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JPH0580508U - 切削油濾過装置 - Google Patents

切削油濾過装置

Info

Publication number
JPH0580508U
JPH0580508U JP2951292U JP2951292U JPH0580508U JP H0580508 U JPH0580508 U JP H0580508U JP 2951292 U JP2951292 U JP 2951292U JP 2951292 U JP2951292 U JP 2951292U JP H0580508 U JPH0580508 U JP H0580508U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting oil
rotary cylinder
cutting
chips
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2951292U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2575907Y2 (ja
Inventor
祥祐 伊勢
重孝 小宮
光男 山崎
敏雄 近藤
和男 小林
昭久 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP1992029512U priority Critical patent/JP2575907Y2/ja
Publication of JPH0580508U publication Critical patent/JPH0580508U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575907Y2 publication Critical patent/JP2575907Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切削油の貯留槽上に回転筒体が傾斜配置さ
れ、該筒体の長手方向中間部に濾網を有する切削油濾過
装置の濾網の目詰りを、工場のエアラインの圧縮空気を
使用することなく、貯留槽の濾過済の切削油の一部を吹
き当てて防止でき、かつ切削油を十分除去した切粉を排
出できる切削油濾過装置を得ること。 【構成】 回転筒体の回転によって上昇する側の濾網
に、該濾網の斜め下方から、貯留槽内の切削油を汲み上
げて吹き当てると共に、回転筒体の回転速度を可変とし
た構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は切削加工機に使用する切削油から加工物の切削によって発生した切粉 を除去する切削油の濾過装置であって、前記切削加工機から排出され前記濾過装 置によって濾過された切削油の貯留槽上に、中心線のまわりに回転する回転筒体 が傾斜配置され、該回転筒体の長手方向中間部が濾網を以て形成され、該回転筒 体の低い方の一端の開口部から切粉を伴って流入する切削油が前記濾網を透過し て前記貯留槽内に流下し、切削油から分離した前記濾網上の切粉が、前記回転筒 体の内周面にそって形成された螺線状の案内羽根によって前記回転筒体の回転に 伴って、該回転筒体の他端に向って移動し、該他端から排出されるものの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
実開昭64−4540号によって開示されている上記構成の切削油の濾過装置 においては回転筒体の濾網部分の上方に、該濾網部分と相対して複数個の空気吹 出口が開口するパイプを、回転筒体の中心線と平行に配置し、前記空気吹出口か ら吹き出される圧縮空気を濾網に吹き当てることによって、濾網が切粉によって 目詰りするのを防止しているが、一つの工場内で切削油の濾過装置が多数使用さ れる場合には、圧縮空気が多量に使用されて工場のエアラインの圧力が低下し、 圧縮空気を使用する他の機器に支障を来たすと云う問題がある。
【0003】 濾網を目詰りさせる切粉を、濾網から除去するのに必要な運動量を、密度の小 さい空気の流れによって得るためには空気の流速を高くしなければならず、その ため消費される空気量が多量となるのに対して、切削油の濾過装置で濾過された 貯留槽内の切削油の一部をポンプで汲み上げて濾網に吹き当てれば、液体である 切削油の密度は空気の密度よりも大きいから、運動量が大きく、有効に目詰りを 防止できるばかりでなく、エアラインを使用する装置に支障を来たすことがない と云う利点があるが、切削油が十分に除去されない切粉が、該濾過装置から排除 されると云う問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記切削油の貯留槽内の切削油の一部を汲み上げて回転筒体の濾網に吹きつけ ることによって、切粉による濾網の目詰りを防止し、而も切削油が十分除去され た切粉を回転筒体から排出することができる切削油濾過装置を得ることが本考案 の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
下記構成によって本考案の課題は解決された。即ち回転筒体の回転によって上 昇する側の濾網部分に、該濾網部分の斜め下方から貯留槽内の切削油を汲み上げ て吹きつけるノズルを複数個線状に配置すると共に、回転筒体の回転速度を可変 とし、切削油を除去しながら切粉が回転筒体の前記他端、即ち切粉排出側端に至 るまでの時間を選択可能とした構成。
【0006】
【作用】
切削油から分離した濾網上の切粉の一部は回転筒体の回転によって、濾網に乗 って上昇するが、切削油を吹き出すノズルが、回転によって上昇する側の斜め下 方に配置されているから、切粉は上昇過程で早期に、断面円形の最低位置に落さ れ、螺線状案内羽根による送りが促進される。
【0007】 吹き出された切削油の一部は濾網に当って撥ね返されるが液体である切削油は 密度が、気体である空気よりも大きいから運動量が大きく、濾網を透過する力が 強く、濾網に引っかかっている切粉を有効に除去して目詰りを防止できる。
【0008】 切削油が吹きつけられている濾網の領域から回転筒体の切粉が排出側端に向っ て送り出され、切削油で濡れている切粉の一部は回転筒体の内面に付着して、回 転に伴って上昇し、他の部分は重力によって回転筒体の円形断面の最低位置付近 に落ち、螺線状案内羽根にそって開放端に向って移動し、その間に切粉に付着し ている切削油は、濾網領域では該濾網を透過して貯留槽内に流下するか又は、目 詰りによって濾網を透過出来なかった切削油は円形断面最低位置が形成する斜面 にそって流下し、切削油が吹きつけられている濾網領域で、濾網に吹きつけられ て回転筒体内部に入った切削油と共に濾網を透過して貯留槽内に流下する。濾網 でない領域まで送り出された切粉に残留している切削油は、円形断面最低位置が 形成する斜面にそって濾網領域に向って流下する。
【0009】 切粉が、濾網領域の、切削油が吹きつけられている領域から出て回転筒体から 排出されるまでの時間が、切粉から切削油が取除かれるに必要な時間となる様に 、回転筒体の回転速度を調節することができるから、切削油が十分除去された切 粉が排出される。
【0010】
【実施例】
図1から図4に至る各図は本考案の切削油濾過装置の実施例を示し、図1は一 部断面をとった側面図、図2は図1のA矢視図、図3は図2のB矢視図、図4は 図3のC矢視図である。各図において、符号1は切削油の貯留槽、2は前記貯留 槽1の上に傾斜配置された回転筒体、3は前記回転筒体2の長手方向中間部を形 成する濾網であって、該濾網3の長手方向の両側の筒体部分は例えば鋼板からな る。
【0011】 4は濾網3よりも低い側の鋼板からなる筒体部分を、5は濾網3よりも高い側 の鋼板からなる筒体部分を示し、前記筒体部分4と、筒体部分5とは複数の帯状 体6で一体に結合されている。
【0012】 7は前記回転筒体2の一端を形成する前記筒体部分4の端部壁体で、開口部8 を有し、該開口部8からシュート9によって切削加工機から流出する切削油が切 粉を伴って回転筒体2内に流入する。流入した切削油は濾網3上に切粉を残し、 濾網3を透過して貯留槽1内に流下する。
【0013】 10は前記回転筒体2の開放された他端、即ち前記筒状部分5の開放端、11 は前記回転筒体2の内周面にそって形成された螺線状案内羽根で、回転筒体2の 回転に伴って濾網3上で切削油から分離した切粉を前記他端10に向って移動さ せる。
【0014】 12は前記回転筒体2の筒面外周4カ所を支持するローラ、13は前記端部壁 体7を支持するローラ、14は回転筒体2の前記筒状部分4の外周に形成した大 歯車、15は前記大歯車14と噛合う小歯車で、ベルト16を介して可変速モー タ17によって駆動される。18は可変速モータ17の制御箱である。
【0015】 19は前記回転筒体2の濾網3に向って外方から切削油を吹きつける複数個の ノズルが線状に開口するパイプ、20はポンプで貯留槽1内の切削油を汲み上げ 、前記パイプ19に圧送して、該パイプ19に開口するノズルから濾網3に向っ て回転筒体2の径方向に吹きつける。該パイプ19は回転筒体2の矢印21方向 の回転によって上昇する側の濾網3部分の斜め下方に配置されている。更に具体 的に例を挙げれば、図2において、回転筒体2の中心線と、該中心線と交わる水 平直線22に対して下方に向って20度傾斜した直線とを含む平面内で前記濾網 3から30mm離れた位置に3/8インチガス管を配置し、該ガス管に、径4m mのノズルを10個開口し、パイプ19内の切削油の圧力を約0.8kg/cm とした。図2及び図4において23は濾網3に吹きつけられる切削油を、図3 及び図4において24は吹きつける切削油の流量を調節するバルブである。
【0016】 図4において濾網3の切削油が吹きつけられる領域Rを矢印25方向に通り過 ぎた切粉は、作用の欄で述べた経過によって切削油が除去されるが、該切粉が開 放端10に到達するまでに切削油が十分除去される様に前記可変速モータ17の 回転速度、従って回転筒体2の回転速度を調節する。尚図は省略するがノズル周 辺に、切削油が飛散する覆いを施すことは勿論である。
【0017】
【考案の効果】 上述の通り濾過された切削油自体を濾網に吹き当てることによって、工場のエ アラインの圧縮空気を使用することなく、濾網の目詰りを防止でき、而も十分切 削油を除去した後に切粉を排出することができる切削油濾過装置を得ることがで きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の切削油濾過装置の一部断面をとった側
面図
【図2】図1のA矢視図
【図3】図2のB矢視図
【図4】図3のC矢視図
【符号の説明】
1 切削油の貯留槽 2 回転筒体 3 濾網 4 濾網より低い側の鋼板からなる筒体部分 5 濾網より高い側の鋼板からなる筒体部分 6 帯状体 7 端部壁体 8 開口部 9 シュート 10 切粉が排出される開放端 11 螺線状案内羽根 12 筒面外周を支持するローラ 13 端部壁体を支持するローラ 14 大歯車 15 小歯車 16 ベルト 17 可変速モータ 18 制御箱 19 複数のノズルが線状に開口するパイプ 20 ポンプ 21 回転方向を示す矢印 22 水平直線 23 濾網に吹きつけられる切削油 24 バルブ 25 切粉の進行方向を示す矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 33/58 B23Q 11/00 U 7908−3C (72)考案者 近藤 敏雄 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原工場内 (72)考案者 小林 和男 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原工場内 (72)考案者 志村 昭久 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削加工機に使用する切削油から、加工
    物の切削によって発生した切粉を除去する切削油濾過装
    置であって、前記切削加工機から排出され前記濾過装置
    によって濾過された切削油の貯留槽(1)上に、中心線
    のまわりに回転する回転筒体(2)が傾斜配置され、該
    回転筒体(2)の長手方向中間部が濾網(3)を以て形
    成され、該回転筒体(2)の低い方の一端の開口部
    (8)から切粉を伴って流入する切削油が、前記濾網
    (3)を透過して前記貯留槽(1)内に流下し、切削油
    から分離した前記濾網(3)上の切粉が、前記回転筒体
    (2)の内周面にそって形成された螺線状案内羽根(1
    1)によって前記回転筒体(2)の回転に伴い、該回転
    筒体(2)の他端(10)に向って移動し、該他端(1
    0)から排出されるものにおいて、前記濾網(3)が切
    粉によって目詰りするのを防止するため、前記回転筒体
    (2)の回転によって上昇する側の濾網(3)部分に、
    該濾網(3)部分の斜め下方から、前記貯留槽(1)内
    の切削油を汲み上げて吹きつけるノズルを複数個線状に
    配置すると共に、前記回転筒体(2)の回転速度を可変
    とし、切削油を除去しながら切粉が前記他端(10)に
    至るまでの時間を選択可能とした切削油濾過装置。
JP1992029512U 1992-04-07 1992-04-07 切削油濾過装置 Expired - Lifetime JP2575907Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992029512U JP2575907Y2 (ja) 1992-04-07 1992-04-07 切削油濾過装置

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JP1992029512U JP2575907Y2 (ja) 1992-04-07 1992-04-07 切削油濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0580508U true JPH0580508U (ja) 1993-11-02
JP2575907Y2 JP2575907Y2 (ja) 1998-07-02

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ID=12278156

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JP1992029512U Expired - Lifetime JP2575907Y2 (ja) 1992-04-07 1992-04-07 切削油濾過装置

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JP (1) JP2575907Y2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100813787B1 (ko) * 2007-03-29 2008-03-13 박미선 연삭액 칩 분리장치
KR100813786B1 (ko) * 2007-03-29 2008-03-13 박미선 연삭액 칩 분리장치
CN115122108A (zh) * 2022-05-18 2022-09-30 浙江科腾精工机械股份有限公司 一种大型螺母端面高精度切削加工设备
KR102618524B1 (ko) * 2023-06-12 2023-12-28 케이비트주식회사 폐절삭유와 칩의 분리회수장치

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JP2575907Y2 (ja) 1998-07-02

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