JPH0589614A - データ記録再生装置のヘツド位置決め制御装置 - Google Patents
データ記録再生装置のヘツド位置決め制御装置Info
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- JPH0589614A JPH0589614A JP25223991A JP25223991A JPH0589614A JP H0589614 A JPH0589614 A JP H0589614A JP 25223991 A JP25223991 A JP 25223991A JP 25223991 A JP25223991 A JP 25223991A JP H0589614 A JPH0589614 A JP H0589614A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- track
- control
- target
- deviation
- Prior art date
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- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気ディスク装置(HDD)等のデータ記録再
生装置に用いられるヘッド位置決め制御装置において、
オーバーシュート等を招くことなく、常にヘッドを目標
トラックの中心に確実に位置決めする。 【構成】磁気ヘッド13の現在位置と目標位置とのずれ
量を検出し、そのずれ量を補正するように磁気ヘッド1
3の移動を制御するデータ記録再生装置のヘッド位置決
め制御装置において、予め磁気ヘッド13の現在位置に
応じた目標位置が段階的に設定された制御テーブルをR
OM21に用意しておき、磁気ヘッド13が目標トラッ
クに対し3トラック以下にあるとき、1セクタ時間毎に
上記制御テーブルから磁気ヘッド13の現在位置に応じ
た目標位置を得、その目標位置と現在位置とのずれ量を
算出し、このずれ量に基づいて磁気ヘッド13を駆動す
る。
生装置に用いられるヘッド位置決め制御装置において、
オーバーシュート等を招くことなく、常にヘッドを目標
トラックの中心に確実に位置決めする。 【構成】磁気ヘッド13の現在位置と目標位置とのずれ
量を検出し、そのずれ量を補正するように磁気ヘッド1
3の移動を制御するデータ記録再生装置のヘッド位置決
め制御装置において、予め磁気ヘッド13の現在位置に
応じた目標位置が段階的に設定された制御テーブルをR
OM21に用意しておき、磁気ヘッド13が目標トラッ
クに対し3トラック以下にあるとき、1セクタ時間毎に
上記制御テーブルから磁気ヘッド13の現在位置に応じ
た目標位置を得、その目標位置と現在位置とのずれ量を
算出し、このずれ量に基づいて磁気ヘッド13を駆動す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置(H
DD)等のデータ記録再生装置に用いられるヘッド位置
決め制御装置に関する。
DD)等のデータ記録再生装置に用いられるヘッド位置
決め制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばセクタサーボ方式の磁気デ
ィスク装置では、記録媒体であるディスクに予めセクタ
毎に記録されたサーボ情報に基づいて、ヘッドの位置決
め制御が行われる。サーボ情報は、トラック(シリン
ダ)番号を示すアドレスコード情報、およびトラックの
中心位置に対しディスクの半径方向に半トラックずらし
た位置に交互に記録されるバーストデータからなる。こ
のうち、アドレスコード情報はヘッドが現在どのトラッ
ク(シリンダ)上にあるのかを検出する場合に用いら
れ、また、バーストデータはトラックの中心位置からど
の程度ずれているのかを検出する場合に用いられる。
ィスク装置では、記録媒体であるディスクに予めセクタ
毎に記録されたサーボ情報に基づいて、ヘッドの位置決
め制御が行われる。サーボ情報は、トラック(シリン
ダ)番号を示すアドレスコード情報、およびトラックの
中心位置に対しディスクの半径方向に半トラックずらし
た位置に交互に記録されるバーストデータからなる。こ
のうち、アドレスコード情報はヘッドが現在どのトラッ
ク(シリンダ)上にあるのかを検出する場合に用いら
れ、また、バーストデータはトラックの中心位置からど
の程度ずれているのかを検出する場合に用いられる。
【0003】すなわち、ヘッドの位置決め制御には、大
別して速度制御モードと位置制御モードがある。速度制
御モードでは、サーボ情報のアドレスコード情報を用い
てヘッドの現在位置を検出することにより、ヘッドの移
動速度を検出し、その検出速度と目標速度との誤差を補
正するような速度制御が実行される。また、位置制御モ
ードでは、上述した速度制御モードによりヘッドが目標
位置まで移動した際に、サーボ情報のバーストデータを
用いて目標位置の中心に対するヘッドのずれ量を検出す
ることにより、そのずれ量を補正するような位置制御が
実行される。
別して速度制御モードと位置制御モードがある。速度制
御モードでは、サーボ情報のアドレスコード情報を用い
てヘッドの現在位置を検出することにより、ヘッドの移
動速度を検出し、その検出速度と目標速度との誤差を補
正するような速度制御が実行される。また、位置制御モ
ードでは、上述した速度制御モードによりヘッドが目標
位置まで移動した際に、サーボ情報のバーストデータを
用いて目標位置の中心に対するヘッドのずれ量を検出す
ることにより、そのずれ量を補正するような位置制御が
実行される。
【0004】ところで、従来のヘッド位置決め制御方式
では、目標トラックまでの残りトラック数が1トラック
になったとき(目標トラックの中心位置から0.5トラ
ック前の位置)、速度制御モードから位置制御モードに
移る。この位置制御モードでは、図5に示すように、目
標トラックの中心位置(ずれ量が「0」になる位置)に
目標位置が定められており、1セクタ時間毎に、その目
標位置と現在位置とのずれ量が検出され、そのずれ量を
補正するような駆動信号がボイスコイルモータ(VC
M)に供給される。この制御は、目標位置と現在位置と
のずれ量が「0」になるまで行われる。なお、1セクタ
時間とは、ディスクの1回転に要する時間を1トラック
当たりに存在するセクタの数で除算して得た数値で定義
される。
では、目標トラックまでの残りトラック数が1トラック
になったとき(目標トラックの中心位置から0.5トラ
ック前の位置)、速度制御モードから位置制御モードに
移る。この位置制御モードでは、図5に示すように、目
標トラックの中心位置(ずれ量が「0」になる位置)に
目標位置が定められており、1セクタ時間毎に、その目
標位置と現在位置とのずれ量が検出され、そのずれ量を
補正するような駆動信号がボイスコイルモータ(VC
M)に供給される。この制御は、目標位置と現在位置と
のずれ量が「0」になるまで行われる。なお、1セクタ
時間とは、ディスクの1回転に要する時間を1トラック
当たりに存在するセクタの数で除算して得た数値で定義
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の位置制御モードでは、図5に示すように、常に目標ト
ラックの中心位置(ずれ量が「0」になる位置)に目標
位置が設定されており、一度にヘッドを目標トラックの
中心に近付けようとする位置制御が行われる。このた
め、目標位置までのずれ量が大きくなり、そのずれ量を
補正する処理に時間を要し、また、誤差が大きくなるな
どして、オーバーシュート等を招くの問題がある。
の位置制御モードでは、図5に示すように、常に目標ト
ラックの中心位置(ずれ量が「0」になる位置)に目標
位置が設定されており、一度にヘッドを目標トラックの
中心に近付けようとする位置制御が行われる。このた
め、目標位置までのずれ量が大きくなり、そのずれ量を
補正する処理に時間を要し、また、誤差が大きくなるな
どして、オーバーシュート等を招くの問題がある。
【0006】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、オーバーシュート等を招くことなく、常にヘッド
を目標トラックの中心に確実に位置決めできるデータ記
録再生装置のヘッド位置決め制御装置を提供することを
目的とする。
ので、オーバーシュート等を招くことなく、常にヘッド
を目標トラックの中心に確実に位置決めできるデータ記
録再生装置のヘッド位置決め制御装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドの現在
位置と目標位置とのずれ量を検出し、そのずれ量を補正
するように上記ヘッドの移動を制御するデータ記録再生
装置のヘッド位置決め制御装置において、予め上記ヘッ
ドの現在位置に応じた目標位置が段階的に設定された制
御テーブルを備え、上記ヘッドが所定の制御範囲内にあ
るとき、所定のタイミングで上記制御テーブルから上記
ヘッドの現在位置に応じた目標位置を得、その目標位置
と上記ヘッドの現在位置とのずれ量を算出し、このずれ
量に基づいて上記ヘッドを駆動するようにしたものであ
る。
位置と目標位置とのずれ量を検出し、そのずれ量を補正
するように上記ヘッドの移動を制御するデータ記録再生
装置のヘッド位置決め制御装置において、予め上記ヘッ
ドの現在位置に応じた目標位置が段階的に設定された制
御テーブルを備え、上記ヘッドが所定の制御範囲内にあ
るとき、所定のタイミングで上記制御テーブルから上記
ヘッドの現在位置に応じた目標位置を得、その目標位置
と上記ヘッドの現在位置とのずれ量を算出し、このずれ
量に基づいて上記ヘッドを駆動するようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、ヘッドの現在位置に応じ
た目標位置が設定され、その各々の目標位置に従って、
ステップ毎に目標トラックの中心に追従させるような位
置制御が行われる。したがって、目標位置に対するずれ
量が少なくなり、そのずれ量を補正する処理が短縮化さ
れると共に誤差を抑えることができることから、安定し
た位置決めを行うことができる。
た目標位置が設定され、その各々の目標位置に従って、
ステップ毎に目標トラックの中心に追従させるような位
置制御が行われる。したがって、目標位置に対するずれ
量が少なくなり、そのずれ量を補正する処理が短縮化さ
れると共に誤差を抑えることができることから、安定し
た位置決めを行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に係
るデータ記録再生装置のヘッド位置決め制御装置を説明
する。
るデータ記録再生装置のヘッド位置決め制御装置を説明
する。
【0010】図1は例えばセクタサーボ方式の磁気ディ
スク装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、ディスク11は記録媒体であり、スピンドルモータ
12の駆動により回転する。このディスク11には、予
めセクタ毎にサーボ情報が記録されている。サーボ情報
は、ヘッド位置決め制御のための位置情報であり、トラ
ック(シリンダ)番号を示すアドレスコード情報、およ
びトラックの中心位置に対しディスク11の半径方向に
半トラックずらした位置に交互に記録されるバーストデ
ータからなる。このうち、アドレスコード情報は磁気ヘ
ッド13が現在どのトラック(シリンダ)上にあるのか
を検出する場合に用いられ、また、バーストデータはト
ラックの中心位置からどの程度ずれているのかを検出す
る場合に用いられる。
スク装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、ディスク11は記録媒体であり、スピンドルモータ
12の駆動により回転する。このディスク11には、予
めセクタ毎にサーボ情報が記録されている。サーボ情報
は、ヘッド位置決め制御のための位置情報であり、トラ
ック(シリンダ)番号を示すアドレスコード情報、およ
びトラックの中心位置に対しディスク11の半径方向に
半トラックずらした位置に交互に記録されるバーストデ
ータからなる。このうち、アドレスコード情報は磁気ヘ
ッド13が現在どのトラック(シリンダ)上にあるのか
を検出する場合に用いられ、また、バーストデータはト
ラックの中心位置からどの程度ずれているのかを検出す
る場合に用いられる。
【0011】磁気ヘッド13はディスク11に対するデ
ータのリード/ライトを行うものであり、ボイスコイル
モータ(以下、VCMと称す)14の駆動によりディス
ク11の半径方向に移動する。ヘッドアンプ15は、デ
ィスク11からの読出信号の増幅機能および磁気ヘッド
13に対する書込信号の供給機能を供えている。リード
/ライト回路16は、ディスクコントローラ(以下、H
DCと称す)22の制御の下でデータのリード/ライト
処理を行う。サーボ回路17は、ディスク11からの読
出信号からサーボ情報を検出し、これをCPU18に出
力する。この場合、サーボ情報は上述したようにアドレ
スコード情報およびバーストデータからなる。このう
ち、アドレスコード情報はコード化(二値化)されてデ
ィジタル信号としてCPU18ら与えられ、また、バー
ストデータはヘッド位置に応じた振幅レベルがA/D変
換器23を介してCPU18に与えられる。
ータのリード/ライトを行うものであり、ボイスコイル
モータ(以下、VCMと称す)14の駆動によりディス
ク11の半径方向に移動する。ヘッドアンプ15は、デ
ィスク11からの読出信号の増幅機能および磁気ヘッド
13に対する書込信号の供給機能を供えている。リード
/ライト回路16は、ディスクコントローラ(以下、H
DCと称す)22の制御の下でデータのリード/ライト
処理を行う。サーボ回路17は、ディスク11からの読
出信号からサーボ情報を検出し、これをCPU18に出
力する。この場合、サーボ情報は上述したようにアドレ
スコード情報およびバーストデータからなる。このう
ち、アドレスコード情報はコード化(二値化)されてデ
ィジタル信号としてCPU18ら与えられ、また、バー
ストデータはヘッド位置に応じた振幅レベルがA/D変
換器23を介してCPU18に与えられる。
【0012】CPU18は、この装置(HDD)全体の
制御を行うものであり、ここではサーボ情報に基づいて
ヘッド位置決め制御処理を実行する。VCM駆動回路1
9は、CPU18の制御の下でVCM14を駆動する。
スピンドルモータ駆動回路20は、CPU18の制御の
下でスピンドルモータ12を駆動する。ROM21に
は、予め磁気ヘッド13の現在位置に応じた目標位置が
段階的に設定された制御テーブルが格納されている。こ
の制御テーブルについては、後に図2を参照して説明す
る。
制御を行うものであり、ここではサーボ情報に基づいて
ヘッド位置決め制御処理を実行する。VCM駆動回路1
9は、CPU18の制御の下でVCM14を駆動する。
スピンドルモータ駆動回路20は、CPU18の制御の
下でスピンドルモータ12を駆動する。ROM21に
は、予め磁気ヘッド13の現在位置に応じた目標位置が
段階的に設定された制御テーブルが格納されている。こ
の制御テーブルについては、後に図2を参照して説明す
る。
【0013】HDC22はホスト装置とのインタフェー
スを行うものであり、ここでは装置(HDD)内に内蔵
されている。D/A変換器24は、CPU18から出力
されたVCM駆動信号をアナログ信号に変換する。D/
A変換器25は、CPU18から出力されたスピンドル
モータ駆動信号をアナログ信号に変換する。
スを行うものであり、ここでは装置(HDD)内に内蔵
されている。D/A変換器24は、CPU18から出力
されたVCM駆動信号をアナログ信号に変換する。D/
A変換器25は、CPU18から出力されたスピンドル
モータ駆動信号をアナログ信号に変換する。
【0014】図2は本発明の逐次制御を説明するための
図である。この逐次制御は速度制御モードから位置制御
モードに移ったときに実行される。この場合、従来の位
置制御モードでは目標位置が常に「0」(目標トラック
の中心)に設定されており、一度にヘッドを目標トラッ
クの中心に近付けようとする位置制御が行われていた
が、本発明の逐次制御ではヘッドの現在位置に応じた目
標位置が設定され、その各々の目標位置に従って、ステ
ップ毎にヘッドを目標トラックの中心に追従させるよう
な位置制御が行われる。
図である。この逐次制御は速度制御モードから位置制御
モードに移ったときに実行される。この場合、従来の位
置制御モードでは目標位置が常に「0」(目標トラック
の中心)に設定されており、一度にヘッドを目標トラッ
クの中心に近付けようとする位置制御が行われていた
が、本発明の逐次制御ではヘッドの現在位置に応じた目
標位置が設定され、その各々の目標位置に従って、ステ
ップ毎にヘッドを目標トラックの中心に追従させるよう
な位置制御が行われる。
【0015】ここで、逐次制御は従来の位置制御とは異
なり、数トラック前から開始される。図2の例では、目
標トラックまでの残りトラック数が3トラック以下にな
ったとき、換言すれば、図3に示すように目標トラック
の中心位置から3.5トラック以内になったときに逐次
制御が開始される。この場合、1セクタ時間毎にどれだ
け近付けるのかを示す目標位置がそれぞれROM21に
格納された制御テーブルに設定されており、セクタ割込
み処理の都度、その目標位置と現在位置とのずれ量を補
正するような制御が行われる。
なり、数トラック前から開始される。図2の例では、目
標トラックまでの残りトラック数が3トラック以下にな
ったとき、換言すれば、図3に示すように目標トラック
の中心位置から3.5トラック以内になったときに逐次
制御が開始される。この場合、1セクタ時間毎にどれだ
け近付けるのかを示す目標位置がそれぞれROM21に
格納された制御テーブルに設定されており、セクタ割込
み処理の都度、その目標位置と現在位置とのずれ量を補
正するような制御が行われる。
【0016】なお、1セクタ時間とは、ディスクの1回
転に要する時間を1トラック当たりに存在するセクタの
数で除算して得た数値で定義され、この時間間隔でサー
ボ情報が読出される。この1セクタ時間は、次のような
式で表わせられる。 T=(60×106 /回転数(RPM)) /1トラック当た
りのセクタ数 Tは1セクタ時間(μs)であり、例えば回転数(RPM)
が3200、セクタ数が44の磁気ディスク装置の場合
には、 T=(60×106 /3200)/44 =426 である。
転に要する時間を1トラック当たりに存在するセクタの
数で除算して得た数値で定義され、この時間間隔でサー
ボ情報が読出される。この1セクタ時間は、次のような
式で表わせられる。 T=(60×106 /回転数(RPM)) /1トラック当た
りのセクタ数 Tは1セクタ時間(μs)であり、例えば回転数(RPM)
が3200、セクタ数が44の磁気ディスク装置の場合
には、 T=(60×106 /3200)/44 =426 である。
【0017】また、上記制御テーブルは4トラック分用
意されており、2トラックシーク(目標トラックの中心
位置から2.5トラック前の位置からのシーク)、1ト
ラックシーク(目標トラックの中心位置から1.5トラ
ック前の位置からのシーク)、0トラックシーク(目標
トラックの中心位置から0.5トラック前の位置からの
シーク)では、テーブルの途中から使用される。次に、
図4に示すフローチャートを参照して同実施例の動作を
説明する。
意されており、2トラックシーク(目標トラックの中心
位置から2.5トラック前の位置からのシーク)、1ト
ラックシーク(目標トラックの中心位置から1.5トラ
ック前の位置からのシーク)、0トラックシーク(目標
トラックの中心位置から0.5トラック前の位置からの
シーク)では、テーブルの途中から使用される。次に、
図4に示すフローチャートを参照して同実施例の動作を
説明する。
【0018】CPU18は、上述した1セクタ時間毎に
図4に示すセクタ割込みルーチンを実行する。このセク
タ割込みルーチンにおいて、CPU18は、まず、サー
ボ回路17からサーボ情報を得、その中のアドレスコー
ド情報およびバーストデータに基づいて現在のトラック
における中心位置からのずれ量を算出する(ステップS
1)。ここで、目標トラックまでの残りトラック数が3
トラック以下であるとき、換言すれば、図3に示すよう
に目標トラックの中心位置から3.5トラック以内に磁
気ヘッド13があれば(ステップS2)、CPU18は
位置制御すなわち上述した逐次制御を行う。
図4に示すセクタ割込みルーチンを実行する。このセク
タ割込みルーチンにおいて、CPU18は、まず、サー
ボ回路17からサーボ情報を得、その中のアドレスコー
ド情報およびバーストデータに基づいて現在のトラック
における中心位置からのずれ量を算出する(ステップS
1)。ここで、目標トラックまでの残りトラック数が3
トラック以下であるとき、換言すれば、図3に示すよう
に目標トラックの中心位置から3.5トラック以内に磁
気ヘッド13があれば(ステップS2)、CPU18は
位置制御すなわち上述した逐次制御を行う。
【0019】ここで、逐次制御に際し、CPU18は、
ステップS1で求めたトラック中心からのずれ量を目標
トラックの中心位置からの距離に変換し、目標トラック
の中心位置から実際にどれだけ離れているのかを算出す
る(ステップS3)。この場合、その目標トラックの中
心位置からの位置ずれ量に応じて、予め逐次制御を行う
セクタカウント数が決められている。したがって、CP
U18は、そのセクタカウント数以内であるか否かをチ
ェックし(ステップS4)、セクタカウント数以内であ
れば、以下に説明するような逐次制御を行う。
ステップS1で求めたトラック中心からのずれ量を目標
トラックの中心位置からの距離に変換し、目標トラック
の中心位置から実際にどれだけ離れているのかを算出す
る(ステップS3)。この場合、その目標トラックの中
心位置からの位置ずれ量に応じて、予め逐次制御を行う
セクタカウント数が決められている。したがって、CP
U18は、そのセクタカウント数以内であるか否かをチ
ェックし(ステップS4)、セクタカウント数以内であ
れば、以下に説明するような逐次制御を行う。
【0020】すなわち、CPU18は、ROM21の制
御テーブルから磁気ヘッド13の現在位置に応じた目標
位置を得、その目標位置と現在位置とのずれ量を算出す
る(ステップS5)。このようにして位置ずれ量が求ま
ると、CPU18はその位置ずれ量を補正するようなV
CM駆動信号を生成し(ステップS6)、これをD/A
変換器24を介してVCM駆動回路19に出力する(ス
テップS7)。これにより、VCM駆動回路19を通じ
てVCM14が駆動され(ステップS8)、磁気ヘッド
13の移動速度が制御される。
御テーブルから磁気ヘッド13の現在位置に応じた目標
位置を得、その目標位置と現在位置とのずれ量を算出す
る(ステップS5)。このようにして位置ずれ量が求ま
ると、CPU18はその位置ずれ量を補正するようなV
CM駆動信号を生成し(ステップS6)、これをD/A
変換器24を介してVCM駆動回路19に出力する(ス
テップS7)。これにより、VCM駆動回路19を通じ
てVCM14が駆動され(ステップS8)、磁気ヘッド
13の移動速度が制御される。
【0021】このような逐次制御の処理(ステップS5
〜S8)は、ステップS4で判断されているセクタカウ
ント数分繰り返される。換言すれば、目標トラックの中
心からの位置ずれ量に応じたセクタカウント数分の逐次
制御の処理が1セクタ時間毎に繰り返し実行される。
〜S8)は、ステップS4で判断されているセクタカウ
ント数分繰り返される。換言すれば、目標トラックの中
心からの位置ずれ量に応じたセクタカウント数分の逐次
制御の処理が1セクタ時間毎に繰り返し実行される。
【0022】しかして、セクタカウント数分の逐次制御
を終えると、CPU18はオントラックするまで(磁気
ヘッド13が目標トラックの中心に位置決めされるま
で)、通常の位置制御すなわち目標位置を「0」(目標
トラックの中心)としたサーボ情報のバーストデータに
基づく位置制御を行う(ステップS9〜S11)。オン
トラックすれば(ステップS12)、CPU18は例え
ばフラグを立てるなどしてシーク終了処理を行い、その
旨をHDC22を通じてホスト装置に知らせる(ステッ
プS13)。
を終えると、CPU18はオントラックするまで(磁気
ヘッド13が目標トラックの中心に位置決めされるま
で)、通常の位置制御すなわち目標位置を「0」(目標
トラックの中心)としたサーボ情報のバーストデータに
基づく位置制御を行う(ステップS9〜S11)。オン
トラックすれば(ステップS12)、CPU18は例え
ばフラグを立てるなどしてシーク終了処理を行い、その
旨をHDC22を通じてホスト装置に知らせる(ステッ
プS13)。
【0023】ここで、セクタカウント数分の逐次制御
後、まだ、オントラックしていない場合において、3ト
ラック以内であれば通常の位置制御がオントラックする
まで続けられるが、例えばオーバーシュートなどで4ト
ラック以上離れてしまった場合には、再度速度制御に入
り、その後、3トラック以下になったところで、逐次制
御が行われる。また、例えばオントラック中にそのトラ
ックから外れてしまった場合にも、4トラック以上離れ
てしまったのであれば速度制御からのシークを行い、3
トラック以下であれば逐次制御でシークを行う。
後、まだ、オントラックしていない場合において、3ト
ラック以内であれば通常の位置制御がオントラックする
まで続けられるが、例えばオーバーシュートなどで4ト
ラック以上離れてしまった場合には、再度速度制御に入
り、その後、3トラック以下になったところで、逐次制
御が行われる。また、例えばオントラック中にそのトラ
ックから外れてしまった場合にも、4トラック以上離れ
てしまったのであれば速度制御からのシークを行い、3
トラック以下であれば逐次制御でシークを行う。
【0024】このように、磁気ヘッド13が所定の制御
範囲内(ここでは3トラック以下)にあるときには、逐
次制御によって磁気ヘッド13が目標トラックの中心に
位置決めされる。この場合、磁気ヘッド13の現在位置
に応じた目標位置が設定され、その各々の目標位置に従
って、ステップ毎に目標トラックの中心に追従させるよ
うな位置制御が行われる。したがって、目標位置に対す
るずれ量が少なくなり、そのずれ量を補正する処理が短
縮化されると共に誤差を抑えることができることから、
安定した位置決めを行うことができる。
範囲内(ここでは3トラック以下)にあるときには、逐
次制御によって磁気ヘッド13が目標トラックの中心に
位置決めされる。この場合、磁気ヘッド13の現在位置
に応じた目標位置が設定され、その各々の目標位置に従
って、ステップ毎に目標トラックの中心に追従させるよ
うな位置制御が行われる。したがって、目標位置に対す
るずれ量が少なくなり、そのずれ量を補正する処理が短
縮化されると共に誤差を抑えることができることから、
安定した位置決めを行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヘッドの
現在位置に応じた目標位置が設定され、その各々の目標
位置に従って、ステップ毎にヘッドを目標トラックの中
心に追従させるような位置制御を行うようにしたため、
安定した位置決めを行うことができる。これにより、オ
ーバーシュート等を招くことなく、常にヘッドを目標ト
ラックの中心に確実に位置決めできる。
現在位置に応じた目標位置が設定され、その各々の目標
位置に従って、ステップ毎にヘッドを目標トラックの中
心に追従させるような位置制御を行うようにしたため、
安定した位置決めを行うことができる。これにより、オ
ーバーシュート等を招くことなく、常にヘッドを目標ト
ラックの中心に確実に位置決めできる。
【図1】本発明の一実施例に係る構成を示すブロック
図。
図。
【図2】同実施例の位置制御(逐次制御)を説明するた
めの図。
めの図。
【図3】同実施例の位置ずれ量を説明するための図。
【図4】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
ト。
【図5】従来の位置制御を説明するための図。
11…ディスク、12…スピンドルモータ、13…磁気
ヘッド、14…VCM(ボイスコイルモータ)、15…
ヘッドアンプ、16…リード/ライト回路、17…サー
ボ回路、18…CPU、19…VCM駆動回路、20…
スピンドルモータ駆動回路、21…ROM、22…HD
C(ディスクコントローラ)、23…A/D変換器、2
4および25…D/A変換器。
ヘッド、14…VCM(ボイスコイルモータ)、15…
ヘッドアンプ、16…リード/ライト回路、17…サー
ボ回路、18…CPU、19…VCM駆動回路、20…
スピンドルモータ駆動回路、21…ROM、22…HD
C(ディスクコントローラ)、23…A/D変換器、2
4および25…D/A変換器。
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘッドの現在位置と目標位置とのずれ量
を検出し、そのずれ量を補正するように上記ヘッドの移
動を制御するデータ記録再生装置のヘッド位置決め制御
装置において、 予め上記ヘッドの現在位置に応じた目標位置が段階的に
設定された制御テーブルと、 上記ヘッドが所定の制御範囲内にあるとき、所定のタイ
ミングで上記制御テーブルから上記ヘッドの現在位置に
応じた目標位置を得、その目標位置と上記ヘッドの現在
位置とのずれ量を算出する位置ずれ量算出手段と、 この位置ずれ量算出手段によって算出された上記ずれ量
に基づいて上記ヘッドを駆動するヘッド駆動手段とを具
備したことを特徴とするデータ記録再生装置のヘッド位
置決め制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25223991A JPH0589614A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | データ記録再生装置のヘツド位置決め制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25223991A JPH0589614A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | データ記録再生装置のヘツド位置決め制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589614A true JPH0589614A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17234451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25223991A Pending JPH0589614A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | データ記録再生装置のヘツド位置決め制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589614A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09139032A (ja) * | 1995-11-17 | 1997-05-27 | Fujitsu Ltd | ディスク装置 |
US6084742A (en) * | 1994-04-06 | 2000-07-04 | Fujitsu Limited | Drive control apparatus for a disk drive |
JP2007035235A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Samsung Electronics Co Ltd | ハードディスクドライブのシーケンシャルシーク方法、ハードディスクドライブ及び記録媒体 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25223991A patent/JPH0589614A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6084742A (en) * | 1994-04-06 | 2000-07-04 | Fujitsu Limited | Drive control apparatus for a disk drive |
JPH09139032A (ja) * | 1995-11-17 | 1997-05-27 | Fujitsu Ltd | ディスク装置 |
JP2007035235A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Samsung Electronics Co Ltd | ハードディスクドライブのシーケンシャルシーク方法、ハードディスクドライブ及び記録媒体 |
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