JPH0587732U

JPH0587732U - 照明器具

Info

Publication number: JPH0587732U
Application number: JP029174U
Authority: JP
Inventors: 憲幸山田
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1992-05-01
Filing date: 1992-05-01
Publication date: 1993-11-26

Abstract

(57)【要約】【目的】ランプを定格電力の異なるものに容易に交換
できる照明器具を提供する。【構成】全長Ｌが最低定格器具本体より短く電源線を
挿通する電源線貫通孔１ならびに器具本体取付部２およ
び取付具挿通孔３を有した取付装置４と、器具本体取付
部２に着脱自在に取付けられ点灯用部品５および蛍光ラ
ンプ６を有した器具本体７とからなる。【効果】取付装置４を先に天井板１４に取付けておい
て、後に蛍光ランプの定格電力を決められる。また、ラ
ンプ６を定格電力が異なるものと交換する場合、器具本
体７を定格電力の異なる蛍光ランプを取付可能なものに
交換するだけでよく、手間が少なく施工が容易である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、建築物等の天井部に設ける照明器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図３に示した第１の従来例の照明器具１０１は、上面を天井１０９に固定した器具本体１０５および反射板１０７からなる。器具本体１０５は、安定器１０３および２組のランプソケット１０４を有する。反射板１０７は、ランプソケット１０４との対応位置に開口１０６を有し、ランプソケット１０４を開口１０６から突出した状態で器具本体１０５にビス止めされている。

【０００３】図４に示した第２の従来例の照明器具１０２は、上面を天井１０９に固定した器具本体１１５および反射板１１７とからなる。器具本体１１５は、安定器１０１および１組のランプソケット１０４を有する。反射板１１７は、ランプソケット１０４との対応位置に開口１１６を有し、ランプソケット１０４を開口１１６から突出した状態で器具本体１１５にビス止めされている。なお、１０８は蛍光ランプを示す。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

照明器具１０１を天井１０９に取付けた後、蛍光ランプ１０８を定格電力の異なる蛍光ランプ（図示せず）と交換するには、照明器具１０１を全部取外して定格電力の異なる蛍光ランプを取付可能な照明器具（図示せず）と交換しなければならず、作業が大掛かりであった。照明器具１０２についても同様であった。すなわち、交換する蛍光ランプの定格電力に応じて安定器１０３の交換が必要となり、さらに蛍光ランプは定格電力が異なると全長も異なるので、対向したランプソケット１０４の間隔Ｄの変更も必要であったためである。

【０００５】この考案の目的は、ランプを定格電力の異なるものに容易に交換できる照明器具を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案の照明器具は、取付装置および器具本体からなる。取付装置は、電源線を挿通する電源線貫通孔ならびに器具本体取付部および取付具挿通孔を有する。器具本体は、取付装置の器具本体取付部に着脱自在に取付けられ、点灯用部品およびランプを有する。

【０００７】

【作用】

この考案の照明器具は、電源線を挿通する電源線貫通孔ならびに器具本体取付部および取付具挿通孔を有した取付装置と、この取付装置の器具本体取付部に着脱自在に取付けられ点灯用部品およびランプを有した器具本体とからなるため、器具本体に電力を供給する電源線を電源線貫通孔に挿通した状態で、取付具挿通孔に挿通したビス等により取付装置を天井板等に固定することができる。また、天井板等に固定した取付装置に器具本体を着脱することができるので、ランプを定格電力が異なるものと交換する場合、器具本体を定格電力の異なる蛍光ランプを取付可能なものに交換するだけでよい。

【０００８】

【実施例】

図１に基づいて、この考案の一実施例の照明器具について説明する。照明器具１０は、電源線を挿通する電源線貫通孔１ならびに器具本体取付部２および取付具挿通孔３を有した取付装置４と、器具本体取付部２に着脱自在に取付けられ点灯用部品５および蛍光ランプ６を有した器具本体７とからなる。

【０００９】取付装置４は、鋼板を屈曲形成したもので全長Ｌを５００ｍｍに設定している。器具本体取付部２は、両側に突出した略レ字形状を成している。器具本体７は、略Ｖ字形の反射板８と金具９と点灯用部品５とからなる。点灯用部品５は、反射板８の反射面に設けた２組のランプソケット１２と金具９に固定した安定器１３とからなる。金具９は、器具本体取付部２に弾性係合可能な係合部１１を形成している。蛍光ランプ６は、定格電力が２０Ｗである。

【００１０】照明器具１０を天井部１４に取付けるには、先ず取付用ビス１５を取付具挿通孔３に挿通し天井板１４にねじ込み、取付装置４を天井板１４に固定する。器具本体７に電力を供給する電源線１６を、屋根裏より電源線貫通孔１に挿通させ室内へ引き込み器具本体７に接続する。次いで、器具本体７を下方より取付装置４に押付け、器具本体取付部２および係合部１１をそれぞれ矢印Ａ，Ｂ方向に弾性変形することによって、器具本体取付部２と係合部１１とを互いに係合する。取付装置４より器具本体７を取外す場合は、器具本体７を下方に引いて器具本体取付部２と係合部１１とを引離すとともに電源線１６を断線する。

【００１１】このように、天井板１４に取付けた取付装置４に器具本体７を容易に着脱できるので、蛍光ランプ６を定格電力が４０Ｗの蛍光ランプ（図示せず）に交換する場合であっても、天井板１４に一旦取付けた取付装置４を取外すことなく器具本体７のみを定格電力が４０Ｗの蛍光ランプを取付可能なものに交換するだけでよい。したがって、蛍光ランプを定格電力の異なるものに交換する際の手間が少なく、施工が容易である。また、取付装置４を先行施工しておいて後に蛍光ランプの定格電力を決めることができる。また、定格電力が２０Ｗの蛍光ランプ６あるいは定格電力が４０Ｗの蛍光ランプの何れを天井板１４に取付ける場合であっても取付装置４を共通して使用できるので、品種の削減を図り生産性を向上することができる。

【００１２】図２に基づいて、この考案の第２の実施例の照明器具２０について説明する。器具本体２７は、下方に開口した反射板２８と収納部２９と点灯用部品２５とからなる。点灯用部品２５は、反射板２８の反射面に設けた１組のランプソケット２２と収納部２９に収納された安定器２３とからなる。収納部２９は、両側面に器具本体取付部２が弾性係合可能なスリット２１を形成している。照明器具２０を天井板１４に取付けるには、先ず取付装置４を天井板１４に固定するととに電源線１６を器具本体４に接続する。次いで、器具本体２７を下方より取付装置４に押付け器具本体取付部２を矢印Ａ方向に弾性変形することによって、器具本体取付部２をスリット２１に係合する。

【００１３】なお、この他の構成および効果については、第１の実施例と同様である。

【００１４】

【考案の効果】

【００１５】したがって、蛍光ランプを定格電力が異なるものと交換する際の手間が少なく、施工が容易である。また、取付装置を先行施工しておいて後に蛍光ランプの定格電力を決めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）はこの考案の第１の実施例の照明器具の
分解斜視図、（ｂ）はその断面図。

【図２】（ａ）はこの考案の第２の実施例の照明器具の
分解斜視図、（ｂ）はその断面図。

【図３】（ａ）は第１の従来例の照明器具の斜視図、
（ｂ）はその分解斜視図。

【図４】（ａ）は第２の従来例の照明器具の斜視図、
（ｂ）はその分解斜視図。

【符号の説明】

１電源線貫通孔２器具本体取付部３取付具挿通孔４取付装置５点灯用部品６ランプ１０照明器具

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電源線を挿通する電源線貫通孔ならびに
器具本体取付部および取付具挿通孔を有した取付装置
と、この取付装置の前記器具本体取付部に着脱自在に取
付けられ点灯用部品およびランプを有した器具本体とを
備えた照明器具。