JPH0587914A - Fmレーダ装置 - Google Patents
Fmレーダ装置Info
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- JPH0587914A JPH0587914A JP28539391A JP28539391A JPH0587914A JP H0587914 A JPH0587914 A JP H0587914A JP 28539391 A JP28539391 A JP 28539391A JP 28539391 A JP28539391 A JP 28539391A JP H0587914 A JPH0587914 A JP H0587914A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周波数が時間的に変化するFM波によるビー
ムを送信したときの物標からの反射ビームを受信して、
送,受信ビームを混合することによって得られるビート
周波数信号にもとづいて物標の検知を行う際、レーダ監
視エリア内で検知された物標の距離のみならず、その検
知された物標の方向をも検出することができるようにし
て、レーダ監視エリア内における物標の位置を特定させ
ることができるようにする。 [構成] FMレーダ装置において、主ローブの異なる
各ビームの一部が重複するように各ビームを時分割的に
送信して、物標からの各反射ビームをそれぞれ受信する
手段と、時分割的な各ビームの送,受信よって逐次得ら
れるビート周波数信号のレベルにもとづいて物標の方向
を検出する手段をとるようにする。
ムを送信したときの物標からの反射ビームを受信して、
送,受信ビームを混合することによって得られるビート
周波数信号にもとづいて物標の検知を行う際、レーダ監
視エリア内で検知された物標の距離のみならず、その検
知された物標の方向をも検出することができるようにし
て、レーダ監視エリア内における物標の位置を特定させ
ることができるようにする。 [構成] FMレーダ装置において、主ローブの異なる
各ビームの一部が重複するように各ビームを時分割的に
送信して、物標からの各反射ビームをそれぞれ受信する
手段と、時分割的な各ビームの送,受信よって逐次得ら
れるビート周波数信号のレベルにもとづいて物標の方向
を検出する手段をとるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数が時間的に変化
するFM波によるビームを送信したときの物標からの反
射ビームを受信して、送,受信ビームを混合することに
よって得られるビート周波数信号にもとづいて物標の検
知を行うFMレーダ装置に関する。
するFM波によるビームを送信したときの物標からの反
射ビームを受信して、送,受信ビームを混合することに
よって得られるビート周波数信号にもとづいて物標の検
知を行うFMレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FM−CWレーダ装置を自動車に
搭載して、自動車走行の障害物となる物標を検知して運
転者にその検知情報を与えるようにしているが、この種
のレーダ装置では、一定周期で周波数変調されたビーム
を送信し、物標からの反射ビームを受信したときの送,
受信ビーム間で生ずるビート信号の周波数から物標まで
の距離を計測して、その検知された物標の距離情報を与
えるにしかすぎないものとなっている。
搭載して、自動車走行の障害物となる物標を検知して運
転者にその検知情報を与えるようにしているが、この種
のレーダ装置では、一定周期で周波数変調されたビーム
を送信し、物標からの反射ビームを受信したときの送,
受信ビーム間で生ずるビート信号の周波数から物標まで
の距離を計測して、その検知された物標の距離情報を与
えるにしかすぎないものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、レーダ監視エリア内で検知された物標の距離に関
する情報しか得られず、そのレーダ監視エリア内におけ
る物標の位置を特定できないことである。
点は、レーダ監視エリア内で検知された物標の距離に関
する情報しか得られず、そのレーダ監視エリア内におけ
る物標の位置を特定できないことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、周波数が時間
的に変化するFM波によるビームを送信したときの物標
からの反射ビームを受信して、送,受信ビームを混合す
ることによって得られるビート周波数信号にもとづいて
物標の検知を行うFMレーダ装置において、そのレーダ
監視エリア内において検知された物標の位置を特定でき
るように、特に、主ローブの異なる各ビームの一部が重
複するように各ビームを時分割的に送信して、物標から
の各反射ビームをそれぞれ受信し、時分割的な各ビーム
の送,受信によって逐次得られるビート周波数信号のレ
ベルにもとづいて物標の方向を検出する手段をとるよう
にしている。
的に変化するFM波によるビームを送信したときの物標
からの反射ビームを受信して、送,受信ビームを混合す
ることによって得られるビート周波数信号にもとづいて
物標の検知を行うFMレーダ装置において、そのレーダ
監視エリア内において検知された物標の位置を特定でき
るように、特に、主ローブの異なる各ビームの一部が重
複するように各ビームを時分割的に送信して、物標から
の各反射ビームをそれぞれ受信し、時分割的な各ビーム
の送,受信によって逐次得られるビート周波数信号のレ
ベルにもとづいて物標の方向を検出する手段をとるよう
にしている。
【0005】
【実施例】図2はFM−CWレーダ装置を用いたときの
レーダ装置本体1の構成を示しており、三角波発生器2
から搬送波が掃引発振器3に与えられ、その掃引発振器
3から所定の掃引周波数をもったFM信号が分配器4を
通してサーキュレータ5に与えられてアンテナANTか
ら電波として物標Oに向けて発射されるようになってい
る。
レーダ装置本体1の構成を示しており、三角波発生器2
から搬送波が掃引発振器3に与えられ、その掃引発振器
3から所定の掃引周波数をもったFM信号が分配器4を
通してサーキュレータ5に与えられてアンテナANTか
ら電波として物標Oに向けて発射されるようになってい
る。
【0006】そして、アンテナANTによって受信され
る物標Oからの反射波がサーキュレータ5を通してミキ
サ6に与えられ、そこで分配器4から与えられる送信波
と混合させて物標Oとの相対距離に応じて両者の周波数
差によるビート周波数信号を生じさせ、そのビート周波
数信号が増幅器7を通してレーダ検知信号Sとして取り
出されるようになっている。
る物標Oからの反射波がサーキュレータ5を通してミキ
サ6に与えられ、そこで分配器4から与えられる送信波
と混合させて物標Oとの相対距離に応じて両者の周波数
差によるビート周波数信号を生じさせ、そのビート周波
数信号が増幅器7を通してレーダ検知信号Sとして取り
出されるようになっている。
【0007】このようなレーダ装置本体を用いて物標の
検知を行わせるに際して、ここでは以下に説明するよう
に、レーダ検知信号Sを周波数分析するマルチチャンネ
ル方式によって、各チャンネルの周波数帯域に応じた距
離範囲内に物標があるか否かの検知を行わせるようにし
ている。
検知を行わせるに際して、ここでは以下に説明するよう
に、レーダ検知信号Sを周波数分析するマルチチャンネ
ル方式によって、各チャンネルの周波数帯域に応じた距
離範囲内に物標があるか否かの検知を行わせるようにし
ている。
【0008】いま、レーダ監視エリア内に相対距離が各
々異なる複数の物標が存在する場合、レーダ装置本体1
からは各物標までの距離にそれぞれ応じた周波数で、そ
れぞれの物標からの反射波に比例した振幅の信号が混在
した状態のレーダ検知信号Sが得られる。
々異なる複数の物標が存在する場合、レーダ装置本体1
からは各物標までの距離にそれぞれ応じた周波数で、そ
れぞれの物標からの反射波に比例した振幅の信号が混在
した状態のレーダ検知信号Sが得られる。
【0009】そのときのスペクトラムは、図3に示すよ
うに、複数の周波数成分を含んでいる。なお、この場合
は、物標が4つあるときを示している。
うに、複数の周波数成分を含んでいる。なお、この場合
は、物標が4つあるときを示している。
【0010】したがって、レーダ検知信号Sの有する周
波数範囲全体を複数の周波数帯域に分割し、図4に示す
ように、それぞれ分割された帯域の各チャンネルCH1
〜CHnに対応する帯域フィルタ81〜8nを並設し、
その各フィルタ出力を検波器91〜9nによってそれぞ
れ検波し、その各検波出力をスイッチSWの切り換えに
よってAD変換器10を介してマイクロコンピュータ1
1に順次読み込ませ、そこで各チャンネルごとに予め設
定されたしきい値を用いたレベル判定を行わせることに
より、各チャンネルの周波数帯域に応じた距離範囲内に
物標があるか否かの検知をそれぞれ行わせることができ
る。
波数範囲全体を複数の周波数帯域に分割し、図4に示す
ように、それぞれ分割された帯域の各チャンネルCH1
〜CHnに対応する帯域フィルタ81〜8nを並設し、
その各フィルタ出力を検波器91〜9nによってそれぞ
れ検波し、その各検波出力をスイッチSWの切り換えに
よってAD変換器10を介してマイクロコンピュータ1
1に順次読み込ませ、そこで各チャンネルごとに予め設
定されたしきい値を用いたレベル判定を行わせることに
より、各チャンネルの周波数帯域に応じた距離範囲内に
物標があるか否かの検知をそれぞれ行わせることができ
る。
【0011】このようなものにあって、特に本発明で
は、検知された物標の方向を検出する手段をとるように
している。
は、検知された物標の方向を検出する手段をとるように
している。
【0012】以下、物標の方向を検出するための基本原
理について説明する。
理について説明する。
【0013】一般に、図5に示すように、2つのレーダ
装置本体1A,1Bにおける各アンテナANT−a,A
NT−bからそれぞれ発射される主ローブの異なる各ビ
ームB1,B2の一部が重なり合うように各ビームB
1,B2の発射方向を設定し、そのビームが重なり合う
エリア内にある物標Oを各レーダ装置本体1A,1Bに
よってそれぞれ検知したときの各レーダ検知信号Sa,
Sbのレベルをla,lbとし、その各レベルの和と差
との比(la−lb)/(la+lb)をFとすると、
そのF値と物標Oの方向角θとの間には図6に示すよう
な一定のS字特性の関係があることが知られている。
装置本体1A,1Bにおける各アンテナANT−a,A
NT−bからそれぞれ発射される主ローブの異なる各ビ
ームB1,B2の一部が重なり合うように各ビームB
1,B2の発射方向を設定し、そのビームが重なり合う
エリア内にある物標Oを各レーダ装置本体1A,1Bに
よってそれぞれ検知したときの各レーダ検知信号Sa,
Sbのレベルをla,lbとし、その各レベルの和と差
との比(la−lb)/(la+lb)をFとすると、
そのF値と物標Oの方向角θとの間には図6に示すよう
な一定のS字特性の関係があることが知られている。
【0014】したがって、予めFとθとの関係を実測な
どによって求めておき、そのF−θ特性をメモリに記憶
させておくようにすれば、各レーダ装置本体1A,1B
によって同一の物標Oをそれぞれ検知したときの各レー
ダ検知信号Sa,Sbのレベルla,lbにしたがって
F値を算出することにより、そのときの物標Oの方向角
θを求めることができるようになる。
どによって求めておき、そのF−θ特性をメモリに記憶
させておくようにすれば、各レーダ装置本体1A,1B
によって同一の物標Oをそれぞれ検知したときの各レー
ダ検知信号Sa,Sbのレベルla,lbにしたがって
F値を算出することにより、そのときの物標Oの方向角
θを求めることができるようになる。
【0015】図7は、複数物標を個別的にそれぞれの物
標の方向とともに検知することができるようにしたとき
の構成例を示している。
標の方向とともに検知することができるようにしたとき
の構成例を示している。
【0016】ここでは図4の構成による物標の個別検知
機能をもったFM−CWレーダ装置をマイクロコンピュ
ータ11を共用するように2台並設し、一方側Aにおけ
るレーダ装置本体1aのアンテナANT−aから発射さ
れるビームB1と他方側Bにおけるレーダ装置本体1b
のアンテナANT−bから発射されるビームB2とが一
部重なるように各アンテナによるビームの発射方向が設
定されている。
機能をもったFM−CWレーダ装置をマイクロコンピュ
ータ11を共用するように2台並設し、一方側Aにおけ
るレーダ装置本体1aのアンテナANT−aから発射さ
れるビームB1と他方側Bにおけるレーダ装置本体1b
のアンテナANT−bから発射されるビームB2とが一
部重なるように各アンテナによるビームの発射方向が設
定されている。
【0017】また、各A,B側における各対応する帯域
フィルタ81〜8nは、それぞれ互いに同一の周波数帯
域となるように設定されている。
フィルタ81〜8nは、それぞれ互いに同一の周波数帯
域となるように設定されている。
【0018】このように構成されたものにあって、まず
先にレーダ装置本体1a側を動作状態(このときレーダ
装置本体1b側は不動作)としたときの各チャンネルご
との出力信号をマイクロコンピュータ11に読み込ませ
て物標の検知を行わせる。
先にレーダ装置本体1a側を動作状態(このときレーダ
装置本体1b側は不動作)としたときの各チャンネルご
との出力信号をマイクロコンピュータ11に読み込ませ
て物標の検知を行わせる。
【0019】次に、レーダ装置本体1b側を動作状態
(このときレーダ装置本体1a側は不動作)としたとき
の各チャンネルごとの出力信号をマイクロコンピュータ
11に読み込ませて物標の検知を行わせる。
(このときレーダ装置本体1a側は不動作)としたとき
の各チャンネルごとの出力信号をマイクロコンピュータ
11に読み込ませて物標の検知を行わせる。
【0020】その結果、マイクロコンピュータ11にお
いて、A,B両側の同一チャンネルにおいて物標がそれ
ぞれ検知されているチャンネルをわり出し、その各チャ
ンネル出力信号のレベルから前述のようにF値を算出
し、そのF値にしたがって予め内部メモリに設定されて
いるテーブルから対応するθ値を読み出してそのチャン
ネルにおける検知物標の方向角を求めるようにする。
いて、A,B両側の同一チャンネルにおいて物標がそれ
ぞれ検知されているチャンネルをわり出し、その各チャ
ンネル出力信号のレベルから前述のようにF値を算出
し、そのF値にしたがって予め内部メモリに設定されて
いるテーブルから対応するθ値を読み出してそのチャン
ネルにおける検知物標の方向角を求めるようにする。
【0021】なお、その際、物標がそれぞれ検知されて
いるチャンネルの番号によって検知物標までの距離が求
められることになる。
いるチャンネルの番号によって検知物標までの距離が求
められることになる。
【0022】また、同一チャンネルにおいて物標がそれ
ぞれ検知状態にあるチャンネルが複数組あるとき、すな
わち各々異なる距離範囲にわたって複数の物標が検知さ
れているときには、各組ごとにF値を求めて方向角θを
わり出すための処理をそれぞれ行うことによって各物標
の方向が個別的に求められる。
ぞれ検知状態にあるチャンネルが複数組あるとき、すな
わち各々異なる距離範囲にわたって複数の物標が検知さ
れているときには、各組ごとにF値を求めて方向角θを
わり出すための処理をそれぞれ行うことによって各物標
の方向が個別的に求められる。
【0023】図1は本発明を最適に実施するためのFM
−CWレーダ装置の具体的な構成例を示すもので、ここ
では全体の構成の簡素化を図るために一台のレーダ装置
本体1のみを設けてアンテナスイッチANT−SWを切
り換えることにより、2つのアンテナANT−a,AN
T−bからビームB1,B2を交互に発射させることが
できるようにしている。
−CWレーダ装置の具体的な構成例を示すもので、ここ
では全体の構成の簡素化を図るために一台のレーダ装置
本体1のみを設けてアンテナスイッチANT−SWを切
り換えることにより、2つのアンテナANT−a,AN
T−bからビームB1,B2を交互に発射させることが
できるようにしている。
【0024】なお、ここでは三角波発生器2としては、
周波数50KHzの方形波信号を発生する方形波発振器
21と、その方形波信号を三角波信号に変換する波形変
換器22と、その三角波信号を掃引発振器3における発
振周波数が直線的に変化するように補正する直線性補正
器23とからなっている。掃引発振器3では、掃引幅4
00MHzのFM波を発生する。
周波数50KHzの方形波信号を発生する方形波発振器
21と、その方形波信号を三角波信号に変換する波形変
換器22と、その三角波信号を掃引発振器3における発
振周波数が直線的に変化するように補正する直線性補正
器23とからなっている。掃引発振器3では、掃引幅4
00MHzのFM波を発生する。
【0025】また、図4に示す帯域フィルタ群81〜8
n,検波器群91〜9nおよび切換スイッチSWの構成
に変えて、マイクロコンピュータ11からDA変換器1
2を介して順次与えられる各チャンネル指定信号に応じ
て各段階に分けられた周波数信号を順次発生する掃引発
振器13と、その掃引発振周波数信号とレーダ装置本体
1から出力されるレーダ検知信号Sとを混合するミキサ
14と、そのミキサ14の出力信号をろ波する帯域フィ
ルタ8と、そのフィルタ出力を増幅器15を通して検波
する検波器9とからなる構成をとるようにしている。
n,検波器群91〜9nおよび切換スイッチSWの構成
に変えて、マイクロコンピュータ11からDA変換器1
2を介して順次与えられる各チャンネル指定信号に応じ
て各段階に分けられた周波数信号を順次発生する掃引発
振器13と、その掃引発振周波数信号とレーダ装置本体
1から出力されるレーダ検知信号Sとを混合するミキサ
14と、そのミキサ14の出力信号をろ波する帯域フィ
ルタ8と、そのフィルタ出力を増幅器15を通して検波
する検波器9とからなる構成をとるようにしている。
【0026】このように構成されたものでは、マイクロ
コンピュータ11の制御下で、まずアンテナスイッチA
NT−SWがa接点側に閉じられたうえで、アンテナA
NT−aから所定方向にビームB1の発射がなされる。
コンピュータ11の制御下で、まずアンテナスイッチA
NT−SWがa接点側に閉じられたうえで、アンテナA
NT−aから所定方向にビームB1の発射がなされる。
【0027】このとき物標の検知能力距離範囲を1〜1
00mとしたとき、レーダ検知信号Sの周波数範囲は
0.267〜26.7MHzとなる。
00mとしたとき、レーダ検知信号Sの周波数範囲は
0.267〜26.7MHzとなる。
【0028】また、マイクロコンピュータ11からDA
変換器12にチャンネル指定が出され、そのチャンネル
指定に適した直流電圧信号が掃引発振器13に与えられ
る。
変換器12にチャンネル指定が出され、そのチャンネル
指定に適した直流電圧信号が掃引発振器13に与えられ
る。
【0029】掃引発振器13では、チャンネル指定信号
にしたがって31.3〜57.466MHzの周波数範
囲内で267KHzごとに分割された99種の周波数信
号を発振する。
にしたがって31.3〜57.466MHzの周波数範
囲内で267KHzごとに分割された99種の周波数信
号を発振する。
【0030】その掃引発振器13から出力される周波数
信号とレーダ検知信号Sとがミキサ14において混合さ
れ、その混合出力が通過周波数帯域57.733〜5
8.0MHzの帯域フィルタ8でろ波され、そのろ波さ
れた周波数信号が増幅器15を通して検波器9により検
波され、その検波された直流電圧信号がAD変換器10
を介してマイクロコンピュータ11に読み込まれる。
信号とレーダ検知信号Sとがミキサ14において混合さ
れ、その混合出力が通過周波数帯域57.733〜5
8.0MHzの帯域フィルタ8でろ波され、そのろ波さ
れた周波数信号が増幅器15を通して検波器9により検
波され、その検波された直流電圧信号がAD変換器10
を介してマイクロコンピュータ11に読み込まれる。
【0031】その際、マイクロコンピュータ11はDA
変換器12に与えるチャンネル指定を1〜99まで順次
変えていき、その各チャンネル指定ごとにAD変換器1
0の出力データを用み込んで内部メモリに逐次格納して
いく。
変換器12に与えるチャンネル指定を1〜99まで順次
変えていき、その各チャンネル指定ごとにAD変換器1
0の出力データを用み込んで内部メモリに逐次格納して
いく。
【0032】表1に、各チャンネルごとにおける掃引発
振器13の発振周波数fc,レーダ検知信号Sの周波数
範囲fs,物標までの距離範囲Lの関係を示している。
振器13の発振周波数fc,レーダ検知信号Sの周波数
範囲fs,物標までの距離範囲Lの関係を示している。
【0033】
【表1】
【0034】次に、マイクロコンピュータ11は、アン
テナスイッチANT−SWをb接点側に閉成してアンテ
ナANT−bから所定方向にビームB2を発射し、前述
と同様にして1〜99チャンネルにおける各データを内
部メモリに格納する。
テナスイッチANT−SWをb接点側に閉成してアンテ
ナANT−bから所定方向にビームB2を発射し、前述
と同様にして1〜99チャンネルにおける各データを内
部メモリに格納する。
【0035】このようにして2グループの各1〜99チ
ャンネルのデータが格納し終ると、マイクロコンピュー
タ11は各グループごとに路面反射やクラッタなどのノ
イズ除去の処理をなしたうえで各チャンネルにおける物
標の検知を個別的に行い、その結果物標の検知状態にあ
るチャンネルの選出を行う。
ャンネルのデータが格納し終ると、マイクロコンピュー
タ11は各グループごとに路面反射やクラッタなどのノ
イズ除去の処理をなしたうえで各チャンネルにおける物
標の検知を個別的に行い、その結果物標の検知状態にあ
るチャンネルの選出を行う。
【0036】そして、その選出されたチャンネルについ
て両グループにおけるデータを用いて前述のようにF値
を演算によって求めて対応する物標の方向角θをわり出
し、そのチャンネル数に応じた検知物標の距離Lのデー
タとその方向角θのデータとを外部に出力する。
て両グループにおけるデータを用いて前述のようにF値
を演算によって求めて対応する物標の方向角θをわり出
し、そのチャンネル数に応じた検知物標の距離Lのデー
タとその方向角θのデータとを外部に出力する。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明によるFMレーダ装置にあ
っては、周波数が時間的に変化するFM波によるビーム
を送信したときの物標からの反射ビームを受信して、
送,受信ビームを混合することによって得られるビート
信号にもとづいて物標の検知を行う際、検知された物標
までの距離のみならず、その検知された物標の方向を検
出することができるように、主ローブの異なる各ビーム
の一部が重複するように各ビームを時分割的に送信し
て、物標からの各反射ビームをそれぞれ受信する手段
と、時分割的な各ビームの送,受信によって逐次得られ
るビート信号のレベルにもとづいて物標の方向を検出す
る手段をとるようにしており、レーダ装置本体を1つだ
け用いた簡単な構成によって、レーダ監視エリア内で検
知された物標の距離およびその方向に関する情報を得
て、レーダ監視エリア内における物標の位置を特定させ
ることができるという利点を有している。
っては、周波数が時間的に変化するFM波によるビーム
を送信したときの物標からの反射ビームを受信して、
送,受信ビームを混合することによって得られるビート
信号にもとづいて物標の検知を行う際、検知された物標
までの距離のみならず、その検知された物標の方向を検
出することができるように、主ローブの異なる各ビーム
の一部が重複するように各ビームを時分割的に送信し
て、物標からの各反射ビームをそれぞれ受信する手段
と、時分割的な各ビームの送,受信によって逐次得られ
るビート信号のレベルにもとづいて物標の方向を検出す
る手段をとるようにしており、レーダ装置本体を1つだ
け用いた簡単な構成によって、レーダ監視エリア内で検
知された物標の距離およびその方向に関する情報を得
て、レーダ監視エリア内における物標の位置を特定させ
ることができるという利点を有している。
【図1】本発明によるFMレーダ装置の一実施例を示す
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図2】FMレーダ装置本体の基本的な一構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】物標が複数ある場合のFMレーダ装置本体から
出力されるレーダ検知信号の周波数スペクトラム特性を
示す図である。
出力されるレーダ検知信号の周波数スペクトラム特性を
示す図である。
【図4】複数物標を個別的に検知させるための基本構成
を示すブロッグ図である。
を示すブロッグ図である。
【図5】2つのレーダ装置本体を用いて物標の方向検知
を行わせるための基本構成を示すブロック図である。
を行わせるための基本構成を示すブロック図である。
【図6】f−θ特性を示す図である。
【図7】本発明によるFMレーダ装置の基本的な構成例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
1 レーダ装置本体 2 三角波発生器 3 掃引発振器 4 分配器 5 サーキュレータ 6 ミキサ 7 増幅器 8 帯域フィルタ 9 検波器 10 AD変換器 11 マイクロコンピュータ 12 DA変換器 13 掃引発振器 14 ミキサ 15 増幅器
Claims (2)
- 【請求項1】 周波数が時間的に変化するFM波による
ビームを送信したときの物標からの反射ビームを受信し
て、送信号と受信信号とを混合することによって得られ
るビート信号にもとづいて物標の検知を行うFMレーダ
装置において、主ローブの異なる各ビームの一部が重複
するように各ビームを時分割的に送信して、物標からの
各反射ビームをそれぞれ受信する手段と、時分割的な各
ビームの送,受信によって逐次得られるビート信号のレ
ベルにもとづいて物標の方向を検出する手段をとるよう
にしたことを特徴とするFMレーダ装置。 - 【請求項2】 主ローブの一部が重複するように少なく
とも2つのアンテナを設けるとともに、そのアンテナを
切り換える手段を設けて、アンテナを切り換えながら、
各アンテナからビームを順次送信させるようにしたこと
を特徴とする前記第1項の記載によるFMレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28539391A JPH0587914A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | Fmレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28539391A JPH0587914A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | Fmレーダ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61102480A Division JP2513466B2 (ja) | 1986-05-02 | 1986-05-02 | Fmレ−ダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587914A true JPH0587914A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17690959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28539391A Pending JPH0587914A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | Fmレーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0587914A (ja) |
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