータ制御手段と、各電流検出手段
の検出値の差を検出する電流差検出手段と、電流差検出
手段の検出値と基準値とを比較し検出値が基準値を超え
たときに各コンバータに対して電力変換動作を停止させ
るコンバータ停止手段とを備えている電力変換装置を構
成したものである。
【0008】第2の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、各電流検出手段の
検出値の差を検出する電流差検出手段と、電流差検出手
段の検出値と基準値とを比較し検出値が基準値を超えた
ときに各コンバータ制御手段に対してパルス信号の生成
を停止させるコンバータ停止手段とを備えている電力変
換装置を構成したものである。
【0009】第3の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、各電流検出手段の
各検出値の絶対値の差を検出する電流差検出手段と、電
流差検出手段の検出値と基準値とを比較し検出値が基準
値を超えたときに各コンバータ制御手段に対してパルス
信号の生成を停止させるコンバータ停止手段とを備えて
いる電力変換装置を構成したものである。
【0010】第4の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、電流検出手段の電
流検出値と電流指令値生成手段の生成による電流指令値
との偏差を検出する電流偏差検出手段と、電流偏差検出
手段の検出値と基準値とを比較し検出値が基準値を超え
たときに各コンバータ制御手段に対してパルス信号の生
成を停止させるコンバータ停止手段とを備えている電力
変換装置を構成したものである。
【0011】第5の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、電流検出手段の電
流検出値の波形と電流指令値生成手段の生成による電流
指令値の波形とを比較して両者の間に生じる波形歪を検
出する波形歪検出手段と、波形歪検出手段の検出値と基
準値とを比較し検出値が基準値を超えたときに各コンバ
ータ制御手段に対してパルス信号の生成を停止させるコ
ンバータ停止手段とを備えている電力変換装置を構成し
たものである。
【0012】第6の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、電流検出手段の検
出値に含まれる高調波成分を抽出する高調波成分抽出手
段と、高調波成分抽出手段の抽出値と基準値とを比較し
抽出値が基準値を超えたときに各コンバータ制御手段に
対してパルス信号の生成を停止させるコンバータ停止手
段とを備えている電力変換装置を構成したものである。
【0013】第7の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、各コンバータの交
流信号入力側の電気信号を監視して交流系統が停電にな
ったことを検出する停電検出手段と、停電検出手段の検
出出力により各コンバータに対して電力変換動作を停止
させるコンバータ停止手段とを備えている電力変換装置
を構成したものである。
【0014】第8の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、各コンバータの交
流信号入力側の電気信号を取り込み各コンバータに入力
される電力を検出する電力検出手段と、電力検出手段の
検出値と基準値とを比較し検出値が基準値と異なるとき
に各コンバータ制御手段に対してパルス信号の生成を停
止させるコンバータ停止手段とを備えている電力変換装
置を構成したものである。
【0015】第9の装置として、パルス信号に応答した
スイッチング素子群のスイッチング動作により交流電力
を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバー
タの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバータ
の交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電圧
検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電圧
偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電
流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令値
生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検出
値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力す
る電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号に
従って各コンバータのスイッチング素子に対するパルス
信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に印
加する複数のコンバータ制御手段と、各コンバータの交
流信号入力側の電気信号を取り込み各コンバータに入力
される電力を検出する電力検出手段と、電力検出手段の
検出値からその方向性を判定する判定手段と、判定手段
の判定結果と設定値とを比較し判定結果が設定値と異な
るときに各コンバータ制御手段に対してパルス信号の生
成を停止させるコンバータ停止手段とを備えている電力
変換装置を構成したものである。
【0016】第10の装置として、パルス信号に応答し
たスイッチング素子群のスイッチング動作により交流電
力を直流電力に変換する複数のコンバータと、各コンバ
ータの出力電圧を検出する電圧検出手段と、各コンバー
タの交流入力電流を検出する複数の電流検出手段と、電
圧検出手段の検出値と電圧指令値との偏差を算出する電
圧偏差算出手段と、電圧偏差算出手段の算出値に従って
電流指令値を生成する電流指令値生成手段と、電流指令
値生成手段の生成による電流指令値と電流検出手段の検
出値との偏差を零に抑制するための電流制御信号を出力
する電流制御手段と、電流制御手段出力の電流制御信号
に従って各コンバータのスイッチング素子に対するパル
ス信号を生成しこのパルス信号を各スイッチング素子に
印加する複数のコンバータ制御手段と、各コンバータの
交流信号入力側の電気信号を取り込み各コンバータに入
力される電気信号のレベルを検出するレベル検出手段
と、レベル検出手段の検出値と設定値とを比較し検出値
が設定値を超えたときに各コンバータ制御手段に対して
パルス信号の生成を停止させるコンバータ停止手段とを
備えている電力変換装置を構成したものである。
【0017】
【作用】前記した手段によれば、複数台のコンバータの
並列運転時に、各コンバータの交流入力系統の電気信号
の状態を監視し、この交流入力系統の電気信号のうち電
流の大きさあるいは電流の波形歪みの大きさや変化を検
出し、各検出値が基準値と異なるときには各コンバータ
制御手段に対してパルス信号の生成を停止させて、各コ
ンバータの運転を停止させることとしている。このため
複数台のコンバータが並列運転されているときに、いず
れかのコンバータが異常状態で運転されたときには各コ
ンバータの交流入力系統の電気信号の状態からコンバー
タの異常状態を検出し、各コンバータの運転を停止する
ことができる。従ってスイッチング素子に供給されるゲ
ートパルスの異常などによって一方のコンバータが異常
状態で運転されても、正常なコンバータが異常状態にな
るのを防止することができる。
【0018】また複数台のコンバータが並列運転されて
いるときに、各コンバータの交流入力系統の電気信号の
状態を監視し、交流入力系統の電気信号から電力の変化
や電圧波形の大きさや変化を検出し、この検出値を基に
交流系統の停電を高速に検知し、交流系統の停電値には
各コンバータの運転を停止させるようにしている。この
ため複数台のコンバータを並列運転しているときに、交
流系統が停電になっても各コンバータを即座に停止させ
ることができ、交流系統に接続されている他の機器に悪
影響を与えるのを防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明を整流装置に適用したときの実施
例を示す構成図である。図1において、整流装置は2台
のコンバータ21,22、蓄電池3、交流リアクトル8
1,82、電流検出器170,180、制御回路102
を備えており、コンバータ21,22の交流入力側が交
流リアクトル81,82を介してそれぞれ交流系統1に
接続され、直流出力側が蓄電池3に接続されている。な
お、コンバータ21とコンバータ22の制御回路は同一
構成であるため、コンバータ22の制御回路102のみ
の構成を示す。そして各コンバータ21,22はスイッ
チング素子として自己消弧型の半導体素子を備えてお
り、制御回路102からのパルス信号に従って交流電力
を直流電力に変換し、変換した直流電力を蓄電池3へ出
力するように構成されている。
【0020】各コンバータ21,22は並列接続されて
おり、各コンバータ21,22の出力電力が蓄電池3に
供給されている。そして各コンバータ21,22が並列
運転されているときに、各コンバータ21,22が異常
状態で運転されたか否かを監視するために、各コンバー
タ21,22の交流入力系統に電流検出器170,18
0が設けられている。各電流検出器170,180は三
相交流系統の各相の電流を検出し、検出電流を電流検出
回路17,18へ出力するようになっている。各電流検
出回路17,18は、各相の電流の平均値を示す信号I
M1,IM2を出力するようになっている。すなわち電
流検出器170,180、電流検出回路17,18は電
流検出手段として構成されている。
【0021】制御回路102は電流差検出回路15、電
流差比較回路30、電圧検出回路16、電圧制御回路
9、加算器13、電流パターン発生回路14、電流指令
値作成回路10、電流制御回路11、パルス幅制御回路
12を備えて構成されており、平均値信号IM1,IM
2を基にいずれかのコンバータが異常状態で運転された
か否かを判定し、異常運転が行なわれたと判定したとき
には各コンバータへのパルス信号の供給を停止させる制
御を行なうと共に、電流検出値Idetと電圧検出値V
detを基にパルス信号を生成し、このパルス信号をコ
ンバータ22のスイッチング素子に印加してコンバータ
22の出力電圧が一定となるような制御を行なうように
構成されている。
【0022】電流差検出回路15は、平均値信号IM
1,IM2を取り込み、これらの信号を同期検波して各
平均値信号IM1,IM2の絶対値の差を示す差電流信
号を電流差比較回路30と加算器13へ出力するように
なっている。電流差比較回路30は、図2に示されるよ
うに、比較回路31、停止信号出力回路32を備えて構
成されており、比較回路31は、図3に示されるよう
に、差電流信号と設定レベルLL,LMとを比較し、差
電流信号が設定レベルLL,LMを超えたときに比較信
号を停止信号出力回路32へ出力するようになってい
る。停止信号比較回路32は、比較回路31から比較信
号が出力されたときに、パルス幅制御回路12へ停止信
号を出力するように構成されている。この停止信号がパ
ルス幅制御回路12に入力されるとパルス信号の出力が
停止され、コンバータ22の運転が停止されるようにな
っている。すなわち電流差比較回路30はコンバータ停
止手段として構成されている。
【0023】一方、各コンバータ21,22の出力電圧
は電圧検出回路16で検出され、この検出電圧Vdet
が電圧制御回路9に入力されている。電圧制御回路9は
蓄電池3の電圧を基準電圧Vrefに制御するために、
基準電圧Vrefと検出電圧Vdetとの偏差を求め、
この偏差を零にするための制御信号を加算器13へ出力
するようになっている。この制御信号は加算器13で差
電流信号によって補正され、補正された信号が電流指令
値作成回路10に入力されている。すなわち電圧制御回
路9は電圧偏差算出手段として構成されている。電流指
令値作成回路10は加算器13からの信号と電流パター
ン発生回路14から出力される電流波形パターンとを乗
算して電流指令値Irefを生成する電流指令値生成手
段として構成されている。この電流指令値Irefは電
流制御回路11に入力され、電流制御回路11において
電流検出値Idetと比較される。そして電流制御回路
11からは電流指令値Irefと電流検出値Idetと
の偏差を零に抑制するための電流制御信号が出力される
ようになっている。すなわち電流制御回路11は電流制
御手段として構成されている。
【0024】パルス幅制御回路12は電流制御信号を基
にコンバータ12の各スイッチング素子に対するパルス
信号を生成し、生成したパルス信号をコンバータ22の
各スイッチング素子へ印加するように構成されている。
コンバータ22の各スイッチング素子にパルス信号が印
加されると、パルス信号に応じて各スイッチング素子の
スイッチング動作が行なわれ、コンバータ22の出力電
圧を一定とする制御が行なわれる。すなわちパルス幅制
御回路12はコンバータ制御手段として構成されてい
る。
【0025】またパルス幅制御回路12は、電流差比較
回路30から停止信号が入力されたときには、パルス信
号の生成を停止するようになっている。そしてパルス信
号の生成が停止されると、コンバータ22の各スイッチ
ング素子は、パルス信号が印加されなくなり、コンバー
タ22の運転が停止されることになる。なお、このとき
には、コンバータ21の制御回路においてもパルス信号
の生成が停止され、コンバータ21の運転が停止される
ようになっている。
【0026】上記構成において、コンバータ21,22
の各スイッチング素子にパルス信号が印加されてコンバ
ータ21,22が並列運転されると、各コンバータ2
1,22の交流入力側の信号が制御回路102に入力さ
れると共に出力側の電圧が電圧検出回路16で検出され
る。各コンバータ21,22が安定した状態で運転され
ているときには、各コンバータ21,22の交流入力側
には電流I1,I2が流れる。そしてこのような並列運
転が行なわれているときに、誤動作などの原因によりコ
ンバータ22のスイッチング素子に印加されるパルス信
号に異常が生じ、図3に示されるように、コンバータ2
2の電流I2が急激に大きくなって電流のアンバランス
が生じると、電流差検出回路15の検出による差電流信
号が大きくなる。この差電流信号のレベルが設定レベル
LMを超えると、比較回路31から比較信号が出力さ
れ、停止信号出力回路32からは停止信号が出力され
る。
【0027】一方、このときコンバータ21側では、電
流差検出回路15の検出による差電流信号のレベルが設
定レベルLLを超えることとなり、コンバータ21側で
も電流差比較回路30から停止信号が出力されることに
なる。そして停止信号がパルス幅制御回路12に入力さ
れると、パルス信号の生成が停止され、各コンバータ2
1,22の運転が即座に停止されることになる。このた
め、コンバータ21,22が並列運転されているとき
に、いずれかのコンバータの異常状態が検出されたとき
には、各コンバータ21,22の運転が即座に停止され
るため、異常状態でコンバータが並列運転されるのが防
止される。そしてこの装置を無停電電源装置に用いた場
合、コンバータの運転が停止されたときには蓄電池3の
電力を負荷に供給できるため、無停電電源装置の信頼性
及び安全性を高めることができる。
【0028】また前記実施例においては、各コンバータ
21,22として、複数の三相ブリッジのコンバータを
組み合わせたもので構成することも可能であり、この場
合も前記実施例と同様な効果を得ることができる。
【0029】また電流差比較回路30としては、電流の
差の変動範囲を考慮した電流波形を記憶しておき、電流
偏差検出回路15では検出したコンバータ21、22の
電流IM1、IM2の瞬時比較を行い、それらの電流差
を電流差比較回路30に入力し、入力された電流差の波
形がこの変動範囲内にあるか否かを判定し、電流差の波
形が変動範囲から外れたときに停止信号を出力するよう
に構成したものを用いることもできる。
【0030】次に、本発明の第2実施例を図4に従って
説明する。本実施例はコンバータ21,22、制御回路
101,102、交流リアクトル81,82、電流検出
器170,180を備えた整流装置を単相の交流系統1
に接続し、各コンバータ21,22の出力電力を負荷1
05へ供給するようにしたものであり、他の構成は図1
のものと同様であるので、同一のものには同一番号を付
してそれらの説明は省略する。
【0031】すなわち制御回路101,102は図1の
ものと同一機能のものを備えており、電流検出器17
0,180により検出された電流差が設定レベルを超え
たときにはパルス幅の生成が停止され、各コンバータ2
1,22の運転が即座に停止されるようになっている。
従って、本実施例によれば、前記実施例と同様に、コン
バータ21,22のいずれか一方が異常状態で運転され
たときには、各コンバータ21,22の運転が継続され
ることなく、各コンバータ21,22の運転を速やかに
停止させることができる。このため、この装置を無停電
電源装置に用いたときには、負荷に安定した電力を供給
することができ、無停電電源装置の信頼性、安全性を高
めることができる。
【0032】次に、本発明の第3実施例を図5及び図6
に従って説明する。本実施例は、図1に示される電流差
比較回路30を用いる代わりに、電流比較回路18とパ
ルス幅制御回路12との間に波形歪比較回路40を設
け、検出電流Idetと電流指令値Irefをそれぞれ
波形歪比較回路40に入力し、これらの入力信号に従っ
てコンバータ21,22の異常の有無を判定し、異常が
発生したときにはパルス幅制御回路12へ停止信号を出
力するようにしたものである。すなわち、波形歪み比較
回路40は、図6に示されるように、電流偏差検出回路
41、比較回路42、停止信号出力回路43を備えて構
成されている。電流偏差検出回路41は、検出電流Id
etと電流指令値Irefを取り込み、両者の波形の瞬
時のレベル差を検出し、検出したレバル差に応じた信号
を比較回路42へ出力するようになっている。比較回路
42は電流偏差検出回路41からの信号と設定レベルと
を比較し、検出信号が設定レベルを超えたときに停止信
号出力回路43へセット信号を出力するようになってい
る。停止信号比較回路43は比較回路42からセット信
号を入力したときに、このセット信号に応答してパルス
幅制御回路12へ停止信号を出力するようになってい
る。そして停止信号がパルス幅制御回路12へ入力され
るとパルス信号の生成が停止され、各コンバータ21,
22の運転が停止されることになる。
【0033】従って、本実施例によれば、波形歪の大き
さを基にコンバータ21,22が異常状態で運転されて
いるか否かを検出し、いずれかのコンバータが異常状態
で運転されているときには、各コンバータ21,22の
運転を即座に停止させることができる。また電流偏差検
出回路41としては、各入力信号の波形歪の変化に応じ
た偏差信号を出力することができる。すなわち各電流波
形のレベルの変化量を求め、この変化量から両者の信号
の偏差を求めることができる。
【0034】図7は、波形歪比較回路40の他の実施例
を示す構成図である。本実施例における波形歪比較回路
40は高調波解析回路44、比較回路45、停止信号出
力回路46を備えて構成されている。高調波解析回路4
4は電流検出回路18からの検出電流Idetを取り込
み、この入力信号に含まれる高調波成分、例えば第3
次、第5次高調波成分を解析し、高調波成分に応じた信
号を比較回路44へ出力するようになっている。比較回
路44は高調波解析回路44からの信号と設定レベルと
を比較し、高調波成分のレベルが設定レベルを超えたと
きには停止信号出力回路46へセット信号を出力するよ
うになっている。停止信号出力回路46はセット信号が
入力されたときには、このセット信号に応答してパルス
幅制御回路12へ停止信号を出力するようになってい
る。
【0035】本実施例においては、コンバータ21,2
2が並列運転されているときに、いずれかのコンバータ
が異常状態で運転されてコンバータの交流入力側の電流
に含まれる高調波成分の信号が大きくなって、この高調
波成分のレベルが設定レベルを超えると、パルス幅制御
回路12に停止信号が出力されて各コンバータ21,2
2の運転が停止されることになる。従って、本実施例に
おいても、コンバータ21,22が並列運転されている
ときに、いずれかのコンバータが異常状態で運転された
ときには、この異常運転を高調波成分のレベルから検知
して各コンバータ21,22を速かに停止させることが
できる。
【0036】次に、本発明の第4実施例を図8及び図9
に従って説明する。本実施例は、図1に示される電流差
比較回路30を用いる換わりに、コンバータ22の交流
入力側に電圧検出回路50、電流検出器52、電流検出
回路51、電力検出回路60を設け、コンバータ22の
交流入力側の電気信号から交流系統1の停電を検出し、
交流系統1の停電が検出されたときにはパルス信号の生
成を即座に停止させるようにしたものである。なおコン
バータ21についても同一のものが設けられるようにな
っている。
【0037】電圧検出回路50は交流系統1の各相の電
圧を検出し、検出電圧を電力検出回路60へ出力するよ
うになっている。電流検出器52は交流系統1の各相の
電流を検出し、検出電流を電流検出回路51へ出力する
ようになっている。電流検出回路51は電流検出器52
の検出に応じた電流検出信号を電力検出回路60へ出力
するようになっている。電力検出回路60は、図9に示
されるように、瞬時電力変換回路61、停止信号出力回
路62を備えて構成されている。
【0038】瞬時電力変換回路61は、電圧検出回路5
0の出力信号と電流検出回路51の出力信号を取り込
み、各交流の電圧信号及び電流信号を三相/二相変換し
て瞬時電力を算出するように構成されている。更にこの
瞬時電力変換回路61は瞬時電力の方向性を判定する判
定機能を備えて構成されている。例えば、コンバータ2
2が交流電力を直流電力に変換したときの電力(矢印方
向)を正としたとき、蓄電池3からの直流電力をコンバ
ータ22が逆変換動作したときに生じる電力は負とな
る。そして算出した瞬時電力の正負の方向性を判定し、
算出した瞬時電力が正から負に変化したときにはセット
信号を停止信号出力回路62へ出力するようになってい
る。停止信号出力回路62はセット信号に応答してパル
ス幅制御回路12へ停止信号を出力するようになってい
る。そして停止信号がパルス幅制御回路12に入力され
るとパルス信号の生成が停止され、コンバータ22の運
転が即座に停止されるようになっている。
【0039】本実施例によれば、交流系統1が停電した
場合には、各コンバータ21,22の運転を即座に停止
させることができるため、蓄電池3を直流電源としてコ
ンバータ21またはコンバータ22が逆変換動作して直
流電力を交流系統1に戻すことがなくなり、交流系統1
に接続されている他の機器に悪影響を与えるのを防止す
ることができる。更に蓄電池3の放電を防止することも
できる。なお、前記実施例においては、各コンバータ2
1,22を複数の三相ブリッジのコンバータを組み合わ
たものにも適用することもできる。
【0040】次に、本発明の第5実施例を図10乃至図
12に従って説明する。
【0041】本実施例はコンバータ22の交流入力側に
電圧検出回路50、電圧波形比較回路70を設け、交流
系統1の電圧のレベルを監視し、電圧のレベルが設定レ
ベルを超えたときにパルス信号の生成を停止して各コン
バータの運転を即座に停止させるようにしたものであ
る。
【0042】電圧検出回路50は交流系統1の各相の電
圧を検出し、検出電圧を電圧波形比較回路70へ出力す
るようになっている。電圧波形比較回路70は、図11
に示されるように、電圧値比較回路71、停止信号出力
回路72を備えて構成されている。電圧値比較回路71
は、電圧検出回路50の検出による電圧レベルと設定レ
ベルLL,LMとを比較し、検出電圧レベルが設定レベ
ルLL,LMを超えたときに停止信号出力回路72へセ
ット信号を出力するようになっている。停止信号出力回
路72はセット信号に応答してパルス幅制御回路12へ
停止信号を出力するようになっている。停止信号はパル
ス幅制御回路12に入力されるようになっており、停止
信号がパルス幅制御回路12へ入力されるとパルス信号
の生成が停止されることになる。
【0043】上記構成において、交流系統1が停電にな
ると、図12(b)に示されるように、交流リアクトル
82と配線のインダクタンスにより電圧波形に大きな跳
上り電圧が発生して交流系統1の電圧が振動する。この
電圧は電圧検出回路50によって検出される。この検出
電圧のレベルは電圧値比較回路71において設定レベル
LL,LMと比較され、検出電圧レベルが設定レベルL
L,LMを超えると電圧値比較回路71からセット信号
が出力される。そしてこのセット信号に応答して停止信
号出力回路72から停止信号が出力され、各コンバータ
21,22の運転が即座に停止される。
【0044】本実施例によれば、交流系統1の電圧のレ
ベルを監視して交流系統1が停電したときには、各コン
バータ21,22の運転を即座に停止させることがで
き、蓄電池3を直流電源としてコンバータ21または2
2が逆変換動作して交流系統1に電力を戻す動作がなく
なり、交流系統1に接続されている他の機器に悪影響を
与えるのを防止することができる。更に蓄電池3の不用
な放電が防止できる。
【0045】なお、前記実施例においては、各コンバー
タ21,22を、複数の三相ブリッジのコンバータを組
み合わせたもので構成することもできる。また電圧値比
較回路71としては、設定レベルLL,LMを用いるこ
となく、交流系統1の電圧波形の変動範囲を考慮したハ
イレベルHとローレベルLをあらかじめ記憶しておき、
入力された電圧波形が記憶されたHレベルとLレベルと
の間にあるか否かを判定し、入力された電圧波形のレベ
ルがHレベルとLレベルの範囲外のときには停止信号出
力回路72へセット信号を出力するように構成されたも
のを用いることもできる。
【0046】また前記各実施例においては、負荷として
蓄電池以外の他の負荷を用いることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数台のコンバータが並列運転されているときに、いず
れかのインバータが異常状態で運転されたときにはこれ
を検出して各コンバータの運転を即座に停止させること
ができ、正常なコンバータが異常状態になるのを防止す
ることができる。
【0048】また本発明によれば、複数台のコンバータ
が並列運転されているときに、交流系統が停電になった
ときにはこれを検知して各コンバータの運転を即座に停
止させることができ、交流系統に接続された他の機器に
悪影響を与えるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1に示す電流差比較回路の具体的構成図であ
る。
【図3】図2の作用を説明するための波形図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す全体構成図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す全体構成図である。
【図6】図5に示す波形歪比較回路の具体的構成図であ
る。
【図7】波形歪比較回路の他の実施例を示す構成図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例を示す全体構成図である。
【図9】図8に示す電力検出回路の具体的構成図であ
る。
【図10】本発明の第5実施例を示す全体構成図であ
る。
【図11】図10に示す電圧波形比較回路の具体的構成
図である。
【図12】電圧波形比較回路の動作を説明するための波
形図である。
【符号の説明】
1 交流系統 3 蓄電池 9 電圧制御回路 10 電流指令値作成回路 11 電流制御回路 12 パルス幅制御回路 13 加算器 14 電流パターン発生回路 15 電流差検出回路 21,22 コンバータ 30 電流差比較回路 40 波形歪比較回路 60 電力検出回路 70 電圧波形比較回路 101,102 制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、各電流検出手段の検出値の差を検
    出する電流差検出手段と、電流差検出手段の検出値と基
    準値とを比較し検出値が基準値を超えたときに各コンバ
    ータに対して電力変換動作を停止させるコンバータ停止
    手段とを備えている電力変換装置。
  2. 【請求項2】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、各電流検出手段の検出値の差を検
    出する電流差検出手段と、電流差検出手段の検出値と基
    準値とを比較し検出値が基準値を超えたときに各コンバ
    ータ制御手段に対してパルス信号の生成を停止させるコ
    ンバータ停止手段とを備えている電力変換装置。
  3. 【請求項3】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、各電流検出手段の各検出値の絶対
    値の差を検出する電流差検出手段と、電流差検出手段の
    検出値と基準値とを比較し検出値が基準値を超えたとき
    に各コンバータ制御手段に対してパルス信号の生成を停
    止させるコンバータ停止手段とを備えている電力変換装
    置。
  4. 【請求項4】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、電流検出手段の電流検出値と電流
    指令値生成手段の生成による電流指令値との偏差を検出
    する電流偏差検出手段と、電流偏差検出手段の検出値と
    基準値とを比較し検出値が基準値を超えたときに各コン
    バータ制御手段に対してパルス信号の生成を停止させる
    コンバータ停止手段とを備えている電力変換装置。
  5. 【請求項5】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、電流検出手段の電流検出値の波形
    と電流指令値生成手段の生成による電流指令値の波形と
    を比較して両者の間に生じる波形歪を検出する波形歪検
    出手段と、波形歪検出手段の検出値と基準値とを比較し
    検出値が基準値を超えたときに各コンバータ制御手段に
    対してパルス信号の生成を停止させるコンバータ停止手
    段とを備えている電力変換装置。
  6. 【請求項6】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、電流検出手段の検出値に含まれる
    高調波成分を抽出する高調波成分抽出手段と、高調波成
    分抽出手段の抽出値と基準値とを比較し抽出値が基準値
    を超えたときに各コンバータ制御手段に対してパルス信
    号の生成を停止させるコンバータ停止手段とを備えてい
    る電力変換装置。
  7. 【請求項7】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、各コンバータの交流信号入力側の
    電気信号を監視して交流系統が停電になったことを検出
    する停電検出手段と、停電検出手段の検出出力により各
    コンバータに対して電力変換動作を停止させるコンバー
    タ停止手段とを備えている電力変換装置。
  8. 【請求項8】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、各コンバータの交流信号入力側の
    電気信号を取り込み各コンバータに入力される電力を検
    出する電力検出手段と、電力検出手段の検出値と基準値
    とを比較し検出値が基準値と異なるときに各コンバータ
    制御手段に対してパルス信号の生成を停止させるコンバ
    ータ停止手段とを備えている電力変換装置。
  9. 【請求項9】 パルス信号に応答したスイッチング素子
    群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変換
    する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を検
    出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流を
    検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出値
    と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段と、
    電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生成す
    る電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生成に
    よる電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を零に
    抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手段
    と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コンバ
    ータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成しこ
    のパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数のコ
    ンバータ制御手段と、各コンバータの交流信号入力側の
    電気信号を取り込み各コンバータに入力される電力を検
    出する電力検出手段と、電力検出手段の検出値からその
    方向性を判定する判定手段と、判定手段の判定結果と設
    定値とを比較し判定結果が設定値と異なるときに各コン
    バータ制御手段に対してパルス信号の生成を停止させる
    コンバータ停止手段とを備えている電力変換装置。
  10. 【請求項10】 パルス信号に応答したスイッチング素
    子群のスイッチング動作により交流電力を直流電力に変
    換する複数のコンバータと、各コンバータの出力電圧を
    検出する電圧検出手段と、各コンバータの交流入力電流
    を検出する複数の電流検出手段と、電圧検出手段の検出
    値と電圧指令値との偏差を算出する電圧偏差算出手段
    と、電圧偏差算出手段の算出値に従って電流指令値を生
    成する電流指令値生成手段と、電流指令値生成手段の生
    成による電流指令値と電流検出手段の検出値との偏差を
    零に抑制するための電流制御信号を出力する電流制御手
    段と、電流制御手段出力の電流制御信号に従って各コン
    バータのスイッチング素子に対するパルス信号を生成し
    このパルス信号を各スイッチング素子に印加する複数の
    コンバータ制御手段と、各コンバータの交流信号入力側
    の電気信号を取り込み各コンバータに入力される電気信
    号のレベルを検出するレベル検出手段と、レベル検出手
    段の検出値と設定値とを比較し検出値が設定値を超えた
    ときに各コンバータ制御手段に対してパルス信号の生成
    を停止させるコンバータ停止手段とを備えている電力変
    換装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0937552A (ja) * 1995-07-19 1997-02-07 Meidensha Corp Pwmコンバータ
JP2006109583A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Daikin Ind Ltd 電源回路の保護方法およびその装置
CN101453172A (zh) * 2007-12-05 2009-06-10 通用电气公司 平衡晶闸管的电流所采用的系统和方法
JP2021189083A (ja) * 2020-06-02 2021-12-13 住友電気工業株式会社 判定装置および判定方法

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