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JPH059089Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH059089Y2
JPH059089Y2 JP11399287U JP11399287U JPH059089Y2 JP H059089 Y2 JPH059089 Y2 JP H059089Y2 JP 11399287 U JP11399287 U JP 11399287U JP 11399287 U JP11399287 U JP 11399287U JP H059089 Y2 JPH059089 Y2 JP H059089Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
injection
container
valve stem
push button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11399287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6420493U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11399287U priority Critical patent/JPH059089Y2/ja
Publication of JPS6420493U publication Critical patent/JPS6420493U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH059089Y2 publication Critical patent/JPH059089Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は定量手段として弾性袋を使用すると
ともに噴射剤として窒素ガス、笑気ガスのような
不溶性圧力ガスを使用する定量噴射容器に関する
もので、噴射ガスの圧力下に溶液を収容する容器
の口縁に弁筐その他の弁装置および前記弾性袋を
容器の内容物の漏れが発生しないように取付ける
ため、および所望のとき以外の噴射を防止する簡
素で確実な手段を提供するのがその目的である。
(考案の構成) 以下、図示の実施例につきこの考案を説明すれ
ば、3は噴射通路用の軸孔31を穿つたバルブス
テムで、不溶性ガスの圧力下の溶液を収容する容
器1の口縁11に固定した弁筐2に上下ストロー
ク並びに回転可能に密に軸挿弾支されている。た
だし図示において、81はバルブステム3の弾支
用のバネ、82は、バルブステム3の回転可能な
密挿および弁筐2の漏れどめ封止用であり、かつ
下記する噴射弁の弁体にも兼用されている弾性ガ
スケツトである。
つぎに、この考案は下記する噴射弁および吸液
弁をそなえている。噴射弁はバルブステム3の図
示されていない下降位置において弁室21の上部
とバルブステム3の前記した軸孔31との通路を
開き、かつ図示されている上昇位置においてはこ
の通路を閉じるものである。即ち、図示の例によ
れば、弾性ガスケツト82とバルブステム3の側
孔32とにより噴射弁が構成されている。
前記した吸液弁はバルブステム3の下降位置に
おいて弁室21とその底部に接続する吸液管22
との通路を閉じ、図示されている上昇位置におい
てはこの通路を開くものである。即ち、図示の例
によれば、弁室21の下部に挿入されていてバネ
84に弾支されている軸孔つきの帽状弾性弁83
とバルブステム3の底面とによつて噴射弁が構成
されていることが明らかであろう。
つぎに、4は弾性定量袋で、容器1内において
弁室21に密に接続されている。図示例における
23は接続用の通孔である。
つぎに、5は押ボタンで、バルブステムの軸孔
31に接続される噴射口51をそなえており、バ
ルブステムに冠着されている。
これまで述べたようなバルブステム3、噴射
弁、吸液弁、弾性定量袋、および押ボタンをそな
え、押ボタン5の押下げ操作により弾性定量袋4
内の溶液を噴射できるようにした定量噴射容器は
既知である。
ところで、この考案は上記した既知の定量噴射
容器において、弾性定量袋4に肉厚のつば41を
設けるとともにつば41の押えリング6にロツク
ピン61を植立する。そして、弁筐2を取付ける
とともにロツクピン61を貫通させた冠蓋7の周
縁部を、押えリング6およびつば41を介して容
器1の口縁11に締付固定してある。さらにこの
考案によれば、押ボタン5の下面に形成されてい
る空胴部52には縦ひだ53が設けてあり、この
縦ひだ53には、バルブステム3の上昇位置に対
応するロツクピン61の受面54が形成されてい
る。
この考案は前記のようにしてなり、弾性定量袋
4には肉厚のつば41が設けてあると同時につば
41の押えリング6にはロツクピン61が植立さ
れている。しかしながら、弁筐2を取付けた冠蓋
7はロツクピン61を貫通させるとともにその周
縁が押えリング6およびつば41を介して容器1
の口縁11に締付固定されているので、この締付
圧を受けている前記のつば41は容器1、冠蓋7
間の有効な密封手段となると同時につば41には
中心方向への圧力がかかるので、弾性定量袋4の
口縁42と弁筐2の周面との密着性が高まり、そ
の結果、他にパツキン等の封止部材を設けずして
容器内圧の漏洩が簡素な機構をもつて完全に防止
される。
さらにこの考案によれば、バルブステム3に冠
着されている押ボタン5の下面の空洞部52には
縦ひだ53が設けてあり、この縦ひだ53には、
図示されているバルブステム3の上昇位置に対応
するロツクピン61の受面54が形成されている
ので、図示の位置で誤つて押ボタン5の押下げ操
作を行い、又は不測の外圧が押ボタン5に加わつ
てもバルブステム3が下降ストロークしないの
で、誤つて噴射される事故が確実に防止される。
どのような噴射装置でも、溶液の無益な損耗の
防止という見地から、誤噴射の防止策が問題とな
るのであるが、殊に定量噴射を目的とする場合は
医薬品その他、噴射操作ごとの厳格な定量性が要
求されることが多い。しかしながら、この考案の
ように比較的容量の大きい定量袋を定量手段とす
る場合は、誤噴射により袋内容物の消耗がある
と、袋内への補給に若干の時間が必要なため、誤
噴射直後の再操作による噴射物の定量性が不正確
で、信頼性に欠ける。従つて、確実に誤噴射防止
が可能であることは定量袋を用いる定量噴射容器
にとつて特に有用である。
この考案において、所望の噴射を行うには、指
頭で押ボタン5を適当な角度回転してから押ボタ
ンを押圧する。前記のように、バルブステム3は
回転可能に軸挿されており、押ボタン5はバルブ
ステム3に冠着されているので、押ボタン5はバ
ルブステム3とともに回転可能である。押ボタン
5が回転すれば縦ひだ53の受面54がロツクピ
ン61の位置から移動して外れるので、その際押
ボタン5を押圧すればロツクピン61が押ボタン
5の空洞部52内に位置し、従つて押ボタン5と
ともにバルブステム3が下降ストロークして噴射
弁が開くとともに給液弁が閉じ、かくして弁室2
1に接続している弾性定量袋4の内容液はその袋
壁を介し、噴射剤の圧力によつて押出され、噴射
口51から噴射される。
押ボタン5への押圧を解除すれば、バルブステ
ム3が上昇するとともに、前記した噴射弁が閉じ
かつ補給弁が開く。この際、弾性定量袋4の内外
の圧力は補給弁および弁室21を介して均等にな
るが、弾性定量袋4は自己復原性があるので、容
器1内の溶液は吸液管22を通じて吸上げられ、
弾性定量袋4に吸入される。所要の噴射の終了時
において縦ひだ53の受面54がロツクピン61
の対応位置になるように押ボタン5を逆回転すべ
きであることはいうまでもない。なお、図示例に
おいて、押ボタン5の空洞部52には縦ひだ53
とは別の縦ひだ55が設けてある一方、押えリン
グ6には前記したロツクピン61とは別にストツ
パーピン62が植立されている。これらの縦ひだ
55およびストツパーピン62は、前記のように
押ボタン5を回転する際、必要以上の回転を防止
するための手段である。
(考案の効果) 即ち、この考案によれば、弾性定量袋のつば4
1が冠蓋7に締付けられて容器1内外の有効な封
止手段となると同時に弾性定量袋4の口縁42と
弁筐2との密着手段となつて漏洩が防止され、従
つて弾性定量袋による定量噴射装置として、また
非所望時の誤噴射が防止される簡素な機構の定量
噴射容器が提供され、その実益は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の非作動時の要部
縦断面図、第2図は容器に取付けるまえの同実施
例のアセンブリー要部の縦断面図である。 1は容器、11は口縁、2は弁筐、21は弁
室、22は吸液管、23は通孔、3はバルブステ
ム、31は軸孔、32は側孔、4は弾性定量袋、
41はつば、42は口縁、5は押ボタン、51は
噴射口、52は空洞部、53,55は縦ひだ、5
4は受面、6は押えリング、61はロツクピン、
62はストツパーピン、7は冠蓋、81,84は
バネ、82は弾性ガスケツト、83は帽状弾性弁
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 噴射通路用の軸孔31を穿ちかつ不溶性ガスの
    圧力下の溶液を収容する容器1の口縁11に固定
    した弁筐2に上下ストローク並びに回転可能に密
    に軸挿弾支したバルブステム3と、バルブステム
    3の下降位置において弁室21の上部と前記軸孔
    31との通路を開きかつその上昇位置においてこ
    の通路を閉じる噴射弁と、バルブステム3の下降
    位置において弁室21とその底部に接続した吸液
    管22との通路を閉じかつその上昇位置において
    この通路を開く吸液弁と、容器1内において弁室
    21に密に接続した弾性定量袋4と、前記軸孔3
    1に接続される噴射口51をそなえかつバルブス
    テム3に冠着した押ボタン5とを有し、押ボタン
    5の押下げ操作により弾性定量袋4内の溶液を噴
    射できるようにした定量噴射容器において、弾性
    定量袋4の口縁41に肉厚のつば41を設けると
    ともにつば41の押えリング6にロツクピン61
    を植立し、弁筐2を取りつけるとともにロツクピ
    ン61を貫通させた冠蓋7の周縁部を、押えリン
    グ6および前記つば41を介して容器の口縁11
    に締付固定し、かつ押ボタン5の下面に形成した
    空胴部52に縦ひだ53を設け、バルブステム3
    の上昇位置に対応するロツクピン61の受面54
    を縦ひだ53に形成してなる誤噴射防止定量噴射
    容器。
JP11399287U 1987-07-25 1987-07-25 Expired - Lifetime JPH059089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11399287U JPH059089Y2 (ja) 1987-07-25 1987-07-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11399287U JPH059089Y2 (ja) 1987-07-25 1987-07-25

Publications (2)

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JPS6420493U JPS6420493U (ja) 1989-02-01
JPH059089Y2 true JPH059089Y2 (ja) 1993-03-05

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JP11399287U Expired - Lifetime JPH059089Y2 (ja) 1987-07-25 1987-07-25

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JP2016141462A (ja) * 2015-02-04 2016-08-08 株式会社ダイゾー エアゾール容器

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JPS6420493U (ja) 1989-02-01

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