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JPH0584930U - 表示素子及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

表示素子及びそれを用いた表示装置

Info

Publication number
JPH0584930U
JPH0584930U JP2678292U JP2678292U JPH0584930U JP H0584930 U JPH0584930 U JP H0584930U JP 2678292 U JP2678292 U JP 2678292U JP 2678292 U JP2678292 U JP 2678292U JP H0584930 U JPH0584930 U JP H0584930U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display element
liquid crystal
image
electrodes
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2678292U
Other languages
English (en)
Inventor
利夫 三木
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP2678292U priority Critical patent/JPH0584930U/ja
Publication of JPH0584930U publication Critical patent/JPH0584930U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画素数を増やすことなく解像度を数倍に上
げ、また、十分な視野角と解像度で、また、より現実に
近い感覚で臨場感のある画像が認識される。 【構成】 上部電極21,21,・・・,21と下部電
極22,22,・・・,22とに所定の信号電圧が加え
られると、該上部電極と該下部電極とに挟まれている液
晶層において、電界が形成され、この電界の作用によっ
て、前記液晶層の液晶分子の配列組織が変えられる。そ
して、表示素子20の面上において、バックライトの光
を透過する部分と透過しない部分とが形成される。そし
て、表示素子20の中心の画素の表示が最も精細に表示
され、供給した信号に応じた画像が映し出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高度な遠隔操作やシミュレーション等に利用されるCG(コンピ ュータ・グラフィックス)やテレビ画像のような映像を表示するのに用いて好適 な表示素子及びそれを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、遠隔操作やシミュレーションの作業をするための装置としては 、図2に示すような頭部装着型立体画像表示装置(Head Mounted Display;HMD)が知られている。この図において、頭部装着型立体画 像表示装置1は、液晶バックライト2、表示素子3、光学レンズ4、ヘルメット 5から構成されている。表示素子3からは、CGやテレビ画像が映し出される。 液晶バックライト2は、表示素子3の背面に設けられ、表示素子3の画像にライ トをあて、画像の輪郭をはっきりさせる。光学レンズ4は、装着者(頭部装着型 立体画像表示装置を装着した人)の両眼に対応して、かつ、装着者の左右の目に 映る像が両眼視差分ずれるように別々に設けられており、表示素子3の画像の焦 点を装着者の眼球内に結ばせる。このような構成において、装着者は、表示素子 3の画像を立体画像として認識し、この画像を見ながら自由に移動し、両手を使 って他の作業(遠隔操作など)を行う。
【0003】 図3は、表示素子3の一実施例の構成を示す斜視図である。この図において、 表示素子3は、液晶層6、配向膜7,7、上部電極8,8,・・・,8、下部電 極9,9,・・・,9、ガラス基板10,10、カラーフィルタ111,112, 113、および、保護膜12から構成されている。上記液晶層6には、液晶分子 が満たされており、この液晶分子は、接触部分の表面の状態により分子の配列が 規制される性質を持っている。そのため、液晶分子が一定の方向に配列するよう に、上部電極8,8,・・・,8、下部電極9,9,・・・,9の表面には、配 向膜7,7が形成されている。また、液晶分子は、その材料の種類によって異な る固有の双極子モーメントを持っている。このため、上部電極8,8,・・・, 8と下部電極9,9,・・・,9とに挟まれている液晶層6においては、上部電 極8,8,・・・,8と下部電極9,9,・・・,9との間に電圧が加えられる と、このとき形成される電界の作用で液晶分子の配列組織が変わる。カラーフィ ルタ111は赤、カラーフィルター112は緑、カラーフィルター113は青のカ ラーフィルターであり、これら三原色のカラーフィルター111,112,113 は、ガラス基板10の上に配列して設けられ、表示素子3から映し出される画像 をカラー表示させる。
【0004】 図4は上述した表示素子3の電極構造を示す上面図である。この図において、 複数の上部電極8,8,・・・,8は、それぞれ平行に、かつ、等間隔で設けら れており、複数の下部電極9,9,・・・,9も、前述した上部電極の場合と同 様に、平行に、かつ、等間隔で設けられている。さらに、上部電極8,8,・・ ・,8と下部電極9,9,・・・,9とは、異なる平面上において、垂直に設け られている。このような構成において、上部電極8,8,・・・,8と下部電極 9,9,・・・,9とに挟まれている液晶層6が画素となる。
【0005】 次に、上述した表示素子3において、画像が表示される過程について説明する 。例えば、上部電極8,8,・・・,8と下部電極9,9,・・・,9とからそ れぞれ1つの上部電極8と下部電極9が選択され、電圧が加えられると、該上部 電極8と該下部電極9とが対向した位置における液晶層6(該上部電極8と該下 部電極9とが交わる部分)において、電界が形成される。そして、その電界の作 用によって、液晶層6の液晶分子の配列組織が変えられ、液晶層6を通過する光 の透過性が変化する。その結果、表示素子3において、上部電極8,8,・・・ ,8と下部電極9,9,・・・,9とに、所定の信号電圧を印加することによっ て、供給した信号に応じた画像が表示される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、通常、人が眼球を動かさずに見える視野は、片目で上下左右約60 度、両目で左右約90度である。前述した頭部装着型立体画像表示装置において は、装着者が十分な臨場感を得るために、少なくとも片目で左右60度、上下4 5度以上の視野角が必要とされる。この場合、視力換算0.3以上の解像度を得 るためには、約87万ピクセル(水平1080本,垂直810本)の画素数を持 つ表示素子が必要となる。一方、頭部装着型立体画像表示装置に用いられる表示 素子は、人が頭部に装着して作業をするため、数インチ以下でなければならない 。しかし、装着者が十分な視野角と解像度を得るためには、表示素子の画素数を 増やす必要があり、(各走査線に1ケ設けられる)ドライバを付け加えなければ ならない。この場合、表示素子の重量が増し、サイズが大きくなってしまう。こ のため、表示素子の解像度を上げることができないという問題が生じた。また、 画素数は、4インチの表示素子の場合、12.5万ピクセル(水平500本,垂 直250本)であるため、このサイズの表示素子においては、十分な解像度で表 示素子の画像を認識することができないという問題が生じた。
【0007】 この考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の考案におい ては、画素数を増やすことなく解像度を数倍に上げることができる表示素子を提 供することを目的としている。 また、請求項2記載の考案においては、十分な解像度で画像が認識される表示 装置を提供することを目的としている。 また、請求項3記載の考案においては、より現実に近い感覚で臨場感のある画 像が認識される表示装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決するために、請求項1記載の考案では、 中心部の画素の密度が最も高く、前記中心部の画素の密度よりも外側の画素の 密度の方が低いことを特徴とする。 また、請求項2記載の考案では、 請求項1記載の表示素子は、前記中心部の画素に表示される画像と視野角の中 心とが対向するように、配設されたことを特徴とする。 また、請求項3記載の考案では、 少なくとも1つの表示素子に画像を表示させて立体映像を形成する表示装置に おいて、前記表示手段に請求項1記載の表示素子を用いたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、中心部の画素の密度が最も高く、前記中心部の 画素の密度よりも外側の画素の密度の方が低くなるように、電極が形成される。 また、請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の表示素子の中心部の画素 に表示された画像が、視野角の中心に入射される。 また、請求項3記載の考案によれば、請求項1記載の表示素子に表示された画 像が両眼視差分ずれて両眼の各々へ入射される。
【0010】
【実施例】
次に図面を参照してこの考案の実施例について説明する。図1は、この考案の 一実施例の表示素子の電極構造を示す上面図である。この図において、複数の上 部電極21,21,・・・,21は、表示素子20の中心部で、平行に、かつ、 等間隔で設けられており、複数の下部電極22,22,・・・,22も同様に、 表示素子20の中心部で、平行に、かつ、等間隔で設けられている。表示素子2 0の中心部の範囲は、装着者の視野角の中心から±10度の範囲である。表示素 子20の中心部の外側の上部電極21,21,・・・,21は、中心部の上部電 極21,21,・・・,21の電極の間隔より広く設けられている。同様に、表 示素子20の中心部の外側の下部電極22,22,・・・,22も、中心部の下 部電極22,22,・・・,22の電極の間隔より広く設けられている。このと き、表示素子20の面上は、中心部の画素の密度が最も高く、前記中心部の画素 の密度よりも外側の画素の密度の方が低くなっている。
【0011】 次に、上述した表示素子において、画像が表示される過程について説明する。 上部電極21,21,・・・,21と下部電極22,22,・・・,22とに所 定の信号電圧が加えられると、該上部電極と該下部電極とに挟まれている液晶層 6において、電界が形成され、この電界の作用によって、前記液晶層6の液晶分 子の配列組織は変えられる。そして、表示素子20の面上において、バックライ ト2の光を透過する部分と透過しない部分とが形成される。このとき、表示素子 20の中心部の画素の表示が最も精細に表示され、供給した信号に応じた画像が 映し出される。
【0012】 表示素子20を上述したような構成にしたのは、人間の持つ視力の分布を考慮 したためである。つまり、視力の分布は、視野の部位により異なり、注視点(通 常、人が正面を向いているとき、視野角の中心であり、医学的には黄斑中心窩と 呼ばれている部分)において最も良く、注視点より±10度の点においては、視 力が1/5に減少する。このため、装着者が、注視点において1.0の視力で見 ている場合、視野角の中心より±10度の点においては、0.2の視力で見るこ とになる。故に、表示素子20の中心部の画素に表示される画像と視野角の中心 とが対向するように、表示素子20が表示装置に配設されることによって、視力 分布に対応した画像が表示される。
【0013】 次に、図2の立体映像を形成する頭部装着型立体画像表示装置に、表示素子2 0が用いられた場合について説明する。この場合、表示素子3の代わりに表示素 子20を、中心部の画素に表示される画像と視野角の中心とが対向するように配 設する。このような構成によって、表示素子20の中心部の画素に表示された画 像が、両眼視差分ずれて両眼の各々の視野角の中心に入射され、視力分布に対応 した立体画像が表示される。
【0014】 なお、この考案の実施例においては、表示素子として液晶表示素子を示したが 、これに限らず、例えばCRT(cathode ray tube)、 EL(electroluminescence)、 PDP(plasma display panel)等を用いてもよい。
【0015】
【考案の効果】 以上、説明したように、請求項1記載の考案によれば、中心部の画素の密度が 最も高く、前記中心部の画素の密度よりも外側の画素の密度の方が低くなるよう に、電極が形成されるので、画素数を増やすことなく解像度を数倍に上げること ができるという効果が得られる。 また、請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の表示素子の中心部の画素 に表示された画像が、視野角の中心に入射されるので、十分な解像度で画像が認 識されるという効果が得られる。 また、請求項3記載の考案によれば、請求項1記載の表示素子に表示された画 像が両眼視差分ずれて両眼の各々へ入射されるので、より現実に近い感覚で臨場 感のある画像が認識されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す上面図である。
【図2】頭部装着型立体画像表示装置の構成を示す斜視
図である。
【図3】従来の頭部装着型立体画像表示装置の表示素子
の構成を示す斜視図である。
【図4】図3の電極構造を示す上面図である。
【符号の説明】
20 表示素子 21 上部電極 22 下部電極

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部の画素の密度が最も高く、前記中心
    部の画素の密度よりも外側の画素の密度の方が低いこと
    を特徴とする表示素子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の表示素子は、前記中心部の
    画素に表示される画像と視野角の中心とが対向するよう
    に、配設されたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】少なくとも1つの表示素子に画像を表示さ
    せて立体映像を形成する表示装置において、前記表示手
    段に請求項1記載の表示素子を用いたことを特徴とする
    請求項2記載の表示装置。
JP2678292U 1992-04-23 1992-04-23 表示素子及びそれを用いた表示装置 Withdrawn JPH0584930U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19960801