JPH0580268A - 光学装置及びその固定方法 - Google Patents
光学装置及びその固定方法Info
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- JPH0580268A JPH0580268A JP4017028A JP1702892A JPH0580268A JP H0580268 A JPH0580268 A JP H0580268A JP 4017028 A JP4017028 A JP 4017028A JP 1702892 A JP1702892 A JP 1702892A JP H0580268 A JPH0580268 A JP H0580268A
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- housing
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/47—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
- B41J2/471—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B26/00—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
- G02B26/10—Scanning systems
- G02B26/12—Scanning systems using multifaceted mirrors
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/025—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses using glue
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- G02B7/182—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for prisms; for mirrors for mirrors
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- H04N1/113—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using oscillating or rotating mirrors
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- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、ハウジングと光学部材とを固定す
るための方法及びその強度に関する。 【構成】この発明の光学装置では、可視光硬化樹脂接着
剤によって、ハウジング40内に収容された第3のレンズ
32、第4のレンズ34、折返しミラ−36および防塵ガラス
38等を、ハウジング40に接着固定している。この場合、
可視光硬化樹脂接着剤の量 (膜厚) 及び硬度を、それぞ
れ、10μm乃至100μm及びショア硬さ試験法にて
Aスケ−ル80以下とすることで、最大強度が得られ
る。
るための方法及びその強度に関する。 【構成】この発明の光学装置では、可視光硬化樹脂接着
剤によって、ハウジング40内に収容された第3のレンズ
32、第4のレンズ34、折返しミラ−36および防塵ガラス
38等を、ハウジング40に接着固定している。この場合、
可視光硬化樹脂接着剤の量 (膜厚) 及び硬度を、それぞ
れ、10μm乃至100μm及びショア硬さ試験法にて
Aスケ−ル80以下とすることで、最大強度が得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、レ−ザビ−
ムプリンタに組込まれて用いられる走査式光学装置に関
する。
ムプリンタに組込まれて用いられる走査式光学装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レ−ザビ−ムプリンタ等の機器
に組込まれる走査式光学装置は、光源からの光ビ−ムを
感光体などの走査対象物に対して走査する光走査手段
と、この光走査手段で走査された光ビ−ムを走査対象物
に結像させるための光学素子を有する結像光学系とを含
んでいる。尚、一般に、上記光走査手段と上記結像手段
とは、それぞれを一体に収容するハウジング内に組込ま
れる。
に組込まれる走査式光学装置は、光源からの光ビ−ムを
感光体などの走査対象物に対して走査する光走査手段
と、この光走査手段で走査された光ビ−ムを走査対象物
に結像させるための光学素子を有する結像光学系とを含
んでいる。尚、一般に、上記光走査手段と上記結像手段
とは、それぞれを一体に収容するハウジング内に組込ま
れる。
【0003】上記光走査手段は、例えば、半導体レ−ザ
等の光源、この光源からの光ビ−ムを所望のビ−ム断面
形状に整えるレンズ群によって形成される第1の光学
系、及び、この第1の光学系からの光ビ−ムを走査対象
物、例えば、感光体に向けて等角速度で反射させる光偏
向装置から構成される。また、この上記結像光学系は、
上記光偏向装置で反射された光ビ−ムを上記感光体に対
して結像させる際に、歪曲収差及び像面湾曲を所望の数
値に整える、例えば、fθレンズ等の光学素子、即ち、
第2の光学系を含んでいる。
等の光源、この光源からの光ビ−ムを所望のビ−ム断面
形状に整えるレンズ群によって形成される第1の光学
系、及び、この第1の光学系からの光ビ−ムを走査対象
物、例えば、感光体に向けて等角速度で反射させる光偏
向装置から構成される。また、この上記結像光学系は、
上記光偏向装置で反射された光ビ−ムを上記感光体に対
して結像させる際に、歪曲収差及び像面湾曲を所望の数
値に整える、例えば、fθレンズ等の光学素子、即ち、
第2の光学系を含んでいる。
【0004】上記光学装置では、光源から発生された光
ビ−ムは、上記第1の光学系によって集束され、その集
束された光ビ−ムは、光偏向装置によって上記第2の光
学系に向かって等角速度で反射されたのち、上記第2の
光学系によって感光体などの走査対象物に対して結像さ
れる。
ビ−ムは、上記第1の光学系によって集束され、その集
束された光ビ−ムは、光偏向装置によって上記第2の光
学系に向かって等角速度で反射されたのち、上記第2の
光学系によって感光体などの走査対象物に対して結像さ
れる。
【0005】ところで、この第2の光学系を構成するf
θレンズ等の各構成部材は、一般には、上記ハウジング
に対して、ばね材による圧接、又は、エポキシ系接着剤
及びシアノアクリレ−ト系接着剤等による接着、等によ
って固定されている。
θレンズ等の各構成部材は、一般には、上記ハウジング
に対して、ばね材による圧接、又は、エポキシ系接着剤
及びシアノアクリレ−ト系接着剤等による接着、等によ
って固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記光学装置
のハウジングは、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂によ
って高精度に成型されている。一方、上記ハウジングに
は、上記fθレンズ等の各構成部材の固定に利用される
ばね材をねじ止めするためのねじ固定用のナット或いは
予めねじ穴が形成されている螺合部材等が、成型の前に
予め挿入され、或いは、上記成型後に圧入される。
のハウジングは、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂によ
って高精度に成型されている。一方、上記ハウジングに
は、上記fθレンズ等の各構成部材の固定に利用される
ばね材をねじ止めするためのねじ固定用のナット或いは
予めねじ穴が形成されている螺合部材等が、成型の前に
予め挿入され、或いは、上記成型後に圧入される。
【0007】この場合、上記fθレンズ等の各構成部材
を上記ハウジングに固定するための作業工程が増大する
とともに、その作業が複雑になる問題がある。また、f
θレンズ等を上記ハウジングに固定する際に使用される
ばね材等の部品点数が増大することから、光学装置とし
てのコストが増大する問題がある。
を上記ハウジングに固定するための作業工程が増大する
とともに、その作業が複雑になる問題がある。また、f
θレンズ等を上記ハウジングに固定する際に使用される
ばね材等の部品点数が増大することから、光学装置とし
てのコストが増大する問題がある。
【0008】このことから、上記ねじ固定用のナット或
いは予めねじ穴が形成されている螺合部材に換えて、セ
ルフタップねじ等によって上記ハウジングに固定用ばね
材を直接的に固定する手法も提案されている。しかしな
がら、この手法では、上記ねじの螺進動作によって上記
ハウジングから切削粉が生じることで、光源からの光ビ
−ムを遮断し、感光体などに結像される画像の画質を低
下させる等の問題を含むことから、光学装置の組立て方
法として不適当である。
いは予めねじ穴が形成されている螺合部材に換えて、セ
ルフタップねじ等によって上記ハウジングに固定用ばね
材を直接的に固定する手法も提案されている。しかしな
がら、この手法では、上記ねじの螺進動作によって上記
ハウジングから切削粉が生じることで、光源からの光ビ
−ムを遮断し、感光体などに結像される画像の画質を低
下させる等の問題を含むことから、光学装置の組立て方
法として不適当である。
【0009】一方、上記fθレンズ等をエポキシ系接着
剤或いはシアノアクリレ−ト系接着剤等の接着剤によっ
て上記ハウジングに接着固定する手法も提案されてい
る。この場合、接着剤の硬化時間が比較的長く、上記光
学装置を組立てる時間が増大するにも拘らず、十分な接
着強度が得られない問題がある。
剤或いはシアノアクリレ−ト系接着剤等の接着剤によっ
て上記ハウジングに接着固定する手法も提案されてい
る。この場合、接着剤の硬化時間が比較的長く、上記光
学装置を組立てる時間が増大するにも拘らず、十分な接
着強度が得られない問題がある。
【0010】また、熱硬化型接着剤が利用された場合に
は、熱硬化のために加えられる熱によって、上記ハウジ
ングに変形させる虞れがある。この場合、上記レンズが
PMMA (ポリメチルメタクリル) 等のプラスチック製
のレンズである場合には、ハウジングを変形させるばか
りでなく、レンズ自身をも変形させる問題がある。この
ことは、特に、プラスチック材料を用いた成型加工によ
ってのみ製造可能となる複雑な形状のレンズの利用を不
可能とする点で問題である。
は、熱硬化のために加えられる熱によって、上記ハウジ
ングに変形させる虞れがある。この場合、上記レンズが
PMMA (ポリメチルメタクリル) 等のプラスチック製
のレンズである場合には、ハウジングを変形させるばか
りでなく、レンズ自身をも変形させる問題がある。この
ことは、特に、プラスチック材料を用いた成型加工によ
ってのみ製造可能となる複雑な形状のレンズの利用を不
可能とする点で問題である。
【0011】さらに、上記fθレンズ等を紫外線硬化型
接着剤によって上記ハウジングに接着固定する手法も提
案されている。しかしながら、この手法によっても、十
分な接着強度が得られないとともに、接着の硬化時にオ
ゾン或いは熱が発生されることが知られている。また、
プラスチックレンズは、紫外線を透過させないことか
ら、上記レンズとしてプラスチック製のレンズが利用さ
れた場合には、接着剤の硬化時間が一層長くなるととも
に、強度が不足する問題がある。
接着剤によって上記ハウジングに接着固定する手法も提
案されている。しかしながら、この手法によっても、十
分な接着強度が得られないとともに、接着の硬化時にオ
ゾン或いは熱が発生されることが知られている。また、
プラスチックレンズは、紫外線を透過させないことか
ら、上記レンズとしてプラスチック製のレンズが利用さ
れた場合には、接着剤の硬化時間が一層長くなるととも
に、強度が不足する問題がある。
【0012】この発明の目的は、光学装置におけるハウ
ジングと、このハウジング内部に収容される各構成部材
とを固定するに際して、作業時間の短縮を可能とし、且
つ、十分な固定強度が得られる光学装置を提供すること
にある。
ジングと、このハウジング内部に収容される各構成部材
とを固定するに際して、作業時間の短縮を可能とし、且
つ、十分な固定強度が得られる光学装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、ハウジング内に、光ビ−ムを
走査対象物に対して走査する光走査手段と、この光走査
手段で走査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像
させる光学素子を含む結像光学系とを備えた光学装置に
おいて、可視光の照射によって硬化する可視光硬化性樹
脂接着剤によって前記結像光学系を上記ハウジングに接
着固定させたことを特徴とする光学装置を提供するもの
である。また、この発明によれば、光ビ−ムを走査対象
物に対して走査する光走査手段と、この光走査手段で走
査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像させるト
−リック面を有する光学素子を含む結像光学系とを備え
た光学装置において、硬化された状態の硬度がショア硬
さ試験法にてAスケ−ル80以下である可視光硬化性樹
脂接着剤によって前記結像光学系を接着固定させること
を特徴とする光学装置の固定方法、及び、光ビ−ムを走
査対象物に対して走査する光走査手段と、この光走査手
段で走査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像さ
せるト−リック面を有する光学素子を含む結像光学系と
を備えた光学装置において、硬化された状態の硬度がシ
ョア硬さ試験法にてAスケ−ル80以下である可視光硬
化性樹脂接着剤を厚さ10μm乃至100μm供給する
ことで前記結像光学系を接着固定させることを特徴とす
る光学装置の固定方法が提供される。
に基づきなされたもので、ハウジング内に、光ビ−ムを
走査対象物に対して走査する光走査手段と、この光走査
手段で走査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像
させる光学素子を含む結像光学系とを備えた光学装置に
おいて、可視光の照射によって硬化する可視光硬化性樹
脂接着剤によって前記結像光学系を上記ハウジングに接
着固定させたことを特徴とする光学装置を提供するもの
である。また、この発明によれば、光ビ−ムを走査対象
物に対して走査する光走査手段と、この光走査手段で走
査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像させるト
−リック面を有する光学素子を含む結像光学系とを備え
た光学装置において、硬化された状態の硬度がショア硬
さ試験法にてAスケ−ル80以下である可視光硬化性樹
脂接着剤によって前記結像光学系を接着固定させること
を特徴とする光学装置の固定方法、及び、光ビ−ムを走
査対象物に対して走査する光走査手段と、この光走査手
段で走査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像さ
せるト−リック面を有する光学素子を含む結像光学系と
を備えた光学装置において、硬化された状態の硬度がシ
ョア硬さ試験法にてAスケ−ル80以下である可視光硬
化性樹脂接着剤を厚さ10μm乃至100μm供給する
ことで前記結像光学系を接着固定させることを特徴とす
る光学装置の固定方法が提供される。
【0014】
【作用】この発明によれば、ハウジングと、このハウジ
ング内部に収容される結像光学系などの各構成部材とを
固定するに際して、可視光硬化性樹脂接着剤、特に、硬
化された状態の硬度がショア硬さ試験法にてAスケ−ル
80以下である可視光硬化性樹脂接着剤が利用される。
このことから、上記結像光学系の各構成部材を上記ハウ
ジングに固定するために必要とされていたばね材或いは
ねじなどの固定部品が削減できることから、部品コスト
及び組立てコストが低減される。また、上記可視光硬化
樹脂接着剤が利用されることで、紫外線硬化樹脂接着剤
が利用される場合に見られるオゾン及び熱の発生、及
び、熱硬化型樹脂接着剤が利用される場合に見られる発
熱及びハウジングの熱変形を抑制できるとともに、上記
プラスチック製レンズの使用を可能にする。さらに、接
着剤の硬化時間が短縮できることから、作業時間も短縮
できる。
ング内部に収容される結像光学系などの各構成部材とを
固定するに際して、可視光硬化性樹脂接着剤、特に、硬
化された状態の硬度がショア硬さ試験法にてAスケ−ル
80以下である可視光硬化性樹脂接着剤が利用される。
このことから、上記結像光学系の各構成部材を上記ハウ
ジングに固定するために必要とされていたばね材或いは
ねじなどの固定部品が削減できることから、部品コスト
及び組立てコストが低減される。また、上記可視光硬化
樹脂接着剤が利用されることで、紫外線硬化樹脂接着剤
が利用される場合に見られるオゾン及び熱の発生、及
び、熱硬化型樹脂接着剤が利用される場合に見られる発
熱及びハウジングの熱変形を抑制できるとともに、上記
プラスチック製レンズの使用を可能にする。さらに、接
着剤の硬化時間が短縮できることから、作業時間も短縮
できる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
説明する。
【0016】図1乃至図3には、レ−ザビ−ムプリンタ
等に用いられる走査式光学装置2の要部の概略構成が示
されている。上記光学装置2は、レ−ザビ−ム(光ビ−
ム)を発生する半導体レ−ザ素子 (光源) 及びこのレ−
ザ素子からのレ−ザビ−ムの断面形状を所望の形状に整
形するレンズ群 (第1の光学系) を一体に有する発光ユ
ニット10、この発光ユニット10から出射されたレ−ザビ
−ムを後述する感光体(走査対象物) 50に向かって偏向
する光偏向装置 (光走査手段) 20、この光偏向装置20を
介して偏向されたレ−ザビ−ムを上記感光体の記録面に
概ね直線状に結像させるレンズ群を有する結像光学系
(第2の光学系)30、及び、上記発光ユニット10、光偏向
装置20及び結像光学系30を密閉収容するハウジング40を
含んでいる。
等に用いられる走査式光学装置2の要部の概略構成が示
されている。上記光学装置2は、レ−ザビ−ム(光ビ−
ム)を発生する半導体レ−ザ素子 (光源) 及びこのレ−
ザ素子からのレ−ザビ−ムの断面形状を所望の形状に整
形するレンズ群 (第1の光学系) を一体に有する発光ユ
ニット10、この発光ユニット10から出射されたレ−ザビ
−ムを後述する感光体(走査対象物) 50に向かって偏向
する光偏向装置 (光走査手段) 20、この光偏向装置20を
介して偏向されたレ−ザビ−ムを上記感光体の記録面に
概ね直線状に結像させるレンズ群を有する結像光学系
(第2の光学系)30、及び、上記発光ユニット10、光偏向
装置20及び結像光学系30を密閉収容するハウジング40を
含んでいる。
【0017】上記発光ユニット10は、発散性のレ−ザビ
−ムを発生する半導体レ−ザ12、第1の方向即ち (図2
に示されているように上方向からみる) 主走査方向及び
だい2の方向即ち (図3に示されているように側面方向
からみる上記主走査方向に直交する) 副走査方向のそれ
ぞれに対して正の屈折力を有し、上記レ−ザ12からのレ
−ザビ−ムを集束光 (或いは平行光) に変換するコリメ
−トレンズ (第1のレンズ) 14、及び、上記主走査方向
には正の屈折力及び上記副走査方向には、例えば、凹レ
ンズのように光を拡散する方向に屈折させる負の屈折力
を有し、上記第1のレンズを通過された上記レ−ザビ−
ムを、上記主走査方向においては概ね平行光に、且つ、
上記副走査方向においては集束光に変換するシリンダレ
ンズ (第2のレンズ) 16を含んでいる。これらの上記第
1のレンズ14及び第2のレンズ16は、それぞれ、光学ガ
ラス例えばBK7によって製造される。尚、上記第1の
レンズ14と上記第2のレンズ16との間には、上記レ−ザ
ビ−ムの強度を概ね一定に維持するための絞り18が配置
されている。
−ムを発生する半導体レ−ザ12、第1の方向即ち (図2
に示されているように上方向からみる) 主走査方向及び
だい2の方向即ち (図3に示されているように側面方向
からみる上記主走査方向に直交する) 副走査方向のそれ
ぞれに対して正の屈折力を有し、上記レ−ザ12からのレ
−ザビ−ムを集束光 (或いは平行光) に変換するコリメ
−トレンズ (第1のレンズ) 14、及び、上記主走査方向
には正の屈折力及び上記副走査方向には、例えば、凹レ
ンズのように光を拡散する方向に屈折させる負の屈折力
を有し、上記第1のレンズを通過された上記レ−ザビ−
ムを、上記主走査方向においては概ね平行光に、且つ、
上記副走査方向においては集束光に変換するシリンダレ
ンズ (第2のレンズ) 16を含んでいる。これらの上記第
1のレンズ14及び第2のレンズ16は、それぞれ、光学ガ
ラス例えばBK7によって製造される。尚、上記第1の
レンズ14と上記第2のレンズ16との間には、上記レ−ザ
ビ−ムの強度を概ね一定に維持するための絞り18が配置
されている。
【0018】一方、上記第1のレンズ14、第2のレンズ
16及び絞り18は、例えば、アルミダイキャストによって
製造される図示しない鏡筒によって、上記半導体レ−ザ
12とともに保持されている。尚、この鏡筒には、上記ハ
ウジング40の予め規定された位置に (鏡筒自身が) 正確
に固定できるよう配置されている図示しない押え部材に
(鏡筒自身を) 取付けるための取付用フランジが形成さ
れている。
16及び絞り18は、例えば、アルミダイキャストによって
製造される図示しない鏡筒によって、上記半導体レ−ザ
12とともに保持されている。尚、この鏡筒には、上記ハ
ウジング40の予め規定された位置に (鏡筒自身が) 正確
に固定できるよう配置されている図示しない押え部材に
(鏡筒自身を) 取付けるための取付用フランジが形成さ
れている。
【0019】上記光偏向装置20には、6面の平面鏡を有
する回転多面鏡である偏向反射鏡22及びこの偏向反射鏡
22を回転させるためのアキシャルギャップ型のスキャナ
モ−タ24がそれぞれ設けられている。上記スキャナモ−
タ24には、図3に示されているようにダイレクトベアリ
ング (符号を施せず) を介して回転自在に支持されたモ
−タシャフト24a及びこのシャフト24aに一体に形成さ
れたロ−タ24bが配置されている。このロ−タ24b上の
座面には、上記偏向反射鏡22が止め輪26及びばね材28に
よって取り付けられ、 (上記モ−タ24の回転とともに)
所定の方向に回転される。
する回転多面鏡である偏向反射鏡22及びこの偏向反射鏡
22を回転させるためのアキシャルギャップ型のスキャナ
モ−タ24がそれぞれ設けられている。上記スキャナモ−
タ24には、図3に示されているようにダイレクトベアリ
ング (符号を施せず) を介して回転自在に支持されたモ
−タシャフト24a及びこのシャフト24aに一体に形成さ
れたロ−タ24bが配置されている。このロ−タ24b上の
座面には、上記偏向反射鏡22が止め輪26及びばね材28に
よって取り付けられ、 (上記モ−タ24の回転とともに)
所定の方向に回転される。
【0020】上記結像光学系30には、上記光偏向装置20
の偏向反射鏡22で (偏向反射鏡22の回転とともに、連続
的に) 反射 (即ち、偏向) されたレ−ザビ−ムを感光体
50に対して結像させる際に、歪曲収差及び像面湾曲を補
正するための、第3のレンズ32および第4のレンズ34が
それぞれ設けられている。この第3のレンズ32および第
4のレンズ34は、それぞれ、例えばPMMA (ポリメチ
ルメタクリル) 等のプラスチック材料によって製造され
る。尚、上記第1の光学系を含む発光ユニット10から上
記光偏向装置20へ向かう光軸O1 と上記光偏向装置20か
らこの第3及び第4のレンズ32,34を通って上記感光体
50へ向かう光軸O2 とは、上記副走査方向 (図3参照)
に関して、所望の角度で交差する状態で配置されてい
る。
の偏向反射鏡22で (偏向反射鏡22の回転とともに、連続
的に) 反射 (即ち、偏向) されたレ−ザビ−ムを感光体
50に対して結像させる際に、歪曲収差及び像面湾曲を補
正するための、第3のレンズ32および第4のレンズ34が
それぞれ設けられている。この第3のレンズ32および第
4のレンズ34は、それぞれ、例えばPMMA (ポリメチ
ルメタクリル) 等のプラスチック材料によって製造され
る。尚、上記第1の光学系を含む発光ユニット10から上
記光偏向装置20へ向かう光軸O1 と上記光偏向装置20か
らこの第3及び第4のレンズ32,34を通って上記感光体
50へ向かう光軸O2 とは、上記副走査方向 (図3参照)
に関して、所望の角度で交差する状態で配置されてい
る。
【0021】上記第3及び第4のレンズ32,34は、上記
主走査方向へは偏向反射鏡22の各反射面の回転角θに対
して上記感光体50における像高hを比例させることので
きる焦点距離fを提供できる屈折力 (曲率) 、即ち (図
2に示されている) 上記h,f及びθに対してh=fθ
を満たす曲率が、一方、上記副走査方向へは主走査方向
への偏向角が大きくなるにつれて屈折力が小さくなる曲
率が与えられ、互いに組合せることで、一種のfθレン
ズとして機能するよう形成されている。また、上記第3
及び第4のレンズ32,34は、 (互いに組合わせられた状
態で) 主走査方向では偏向反射鏡22の反射面から反射さ
れた反射光のレ−ザビ−ムの像面湾曲の影響を低減する
とともに、歪曲収差を適切な値にし、副走査方向ではレ
−ザビ−ムが感光体50に照射される際の感光体50のすべ
ての面上における面倒れ補正面を一致させるよう形成さ
れている。尚、上記第4のレンズ34と上記感光体50との
間には、上記第4のレンズ34を通過されたレ−ザビ−ム
の光路を折曲げるためのミラ−36及び上記ハウジング40
を密閉しつつ、上記感光体50への上記レ−ザビ−ムの到
達を可能にする防塵ガラス38が配置されている。
主走査方向へは偏向反射鏡22の各反射面の回転角θに対
して上記感光体50における像高hを比例させることので
きる焦点距離fを提供できる屈折力 (曲率) 、即ち (図
2に示されている) 上記h,f及びθに対してh=fθ
を満たす曲率が、一方、上記副走査方向へは主走査方向
への偏向角が大きくなるにつれて屈折力が小さくなる曲
率が与えられ、互いに組合せることで、一種のfθレン
ズとして機能するよう形成されている。また、上記第3
及び第4のレンズ32,34は、 (互いに組合わせられた状
態で) 主走査方向では偏向反射鏡22の反射面から反射さ
れた反射光のレ−ザビ−ムの像面湾曲の影響を低減する
とともに、歪曲収差を適切な値にし、副走査方向ではレ
−ザビ−ムが感光体50に照射される際の感光体50のすべ
ての面上における面倒れ補正面を一致させるよう形成さ
れている。尚、上記第4のレンズ34と上記感光体50との
間には、上記第4のレンズ34を通過されたレ−ザビ−ム
の光路を折曲げるためのミラ−36及び上記ハウジング40
を密閉しつつ、上記感光体50への上記レ−ザビ−ムの到
達を可能にする防塵ガラス38が配置されている。
【0022】上記ハウジング40には、上記発光ユニット
10 (鏡筒) が配置されるべき位置を規定する図示しない
鏡筒押さえ部材、上記光偏向装置20が配置されるための
図示しない位置決め機構、及び、上記結像光学系30を形
成する上記第3のレンズ32、第4のレンズ34、ミラ−36
及び防塵ガラス38が正確に固定されるための複数の固定
用ガイド部材42a及び42b,44a及び44b、及び、46a
及び46b (上記ミラ−36と上記防塵ガラス38とは同一の
固定用ガイド部材46a及び46bに固定される)が設けら
れている。
10 (鏡筒) が配置されるべき位置を規定する図示しない
鏡筒押さえ部材、上記光偏向装置20が配置されるための
図示しない位置決め機構、及び、上記結像光学系30を形
成する上記第3のレンズ32、第4のレンズ34、ミラ−36
及び防塵ガラス38が正確に固定されるための複数の固定
用ガイド部材42a及び42b,44a及び44b、及び、46a
及び46b (上記ミラ−36と上記防塵ガラス38とは同一の
固定用ガイド部材46a及び46bに固定される)が設けら
れている。
【0023】また、上記第3のレンズ32は上記固定用ガ
イド部材42a及び42bに、上記第4のレンズ34は上記固
定用ガイド部材44a及び44bに、及び、ミラ−36及び防
塵ガラス38は上記固定用ガイド部材46a及び46bに、そ
れぞれ、可視光が照射されることで硬化する可視光硬化
性樹脂接着剤によって接着固定されている。尚、上記可
視光硬化性樹脂接着剤としては例えばICIジャパン社
製のラックストラックLCR603B (商品名) 、LC
R604 (商品名) 等が好ましい。上記各構成部材即ち
上記第3及び第4のレンズ32,34、ミラ−36及び防塵ガ
ラス38に関する接着箇所は適時必要強度に応じて決定さ
れる。
イド部材42a及び42bに、上記第4のレンズ34は上記固
定用ガイド部材44a及び44bに、及び、ミラ−36及び防
塵ガラス38は上記固定用ガイド部材46a及び46bに、そ
れぞれ、可視光が照射されることで硬化する可視光硬化
性樹脂接着剤によって接着固定されている。尚、上記可
視光硬化性樹脂接着剤としては例えばICIジャパン社
製のラックストラックLCR603B (商品名) 、LC
R604 (商品名) 等が好ましい。上記各構成部材即ち
上記第3及び第4のレンズ32,34、ミラ−36及び防塵ガ
ラス38に関する接着箇所は適時必要強度に応じて決定さ
れる。
【0024】図4 (A) から明らかなように、防塵ガラ
ス38には、防塵ガラス38の底面両端部38a,38b及び底
面中央前後端部38c,38dの4か所に、それぞれ、上記
可視光硬化性樹脂接着剤が塗布され、上記ハウジング40
および固定用ガイド部材46a及び46bに、それぞれ、接
着固定される。
ス38には、防塵ガラス38の底面両端部38a,38b及び底
面中央前後端部38c,38dの4か所に、それぞれ、上記
可視光硬化性樹脂接着剤が塗布され、上記ハウジング40
および固定用ガイド部材46a及び46bに、それぞれ、接
着固定される。
【0025】図4 (B) から明らかなように、折返しミ
ラ−36には、折返しミラ−36の底面両端部36a,36bの
2か所に、それぞれ、可視光硬化性樹脂接着剤が塗布さ
れ、(上記防塵ガラス38が既に固定されている) 固定用
ガイド部材46a及び46bに、それぞれ、接着固定され
る。尚、このミラ−36には、上記可視光硬化性樹脂接着
剤が塗布される位置に対応して、上記接着剤を硬化させ
るための可視光の透過を可能にする、非反射 (即ち、ミ
ラ−を構成する反射材が蒸着されていない) 領域36x及
び36yが形成されている。
ラ−36には、折返しミラ−36の底面両端部36a,36bの
2か所に、それぞれ、可視光硬化性樹脂接着剤が塗布さ
れ、(上記防塵ガラス38が既に固定されている) 固定用
ガイド部材46a及び46bに、それぞれ、接着固定され
る。尚、このミラ−36には、上記可視光硬化性樹脂接着
剤が塗布される位置に対応して、上記接着剤を硬化させ
るための可視光の透過を可能にする、非反射 (即ち、ミ
ラ−を構成する反射材が蒸着されていない) 領域36x及
び36yが形成されている。
【0026】図4 (C) から明らかなように、第4のレ
ンズ34には、第4のレンズ34の底面両端部34a,34b、
側面両端部34c,34d、上面両端部34e,34fの6か所
に、それぞれ、可視光硬化性樹脂接着剤が塗布され、上
記ハウジング40及び固定用ガイド部材44a及び44bに、
それぞれ、接着固定される。尚、第4のレンズ34は、図
5に詳述されているように、実際には、底面部に、レン
ズ34を成型加工する際に必要となる抜き勾配を有するこ
とから、上記ハウジング40における上記レンズ34の底面
両端部34a,34bが対応される位置には、上記レンズ34
を上記光軸O2 (図3参照) に対して垂直に配置できる
よう、リブ44c及び44dが予め用意されている。またさ
らに、第3のレンズ32には、図示しない底面両側方端部
及び固定用ガイド部材42a及び42bに面する側面両端部
の4か所に、それぞれ、上記可視光硬化性樹脂接着剤が
塗布され、これらが上記ハウジング40および固定用ガイ
ド部材42a及び42bに、それぞれ、接着固定される。
ンズ34には、第4のレンズ34の底面両端部34a,34b、
側面両端部34c,34d、上面両端部34e,34fの6か所
に、それぞれ、可視光硬化性樹脂接着剤が塗布され、上
記ハウジング40及び固定用ガイド部材44a及び44bに、
それぞれ、接着固定される。尚、第4のレンズ34は、図
5に詳述されているように、実際には、底面部に、レン
ズ34を成型加工する際に必要となる抜き勾配を有するこ
とから、上記ハウジング40における上記レンズ34の底面
両端部34a,34bが対応される位置には、上記レンズ34
を上記光軸O2 (図3参照) に対して垂直に配置できる
よう、リブ44c及び44dが予め用意されている。またさ
らに、第3のレンズ32には、図示しない底面両側方端部
及び固定用ガイド部材42a及び42bに面する側面両端部
の4か所に、それぞれ、上記可視光硬化性樹脂接着剤が
塗布され、これらが上記ハウジング40および固定用ガイ
ド部材42a及び42bに、それぞれ、接着固定される。
【0027】尚、上記可視光硬化性樹脂接着剤を硬化さ
せるための可視光を発生する光源装置は、例えば、概ね
470nm付近程度の波長の光 (好ましくは、熱線の少
ない波長) を出力できるものであればよく、一例とし
て、ハロゲンランプと熱線カットフィルタによって簡単
に構成される。
せるための可視光を発生する光源装置は、例えば、概ね
470nm付近程度の波長の光 (好ましくは、熱線の少
ない波長) を出力できるものであればよく、一例とし
て、ハロゲンランプと熱線カットフィルタによって簡単
に構成される。
【0028】ところで、上記ハウジング40には、上記第
3レンズ32、第4のレンズ34、ミラ−36及び防塵ガラス
38に加えて、上記レ−ザビ−ムの上記主走査方向に関す
る水平同期を検出するための水平同期検出用ミラ−52a
及び同期信号検出器52bが設けられている。上記水平同
期検出用ミラ−52aは、主走査方向に関し、上記第4の
レンズ34を通過された上記レ−ザビ−ムであって上記感
光体50に到達された際にプリントすべき画像となるレ−
ザビ−ムの領域よりも外側の領域に、上記検出器52b
は、このミラ−52aを介して反射されたレ−ザビ−ムを
確実に検出できる位置に、それぞれ、配置される。
3レンズ32、第4のレンズ34、ミラ−36及び防塵ガラス
38に加えて、上記レ−ザビ−ムの上記主走査方向に関す
る水平同期を検出するための水平同期検出用ミラ−52a
及び同期信号検出器52bが設けられている。上記水平同
期検出用ミラ−52aは、主走査方向に関し、上記第4の
レンズ34を通過された上記レ−ザビ−ムであって上記感
光体50に到達された際にプリントすべき画像となるレ−
ザビ−ムの領域よりも外側の領域に、上記検出器52b
は、このミラ−52aを介して反射されたレ−ザビ−ムを
確実に検出できる位置に、それぞれ、配置される。
【0029】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、半導体レ−ザ素子12から放射されたレ−ザビ−ム
は、第1のレンズ14によって集束光或いは平行光に変換
され、絞り18によって所定のビ−ムスポット (断面形
状) に制限されたのち上記第2のレンズ16に導かれる。
この第2のレンズ16を通過したレ−ザビ−ムは、上記主
走査方向においては概ね平行光、且つ、上記副走査方向
においては集束光に変換されて、上記光偏向装置20の偏
向反射鏡22に導かれる。
まず、半導体レ−ザ素子12から放射されたレ−ザビ−ム
は、第1のレンズ14によって集束光或いは平行光に変換
され、絞り18によって所定のビ−ムスポット (断面形
状) に制限されたのち上記第2のレンズ16に導かれる。
この第2のレンズ16を通過したレ−ザビ−ムは、上記主
走査方向においては概ね平行光、且つ、上記副走査方向
においては集束光に変換されて、上記光偏向装置20の偏
向反射鏡22に導かれる。
【0030】この偏向反射鏡22に導かれた上記レ−ザビ
−ムは、上記スキャナモ−タ24によって回転される上記
偏向反射鏡22の回転に伴って第2の光学系 (結像光学
系)30の方向に上記偏向反射鏡22の回転角θに応じて反
射される。
−ムは、上記スキャナモ−タ24によって回転される上記
偏向反射鏡22の回転に伴って第2の光学系 (結像光学
系)30の方向に上記偏向反射鏡22の回転角θに応じて反
射される。
【0031】上記偏向反射鏡22の回転によって回転角θ
に応じて反射 (即ち、偏向) されたレ−ザビ−ムは、第
2の光学系30の第3及び第4のレンズ32,34を通過さ
れ、この第3及び第4のレンズ32,34によって、主走査
方向においてはレ−ザビ−ムの像面湾曲の影響が低減さ
れるとともに、歪曲収差が適切な値に整えられ、さら
に、副走査方向に関して感光体50上で概ね直線となるよ
う上記偏向反射鏡22の面倒れによる影響が低減されて上
記感光体50に導かれる。
に応じて反射 (即ち、偏向) されたレ−ザビ−ムは、第
2の光学系30の第3及び第4のレンズ32,34を通過さ
れ、この第3及び第4のレンズ32,34によって、主走査
方向においてはレ−ザビ−ムの像面湾曲の影響が低減さ
れるとともに、歪曲収差が適切な値に整えられ、さら
に、副走査方向に関して感光体50上で概ね直線となるよ
う上記偏向反射鏡22の面倒れによる影響が低減されて上
記感光体50に導かれる。
【0032】尚、レ−ザビ−ムの一部は、上記水平同期
検出用ミラ−52aに導かれ、上記同期信号検出器52bに
向かって反射される。この検出器52bに入射されたレ−
ザビ−ムによって、上記感光体50に到達された際にプリ
ントすべき画像となるレ−ザビ−ムが出力されるタイミ
ングが規定されるとともに、上記レ−ザ素子12から次に
出力されるレ−ザビ−ムとの間隔が所望の数値に規定さ
れる。
検出用ミラ−52aに導かれ、上記同期信号検出器52bに
向かって反射される。この検出器52bに入射されたレ−
ザビ−ムによって、上記感光体50に到達された際にプリ
ントすべき画像となるレ−ザビ−ムが出力されるタイミ
ングが規定されるとともに、上記レ−ザ素子12から次に
出力されるレ−ザビ−ムとの間隔が所望の数値に規定さ
れる。
【0033】また、上記感光体50は、図示しない他の駆
動源によって駆動され、所定の方向に回転されること
で、自身の外周面全域にレ−ザビ−ム (画像) が露光さ
れる。この感光体50に露光されたレ−ザビ−ム(画像)
は、図示しない顕像手段によって可視化され、転写用材
料に転写される。尚、この感光体50への上記レ−ザビ−
ム (画像) の露光に際して、上記水平同期検出用反射ミ
ラ−52a及び水平同期検出器52bによって検出された水
平同期が利用されて、上記感光体50に到達された際にプ
リントすべき画像となるレ−ザビ−ムが上記感光体50に
到達されるタイミングが一定に維持される。
動源によって駆動され、所定の方向に回転されること
で、自身の外周面全域にレ−ザビ−ム (画像) が露光さ
れる。この感光体50に露光されたレ−ザビ−ム(画像)
は、図示しない顕像手段によって可視化され、転写用材
料に転写される。尚、この感光体50への上記レ−ザビ−
ム (画像) の露光に際して、上記水平同期検出用反射ミ
ラ−52a及び水平同期検出器52bによって検出された水
平同期が利用されて、上記感光体50に到達された際にプ
リントすべき画像となるレ−ザビ−ムが上記感光体50に
到達されるタイミングが一定に維持される。
【0034】次に、この発明の固定方法と従来からの固
定方法に関する強度試験の結果を詳細に説明する。ここ
で、試験対象物は、上記ハウジング40内に収容されてい
る第3及び第4のレンズ32,34、折返しミラ−36及び防
塵ガラス38等 (即ち、第2の光学系30) とし、それぞれ
を可視光硬化樹脂接着剤および紫外線硬化樹脂接着剤
A,B及びCによって接着固定した4種類の試料であ
る。また、試験内容は、落下試験1、熱衝撃試験、落下
試験2の順序とし、各試験後に各試料における上記構成
部材の剥がれ或いは脱落の有無を判定した。尚、各試料
の接着部品の接着箇所、接着剤の量、及び、接着剤硬化
時間は、以下の通りである。 [接着箇所]
定方法に関する強度試験の結果を詳細に説明する。ここ
で、試験対象物は、上記ハウジング40内に収容されてい
る第3及び第4のレンズ32,34、折返しミラ−36及び防
塵ガラス38等 (即ち、第2の光学系30) とし、それぞれ
を可視光硬化樹脂接着剤および紫外線硬化樹脂接着剤
A,B及びCによって接着固定した4種類の試料であ
る。また、試験内容は、落下試験1、熱衝撃試験、落下
試験2の順序とし、各試験後に各試料における上記構成
部材の剥がれ或いは脱落の有無を判定した。尚、各試料
の接着部品の接着箇所、接着剤の量、及び、接着剤硬化
時間は、以下の通りである。 [接着箇所]
【0035】防塵ガラス38: 底面両端部38a,38b、及
び、底面中央前後端部38c,38dの4か所‥‥‥ハウジ
ング40および固定用ガイド部材46a,46b (図4 (A)
参照);
び、底面中央前後端部38c,38dの4か所‥‥‥ハウジ
ング40および固定用ガイド部材46a,46b (図4 (A)
参照);
【0036】折返しミラ−36: 底面両端部36a,36bの
2か所‥‥‥固定用ガイド部材46a,46b (既に説明し
たように、防塵ガラス38及び折返しミラ−36に利用され
る固定用ガイド部材は共通である,図4 (B) 参照);
2か所‥‥‥固定用ガイド部材46a,46b (既に説明し
たように、防塵ガラス38及び折返しミラ−36に利用され
る固定用ガイド部材は共通である,図4 (B) 参照);
【0037】第4のレンズ34: 底面両端部34a,34b、
側面両端部34c,34d及び上面両端部34e,34fの6か
所‥‥‥ハウジング40および固定用ガイド部材44a,44
b (尚、上記第4のレンズ34は、紫外線を透過しないこ
とから、紫外線硬化樹脂接着剤A,B及びCが利用され
た例では、底面両端部34a,34b及び側面両端部34c,
34dの4箇所は除外,図4 (C) 参照);第3のレンズ3
2: 底面両端部及び側面両端部の4か所 (図示しない)
‥‥‥ハウジング40および固定用ガイド部材42a,42
b。 [接着剤の量] 約0.005g〜0.02g/1箇所。 [接着剤硬化時間]
側面両端部34c,34d及び上面両端部34e,34fの6か
所‥‥‥ハウジング40および固定用ガイド部材44a,44
b (尚、上記第4のレンズ34は、紫外線を透過しないこ
とから、紫外線硬化樹脂接着剤A,B及びCが利用され
た例では、底面両端部34a,34b及び側面両端部34c,
34dの4箇所は除外,図4 (C) 参照);第3のレンズ3
2: 底面両端部及び側面両端部の4か所 (図示しない)
‥‥‥ハウジング40および固定用ガイド部材42a,42
b。 [接着剤の量] 約0.005g〜0.02g/1箇所。 [接着剤硬化時間]
【0038】60sec/1箇所。尚、上記接着剤を硬
化させるために、図7に示されている硬化用光線照射装
置が利用されている。この装置は、少なくとも2本のロ
−ラに掛渡されたベルト62上に、上記ハウジング40が載
置されるワ−ク60を配置するとともに、上記ベルト62が
移動される領域のある区間に対して照明ランプユニット
64を配置し、上記ベルトを所望の速度で付勢すること
で、上記ハウジング40に対して一定時間だけ上記可視光
或いは紫外線を照射する。また、落下試験及び熱衝撃試
験の条件は、以下の通りである。 [落下試験] (1、2とも共通);
化させるために、図7に示されている硬化用光線照射装
置が利用されている。この装置は、少なくとも2本のロ
−ラに掛渡されたベルト62上に、上記ハウジング40が載
置されるワ−ク60を配置するとともに、上記ベルト62が
移動される領域のある区間に対して照明ランプユニット
64を配置し、上記ベルトを所望の速度で付勢すること
で、上記ハウジング40に対して一定時間だけ上記可視光
或いは紫外線を照射する。また、落下試験及び熱衝撃試
験の条件は、以下の通りである。 [落下試験] (1、2とも共通);
【0039】ハウジング40の上下面及び4側面の各6面
を順次下にして10cmの高さから木製の机の上に落下さ
せる (各1回) 。落下順序は1:ハウジング40の上面,
2〜5:4側面 (参考までに、図1に下線をいれた数字
を添える) 及び6:下面の順。尚、各試料 (光学装置)
の重量は1000gとする。 [熱衝撃試験]
を順次下にして10cmの高さから木製の机の上に落下さ
せる (各1回) 。落下順序は1:ハウジング40の上面,
2〜5:4側面 (参考までに、図1に下線をいれた数字
を添える) 及び6:下面の順。尚、各試料 (光学装置)
の重量は1000gとする。 [熱衝撃試験]
【0040】温度−20℃及び温度60℃の環境下に、
それぞれ、2時間放置 (1サイクル) 。このサイクルを
3サイクル繰返す (合計12時間) 。尚、湿度について
は特に規定しない。試験結果は、以下の表1の通りであ
る。
それぞれ、2時間放置 (1サイクル) 。このサイクルを
3サイクル繰返す (合計12時間) 。尚、湿度について
は特に規定しない。試験結果は、以下の表1の通りであ
る。
【0041】
【表1】
【0042】この表1の試験結果からも、上記ハウジン
グ40内に収容されている第3のレンズ32、第4のレンズ
34、折返しミラ−36および防塵ガラス38等の第2の光学
系30の各構成部材を可視光硬化性樹脂接着剤によってハ
ウジング40に接着固定した場合には、これらの各構成部
材を紫外線硬化樹脂接着剤A,B及びCでハウジング40
に接着固定した場合に比べて接着強度が高く、剥がれに
くいことは明らかである。
グ40内に収容されている第3のレンズ32、第4のレンズ
34、折返しミラ−36および防塵ガラス38等の第2の光学
系30の各構成部材を可視光硬化性樹脂接着剤によってハ
ウジング40に接着固定した場合には、これらの各構成部
材を紫外線硬化樹脂接着剤A,B及びCでハウジング40
に接着固定した場合に比べて接着強度が高く、剥がれに
くいことは明らかである。
【0043】
【表2】
【0044】表2には、上記可視光硬化性樹脂接着剤に
よるハウジング40と上記第3及び第4のレンズ32,34、
折返しミラ−36及び防塵ガラス38の接着固定に関して、
より堅牢且つ安定な接着を可能にするために、上記可視
光硬化性樹脂接着剤のみを用いて、さらに接着条件を変
化させた例が示されている。即ち、この表2の試験で
は、上記表1の試験において有益と認められた上記可視
光硬化性樹脂接着剤に関して、接着剤の量を厚さ (膜
厚) として管理するとともに、接着剤が硬化した状態で
の硬さ (硬度) から強度を考察している。尚、各試料に
対する試験は、上記表1に示されている例よりも過酷な
ものとし、落下試験及び温湿度試験を各1回上記表1の
例よりも、さらに増加させている。また、温湿度試験の
条件は、以下の通りである。 [温湿度試験]温度60℃及び湿度85%の高温高湿環境
下に、24時間放置。
よるハウジング40と上記第3及び第4のレンズ32,34、
折返しミラ−36及び防塵ガラス38の接着固定に関して、
より堅牢且つ安定な接着を可能にするために、上記可視
光硬化性樹脂接着剤のみを用いて、さらに接着条件を変
化させた例が示されている。即ち、この表2の試験で
は、上記表1の試験において有益と認められた上記可視
光硬化性樹脂接着剤に関して、接着剤の量を厚さ (膜
厚) として管理するとともに、接着剤が硬化した状態で
の硬さ (硬度) から強度を考察している。尚、各試料に
対する試験は、上記表1に示されている例よりも過酷な
ものとし、落下試験及び温湿度試験を各1回上記表1の
例よりも、さらに増加させている。また、温湿度試験の
条件は、以下の通りである。 [温湿度試験]温度60℃及び湿度85%の高温高湿環境
下に、24時間放置。
【0045】上記接着剤の厚さ (膜厚) を管理する方法
として、図5及び図6に示されている固定装置を用いて
いる。即ち、図5には、上記第4のレンズ34を固定する
ための装置、及び、図6には、上記折返しミラ−36を固
定するための装置が、それぞれ、示されている。
として、図5及び図6に示されている固定装置を用いて
いる。即ち、図5には、上記第4のレンズ34を固定する
ための装置、及び、図6には、上記折返しミラ−36を固
定するための装置が、それぞれ、示されている。
【0046】図5における固定部材54a,54bは、それ
ぞれ、上記ハウジング40における上記固定用ガイド部材
44a及び44b、及び、上記リブ44c及び44dに対して、
それぞれ、最適な押圧力(矢印A及びBで示される荷重
が与えられることで、所望の押圧力が発生される) を提
供できる。尚、上記 (矢印A及びBで示される) 荷重の
大きさは、図示しないマイクロヘッド機構等によって、
上記接着剤の厚さ(膜厚) が所望の厚さ、例えば、5,
10,60,100及び500になるよう規定される。
また、図6における固定部材56a,56bは、それぞれ、
上記ハウジング40における上記固定用ガイド部材46a及
び46bに対して、それぞれ、最適な押圧力 (矢印aで示
される荷重が与えられることで、所望の押圧力が発生さ
れる) を提供できる。尚、上記荷重aは、図5に示され
ている例と同様の方法によって規定される。
ぞれ、上記ハウジング40における上記固定用ガイド部材
44a及び44b、及び、上記リブ44c及び44dに対して、
それぞれ、最適な押圧力(矢印A及びBで示される荷重
が与えられることで、所望の押圧力が発生される) を提
供できる。尚、上記 (矢印A及びBで示される) 荷重の
大きさは、図示しないマイクロヘッド機構等によって、
上記接着剤の厚さ(膜厚) が所望の厚さ、例えば、5,
10,60,100及び500になるよう規定される。
また、図6における固定部材56a,56bは、それぞれ、
上記ハウジング40における上記固定用ガイド部材46a及
び46bに対して、それぞれ、最適な押圧力 (矢印aで示
される荷重が与えられることで、所望の押圧力が発生さ
れる) を提供できる。尚、上記荷重aは、図5に示され
ている例と同様の方法によって規定される。
【0047】また、接着剤が硬化した状態での硬さ (硬
度) については、ショア硬さ試験法にてAスケ−ルを参
照し、それぞれ、60,80及び100に対応する接着
剤を利用している。図8には、上記ショア硬さ試験法に
てAスケ−ルにおける各ランク (即ち、A60,A80
及びA100) によって規定された接着剤の硬度と接着
剤の膜厚とを変化させた場合の引張りせん断強度 (Kg/
cm2 ) が示されている。
度) については、ショア硬さ試験法にてAスケ−ルを参
照し、それぞれ、60,80及び100に対応する接着
剤を利用している。図8には、上記ショア硬さ試験法に
てAスケ−ルにおける各ランク (即ち、A60,A80
及びA100) によって規定された接着剤の硬度と接着
剤の膜厚とを変化させた場合の引張りせん断強度 (Kg/
cm2 ) が示されている。
【0048】この図8及び上記表2から明らかなよう
に、接着剤の膜厚が10μm乃至100μm、且つ、硬
度ショアA60乃至A100の範囲で、良好な結果が得
られている。尚、熱衝撃試験 (環境試験) の結果をふま
え、余裕率を概ね200%とすると、より好ましくは、
硬度ショアA80以下、且つ、膜厚が10μm乃至10
0μmに規定することで、最も強度が得られる。なお、
上述した方法及び装置は単なる例に過ぎず、この分野の
技術を有するものであれば上記説明を基にしてこの発明
をいかようにも変形できることはいうまでもない。例え
ば、上記実施例では、第2の光学系、即ち、第3のレン
ズ32、第4のレンズ34、折返しミラ−36及び防塵ガラス
38等について開示されているが、第1の光学系10の各構
成部材に対して利用されてもよい。さらに、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できること
は勿論である。
に、接着剤の膜厚が10μm乃至100μm、且つ、硬
度ショアA60乃至A100の範囲で、良好な結果が得
られている。尚、熱衝撃試験 (環境試験) の結果をふま
え、余裕率を概ね200%とすると、より好ましくは、
硬度ショアA80以下、且つ、膜厚が10μm乃至10
0μmに規定することで、最も強度が得られる。なお、
上述した方法及び装置は単なる例に過ぎず、この分野の
技術を有するものであれば上記説明を基にしてこの発明
をいかようにも変形できることはいうまでもない。例え
ば、上記実施例では、第2の光学系、即ち、第3のレン
ズ32、第4のレンズ34、折返しミラ−36及び防塵ガラス
38等について開示されているが、第1の光学系10の各構
成部材に対して利用されてもよい。さらに、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できること
は勿論である。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、可視光が照射される
ことで硬化する可視光硬化性樹脂接着剤によって、ハウ
ジング内に収容された結像光学系とハウジングとを接着
固定させたことで、強度的に十分満足されるとともに、
固定作業の作業時間が短縮可能となる。また、上記各構
成部材をハウジングに固定する際に使用する板ばね材、
ねじなどの固定部品の点数を削減することができること
から、組立てコスト及び部品コストが低減される。
ことで硬化する可視光硬化性樹脂接着剤によって、ハウ
ジング内に収容された結像光学系とハウジングとを接着
固定させたことで、強度的に十分満足されるとともに、
固定作業の作業時間が短縮可能となる。また、上記各構
成部材をハウジングに固定する際に使用する板ばね材、
ねじなどの固定部品の点数を削減することができること
から、組立てコスト及び部品コストが低減される。
【0050】さらに、可視光硬化樹脂接着剤が利用され
ることで、紫外線硬化樹脂接着剤に見られるオゾンの発
生或いは発熱を防止することができる。このことは、同
時に、接着時の熱によるハウジング及びプラスチックレ
ンズの変形を防止できる。
ることで、紫外線硬化樹脂接着剤に見られるオゾンの発
生或いは発熱を防止することができる。このことは、同
時に、接着時の熱によるハウジング及びプラスチックレ
ンズの変形を防止できる。
【図1】この発明の一実施例が利用されている光学装置
における各構成部材の装着状態を示す斜視図。
における各構成部材の装着状態を示す斜視図。
【図2】図1に示されている光学装置における概略構成
及び主走査方向に関する光学特性を示す平面図。
及び主走査方向に関する光学特性を示す平面図。
【図3】図1に示されている光学装置における概略構成
及び図2示されている主走査方向に直交する副走査方向
の偏向角0°の状態を示す縦断面図。
及び図2示されている主走査方向に直交する副走査方向
の偏向角0°の状態を示す縦断面図。
【図4】図1に示されている光学装置に組込まれる構成
部材と接着剤と位置関係を示す概略図であって、 (A)
は、防塵ガラスを示す斜視図、 (B) は、折返しミラ−
を示す斜視図、 (C) は、第4のレンズを示す斜視図。
部材と接着剤と位置関係を示す概略図であって、 (A)
は、防塵ガラスを示す斜視図、 (B) は、折返しミラ−
を示す斜視図、 (C) は、第4のレンズを示す斜視図。
【図5】第4のレンズをハウジングに固定する方法を示
す概略図。
す概略図。
【図6】折返しミラ−をハウジングに固定する方法を示
す概略図。
す概略図。
【図7】図1に示されている光学装置に組込まれる構成
部材に塗布された接着剤を硬化させるために利用される
装置を示す概略図。
部材に塗布された接着剤を硬化させるために利用される
装置を示す概略図。
【図8】可視光硬化樹脂接着剤に関し、接着剤の量を厚
さ (膜厚) として管理するとともに、接着剤が硬化した
状態での硬さ (硬度) との組合わせにおける強度の差を
示すグラフ。
さ (膜厚) として管理するとともに、接着剤が硬化した
状態での硬さ (硬度) との組合わせにおける強度の差を
示すグラフ。
2…光学装置本体,10…発光ユニット,12…半導体レ−
ザ,14…第1のレンズ,16…第2のレンズ,18…絞り,
20…光偏向装置,22…偏向反射鏡,24…スキャナモ−
タ,30…第2の光学系,32…第3のレンズ,34…第4の
レンズ,36…折返しミラ−,38…防塵ガラス,40…ハウ
ジング,42a,42b,44a,44b,46a及び46b…固定
用ガイド部材,50…感光体。
ザ,14…第1のレンズ,16…第2のレンズ,18…絞り,
20…光偏向装置,22…偏向反射鏡,24…スキャナモ−
タ,30…第2の光学系,32…第3のレンズ,34…第4の
レンズ,36…折返しミラ−,38…防塵ガラス,40…ハウ
ジング,42a,42b,44a,44b,46a及び46b…固定
用ガイド部材,50…感光体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 健 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 古川 公昭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内
Claims (3)
- 【請求項1】ハウジング内に配置され、光ビ−ムを走査
対象物に対して走査する光走査手段と、この光走査手段
で走査された上記光ビ−ムを前記走査対象物に結像させ
る光学素子を含む結像光学系とを備えた光学装置におい
て、 可視光の照射によって硬化する可視光硬化性樹脂接着剤
によって前記結像光学系を上記ハウジングに接着固定さ
せたことを特徴とする光学装置。 - 【請求項2】光ビ−ムを走査対象物に対して走査する光
走査手段と、この光走査手段で走査された上記光ビ−ム
を前記走査対象物に結像させるト−リック面を有する光
学素子を含む結像光学系とを備えた光学装置において、 硬化された状態の硬度がショア硬さ試験法にてAスケ−
ル80以下である可視光硬化性樹脂接着剤によって前記
結像光学系を接着固定させることを特徴とする光学装置
の固定方法。 - 【請求項3】光ビ−ムを走査対象物に対して走査する光
走査手段と、この光走査手段で走査された上記光ビ−ム
を前記走査対象物に結像させるト−リック面を有する光
学素子を含む結像光学系とを備えた光学装置において、 硬化された状態の硬度がショア硬さ試験法にてAスケ−
ル80以下である可視光硬化性樹脂接着剤を厚さ10μ
m乃至100μm供給することで前記結像光学系を接着
固定させることを特徴とする光学装置の固定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4017028A JPH0580268A (ja) | 1991-06-28 | 1992-01-31 | 光学装置及びその固定方法 |
US07/882,129 US5245481A (en) | 1991-06-28 | 1992-05-13 | Optical unit and method of fixing optical elements in optical unit |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15797691 | 1991-06-28 | ||
JP3-157976 | 1991-06-28 | ||
JP4017028A JPH0580268A (ja) | 1991-06-28 | 1992-01-31 | 光学装置及びその固定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580268A true JPH0580268A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=26353486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4017028A Pending JPH0580268A (ja) | 1991-06-28 | 1992-01-31 | 光学装置及びその固定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5245481A (ja) |
JP (1) | JPH0580268A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008003145A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | レーザ走査光学装置 |
JP2009116042A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Konica Minolta Business Technologies Inc | レーザ走査光学装置 |
US7847811B2 (en) | 2006-04-28 | 2010-12-07 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical scanner |
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US8948645B2 (en) | 2010-10-05 | 2015-02-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical scanning apparatus |
JP2015206832A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | キヤノン株式会社 | 光走査装置及び画像形成装置 |
US9531900B2 (en) | 2013-09-06 | 2016-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical scanning apparatus and image forming apparatus |
US9692926B2 (en) | 2013-09-06 | 2017-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical scanning apparatus and image forming apparatus |
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US5684884A (en) * | 1994-05-31 | 1997-11-04 | Hitachi Metals, Ltd. | Piezoelectric loudspeaker and a method for manufacturing the same |
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US6011577A (en) * | 1997-06-30 | 2000-01-04 | Polaroid Corporation | Modular optical print head assembly |
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KR101239967B1 (ko) * | 2007-03-28 | 2013-03-06 | 삼성전자주식회사 | 광학유닛, 이를 포함하는 화상형성장치 및 그 광학소자 |
JP5531910B2 (ja) * | 2010-10-26 | 2014-06-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 光走査装置および画像形成装置 |
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JPS61223716A (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-04 | Olympus Optical Co Ltd | 光学部品の保持装置 |
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US4943127A (en) * | 1988-12-20 | 1990-07-24 | Spectra-Physics, Inc. | Multi-faceted optical device for laser scanner |
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-
1992
- 1992-01-31 JP JP4017028A patent/JPH0580268A/ja active Pending
- 1992-05-13 US US07/882,129 patent/US5245481A/en not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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